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街に光のトンネル 大館 シャイニングストリート開幕

2018-12-09
雪がちらつく中で開幕したシャイニングストリート
 冬の市街地を電飾で彩る「大館シャイニングストリート」が8日、大館市立総合病院交差点から秋田看護福祉大学付近までの市道約800㍍で始まった。道路沿いのケヤキ並木に約25万球のLED(発光ダイオード)を設置。浮かび上がった光のトンネルが、ドライバーや通行人の目を楽しませている。来年1月13日まで。
 市民有志でつくる実行委(蔦谷達徳代表)主催。大館の冬を明るく照らし、地域活性化につなげようと2007年に始まり、冬の風物詩として地域に定着している。この日は午後4時から、同病院北側駐車場で点灯式が行われた。蔦谷代表らがスイッチを押すと、温かい光が通りに降り注いだ。通行人は冬の訪れを感じながら街路樹を眺め、カメラを構えたりする人の姿も見られた。
 点灯時間は午後4時半から翌午前1時まで。大みそかの31日は翌朝まで点灯する。最終日は消灯式として、午後8時半から花火を打ち上げ、締めくくる。実行委は写真コンテストの応募作品や協賛金を募っている。コンテストは1月31日締め切り。12月15、16日には関連イベントとして御成町のオナリ座で「御成座短編演劇フェスinおおだて」が開かれる。問い合わせは蔦谷代表(電話090・3368・2085)。

もう一つの忠犬物語 「佐多六とシロ」テーマ 鹿角民話・伝説フォーラム

2018-12-09
「左多六とシロ」にスポットを当てたフォーラム(十和田市民センター)
 鹿角市十和田草木に伝わるマタギ左多六と忠犬シロにまつわる悲話「左多六とシロ」にスポットを当てた、鹿角民話・伝説フォーラムが8日、十和田市民センターで開かれた。約150人の参加者が語りや講演、スライドショーを通じて、鹿角の猟犬シロの忠犬ぶりや、民話・伝説を語り継ぐ大切さに理解を深めた。
 NPO法人関善賑わい屋敷(大森好一理事長)の主催。鹿角のむがしっこを語る会が協力。「秋田犬の忠犬ぶりはハチ公によって知られているが、その祖先ともいえるシロの忠犬ぶりを知ることで、その思いを深めてほしい」との願いを込め、戌(いぬ)年の締めくくりとなる今月に開いた。文化庁文化芸術振興費補助金を活用。
 伝説によると、カモシカを追って三戸領内に迷い込んだ左多六が、狩猟免状の巻物を家に置き忘れて所持しておらず捕らえられた。賢いシロは飼い主のために2度も三戸と鹿角を往復したが、巻物は左多六の処刑に間に合わなかった。シロは三戸城が見える山頂で恨みの遠吠(とおぼ)えを何日も続け、そこは犬吠森と呼ばれるようになった。その後、左多六の妻とシロが移り住んだ葛原で、住民がシロを供養するため老犬神社を建てたという。
 フォーラムは3本立て。はじめに、語る会の北村正人さんがスライドショー「『左多六とシロ』の風景」を行い、草木や来満峠、三戸城、老犬神社といった伝説にまつわる場所を映像で紹介しながら解説した。
 同会の沢田欣之さんが伝説「左多六とシロ」の語りを披露した後、大館市葛原にある老犬神社の別当、木次谷賢一さんが「忠犬シロ物語のルーツを訪ねて」と題して講演。左多六の狩猟免状とされる門外不出の巻物のコピーを見せながら、葛原の人を災害から救ったシロの活躍など〝もう一つの忠犬物語〟を紹介した。
 北村さんは「鹿角には伝説が約100、民話が200ぐらいあり、全国的にもまれな伝説と民話の里だ。伝説は単なる物語ではなく、大切な記録であり文化遺産だと思っている。昔の人が後世に伝えようとする思いは、今の私たちが考え、見直さなければならない大切なものを秘めている」と伝説・民話を保存・伝承する意義を強調した。

