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石田邸 「大館繁栄に役立てて」 遺族が市に寄付 関連資料の展示も

2018-09-26
福原市長に目録を手渡す利光さん㊧(大館市役所)
 大館市の名誉市民第1号で、労働大臣などを務めた石田博英元衆院議員(1914~93)の邸宅と土地の贈呈式が25日、市役所で行われた。次女の利光京子さん(77)=東京都中央区=が福原淳嗣市長に目録を手渡し、「『石田ローズガーデン』の名を残して、父の業績を伝える資料も建物内に展示してほしい」と要望。市長は「約束する」と誓った。
 8月に死去した石田よし夫人の生前からの意向で、利光さんによると博英氏も議員時代から寄付の意思を示していたという。寄付は10月1日付。市は建物の現状を生かす形で改修し、宿泊やカフェを視野に入れた観光施設として利活用したい考え。関連資料は勲章や官記、掛け軸など110点に上り、今のところ市の預かりだが、ゆくゆくは寄付を受ける予定。
 市長から「観光行政推進に寄与する」と感謝状が贈られ、利光さんは「大館がもっと繁栄するよう役に立てればうれしい」と語った。
 同市三ノ丸の邸宅は1957年建築で79年に増築した鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積255・34平方㍍。土地は3255・78平方㍍で、このうち住宅部分を除いたローズガーデン2306平方㍍はこれまで市が借り受けていた。約500種のバラはすでに寄贈されており、95年7月から市管理となっている。
 博英氏は47年の衆院選で旧秋田1区から立候補し初当選。内閣官房長官や労働大臣、運輸大臣などを歴任した。よし夫人は博英氏の死去後もバラ園のある自宅で暮らし、今年8月11日に101歳で亡くなった。
 石田邸は、漢学者で開国論「三策」を執筆した狩野良知(1829~1906年)や、良知の次男で京都帝大文科大学長を務めた狩野亨吉(1865~1942年)の生家跡でもあり、入り口付近に案内標柱が立てられている。
 ローズガーデンでは10月6日から3日間、大館バラまつりシーズン2が開かれる。

 

内陸線 「さらなる対策必要」  県の三セク経営評価 赤字目標達成も

2018-09-26
  県は、25%以上出資している第三セクターの2018年度(17年度決算)経営評価を公表した。秋田内陸縦貫鉄道について、庁内各部局の次長級職員などで構成する「第三セクターのあり方に関する検討委員会」は「収入確保とコスト管理による収支改善が求められる」と評価。外部専門家(公認会計士)は「損失の縮小にはさらなる対策が必要」と指摘した。
 経営評価の対象となる法人は、株式会社13、公益法人等16の計29。▽公共的役割▽組織体制▽事業▽財務状況の4項目で、法人による自己評価と所管課評価、専門家の意見、委員会評価をまとめた。
 内陸縦貫鉄道は自己、委員会評価ともに公共的役割と組織体制がA、事業B、財務状況がC。前年度と同様だった。17年度は経常損失が1億9700万円と3年連続で目標の2億円以内を達成したが、前年度から400万円悪化。専門家は営業損失が増加したことなどを指摘しながら「このような状況が続くと厳しい。定期外は増加しているが、定期利用の減少に歯止めがかかっておらず、損失縮小にはさらなる対策が必要」とした。
 北鹿関係ではこのほか、十和田ホテルが自己、委員会のいずれも組織体制と事業がA、公共的役割と財務状況はB。17年度の経常利益は110万円で、委員会は「累積債務は年々減少しており、引き続き、コスト管理により安定した黒字経営が望まれる」とした。
 大館能代空港ターミナルビルは自己、委員会とも公共的役割と事業、財務状況がA、組織体制はB。旅客数が5期連続で増加し、14年度以降は継続的に2000万円以上の当期純利益を計上するなど「財務基盤は安定している」と評価した。
 評価はA~Cの3段階。

