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情報発信の拠点に 阿仁合駅2階改修 地元で説明会

2018-09-15
秋田内陸線阿仁合駅の2階改修に関する説明会(市阿仁庁舎)
 2017年度に行われた大規模改修で手つかずとなっていた秋田内陸線阿仁合駅舎2階の改修が行われることになった。国の交付金などを活用し、森吉山周辺の観光情報などを発信する森吉山ウエルカムステーションとして整備する計画。13日夜に市阿仁庁舎で地元住民への説明会が開かれ、事業概要や利活用の方針などが示された。
 阿仁合駅は増加傾向にある外国人観光客への対応強化などを目的に17年度、国の地方創生拠点整備交付金を活用して大規模改修が行われた。当初は2階も改修する考えだったが、事業費などの関係から着手できず、地元などから早期整備を求める声が上がっていた。
 説明会は国への交付金申請などを行う北秋田市と、市から補助を受けて事業を行う秋田内陸縦貫鉄道が開いた。はじめに市内陸線再生支援室の三浦仁作室長が事業概要を説明。ウエルカムステーションは森吉山に関する情報発信の拠点という位置付けで、大型モニターやデジタルサイネージ、森吉山のジオラマなどを設置する計画となっている。
 事業費は9018万円。このうち約7000万円はエレベーター新設や階段の移設、床の防音対策などに充てる。開会中の市議会9月定例会で関連予算が可決された後に事業着手する予定で、工期は10月から来年3月までとなる見通し。
 完成後の利活用については秋田内陸縦貫鉄道の吉田裕幸社長が説明した。施設の役割について▽観光拠点▽地域の生産性拡大とにぎわいづくりの拠点―の二つを挙げ、「森吉山の四季の魅力を分かりやすく伝えることができる施設として、国内外から集客を図り、内陸線の利用促進につなげたい」などと述べた。


 

40年前の思い出ずらり 大館製作所 タイムカプセル開封

2018-09-15
名前が刻まれた銅板を眺めるOB
 
 10月に創立100周年を迎える大館製作所(大館市大茂内、中田直文社長)で14日、モニュメントのタイムカプセルが40年ぶりに開封された。社員やOBは懐かしい品々と対面し、昔話に花を咲かせた。
 モニュメントは1976年の創立58周年記念事業で建立。中田社長の祖父で元社長の儀直氏の1周忌に合わせた。「伝統を支える」のテーマで高さ3・1㍍、幅1・8㍍。砲金や鋳物などで自社製作し、上部のステンレスをタイムカプセルとして60周年の78年に思い出の品を入れた。
 カプセルに収納されていたのは、当時の社員の名前が刻まれた銅板や新聞、写真、営業報告書など約50点。OBの若かりし頃の写真を見た社員が「親方、いい男だな」と会話を弾ませた。
 当時総務課長だった神林英樹さん(76)=水門前=は「『120円』と手書きしたタバコや硬貨も意外ときれいに残っていた。仕事がどんどん入ってきた頃でとても懐かしい。これからも会社が長く続き、社会に貢献してほしい」と語った。
 収納物は今後、改修予定の同社記念館に展示する予定。

 

