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「新しい秋田へチェンジ」 知事選 山本氏が出馬表明 県庁で会見 佐竹氏、村岡氏に続き3人目

2021-01-19
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知事選への立候補を表明する山本氏(県庁)
 県美容生活衛生同業組合前理事長で美容室経営の山本久博氏(69)=秋田市=は18日、任期満了(4月19日)に伴う知事選に無所属で立候補すると表明した。県庁で会見を行い、洋上風力発電を中心にした再生可能エネルギーの収益を県内に還元する仕組みの構築などを挙げ、「民間の決断力と行動力で秋田をチェンジしたい」と訴えた。
 山本氏は「人口減少や高齢化、平均所得の低迷などで本県を取り巻く状況が厳しい中、コロナ禍が追い打ちをかけ、秋田は本当に非常事態。子どもたちの笑顔があふれ、若者が明るく楽しい未来を描ける秋田をつくるためには、民間の決断力と行動力が必要。誰かがやらなければならないという思いで決意した」と出馬を決めた心境を話した。
 公約として「新しい秋田のための7つのチェンジ」を示し、▽子どもたちの笑顔あふれる楽しい秋田▽経済的に豊かな秋田▽誰もが活躍できる秋田▽ビジネスで世界に羽ばたく秋田▽農林水産業が輝く美味(おい)しいがあふれる秋田▽SDGs先進県秋田▽地域に根ざした県民のための風力発電―のチェンジに取り組むとし、「4年待つと手遅れになる。今変えるしかない」と訴えた。
 特に力を入れる洋上風力発電については「本県でも計画が進んでいるが、収益を地元に還元する仕組みは不十分。知事自らがプランを描いて秋田のためになる仕組みをつくる」とし、地元企業が事業に参入しやすいとする浮体式洋上風力発電の導入を進める考えを示した。
 知事選への立候補表明は現職の佐竹敬久氏、元衆院議員の村岡敏英氏に続いて3人目。
 【山本氏の略歴】1951年4月4日、秋田市生まれ。秋田高校卒業後、家業の美容師の道に進み、アメリカなどで修業。76年、秋田市に美容室を開業。現在、市内で2店舗を経営する。昨年12月まで県美容生活衛生同業組合理事長。風の王国プロジェクト主宰など務める。

商談もオンラインで 北秋田市商工会 初開催ですでに成果 「スペース」の貸し出し開始

2021-01-19
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北秋田市商工会が発行した「バイヤーズ・ガイド」
 新型コロナウイルス感染症の影響を受けて商談会や見本市の中止等が相次ぐ中、北秋田市商工会(藤本忠会長)はインターネットを活用した「オンライン商談会」の取り組みを進めている。初めて開催した昨年11月の商談会は、新たな取引が始まるなど成果を挙げた。会員企業の取り組みを支援しようと、パソコンなどを用意した「オンライン商談スペース」の貸し出しも開始した。
 昨年の春以降、県外への往来自粛が呼びかけられたり、大規模なイベントの中止が求められたりしたことで、販路の拡大を目指す事業者にとっては思うような活動ができない状況が続いていた。
 こうした中、同商工会は本年度の「伴走型小規模事業者支援推進事業」を活用し「きたあきたのうめ~モノ発掘プロジェクト」を推進。セミナーや個別面談等で商品力や商談力の向上を図るとともに、販路開拓のためのオンライン商談会を開くことにした。
 昨年11月20日のオンライン商談会は、商工会の主催としては県内で初めての開催。バイヤー側は東京都内の百貨店など4社と広島県の商社の計5社、会員からは8社が参加。会員企業とバイヤーによるモニター越しの1対1での商談は、計29回を数えた。
 バイヤー側からは「首都圏にないもの、地元で愛されているものを現代風にアレンジした商品がほしい」といったアドバイスがあったほか、会員企業からも「初めてのオンライン商談で不安だったが、商工会職員がついてくれて、心強かった」「商談後、バイヤー2社から引き合いがあった」などの声が聞かれた。
 同商工会は「新型コロナウイルスの感染が広がる中でも、東京や広島のバイヤーと商談することができた。顔や商品を見ながらのため、商談が進んだ」などと説明。今後の商談に役立てていこうと、商談会に参加した8社を含む計12社の商品を掲載した「バイヤーズ・ガイド」を発行。全国のバイヤー約3000社に送付した。
 オンライン商談会に臨む会員企業を支援しようと、商工会館内に設けた商談スペースの貸し出しを開始した。カメラ・スピーカー付のノートパソコンや、複数人数での参加にも対応する32型モニター、インターネット回線などを用意。機器の使用などは、職員のサポートを受けることもできる。
 利用の際は、商談予定日の7日前までの申し込みが必要。問い合わせは北秋田市商工会(電話0186・62・1850)。

