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CFでコロナ禍乗り越え 釈迦内サンフラワープロジェクト 支援総額107万円

2020-12-05
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本年度の活動の主体となり、懸命に取り組んできた5年生(釈迦内小)
 ヒマワリ栽培を通して、地域活性化を目指す大館市釈迦内地区の「釈迦内サンフラワープロジェクト(SP)」実行委員会(日景賢悟実行委員長)によるクラウドファンディング(CF)が11月末で終了した。総額107万1000円が寄せられ、目標として掲げていた70万円を達成。新型コロナウイルスの影響で販路を失った厳しい状況の中、新たな活路を見い出し、逆境を乗り越えた。
 SPは、ヒマワリを育て種から採取した油を食用油などに加工、販売する取り組み。
釈迦内小(花田一雅校長、児童237人)、地区の婦人会やまちづくり協議会などでつくる同委員会が展開しており、収益金を同校の宿泊体験学習などに充てている。
 節目の10年目となる今年は、新型コロナウイルス感染防止のため、スーパーでの対面販売が中止に。市内イベントでの出店もできなかったため、秋田銀行などが運営する「FAN AKITA(ファンあきた)」と連携したCFを企画した。
 来年度の宿泊体験学習に向けてSP活動を続けていこうと、5年生44人が主体となり、5月からCFの準備を開始。ヒマワリ油を返礼品として支援を受ける「購入型」に取り組んだ。
 返礼品は収穫したヒマワリ油3本と、油を使用した手作りドレッシング4本を合わせたギフトセット(税込み7000円)。11月6日から募集をスタートさせ、東京、福岡、沖縄など県内外の118人から153口の支援があった。
 初の取り組みに挑戦し、成功させた同校5年の大坂谷紗華さんは「私たちの思いをうまく伝えるにはどうすればいいのか、みんなで何度も話し合った。無事にクリアでき、思いが伝えられたと思う」と安堵(あんど)の表情を見せた。木村旭希さんは「うれしいという言葉しか思い浮かばない。他の言葉じゃ言い表せない」と笑顔をはじけさせた。渡部流聖さんは「コロナの影響がいつまで続くかわからないが、来年は今年以上の成果を上げられるよう、みんな一丸となって取り組んでいきたい」と早くも意気込んでいた。
 返礼品は現在、児童たちが12月上旬の発送を目指して、PTA、教職員らとともに準備作業に取り組んでいる。日景委員長は「達成したことも大事だが、コロナ禍の中、子どもたちがあきらめない心を持って、挑戦したということが何よりも大きな収穫。今回集まった支援金を有効活用して、来年度以降の活動につなげていきたい」と述べた。

 
 

秋田内陸線 故・矢口高雄さんを追悼 急行にヘッドマーク掲げる

2020-12-05
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急行に掲げられた矢口さん追悼のヘッドマーク
 秋田内陸縦貫鉄道(吉田裕幸社長)は秋田内陸線の応援大使「スマイルレール・アンバサダー」を務めた横手市出身の漫画家・矢口高雄さん(享年81)への感謝の意を込め、4日から急行「もりよし号」にヘッドマークを掲げている。2021年1月7日まで。
 「釣りキチ三平」などの作者として有名な矢口さんは、阿仁地区などを舞台にマタギの姿を描いた漫画を世に出している。同市阿仁地区に本社を置く同社ではマタギにゆかりのある矢口さんに応援大使への就任を依頼し、19年4月に第1号の大使として矢口さんを委嘱した。
 矢口さんの訃報を受け、同社は内陸線を応援への感謝の意を込めた追悼メッセージを入れたヘッドマークを、約1カ月掲げることにした。ヘッドマークは直径80㌢。阿仁マタギの少年をイメージした市公認キャラクター「かけるくん」のカラーイラストのほか、「ありがとうございました」とメッセージが書かれている。
 初日の4日は、鷹巣駅にヘッドマークを掲げた急行もりよし2号が到着。列車から降りた利用客らはヘッドマークを見つめたり、写真を撮影したりしていた。
 ヘッドマークは急行のもりよし1号(阿仁合駅午前9時15分発、角館駅午前10時23分着)、同2号(角館駅午前11時5分発、鷹巣駅午後1時7分着)、同3号(鷹巣駅午後2時38分発、角館駅午後4時35分着)に掲げている。同社によると、「都合により列車の前面に掲出できない場合や、掲出できないこともある」としている。
 このほか阿仁合駅2階では、横手市増田まんが美術館で開催中の「矢口高雄画業50周年記念展」と連携したパネル展も開いている。
 