高校生の〝映画甲子園〟 鳳鳴に合計4賞 最優秀音楽賞など獲得

2018-12-09
2作品で4賞を獲得した鳳鳴高放送部(同校)
 高校生の自主制作映画の全国コンクール「高校生のためのeiga worldcup2018」自由部門で、大館鳳鳴の放送部が制作した2作品が計4賞を獲得した。大森開登さん(2年)が監督を務めた「プールの青の話をしよう」は入選、最優秀音楽賞、優秀監督賞の3賞に輝いた。
 コンクールは6年から開かれており、NPO法人映画甲子園(埼玉県所沢市)が主催。今回は3部門に144点が寄せられ、映画監督や脚本家、美術監督、映画音楽の作曲家らが審査。11月下旬に都内で結果発表と表彰式が行われた。
 同部によると、過去に参加した前例はあるが、近年の出品はなかったという。大森さんの発案で、1、2年生部員全8人が脚本や出演、撮影、編集に取り組んだ。
 自由部門は90点近くが出品されたメイン部門。大森さんは、仙台市の高校文芸部の友人から提供を受けた短歌7首をベースに、自作の3首を含めた計10首で話の軸を制作。「ラブストーリーを通して全てのものに終わりがある、永遠はないということを伝えたかった」と30分余りにまとめた。
 映像はモノクロを基本とし、短歌の字幕を青色で表示するなどして際立たせた。音楽は秋田市の高校生によるアマチュアバンドの独自曲を使用。「ストーリー仕立ての出品が主流の中、目指したのは映像詩。万人受けはしないだろうと思いながら作ったので3賞の受賞に驚いた」と話した。
 このほか、地域部門では阿部穂香さん(同)の「DREAM」が入賞した。地方が抱える人口減少問題をテーマに、卒業の分岐点に立つ高校生が古里への思いを考える内容。放送部長を務めており「演技や演出、撮影など他の作品も見て学びたい。例年より多くの経験ができ、うれしい」と話した。
 2点を含む全作品はコンクールのホームページ(http://www.eigakoushien.com/index.php)で視聴できる。

大館駅前のハチ公像 活躍の場を新天地へ 大館市 「秋田犬の里」前に移設

2018-12-08
「秋田犬の里」前に設置されたハチ公銅像(大館市御成町)
 大館市の観光交流施設「秋田犬の里」建設事業に伴い、JR大館駅前のハチ公銅像が7日、同施設正面入り口前に移設された。駅前で長年観光客や帰省客らを出迎えてきた大館のシンボルは、旧渋谷駅をモデルにした〝新天地〟に活躍の舞台を移す。数日前から準備していたものの、この日の作業を知らなかった関係者も多く、「事前に知っていればセレモニーも開けたのに」と残念がる声が聞かれた。
 大館のハチ公銅像は、ハチ公が死んだ1935年に大館駅前に建設された。戦時中に金属類回収令で供出され、しばらく姿を消していた。大館市観光協会の提唱で募金活動が行われ、87年に再建された。以来、駅前で観光客や帰省客らを出迎えるシンボルとして認知されてきた。
 市は「秋田犬の里」建設に伴い、駅前広場のハチ公銅像移設を計画。外構工事の進展に伴って、12月3日に台座の一部を移した。その後銅像はブルーシートで覆われた状態だった。
 この日は建設会社や石材会社の従業員10人が午前8時30分ごろから作業を開始。約3㌧もある銅像と台座を毛布で覆い、ロープでしっかりと固定してからクレーン車でゆっくりとつり上げた。トラックの荷台に積み込み、そのまま約100㍍離れた「秋田犬の里」に運んだ。
 雨の中、位置や角度を調整しながら慎重に施設の正面玄関前に設置。工事関係者らも手を止めて見入る姿があり、ハチ公銅像は無事新しい活躍の場所に腰を下ろした。
 ただ銅像の維持に関わってきた関係者の中には、この日の移設を知らなかった人もおり、困惑が広がった。市観光協会の畠山喜満専務はクレーン車を見て、事務所の外に出てきた。「きょうと知って驚いた。帰省客が『大館に帰ってきた』と実感するシンボル。駅からなくなるのは一抹の寂しさがある。作業が無事終わって良かった」と話した。
 忠犬ハチ公銅像及び秋田犬群像維持会の富樫安民会長は「事前に知っていればセレモニーなども開催したいと思っていたので残念だ」と複雑な胸中を明かしながらも、「駅前は寂しくなるが、今後も大館を訪れる人々にかわいがってもらえたら」と期待を込めた。
 これを受け、市は年明けに維持会とJR大館駅との共催でセレモニーを開くことを決めた。市はこれまでの感謝を表すとともに、新たな場所での活躍を願いたいとしている。
 秋田犬の里は、JR大館駅の南側約100㍍に広がる旧小坂鉄道跡地の市有地で建設が進められている。忠犬ハチ公が飼い主を待ち続けた1920年代の「2代目渋谷駅」がモデルで、鉄骨造り一部2階建て、延べ床面積1246平方㍍。高さ18㍍の時計台と大きな屋根が特徴。来年5月8日オープン予定。
 ハチ公銅像は同施設脇の歩道から見ることができる。2月からはバリケードも撤去され、近づくことも可能になる予定。

