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大館市 一般会計3億円追加 返礼品購入や子育て応援 12月議会、26日招集

2019-11-20
 大館市は19日、12月定例議会を今月26日に招集すると告示した。補正予算案は一般会計で3億4728万2000円。ふるさと応援寄付(ふるさと納税)推進や待機児童解消・在宅子育て応援、大館能代空港運賃助成の各事業費を追加したほか、田代総合支所空調設備更新工事費や小学校教科用図書購入費などを計上した。
 提出するのは一般・特別会計の補正予算案、指定管理者の指定手続きを定める条例の一部改正案、会計年度任用職員制度導入に伴う関係条例整備に関する条例案、へき地保育所・比内福祉保健総合センター・斎場・ペット霊園・大館総合技能センターの指定管理者の指定など議案23件。
 一般会計補正後の総額は355億9818万4000円で、前年同期に比べ6億7005万6000円(1・9%)増となる。特別会計と企業会計を含む全会計の合算は補正後で763億308万1000円。一般会計の投資的経費は42億3756万1000円、構成比で11・9%となり、前年同期比5239万3000円(1・3%)増える。
 主な歳出のうち、新規事業は田代総合支所空調設備更新工事費3146万円、小学校教科用図書購入費2843万円。継続事業は、ふるさと納税の返礼品購入などに充てる「ふるさと応援寄付推進事業費」2億478万円、待機児童解消・在宅子育て応援事業費240万円、大館能代空港運賃助成事業費700万円などを追加した。
 会計年度任用職員制度は地方公務員法の改正などを受け、2020年4月に導入される。臨時・非常勤職員から移行し、期末手当(ボーナス)を支給できる条例を制定するほか、職員の勤務時間・休暇に関する条例などを改正する。
 指定管理者は▽へき地保育所(沼館、二井田、真中、矢立、長木、下川沿、花岡)=市社会福祉事業団▽比内福祉保健総合センター=比内ふくし会▽斎場・ペット霊園=ジェイエイ大館・北秋田葬祭センター▽総合技能センター=大館北鹿職業訓練協会―として議決を求める。
 このほか旧正札竹村本館棟解体工事で転落防止柵設置工事を追加し、事業費が増額になるとして議決内容の一部変更を提案する。契約額の3億4737万5520円を、3億4853万8220円に改める。

企業版ふるさと納税活用 鹿角市の計画 国認定 市で第1号 祭り展示館を改装

2019-11-20
 鹿角市が地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)を活用するため、国に申請していた地域再生計画「鹿角市文化遺産を生かした着地型観光推進プロジェクト」が対象事業として認定された。同市では初めて。鹿角観光ふるさと館(道の駅かづの)あんとらあの改修に合わせ、ユネスコ無形文化遺産の花輪ばやしを紹介する同館祭り展示館をリニューアルするための実施設計を行い、観光客の増加を図る。
 企業版ふるさと納税は2016年度に創設。国から「地方創生を推進する上で効果が高い」と認定された事業に対し企業が寄付をすれば、これまでの損金算入措置による軽減効果(約3割)と合わせて、寄付額の6割相当の税額控除が受けられる。
 市が認定を受けた地域再生計画は、稼げる観光産業を確立するため、観光拠点施設あんとらあを世界級の文化遺産を前面に出して改修し、市内での観光客の滞在時間と観光消費の増加を実現する内容。
 具体的には、築後30年で老朽化が進んだあんとらあの改修工事(19~20年度)に合わせ、花輪ばやしを紹介する祭り展示館を展示替え工事によりリニューアルし、観光客増を目指す。映像などを用いながら、より感動を呼ぶ演出が可能となるようリニューアルを行う方針。
 寄付の対象となるのはリニューアルの実施設計の事業費で、165万円のうち110万円は発電事業者、電気卸供給事業者の計2事業者からの寄付が見込まれている。
 数値目標として示したKPI(重要業績評価指標)では、あんとらあ入り込み客数が18年度の7万9305人から21年度は8万5000人へ、純売上高が18年度の3億2045万円から21年度は3億2966万円へ、市内観光客数が18年度の178万人から21年度は199万人へと増加させる設定となっている。
 市は「施設改修期間中も観光客利用の多いレストランと売店は営業が継続されており、団体、個人旅行客の受け入れや地域DMOによる着地型旅行商品の開発や展開などによって、入り込み客数や純売上高の増加を見込むことができる」としている。