捜査用似顔絵 「解決の一助に」と意欲 大館署の長澤さん 県競技会で最優秀賞

2021-01-19
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県警現場鑑識競技会の「捜査用似顔絵の部」で頂点に立った長澤さん(大館署)
 県警が主催する現場鑑識競技会(昨年11月24日・秋田市)の「捜査用似顔絵の部」で、大館署地域課の田代駐在所に勤務する長澤美代子巡査長(41)=大仙市出身=が最優秀賞に選ばれ、県警本部長表彰を受けた。事件の容疑者や不審者の特定、行方不明者の捜索等をするために重要な捜査手法の一つとされ、作成技術のある警察官は、人材が限られる中で貴重な存在。全県の署員の中で頂点に立ち、「練習してきて良かった。事件解決のため、これからも機会があれば描きたい」と話している。
 同競技会は鑑識技術の向上、初動捜査の強化を目的に毎年開かれており、2002年からは現場出動の機会の多い地域部門の警察官等を対象にしている。県内14署がそれぞれ3人でチームを編成し、「現場鑑識の部」に2人、「捜査用似顔絵の部」に1人が出場、部門別や総合の順位を競う。
 このうち「捜査用似顔絵の部」は、50分間で目撃者役から犯人役の特徴を聞き出し、鉛筆と消しゴムのみを使用して似顔絵を作成するもの。作画技術、顔の特徴を捉えているかなどを総合的に審査する。
 今回は民家で下着泥棒が発生し、逃げ去る犯人を目撃した人がいる―との想定で実施。県内各署から14人が出場し、長澤巡査長が栄冠に輝いた。「緊張したが、落ち着いてできた」と振り返る。競技会前に約2週間、集中的に指導を受けながら練習しただけに「結果が出せて良かった。終わってホッとした」と喜んだ。大館署チームは総合順位でも頂点に立った。
 中学、高校時代に美術部に所属。しばらく絵画から離れていたが、2005年に捜査用似顔絵の講習会に参加したことで再び筆を握る機会が増えた。基本技術や聞き取り方法などを学び、同年には潟上市での強盗事件で、容疑者の似顔絵を作成して逮捕につなげた経験もある。
 現在、大館署で似顔絵を作成できる署員は5人前後。指導した刑事課鑑識係の熊谷優樹係長は「検挙に至らない事案でも、当事者を特定することで注意、警告につなげられる。警察署によっては描ける人がいない場合もあり、貴重な存在」と話す。
 長澤さんは「機会があれば、これからも似顔絵の作成をしていきたい。学んだ技術がさび付かないよう、練習を続けていく。自分が描いた似顔絵が事件解決の一助になれば」と決意を新たにした。

コミュニティーFM 「ラジオおおだて」開局 県内7局目 地域に根ざした放送局に

2021-01-18
開局を記念して行われた特別放送の様子(大館市提供)
 県内7局目となるコミュニティーFM「ラジオおおだて」が17日、大館市に開局した。コミュニティーFMは放送対象地域を限定したラジオ局で全国に約330局あり、北鹿地方では鹿角きりたんぽFMに続いて2局目となる。周波数は81・4メガヘルツ。初日は特別番組を放送し、福原淳嗣市長らゲストや、18日から日替わりで進行役のパーソナリティーを務める市民が出演。地域に根差した放送局を目指し、第一歩を踏み出した。
 コミュニティー放送局は、市区町村の一部の地域で、地域に密着した情報を提供するためのFMラジオ放送局。きめ細やかな地域情報の提供、福祉活動への利用、防災情報伝達等に役立つと期待されている。
 「ラジオおおだて」の主な放送内容は、同市の天気やイベント、交通と防災など生活情報を中心にし、メイン番組のパーソナリティーは市民に限定。市も新たな情報発信の手段として週3回、1日5分程度の枠内で、イベントや講座の開催情報、市税の納期に関するお知らせや助成制度などさまざまな情報を発信する。
 収録や放送は、大館放送(小山明子代表・局長)が同市釈迦内の大館ゴルフセンター敷地内に設置したスタジオで行う。メイン番組は月~金曜の朝(午前10時~)と夕方(午後5時~)の2本。パーソナリティーは、市民12人と北陽中学校の生徒12人が日替わりで務める。
 17日は開局を記念して特別番組を放送。同市在住のフリーアナウンサーで、毎週火曜日の番組パーソナリティーを担当する真田かずみさんが番組を進行し、福原市長や月~金曜日の担当者らがゲストで出演した。
 福原市長は「行政としては、市民へリアルタイムで適切に情報を出していくことができる」と話し、「イベントに新しい切り口を加えることや、今まで知らなかった情報を届けて、市民が楽しく、心が豊かになる暮らしにつながるようになれば」と、地域活性化の情報源としての役割に期待を寄せた。
 パーソナリティーを代表して真田さんは「大館の豊かさを発信し、暮らしの輝きを未来へつなぐ新たなチャレンジ。市民のみなさんで一緒に作り上げ、育てていきましょう」と呼び掛けた。
 北鹿新聞では18日から、当日の番組表を掲載していく予定。