鹿角花輪駅前の整備事業が本格化 新観光案内所10月めどに着工 鹿角市

2018-09-14
鹿角花輪駅前広場の整備イメージ図
 鹿角市の玄関口であるJR鹿角花輪駅前の整備事業が本格的に動き出した。実施主体の市によると、現在は土地引き渡しに向けた支障物件となっている運送会社事務所の解体工事が進行中。解体終了後には観光案内所の建築工事に着手、年度内の完成を目指す。広場全体の整備は2020年夏の花輪ばやしまでに完成させたい考え。
 駅前整備の方針は市が08年度に策定したまちづくりビジョンの中で、まちの玄関口としての魅力向上や交通結節点としての利便性、待ち合い環境の向上、花輪ばやしやイベントによるにぎわい創出などを掲げている。
 当初は駅舎改築を含めて広場と一体的に整備する計画だったが、費用負担の課題等もあって広場だけの整備を行う。総事業費は約7億7000万円の見込み。
 市民を含む策定委員会等の意見を反映させながら?年度に策定した整備基本計画と、17年度に策定した基本・実施設計によると、広場の面積は現在の約2400平方㍍から約3400平方㍍に拡大。ロータリーの車道は幅員5・5㍍で現在と同じ一方通行とする。
 観光案内所は広場南側に整備し、付近にバスバース(乗降場)を配置。タクシープール(12台)や一般駐車場(13台)をロータリー内側に配置し、駅舎前にタクシーや一般車両の乗降場所を確保する。現在ロータリー内にある声良鶏の銅像は移設先を選定中。
 観光案内所は木造平屋建て、延べ床面積180平方㍍。観光案内所のほかバス発券所、待合室、トイレを備える。10月着工、年度内の完成を目指す。駅前にある現在の観光案内所の機能を新案内所へ移して来年度にオープンし、現案内所は閉鎖となる予定。
 現在の花輪ばやしの桟敷席は約1100席だが、広場拡大後の桟敷席の在り方や、複合施設となる観光案内所の管理運営の在り方は今後、検討することにしている。
 本年度は観光案内所の建設のほか、融雪設備の実施設計、用地取得3件(運送会社、物流会社、駅前ビル)などを計画。来年度以降はバス会社と、現広場の3分の2を占めるJRの各所有地を取得し、整備工事を進める計画。

3年半総括「志半ば」 「政治姿勢」問われ市長 大館市9月議会・総括質疑

2018-09-14
総務財政委の総括質疑(市役所)
 大館市の9月定例議会は13日、前日に引き続いて二つの常任委員会での総括質疑が行われた。総務財政委(藤原明委員長)では、福原淳嗣市長の政治姿勢に関連して「就任からこれまでの約3年半を、どのように総括するのか」との質問があり、市長は「一言で申し上げると、適切かどうかわからないが『志半ば』ということに尽きる」と答弁。「ここまでの結果を出せたのならば、できることがもっとたくさんある。市民が大館で暮らすことに誇りが持てるよう、頑張りたい」などと述べた。
 福原市長は、2回目の挑戦となった15年4月の市長選で、当時の現職との一騎打ちを制して初当選。5月1日に就任した。来年4月30日で任期満了を迎える。
 この日の委員会で「市長は日頃から『ふるさと秋田のためにわが大館ができること』『大館の強み』と発言してきた。これらの成果は」との質問が出された。市長は「県との連携は格段に進んだ。端的な例を示せば秋田犬を前面に出したPRがあり、その効果は勢いを増してきている」などと説明。
 その上で「医療の面では、県境を越えた医療機関との連携についても、県から理解をされている。市立総合病院は、市民のためだけではなく、圏域の二次医療提供をしていること、若い医療人材の育成も視野に入れた経営をしていることが評価された。こうした動きを、産業振興や教育など、他の分野にも広げていく」と述べた。
 また「現在の市の現状をどう見ているのか」との質問には「シャッター街を見ると寂しい思いをする。一方で、新しいビジネスに挑戦しようとする若い人たちの姿を見ると、新しい時代のまちづくりであり、新しいビジネスモデルづくりを感じた。現状を悲観するのではなく、新しい時代を開く勇気を持ちたい」などと答弁。
 3年半の総括を「志半ば」としながら「政治家の仕事は、未来への期待をつくること。今の暮らしへの不満をしっかりと聞き取り、それに対する施策を打ち出していくことが市長としての責務と考えている」とした。