北秋田市 坊沢公民館を耐震診断 築45年 10年に改修、継続使用を検討

2019-11-20
耐震診断が行われている北秋田市坊沢公民館
 北秋田市教育委員会は坊沢公民館(同市坊沢)の耐震診断を実施している。1974年建設の木造平屋建てで、市内に現存する公民館の中では最も古い部類に入る。2010年に大規模改修を実施しており、生涯学習課は「安全であることを確かめられれば使い続けたい」としている。
 市有施設の耐震化について市は15年度末に市耐震改修促進計画(第2期計画)を策定した。計画策定時点で全施設の77%にとどまっている耐震化率を、2020年度までに100%とすることを目標とし耐震診断や耐震改修を進めている。
 坊沢公民館の耐震診断も計画の一環。建設から45年がたち老朽化が進むものの、9年前に大規模改修を実施。内装を全面的に直し屋根も更新した。事務所や会議室、調理室などを設けた。
 改修で一定の耐震化が図られたとみられ、同課は「改修による耐震状況を診断し施設の安全を確かめたい」と診断の目的を説明する。診断結果を踏まえ、耐震にお墨付きが得られれば引き続き使用したい考えで、現時点で建て替えの計画はないという。
 市は耐震診断業務を入札で永井トシノリ一級建築設計事務所(坊沢)に59万円で発注した。業務委託は来年3月末まで。
 市公共施設等総合管理計画によると、公民館を含む集会施設は16年度末の策定時点で81。建設年代の古い公民館は合川駅前(1971年)、中央(73年)があり、その次に坊沢が古い。
 ただ、合川駅前は来年に解体する方針が決まっている。中央は2016年3月末で廃止された。すでに用途変更され自治会館などに使われている施設などを除き、引き続き使用予定の公民館の中では坊沢が最も古い。

「ハチとパルマの物語」 秋田犬の里でロケ 日露共同製作 「世界で戦える映画に」 大館

2019-11-19
秋田犬の里で行われた「ハチとパルマの物語」の撮影
 忠犬ハチ公とロシアの忠犬パルマの物語をテーマにした日露共同製作映画「PALMA ハチとパルマの物語」の撮影が18日、大館市の秋田犬の里で行われた。映画の冒頭で使用するオープニングセレモニーの様子を撮影。物語を進める重要なシーンで、約120人のエキストラが協力した。関係者は「世界で十分戦える映画になるはず」と力を込めた。
 映画は旧ソ連時代、空港に残されたシェパードのパルマが2年間、飼い主を待ち続けたという実話を基に製作。物語には秋田犬も登場し、駅で主人を待ち続けた忠犬ハチ公と重なる。家庭の事情で心を閉ざした少年とパルマの交流などを描いている。監督はアレクサンドル・ドモガロフ・ジュニアさん。
 大館市でのロケは、映画の冒頭で使用する秋田犬の里オープニングセレモニーを撮影。大人になった少年が幼い頃の犬との思い出に触れるシーンとなる。福原淳嗣市長をはじめ、来賓役の出演者がステージでテープカットを行い、5月の式典を再現した。本県出身の女優、壇蜜さんが館長役で出演した。
 この日のために募集したエキストラは、県内のほか、弘前、盛岡、仙台市など県外からも訪れ、セレモニーの盛り上げに一役買った。山崎栄さん(57)=大館市釈迦内=は「ロシアにもハチ公と同じような物語があり、すごく興味がある。たくさんの人に映画を見てもらい、大館の宣伝になれば」と話していた。
 来年1月にも大館で撮影を行う。映画は2020年夏にロシアで先行公開。国内では21年初夏からの全国ロードショーを予定している。プロデューサーの益田祐美子さんは「日本とロシアのスタッフが日本語、ロシア語、英語、ボディーランゲージで一つのものを作ることは価値がある。映画は生き物。十分に育って化ける土台はある。世界で十分戦える映画になるはず」と期待を寄せた。

