本文へ移動

今日のニュース

今月のニュース
RSS(別ウィンドウで開きます) 

秋田杉がふんだんに 大館市の新庁舎 25日完成、5月開庁 市議会総財委が視察

2020-12-04
NEW
 大館市の12月定例議会は3日、総務財政常任委員会(武田晋委員長)が現地調査を行った。25日に完成予定の新庁舎(6階建て)では、秋田杉がふんだんに使われたエントランスホールや交流モール、議場などを視察。「明るく、ゆっくりできそう」「5階展望ロビーからの眺めが良い」との感想が聞かれたほか、「訪問しやすい市役所になればいい」と新たな行政拠点に期待する声もあった。
 新庁舎は基礎免震構造の鉄骨造り、延べ床面積7330平方㍍。震度6強でも構造体を補修することなく使用できることを目標とし、職員や来庁者の安全と機能の確保を図るために免震装置を採用した。
 1、2階は市民部や福祉部などの窓口を集約。市民活動に利用できる「協働スペース」「交流モール」、キッズスペースや授乳室、エレベーターなども設ける。
 3階は産業部の執務フロア、さまざまな利用目的に応じた会議室を配置する。4階は災害時の迅速な対応を実現するため、防災対策室を中心に市長・副市長室や総務部を近接させ、備蓄倉庫も置く。
 5階には議場や委員会室、議会事務局などを配置する。傍聴席には車いす用のスペースも確保。鳳凰山の大文字が見える展望ロビーも整備した。6階部分は機械室などを置く。開庁は来年5月の予定。
 現庁舎は解体し、跡地に駐車場を整備する。隣接する桂城公園との一体化を図り、観光バスやタクシー、障害者用車両などが寄りつけるスペースも確保する。総事業費は49億9050万円。
 委員からは「全体的に明るい」「キッズスペースもあり、ゆっくりできそう」「木のぬくもりに包まれる感じがする」などの声が聞かれた。
 このほか、市内の工場で行われている鉄道車両「青ガエル」の塗装修繕も視察した。
 
1階エントランスホールと執務スペース
2階へ続く階段と交流モール

津谷氏が4選出馬へ 北秋田市長選 12月議会で正式表明

2020-12-04
NEW
 任期満了に伴う北秋田市長選(3月28日告示、4月4日投開票)に現職の津谷永光市長(69)が4選を目指して立候補する意向を固めたことが3日、関係者への取材で分かった。10日開会の市議会12月定例会で正式に表明する見通し。
 津谷氏は9月の定例会見で「年末までに考えをまとめたい」と発言し、出馬は既定路線と受け止められていた。10月に後援会幹部から出馬要請を受け、意向を伝えた。取材に対し「前向きに検討してきた。出馬にあたっての考え方は市議会で示したい」と述べた。
 慶大卒。1987年県議に初当選し連続6期。2001年県議会議長、年自民党県連会長などを歴任。県議6期目の途中で辞職し年の市長選に初当選した。年の前回選は無投票当選した。3期目。
 これまで市長選に立候補を表明した人はいない。
 