 

秋田杉がふんだんに 大館市の新庁舎 25日完成、5月開庁 市議会総財委が視察

2020-12-04
 大館市の12月定例議会は3日、総務財政常任委員会(武田晋委員長)が現地調査を行った。25日に完成予定の新庁舎(6階建て)では、秋田杉がふんだんに使われたエントランスホールや交流モール、議場などを視察。「明るく、ゆっくりできそう」「5階展望ロビーからの眺めが良い」との感想が聞かれたほか、「訪問しやすい市役所になればいい」と新たな行政拠点に期待する声もあった。
 新庁舎は基礎免震構造の鉄骨造り、延べ床面積7330平方㍍。震度6強でも構造体を補修することなく使用できることを目標とし、職員や来庁者の安全と機能の確保を図るために免震装置を採用した。
 1、2階は市民部や福祉部などの窓口を集約。市民活動に利用できる「協働スペース」「交流モール」、キッズスペースや授乳室、エレベーターなども設ける。
 3階は産業部の執務フロア、さまざまな利用目的に応じた会議室を配置する。4階は災害時の迅速な対応を実現するため、防災対策室を中心に市長・副市長室や総務部を近接させ、備蓄倉庫も置く。
 5階には議場や委員会室、議会事務局などを配置する。傍聴席には車いす用のスペースも確保。鳳凰山の大文字が見える展望ロビーも整備した。6階部分は機械室などを置く。開庁は来年5月の予定。
 現庁舎は解体し、跡地に駐車場を整備する。隣接する桂城公園との一体化を図り、観光バスやタクシー、障害者用車両などが寄りつけるスペースも確保する。総事業費は49億9050万円。
 委員からは「全体的に明るい」「キッズスペースもあり、ゆっくりできそう」「木のぬくもりに包まれる感じがする」などの声が聞かれた。
 このほか、市内の工場で行われている鉄道車両「青ガエル」の塗装修繕も視察した。
 
1階エントランスホールと執務スペース
2階へ続く階段と交流モール

津谷氏が4選出馬へ 北秋田市長選 12月議会で正式表明

2020-12-04
 任期満了に伴う北秋田市長選(3月28日告示、4月4日投開票)に現職の津谷永光市長(69)が4選を目指して立候補する意向を固めたことが3日、関係者への取材で分かった。10日開会の市議会12月定例会で正式に表明する見通し。
 津谷氏は9月の定例会見で「年末までに考えをまとめたい」と発言し、出馬は既定路線と受け止められていた。10月に後援会幹部から出馬要請を受け、意向を伝えた。取材に対し「前向きに検討してきた。出馬にあたっての考え方は市議会で示したい」と述べた。
 慶大卒。1987年県議に初当選し連続6期。2001年県議会議長、年自民党県連会長などを歴任。県議6期目の途中で辞職し年の市長選に初当選した。年の前回選は無投票当選した。3期目。
 これまで市長選に立候補を表明した人はいない。
 

苦境の旅行業界 近隣旅の需要に活路 年末年始の長距離旅減 コロナ対応に模索続く

2020-12-04
近隣への旅行をアピールする販促物などが設置された店内(秋北航空サービス大館営業所)
 新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされている旅行会社は、国の観光支援事業「Go To トラベル」の一部地域除外など刻々と状況が変化する中、年末年始に向けて新たな需要に対応しようと模索している。注目が集まっている近隣地域への旅行形態「マイクロツーリズム」の客を取り込もうと日帰りツアーのプランを提供するなど、売り上げ回復に努めている。
 秋北航空サービス大館営業所では11、12月の売り上げは昨年同期比で6割ほど。GoToトラベル関連の売り上げを除くと約3割まで減少するという。年末は飛行機を利用した関東圏などへの長距離旅行が稼ぎ頭だったが、今年は大幅に減少。同所の笹川憲営業課長は「例年なら東京や北海道などへ旅行する人が多いが、今年は自粛や制限がかけられ皆無だ。帰省客も少なく、先行きは厳しい」と話す。
 新型コロナウイルス収束後にも懸念があり、現在の割引価格が当たり前になってしまわないかと不安を感じている。「現状では代金のおよそ半額がクーポンや割引でまかなえる。本来の価格帯に戻った時に『高い』と感じ、旅行を控える消費心理になってしまわないか」と話し、国支援終了後も地方自治体による息の長いサポートを求めている。
 冷え込む旅行需要だが、安全性が高い近隣への旅行を行う「マイクロツーリズム」に需要の高まりも感じているという。「GoToに回数制限はない。秋田や青森などの近場に助成を受けて何度も旅行をするというお客さまも増えている」と顧客心理の変化を分析している。
 現在は年末に向けて、近隣の秋田・青森への「お買い物日帰りバスツアー」を販売している。最新車両を活用しバスの乗客数を約50%に制限、定期的に車内の換気を行うなど安全安心な旅の提供に力を注いでいる。「国から市町村までさまざまな制度がある。宿のみやバス旅、飛行機を利用した各種制度や観光地エリアの情報など、まずは店頭で気軽に相談してほしい」と話した。
 