鹿角市18年度表彰  功労者に田中氏 文化功労者に故小笠原氏

2018-09-26
 鹿角市は、2018年度の功労者等4個人を発表した。功労者は田中專一氏(70)=花輪、文化功労者は故小笠原武氏(6月死去、享年74歳)=十和田毛馬内、一般表彰は児玉賢一氏(70)=花輪、櫻田守宏氏(79)=八幡平=の2氏が選ばれた。表彰式は10月31日午前11時から、鹿角パークホテルで開かれる。
【功労者】
 ▽田中專一氏(農業の振興) 2003年から09年までJAかづの理事、09年からは代表理事組合長として地域農業の発展に貢献。鹿角のブランド作物「北限の桃」や「淡雪こまち」の作付けと販売の拡大を図ったほか、組合員の所得向上に資する技術研修、JA出資型農業生産法人の設立、産直センターのオープンなどに取り組み、農家が安心して営農できる環境づくりに尽力した。
【文化功労者】
 ▽故小笠原武氏(保健医療の向上) 1987年から小笠原医院長として地域における医療の充実と住民の生活環境の向上に寄与。90年から今年まで十和田中学校の学校医、99年から2016年まで市保健センター運営委員、06年から鹿角市鹿角郡医師会長、11年から県学校保健連合会鹿角学校保健会長を務め、学校保健や地域医療の充実のため尽力した。
【一般表彰】
 ▽児玉賢一氏(社会福祉の向上) 1994年から2016年まで花輪地区主任児童委員として各地区担当の児童委員への援助・協力を行ったほか、関係機関と連携し、子どもや子育て家庭への支援、児童健全育成活動に尽力した。12年に全国民生委員児童委員連合会表彰、14年に県知事表彰を受賞。1995年から保護司を務め、犯罪のない地域づくりにも尽力している。
 ▽櫻田守宏氏(教育文化・社会福祉の向上) 2004年から17年まで市文化財保護審議会委員として文化財の保存・活用に努めるとともに、調査員、主任調査員として文化財調査資料の作成に尽力し、市の文化財保護に貢献。市文化財保護協会長を務めたほか、市老人クラブ連合会長、県老連理事など要職を歴任し、高齢者が活力をもって生活できる地域づくりに尽力した。

ハチ公サミット大館で最終回 ゆかりの4JCが発表 今後の交流発展に期待 

2018-09-25
4JCによる発表などを行ったサミット(北秋くらぶ)
 忠犬ハチ公にゆかりのある都市が交流する「ハチ公サミット2018」が23日、大館市幸町の料亭北秋くらぶで開かれた。同市での開催は4年ぶりで、今回が最終回。同市、東京都渋谷区、山形県鶴岡市、福島市の青年会議所(JC)メンバーがこれまでの経過を振り返り、今後の交流発展に期待した。
 ハチ公生誕90周年を迎えた13年、ハチ公の縁を契機に都市間の交流を促進しようと始まった。以前から友好関係にある大館と渋谷のJCが、ハチ公の飼い主だった上野英三郎博士の出身地・三重県津市、ハチ公物語を新聞社に寄稿した斎藤弘吉の出身地・鶴岡市、渋谷の商店街からハチ公のオブジェを贈られた縁がある福島県飯舘村に呼び掛け、5市村区の関係者が参集してセレモニーや首長の対談などを行った。
 その後も各地を会場に年1回続けてきたが、今回で一区切りすることになった。大館JC、東京JC渋谷区委員会、福島JC、鶴岡JCからメンバー約30人が参加した。
 各JCの担当がそれぞれの地域で開催したサミットについて、写真や動画などを使って発表。渋谷区委員会は年の諸行事を振り返り、「街の象徴が同じなのは大きい。人は変わるが、街はずっとある。さらに掘り下げることでコラボの可能性が広がる」と提案した。
 大館JCの田山洋平理事長は「今後も末永く手を取り合って交流を深めるきっかけになれば。この事業を大切にして、いろいろな形で交流していきたい」と述べた。
 来賓の福原淳嗣市長は「4JCはハチ公と銅像を巡る物語でつながっている。次にどういう物語を発信していくか楽しみにしている」と期待を寄せた。

 