市長「公益事業は無償譲渡で」 ケアタウン従来案を強調 北秋田市9月議会・一般質問

2018-09-14
一般質問を行った北秋田市9月定例議会(議場)
 北秋田市の9月定例議会は13日、本会議を再開し一般質問を行った。在宅複合型施設「ケアタウンたかのす」を民間に無償譲渡する市の案に対し、一部議員が「無償はおかしい」と批判した。津谷永光市長は「公共の福祉サービスを引き受けてくれる法人には無償で、というのが私たちの判断」と従来の説明を繰り返した。脳ドックへの助成実施については「県内の状況を把握しながら前向きに検討したい」と述べた。
 一般質問を行ったのは福岡由巳議員(無会派)、板垣淳議員(共産党)、虻川敬議員(新創会)、久留嶋範子議員(共産党)の4人。
 ケアタウンの民間移管計画は当初2018年4月の実施を目指していたが、施設を無償譲渡する案が昨年、市議会に反対され、移管を見送った経緯がある。今年6月の市議会全員協議会で、市当局は無償譲渡する案を変えずに再度説明。今度は「合意を得られた」として19年4月の移管に必要な条例案を9月定例議会に上程している。移管先候補は市社会福祉協議会。
 板垣議員は「市議会に反対された案は手直しするべきだ」「昨年と同じ説明で、議会軽視を繰り返している」と批判した。市財政が厳しい現状を踏まえ「なぜただなのか」と質問した。
 津谷市長は無償譲渡案の内容が現在も「変わっていない」と認めた上で、庁内で再三検討を重ね「公共の福祉に資する施設を有償譲渡するのはなじまない」「無償譲渡案が最良と考え、あらためて示した」と説明。6月の全員協で「将来スケジュールも示している。反対意見はなかった」といい、この時点で合意を得たと判断。その後、移管先選定を「粛々と進めた」と述べた。
 他に、現行の人間ドック助成に加えて「脳ドックも助成する考えはないか」と久留嶋議員が質問した。津谷市長は「脳血管疾患の救急対応が現在は秋田市になっている。健診受診体制の整備は非常に重要」とし、助成実施に前向きな考えを示した。
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灯籠流し先祖送る 大館 ひない盆まつり

2018-08-20
灯籠を持ち河川敷に集まる住民(大館市比内町扇田)
 大館北秋商工会青年部(吉原考政部長)主催の「ひない盆まつり」が18日、大館市比内町扇田地区で行われた。米代川河川緑地では、地域住民が先祖を思いながら灯籠を川に流した。
 先祖供養のために灯籠を流す送り盆行事。一時期途絶えていたが、同会青年部が2003年に復活させ今年で16回目を迎えた。今年は約200個の灯籠を準備した。
 午後6時半ごろ、灯籠を手にした多くの地域住民が集まった。読経とかね、太鼓の音が響く中、地域住民から手渡された灯籠を実行委が次々と米代川へ流した。住民らは水面を照らしながらゆらゆらと流れていく灯籠に思いをはせながら静かに見送っていた。
 灯籠流し終了後には花火が打ち上げられ、夏の夜空を彩った。

集う場所や交流がある街 勉強会で「目指す大館市像」 支え合う仕組みづくりへ

2018-08-19
「支え合い体験ゲーム」などを行った第2回勉強会(上川沿公民館)
 大館市で、高齢者らの生活を地域で支え合う仕組みづくりに向け、市全域のニーズや課題をまとめる組織・第1層協議体が今秋にも発足する。本年度市社会福祉協議会(宮原文彌会長)が中心となり、町内や福祉、介護関係者らが勉強会を2回開催。「目指す大館市像」を固め、最も声が多かった「集う場所や交流がある街」に向けて、必要な協議体構成員を選出した。社福協は「住民目線で組織化を図り、住民主体の仕組みをつくっていきたい」と話す。
 介護保険制度に組み込まれた「生活支援体制整備事業」。高齢化が進み、介護人材が不足する中、国は住民の生活を地域全体で支援する仕組みづくりが必要とし、各自治体に生活圏域単位と市全域の協議体設置を求めている。
 大館市は昨年度、推進役となる生活支援コーディネーター6人を配置し、生活圏域(第2層)ごとに住民を交えた協議体を設置。本年度は社福協に委託し、市全域(第1層)のコーディネーター1人を配置し、組織化を図る。
 協議体設置に向け、社福協は6月と今月の2回、上川沿公民館で勉強会を開催。第2層協議体構成員や町内会、介護、福祉施設、NPO法人関係者ら約70人が制度を学び、「目指す大館市像」を話し合った。第1層生活支援コーディネーターの戸澤真澄さんは「支え合いは住民主体で行うため、組織化まで『見える化』を図り、住民目線で事業を進めたい」と狙いを話す。
 目指す大館市像で挙がったのが、「集まる場所があり、交流、コミュニケーションがある」。「近所や町内の交流がある」「子ども、若者がいる・住みやすい」が続いた。「居場所」や「交流」をキーワードに協議体構成員も選び、町内会、民生委員、福祉員のほか、PTAなど子ども関係、農林関係、女性消防団などが出され、戸澤さんは「地域資源を有効に使おうという方向性が見えた」と振り返る。
 今後は社福協や市などで人選を進め、10月ごろに予定する第3回勉強会で構成員を委嘱し、協議体を立ち上げる。第1層協議体は、第2層内で解決できない地域課題に対応し、必要な場合は市へ要望していく。社福協は「市中心部と郊外では抱える課題が違う。第1、2層協議体が連携しながら、サロンや除雪、買い物支援など市民の要望に沿った支え合いができる仕組みをつくっていく」と話した。