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小林悦次氏が返り咲き 上小阿仁村長選 前議長との一騎打ち制す

2020-11-30
万歳三唱し返り咲きを喜ぶ小林悦次氏㊥(五反沢児童館)
 中田吉穂村長の死去に伴う上小阿仁村長選挙は29日、投開票が行われ、前職で農業の小林悦次氏(66)=五反沢=が886票を獲得、新人で会社員の小林信氏(59)=小沢田=を破り、村長の座に返り咲いた。投票率は前回(86・36%)を1・31ポイント下回る85・05%だった。
 小林悦次氏は「村長が不在で、副村長や監査委員もいない現在の緊急事態を、早急に正常化する。村長の経験を生かしすぐ対応できる」などと訴え、豊富な行政経験と中田氏の前に町長を1期務めた実績をアピール。少子高齢化対策や農林業に関する政策に加え、新型コロナウイルスへの対応なども公約に掲げた選挙戦を展開した。加えて、中田氏が地盤とした大票田の沖田面地区に選挙事務所を置いたことも奏功し、支持を拡大。勝利をつかみ取った。
 一方、小林信氏は議会議員や議長を務めた実績を強調しながら「村にとって危機的状況の中、混迷を起こした人に村政を任せていいものか。立て直すには、住民と行政、議会が1つになることが大切。前進させたい」と訴えた。政策面では高齢者の生活支援や働く場の創設、若者定住の環境づくりなどを掲げ、地盤とする小沢田など村北部の集落に加えて中田氏が地盤とした沖田面地区でも積極的な運動を展開したが、135票届かなかった。
 

「ニンギョ様」で疫病退散 大館市松峰で「まつり」 住民が担ぎ練り歩く

2020-11-30
人形を担いで町内を練り歩く住民ら(大館市松峰)
 大館市松峰地区で29日、伝統行事の「ニンギョ様まつり」が行われた。地域住民が武将を模した人形を担いで町内を巡行し、疫病退散などを願った。
 悪霊や疫病などが入ってこないように地区の入り口3カ所に人形が置かれていたことが発祥とされるまつりで、約450年の歴史があるとされる。現在は松峰神社氏子会(畠山米藏総代)が伝承している。多くの住民に参加してもらおうと、11月の最終日曜日に実施している。
 人形は高さ約2㍍、重さ約40㌔。28、29の2日間、住民らが松峰児童館で「武将の力を借りて疫病をはらう」という意味を込め、「武蔵坊弁慶」「源義経」「那須与一」の3体をワラなどで作った。
 神事の後、午後4時に同児童館を出発し、ほら貝や太鼓の音とともに人形を背負った氏子らが約2時間、町内を練り歩いた。付近住民がろうそくやお神酒を供えて無病息災、特に新型コロナウイルスの一日も早い終息を願った。
 