北秋田市阿仁 古民家再生利用を計画 観光客回遊に期待 DMOに負担金

2018-09-25
 北秋田市阿仁地区で築100年近い「古民家」の再生利用が計画されている。本年度は市が地域連携DMO「秋田犬ツーリズム」に観光事業負担金を支払う形で「宿泊施設かカフェのような施設」(市産業部)に転用できないか調査する予定。
 市が支払う観光事業負担金は3277万円。2018年度一般会計補正予算案に計上され、9月定例議会で予算審査が行われている。古民家関連の予算案は本会議や常任委員会で議員から質疑が相次ぎ、関心を集めている。
 産業部によると、負担金のうち古民家関連は500万円。観光客が阿仁地区を回遊するための拠点づくりを目指し、どのような活用が可能か調査する。古民家改修の基本設計費用も含まれている。負担金の残り約2700万円は配車システム開発、特産品土産物開発などに使うという。
 この古民家は阿仁合地区中心部にあり、明治時代に呉服商が建てたという。阿仁鉱山と共に栄え、往時の造りをそのまま残すことから文化財的な価値も注目されている。現在は個人所有で空き家状態。
 市議会の予算審査では、民間の不動産に公費を投じる理由などが問われた。産業部は「所有者と交渉中で、無償で譲り受ける方向で詰めている」と説明。19年度に改修作業を計画している。
 カフェなどに改修した後、運営主体についても質問が相次いだ。産業部は「計画ではDMOが観光客を回遊させるための拠点にする」「いろいろな運営方法があり、検討段階」と述べるにとどめた。
 阿仁地区は鉱山で繁栄した当時の歴史文化が色濃く残る一方、閉山後は衰退が進んだ。現在は宿泊施設や飲食店も少なく、観光客が休憩に立ち寄る場が限られていた。議員は「古民家ブームだから改修は賛成だが、採算が取れる運営を慎重に進めてほしい」などと注文した。
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「食と命」大切さ感じて マタギ体験学習会 北秋田市

2018-08-18
鶏の解体など見学したマタギの地恵体験学習会(阿仁前田)
 北秋田市に伝わる狩猟文化「マタギ」を通じて命や食の大切さを学ぶ「マタギの地恵体験学習会」が17日から、森吉山の周辺地域を会場に行われている。市内の小学生18人が参加してきりたんぽ鍋に使う鶏の解体作業などに挑戦、食べることの意義や命の重さなどに理解を深めた。
 市民有志でつくる実行委員会(佐藤慶博委員長)の主催。17日から19日まで2泊3日の日程で、野外調理や星空観察、カヌー体験、阿仁熊牧場の見学など行う予定。初日は前田公民館で結団式を行った後、きりたんぽ鍋の調理に取り組んだ。
 結団式で佐藤委員長は「みんなが毎日口にする食べ物はすべて命あるもの。3日間の体験を通して食べることの大切さ、命の尊さを感じて」と子どもたちに呼び掛けた。
 きりたんぽ鍋づくりは、具材となる鶏の解体作業からスタート。子どもたちは羽をむしる作業を体験。「かわいそう」「気持ち悪い」などと及び腰になる場面も見られたが、子どもたちは「命をいただく」という意味を感じながら真剣な表情で取り組んでいた。

 
 