通行止め4カ月ぶり解除 鹿角市道米代川堤防3号線 8月大雨で 崩落

2018-12-08
通行止めが解除され、片側通行となった米代川堤防3号線(浅利佐助商店前)
 8月15、16日の大雨で堤防が崩落したことに伴い、一部区間で全面通行止めが続いていた鹿角市花輪の市道米代川堤防3号線について、市は7日、およそ4カ月ぶりに通行止めを解除し、片側交互通行とした。ただし、道路の幅員が2㍍のため、大型車(4㌧車を含む)は通行できない。河川の出水時等は通行止めとする場合もある。
 被害箇所は久保田橋下流約500㍍の浅利佐助商店前。堤防兼用道路だが、大雨による増水で堤防が約50㍍にわたって削られ、市道の舗装部分も崩落したため、周辺の区間が全面通行止めとなり、市民生活にも影響が出ていた。
 河川管理者である県が9月末、被害箇所に大型土のうを3段積みにして仮設堤防を施したが、10月1日の増水時に越水し、のり面に亀裂が入った。こうした状況を踏まえ、市は「県による護岸の応急工事は完了したが、市道の安全確保は図れない」と判断し、通行止めを続けてきた。
 市はその後、2カ月以上にわたって経過を観察してきた結果、「仮設堤防に変化が見られず、これから渇水期にも入るため安全は確保できる」と判断。7日午後1時に通行止めを解除し、片側通行とした。
 今後、都市整備課では毎日、被害箇所周辺のパトロールを行い、河川水や堤防、路面の状態などを確認するといい、「通行者の安全を第一に考え、対応していきたい」としている。
 国の災害査定は10月に終了。工事は堤防に加え、市道の復旧も県が行うことになった。
 鹿角地域振興局建設部によると、現段階では2019年3月下旬に発注して着工、完成時期は最長で20年3月となる見込みで、早まる可能性もあるという。
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市長選、態度表明迫るか 大館市12月議会一般質問 12議員通告、3、4日

2018-11-30
  大館市議会は29日、12月定例議会の一般質問の通告を締め切った。届け出たのは12議員。歴史まちづくり事業や編成中の2019年度予算案、農業施策などへの質問が通告された。また、「4月の市長選挙について」との質問通告もあり、福原淳嗣市長に対し、市長選への態度表明を迫るものとみられる。
 通告したのは、質問順に斉藤則幸議員(公明党)、田村儀光議員(平成会)、中村弘美議員(同)、佐藤健一議員(いぶき21)、佐藤眞平議員(新生クラブ)、石垣博隆議員(平成会)、明石宏康議員(いぶき21)、吉原正議員(同)、佐藤芳忠議員(無所属)、阿部文男議員(平成会)、笹島愛子議員(共産党)、相馬ヱミ子議員(新生クラブ)。
 歴史まちづくり事業は本年度、大館八幡神社の覆屋改修実施設計や、大館神明社の本殿基礎改修工事に取り組んでいる。新開地通りの桜並木整備や道路美装化工事、大館城下町名標柱設置工事への着手も予定している。
 議員からは「古民家等の歴史的建造物の保存」や「郷土芸能の充実」などを求める質問が通告されたほか、「重点地域以外の活動への支援や事業は、どう展開するのか」との質問も行われる。
 編成中の19年度予算案については、編成方針で「総合戦略に掲載した事業など、継続的な事業は予算措置する」と示したことについて「具体的な内容」を問う。
 このほか、世論調査の集計結果に対する考えを聞くものや、パラリンピックの事前キャンプ受け入れ、来年の県種苗交換会の大館市での開催などに対する質問も通告された。
 来年の市長選に向けては、福原市長が再選を目指して立候補するのは「既定路線」とみられてはいるが、現時点ではまだ、態度を明らかにしていない。質問では、市長へ態度を表明するよう迫るものとみられる。
 一般質問は12月3日と4日の本会議で行われる。慣例により両日とも、6人ずつの登壇が見込まれる。