秋田犬会館観覧者 コロナ禍で半減 収束見据えSNSで発信強化 「犬の日常」注目集める

2021-01-18
看板犬として人気を集める秋田犬のスバル㊨。来館者やSNSの反応も上々だ(秋田犬会館)
 秋田犬保存会(本部・大館市、遠藤敬会長)は、2020年の秋田犬会館(三ノ丸)の観覧者数をまとめた。1年間で6731人にとどまり、19年の1万3010人から半減した。新型コロナウイルス感染拡大で観光客が減ったことが影響した。一方で、アフターコロナを見据えて会員制交流サイト(SNS)での情報発信に力を入れており、秋田犬の日常を撮影した動画は話題を集めている。事務局は「収束後に来館者を呼び込めるよう、認知度を高めていけたら」としている。
 同会館は保存会創立50周年を記念して、1978年に会員からの寄付を財源に建設された。1階に事務室、2階に会議室、3階に博物室があり、保存会が管理運営する。博物室は犬種団体としては国内唯一で、国指定天然記念物・秋田犬の歴史や生態などが詳しく学べる。
 毎年集計している博物室の観覧者数は▽13年=4741人▽14年=5608人▽15年=6228人▽16年=6706人▽17年=1万155人▽18年=1万9691人―と、近年急増。18年は平昌五輪フィギュアスケート女子金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手(ロシア)への子犬贈呈が話題となり過去最多に。19年はブームが落ち着き、市観光交流施設「秋田犬の里」のオープンで観光客を分け合う形となったものの、1万人台を保って好調に推移した。
 事務局によると、20年は新型コロナ感染拡大による観光客減少の影響を大きく受け、4~5月に約2カ月間臨時休館したこともあって前年から半減する結果に。政府の観光支援策「Go To トラベル」が7月に始まり、8~11月は月別で800~900人台まで回復したが、個人客が多く前年には及ばなかった。
 担当者は「近年団体・ツアー客は一度に30~40人を受け入れることもあったが、今年は多くて5~10人。外国人の姿もほとんど見かけなくなった」と話す。小学生の校外学習も密集を避けるため、同会館より広い「秋田犬の里」を勧めるようにしていたという。
 一方でSNSでの情報発信を強化するなど、アフターコロナを見据えた取り組みも始めている。「秋田犬を見たい」という需要に対応するため、館内にいる秋田犬の日常生活を短文投稿サイト・ツイッターで積極的に配信。その愛らしさが注目を集めているほか、受付係もこなす看板犬のスバル(雄、1歳11カ月)が話題となり、テレビ出演の機会も増えている。ファンからは「会いたい」「大館に行きたい」といった反応が見られ、好評を博している。
 事務局は「需要に応えるため、発信回数を増やしてきた。コロナが落ち着いたら観光客を呼び込めるように、認知度向上につなげていけたら」としている。
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桜櫓館耐震改修 腐食広範で工期延長 大館市 3月中旬の完成目指す

2020-12-31
耐震改修工事が行われている桜櫓館(月撮影、大館市字中城)
 大館市が所有する国登録有形文化財「桜櫓館(おうろかん)」の耐震改修工事は、当初予定していた来年1月中旬の工期を2カ月延長し、3月中旬の完成を目指している。補強は終えたものの、想定より構造材や屋根下地材の腐食などが広範囲におよび、手間がかかっていることや部材の発注で遅れが生じた。4月に見学・貸館を再開する予定。
 耐震診断で東西方向の耐力壁が不足し、窓や戸などの開口部も多いため暴風時に倒壊の恐れがあると判定。南北方向の壁量はあるものの配置バランスが悪く、地震時に建物が変形しやすいとされ、5月から改修工事を行っている。事業費は約6500万円。
 文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、できるだけ見えない位置で耐震化することを前提とし、建設当時の材料も可能な限り使用。既存の土壁は撤去し、構造用合板で耐力壁を設けた上で、再び土壁で仕上げる。屋根は既存の野地板と垂木、2階床は床板と根太の固定方法をそれぞれ確認し、想定と異なる留め金物は交換または増し打ちを行っている。土台と基礎、柱と横架材(土台・梁(はり))などの金物補強、既存梁を補強するための鉄骨梁と柱の新設なども進めている。
 過去の修繕が意匠的価値を損ねているとして、外壁や屋根の復元を図る。木製建具の組子修理やふすま・障子の張り替え、外観木部保護塗装も行う。浴室など使用していない部屋は物置に改修。電気・機械設備は更新する。庭園の樹木は剪定(せんてい)し、建物の外観が見えるよう整える。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階の和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。80年に現在地へ移転工事(曳家(ひきや))が行われ、北側の和室を解体。99年7月に登録文化財となった。
 市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は2018年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。

感染対策し新年へ 北鹿地方の神社 初詣の準備進む 「混み合う日時避けて」

2020-12-31
マスク、フェースシールドを着用して絵馬の準備作業をする学生(大館神明社)
 2020年も残すところ1日となった。新型コロナウイルスに悩まされ続けた1年の暮れを迎え、北鹿地方の神社では新年の初詣に向けた準備が大詰めを迎えている。感染防止対策にも気を配りながら、慌ただしく作業を進めている。
 毎年大勢の参拝客が訪れる大館市の大館神明社(佐藤文人宮司)では、縁起物の準備作業が進む。来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんだ巨大絵馬と同じ絵柄の絵馬や、招き猫をイメージした「開運干支土鈴」などを用意。牛の着ぐるみを着たハローキティのお守りや、コロナウイルスに関連して「疫病退散」の茅の輪守り、旅行安全御守なども並べる。破魔矢や熊手なども含めて約100種類を頒布する予定だ。
 30日は、アルバイトの高校生や大学生が説明を受けた後、絵馬に麻のひもを結ぶ作業を行った。新年に願いを込め、一つ一つ確認しながら丁寧に仕上げていた。
 初詣の感染防止対策として、縁起物を頒布する授与所ではアルバイトの巫女(みこ)らにマスク、フェースシールド、手袋を付けて接客してもらう。例年1カ所だったおみくじ売り場は2カ所に分け、密を避ける。各所に消毒液を置き、参拝客にマスク、手袋の着用、対人距離の確保を求めるため注意書きも掲示する予定。
 例年大みそかから元日にかけて24時間体制で参拝客の対応に当たっていたが、この元日午前3~7時は閉鎖して受け入れを取りやめる。
 コロナ禍の今年は分散参拝の問い合わせが複数あり、既に縁起物を買い求める人も見られるという。同神社は「感染対策をし、人との距離を保って参拝してほしい。初詣は新年初めてのお参り。新年の混み合う日時を避けて訪れてもらえれば」としている。
 駐車場は神社北側の曳山車車庫前のほか、今年境内整備事業で新設した境内北側も利用できる。約90台分を確保できる見通しで、周知している。