スキー用品を安価に 鹿角市でバザー 親子連れでにぎわう

2020-11-30
大勢の家族連れが訪れた再利用バザー(鹿角市記念スポーツセンター)
 家庭で眠っているスキー用品を集めた「ウインタースポーツ用品 再利用バザー」が29日、鹿角市記念スポーツセンターで開かれた。市内外から大勢の家族連れが訪れ、子どもがこれから使用する道具を買い求めた。
 「スキーのまち鹿角」の推進役となっている鹿角スキースポーツ少年団が年前から主催している。近年のスキー離れの一因である「用具さえあれば」という声に応えようと、家庭に無料での提供を呼び掛け、毎年この時期に行っている。
 出品はスキー板、ストック、ブーツ、ウエア、手袋、ヘルメットなど約900点。昨年の約700点から200点ほど増えた。価格の主流はスキー板が2000~3000円、ブーツとストックが各200~300円。4000円あれば、一式をそろえることが可能。子育て家庭の家計にやさしい価格設定となっている。
 開場の午前9時半には、約200人が並び、会場のドアが開けられると、お目当ての用品コーナーに進み、家族と品定めをして、買い求めていた。午前6時すぎに会場に到着したという市内の代男性は「小学4年の娘のクロスカントリースキーを買いたいと思って来た。(このようなイベントは)助かりますね」と話した。
 主催団体代表の海沼知行さん(62)は、「まずスキーに親しんでほしい。そのうえで、スポーツ少年団に入ってくれれば、と思っている」と話している。コロナ対策として、検温、手指の消毒、氏名・連絡先の記入を行い、スタッフはマスクにフェースシールドを着用した。
 

来年の登録、高まる期待 縄文遺跡群 世界遺産シンポジウム Zoom使用 北鹿3カ所で開催

2020-11-29
世界遺産登録へ期待を込めたシンポジウム(大湯ストーンサークル館)
 秋田縄文遺跡世界遺産推進シンポジウムが28日、ウェブ会議システム「Zoom」を活用して行われた。東京大学名誉教授の西村幸夫さんが基調講演し、遺跡群の特徴などを説明。北鹿地域3カ所をつないで開かれ、来年夏にも予定されているユネスコ世界遺産委員会の審査結果に期待を込めた。
 シンポジウムは鹿角市の大湯ストーンサークル館、北秋田市のコムコム、大館市の中央公民館をつないで開かれ、大湯ストーンサークル館には地元市議、歴史愛好家など約40人が参加した。
 主催した北東北歴史懇話会の藤盛紀明会長は「いよいよ世界遺産登録が近づいてきた。登録へ向けた最後の一押しとなるシンポジウムだ」とあいさつ。鹿角市の児玉一市長、北秋田市の津谷永光市長がビデオメッセージを寄せた。
 講師の西村さんは、日本イコモス国内委員会委員長。「北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録について」と題して講演した。今後の日程について、来年5月ごろに諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)の勧告があり、6月ごろには登録の可否を審査するユネスコ世界遺産委員会が開かれるとの見通しを示した。
 コロナ禍における取り組みとして、西村さんは「海外や遠くからの観光客は見込めない。コロナ後に備え、地元の人たちが遺跡の価値をきっちりと理解し、発信できるようにしてはどうか」とアドバイスした。
 県教委の新海和広さんが遺跡群の価値を説明し、「1万年以上継続した採集、漁労、狩猟による定住は、その過程と精神文化の発達を表し、農耕以前における人類の生活の在り方を示す普遍的な価値を持つ」と指摘した。北秋田市教委の榎本剛治さん、鹿角市教委の赤坂朋美さんもそれぞれ遺跡を説明した。
 

