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中止の比内とりの市 実行委のみで感謝祭 「来年開催へ思いつなぐ」

2021-01-24
神事の後あいさつする角森委員長㊨(扇田神明社)
 第37回比内とりの市実行委員会(角森繁永委員長)は23日、大館市比内町の扇田神明社で比内鶏感謝祭を行った。23、24日に予定していた比内とりの市は新型コロナウイルス感染拡大を受けて中止としたが、実行委員が神事に臨み、来年の開催に向けて決意を新たにした。
 JAあきた北青年部、同比内地鶏生産部会、大館北秋商工会青年部などで組織する実行委は第37回開催に向け、昨年6月に協議を開始。新型コロナの影響で一度は例年通りの開催は難しいと判断したが、「比内地鶏の消費支援に対する感謝や、地域に元気を届ける場をつくろう」と、規模を縮小して開催する方向で準備を進めてきた。
 しかし、1都3県への緊急事態宣言発令に加え、県内でも感染者が増えているとして、今月8日に中止を発表。実行委によると、1985年の初開催以降、中止は初めてという。
 感謝祭には実行委約20人が出席。神事の後、角森委員長は「『継続力』をテーマに、コロナ禍でどうすれば開催できるか必死に協議してきた。今日まで頑張ってきた私たちの思いが来年、10、20年後へ続く節目の年になると思う。思いをつなぎ、来年は開催したい」とあいさつ。
 生産部会の高橋浩司部会長は「首都圏の飲食店の営業時間が再び短縮され、厳しい状況だが、工夫を凝らして頑張っていく」と述べた。
 比内とりの市は比内町の冬の祭典で、例年1月の第4土・日曜に比内グラウンドを主会場に開催。比内地鶏のPRと地域活性化を目的に出店やステージイベントが繰り広げられ、昨年は2日間で約2万人が来場した。感謝祭は例年、会場に設けた神殿前で行われている。

点が伸びる合格祈願バター餅 高校受験生に贈呈 北秋田

2021-01-24
合格祈願バター餅を受け取る佐藤さん㊥(鷹巣中)
 北秋田市の日本バター餅協会(村井松悦会長)は22日、高校受験を控えた市内4中学校の3年生220人に「点が伸びる合格祈願バター餅」を贈った。
 市の特産品「北あきたバター餅」は柔らかく、よく伸びることから協会が「粘り強く受験勉強に取り組み、点が伸びるように」と合格を祈って、中学3年生に毎年贈っている。バター餅は4業者が製造し一切れずつ包装されている。パッケージに「点」の文字が記された桜の花びら模様付き。鷹巣神社で合格祈願し、縁起の良い〝特別仕様〟となった。
 鷹巣中(柴田保校長)で贈呈式が行われた。3年生11人が出席。学年委員長の佐藤陽斗さんが協会の笹木俊雄副会長からバター餅を受け取った。生徒会長の石田隼禎さんは「ありがとうございます。応援をうれしく感じた。感謝を胸に勉強に励みたい」と述べた。
 同校の3年生135人全員が進学を希望しているという。式の後、クラスにバター餅が届くと「やったあ」「食べて頑張るぞ」と歓声を上げた。
 笹木副会長は「体調を万全に整え、餅のように粘り強く取り組んでください」と激励した。この後、残る3校にも届けた。



一般会計は171億円 鹿角市21年度当初予算案 ハード完了で4・1%減

2021-01-23
  鹿角市は22日、2021年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は171億8800万円で、前年度当初と比べて4・1%、7億3720万円の減。鹿角観光ふるさと館(あんとらあ)改修や学校統合に伴う花輪第二中学校大規模改造、園芸メガ団地整備といったハード事業の完了が減少の主な要因。当初予算は2月定例市議会に提案する。
 児玉一市長は特に重要な施策として、産業力強化、結婚応援・子育て支援、移住定住の促進の3点を挙げた。
 産業力強化では、ICT(情報通信技術)等を活用したスマート農業の実証試験や先進機械の導入支援、北限の桃等果樹産地強化事業、シンテッポウユリや啓翁桜などの増反を支援する花卉(かき)周年栽培支援事業、リモートワーク推進事業、大湯環状列石の世界遺産登録推進事業、市内に複数ある世界級遺産を生かしたヘリテージ・ツーリズム推進事業などを計画。
 リモートワーク推進事業ではコロナ禍の中、花輪新町の産業拠点施設「まちなかオフィス」にワーケーションが行えるリモートワーク環境を整備し活用を広げることで、地方で働きたい都市部の人材など副業できる人材を呼び込み、新たな産業の創出や企業誘致、市内企業とのマッチングなどに努める。
 果樹産地強化事業では果樹振興を図るため、廃園を予定している農家から、果樹経営の新規取組者や栽培拡大を図る農業者への第三者承継に対して新たに支援を行う。
 結婚応援・子育て支援では、新婚世帯の経済的負担の軽減と生活基盤の定着を図るため、住宅の賃貸や購入、引っ越し等の費用を支援する。妊産婦支援事業として、これまで利用実績に応じて支給していた分娩(ぶんべん)集約に伴う健診・出産準備等にかかる費用について、妊婦1人に対して一律2万円を助成する。
 移住定住の促進では、関係人口を増やす「鹿角家」の取り組みを通じて、鹿角を応援してくれる人との交流を促進するため、宿泊体験などの「関わりしろ体験ツアー」を計画。移住コンシェルジュによる相談窓口の設置やオンライン相談環境の拡充などを図り、移住希望者に鹿角の魅力をPRする。
 さらに、Uターンしやすい環境を構築するため、市外に転出した若者のネットワークを形成し、地元の情報や特産品を届ける「若者世代ふるさとネットワーク構築事業」を新たに実施。進学や就職に伴い転出する若者は年間約180人いるが、初年度は5年分さかのぼって会員登録してもらう。登録見込み数は4割にあたる360人。
 道の駅おおゆは、収益力向上を図るため販売体制強化に向けた支援や、集客力を上げるため飲食スペース増床の実施設計を行う。客席は現行席から倍増の席となる予定。
 このほか、域学連携を推進する鹿角キャンパス構想推進事業、議会デジタル化推進事業、あんとらあリニューアルイベント、小中6校へのエアコン整備、コミュニティ・スクール制度の導入、柴平と大湯の各児童クラブ整備事業、総合防災マップ作成、地域で敬老を祝う際の会食サービス費用支援、医師確保対策事業などに関する経費を計上した。