北鹿地方に大雪 倒木や交通に乱れ 年末年始も警戒を

2020-12-31
雪が降り積もって倒木が発生した現場(北秋田市七日市)
 冬型の気圧配置が強まった影響などで、北鹿地方は30日、大雪に見舞われた。秋田地方気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は北秋田市阿仁合で37㌢を記録。同市や鹿角市では倒木があり、道路の一時通行止めなども発生した。公共交通機関も乱れた。
 気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は鹿角市で30㌢、北秋田市鷹巣で17㌢。同時刻現在の積雪の深さは鹿角市で50㌢、阿仁合で47㌢、鷹巣で32㌢まで増えた。
 午後4時現在、北秋田市では雪の重み等のため計4カ所で倒木が発生。同市七日市の県道では、2カ所で樹木が電線に倒れかかった。国道や市道でも倒木が道路をふさぐなど影響が出た。鹿角市八幡平堀合の市道でも倒木があり、午前5時ごろから約7時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雪の影響で花輪線は午後1時30分から全線で運転を見合わせた。普通列車上下8本が運休、同2本が区間運休した。
 全日空によると、大館能代発羽田行き720便は雪のため出発が遅れ、31分遅れの午後0時41分に到着した。
 気象台によると、県内は31日から1月1日にかけても強い冬型の気圧配置が続き、大雪となる所がある見込み。31日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で平野部40㌢、山沿い50㌢。その後も雪が降り続くとみている。交通障害や建物被害への警戒、屋根からの落雪や路面・水道管凍結、なだれなどへの注意を呼び掛けている。

平日の歩行者 大町、御成町など大幅減 大館商議所通行量調査 コロナ予防で外出控え

2020-12-30
 大館市の中心市街地の人通りについて、大館商工会議所の通行量調査によると、大町と御成町2丁目、同3丁目の平日の通行量(歩行者)は前年を8~38・6%下回った。今年から新たに観測地点とした比内町扇田は、平日の通行量が休日に比べて2倍以上多い結果となった。大館商議所は「新型コロナウイルスの感染予防で外出を控える傾向が大きく反映したものと考えられる」としている。
 商業振興の研究や施策の参考にするため、10月16、18日の午前10時から午後5時まで調査。歩行者は商店街を形成する大町と御成町2、3丁目、比内町扇田の4地点、車両は大型店が立地する清水町、大田面を加えた6地点でそれぞれ計測した。両日ともに晴れや曇りで外出向きの天候だった。
 平日の歩行者は2丁目が382人(前年比8%減)、3丁目325人(38・6%減)、大町271人(18・1%減)、扇田153人の計1131人。休日は2丁目304人(28・5%減)、3丁目406人(12・3%減)、大町176人(32%減)、扇田70人の計956人。すべての地点で平日、休日ともに昨年から減少した。
 2丁目と大町、扇田で平日の通行量が休日を上回っており、銀行や病院などの利用を目的にした来街傾向が見られる。扇田については休日に銀行や病院だけでなく、商店街の多くが閉店していることも歩行者の大幅減につながったとしている。
 2丁目は「リニューアル、リノベーション事業が進む駅前地区の来街者をいかに誘導できるかが重要な課題」と分析。3丁目は「いとくショッピングセンターが目的地となっている。そこを起点に沿道の個人店などを生かし、来街者の回遊性を高める取り組みが求められる」とした。大町は「本年度は県よろず支援拠点事業による『0円改装』で、小売店やハチ公プラザの店舗リニューアルが行われ、今後の集客効果に期待」としている。
 車両の総数は平日が2万8468台、休日は2万8212台。休日の大田面が8267台(2・5%減)で最も多く、以下は▽平日の大田面7288台(2・4%増)▽休日の清水町6862台(1・7%減)▽平日の清水町6376台(0・4%増)▽平日の大町4131台(1%増)▽休日の3丁目3789台(2・2%増)▽休日の大町3750台(13・9%増)▽平日の3丁目3740台(6・4%減)▽平日の2丁目3493台(10・1%増)▽平日の扇田3440台▽休日の扇田2780台▽休日の2丁目2764台(2・1%増)―と続いた。
 7地点で増加したほか、車両・歩行者とも前年より早い時間帯に最多通行量を記録した地点が多く見られ、「遠出を控え、外出の際には車を使用して買い物や外出時間を短くする行動をとっている」と考察した。
 総括では「日沿道の大館市に関連する区間が開通し、大館能代空港や東北道を含めた広域交通網が形成され、人や物流の動きが活発になることが期待される。今後も引き続きハード整備やソフト施策が、車両・歩行者通行量に及ぼす影響を注視することが重要」とまとめた。