大雪で立ち往生、事故 冬の交通障害に備え 北秋田で関係機関訓練

2018-11-30
立ち往生した車両を重機でけん引する訓練(道の駅たかのす)
  豪雪による車両の立ち往生など冬に発生が懸念される交通障害を想定した訓練が29日、北秋田市の道の駅たかのすで行われた。能代河川国道事務所など関係機関から約40人が参加し、立ち往生した車両の除去と運転者の救助、道路の集中除雪など万が一の際の対応を確認した。
 本格的な降雪期を前に関係機関が連携して迅速、的確に対応する態勢を構築することが狙い。能代河川国道事務所と北秋田署、北秋田市消防本部、市、道の駅たかのす指定管理者の鷹巣観光物産開発が参加した。
 道の駅たかのすは自家発電施設などを備えた国道の防災拠点として整備されており、昨年も同様の訓練が行われている。
 能代河川国道事務所の増竜郎所長は「道路における雪害対策は、なるべく通行を止めずにという対応から、止めた上で集中的に除雪を行うなどして被害を最小限にするよう方針が変わった。訓練を通じて対応を確かめ、万が一に備えて」などと呼び掛けた。
 訓練は急激な積雪の増加により国道7号で車両が立ち往生、追い抜こうとした車両が対向車と衝突し大渋滞が発生したという想定で行われた。ドライバーの救助活動や除雪、車両のけん引などを各機関が連携を取りながら繰り広げた。

観光路線バス「八郎太郎号」 最多の286人利用 十和田八幡平間 外国人が大幅増

2018-11-30
  鹿角市は、十和田湖休屋と八幡平頂上を結ぶ予約型観光路線バス「八郎太郎号」の本年度運行実績をまとめた。乗車人数は286人で、運行を開始した2016年度以降、最多となった。好調だった要因について市では「運行から3年目を迎え、認知度が高まってきた」と捉えている。
 八郎太郎号は、十和田八幡平間の観光路線バスが利用者の減少により15年度で廃止されたことを受け、鹿角市が事業主体となって16年度から運行。国立公園への2次アクセスとなる交通手段の確保を図っている。
 春から秋までの土日祝日限定。利用希望日の前日午後5時までの予約制で、車種は予約人数に応じてジャンボタクシーや大型バスなどを用意している。本年度の運行期間は4月28日~10月21日。
 十和田湖営業所―八幡平頂上間に道の駅やJRの駅など17カ所の停留所を設け、運行時刻や経路を固定して運行。運賃は200~2500円に設定している。運行事業者は十和田タクシー。生活バス路線と重複する中滝―志張温泉間のみの利用はできない。
 初年度の16年度は1日1往復半運行していたが、地元の観光・宿泊施設から利便性の向上を求める意見もあって17年度から倍に増便した。
 市によると運行日数は16年度が33日、17年度が43日、18年度が49日、乗車人数は16年度が129人、17年度が231人、18年度が286人と増加傾向。このうち外国人の利用は16年度4人、17年度11人、18年度51人と大きな伸びをみせている。
 本年度の運行率は83・1%で前年度を10・2ポイント上回ったほか、1便当たりの平均乗車人数は前年度比0・3人増の2・5人だった。また、本年度は特に紅葉時期にあたる10月が運行率100%、平均乗車率3・9人と利用が多かった。
 市は「本市観光における主要な2次アクセスとして認知度、利用が高まり、多くの観光客や観光事業者等に定着してきた成果」と捉えている。