平成最後、継承へ決意 鹿角 花輪ばやしきょう開幕

2018-08-19
戸澤会長㊧から佐藤会長へ授与されたキバちょうちん(あんとらあ)
 鹿角市の伝統行事「花輪ばやし」の開幕を前に18日、幸稲荷神社からの御神体が安置されている谷地田町の御旅所で祭典祈願祭が行われた。終了後の直会では戸澤正英・花輪ばやし祭典委員会会長が佐藤圭太・若者頭協議会(若協)会長へ恒例のキバ(騎馬)ちょうちんを授与。参加した関係者が、平成最後となる花輪ばやしの安全や盛況、祭りの末永い継承に向けて決意を新たにした。
 花輪ばやしは、地元で「産土神さん」と呼び親しまれている総鎮守・幸稲荷神社の祭典で奉納される祭りばやし。祭典は16日の「神輿渡御」から始まり、後半の2日間が「花輪ばやし」として華やかなにぎわいを見せる。
 祈願祭には、祭典委や若協の役員ら関係者約80人が浴衣姿で参列。戸澤会長らが玉串を奉てんし、祭典の無事を祈った。
 直会は道の駅かづの・あんとらあに移動して開催。騎馬ちょうちん授与は、祭典委会長から若協会長にパレードの全権を委任する意味を込めた恒例の行事。今年は、昭和最後の若協会長だった戸澤会長から平成最後の若協会長の佐藤会長へと手渡された。佐藤会長はちょうちんを掲げ「確かに受け取りました」と祭りへの意気込みを示した。
 花輪ばやしは昭和の時代に県重要無形民俗文化財に指定され、平成に入って国重要無形民俗文化財に指定、ユネスコ無形文化遺産にも登録された。
 戸澤会長は「地元の祭りが日本を飛び越えた世界の祭りに発展しつつある。その足掛かりになったのが平成の時代。次の新しい元号の時は世界に相当アピールする祭りに変遷していく時代になると思う」と花輪ばやし継承への熱い思いを話した。

村内外の伝統芸能競演 かみこあにプロジェクト 八木沢の棚田舞台で

2018-08-19
勇壮な武士舞などが演じられた八木沢番楽(八木沢)
 上小阿仁村八木沢集落で18日、伝統芸能競演イベントが開かれた。棚田に設けられた舞台で地元の八木沢で継承されてきた番楽などが披露され、来場者や地域住民が先人から受け継がれてきた伝統文化を堪能した。
 村の2集落を会場に開催されている現代アートイベント「かみこあにプロジェクト2018」関連の催し。村内の八木沢番楽、大林獅子踊り、小沢田駒踊り、上小阿仁和太鼓、ゲストの代野番楽(大館市)、飾山囃子(おやまばやし)(仙北市)の6団体が出演した。
 オープニングを務めた八木沢番楽は、国の重要無形民俗文化財に指定されている「根子番楽」を継承する北秋田阿仁根子から移り住んだ人たちが伝えたとされ、根子番楽と同様に勇壮な武士舞が見どころ。保存会メンバーのほか番楽の継承に取り組んでいる村の中学生らが、雄大な自然を背景にした棚田舞台で勇壮な舞を披露した。
 かみこあにプロジェクトは八木沢集落と旧沖田面小校舎を会場に9月30日まで開催。期間中はウオーキングしながら作品を鑑賞する「健康ウオーキング×アート」などの関連イベントが行われる予定。問い合わせは村役場内の実行委員会(電話0186・77・2221)。