ライブ配信で報酬、宣伝も アプリ17Live コロナ禍に新たな収入源 大館の飲食店の石田さん

2021-01-23
店舗で配信する石田さん(イタリアンバル ボニータ)
  新型コロナウイルスの影響で減った収入を、インターネットライブ配信アプリ「17(イチナナ)Live」で補う動きが北鹿地方でも出ている。スマートフォン一つで好きな内容を生中継し、視聴者から報酬を得る仕組みで、収入の減額分をまかなったり、新規客の獲得につながったりするケースもある。配信者は「ライバー」と呼ばれ、 コロナ禍による苦境を乗り越えようと奮闘している。
 「ライバー」は視聴者から贈られる有料アイテム(ギフト)が主な収入源。大館市常盤木町の飲食店「イタリアンバル ボニータ」で店長を務める石田達宏さん(30)は、新型コロナウイルス流行直前の2月ごろからイチナナの利用を始めた。市内でライバーを取りまとめる団体「バリー トウ ドー」を運営するHIKARUさんから利点を聞いたのがきっかけとなった。
 昨年4月16日、全国に発出された緊急事態宣言で店舗の客が激減。自身の収入も3割ほど減少したという。当初は客がいない時間に、雑談を中心に配信をしていたが、カラオケで歌の配信をしたところ評判が良く、5月ごろから継続的に歌を配信した。徐々に視聴者の数も増え、現在のフォロワーは1700人ほど。「今では視聴者からのギフトで自分の給料分くらいは安定して得られている」と話す。
 ライブ配信を見て秋田市などから訪れる新規客もおり、「コロナが落ち着いたら遊びに行きたいという県外の人もいる」。広告宣伝手段としても役立っているという。視聴者は30~40代の男性が中心。石田さんは「頑張る若い人を応援したいという気持ちで支援をしてくれているのではないか」と分析している。
 配信を続けていく中で作曲などの創作活動も始め、17日には「TATSUO」の名前でデビュー曲「FLY」をネット上で販売。「厳しい時代だからこそ、やれることを全力でやって営業している。何か夢をかなえたいという人は、ぜひ店に来てほしい」と呼び掛けている。

クラシカル男子成年A 田中(花輪高出)が5度目V 県体スキー 女子少年は畔上(北鷹高)が初優勝

2021-01-23
少年女子を制し、総合順位でも頂点に立った北鷹の畔上(花輪スキー場)
  初日の22日は、鹿角市の花輪スキー場でクラシカルの男女7部門を行った。北鹿勢の男子は成年A10㌔で田中聖土(自衛隊体育学校・花輪高出)が5連覇、少年同で山田龍輔(秋田北鷹高3年)が連覇。成年B同は木村貴大(北鷹レーシング)が4年ぶりに頂点に立った。成年C5㌔では堀内幸大(北秋田市スキー連盟)が優勝した。女子は少年同で畔上凜花(北鷹高2年)が初優勝。成年A同は米田菜緒(小坂高―日大4年)、成年B同は石垣寿美子(秋田ゼロックス・十和田高出)が制した。第2日の23日は、同スキー場で距離フリーや大回転など男女15部門を実施する。
 女子全体でトップ 女子少年5㌔クラシカルは畔上凜花(北鷹高2年)が優勝。総合タイムでも成年組を押しのけて頂点に立ち「県の高校大会から良い流れに乗れた。100%の力を出し切れた」と喜んだ。
 この日は「中盤の上りまでが頑張りどころ。そこまでは気持ちを切らさないようにする」と作戦を立てた。勝負どころとなったのは3㌔地点の上り坂。この場面で「一番長い上りで他の選手もきついはず。ここで差を付ける」と全力で上った。ハイペースで難所を通過すると、後半は下りを利用し、ゴールまで一気に駆け抜けた。試合後は「平地が苦手な分、上りで稼げたのが勝因」と語った。
 同じコースで成年組のレースも実施された。同世代以外の選手と共に滑る機会は多くなく「尊敬する方々と一緒に走れて、すごく良い経験になった」。さらにはそのトップ層の選手らを押しのけ、総合タイムでも首位。「勝てるとは思っていなかったので驚いている。でも自信が付いた」と笑顔を見せた。
 次戦のフリーには部門の区別がなく、本当の意味で成年組と競り合う。しかし「大人たちと戦える、またとない特別な機会」と意気込む。「100%の力を発揮して優勝したい」と闘志を燃やした。