米新品種「サキホコレ」 先行提供を開始 県のキャンペーン 北鹿の宿泊施設でも

2020-11-29
「サキホコレ」と「あきたこまち」を食べ比べる客(ふるさわおんせん光葉館)
 2022年秋の市場デビューを目指す秋田米新品種「サキホコレ」の先行提供キャンペーンが28日、始まった。名称周知とPRのために県が実施するもので、県内外の宿泊施設等25カ所で宿泊客や一般客に試食してもらう。北鹿地方の一部施設でも料理と共に提供され、早速「あきたこまち」との食べ比べを楽しむ客の姿が見られた。
 県が新たなブランド米として開発した「サキホコレ」は、本県産米の主力「あきたこまち」より成熟期が遅い晩生種で、いもち病に強く、高温による品質低下も少ない。▽白さとツヤが際立つ外観▽粒感のあるふっくらとした食感▽上品な香り、深い甘み―が特徴。
 名称は県が4~5月に公募し、国内外から25万893件の応募が寄せられた。専門家らの選考で絞り込まれた最終候補6案から、佐竹敬久知事が「サキホコレ」を選定し、17日に発表。「秋田の地力から生まれた小さな一株が誇らしげに咲き広がって、日本の食卓を幸せにしてほしい」との願いが込められている。
 PRのため県は28日から、県内の宿泊施設22カ所、東京都内の飲食店など3カ所でご飯を試食してもらう先行提供キャンペーンを開始。期間は12月28日まで。北鹿地方では大館市、鹿角市、北秋田市の5施設で味わうことができる。
 このうち、大館市新綱の温泉旅館「ふるさわおんせん光葉館」(小林薫社長)は県から打診を受け、一般客用の日替わりランチ、宿泊客用の朝食で「サキホコレ」と「あきたこまち」を1杯ずつ提供することにした。
 初日は4人が日替わりランチを予約。ご飯を食べ比べ、違いを楽しむようにじっくり味わう姿があった。同市長木川南の男性(66)は「どんな味か興味があった。一粒一粒がはっきりしていて、口に入れると甘みを感じておいしい。食べやすかった」と話した。
 常連客らの関心も高い様子で、小林社長は「販売前にこまちと食べ比べできる機会なので、ぜひ味わってほしい」と語った。
 「サキホコレ」と「あきたこまち」を各1杯提供する日替わりランチは、肉料理か魚料理、秋野菜、みそ汁、小鉢数種類がついて税込み880円。前日夕方までに予約が必要。12月13日までの期間限定。問い合わせは同施設(電話0186・48・4295)。
 このほか県は28日から、県内のスーパーや米穀店、首都圏と中京・関西圏の米穀店など77カ所でサンプル米を配布するキャンペーンも始めた。北鹿地方でもイオンスーパーセンター大館店など3カ所で行う。
 各キャンペーンの対象施設・店舗、日程などは秋田米ウェブサイト「ごはんのふるさと秋田へ」に掲載されている。
 
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11月末まで20校889人 秋田内陸線 県内小中高校の利用増 修学旅行の行き先変更で

2020-10-03
修学旅行で内陸線のお座敷列車に乗った鷹巣東小6年生(同校提供)
 新型コロナウイルスの影響で修学旅行先を県内へと変更する学校が増える中、北秋田市―仙北市間を走る秋田内陸線で県内小中高校の団体利用が増えている。秋田内陸縦貫鉄道(本社・北秋田市、吉田裕幸社長)によると、1日時点で小中高校20校、計889人が11月末までに乗車する予定。例年にない需要に、同社は「リピーターが増えるきっかけになれば」と期待を寄せている。
 同社によると、実施済みの学校も含め、9月上旬から月末にかけて小学校12校、中学校7校、高校1校の計20校が利用する見込み。これまで沿線地域や秋田市の学校が日帰りの学校行事で利用することはあったが、修学旅行で県内の学校が利用することはなかったという。
 貸し切り列車の利用が多いほか、児童生徒数によって一般客の乗る車両に少人数で乗り込んだり、臨時列車を運行する場合も。利用は角館―鷹巣駅間の片道が大半。日程の短さもあり、途中下車や沿線の観光には結びついていないというが、移動手段も兼ねながら、田んぼアートや秋の紅葉など車窓から沿線の魅力を感じてもらう機会となっている。
 北秋田市鷹巣東小学校(佐藤博志校長)の6年生14人は県内を巡る修学旅行の帰路で内陸線を利用。24、25日から1泊2日の日程で男鹿市、横手市を巡った後、角館駅から貸し切りのお座敷列車に乗り込んだ。
 同校では7月ごろから県内での修学旅行のルートを児童とともに考えたといい、地域資源を活用しようと内陸線の利用を日程に組み込んだ。児童は列車内から田んぼアートを観賞したり、日が暮れてからはテーブルでカードゲームを楽しんだりと、終点の鷹巣駅までのびのびと過ごしたという。
 6年生担任の津谷美穂子教諭は「秋田の魅力を再発見する機会になったと思う」と振り返った。萩野愛さん(6年)は「友達と一緒に内陸線に乗ることができて思い出になった。違う田んぼアートを見るためにまた乗りたい」と話していた。
 同社は「これまで乗る機会がなかった児童生徒にも、内陸線の存在を知ってもらいたい。修学旅行の思い出が残り、家族との乗車につながれば」と話している。
 