台風19号被害 宮城・丸森町での活動報告 北秋田市消防本部 緊急援助隊で出動

2019-11-19
台風19号に伴う緊急援助隊の活動報告会(北秋田市消防本部)
 10月中旬に発生した台風19号による大規模な浸水被害を受けた宮城県丸森町で、緊急消防援助隊として活動した北秋田市消防本部職員の活動報告会が18日、同本部で開かれた。第1次、2次隊ごとの活動や後方支援の情報を共有し、今後の活動に備えた。
 同消防本部は県内消防で構成する秋田県大隊として、第1次隊6人が10月13日から4日間、第2次隊6人が同16日から3日間活動。2011年の東日本大震災以来の出動となった。
 報告会には職員約40人が参加。中嶋誠消防長は「報告会を今後の消防活動や、災害に強いまちづくりに向けて有効に活用してほしい」とあいさつした。
 丸森町の地理や被害状況、野営場所について概要を説明した後、各隊の隊長が写真を交えながら時系列に沿って活動の様子を報告。活動は行方不明者の捜索や安否確認などが主だったという。中嶋忍副署長は「出動前の食料調達に時間を要したが、被災地で買わずに自己完結できた。今後は早く出動できたら」などと振り返った。
 このほか隊員2人が後方支援活動の状況や今後の課題などを発表。「県やブロック単位で一括した後方支援活動が必要」などの意見が出たほか、「現地の人の役に立てるよう準備を徹底していかなければならない」と話していた。
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県種苗交換会 開幕 本県農業の底力示す 農産物1832点 大館で18年ぶり

2019-10-31
1832点の農産物が並んだ展示会場(タクミアリーナ)
 第142回県種苗交換会が30日、大館市で開幕した。出品農産物は前年を294点下回る1832点。今年は高温、少雨傾向で生育に影響を及ぼす天候となったが、主会場・タクミアリーナには、生産者が丹精込めて育てた農産物が並んだ。審査の結果、北鹿地方から3人が農林水産大臣賞に輝いた。
 同市での開催は2001年以来、18年ぶり8回目。「集え大館 令和に紡ぐ 秋田の農業」をキャッチフレーズに、11月5日までの7日間、多彩な行事が行われる。JA秋田中央会主催、市協賛会協賛。市協賛会は期間中、80万人の人出を見込んでいる。
 タクミアリーナで行われたオープニングセレモニーでは、JA秋田中央会の船木耕太郎会長が「明治から続く交換会が一つの時代を超えて紡がれていくことに深い感銘を覚える。本県農業の底力を感じていただき、食と農への理解が深まることを期待する」、市協賛会長の福原淳嗣市長が「新元号令和の時代に、秋田が持つ農業の魅力、素晴らしさを伝えていきたい」とあいさつ。関係者がテープカットを行った。
 出品された農産物は▽水稲=56点▽畑作物及び工芸作物=245点▽果樹=243点▽野菜=851点▽花き=308点▽農林園芸加工品=60点▽畜産及び飼料=38点▽林産品=31点―。地区別では、北秋田が587点で全県8地区で最も多く、鹿角からは130点となった。
 農水大臣賞を受賞したのは、池田貴宏さん(鹿角市)のリンゴ「秋田紅あかり」、松澤幹基さん(大館市)のヤマノイモ「大館1号」、渡辺寛子さん(大館市)の切り花・ダリア「NAMAHAGE MASARU」。展示会場には午前中から多くの人が詰めかけ、農産品を一品一品鑑賞。農業機械化ショーや植木苗木市、飲食物露天販売などが行われる協賛第1会場のニプロハチ公ドームもにぎわいを見せた。
 ほくしか鹿鳴ホールでは新穀感謝農民祭、開会式が行われ、1878(明治11)年から続く歴史と伝統を誇る農業の祭典の幕開けを関係者が喜び合った。
 31日は午前9時30分から、メモリスあきた北で「農業生産拡大に向けた労働力確保対策について」をテーマに、談話会が行われる。