気仙沼訪問プロジェクト 大館の有志11人 「復興支援と学ぶ機会」

2018-08-18
 東日本大震災の復興支援や相互交流を目的に、大館市民有志が「気仙沼出前交流プロジェクト実行委員会」を立ち上げた。12月初旬に宮城県気仙沼市の訪問を予定。浅利博樹委員長(県北NPO支援センター事務局長)は「訪問でこれまでできた縁を大切に。復興が続く中で支援に限らず、訪問する大館市民が災害や絆を学ぶ機会としたい」と話している。
 大館市は「ふるさと元気づくりパワーアップ事業」として、震災翌年の2012年度から17年度まで6年間、気仙沼市を訪問してきた。文科省の補助事業終了と「復興支援という意味では一区切りの時期」として本年度は予定していない。
 過去に被災地を訪問した子育て支援団体や音楽療法士ら11人が「行政の訪問が終わっても個々として関わりを続けたい」と5月、実行委を発足。伝統芸能や料理を通した相互交流、大館の参加者が津波被害を学ぶ機会にする目的で、12月に1泊2日の訪問を計画。気仙沼の災害公営住宅近くの公共施設などでの開催を予定している。
 このほど国立青少年教育振興機構の「子どもゆめ基金助成活動」採択を受けた。事業助成は単年度で、助成金は当初予算の半分ほどという。中高生らの参加も募り実行委を含め20人ほどの訪問を予定しているが、宿泊費や食事代などの個人負担も発生する見込み。
 浅利委員長は「次年度以降も活動を継続したいが、毎年補助金頼みというわけにはいかない。訪問を通して資金繰り、内容等を検討していく。合わせて同様に活動する民間団体などにも声を掛けたい」としている。
 実行委は個人や団体の資金協力、訪問先で調理するだまこ鍋の食材提供など協力を呼び掛けている。問い合わせは事務局の河田美智子さん(☎080・1800・3349)。
 
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鹿角の精神医療考える 「常勤体制」に期待相次ぐ デイケア、訪問診療も実施へ

2018-07-22
12年ぶりの常勤精神科医の着任を機会に開かれた鹿角の精神医療を考える集い(コモッセ)
 鹿角地域の精神医療をテーマに考える集いが21日、鹿角市のコモッセで開かれた。精神科の常勤医師2人が12年ぶりに着任したかづの厚生病院は、来月6日から精神科のデイケアを実施し、訪問診療も行っていく計画を明らかにした。参加者からは「常勤体制」に期待の声が相次いだ。
鹿角の医療と福祉を考える市民町民の会(西文雄会長)が、常勤医が着任したのを受け、精神医療の課題や解決の方向性を探ろうと開催した。約50人が参加。
 かづの厚生病院・常勤精神科医の櫻庭泰さん(大館市出身)と大野正人さん(京都市出身)、原田一彦事務長、鹿角市いきいき健康課の成田靖浩さん、小坂町社協の柏山茂紀さん、西会長の6人がそれぞれの立場から報告、提言を行った。市社協は文書で報告した。
 岐阜県精神保健センターに勤務していた櫻庭医師は「医療以外にも、精神福祉の面でできることがある。行政などと連携しながら、自分の知識を生かしていきたい」と述べた。大阪赤十字病院に勤務していた大野医師は、行政や福祉との連携について「鹿角地域は患者について、行政や福祉の垣根を越えて話し合える環境にあると感じている。多職種の連携は大事で、この面でも仕事をしていきたい」と発言した。
 原田事務長は、4月から2人の常勤体制ができ、午後には新患も受け付けていることなどを報告。「8月6日から精神科のデイケアを始める。訪問診療も来月から徐々に行いたい。昨年度と比較すると、地域の皆さんに貢献できていると思う」と話した。
 市いきいき健康課の成田さんは、従来の非常勤医体制では新患の受診が難しく、大館市への通院となるため、受診を患者が渋るケースや通院が続かないことがあった、と指摘。「常勤によって相談がしやすくなり、通院しやすくなった」と期待を込めた。
 西会長は「市外の病院に行っている患者に声を掛け、戻れるように手を差し伸べてほしい。デイケアと訪問診療には大いに期待している」と述べた。訪問診療の運用について具体的な質問が出るなど、期待が高いところを示した。