11カ月ぶり活気戻る 小坂町康楽館創建110年特別公演 小坂鉱山の復活劇

2020-10-03
特別公演が開幕。11カ月ぶりの舞台に大きな拍手が送られた(康楽館)
 小坂町の明治の芝居小屋・康楽館で2日、創建110年特別公演「リトライ!風そよぐ町から」が初日を迎えた。コロナ禍で9月までの常打芝居を休演したため、昨年11月以来の舞台。待ちに待った町民やファン約150人(2公演)が久々の公演を楽しんだ。芝居は小坂鉱山を閉山の危機から救った久原房之助を主人公にした現代劇となっている。31日まで。
 康楽館の常打芝居は、2006年から松井誠さん監修の下町かぶき組が出演している。特別公演は、劇団誠流座長の星誠流さんが脚本・演出を担当した書き下ろし作品。星さんのほか、主演の劇団三峰組座長の三峰達さん、劇団岬一家座長の岬寛太さんの3座長をはじめ、計11人の豪華メンバーが登場する。
 舞台は明治中期。貿易会社社員としてニューヨーク勤務を勝ち取るも、小坂鉱山へ赴任することになった失意の久原が立ち上がり、仲間や恋人の存在を力に鉱山を閉山の危機から救う物語。歌やダンスも盛り込まれている。
 開演に先立ち、小坂町の細越満町長が「今年は110年の記念すべき年。昨年からふさわしい特別公演を企画してきた。芝居に登場する人物たちがいなかったら、今日の小坂町はなかったと言える。小坂町の歴史に触れ、どのように発展したか理解を深めてほしい。1カ月のみの公演だが、多くの方々に楽しんでもらいたい」とあいさつした。
 ベルが鳴り、緞帳(どんちょう)が上がると、会場からは大きな拍手が送られた。後半は舞踊ショーが行われ、華やかなステージを展開。11カ月ぶりに芝居小屋に活気が戻った。北秋田市の30歳代女性は「幕が上がった瞬間、康楽館や役者さんの苦労が実った感じがした。いろいろな意味での特別公演。感動をもらえた」と話していた。
 康楽館は、小坂鉱山を経営していた藤田組の従業員慰安施設として1910年に創建。老朽化などで70年に一般興行を中止するも、修復工事を行い、86年に復活した。2002年には国重要文化財指定を受けた。
 例年は4月から11月まで常打芝居を上演しているが、コロナ禍のため9月まで休演。11月に予定していた特別公演を前倒しし、今年は1カ月間のみの公演となる。感染対策のため、1公演の入館者数を定員の5分の1、120人に制限。午前、午後の部2回公演で、休演日は16日。座席の予約を薦めている。問い合わせは康楽館(電話0186・29・3732)。
 

「大館能代」は静かなスタート 東京追加のGo To トラベル 初日は観光客まばらも

2020-10-02
ビジネス客に交じって観光客の姿も見られた1日の大館能代空港
 政府の観光支援事業「Go To トラベル」が1日、東京を発着する旅行を対象に加えて本格スタートした。新型コロナウイルス感染の影響で冷え込んだ観光需要を呼び起こすと期待され、北鹿地方の空の玄関口・大館能代空港(北秋田市)でも観光客の姿が若干見られた。
 「Go To」は国内旅行代金の総額から2分の1を補助する事業。補助上限は1泊当たり最大2万円。旅行代金から割り引かれたり、クーポン券がもらえたりし、観光客にお得な仕組みとなっている。
 7月に始まったが、感染増加を受けて、東京行きの旅行と都民は対象から除外されていた。最近の感染状況を踏まえ、今月1日から東京発着の旅行が対象に追加。人口の多い都内から観光に出掛ける人が増え、観光需要の喚起が期待される一方、感染対策の徹底が求められている。
 大館能代は現在、全日空便が羽田との間を1日1往復している。午前中に羽田から到着した便も、その折り返し便も搭乗客は40人程度。コロナ禍に見舞われた春や夏に比べ客数は回復傾向にあるものの、秋の観光シーズンとしては例年より少ないという。
 この日は大半がスーツ姿のビジネス客。「Go To」の支援を受けられる観光客は数組とみられ、東京追加初日は静かなスタートとなった。都内在住の女性2人組は取材に対し「青森県弘前市方面で観光を楽しんできたい」と話した。
 空港ターミナルビルの一部店舗では「Go To」の地域共通クーポンを取り扱っている。クーポンの使用期限は旅行期間中に限られるため、2階土産品店の従業員は「あちこちの旅先でクーポンを使い、余ったら最後にここで使い切ってもらえるのではと期待している」と話した。
 