苦境の旅行業界 近隣旅の需要に活路 年末年始の長距離旅減 コロナ対応に模索続く

2020-12-04
NEW
近隣への旅行をアピールする販促物などが設置された店内(秋北航空サービス大館営業所)
 新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされている旅行会社は、国の観光支援事業「Go To トラベル」の一部地域除外など刻々と状況が変化する中、年末年始に向けて新たな需要に対応しようと模索している。注目が集まっている近隣地域への旅行形態「マイクロツーリズム」の客を取り込もうと日帰りツアーのプランを提供するなど、売り上げ回復に努めている。
 秋北航空サービス大館営業所では11、12月の売り上げは昨年同期比で6割ほど。GoToトラベル関連の売り上げを除くと約3割まで減少するという。年末は飛行機を利用した関東圏などへの長距離旅行が稼ぎ頭だったが、今年は大幅に減少。同所の笹川憲営業課長は「例年なら東京や北海道などへ旅行する人が多いが、今年は自粛や制限がかけられ皆無だ。帰省客も少なく、先行きは厳しい」と話す。
 新型コロナウイルス収束後にも懸念があり、現在の割引価格が当たり前になってしまわないかと不安を感じている。「現状では代金のおよそ半額がクーポンや割引でまかなえる。本来の価格帯に戻った時に『高い』と感じ、旅行を控える消費心理になってしまわないか」と話し、国支援終了後も地方自治体による息の長いサポートを求めている。
 冷え込む旅行需要だが、安全性が高い近隣への旅行を行う「マイクロツーリズム」に需要の高まりも感じているという。「GoToに回数制限はない。秋田や青森などの近場に助成を受けて何度も旅行をするというお客さまも増えている」と顧客心理の変化を分析している。
 現在は年末に向けて、近隣の秋田・青森への「お買い物日帰りバスツアー」を販売している。最新車両を活用しバスの乗客数を約50%に制限、定期的に車内の換気を行うなど安全安心な旅の提供に力を注いでいる。「国から市町村までさまざまな制度がある。宿のみやバス旅、飛行機を利用した各種制度や観光地エリアの情報など、まずは店頭で気軽に相談してほしい」と話した。
 

大館アメッコ市 規模縮小し開催目指す 実行委が初会合 内容やコロナ対策検討

2020-12-03
アメッコ市の開催について協議した実行委(北地区コミュニティセンター)
 大館アメッコ市実行委員会(小松彰委員長)は2日、来年2月13、14日に予定しているイベントに向けた初会合を大館市北地区コミュニティセンターで開いた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、県内でも主要な冬まつりが相次いで中止となる中、小松委員長は「現段階で中止にはせず、開催を目指して取り組みを進めたい」と述べ、規模を縮小して開催する方針を示した。
 冒頭で同市観光協会の山城久和会長が「地域の伝統行事。1年でも中断すれば大きな影響がある。コロナの第3波で感染が拡大している状況だが、開催を目指していきたい」とあいさつ。その後、開催に向けての対策案や出店者の募集などについて協議した。
 日程によると、来年もおおまちハチ公通りを主会場に2日間の日程で開催する。例年は、同市長倉の交差点から新町交差点までの約400㍍の範囲で行っていたが、本年度は感染対策として規模を縮小。例年より約4割減となる大町の秋田銀行大館支店から新町交差点までの245㍍で実施するとした。
 主な感染防止対策について事務局が説明。3密を避けるため会場の最大収容人数を5000人に限定するとした。来場者数を把握するため、秋田銀行大館支店、中町、仲見世、新町の4カ所に出入り口を絞り、検温などの対策を講じるほか、横道などはバリケードや通行止め看板を設置する。密集を避けるため例年実施しているステージイベントなどは行わず、人気のからみアメの提供サービスは実施しない。会場内には原則として飲食スペースは設けず、販売商品はテークアウトのみとした。出店業者は原則市内や近郊の業者に限定。シャトルバス運行は行わないとした。
 事務局によると、今年2月の出店は94ブース。県外業者の出店を制限する影響で、本年度は30~50ブース程度を見込んでいる。ステージイベントは実施しない方針だが、名物行事の「白ひげ大神巡行」については開催を予定している。
 出席した委員からは「シャトルバスがない場合、電車で来た人の輸送方法はどうするのか」「会場内で体調を崩した人への対応は」などの意見が出された。交通規制、臨時列車・バスの運行、コロナの感染が拡大した場合の開催判断についても確認した。
 第2回会合は今月下旬に開催予定。出店などに関する問い合わせは同協会(電話0186・42・4360)。
 