花輪ばやしあす開幕 ユネスコ無形文化遺産 祭り一色の2日間

2018-08-18
 鹿角市花輪の街が熱狂の渦に包まれる伝統行事「花輪ばやし」は19、20日の2日間行われる。ユネスコ無形文化遺産登録後初開催となった昨年は、2日間で過去最多の26万人の人出となったが、今年はさらなる盛り上がりに期待されている。
 花輪ばやしは、花輪の産土(うぶすな)神・幸稲荷神社に奉納される祭りばやし。神社の祭典はご神体が里宮・御旅所に移る16日の「神輿渡御(みこしとぎょ)」で始まり、後半の2日間は「花輪ばやし」として豪華絢爛(けんらん)な10台の屋台が登場、華やかなにぎわいを見せる。
19日は正午から「子どもパレード」が行われ、桝形、福祉保健センターからそれぞれ祭典本部(交流プラザ)に向かって園児や小中学生による屋 台運行、はやし、踊りが行われる。
 午後5時半、のろしを合図に各町内が御旅所へ向けて順次出発。6時35分から幸稲荷大神に祭り開始を告げる「御旅所詰」を行い、独特の手打ち式「サンサ」が見られる。かづの銘酒前では子ども演奏コンクール審査が行われる。
 6時55分、御旅所から駅前広場に向けパレード開始。駅前広場では屋台の到着を待つ間に「町踊り」が披露される。
7時50分からは初日のハイライト「駅前行事」。10町内の屋台が勢ぞろいし、エネルギッシュな競演を繰り広げる。駅前サンサも行う。9時から自町内に向けて運行を開始する。
 帰町後に一時休憩を経て、ファン必見の「朝詰」パレードへ。20日午前0時ごろ、組丁から順次出発する。米代川に架かる稲村橋には2時すぎに到着し2時半に出発。
 新田町の桝形には3時すぎに到着。躍動的な運行から一転、厳粛に神事を行い、各町内が奉納曲を演奏、サンサも行う。4時20分に各町内に向かって運行する。
 2日目の20日は正午から自町内で運行。午後7時から駅前に向かってパレードを開始する。屋台到着を前に、駅前広場では8時から郷土芸能「かづのふるさと大太鼓」を披露。8時40分からは駅前行事を行い、9時半から終盤の見どころ「赤鳥居詰」の運行開始。到着後、11時半すぎに組丁の赤鳥居で祭り終了のあいさつをし、サンサを行う。
 各町内への帰途で下5町内は福祉保健センター前、上5町内は御旅所前ではやしの競演や演芸などを行い、21日未明まで完全燃焼する。
 臨時駐車場は鹿角市役所、鹿角地域振興局、かづの商工会、道の駅かづの・あんとらあ。シャトルバスは市役所―あんとらあ間で午後4時40分~10時20分に20分間隔で運行する。料金は100円(小学生以下無料)。2日間とも臨時列車の午後10時13分鹿角花輪駅発秋田駅行きと、同10時45分鹿角花輪駅発大館駅行きを用意している。
 問い合わせは祭典委員会(交流プラザ内、☎0186・30・0500)。
 

北鹿地方で大雨 土砂崩れや道路決壊 2市36人が避難

2018-08-17
国道105号で発生した土砂崩れ(北秋田市阿仁水無)
大きくえぐられた米代川沿いの堤防(鹿角市八幡平大里)
 東北北部に前線が停滞して大気の状態が不安定になった影響で、北鹿地方は15日から16日にかけ、大雨に見舞われた。秋田地方気象台によると、16日午後5時までの24時間降水量は北秋田市阿仁合で260㍉に達し、観測史上最大を記録。鹿角市と北秋田市が避難準備情報を出し、両市の避難所に計13世帯36人が一時避難した。各地で土砂崩れや堤防・道路の決壊などが相次ぎ、交通機関も乱れた。人的被害はなかった。
 気象台によると、24時間降水量は鹿角市で160・5㍉(午前10時40分まで)、同市湯瀬で141㍉(午後5時まで)、小坂町藤原で127㍉(午前2時40分まで)、大館市で114・5㍉(正午まで)など。湯瀬では8月の観測史上最大を更新した。鹿角と阿仁合では平年の8月1カ月分の降水量を上回った。
 土砂災害や河川氾濫の危険性が高まったため、鹿角市は15日夜から16日未明にかけて急傾斜地・米代川周辺の5881世帯1万8238人に、北秋田市は16日未明、市内全域の1万4109世帯3万2404人に避難準備情報を出した。鹿角市は同日午前9時40分に解除。北秋田市も午後5時までに全ての地区で解除した。
 北鹿5市町村や警察、消防によると、北鹿地方では16日午後4時現在、住家の床下浸水8棟、非住家の浸水8棟が発生。国道や県道、市道での土砂崩れや落石、堤防・道路の損壊は15カ所以上に及んだ。倒木も多数あった。
 この影響で通行止めも相次いだ。北秋田市では、国道105号の阿仁荒瀬―阿仁水無間の約3㌔が約16時間にわたって全面通行止め。上小阿仁村では、八木沢集落に通じる県道が落石の恐れで、緊急車両以外は通行止めとなった。
 鹿角市では、岩手県境にほど近い十和田大湯の国道104号で、約5・1㌔にわたって全面通行止めが続く。このほか、大館市では比内町八木橋字五輪台の鶏舎に水が流れ込み、飼育されていた比内地鶏161羽が溺死した。
 NEXCO東日本十和田管理事務所によると、雨量の基準超過により、東北道の小坂インターチェンジ(IC)―安代IC間の上下線が約9時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雨の影響で奥羽本線、花輪線で特急列車上下6本、普通列車上下26本が運休、普通列車上下30本などが区間運休した。
 停電もあった。東北電力秋田支店によると、午前1時10分ごろ、鹿角市八幡平の延べ131戸で停電が発生した。土砂崩れに伴う倒木で電線が断線したため。約9時間30分後に全戸復旧した。
 気象台によると、県内は17日昼前まで雨や雷雨の所がある見込み。引き続き土砂災害への警戒を呼び掛けている。
 