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桜櫓館耐震改修 腐食広範で工期延長 大館市 3月中旬の完成目指す

2020-12-31
耐震改修工事が行われている桜櫓館(月撮影、大館市字中城)
 大館市が所有する国登録有形文化財「桜櫓館(おうろかん)」の耐震改修工事は、当初予定していた来年1月中旬の工期を2カ月延長し、3月中旬の完成を目指している。補強は終えたものの、想定より構造材や屋根下地材の腐食などが広範囲におよび、手間がかかっていることや部材の発注で遅れが生じた。4月に見学・貸館を再開する予定。
 耐震診断で東西方向の耐力壁が不足し、窓や戸などの開口部も多いため暴風時に倒壊の恐れがあると判定。南北方向の壁量はあるものの配置バランスが悪く、地震時に建物が変形しやすいとされ、5月から改修工事を行っている。事業費は約6500万円。
 文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、できるだけ見えない位置で耐震化することを前提とし、建設当時の材料も可能な限り使用。既存の土壁は撤去し、構造用合板で耐力壁を設けた上で、再び土壁で仕上げる。屋根は既存の野地板と垂木、2階床は床板と根太の固定方法をそれぞれ確認し、想定と異なる留め金物は交換または増し打ちを行っている。土台と基礎、柱と横架材(土台・梁(はり))などの金物補強、既存梁を補強するための鉄骨梁と柱の新設なども進めている。
 過去の修繕が意匠的価値を損ねているとして、外壁や屋根の復元を図る。木製建具の組子修理やふすま・障子の張り替え、外観木部保護塗装も行う。浴室など使用していない部屋は物置に改修。電気・機械設備は更新する。庭園の樹木は剪定(せんてい)し、建物の外観が見えるよう整える。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階の和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。80年に現在地へ移転工事(曳家(ひきや))が行われ、北側の和室を解体。99年7月に登録文化財となった。
 市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は2018年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。

感染対策し新年へ 北鹿地方の神社 初詣の準備進む 「混み合う日時避けて」

2020-12-31
マスク、フェースシールドを着用して絵馬の準備作業をする学生(大館神明社)
 2020年も残すところ1日となった。新型コロナウイルスに悩まされ続けた1年の暮れを迎え、北鹿地方の神社では新年の初詣に向けた準備が大詰めを迎えている。感染防止対策にも気を配りながら、慌ただしく作業を進めている。
 毎年大勢の参拝客が訪れる大館市の大館神明社(佐藤文人宮司)では、縁起物の準備作業が進む。来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんだ巨大絵馬と同じ絵柄の絵馬や、招き猫をイメージした「開運干支土鈴」などを用意。牛の着ぐるみを着たハローキティのお守りや、コロナウイルスに関連して「疫病退散」の茅の輪守り、旅行安全御守なども並べる。破魔矢や熊手なども含めて約100種類を頒布する予定だ。
 30日は、アルバイトの高校生や大学生が説明を受けた後、絵馬に麻のひもを結ぶ作業を行った。新年に願いを込め、一つ一つ確認しながら丁寧に仕上げていた。
 初詣の感染防止対策として、縁起物を頒布する授与所ではアルバイトの巫女(みこ)らにマスク、フェースシールド、手袋を付けて接客してもらう。例年1カ所だったおみくじ売り場は2カ所に分け、密を避ける。各所に消毒液を置き、参拝客にマスク、手袋の着用、対人距離の確保を求めるため注意書きも掲示する予定。
 例年大みそかから元日にかけて24時間体制で参拝客の対応に当たっていたが、この元日午前3~7時は閉鎖して受け入れを取りやめる。
 コロナ禍の今年は分散参拝の問い合わせが複数あり、既に縁起物を買い求める人も見られるという。同神社は「感染対策をし、人との距離を保って参拝してほしい。初詣は新年初めてのお参り。新年の混み合う日時を避けて訪れてもらえれば」としている。
 駐車場は神社北側の曳山車車庫前のほか、今年境内整備事業で新設した境内北側も利用できる。約90台分を確保できる見通しで、周知している。