消防北分署、移転新築へ 現在地周辺に 団員の処遇改善も 大館市12月議会・総財委

2020-12-03
消防北分署の移転新築方針が示された総務財政委(大館市役所)
 大館市の12月定例議会は2日、4常任委員会の審査が始まった。総務財政委(武田晋委員長)では、老朽化が進む消防北分署を現在地周辺に移転新築すると報告を受けた。消防本部は来年3月までに基本構想をまとめ、土地取得や建設工事などを経て2025年度の供用開始を目指す。
 北分署は1971年、現在地の釈迦内字稲荷山下に開設。木造一部鉄骨2階建て454平方㍍、敷地501平方㍍。3分署の中で最も古く、老朽化が進んでいる。さらに交通量が多い国道7号沿いにあり、出動時の事故が懸念されるほか、訓練場所の確保が困難となっている。2009年にも移転を検討したが、実現しなかった。
 消防本部は現在地の4倍程度の敷地面積を望む。整備方針では、現分署にある消防車2台と救急車1台、広報車1台のほか、重機と重機搬送車を配備し、緊急消防援助隊や水害で使う資器材を収納するための防災倉庫を兼ね備えたい考え。
 基本構想案を来年3月議会に提示し、21年度に地質調査と土地取得、22年度に基本・実施設計、22、23年度に建設工事を行うスケジュールも示した。
 市消防団については、現行の40分団を21年度から15分団に再編することに関連し、報酬引き上げと団員定数削減の方針が提示された。
 報酬の現行年額は団長6万8000円、副団長4万8000円、分団長3万4500円、副分団長2万6500円、部長2万2000円、班長1万7000円、団員1万5000円。1996年から据え置きで県平均より約6000円少なく、担当者は「県平均に近づけるよう努力したい」と述べた。10月1日時点の団員数は987人となっており、定員1180人を約980人に改正する見通し。関連条例の改正案は3月議会に提出する。
 
RSS(別ウィンドウで開きます) 

小林悦次氏が返り咲き 上小阿仁村長選 前議長との一騎打ち制す

2020-11-30
万歳三唱し返り咲きを喜ぶ小林悦次氏㊥(五反沢児童館)
 中田吉穂村長の死去に伴う上小阿仁村長選挙は29日、投開票が行われ、前職で農業の小林悦次氏(66)=五反沢=が886票を獲得、新人で会社員の小林信氏(59)=小沢田=を破り、村長の座に返り咲いた。投票率は前回(86・36%)を1・31ポイント下回る85・05%だった。
 小林悦次氏は「村長が不在で、副村長や監査委員もいない現在の緊急事態を、早急に正常化する。村長の経験を生かしすぐ対応できる」などと訴え、豊富な行政経験と中田氏の前に町長を1期務めた実績をアピール。少子高齢化対策や農林業に関する政策に加え、新型コロナウイルスへの対応なども公約に掲げた選挙戦を展開した。加えて、中田氏が地盤とした大票田の沖田面地区に選挙事務所を置いたことも奏功し、支持を拡大。勝利をつかみ取った。
 一方、小林信氏は議会議員や議長を務めた実績を強調しながら「村にとって危機的状況の中、混迷を起こした人に村政を任せていいものか。立て直すには、住民と行政、議会が1つになることが大切。前進させたい」と訴えた。政策面では高齢者の生活支援や働く場の創設、若者定住の環境づくりなどを掲げ、地盤とする小沢田など村北部の集落に加えて中田氏が地盤とした沖田面地区でも積極的な運動を展開したが、135票届かなかった。
 

「ニンギョ様」で疫病退散 大館市松峰で「まつり」 住民が担ぎ練り歩く

2020-11-30
人形を担いで町内を練り歩く住民ら(大館市松峰)
 大館市松峰地区で29日、伝統行事の「ニンギョ様まつり」が行われた。地域住民が武将を模した人形を担いで町内を巡行し、疫病退散などを願った。
 悪霊や疫病などが入ってこないように地区の入り口3カ所に人形が置かれていたことが発祥とされるまつりで、約450年の歴史があるとされる。現在は松峰神社氏子会(畠山米藏総代)が伝承している。多くの住民に参加してもらおうと、11月の最終日曜日に実施している。
 人形は高さ約2㍍、重さ約40㌔。28、29の2日間、住民らが松峰児童館で「武将の力を借りて疫病をはらう」という意味を込め、「武蔵坊弁慶」「源義経」「那須与一」の3体をワラなどで作った。
 神事の後、午後4時に同児童館を出発し、ほら貝や太鼓の音とともに人形を背負った氏子らが約2時間、町内を練り歩いた。付近住民がろうそくやお神酒を供えて無病息災、特に新型コロナウイルスの一日も早い終息を願った。
 