秋の鹿角をPR タイから 旅行関係者 リンゴ狩りも体験

2019-10-31
リンゴ狩りを楽しむタイの旅行代理店関係者(十和田関上の佐藤秀果園)
 国立公園八幡平エリアを海外の観光客に売り込む招へいツアーが、鹿角市と隣接する岩手県八幡平市で行われている。インバウンドターゲット国としているタイの旅行代理店関係者6人を招待し、秋の魅力をアピールしている。
 両市が連携して、タイから旅行関係者を招くのは、2回目。前回は冬の魅力を発信するため3月に実施。今回は秋に設定した。29日から11月2日まで4泊5日の日程。
 招待したのは、旅行エージェント4人とSNSで発信して影響力のあるインフルエンサー2人の計6人。一行は29日、羽田空港から空路で大館能代空港に到着し、鹿角市内の道の駅あんとらあ、史跡尾去沢鉱山を回った。千歳盛酒造では日本酒を試飲した。
 30日は午前、後生掛自然研究路を散策し、午後は十和田関上の佐藤秀果園でリンゴ狩りを体験した。経営する佐藤一さん(70)によると、台湾など海外観光客の利用は多く、木に実っているリンゴを間近にして体験できるとあって、喜んで帰るという。
 参加者は、赤く実ったリンゴをもぎ取った後試食し、「おいしい、おいしい」を連発していた。タイにおける鹿角の認知度はこれからだが、男性は「この2日間のコースは、鉱山があり、後生掛の自然、フルーツ、温泉と、トータルとしてよくできている」と話した。この日はホテル鹿角に宿泊した。
 31日から八幡平市に入り、11月2日に盛岡市から羽田空港に向かう。

農業功労者 成田さん(鹿角市)と アグリ川田(大館市)に 地域農業をけん引

2019-10-31
関係者らが農業功労者の受賞を祝った(ホテルクラウンパレス秋北)
 県種苗交換会の「農業功労者を称える会」は30日、大館市のホテルクラウンパレス秋北で開かれた。「淡雪こまち」の直播栽培技術の確立に尽力した鹿角市の成田誠さん(72)と、枝豆産地形成に尽くした大館市のアグリ川田(川田将平社長)が受賞。それぞれ喜びを語り、地域の農業のさらなる発展を誓った。
 成田さんは、1976年に稲作主体の農業に従事。JAかづの毛馬内地区稲作愛好会会長、JAかづの理事、鹿角農業士会会長などを務めた。県育成品種「淡雪こまち」の直播栽培における収量の安定化と品質均一化の技術を確立。特産化により農家所得の向上に大きく貢献した。
 同社は、家族経営から企業経営に転換し、2006年に設立。翌年に転作大豆栽培のノウハウを生かし、収益性の高い枝豆栽培を開始した。16年には園芸メガ団地育成事業を活用し、枝豆栽培の大規模化・機械化・安定した収入を確保。栽培面積を40㌶まで拡大した。その後も12品種を組み合わせた独自の播種、栽培計画により、18年度には単一法人として管内最大の75㌶の枝豆栽培を行い、地域の枝豆生産をけん引している。
 成田さんはあいさつで「農業は無我夢中の一言。淡雪こまちは何度も諦めかけたが、仲間に支えられた。栽培は難しいが、これからも続けてほしいという声を聞く。これからも皆と共に頑張りたい」と抱負を述べた。同社の川田社長は「最近は枝豆を栽培する若い人も増えている。今後も秋田の枝豆を頑張っていきたい。受賞は周りの農家や社員のおかげで、自分は修業の身。この先も地域貢献していきたい」などと感謝した。