北鹿地方に大雪 倒木や交通に乱れ 年末年始も警戒を

2020-12-31
雪が降り積もって倒木が発生した現場(北秋田市七日市)
 冬型の気圧配置が強まった影響などで、北鹿地方は30日、大雪に見舞われた。秋田地方気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は北秋田市阿仁合で37㌢を記録。同市や鹿角市では倒木があり、道路の一時通行止めなども発生した。公共交通機関も乱れた。
 気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は鹿角市で30㌢、北秋田市鷹巣で17㌢。同時刻現在の積雪の深さは鹿角市で50㌢、阿仁合で47㌢、鷹巣で32㌢まで増えた。
 午後4時現在、北秋田市では雪の重み等のため計4カ所で倒木が発生。同市七日市の県道では、2カ所で樹木が電線に倒れかかった。国道や市道でも倒木が道路をふさぐなど影響が出た。鹿角市八幡平堀合の市道でも倒木があり、午前5時ごろから約7時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雪の影響で花輪線は午後1時30分から全線で運転を見合わせた。普通列車上下8本が運休、同2本が区間運休した。
 全日空によると、大館能代発羽田行き720便は雪のため出発が遅れ、31分遅れの午後0時41分に到着した。
 気象台によると、県内は31日から1月1日にかけても強い冬型の気圧配置が続き、大雪となる所がある見込み。31日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で平野部40㌢、山沿い50㌢。その後も雪が降り続くとみている。交通障害や建物被害への警戒、屋根からの落雪や路面・水道管凍結、なだれなどへの注意を呼び掛けている。

平日の歩行者 大町、御成町など大幅減 大館商議所通行量調査 コロナ予防で外出控え

2020-12-30
 大館市の中心市街地の人通りについて、大館商工会議所の通行量調査によると、大町と御成町2丁目、同3丁目の平日の通行量(歩行者)は前年を8~38・6%下回った。今年から新たに観測地点とした比内町扇田は、平日の通行量が休日に比べて2倍以上多い結果となった。大館商議所は「新型コロナウイルスの感染予防で外出を控える傾向が大きく反映したものと考えられる」としている。
 商業振興の研究や施策の参考にするため、10月16、18日の午前10時から午後5時まで調査。歩行者は商店街を形成する大町と御成町2、3丁目、比内町扇田の4地点、車両は大型店が立地する清水町、大田面を加えた6地点でそれぞれ計測した。両日ともに晴れや曇りで外出向きの天候だった。
 平日の歩行者は2丁目が382人(前年比8%減)、3丁目325人(38・6%減)、大町271人(18・1%減)、扇田153人の計1131人。休日は2丁目304人(28・5%減)、3丁目406人(12・3%減)、大町176人(32%減)、扇田70人の計956人。すべての地点で平日、休日ともに昨年から減少した。
 2丁目と大町、扇田で平日の通行量が休日を上回っており、銀行や病院などの利用を目的にした来街傾向が見られる。扇田については休日に銀行や病院だけでなく、商店街の多くが閉店していることも歩行者の大幅減につながったとしている。
 2丁目は「リニューアル、リノベーション事業が進む駅前地区の来街者をいかに誘導できるかが重要な課題」と分析。3丁目は「いとくショッピングセンターが目的地となっている。そこを起点に沿道の個人店などを生かし、来街者の回遊性を高める取り組みが求められる」とした。大町は「本年度は県よろず支援拠点事業による『0円改装』で、小売店やハチ公プラザの店舗リニューアルが行われ、今後の集客効果に期待」としている。
 車両の総数は平日が2万8468台、休日は2万8212台。休日の大田面が8267台(2・5%減)で最も多く、以下は▽平日の大田面7288台(2・4%増)▽休日の清水町6862台(1・7%減)▽平日の清水町6376台(0・4%増)▽平日の大町4131台(1%増)▽休日の3丁目3789台(2・2%増)▽休日の大町3750台(13・9%増)▽平日の3丁目3740台(6・4%減)▽平日の2丁目3493台(10・1%増)▽平日の扇田3440台▽休日の扇田2780台▽休日の2丁目2764台(2・1%増)―と続いた。
 7地点で増加したほか、車両・歩行者とも前年より早い時間帯に最多通行量を記録した地点が多く見られ、「遠出を控え、外出の際には車を使用して買い物や外出時間を短くする行動をとっている」と考察した。
 総括では「日沿道の大館市に関連する区間が開通し、大館能代空港や東北道を含めた広域交通網が形成され、人や物流の動きが活発になることが期待される。今後も引き続きハード整備やソフト施策が、車両・歩行者通行量に及ぼす影響を注視することが重要」とまとめた。