スキー用品を安価に 鹿角市でバザー 親子連れでにぎわう

2020-11-30
大勢の家族連れが訪れた再利用バザー(鹿角市記念スポーツセンター)
 家庭で眠っているスキー用品を集めた「ウインタースポーツ用品 再利用バザー」が29日、鹿角市記念スポーツセンターで開かれた。市内外から大勢の家族連れが訪れ、子どもがこれから使用する道具を買い求めた。
 「スキーのまち鹿角」の推進役となっている鹿角スキースポーツ少年団が年前から主催している。近年のスキー離れの一因である「用具さえあれば」という声に応えようと、家庭に無料での提供を呼び掛け、毎年この時期に行っている。
 出品はスキー板、ストック、ブーツ、ウエア、手袋、ヘルメットなど約900点。昨年の約700点から200点ほど増えた。価格の主流はスキー板が2000~3000円、ブーツとストックが各200~300円。4000円あれば、一式をそろえることが可能。子育て家庭の家計にやさしい価格設定となっている。
 開場の午前9時半には、約200人が並び、会場のドアが開けられると、お目当ての用品コーナーに進み、家族と品定めをして、買い求めていた。午前6時すぎに会場に到着したという市内の代男性は「小学4年の娘のクロスカントリースキーを買いたいと思って来た。(このようなイベントは)助かりますね」と話した。
 主催団体代表の海沼知行さん(62)は、「まずスキーに親しんでほしい。そのうえで、スポーツ少年団に入ってくれれば、と思っている」と話している。コロナ対策として、検温、手指の消毒、氏名・連絡先の記入を行い、スタッフはマスクにフェースシールドを着用した。
 

来年の登録、高まる期待 縄文遺跡群 世界遺産シンポジウム Zoom使用 北鹿3カ所で開催

2020-11-29
世界遺産登録へ期待を込めたシンポジウム(大湯ストーンサークル館)
 秋田縄文遺跡世界遺産推進シンポジウムが28日、ウェブ会議システム「Zoom」を活用して行われた。東京大学名誉教授の西村幸夫さんが基調講演し、遺跡群の特徴などを説明。北鹿地域3カ所をつないで開かれ、来年夏にも予定されているユネスコ世界遺産委員会の審査結果に期待を込めた。
 シンポジウムは鹿角市の大湯ストーンサークル館、北秋田市のコムコム、大館市の中央公民館をつないで開かれ、大湯ストーンサークル館には地元市議、歴史愛好家など約40人が参加した。
 主催した北東北歴史懇話会の藤盛紀明会長は「いよいよ世界遺産登録が近づいてきた。登録へ向けた最後の一押しとなるシンポジウムだ」とあいさつ。鹿角市の児玉一市長、北秋田市の津谷永光市長がビデオメッセージを寄せた。
 講師の西村さんは、日本イコモス国内委員会委員長。「北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録について」と題して講演した。今後の日程について、来年5月ごろに諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)の勧告があり、6月ごろには登録の可否を審査するユネスコ世界遺産委員会が開かれるとの見通しを示した。
 コロナ禍における取り組みとして、西村さんは「海外や遠くからの観光客は見込めない。コロナ後に備え、地元の人たちが遺跡の価値をきっちりと理解し、発信できるようにしてはどうか」とアドバイスした。
 県教委の新海和広さんが遺跡群の価値を説明し、「1万年以上継続した採集、漁労、狩猟による定住は、その過程と精神文化の発達を表し、農耕以前における人類の生活の在り方を示す普遍的な価値を持つ」と指摘した。北秋田市教委の榎本剛治さん、鹿角市教委の赤坂朋美さんもそれぞれ遺跡を説明した。
 