水道ビジョン 料金見直しなど原案に 大館市 広域・官民連携も 議会建水委で報告

2019-10-30
水道ビジョン原案について報告を受けた建設水道委(大館市役所)
 大館市議会建設水道常任委員会(佐藤眞平委員長)は29日、市役所で開き、長木川河道掘削事業と新水道ビジョン策定状況について報告を受けた。水道ビジョンは人口減や設備更新に伴う費用増を踏まえて料金見直し、広域・官民連携などを原案に盛り込み、11月11日からパブリックコメント(意見公募)を行う。
 外部有識者らでつくる「懇話会」や議会の意見を反映した原案によると、更新需要や財政収支の見通し、理想像、目標設定、実現方策など7章で構成。人口減を背景に水需要と料金収入の減少が予想され、老朽化施設の更新で多額の費用も見込まれており、料金見直し検討の必要性を挙げている。経営基盤の安定化へ官民連携や広域連携も打ち出した。
 料金を据え置くと2035~39年度に赤字となる見通しで、値上げした場合は経営が成り立つと推測。施設の長寿命化を考慮して更新する場合の見直し時期の一例として▽32年=約20%増▽39年=約10%増▽46年=約10%増▽51年=約20%増▽58年=約10%増―と示した。
 広域連携については県主導で具体化すると想定し、「できる限り市も同じ方向で進む」と記載。県内で料金徴収業務の包括委託が進んでいることから段階的に官民連携を推進するとした。民間に運営権を譲渡するコンセッション方式は「現状では現実的でない」と判定、「業界の成熟や市民理解、安全の担保などを見極めながら段階的に推進する」としている。
 パブリックコメントは11月22日まで。市ホームページや水道課(比内総合支所)、市民課(本庁舎)、田代総合支所市民生活係で原案を閲覧できる。1月の懇話会に最終案を示し、年度内の策定を目指す。
 長木川河道掘削事業は県が行うもので、本年度はJR花輪線鉄橋の上流側から県道大館十和田湖線大館橋まで1・5㌔区間、20年度は大館橋から市道有浦東台線鳳凰大橋まで1・5㌔区間の予定。掘削で発生する土砂は旧長根山スキー場など市有地に搬出することにしている。

北秋田 墓前にささぐ「浜辺の歌」 成田為三の命日 地元合唱団が歌声

2019-10-30
成田の楽曲を歌う合唱グループ(龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏会が開かれた。市内の合唱グループなどから約40人が参加し、代表曲「浜辺の歌」を墓前にささげ、功績をたたえた。
 成田は大正から昭和にかけて300曲以上を手掛け、芸術的な童謡作曲の草分けとして知られる。1945年10月29日に51歳で亡くなり、同寺に眠っている。
 その功績と楽曲を後世に伝えようと、墓前演奏が企画されたのは57年。成田が教授を務めた国立音楽大の合唱団有志が披露した。市教委によると、現在のように地元合唱グループが参加して行うようになったのは30年前の89年ごろという。
 没後74年となるこの日は市教委の呼び掛けで浜辺の歌音楽館少年少女合唱団やコール・もりよし、女声合唱団る・それいゆ、秋田声楽研究会カント・アムゼル、同館運営審議委員らが出席した。墓前で奥山亮修住職が読経し、参加者が手を合わせた。
 歌い手たちは伴奏に合わせ「雨」「かなりや」などを披露。清らかな歌声を響かせた。最後に全員で「浜辺の歌」を合唱し、あらためて成田の偉業をかみしめた。
 少年少女合唱団の泉谷優奈さん(14)と藤本奈月さん(15)は「為三先生の曲を歌うことは誇らしい。合唱活動ができることや先生に感謝したい」と語った。
 11月3日には市文化会館で第14回「浜辺の歌音楽祭」も開かれる。午前10時開演。
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ジャズ マグワイアツインズ 母の故郷で「浜辺の歌」 北秋田

2019-09-19
ジャズアレンジした「浜辺の歌」を奏でるマグワイア兄弟と外山さん(北秋田市文化会館)
 北秋田市に縁のある双子の男性ジャズユニット「マグワイア ツインズ」とジャズピアニスト外山安樹子さんの公演「カラフルサウンド~色づく秋をジャズにのせて」が17日夜、市文化会館で開かれた。市出身作曲家・成田為三の代表曲「浜辺の歌」をアレンジした曲のほか、オリジナル曲などを織り交ぜ、多彩な音色でジャズファンを魅了した。
 ツインズはドラムのカール・マグワイアさんとベースのアラン・マグワイアさんの2人。米国を拠点に音楽活動し、6月に本場ニューヨークのステージに立つなど頭角を現している。母親が市出身という縁で毎年北秋田公演を開催。国内屈指の女性ジャズピアニストと称される外山さんとの共演が実現した。
 ジャズの定番曲「枯葉」で開演し外山さんのオリジナル曲、ツインズがアレンジした曲を次々と披露した。アランさんが体を揺らすようにベースを弾くなど情熱的な演奏はこの日も健在。カールさんと視線を交わして息の合った音色を奏で来場者を魅了した。
 浜辺の歌の演奏はゆったりとした曲調が途中から心を躍らせるようなものに一転。来場者に合唱を呼び掛け、ステージと客席が一体になって盛り上がっていた。