失敗恐れず挑戦を 鹿角市成人式 260人が大人の決意

2018-08-17
仲間と写真を撮りながら、再会を喜ぶ新成人たち(コモッセ)
 鹿角市の2018年度成人式が16日、コモッセで行われた。スーツやはかま、華やかなドレスを着た新成人258人が出席。旧友との再会を喜び、大人としての責任と自覚を胸に決意を新たにした。
 対象は1997年4月2日から98年4月1日までに生まれた300人(男性153人、女性147人)。式には対象者の86%にあたる258人(男性137人、女性121人)が出席した。テーマは「ふるさとの出会い 二十歳の集い 鹿角市成人式」。
 開会行事で成人式実行委員会(桜庭宝委員長)の委員17人が紹介され、桜庭委員長は「心に残る成人式にしたい」と協力を求めた。児玉一市長は「社会の原動力として、地域に元気を与えるような人材になってほしい。まちづくりにも参画し、みなさんの手で新しい鹿角を築いていってほしい」と式辞を述べた。
 新成人への記念品(たんぽ小町ちゃん珪藻土(けいそうど)コースター)が代表の大岡才華さんに贈呈された後、新成人を代表し金澤勇介さんが「大きな節目を迎え、変化しようとしている。大きなチャンスだが、その裏には不安もある。個性をなくした大人にはなりたくない。自分を主張し、胸を張れる大人になりたい。人生には失敗はつきもの。自分らしさを失わず、常に挑戦していきたい」と決意を述べた。
 式典後は、あきた舞妓による舞の披露、各地区での記念撮影が行われた。新成人たちは大人への仲間入りを互いに喜んだり、近況を話したりしていた。
 

コムコムに踊りの輪 北秋田市民盆踊り 縁日やクワガタ抽選も

2018-08-17
北秋田市民盆踊り大会(コムコム)
 第62回北秋田市民盆踊り大会が15日夜、市民ふれあいプラザコムコムで行われた。雨のため施設内での開催となったが、地域住民や帰省者など大勢の人が踊りの輪を広げ、故郷の夏を楽しんでいた。
 鷹巣町時代から続く恒例の催し。市観光物産協会(檜森正太会長)主催。以前は商店街通りで実施していたが、参加しやすいようにとコムコムを会場にしている。
 雨が降るあいにくの天候となったが、開始時間に合わせて浴衣姿の家族連れや職場のグループなど多くの人が来場。多目的ホールに踊りの輪を広げた。
 開会式で檜森会長は「盆踊り大会は故郷の夏を楽しむ催し。今後も続けて地域の夏を盛り上げていきたい。きょうは存分に踊り、楽しい思い出をつくって」と呼び掛けた。
 振り付けが分からず遠巻きに踊りの輪を眺めている子どもの姿も見られたが、先導役の商工会女性部のメンバーたちの手ほどきを受けて伸び伸びと踊っていた。
 前半の部終了後には縁日の無料券とクワガタ抽選券をプレゼント。子どもたちは輪投げや型抜き、スーパーボールすくいなどを楽しんでいた。
 
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マイナンバーカード 大館市3月末まで 「申請キャンペーン」開始