米新品種「サキホコレ」 先行提供を開始 県のキャンペーン 北鹿の宿泊施設でも

2020-11-29
「サキホコレ」と「あきたこまち」を食べ比べる客(ふるさわおんせん光葉館)
 2022年秋の市場デビューを目指す秋田米新品種「サキホコレ」の先行提供キャンペーンが28日、始まった。名称周知とPRのために県が実施するもので、県内外の宿泊施設等25カ所で宿泊客や一般客に試食してもらう。北鹿地方の一部施設でも料理と共に提供され、早速「あきたこまち」との食べ比べを楽しむ客の姿が見られた。
 県が新たなブランド米として開発した「サキホコレ」は、本県産米の主力「あきたこまち」より成熟期が遅い晩生種で、いもち病に強く、高温による品質低下も少ない。▽白さとツヤが際立つ外観▽粒感のあるふっくらとした食感▽上品な香り、深い甘み―が特徴。
 名称は県が4~5月に公募し、国内外から25万893件の応募が寄せられた。専門家らの選考で絞り込まれた最終候補6案から、佐竹敬久知事が「サキホコレ」を選定し、17日に発表。「秋田の地力から生まれた小さな一株が誇らしげに咲き広がって、日本の食卓を幸せにしてほしい」との願いが込められている。
 PRのため県は28日から、県内の宿泊施設22カ所、東京都内の飲食店など3カ所でご飯を試食してもらう先行提供キャンペーンを開始。期間は12月28日まで。北鹿地方では大館市、鹿角市、北秋田市の5施設で味わうことができる。
 このうち、大館市新綱の温泉旅館「ふるさわおんせん光葉館」(小林薫社長)は県から打診を受け、一般客用の日替わりランチ、宿泊客用の朝食で「サキホコレ」と「あきたこまち」を1杯ずつ提供することにした。
 初日は4人が日替わりランチを予約。ご飯を食べ比べ、違いを楽しむようにじっくり味わう姿があった。同市長木川南の男性(66)は「どんな味か興味があった。一粒一粒がはっきりしていて、口に入れると甘みを感じておいしい。食べやすかった」と話した。
 常連客らの関心も高い様子で、小林社長は「販売前にこまちと食べ比べできる機会なので、ぜひ味わってほしい」と語った。
 「サキホコレ」と「あきたこまち」を各1杯提供する日替わりランチは、肉料理か魚料理、秋野菜、みそ汁、小鉢数種類がついて税込み880円。前日夕方までに予約が必要。12月13日までの期間限定。問い合わせは同施設(電話0186・48・4295)。
 このほか県は28日から、県内のスーパーや米穀店、首都圏と中京・関西圏の米穀店など77カ所でサンプル米を配布するキャンペーンも始めた。北鹿地方でもイオンスーパーセンター大館店など3カ所で行う。
 各キャンペーンの対象施設・店舗、日程などは秋田米ウェブサイト「ごはんのふるさと秋田へ」に掲載されている。
 
RSS(別ウィンドウで開きます) 

イノシシ 忌避剤の効果実証実験 大館 青森の企業が開発

2020-10-30
イノシシ対策の忌避剤を散布する関係者(大館市十二所)
 イノシシの出没や被害が相次いでいる大館市で、青森県中泊町の会社が開発した忌避剤の効果を確認する実証実験を始めた。クマ対策で開発した激辛唐辛子などを使った忌避剤で、28日に関係者が市を訪れ、最近出没が確認された沢尻地区の休耕田に散布した。
 同町の「ツリーワーク」(佐々木嘉幸代表)は鳥獣被害対策として、激辛唐辛子のブート・ジョロキアと木酢液を使った忌避剤「熊にげる」を開発、製造。佐々木代表によると、容器に入れて畑などに設置すると、クマが嫌う匂いを発生し寄せ付けない。同町のほか、秋田県でも使用が広がっているという。
 イノシシは鼻で土を掘り起こす習性があることから、この忌避剤を直接畑などに散布する粉末に改良。ハリカ大館(田中耕太郎社長)の紹介で、被害が発生している大館で実験を行うことにし、佐々木代表や町の関係者が来館した。
 昨年からイノシシが出没している十二所字中野の田に向かい、被害状況を確認。この日も27日のものとみられる足跡やあぜを掘り返した跡が見つかり、出没の跡がある休耕田に忌避剤を散布し、近くにカメラを設置した。
 佐々木代表は「地面にまいた時に匂いがどのぐらい広がり、効果があるかを確認したい。出没が本格化する来春にも本格的に実験ができれば」と話した。市林政課によると、今年市内のイノシシの出没・被害の届け出は9件だが、届け出ないケースもあるとみている。

 


 