除雪予算案など可決 大館市9月議会 副市長は名村氏再任 決算認定案を上程

2019-09-18
申請の5件を審査した委員会(大館市役所)
 大館市空き家等対策検討委員会(会長・名村伸一副市長)は17日、市役所で会合を開き、危険空き家等解体撤去費補助金に申請があった5件を審査した。審査結果を25日に開く市空き家等対策協議会(会長・福原淳嗣市長)に諮り、「特定空き家」を認定する。
 庁内の関係各課で組織する委員会で、本年度2回目。前回の5月の会合では7件を審査し、協議会を経て、6件が「特定空き家」に認定された。このうち5件は取り壊しが終了し、すでに補助金を交付済み。残る1件は現在取り壊しが行われている。
 名村委員長はあいさつで「前回から4カ月が経過し新たな申請が提出されている。申請が増えた場合は時期的な状況もあるが、補正予算を組むことも考慮しながら進めたい」と述べた。5件について構造の腐朽や破損の程度などの状態を点数化して危険度を判定。周辺への影響度なども総合的に判断し、特定空き家に認定するかどうかを判定した。
 市が2017年度から運用を始めた制度。市空き家等対策の推進に関する条例(市空き家条例)に基づき指定された「特定空き家」を解体する場合に、対象経費の2分の1の額について50万円を上限に補助する。

小坂町 「御境御用留」を収録 「新編町史」 編さん事業 資料編第一集を発行

2019-09-18
「新編小坂町史」に先駆けて発行された「資料編第一集」
 2020年の刊行を目指し、新たな町史の編さんに取り組んでる小坂町は、本編に先駆けて、「資料編第一集」(B5判94㌻)を200部発行した。藩政時代に藩境の管理をしていた人が日常的につけていた業務日誌「御境御用留」を収録した。
 資料編は、歴史的な資料の発掘や検証とともに、今後の調査、研究に役立てる狙い。第一集は町が所蔵する解読済みの古文書から、「御境御用留」(1752~1760年)を選定し、翻刻した。
 巻頭で町史編さん室の亀沢修室長は、「御境御用留」について紹介。「旧小坂村の旧家は小笠原家、澤口家、工藤家が代表格。工藤家は、藩政期には藩境を管理する役目を持つ武士の家柄」とし、「『御境御用留』は七代・八代当主の工藤弥右衛門が記録した業務日誌。弥右衛門の経歴、春秋2回の御境奉行巡検コースや宿泊先、御境古人・御山見の実務などが詳細に記され、当時の藩境管理や小坂村の様子を知る貴重な資料」などとつづっている。
 全14冊のうち、3冊は工藤家、残りは初代小坂村長を輩出した小笠原家で保存されていた。町総合博物館郷土館が開館した1982年に小笠原家から、2003年に工藤家から町に寄贈されたという。
 町史編さん室によると、町内の旧家には、未発見の古文書などが残されている可能性が高く、資料編の発行は今後も継続する予定。
 現在の町史は、新町制施行20周年を記念して1975年に発刊された。発刊以降、町は豊かな自然環境と鉱山の歴史、貴重な文化など、町ならではの特色を生かしたまちづくりを展開してきた。
 町民に地域に対する理解を深めてもらう目的で、新町史の編さんを進めている。刊行は新町制65周年の節目にあたる20年。作業は佳境に入り、24日に開く編さん委員・協力委員合同会議で今後のスケジュールを再確認する。
 資料編は町内外の希望者に対し、1冊1600円で販売している。問い合わせは、町史編さん室(☎0186・29・4133)。