十和田湖 西湖畔の魅力歩いて発見 県 景観ワークショップ

2018-11-29
西湖畔の自然に触れる参加者(大川岱)
  小坂町側の十和田湖西湖畔の情景を満喫する景観ワークショップ「西湖畔歩き」が28日、現地で行われ、参加者が遊歩道を歩きながら、気に入った風景や自然をカメラに収め、西湖畔の魅力を再発見した。
 十和田湖の境界画定を契機に、2009年度から西湖畔の環境保全や景観形成に取り組んでいる県の主催。2016年度から毎年行い、本年度で3回目。県が認定する景観マネジャーや町観光案内人など11人が参加した。
 講師は、景観マネジャーで自然観察指導員としても十和田湖の魅力を伝える活動を展開している髙橋竹見さん、町学芸員の安田隼人さん。
 参加者は、髙橋さんや安田さんの説明を受けながら、西湖畔南側の大川岱桟橋から鉛山桟橋までの遊歩道約2㌔を散策。県が景観マネジャーや町関係者らと西湖畔の良好な景観調査などを進めながら、作成した2冊の「西湖畔樹木マップ」も参考にし、途中、好きなスポットや植物などをカメラで撮影した。
 町の観光案内人を務める松山繁さん(75)は「西湖畔の魅力は、奥入瀬にはない森と湖が同時に観察できること。1000年を超えるカツラの大木があり、いにしえを感じることができたし、今の時期に花を咲かせる野草を見つけることができた」と話した。

県内JA一本化を決議 秋田市で大会 2024年度めど 全国トップクラスの組織に

2018-11-29
県1JAへの組織再編などを決議した大会(秋田市)
 今後3年間の基本方針と取り組みを決める第30回県JA大会が28日、秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれ、県内14JAを一つに統合する組織再編の推進など3議案を満場一致で決議した。農業者の所得増大や農業生産の拡大を図るため、2024年度をめどに、オール秋田体制による全国トップクラスの県単一JA実現を目指す。
 JAを取り巻く情勢は近年、大きく変化しており、県内では人口減少や高齢化に伴い、組合員の減少も加速。減反政策の廃止や超低金利政策による信用事業の収益低下もあり、「かつて経験したことのない厳しい経営環境が今後、見込まれる」として、スケールメリットを最大限生かした強固な経営基盤確立を目指すことにした。
 県内各JAの役職員や青年部、女性部の代表など520人が出席した大会で、JA秋田中央会の船木耕太郎会長は「本県農業のさらなる発展などJAの使命を果たしていくには、経営環境の変化を見据えた広域的でより強固な組織、経営基盤の確立が求められる」として、既存の枠組みにこだわらない組織再編の必要性を強調。「各JAで中期計画等を策定してもらい、決議の着実な実践に向けた取り組みをお願いしたい」と呼び掛けた。
 近藤悦応常務は、園芸作物などの販売額200億円超、共同購入メリットを実感できる低コスト資材の取り扱い拡大―など、合併による目指す姿を説明。19年度からの3年間を事前準備期間とし、各JAが事務・会計システムの一本化などに取り組み、その後2年間を最終協議期間とするスケジュールも示した。
 意見表明では、JAあきた北の虻川和義組合長が「地元大館では不安や懸念、賛成の声などさまざまある。小異を捨て大同につき、次世代に農業、農村をつないでいくことは組合員、地域住民にとっても大きなメリット。厳しい道のりだが、目指す姿の実現に向け前進していく」と述べた。
 JA秋田中央会によると、県内JAの正組合員は9万2998人(17年度)と全国トップで、販売品取扱高は2位。全国では奈良、香川、島根、沖縄の4県で県単一のJAが組織されていて、山口、高知も合併を予定している。
 閉会後、船木会長は取材陣に対し「今後、組合長会議などで十分議論して、あるべき1JAの姿を具体化していきたい」と話した。