コロナ差別にNO! 県と各種団体 誹謗中傷防止に共同宣言

2020-10-29
新型コロナウイルス感染症に伴う誹謗中傷防止共同宣言式(県正庁)
 新型コロナウイルス感染者や治療した医療機関の関係者らに対するいわれのない誹謗(ひぼう)中傷が広がっていることを受けて、県と医療・福祉、商工、教育団体などは28日、コロナ関連の差別や誹謗中傷の撲滅を目指して共同宣言を行った。「NO!コロナ差別~感染した方々にはやさしさを、ウイルスと闘うすべての方々に感謝を~」をキャッチフレーズにさまざまな取り組みを展開し、県民に冷静な行動を呼び掛けていく。
 関係者が出席して県正庁で宣言式を開き、佐竹敬久知事は「感染者や医療従事者に対する誹謗中傷などがいまだに散見されている。こうした行動により、仕事を辞めざるを得なくなったケースや転居した事例もある。秋田の良さである優しさと支え合いを台無しにする行為。宣言を通じて県民に防止を訴えていく」などと述べた。
 宣言は「わたしたちは、お互いに連携して、感染された方やそのご家族などへの誹謗中傷や差別的な言動を防ぎ、思いやりを持った冷静な行動を呼びかけるとともに、医療従事者をはじめ、ウイルスと闘うすべての方々に感謝し応援する活動を展開することにより、県民一人一人が互いに支え合い、人権を尊重するやさしさに満ちた寛容な社会の実現を目指します」という内容。出席者を代表してブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長が宣言を読み上げた。
 宣言を踏まえて、今後は各団体が連携して誹謗中傷の防止に向けた啓発活動などを大々的に展開。医療従事者や生活を支えるサービスを提供する事業者らに向けた応援メッセージの募集、相談対応の拡充などを図っていく。

 

ウィズコロナ時代 新たな観光振興探る 31日 大館市でフォーラム 県内外から200人参加

2020-10-29
 新型コロナウイルス対策と観光振興の両立を探る「秋田広域観光フォーラムin大館」が31日午後2時から、大館市のほくしか鹿鳴ホールで開かれる。「Go To トラベル感染症対策とウィズコロナ時代の観光を考える」をテーマに、県内外の観光関係者ら約200人が参加予定で、講演やパネル討論を行い、大館、秋田広域の観光誘客に生かす。新型コロナ対策で一般市民は来場できない。
 観光庁、北前船交流拡大機構(東京)、フォーラムin大館実行委員会(委員長・福原淳嗣市長)主催。東京都渋谷区や北海道函館市、青森県弘前市、JR東日本、ANA総合研究所など後援。
 第1部は観光レジリエンス研究所(千葉県)の高松正人代表が「高松流コロナ対策の実践ソーシャルディスタンス可視化」と題し、沖縄県の沖縄ツーリズムEXPOジャパン会場から同時中継で特別講演する。
 第2部は「大館の観光を日本と世界へ発信」をテーマに、東京国立博物館の銭谷眞美館長が「北前船と米代川」、作家出版プロデューサーの岩中祥史さんが「矢立峠と吉田松陰」、北鹿4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズムの中田直文会長が「秋田犬を活用した観光振興」と題して講演する。
 第3部のパネル討論には、地名に「館」が付く縁で「3D(函館・大館・角館)連携」と題した観光誘客を展開している関係自治体などからパネリストを招く。工藤壽樹函館市長、市川雄次にかほ市長、齊藤滋宣能代市長、菅原広二男鹿市長、門脇光浩仙北市長の5人が登壇。福原市長がコーディネーターを務め、「秋田の広域観光を考える」をテーマに各市の取り組みや課題などについて意見を交わす。
 佐竹敬久知事が感想を述べた後、JR東日本とANA総研、日本航空の役員3人が講評する。
 実行委は「コロナ対策と経済の両立を考えていかなければならない中、新たな観光振興に向けた視点を持つきっかけにしたい。大館を含めた秋田広域の観光誘客について議論したい」と話した。