ロボットプログラミング技術 小中学生が3部門で競う WRO県北予選

2018-07-22
プログラミングしたロボットを走行させる参加者(秋田職業能力開発短期大学校)
 ロボットのプログラミング技術を競う「WRO JAPAN2018県北地区予選会」が21日、大館市の秋田職業能力開発短期大学校で行われた。3部門に市内の小中学生17人が出場し、指定されたコース・フィールド上で熱戦を繰り広げた。
 おおだてロボット人材育成コンソーシアム(中田直文会長)の主催。児童生徒の創造力や課題解決能力を醸成することなどが狙い。競技に関心を持ってもらい、参加者の門戸を広げるため、6月から今月にかけて全3回のロボット教室を開いた。
 プログラミングしたロボットに各部門のコース・フィールドを走行させ、指定箇所の通過、物の運搬などの課題を達成するごとに加点される競技。それぞれ2回まで走行し、高い方の得点が結果に採用される。
 初級・中級者向けの「A1」に小中学生8人が出場したほか、WRO公式競技で全国大会につながる「ミドル」には小中学生5人、同じく「エキスパート」には中学生2組4人が挑んだ。
 試行を重ねながら設定を調整し、慎重にコースを走らせた。競技後には周囲から大きな拍手が送られていた。
 全国大会出場者は「ミドル」「エキスパート」両部門の上位から、主催者側が選考する。

休耕の棚田草刈り かみこあにプロジェクト 八木沢で清掃作業

2018-07-22
イベントが行われる舞台が設置される棚田の除草作業(八木沢)
 上小阿仁村で8月11日から始まる現代アートイベント「かみこあにプロジェクト2018」のメイン会場となる八木沢集落で21日、清掃ワークショップが行われ、実行委やボランティアなど約50人が棚田の草刈りや地区公民館の掃除に汗を流した。
 今年のプロジェクトは八木沢集落と旧沖田面小、集住型宿泊交流拠点施設(コアニティー)を会場に9月30日まで開催。作品展示や作家による滞在制作、伝統芸能イベントなどが行われる予定。
 メイン会場の八木沢集落にある棚田にはイベントを行う舞台が設置される。舞台周辺は休耕状態となっている田んぼが多く、雑草が伸び放題という状況で、参加者たちは草刈り機を使って手際よく作業を進めていた。
 公民館では、窓ガラスを磨く作業やプロジェクトの一環でアサガオを植える花壇の整備などが行われた。