比内地鶏 過剰在庫ほぼ解消 官民一体で対策 一部で入荷不足も

2020-12-30
今年6月にJAあきた北青年部が開いた比内地鶏肉の販売会。生産者がおいしさをPRした。
 大館市の助成事業などを背景に比内地鶏の需要が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一時期は過剰だった在庫が11月までにほぼ解消。各種助成事業できりたんぽセットなどの販売が例年よりも好調で、事業者からは「商品発送の売り上げが伸びて助かる」といった声がある一方、一部店舗では年末の需要増も相まって在庫が不足する場面も見られる。
 比内地鶏は大館が本県の主要産地。新型コロナの影響で、主な出荷先の首都圏からの注文が激減したため、市内卸売業者は一時期多くの過剰在庫を抱えた。
 過剰在庫解消のため市は8月から、卸売業者が在庫を小売店に安価で販売した場合、差額の一部を補助する事業を行ったほか、本場大館きりたんぽ協会員を対象に比内地鶏の購入助成(1㌔当たり1500円)を行う「比内地鶏販売促進助成事業」を11月末まで展開。申請は7322㌔、助成額は約1100万円に上った。これらの効果で過剰在庫は11月までにおおむね解消された。
 このほか、市が特産品の販売事業者に対して購入客の送料を負担する「特産品送料助成事業」が好調に推移。特にきりたんぽセットなどの発送が昨年よりも増えているという。同市葛原の秋田比内や(武藤幸美社長)では、比内地鶏ハンバーグなどの冷凍商品や、正肉やスープなどが一体となったきりたんぽ鍋セットの売り上げが前年比で約2倍に。担当者は「店と客の双方が助かる事業で本当にありがたい。比内地鶏の消費拡大にもつながる」と感謝する。
 一方で、一部の店では年末の需要増で比内地鶏の入荷が追いつかない場面も。同市有浦のプラザ杉の子では、例年クリスマスの時期に需要が集中する「比内地鶏のローストチキン」(税込み5000円)の販売に影響が出た。ふるさと納税の返礼品分を含め例年並みの700羽を用意したが想定を上回る注文があり、100羽超の注文をキャンセルする事態となった。コロナ禍で忘新年会を開催しない企業から「チキンを購入して社員たちに配りたい」という注文が想定以上に多かったという。
 JAあきた北の生産部会(高橋浩司部会長)は今年の生産羽数を当初21万5000羽と計画していたが、5月から4割減産とし14万5000羽に修正した。月に開いた関係団体への報告会で高橋部会長は「行政、商工団体、地域一丸となった支援に感謝したい」と述べた。通常の生産羽数に戻せるよう今後もPR活動を続けていくとし、来年の生産は通常時から2割減の18万羽とするとしている。

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鹿角 今年は「たんぽ会」でPR 「発祥まつり」規模縮小で 鍋など4種類食べ比べ

2020-11-23
4種類の料理が用意された「たんぽ会」(道の駅かづの)
 名物きりたんぽの発祥地・鹿角をPRするイベント「たんぽ会」(実行委員会主催)が22日、道の駅かづの「あんとらあ」で行われた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、恒例の「きりたんぽ発祥まつり」の規模を縮小して開催。寒空の下、訪れた家族連れなどが屋内の団体食堂で熱々のきりたんぽ料理をおいしく味わった。
 発祥まつりは例年、道の駅かづのを会場に、市内5店舗程度が出店する「きりたんぽ鍋大集合」のブースや市観光イメージキャラクター「たんぽ小町ちゃん」の誕生会、特産品の販売、たんぽ手作り体験、ステージイベントなどが行われ、多くの観光客や住民らでにぎわいを見せる。
 しかし、今年は新型コロナのため、ステージイベント等は行わず、飲食に特化した形で「たんぽ会」を企画した。
 14日は道の駅おおゆ、22日は道の駅かづのと会場も分散して開催する予定だったが、直前の12日に市内初の感染者が確認されたことから14日は急きょ中止を決定。その後、18日以降は感染者が確認されていないといった感染状況を踏まえ、関係機関等と協議した上で、この日は開催することになった。
 昼と夜の2部に分けて開催。昼の部は1000円できりたんぽ鍋2杯分が味わえる仕組みで、市内外から約40人が来場した。メニューは伝統的な鍋料理2種類と「山子鍋」「ミートグラタンポ」の計4種類。
 きりたんぽのルーツともいわれる山子鍋は、山子や猟師の食事をイメージして再現し、キジのだし汁でみそ風味に仕上げたもの。ミートグラタンポはグラタンときりたんぽを組み合わせた逸品で、来場者の人気を集めた。
 家族3人で訪れた大館市の男性(40)は「いろいろなきりたんぽ料理の食べ比べができて楽しかった。発祥まつりには毎年来ていたが、今年も食べる機会があって良かった」と話していた。

ヤマノイモ地元でPR JAあきた北 旬菜館できょうまで販売

2020-11-23
ヤマノイモを販売し、特産を地元にPRした(とれたて旬菜館)
 JAあきた北山の芋部会青年部(松澤幹基部長)は22日、大館市根下戸新町の同JA農産物直売所「とれたて旬菜館」駐車場でヤマノイモの販売を行い、大館の特産を地元にPRした。23日まで。
 青年部と販売営農部の共催。新型コロナで関西圏などへの出荷の動きが鈍く、地元の販売にも力を入れようと、初めて企画した。
 ヤマノイモは400~500㌘のLサイズを3個1000円、1箱10㌔、25個前後を7000円で販売。訪れた市民らは、ゴロゴロと大きなヤマノイモを品定めしていた。
 松澤部長は「まだまだ地元の知名度は低い。今回の直販を含め、地元の消費者を増やしていけるよう、レシピ開発にも力を入れていきたい」としていた。
 販売は23日も行われる。午前9時から午後3時。