 
 

10月のニュース

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県種苗交換会 「本県農業の底力を」 9年ぶり秋田市で開幕 農作物2100点

2018-10-31
9年ぶりに秋田市での開催となった県種苗交換会の展示会場(秋田拠点センター・アルヴェ)
 国内最大級の農業の祭典、第141回県種苗交換会(県農協中央会主催)が30日、秋田市で開幕した。出品農産物は前年を204点上回る2126点。7月の異常高温に加え、大雨や台風で産地が被害を受ける中、展示会場となった秋田拠点センター・アルヴェには農家が丹精込めて育てた農作物が並んだ。市協賛会は期間中の人出を、前回開催(2009年)時の105万人以上と見込んでいる。
 キャッチフレーズは「秋田から 広がる食農 つながる未来」。来月5日までの7日間、主会場のアルヴェやエリアなかいち、旧秋田空港跡地などで各種展示や行事が行われる。
 アルヴェで行われたオープニングセレモニーでは、JA秋田中央会の船木耕太郎会長が「歴史と伝統を誇る農業の祭典。多くの人に本県農業の底力を感じてもらい、食と農への理解が深まることを期待している」とあいさつ。関係者らでテープカットを行い、祭典の幕を開けた。
 出品された農産物は▽水稲55点▽畑作物及び工芸作物366点▽果樹278点▽野菜866点▽花き382点▽農林園芸加工品・工芸品91点▽畜産品及び飼料48点▽林産品40点。
 秋田市は朝から雨模様で展示会場への出足はやや鈍かったものの、徐々に来場者が増え始め、農家の努力の結晶を一品ずつ丁寧に観賞する姿がみられた。
 明治初期からの長い歴史と伝統を誇る交換会は、31日にメイン行事の談話会を県JAビルで開催。「農業者の所得増大に向けた低コスト・省力化栽培技術について」をテーマに関係者が意見を交わす。
 このほか、JA地産地消展や学校農園展、最新農業機械の展示・実演、植木・苗木市、物産販売展などが各会場で開催される。

 
 

八幡平山頂が雪化粧 アスピーテラインの一部 今季初の終日通行止め

2018-10-31
寒気の影響で、標高の高い八幡平では地面や草木が雪化粧した(蒸ノ湯ゲート周辺)
 十和田八幡平国立公園内の秋田、岩手両県にまたがる八幡平(標高1613㍍)の山頂付近で30日、寒気が流れ込んだ影響で雪が降った。鹿角市と岩手県八幡平市を結ぶ観光道路「八幡平アスピーテライン」(主要地方道大更八幡平線)は一部の区間で、今季初めて積雪による終日通行止めになった。
 アスピーテラインは全長47・2㌔。毎冬20・4㌔区間で閉鎖され、本県側の閉鎖区間は後生掛ゲートから県境付近までの9・8㌔。
 今年は夜間・早朝に路面凍結、積雪の恐れがあるため、10月15日から夜間通行止め(午後5時~翌朝8時30分まで)を行っている。
 本県側の道路を管理する県鹿角地域振興局によると、29日遅くから30日明け方にかけて雪が降り、山頂付近では5㌢ほど積もった。この影響で、本県側は標高1150㍍の蒸ノ湯ゲートから山頂の見返峠まで7㌔を、午前8時30分から終日通行止めにした。
 蒸ノ湯ゲート周辺では午前9時過ぎ、雪の降り方が強まり、地面や草木など辺り一面があっという間に雪化粧した。通行止めを知らずに訪れた愛知県豊橋市の男性(77)は「盛岡に抜けようと思っていたが、雪は予想もしていなかった」と残念そうな表情で引き返した。
 冬期間の全面通行止めは、11月5日から来年4月15日までの予定。

 
 