比内地鶏 過剰在庫ほぼ解消 官民一体で対策 一部で入荷不足も

2020-12-30
今年6月にJAあきた北青年部が開いた比内地鶏肉の販売会。生産者がおいしさをPRした。
 大館市の助成事業などを背景に比内地鶏の需要が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一時期は過剰だった在庫が11月までにほぼ解消。各種助成事業できりたんぽセットなどの販売が例年よりも好調で、事業者からは「商品発送の売り上げが伸びて助かる」といった声がある一方、一部店舗では年末の需要増も相まって在庫が不足する場面も見られる。
 比内地鶏は大館が本県の主要産地。新型コロナの影響で、主な出荷先の首都圏からの注文が激減したため、市内卸売業者は一時期多くの過剰在庫を抱えた。
 過剰在庫解消のため市は8月から、卸売業者が在庫を小売店に安価で販売した場合、差額の一部を補助する事業を行ったほか、本場大館きりたんぽ協会員を対象に比内地鶏の購入助成(1㌔当たり1500円)を行う「比内地鶏販売促進助成事業」を11月末まで展開。申請は7322㌔、助成額は約1100万円に上った。これらの効果で過剰在庫は11月までにおおむね解消された。
 このほか、市が特産品の販売事業者に対して購入客の送料を負担する「特産品送料助成事業」が好調に推移。特にきりたんぽセットなどの発送が昨年よりも増えているという。同市葛原の秋田比内や(武藤幸美社長)では、比内地鶏ハンバーグなどの冷凍商品や、正肉やスープなどが一体となったきりたんぽ鍋セットの売り上げが前年比で約2倍に。担当者は「店と客の双方が助かる事業で本当にありがたい。比内地鶏の消費拡大にもつながる」と感謝する。
 一方で、一部の店では年末の需要増で比内地鶏の入荷が追いつかない場面も。同市有浦のプラザ杉の子では、例年クリスマスの時期に需要が集中する「比内地鶏のローストチキン」(税込み5000円)の販売に影響が出た。ふるさと納税の返礼品分を含め例年並みの700羽を用意したが想定を上回る注文があり、100羽超の注文をキャンセルする事態となった。コロナ禍で忘新年会を開催しない企業から「チキンを購入して社員たちに配りたい」という注文が想定以上に多かったという。
 JAあきた北の生産部会(高橋浩司部会長)は今年の生産羽数を当初21万5000羽と計画していたが、5月から4割減産とし14万5000羽に修正した。月に開いた関係団体への報告会で高橋部会長は「行政、商工団体、地域一丸となった支援に感謝したい」と述べた。通常の生産羽数に戻せるよう今後もPR活動を続けていくとし、来年の生産は通常時から2割減の18万羽とするとしている。

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サイト「き・た・ら・ぶ」立ち上げ 地域おこし隊の高橋さん 北秋田のPRグッズ販売

2020-11-05
クマの足跡Tシャツを着る高橋隊員と、デザインした佐藤隊員(北秋田市)
 北秋田市地域おこし協力隊の高橋彩子さん(34)が市をPRするグッズの販売サイト「き・た・ら・ぶ」を立ち上げた。扱う商品は市内在住の作家らがデザインを手掛けたTシャツなど。本物のクマの足跡がプリントされるなど独自のデザインが光り「身に着けて市の広告塔になってもらえれば」と期待を膨らませている。
 観光振興につながるPR活動が隊員としての役割の高橋さん。今年は新型コロナウイルスの影響で活動が思うようにできず、思い付いたのがTシャツ製作だったという。
 イラストレーター北山紫仙さん=同市在住=と、同じ協力隊員で前職がグラフィックデザイナーの佐藤高博さん(46)の2人に8月ごろ、デザインを依頼。グッズの企画販売会社「仙寿介(せんじゅのすけ)」を自ら設立し、9月にインターネット上の販売サイトを立ち上げた。
 北山さんのデザインは、クマが市内の観光名所を旅するコンセプトで描かれている。かわいらしいタッチが特徴。現在取り扱うのは散策するクマなど2種類のデザイン。
 佐藤さんのデザインは「北秋田」をアルファベット表記し縦6列に並べたロゴや、クマの足跡などの2種類。足跡はツキノワグマのもので、市商工観光課が所有している画像データを基に、迫力を増すように仕上げた。黒地にクマの足跡がプリントされたTシャツが特に人気で、市ふるさと寄付金の返礼品にもなっている。
 デザインによってTシャツのほか長袖シャツもある。生地の色は主に白や黒。サイズはS~XL。価格は1着3500円(税込み、送料込み)。
 販売開始から反響があり、千葉や神奈川、埼玉など関東地方から購入する客も。売れ行きに応じてデザインした作家に収入が入る仕組みといい、高橋さんは「サイト運営はもうけより市のPRが目的。デザインした人の役にも立てれば」と話した。今後、電子絵本やデイパックなどを販売する予定。詳細はサイト「き・た・ら・ぶ」。
 

高齢者の事故多発 運転の基本「再確認を」 大館署管内6人が死亡 本年度初の体験講習

2020-11-05
本年度初めて行われた運転体験型講習会(秋田北部自動車学校)
 大館市内で高齢者の交通死亡事故が多発していることを受け、大館署は4日、同市根下戸新町の秋田北部自動車学校で高齢者を対象とした体験型の交通安全講習会を開いた。市内では高齢者が関係する交通死亡事故が多発し、本年度は6人の高齢者が亡くなり、前年度の2倍に。過去10年間で最多となっている。高齢者の交通事故防止が課題となる中、同署は課題解決に向けて取り組んでいる。
 全国で高齢ドライバーの増加に伴い、高齢者が加害者、被害者になる交通事故が増えている。同署によると管内では近年、事故件数、負傷者数ともに減少傾向にあるが、高齢者の死亡事故は減っておらず、先月28日に早口で起きた事故で本年度は6件に。前年度の3件に比べて倍増し、2011年度の5件を超えて、過去10年間で最多となった。
 同署は各地区で街頭キャンペーンや交通安全教室などを行い、交通事故の未然防止を図っている。今回は高齢者に自己流の運転を見直し、身体機能の衰えや運転操作の基本を再認識してもらうことで事故防止につなげようと、本年度初の体験型講習会を開いた。
 講習会には、大館地区交通安全協会の若狭幸三会長をはじめ8支部から約30人が参加した。署員4人の指導の下、マイカーでコース内のS字やクランクなど狭い道を通行しABS装置を作動させる急制動や、駐車時と交差点通過時の注意事項などを1時間半かけて体験。運転技術の確認とともに安全運転への意識向上に努めた。
 今後は各地区で交通安全啓発運動を強化するほか、冬道の体験型講習会なども検討していく。指導した交通課交通指導係の高野力丸係長は「事故の大小に関わらず、起こさない・巻き込まれないためには細かい安全確認と気持ちの面で焦らないことが第一。安全確認の再認識を徹底していかなければならない」と述べた。
 