大館駅周辺整備事業 23年度の完成目指す コロナ影響し1年延期に 駅前広場は来春閉鎖

2020-11-22
 大館市は20日夜、北地区コミュニティセンターで大館駅周辺整備事業の説明会を開いた。御成町のJR大館駅を公共施設機能を併せ持つ「合築」駅舎に建て替え、駅前の広場を整備する事業。当初完成時期を2022年度と計画していたが、新型コロナウイルスの影響で23年度までに延期した。工事に伴い、現在の駅前広場を来春から閉鎖する予定で、バスの乗降所や車両通行の変更に協力を呼び掛けた。
 説明会には市民約20人が参加し、市が計画の概要や工事スケジュールを説明した。
 市が示したスケジュールでは、本年度は駅前広場のバス停の撤去工事を行い、来年度から広場を閉鎖して、仮駅舎建設、現駅舎撤去工事に入る。
 仮駅舎は現在の駅前広場ロータリーの中央部分に建設する。来年4月から広場内に車両が乗り入れできなくなる予定で、広場前にバス乗降所を、自由通路(若草ロード)南側に一般車両の仮駐車場を設ける。路線バス、高速バスのルートを変更し、清水町側の通りから駅前に進入することになると説明した。
 合築駅舎建設工事は22年度に着手し、23年7月の供用開始を目指す。1、2階はJR施設、1階の市施設は「都市施設(地域交流センター)」として、イベントホールや多目的スペース、トイレ、授乳室、バス発券カウンターを設ける。ホールには勉強などができる机や椅子も配置する。
 22年度は駅の乗り換えこ線橋にエレベーター2基を設置しバリアフリー化を図る工事を計画。駅舎関連の工事はJRに委託して行う。
 23年度は駅前広場整備工事を予定し、事業完成となる。担当者は「現在は駅前広場への入り口が4本あるが、出入り口を一つに集約し安心安全な公共交通の結節点としたい」と述べた。広場には一般車・身障者用の駐車場のほか、自由通路南側に駐車場・駐輪場を設ける。合築駅舎の南側には広場を設け、秋田犬群像を移設する予定。
 市企画調整課の羽生昇二課長は「市観光交流施設・秋田犬の里のオープンが駅前のにぎわい創出の力となり、東京・渋谷区から青ガエルが移設され、新たなシンボルが加わる。一方、新型コロナの影響で工事に遅れが生じ、完成まで交通規制で不便をかける。市の玄関口にふさわしい駅と駅前広場のリニューアルに協力してほしい」と述べた。

「ラジオおおだて」1月中旬開局へ コミュニティーFM 北陽中生徒が番組も 北鹿で2局目

2020-11-22
ラジオ開局に向けて練習する生徒たち(大館市釈迦内の大館放送)
 大館市釈迦内のラジオ局大館放送(小山明子代表・局長)のコミュニティーFM「ラジオおおだて」が来年1月中旬に開局する。北鹿地方では2例目となる。メイン番組の進行役となるパーソナリティーは日替わりで市民が務め、北陽中学校(伊多波卓美校長)の生徒12人も参加。地域に密着した情報を届けて、古里を盛り上げたいと挑戦することを決めた。生徒たちは幅広い年代が地元を深く知ることができる番組にしようと、練習を重ねている。
 コミュニティー放送局は、市区町村の一部の地域で、地域に密着した情報を提供するためのFMラジオ放送局。きめ細やかな地域情報の提供、福祉活動への利用、防災情報伝達等に役立つと期待されている。
 小山代表が2018年度、会社役員や税理士ら6人で開局準備室をつくり、開局に向け必要な資格「第2級陸上特殊無線技士」を取得。総務省東北総合通信局は今年6月、同社に対し、コミュニティー放送局の予備免許を付与した。
 事業所と放送局は、大館ゴルフセンター(釈迦内)敷地内に設置。11月の開局予定だったが、アンテナなど機材設備の準備が遅れたため、1月中旬に放送を開始する。
 主な放送内容は、同市の天気やイベント、交通と防災など生活情報を中心にし、番組に出演するパーソナリティーは市民に限定。地域密着メディアとして地域活性化を目指す。
 11月21日現在、決まっている番組は10~70代の市民がパーソナリティーを務める月曜~金曜の朝(午前10時から正午)と夕方(午後5時から同6時)の2本。このほか、市も番組を借り上げ、情報を発信する。
 このうち、同校の生徒たちは毎週水曜日、夕方の番組を担当。3グループに分かれて、交代でパーソナリティーを務める。生徒たちは11日から週に1回、練習を開始。小山さんの指導の下、限られた時間内にいかに声だけで情報を伝えられるかを考えて、本番に向けて取り組んでいる。
 練習時、会話を広げてメンバーを先導していた浅利青輝(はるき)さん(2年)は「自分だけが話すのでなく、全員が参加できるよう意識している。練習を重ねて、北陽中ならではの番組をみんなでつくりたい」と意気込む。伊多波校長は「子どもたちがこの経験を通して、表現方法を学び、人として成長することを願っている」と述べた。
 小山代表は「子どもたちが番組を持つことは全国的にも珍しい。協力を快諾してくれた伊多波校長には感謝しかない。情報を見直し、言語化して伝えることは難しい。子どもたちにとって教育の一つとなり、聞く人に熱意が伝わる番組を目指す」と抱負を語った。