高校生が最新林業機械を体験 北秋田 担い手確保に学習会

2018-10-31
ベテラン作業員の指導で林業機械を操作する生徒(阿仁真木沢)
 北秋田森林・林業振興会(畠山清志会長)主催の高校生を対象にした高性能林業機械操作体験学習会が30日、北秋田市阿仁真木沢の山林で行われた。森林や林業について学習している秋田北鷹高校の生徒がプロの指導で林業機械の操作を体験した。
 林業の担い手確保などを目的に毎年行っている取り組みで、林業分野の就業を目指している高校生にとっては、ベテラン作業員からの直接指導で技術を習得する機会となっている。
 この日は緑地環境科1年の33人が参加。講師を務める山一林業の社員によるチェーンソーを使った木の伐採を見学した後、4班に分かれて機械の操作を体験した。
 チェーンソー操作では丸太の切断に挑戦。刃を木に入れた瞬間に体が引っ張られるほどの衝撃があり、生徒たちは慎重に作業することの大切さを学んでいた。
 伐採した木の枝払いと切断を行う「プロセッサ」、切断した木材を集めて運搬する「フォワーダ」などの操作体験も行われ、機械化された最新の林業現場に理解を深めていた。

 
 

展示施設 「秋田犬ファースト」確認 ネットワーク会議設立

2018-10-30
情報共有などを目的に設立された秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議(秋田市)
 秋田犬の適切で効果的な展示と情報発信のあり方などを共有しようと、県は29日、関係者らによる「秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議」を設立した。大館市が運営するJR大館駅前の「秋田犬ふれあい処」で今夏、来場者との触れ合いが原因とみられるストレスで一匹が体調を崩したことから、「秋田犬ファースト」の取り組みを進めていくことを確認した。
 秋田犬の展示を行う関係者間で情報共有を図り、適切な展示と展示情報を国内外に発信し、誘客を図るのが目的。秋田犬保存会など展示施設の事業者や運営主体の市町村、県から約20人が出席した。
 秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれた会議でははじめに、県観光振興課の成田光明課長が「近年の秋田犬人気を受け、県内でふれあい展示施設が増加する一方、予想を上回る観光客で体調を崩す犬も出てきている。犬にストレスのない形で楽しんでもらう、秋田犬ファーストの取り組みが大事になる」などとあいさつ。会則などを承認後、展示時の注意事項や情報発信について意見を交わした。
 犬との触れ合いを許可している施設は、ストレス軽減対策として「展示日数を減らしたり、スペースを拡大している」「体調面を考慮し、休憩を取っている」などと報告。県動物管理センターの須田朋洋主査は「犬の事故は秋田犬が最も多い。飼い主には忠実だが、知らない人は警戒するという気質を来場者に啓発してほしい」と呼びかけた。
 大館市観光課の石田徹主査は、秋田犬ふれあい処で雌の飛鳥(2歳)が体調を崩して休養したことを受け、「柵越しの展示に切り替え、『触る』をやめた。代わりに、秋田犬の歴史やハチ公のエピソードを伝えるなど『知る』に力を入れている」などと説明した。同施設は昨年8月のオープンから1年間で2万人を超える観光客らが来場している。
 このほか、「カメラのフラッシュは使用しない」など、各施設が来場者に呼びかけている注意事項も報告された。
 県によると、県内の秋田犬展示施設は大館市や北秋田市、秋田市などの13。会議に先立ち、秋田市内の2施設を現地視察した。

 
 

北秋田市 成田為三の命日 墓前で「浜辺の歌」を合唱

2018-10-30
成田為三の墓前で「浜辺の歌」を合唱する参加者(龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏が行われた。市内の合唱団など約50人が代表曲「浜辺の歌」を高らかに歌い、功績をたたえた。
 為三は1893年、旧森吉町米内沢生まれ。東京音楽学校で作曲を学び、「浜辺の歌」をはじめとする数々の名曲を生み出した。演奏会は1957年から始まり、現在は地元の合唱団が参加している。
 浜辺の歌音楽館少年少女合唱団、コール・もりよし、る・それいゆの地元合唱団3団体や関係者らが参加。遺影が飾られた墓の前で奥山亮修住職が読経し、参加者は静かに手を合わせていた。
 少年少女合唱団が「雨」「かなりや」、コールもりよしとる・それいゆが「ほろほろと」を歌った。最後は参加者全員で「浜辺の歌」を合唱し、ふるさとが生んだ偉大な作曲家をしのんだ。
 
 
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