要支援者 位置情報活用し救助 御坂町で初の訓練 大館市消防本部

2020-11-04
要支援者に見立てた人形を搬送する消防団員(大館市御坂町)
 大館市消防本部と市消防団第2方面隊は3日、大規模災害時の自助、共助による地域防災力強化につなげようと、要支援者の位置情報を活用した救助訓練を初めて行った。御坂自主防災組織(越前貞久会長)の防災訓練に合わせて実施。地元消防団員が本部通信指令室から受信した情報を基に民家へ向かい、救助までの流れを確認した。
 2013年8月の豪雨で大規模な水害が発生したことに伴い、同本部と市は、災害発生時に自ら避難することが困難な「要支援者」の情報を共有する仕組みを整えた。名簿や位置情報を管理しており、これまで主に救急出動時に活用してきたが、災害対応にも生かそうと運用が検討されてきた。
 13年の水害では被災箇所が広範囲にわたったため、救助・警戒において消防署員が対応できないケースがあり、消防団員も重要な役割を担ったことから、団員にも要支援者の情報を共有して迅速な救助につなげようと訓練を行った。水害で浸水被害等が発生したと想定。分団長3人の携帯電話に、本部通信指令室から要支援者役の氏名、住所、位置情報を記した地図がメールで届き、その情報を基に現地に向かう―という流れで実施した。
 御坂町内の防災広場に参集した方面隊の団員13人が、携帯電話を見ながら要支援者役の住宅へ移動した。「この先5軒目だ」「あの黒い屋根の家」などと探しながら、現地に到着。要支援者に見立てた人形を見つけ、すぐさま応急担架を作って搬送した。
 御坂自主防災組織の住民約20人も流れを確認したほか、訓練に協力した。越前会長は「災害時は住民や団員、消防本部との連携が重要になる。一人も置き去りにしない町内運営を目指したい」と話した。
 同本部は災害時における要支援者の位置情報活用に向け、今回をモデルケースとして今後も訓練、検討を重ねていく方針。予防課は「大規模災害では消防団員が救助に向かうケースも出てくる。場所を直接指示することで、救助までの時間短縮が期待できる。個人情報の取り扱いには十分に注意を払い、管理を徹底しながら、自助、共助の対応力強化につなげたい」としている。

 

スポーツでのコロナ防止 県がガイドライン策定 関係団体に説明

2020-11-04
ガイドラインに基づきスポーツでの新型コロナ感染防止対策を競技団体などに周知した説明会(県第2庁舎)
 県は、スポーツ大会などでの新型コロナウイルス感染防止対策の在り方を示したガイドラインを策定した。県医師会など専門家の助言を基に、日常での感染防止や大会に向けた対策などを具体的に示したもので、2日夜に県第2庁舎で競技団体や市町村などを対象にした説明会を開き、周知徹底を呼び掛けた。
 ガイドラインの冒頭では、新型コロナウイルスを正しく理解することが重要として▽健康な皮膚に付着するだけでは感染しない▽他人の汗から感染することもない▽発症しても80%は軽症で治る▽無症状の人から感染することもある―などを示し、学校医などと連携した保健管理体制の整備を求めた。
 運動をする際は▽平熱を1度以上超える発熱▽せきや喉の痛み、強い頭痛▽強いだるさや息苦しさ▽嗅覚や味覚の異常―などの症状がないかをチェックするよう求めた。健康状態や行動歴を記録することも重要としている。
 試合会場などで気を付けることとして▽出入り口や更衣室、トイレなど場所ごとにエタノール消毒液を用意▽トイレには使い捨てペーパータオルを設置し、手指消毒は乾燥後に行う▽練習や試合の直前までマスクを着用する―などを挙げた。大会運営にあたっては、消毒や換気などの担当を具体的に決め、確実に実施するよう求めた。
 合同練習や対外試合を行う場合は、チーム内に感染が疑われる症状がある人がいないことを確認するとともに、同様の感染対策を講じているチームと行うことが原則。チーム内に感染防止対策の担当者を設けることも求めた。
 試合や合宿などで移動するケースに関しても詳細な対策を提示。手指消毒やマスク着用、3密状態の回避、会話をできるだけ控えるなど基本的な対策の徹底が必要とした。

 