鹿角そばっこまつり開幕 市内外の5店を巡る 先着250人割り引き コロナ対策で16日間

2020-11-22
そばを薬味の松館しぼり大根と味わう男性(道の駅かづの)
 「そばの里」づくりに取り組んでいる鹿角市で21日、「第9回鹿角そばっこまつり」が始まった。例年は道の駅かづの「あんとらあ」を会場に市内のそば店など5店舗程度が出店して開いていたが、新型コロナウイルス感染症対策で開催期間を16日間とし、市内外の参加5店舗を巡る形で行っている。
 ソバ生産者や食品加工業者、飲食店、行政などで構成する鹿角そばの里づくり推進協議会(安保春喜会長)の主催。鹿角産ソバの消費拡大などを目的に2012年度から開いている。
 道の駅かづの「あんとらあ」のレストランでは鹿角産そば粉を使用した「大日堂ざるそば」が人気を集めた。埼玉市から訪れた70代の男性は「辛み大根とそばが合っていておいしい」と松館しぼり大根とそばの相性の良さに舌鼓を打っていた。
 12月6日まで。各店舗先着250人は価格が200円引きとなる。各店舗のアンケート用紙に記入した人が対象。
 参加店舗と対象メニューは▽満月(大湯)=そばメニュー全て▽京にしき(花輪)=手打ちそばメニュー全て▽したかわら(花輪)=そばメニュー全て▽かづの庵(大館市十二所の北部老人福祉総合エリア内)=自家製粉そばメニュー全て▽あんとらあレストラン(花輪)=大日堂ざるそば。
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イノシシ 忌避剤の効果実証実験 大館 青森の企業が開発

2020-10-30
イノシシ対策の忌避剤を散布する関係者(大館市十二所)
 イノシシの出没や被害が相次いでいる大館市で、青森県中泊町の会社が開発した忌避剤の効果を確認する実証実験を始めた。クマ対策で開発した激辛唐辛子などを使った忌避剤で、28日に関係者が市を訪れ、最近出没が確認された沢尻地区の休耕田に散布した。
 同町の「ツリーワーク」(佐々木嘉幸代表)は鳥獣被害対策として、激辛唐辛子のブート・ジョロキアと木酢液を使った忌避剤「熊にげる」を開発、製造。佐々木代表によると、容器に入れて畑などに設置すると、クマが嫌う匂いを発生し寄せ付けない。同町のほか、秋田県でも使用が広がっているという。
 イノシシは鼻で土を掘り起こす習性があることから、この忌避剤を直接畑などに散布する粉末に改良。ハリカ大館(田中耕太郎社長)の紹介で、被害が発生している大館で実験を行うことにし、佐々木代表や町の関係者が来館した。
 昨年からイノシシが出没している十二所字中野の田に向かい、被害状況を確認。この日も27日のものとみられる足跡やあぜを掘り返した跡が見つかり、出没の跡がある休耕田に忌避剤を散布し、近くにカメラを設置した。
 佐々木代表は「地面にまいた時に匂いがどのぐらい広がり、効果があるかを確認したい。出没が本格化する来春にも本格的に実験ができれば」と話した。市林政課によると、今年市内のイノシシの出没・被害の届け出は9件だが、届け出ないケースもあるとみている。

 


 

コロナ差別にNO! 県と各種団体 誹謗中傷防止に共同宣言

2020-10-29
新型コロナウイルス感染症に伴う誹謗中傷防止共同宣言式(県正庁)
 新型コロナウイルス感染者や治療した医療機関の関係者らに対するいわれのない誹謗(ひぼう)中傷が広がっていることを受けて、県と医療・福祉、商工、教育団体などは28日、コロナ関連の差別や誹謗中傷の撲滅を目指して共同宣言を行った。「NO!コロナ差別~感染した方々にはやさしさを、ウイルスと闘うすべての方々に感謝を~」をキャッチフレーズにさまざまな取り組みを展開し、県民に冷静な行動を呼び掛けていく。
 関係者が出席して県正庁で宣言式を開き、佐竹敬久知事は「感染者や医療従事者に対する誹謗中傷などがいまだに散見されている。こうした行動により、仕事を辞めざるを得なくなったケースや転居した事例もある。秋田の良さである優しさと支え合いを台無しにする行為。宣言を通じて県民に防止を訴えていく」などと述べた。
 宣言は「わたしたちは、お互いに連携して、感染された方やそのご家族などへの誹謗中傷や差別的な言動を防ぎ、思いやりを持った冷静な行動を呼びかけるとともに、医療従事者をはじめ、ウイルスと闘うすべての方々に感謝し応援する活動を展開することにより、県民一人一人が互いに支え合い、人権を尊重するやさしさに満ちた寛容な社会の実現を目指します」という内容。出席者を代表してブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長が宣言を読み上げた。
 宣言を踏まえて、今後は各団体が連携して誹謗中傷の防止に向けた啓発活動などを大々的に展開。医療従事者や生活を支えるサービスを提供する事業者らに向けた応援メッセージの募集、相談対応の拡充などを図っていく。

 