2018-07-11
 大館市が今年3月末までに交付した個人番号カード(マイナンバーカード)は6257枚で、2017年度の交付枚数は707枚だった。来年3月からの開始を予定するコンビニエンスストアでの証明書等の交付(コンビニ交付)は、マイナンバーカードを所持していることが利用の要件となる。市は交付枚数を増やそうと今月から、市民課窓口での「申請キャンペーン」をスタート。タブレット端末を使っての写真撮影や手続きを行っている。
 マイナンバーは、住民票のある全ての人が持つ12桁の番号。社会保障や税、災害対策などの分野で効率的に情報を管理し、複数の機関に存在する個人情報が同一人の情報であることを確認するために活用される。
 顔写真付きのICカードであるマイナンバーカードは、「通知カード」とは別に、希望する人に交付する。マイナンバーの証明のほか、本人確認の際の身分証明書、e―TAXなどの電子申請などに使用できる。
 交付は16年1月から開始され、初年度の15年度は3月末までに950枚を交付。2年目の16年度は4600枚を交付した。しかし、3年目の17年度は1年間で707枚を交付しただけにとどまった。総交付枚数は6257枚。人口に対する割合は8・3%だった。本年度は、4月から6月末までの3カ月間で221枚を交付している。
 市は来年3月から、住民票の写し、印鑑登録証明書、戸籍証明書などの証明書をコンビニで取得できる「コンビニ交付」のサービスを開始する予定。マイナンバーカードを持っていなければ利用できないことから、この機会に交付を増やそうと今月から、申請キャンペーンを開始した。
 市役所市民課窓口で、専用のタブレット端末を使用して職員が顔写真を撮影するほか、申請手続きを一緒に行うもの。期間は来年2月末まで。手続きは事前の予約が必要。申し込み、問い合わせは市民課市民係(電話0186・43・7042)。申請は郵送やスマートフォンから行うこともできる。

アジサイ咲き始める 北秋田市の翠雲公園 2500株、中旬以降見頃に

2018-07-11
鮮やかなアジサイが並ぶ翠雲公園(北秋田市三木田)
 北秋田市三木田の翠雲(すいうん)公園で、「市の花」に指定されているアジサイが咲き始めている。連日続いた雨により開花が進み、青や白、紫色の花が訪れた人を楽しませている。
 旧合川町時代から地域住民らが株のオーナーになって植栽し、9種類約2500株が小高い丘に並ぶ。昨年はまとまった雨が降らずに開花が遅れたが、今年は順調に成長。色とりどりの花が鮮やかに咲いている。
 管理している地元の男性によると、今年は6月末に開花し始めたといい、「見頃は今月の中旬以降」と話す。品種や植えている場所によって開花の時期は異なり、9月ごろまで楽しむことができる。

扇田病院着服事件 北秋田市の女を逮捕 「金額は覚えていない」

2018-07-10
午後6時ごろ、大館署を出る中嶋容疑者
 大館市立扇田病院で約1億1800万円の外来診療費が着服された事件で、大館署と県警捜査2課は9日、北秋田市脇神字脇神囲ノ内、同病院の元会計窓口担当従業員で無職、中嶋泉容疑者(49)を業務上横領容疑で逮捕した。容疑を認めているが、「着服金額は覚えていない」と話しているという。詳しい動機や着服の手口のほか、共犯者の有無などについて調べている。
 2017年4月、当時勤務していた扇田病院で、患者から外来診療費等を受領する収納業務に従事していた際、患者から受け取り保管していた現金の中から、複数回にわたって外来診療費計193万6763円を着服、横領した疑い。動機については「生活費などに充てた」という趣旨の供述をしているという。
 警察は、昨年8月に市が会見で着服を明らかにしてから、調査に動き出した。11月上旬には病院から領収書控えや日計表など関係資料の提供を受け、事実関係や着服額特定に向けて資料の精査を進めてきた。本格捜査に着手できる見通しが立ったとみられ、市からの被害届を5月6日に、告訴状を同8日に受理した。
 5月10日には中嶋容疑者の自宅を家宅捜索したほか、関係先も捜索し、容疑者と複数回会って事実確認を行ってきた。7月9日午後に自宅で任意同行を求め、容疑を大筋で認めたため、同日午後4時すぎに大館署で逮捕した。
 市によると、中嶋容疑者は2004年から、当時病院の医事業務を受託していたニチイ学館(本社・東京都)の従業員として会計窓口を担当。10年7月に東北ビル管財(本社・大館市)が委託業者になると同社へ移籍し、担当を続けた。08年3月から17年4月までの約9年間にわたり、患者から納付された外来診療費自己負担金の一部、3万227件、計1億1792万円を着服したとされる。
 このうち、警察の捜査で容疑が固まったのは病院を辞める直前の約1カ月分、約193万円の着服。同署は「長期間にわたる犯行のため、(資料精査などの)事実の特定に時間を要した」としている。残りの着服金額についても立件を目指す方針で、再逮捕や追送検も視野に入れて捜査を進めていく。