松館しぼり大根収穫盛ん 「今年は特に辛い」

2020-11-04
松館しぼり大根を収穫する会員(松館地区)
 農林水産省の地理的表示(GI)保護制度の登録産品「松館しぼり大根」の収穫が、産地の鹿角市八幡平松館地区で最盛期を迎えている。3日は松館しぼり大根栽培組合(山崎道博代表)の会員が収穫に汗を流していた。
 松館しぼり大根は松館地区で100年以上前から生産され、その辛さは全国の辛味大根でもトップクラス。すりおろした絞り汁は独特の風味と辛みがあり、鍋物やそば、刺し身の薬味として利用されるほか、ショ糖由来の甘みが多様な料理の味を引き立たせる。
 GIは地域の農林水産品や食品をブランドとして保護する制度。県内では大館市の「大館とんぶり」、羽後町の「ひばり野オクラ」に続く3品目として2018年に登録された。
 同組合員は現在5人で作付面積は約3㌶。組合員の桂田正子さん(70)によると、夏の猛暑などが影響し、例年よりもやや小ぶりの傾向にあるという。「今年は特に辛みがあるのでぜひ食べて」と話していた。
 同地区での収穫は今週末まで続く見通し。大根は市内のスーパーなどで販売される。
 
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大館市とアールビーズ スポーツ連携協定を締結 県内初 健康増進、イベントなど助言

2020-10-31
スポーツ連携協定を結んだ福原市長㊧と橋本社長(市役所)
 大館市は30日、ランニング専門誌「ランナーズ」を発行するアールビーズ(本社・東京、橋本治朗社長)とスポーツ連携協定を結んだ。県内では初めてで、健康増進やイベントの助言など、スポーツ振興に関わる事業を包括して進めていく。市役所で締結式を行い、福原淳嗣市長は「まちづくりの一助になると確信している」と述べた。
 協定はスポーツを通じた健康増進や習慣化、地域のスポーツイベントへの助言、提言、障害者スポーツの振興などを両者が連携して取り組むもの。同社が全国でスポーツタウンづくりを進めるプロジェクトの一環で、現在56の自治体と協定を結んでいる。官民のスポーツ情報をまとめたスポーツタウンサイトを構築し、アプリと連動することで地域住民とのスポーツコミュニティーづくりを目指す。同日、ホームページ「スポーツタウン大館市」を開設した。
 市は2018年から、山田記念ロードレース大会のエントリー管理に同社が運営するランニングポータルサイト「RUNNET(ランネット)」を採用。これを縁に、協定の提案を受けた。市は、全国のランナーなどと目標走行距離を目指す同社のイベント「オクトーバーラン&ウオーク」に今年初めて参加している。
 締結式には福原市長、橋本社長ら関係者が出席。両者が協定書に署名した。福原市長は「東京五輪、パラリンピックに向け、スポーツを文化にする機運が高まっている中、市でも(スポーツ振興に)本気になって取り組んでいる。媒体を通し、スポーツと暮らしをつなげているアールビーズとの連携は、まちづくりの一助になると確信している」と述べた。
 橋本社長は、1975年に同市出身の山田敬蔵さんが出場したボストンマラソンを取材したことをきっかけに「ランナーズ」が生まれたことなど、同市との縁を紹介。山田記念ロードレース大会との関わりも深めていきたいとしながら「コロナ禍で地域が注目されている。スポーツツーリズムを通して街の活性化につなげていければ。締結を機に、健康づくりにつながる交流を一緒に進めていきたい」などと話した。

北鹿の2人に大臣賞 木村さん(鹿角市)、藤盛さん(大館市) 県種苗交換会 横手で開幕

2020-10-31
約1200点の農産物が並べられた県種苗交換会の展示会場(横手体育館)
 第143回県種苗交換会が30日、横手市で開幕した。新型コロナウイルス感染防止のため出品数を制限するなど異例の状況下での実施となったが、生産者が丹精込めて育てた約1200点の農畜産物が出品された。審査の結果、木村光夫さん(鹿角市)のリンゴ「秋田紅あかり」、藤盛久登さん(大館市)のダリア「NAMAHAGEプリティ」が農林水産大臣賞に選ばれた。
 「横手から つなぐ食農 未来へと」をキャッチフレーズに横手市で9年ぶりの開催。新型コロナ感染防止のため期間が短縮され、多くの人が訪れる農業機械化ショーなど一部イベントは中止となった。
 横手体育館前で行われたオープニングセレモニーでJA秋田中央会の斉藤一志会長は「キャッチフレーズにふれ、明治から続く交換会がウィズコロナ時代においても未来へつながっていくものと確信した。農業の祭典を通じて多くの人に本県農業の底力を感じてもらい、食と農への理解がますます深まることを期待する」などと述べた。
 出品された農産物は、水稲51点、畑作物・工芸作物150点、果樹206点、野菜392点、花き195点などの計1204点。新型コロナ対策として間隔を設けた展示にするため、例年の約2000点より少なくなったが、会場には午前中から多くの人が訪れ、丹精込めて育てられた農産品をじっくりと観賞していた。
 会期は例年より2日短い11月3日までの5日間。メイン行事の談話会は、県やJAグループが力を入れている「シイタケ」をテーマに31日、よこてシャイニーパレスで開催。協賛会場の横手体育館向かい駐車場では農工商フェアなど、秋田ふるさと村第3駐車場では物産販売展などのイベントが行われる。