まちづくり方針など協議 大館市都市再興協議会 都計プランや立地適正化

2018-07-21
大館市の都市再興協議会(市役所)
 大館市の都市再興協議会(会長・北原啓司弘前大学大学院教授)は20日、市役所で第3回を開き、見直しを進めている都市計画マスタープランでは「地域別のまちづくり方針」について、策定中の立地適正化計画では「都市機能誘導区域」と「居住誘導区域」の設定方法や考え方についてそれぞれ、事務局から説明を受けた。年内にあと2回の協議会を開き、本年度中に完成させる。
 市は2017年度から、都市計画マスタープランの見直しを図るとともに、立地適正化計画と地域公共交通網形成計画の策定に着手。これらを総称して「都市再興基本計画」と呼んでいる。地域公共交通網形成計画は、今年3月までに完成した。
 これまでの作業で、都市計画マスタープランは「未来を担う若者が主人公となるまちなか活用・そこからつながる多世代が快適な暮らしづくり」という基本理念のもとで、「もっと地域の力を活用する」などの全体構想をまとめた。
 また、立地適正化計画では、課題に「まちなかのエリア価値や活力の低下」などを挙げるとともに、「未来を担う若者が主人公となるまちなか活用」を基本目標に設定。「まちの賑わいと交流を促進する拠点づくり」「多世代が活躍できる機会づくり」「安心して住み続けられる環境づくり」を目指すとしている。
 この日の協議会では、都市計画マスタープランについては、大館東、大館西、大館南、大館北、比内、田代の各地域ごとに、地域別構想(地域別のまちづくり方針)を取りまとめたことを報告。「夢 チャレンジおおだて」(大館東)、「農工基盤に若者が集まり、笑顔が生まれる地域」(大館西)、「自然の恵みとともに、多世代が輝く住みよい地域づくり」(田代)などを挙げたほか、進めていく主な取り組みも説明した。
 立地適正化計画については、「都市機能」と「居住」の各誘導区域の設定方針や設定の考え方を説明。都市機能誘導区域は「拠点性を高めるため、まちの財産を活用した必要な機能集積を図る区域」、居住誘導区域は「将来にわたり居住の核となる区域」。JR大館駅周辺地区と大町城下町地区の2カ所にそれぞれ、設定する考えが示された。
 委員からは、マスタープランの地域別構想については「西日本の大雨災害を受けて、防災面も考えるべきではないか」、立地適正化計画の誘導区域については「現状のまちの姿とかけ離れているのではないか」などの意見があり、事務局で検討することにした。

鹿角市花輪一中 改造工事が本格化 二中との統合で 生徒ら校内で引っ越し

2018-07-21
引っ越し作業で机などを持ち運ぶ生徒(花輪一中)
 鹿角市は、花輪第一中学校(石井和光校長、267人)の大規模改造工事に着手した。花輪一中と花輪二中の統合校「花輪中学校」の校舎として整備するもの。工事が本格的に始まる夏休みを前に1学期最後の日となった20日午後は、生徒と職員が既存校舎への感謝と改造後の新校舎への期待を胸に、校内で東側棟から西側棟への引っ越し作業に汗を流した。
 花輪一、花輪二中の統合時期は2020年4月。統合後の校名は花輪中、校歌と校章は旧花輪中から引き継いで使用してきた花輪一中のものを使用する。
 校舎は、花輪一中の現校舎・体育館を改修して使用するが、竣工(しゅんこう)した1984(昭和59)年から34年が経過し、老朽化が進んでいるため大規模な改造を行う。
 校舎棟は鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積6330平方㍍。屋根の防水や外壁、サッシ、内外装、トイレ、外構の改修、エレベーター更新(バリアフリー化)、下水道接続、給排水管更新、FF暖房機設置、照明LED化、受変電設備移設、駐車場側側溝改修、樹木伐採などを行う。
 体育館棟は鉄骨造2階建て、延べ床面積1967平方㍍。屋根防水や外壁、内外装の改修、折りたたみ式バスケットボール台の耐震対策改修、排水管洗浄、照明LED化などを施す。
 実質的には夏休みに入った21日から本格着工する。工期は校舎棟が来年10月31日まで、体育館棟が同3月31日まで。
 校舎棟は本年度がグラウンド側、来年度が正面玄関側で工事を行う予定。本年度は東側棟から着工するため、事前に備品などを西側棟に移動させる引っ越し作業を13日と20日の2日間行った。
 20日は全校生徒と職員が机、いす、棚、本などを協力し合って持ち運んでいた。3年の海沼秀さんは「二中と統合して新しい学校になるが、一中の伝統を引き継いでほしい。この学校が改修できれいになり、長く続いてもらいたい」と話した。
 市教委によると、授業や部活動に支障がある工事は長期休暇中に行い、通常の登校日には授業や部活動に支障のない工事を実施する方針。
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