かづの牛 コロナ禍も価格上昇 鹿角家畜市場 子牛1頭平均26万8千円

2020-10-28
短角種などが上場された鹿角家畜市場(花輪菩提野) 
 鹿角市花輪字菩提野の鹿角家畜市場で27日、子牛と一般牛の競りが行われ、県内外の購買者約30人が来場した。日本短角種(かづの牛)の子牛平均価格は27万円弱。昨年同様、県外の大口購買者によるまとめ買いもあって、前年度を8571円(3・3%)上回った。
 子牛は鹿角市や小坂町の繁殖農家を中心に57頭が上場され、54頭が成立した。
 このうち短角は上場43頭中40頭が成立し、1頭当たりの平均取引価格は26万8000円(19年度25万9429円)で昨年を上回った。最高値は31万5000円(同32万3000円)だった。
 県畜産農協の木村良一理事兼参与(70)は価格上昇の主な要因について「県外の大口購買者が昨年に続いて今年も訪れ、まとめ買いをしたのが大きい。ヘルシーな赤身肉の人気もある」と説明。
 さらに「今年の夏は長雨の影響で、牧草が日照りで枯れることがなく、子牛の良好な生育につながった」としたほか、「景気の停滞に伴い全国的に子牛の相場は下がっている。鹿角の短角も前年から少なくとも2、3万円は下がると予想していたので、価格の上昇は生産者も喜んでいる」と話した。
 短角以外の子牛の平均取引価格は褐毛(11頭成立)が33万818円(19年度36万3500円)、黒毛(3頭成立)が90万円(同90万円)だった。
 競りに先立ち、牛の品評会である第105回鹿角畜産共進会が開かれ、審査の結果、成田俊一さん(柴平)出品の短角「あき」が優等賞に輝いた。

プロ野球ドラフト 佐藤(鳳鳴高出)育成1位指名 ソフトバンク 北鹿から12年ぶりプロへ

2020-10-28
ソフトバンクから育成1位の指名を受けた鳳鳴高出身の佐藤(慶應義塾広報室提供)
 プロ野球のドラフト会議が26日、東京都内で開かれ、大館鳳鳴高出身の佐藤宏樹投手(慶応大4年)を福岡ソフトバンクホークスが育成1位で指名した。北鹿出身選手がドラフト指名を受けるのは、2008年に千葉ロッテマリーンズに指名された木村雄太さん(花輪二中出)以来12年ぶり。佐藤投手は今月12日に左肘の靱帯(じんたい)を手術しており、「不安はあったが、指名されてすごくうれしい。けがを治してチームの勝利に貢献できるよう頑張っていきたい」と意気込んでいる。
 高校時代の佐藤投手は、2年秋に県大会で4強入りしたのが最高成績。慶大では六大学リーグに1年秋にデビュー。150㌔台の速球とスライダーを武器に3勝を挙げ、最優秀防御率のタイトルを獲得。チームの優勝に貢献するなど頭角を現した。しかしその後、左肘を故障し登板機会が減少。今年4月に手術を受け8月に実戦復帰したが、その後も左肘の張りを感じて今月12日に靱帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けた。
 ドラフト直前に同手術を受けるのは異例で「指名があるか不安で、浪人の可能性も視野にあった」という。しかし故障がなければ上位での指名も期待された選手。「育成で指名できるのであれば」と複数球団から調査書が届いており、自身も育成指名でもプロ入りの意向を示していた。
 26日、同大で行われたオンライン記者会見で佐藤投手は「指名していただき、すごく感謝している。早くけがを治してチームの勝利に貢献したい」と述べた。球団の印象については「育成から1軍に上がって活躍している選手も多く、自分も可能性を感じた」という。
 北鹿から12年ぶりに新たなプロ選手が誕生した。「自分の姿を見て、秋田でもプロを志す人が増えてくれるように頑張りたい」と地元への思いを語った。
印刷に関するご案内
ご案内
広告に関するお問い合わせ
お問い合わせ
購読のお申し込み
購読お申し込み
掲載写真のご購入
ご購入お申し込み
後援のお申し込み
資料請求
記事・写真等2次使用について
資料請求
株式会社 北鹿新聞社

〒017-0895
秋田県大館市字長倉79
TEL.0186-49-1255(総務課)
FAX.0186-43-3065(総務課)
 
*日刊新聞発行および一般印刷*
TOPへ戻る