鹿角市八幡平でバイナリー発電 新エネ協で市が報告 岩手の会社が発電所建設 11月から売電予定

2020-10-02
鹿角市の新エネルギー利活用推進協議会(市役所)
 鹿角市新エネルギー利活用推進協議会(委員長、柏谷至・青森大教授)が1日市役所で開かれ、中高温で発電する「バイナリー発電」が同市八幡平切留平で事業化されることが報告された。岩手県の企業が発電所を建設、来月からでも売電を開始する予定。
 バイナリー発電は80~150度の中高温熱水や蒸気を熱源として、沸点が低い代替フロンやアンモニアなどの媒体を気化させ、その蒸気でタービンを回す発電方式。低温の蒸気や熱水を発電に利用できることから、地熱や温泉熱の有効活用としても期待されている。
 市産業活力課によると、事業を進めるのは㈱ジオコンプレックス(岩手県雫石町)。地元の温泉事業者への説明を行った後、2019年9月に噴気試験を実施、今年春から発電所の建設工事を始め、11月から売電を予定している。
 同市の田代平で風力発電事業を計画していた日立造船が、事実上事業を断念したことが報告された。市の事務局は断念の理由について、「3度行われた負担金の見直しにより、事業採算性が見込めなくなった。募集プロセスから撤退し、事実上の事業断念と考えている」と説明した。
 十和田大湯の西村林業が建設し、昨年11月竣工(しゅんこう)式が行われた「近江谷地小水力発電所」は水車のシャフトと羽が破損する故障が発生、メーカーが初期不良として修理することになっているが、新型コロナの影響で修理が長引き、2019年度中には完了できなかった。「再稼働に向け修理を手配中」と報告した。
 協議会では、事業実施状況の報告の後、市が新たに策定するエネルギービジョンについて意見を交換した。現行のビジョンが本年度で10年間の計画期間を終了するため、2021年度から10年間の新ビジョンを策定する。作成の委託業者にあきぎんリサーチ&コンサルティングを選定。アンケートを実施するなど作業を進めている。
 

元気届けるエコバッグ 付箋も開発 4日に日仏同時発売 大館東中と花善コラボ

2020-10-02
地域を盛り上げようとコラボ商品を開発した八木橋社長、メンバーら(大館東中)
 大館市東中学校(小林寿校長)と同市御成町の駅弁製造販売・花善(八木橋秀一社長)は4日、コラボレーションして製作したエコバッグと付箋を学校祭「東中祭」とフランス・パリの同社店舗、市内各店・施設など日仏で同時販売する。同校生徒と同社が、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ日本、古里に元気を届けようと企画。プロジェクトメンバーの生徒18人が中心となり、鶏めしの具材や地元の特産品など大館の魅力を発信する二つの土産品を製作した。同校で29日、会見を開き、力を結集させて完成させた商品を紹介。地域の活性化につなげたいと意気込んでいる。
 新型コロナの影響でイベントの中止やさまざまな活動が制限される状況が続く中、地域を盛り上げたいと、生徒たちは同社と協力して4月から企画に着手した。外部講師を招いた講習会や勉強会を通して、生徒が八木橋社長へプレゼンテーション。アイデアをまとめて開発する商品や図案を考案し、東中生ならではのオリジナル商品を完成させた。
 エコバッグ(縦380㍉、横370㍉)は500円、付箋は200円(いずれも税別)。エコバッグは赤を基調に鶏めしの具材などがデザインされ、折りたたみが可能。商品下げ札には生徒の直筆メッセージが入っている。付箋は「おおだて付箋」と「とりめし付箋」の2種類。いずれも20枚つづりで、大館の名産、鶏めしの具材が描かれている。
 生徒たちは地域の人にも広め、協力してもらおうと販売の準備も進めてきた。同社、秋田犬の里、秋田犬ツーリズム(ECサイト)、いとくショッピングセンターなど市内カ所のほか、パリ花善「1899 Tori Meshi」、ニューデイズ秋田中央口店(JR秋田駅構内)で販売予定。
 会見では高橋善之教育長を招いて、小林校長、八木橋社長、メンバーが商品と取り組みについて説明。メンバーのリーダーを務める福田詩乃さん(3年)は「コロナ禍で落ち込んでいる日本、そして地域の方々に元気を届けようという思いから始まった企画。大館の名産を多くの人に知ってもらえるよう広めていきたい」と語った。
 生徒たちは学校祭のほか、10、11日はいとくショッピングセンター、11月17、18日は秋田犬の里で販売会を開くとしている。
 
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