「左多六とシロ」伝説たどりツアー 鹿角市十和田の下草木の公園や墓

2018-07-10
「左多六とシロ公園」を見学する参加者(十和田下草木)
 鹿角市十和田地域づくり協議会(中村隆俊会長)は8日、十和田下草木に残るマタギ左多六と忠犬シロにまつわる悲話「左多六とシロ」にちなんだ歴史伝承発見ツアーを行った。参加者約20人が下草木の「左多六とシロ公園」やシロがまつられている大館市葛原の老犬神社などを見学し、地域の歴史文化に理解を深めた。
 十和田市民センター前で開会式を行い、案内人の三上豊・大湯郷土研究会副会長が「秋田犬は今、国際的に脚光を浴びている。こうしたチャンスに地元にもシロを題材とした物語があるので、追ってみたい」と述べ、バスで出発した。
 伝説によると、カモシカを追って三戸領内に迷い込んだ左多六が、狩猟免状の巻物を家に置き忘れて所持しておらず捕らえられた。賢いシロは飼い主のために2度も三戸と鹿角を往復したが、巻物は左多六の処刑に間に合わなかった。シロは三戸城が見える山頂で恨みの遠ぼえを何日も続け、そこは犬吠森と呼ばれるようになった。その後、左多六の妻とシロが移り住んだ葛原で、住民がシロを供養するため老犬神社を建てたという。
 下草木の「左多六とシロ公園」には1978(昭和53)年に「左多六とシロのふるさと」として建立された顕彰碑や案内板がある。顕彰碑の発起人は下草木集落一同、鹿角秋田犬愛好者有志、大湯郷土研究会、大湯温泉観光協会、協賛は鹿角市、秋田犬保存会。郷土史家・安村二郎氏(故人)の撰文(せんぶん)が刻まれている。下草木では「佐多六」ではなく「左多六」の表記で伝えられている。
 参加者は50㍍ほど離れた墓地にある「又鬼左多六の墓」の標柱と墓石も見学した。
 大湯の男性(78)は「墓があるのはツアーで歩いてみて分かった。もっとこうした企画を実施してほしいし、鹿角でもっと犬に愛着を持って取り組んでもいい」と話した。
 老犬神社では別当の木次谷賢一さんから説明を受け、左多六の狩猟免状とされる巻物も見せてもらった。
 このほか、大湯の在郷坂一里塚や野中堂浅間神社前など、江戸時代に幕府巡見使が通行した街道の一部を訪ねた。

思いつなぐ「WA ROCK」 豪州の最新事情は かやのさん阿仁合で講義

2018-07-10
オーストラリアのワロック事情を語るかやのさん(コミューン)
 北秋田市を中心に人気の石絵遊び「WA ROCK ANI(ワ ロック アニ)」を、発祥の地とされるオーストラリアから伝えたかやの・チョールトンさん(43)=パース市=が一時帰国し8日、コミュニティースペース「阿仁合コミューン」で特別講義の講師としてオーストラリアの最新事情を語った。
 かやのさんは神奈川県出身。父親が鷹巣、母親が阿仁合出身という縁があり、年に1回ペースで阿仁合地区に長期滞在している。石に好きな絵を描いたり、隠した石を探したりする遊びを昨年夏、日本に伝えた。
 地元の家族を中心に少しずつ広まり「フェイスブック」(FB)上で情報を交換。メンバーは現在100人を超えるまでに増えた。6月中旬にかやのさんが一時帰国したのを機に、コミューンが特別講義を企画した。
 かやのさんはブームの最先端を走るオーストラリアの様子を紹介。国土が広大な国柄で、隠した場所をある程度分かりやすくするためFB上で衛星利用測位システム(GPS)表示することや、キャンバス代わりの石を店頭購入することなどをユニークに語った。
 パース市では小児科専門病院の患者を励まそうと、応援メッセージ付きワロックを隠す人がいるという。拾った小児患者が笑顔になり、闘病生活のつらさを紛らわせたとの逸話を披露。かやのさんは「ダイヤモンドでもない石が人を勇気付けた」と、人の思いをつなぐワロックの力を語った。
 この日は市内外からFBグループのメンバーら約20人が集まった。実際に会うのは初めてという人もおり、緊張が解けると普段の遊びぶりをにぎやかに語り合い、石に絵を描いて交流を深めた。
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