北鹿勢は総敗退 秋季全県高校野球 鳳鳴 走者出すも決め手欠く

2019-09-18
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 鳳鳴は3回2死三塁から藤盛の左前適時打で1点返す(こまちスタジアム)
 第4日の17日は、秋田市のこまちスタジアム、八橋球場で準々決勝を行った。明桜と対戦した大館鳳鳴は序盤に4点を先行された後、一時2点差まで迫ったが徐々突き放され、2―9のコールド負けを喫した。この日までに北鹿勢は全て姿を消した。第5日の21日はこまちで準決勝を行う。
 ◇準々決勝
 【こまちスタジアム】
大館鳳鳴0020000  2
明 桜 0410301× 9

     (7回コールド)
 ▽三塁打=田中(明)▽二塁打=福井(明)▽併殺=明桜2▽暴投=鳳鳴1▽守備妨害=鳳鳴1
 序盤に4点を先行され、3回に2点差まで詰め寄った鳳鳴だったが、以降は散発4安打と決め手を欠き、最後はコールドで押し切られた。
 鳳鳴は2回に4安打を集中され、4点の先行を許した。一方、打線は3回、2死三塁から藤盛、松澤の連打敵失を絡めて2点を返した。
 しかしその直後、無死三塁から犠飛で1失点し、5回には2死二塁から連続で長打を浴びて3点を失った。反撃したかった鳳鳴だが、4回以降は散発安打で無得点。点差を縮められないまま、7回無死満塁から中前打を浴びて力尽きた。
 鳳鳴・齊藤広樹監督の話 守備のほころびから流れを悪くしてしまった。やはり明桜に勝たなくては甲子園はない。大きな宿題をもらった。

大館 BDF利用が増加傾向 18年度2万3千㍑販売 工房JOYさあくる

2019-09-17
回収した廃食用油をBDF製造工場に運ぶ職員ら(大館市片山町)
 大館市片山町のNPO法人・工房JOYさあくる(鈴木千里理事長)が製造したバイオディーゼル燃料(BDF)の利用が増加傾向にある。家庭や飲食店などで出る使用済みの植物系食用油を再利用したもので、2018年度の販売実績は前年比899㍑増の2万3175㍑だった。軽油の代替燃料となり、地球温暖化の原因になる二酸化炭素(CO2)の発生を抑制する効果があるとして、鈴木理事長は「もっと利用者を増やして環境に優しいまちを実現したい」と意欲的だ。
 18年度は市内や北秋田市などから廃食用油8万5205㍑を回収。前年度より1534㍑減少したものの、販売数量は2年連続で増加した。回収量に対するBDF販売量の割合は27・2%で前年を1・5㌽上回った。
 本年度も8月末時点で1万7982㍑を販売し、前年同期(1万6998㍑)より984㍑多い。
 BDFを利用しているのは二井田真中地区コミュニティバス3台と市公用車2台、ごみ収集車2台、個人の乗用車1台のほか、法人が今年8月に導入した廃食用油回収用の小型トラック1台。これまで軽トラックで回収していたが、一度に運ぶ数量が限られ途中で引き上げるケースもあったことから、3・5倍の油を積み込める中古車両を購入した。
 植物系食用油は原料の菜種などが成長時の光合成でCO2を吸収するため、車からCO2が出ても相殺される。ディーゼルエンジンで動く乗用車やトラックだけでなく、重機や農機具、自家発電機などにも活用できることから、鈴木理事長は「今のところ軽油より安価なので経済的なメリットもある。温暖化が心配される中、BDFに興味を持ってほしい」と広く利用を呼び掛ける。
 BDF製造は07年10月にスタートし、12年11月に製造装置を更新。1回当たり230㍑の廃食用油を処理し、200㍑のBDFを精製する。需要に合わせているため、生産能力は月1000㍑以上の余裕があるという。冬期間は低温で固まりやすいため製造を休止し、装置の点検修理に充てている。
 法人は、廃食用油の回収などを行う知的障害者通所作業所の利用者も募集している。問い合わせは法人(☎0186・49・6355)。
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