ウィズコロナ時代 新たな観光振興探る 31日 大館市でフォーラム 県内外から200人参加

2020-10-29
 新型コロナウイルス対策と観光振興の両立を探る「秋田広域観光フォーラムin大館」が31日午後2時から、大館市のほくしか鹿鳴ホールで開かれる。「Go To トラベル感染症対策とウィズコロナ時代の観光を考える」をテーマに、県内外の観光関係者ら約200人が参加予定で、講演やパネル討論を行い、大館、秋田広域の観光誘客に生かす。新型コロナ対策で一般市民は来場できない。
 観光庁、北前船交流拡大機構(東京)、フォーラムin大館実行委員会(委員長・福原淳嗣市長)主催。東京都渋谷区や北海道函館市、青森県弘前市、JR東日本、ANA総合研究所など後援。
 第1部は観光レジリエンス研究所(千葉県)の高松正人代表が「高松流コロナ対策の実践ソーシャルディスタンス可視化」と題し、沖縄県の沖縄ツーリズムEXPOジャパン会場から同時中継で特別講演する。
 第2部は「大館の観光を日本と世界へ発信」をテーマに、東京国立博物館の銭谷眞美館長が「北前船と米代川」、作家出版プロデューサーの岩中祥史さんが「矢立峠と吉田松陰」、北鹿4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズムの中田直文会長が「秋田犬を活用した観光振興」と題して講演する。
 第3部のパネル討論には、地名に「館」が付く縁で「3D(函館・大館・角館)連携」と題した観光誘客を展開している関係自治体などからパネリストを招く。工藤壽樹函館市長、市川雄次にかほ市長、齊藤滋宣能代市長、菅原広二男鹿市長、門脇光浩仙北市長の5人が登壇。福原市長がコーディネーターを務め、「秋田の広域観光を考える」をテーマに各市の取り組みや課題などについて意見を交わす。
 佐竹敬久知事が感想を述べた後、JR東日本とANA総研、日本航空の役員3人が講評する。
 実行委は「コロナ対策と経済の両立を考えていかなければならない中、新たな観光振興に向けた視点を持つきっかけにしたい。大館を含めた秋田広域の観光誘客について議論したい」と話した。

かづの牛 コロナ禍も価格上昇 鹿角家畜市場 子牛1頭平均26万8千円

2020-10-28
短角種などが上場された鹿角家畜市場(花輪菩提野) 
 鹿角市花輪字菩提野の鹿角家畜市場で27日、子牛と一般牛の競りが行われ、県内外の購買者約30人が来場した。日本短角種(かづの牛)の子牛平均価格は27万円弱。昨年同様、県外の大口購買者によるまとめ買いもあって、前年度を8571円(3・3%)上回った。
 子牛は鹿角市や小坂町の繁殖農家を中心に57頭が上場され、54頭が成立した。
 このうち短角は上場43頭中40頭が成立し、1頭当たりの平均取引価格は26万8000円(19年度25万9429円)で昨年を上回った。最高値は31万5000円(同32万3000円)だった。
 県畜産農協の木村良一理事兼参与(70)は価格上昇の主な要因について「県外の大口購買者が昨年に続いて今年も訪れ、まとめ買いをしたのが大きい。ヘルシーな赤身肉の人気もある」と説明。
 さらに「今年の夏は長雨の影響で、牧草が日照りで枯れることがなく、子牛の良好な生育につながった」としたほか、「景気の停滞に伴い全国的に子牛の相場は下がっている。鹿角の短角も前年から少なくとも2、3万円は下がると予想していたので、価格の上昇は生産者も喜んでいる」と話した。
 短角以外の子牛の平均取引価格は褐毛(11頭成立)が33万818円(19年度36万3500円)、黒毛(3頭成立)が90万円(同90万円)だった。
 競りに先立ち、牛の品評会である第105回鹿角畜産共進会が開かれ、審査の結果、成田俊一さん(柴平)出品の短角「あき」が優等賞に輝いた。

プロ野球ドラフト 佐藤(鳳鳴高出)育成1位指名 ソフトバンク 北鹿から12年ぶりプロへ

2020-10-28
ソフトバンクから育成1位の指名を受けた鳳鳴高出身の佐藤(慶應義塾広報室提供)
 プロ野球のドラフト会議が26日、東京都内で開かれ、大館鳳鳴高出身の佐藤宏樹投手(慶応大4年)を福岡ソフトバンクホークスが育成1位で指名した。北鹿出身選手がドラフト指名を受けるのは、2008年に千葉ロッテマリーンズに指名された木村雄太さん(花輪二中出)以来12年ぶり。佐藤投手は今月12日に左肘の靱帯(じんたい)を手術しており、「不安はあったが、指名されてすごくうれしい。けがを治してチームの勝利に貢献できるよう頑張っていきたい」と意気込んでいる。
 高校時代の佐藤投手は、2年秋に県大会で4強入りしたのが最高成績。慶大では六大学リーグに1年秋にデビュー。150㌔台の速球とスライダーを武器に3勝を挙げ、最優秀防御率のタイトルを獲得。チームの優勝に貢献するなど頭角を現した。しかしその後、左肘を故障し登板機会が減少。今年4月に手術を受け8月に実戦復帰したが、その後も左肘の張りを感じて今月12日に靱帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けた。
 ドラフト直前に同手術を受けるのは異例で「指名があるか不安で、浪人の可能性も視野にあった」という。しかし故障がなければ上位での指名も期待された選手。「育成で指名できるのであれば」と複数球団から調査書が届いており、自身も育成指名でもプロ入りの意向を示していた。
 26日、同大で行われたオンライン記者会見で佐藤投手は「指名していただき、すごく感謝している。早くけがを治してチームの勝利に貢献したい」と述べた。球団の印象については「育成から1軍に上がって活躍している選手も多く、自分も可能性を感じた」という。
 北鹿から12年ぶりに新たなプロ選手が誕生した。「自分の姿を見て、秋田でもプロを志す人が増えてくれるように頑張りたい」と地元への思いを語った。
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