「技術力向上が見込める」 鹿角スキー国体 組織委が競技会場視察

2020-10-31
飛躍の会場を視察する組織委員ら(花輪スキー場)
 第76回国民体育大会冬季大会スキー競技会(来年2月18~21日)の組織委員会は30日、鹿角市の花輪スキー場で視察を行った。委員や実行委員ら約25人が各競技場で安全確認などを実施。全日本スキー連盟の若月等常務理事は「良い意味で難度の高いコース。選手たちの技術力向上が見込める」と手応えを感じていた。
 同スキー場は、距離、飛躍、大回転の各種目を1カ所で行える全国有数の会場。本年度の国体でも全競技を実施することから、安全確認や選手の動線を確保するため視察が行われた。
 この日は、組織委員や事務局の約25人が各競技場を見て回った。飛躍の会場では、安全確保のため主に選手の動線を確認。距離会場では関門の設置位置など、大回転会場では人工降雪機の位置や状態、スタートとゴールラインの位置について確認した。
 このほか表彰式の会場やプレスセンター、記録本部などが設置されるアルパスの内部も視察した。
 若月常務理事は「コンパクトで会場へのアクセスも容易。コースの難度も高く、技術力向上につながるはず」と手応えを実感。「コロナの関係で経験したことのない大会となるが、選手たちも国体には思い入れがあり、開催する意義は大きい。しっかりと対策を講じていきたい」と話した。

日沿道蟹沢―空港 鷹巣西道路開通へ 12月13日午後3時 残すは二ツ井今泉道

2020-10-30
県道下を通過し鷹巣西道路へ伸びる接続区間(北秋田市脇神)
 国土交通省能代河川国道事務所は29日、日本海沿岸東北自動車道(日沿道)を構成する鷹巣大館道路の大館能代空港インターチェンジ(IC、北秋田市)から鷹巣西道路の蟹沢ICまでの区間を12月13日午後3時に開通すると発表した。開通区間5・3㌔は自動車専用道路となり、翔鷹大橋周辺の既存道路活用区間を通って同市今泉の国道7号とつながるほか、将来的には現在建設中の二ツ井今泉道路と接続する。
 鷹巣大館道路の接続区間と鷹巣西道路は、それぞれの工事を進める県と能代河川国道事務所が2020年度内の開通予定を発表していたが、工事が順調に進み年内の開通見通しが立った。
 このうち鷹巣大館道路と鷹巣西道路の接続区間(延長1・7㌔)は能代河川国道事務所が事業を行っており、空港ICが開通した18年度に着手。鷹巣大館道路から西に延伸し、県道川井堂川線の地下に設置された「ボックスカルバート」と呼ばれるトンネル型の構造物を通過して鷹巣西道路へと接続する。
 県が施工する同市脇神―今泉間の鷹巣西道路(延長約5・25㌔)は、現在の道路を活用する方針で12年に事業化され、14年度から工事を進めている。伊勢堂岱遺跡周辺は景観に配慮し、新たなバイパスが現在の県道と秋田内陸線下を通る。蟹沢IC周辺は現道の道幅を広げている。
 鷹巣西道路に設置される2カ所の新ICは、23日に「伊勢堂岱」「蟹沢」の名称が発表された。仮称としていた「緑ケ丘」を、地元の要望を受けて伊勢堂岱遺跡にちなんだ名称に変更している。
 同事務所は、日沿道の延伸で冬期間の入り込み観光客数が増加傾向にあるとしており、蟹沢ICまでの開通による観光周遊エリアの拡大を期待。このほか県北地域への企業進出や、災害時に国道7号の通行止めとなった場合の迂回(うかい)路が確保されるなどの効果があるとしている。
 今回の開通区間は自動車専用道路となるため歩行者・自転車、軽車両、二輪車(125㏄以下)は通行できない。蟹沢ICから翔鷹大橋を通り、国道7号と交わる今泉交差点までの区間約1・65㌔は既存道路の活用区間。工事の時期は未定だが、23年度に開通予定の二ツ井今泉道路(延長4・5㌔)と接続する今泉IC(仮称)が設置される予定。
 蟹沢IC~大館能代空港IC間の開通当日は同市鷹巣の鷹巣小学校体育館で開通式典を行う。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、関係者のみとし、一般参加は取りやめる。

 
 

偉大な作曲家しのぶ 北秋田市 成田為三の命日 没後75年 墓前で合唱

2020-10-30
成田為三の墓前で行われた演奏会(北秋田市の龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏が行われた。あいにくの雨模様となったものの、地元の合唱団など約50人が参加。「浜辺の歌」や今年で制定から90周年となる「秋田県民歌」などを墓前で歌い上げ、功績をたたえた。
 成田為三は1893年、旧森吉町米内沢生まれ。東京音楽学校で作曲を学び、「浜辺の歌」をはじめとする数々の名曲を生み出した。1945年10月29日に死去し、同寺に眠っている。演奏会は1957年から始まり、現在は地元の合唱団が参加して続けられている。
 没後75年となった今年は、新型コロナウイルスの感染拡大防止を図る観点から参加の呼びかけを森吉地区だけにするなど、規模を縮小。浜辺の歌音楽館少年少女合唱団、コール・もりよしのほか、関係者らが、遺影の飾られた墓前に集まった。
 演奏に先立ち、奥山亮修住職が読経し、参加者の代表らが焼香。少年少女合唱団が「浜辺の歌」、コール・もりよしが「ほろほろと」を披露したあと、参加者全員で1930年10月30日に制定された「秋田県民歌」を合唱。「山水皆これ、詩の国秋田」と歌い上げ、ふるさとの偉大な作曲家をしのんだ。
 少年少女合唱団の泉谷優奈さん=森吉中3年=は「先生への感謝の気持ちを込めて歌った。雨が降ったけど、良い歌が届けられたと思う」などと話した。
 
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