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2021年12月

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水道事業 普及率83・7% 大館市 上半期 工業用の有収水量増

2021-12-06
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 大館市は、水道・工業用水道・下水道各事業の本年度上半期(4―9月)業務状況をまとめた。水道の普及率は83・7%で前年同期に比べ0・5㌽増、配水量が5・9%増えた。工業用水道の有収水量は医療機器製造業の使用が増加した影響で、前年同期を2・8%上回った。
 水道事業は、山館導水管や新町地内配水管の敷設替え、山館浄水場ろ過池逆洗弁更新工事、矢立浄水場の遠方監視装置更新工事、水利使用許可申請書作成、真中地区水道施設整備の配水管敷設工事、矢立配水池周辺の地滑り調査・送水管敷設替え、長根山配水高区・低区・獅子ケ森配水系の漏水調査などを実施した。
 給水人口は5万8207人で前年同期比627人(1・1%)減少した一方、給水戸数は2万6707戸で戸(0・4%)増えた。配水量は392万1816立方㍍で21万7088立方㍍(5・9%)増。料金収入が得られた「有収水量」は1・4%増の285万4539立方㍍、有収率は72・8%で3・2㌽低下した。
 工業用水道事業は、前年と同様の29事業所に給水している。総配水量は94万3307立方㍍で前年同期比5913立方㍍(0・6%)増、このうち有収水量が93万2036立方㍍で2万5384立方㍍(2・8%)増加した。
 公共下水道事業は御成町や池内などで施工。水門町、扇田、比内町片貝、比内町達子で公共ます設置を行った。処理区域世帯は1万6915戸(前年同期比281戸増)で普及率58・8%(1・2㌽増)。水洗化したのは1万4152戸(317戸増)、83・6%(0・1㌽増)だった。有収率は95・8%で1・4㌽上昇した。
 特定環境保全公共下水道事業は川口、立花の一部で施工し、谷地の平第4中継ポンプ場非常通報装置を取り換えた。処理区域世帯は2173戸(前年同期比163戸増)で普及率60・9%(6・4㌽増)。水洗化したのは1549戸(86戸増)で70・2%(2・3㌽減)となった。有収率は100%。


体動かす楽しさ感じて 大館でボールゲームフェス 元プロ選手が指導 児童らが球技で汗

2021-12-06
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元プロバレーボール選手の田口恵さん㊧から指導を受ける児童(タクミアリーナ)
 大館市制70周年記念のスポーツイベント「SOMPOボールゲームフェスタ」は5日、大館市タクミアリーナで開かれた。県内から幼児・児童らとその保護者ら約200人が参加。元アスリートから指導を受けながら、ラグビーやバスケットボールなどの球技に親しんだ。
 サッカーJリーグ、バスケットボールBリーグなど9競技12団体から成る「日本トップリーグ連携機構」が主催。体を動かす楽しさを体験しながら、基本的な技術の取得などを目的に全国各地で開催しており、県北地区での実施は今回が初。
 午前と午後の2部制で開催。午前の「あそビバ」には親子58組、116人が参加。不規則に跳ねるラグビーボールを腕や足を使って体の真ん中で止めるミニゲームなどを通じて親子間の交流を楽しんだ。午後の「キッズチャレンジ」には児童88人が参加。40分おきに挑戦する競技を変えながら、ラグビー、バスケットボール、バレーボール、ソフトボールの4競技に親しんだ。元アスリート9人が4競技に分かれて基本的な技術を指導し、「スポーツは相手がいなきゃできない。必ず相手への敬意を忘れないこと」などと心構えを熱く語った。
 バスケットボールで汗を流した菅原幸太さん(山瀬小4年)は「普段は野球をしているけど、同じチームプレーのバスケも面白いと思った」と笑顔を見せた。
 イベントアンバサダーを務めた元ラグビー日本代表の大野均さんは「いろいろな球技を経験できるいい機会。フェスタを通じて、何か気付きを感じてもらえたら」と話した。

メディアコントロール週間 小中とも達成率向上 大館市学校保健部会 就寝時間に課題も

2021-12-06
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メディアコントロール週間中、チラシを配り目標の達成を呼び掛ける児童(城南小)
 大館市教育研究会学校保健部会は、市内の26小中学校を対象にゲームやインターネットなどの利用を控える取り組み「一斉メディアコントロール週間」(9月13~17日)の調査結果をまとめた。小学校の達成率は78・1%で前年比0・2㌽増、中学校が74・5%で1・1㌽増といずれも向上した。一方で就寝時間の達成率は昨年同様に低く、今後も家庭や教育機関との連携で、意識付けに力を注ぐ方針を示した。
 インターネットの普及に伴い、生活に支障が出るほどオンラインゲームなどに没頭する「依存症状」が懸念されている。依存による睡眠不足や倦怠(けんたい)感が不登校の要因の一つとされ、トラブルに巻き込まれる事例も多発している。
 こうした状況を踏まえ同部会は2019年から「健康的な生活習慣の定着」をテーマに活動を展開。メディアコントロール週間もその活動の一環で、調査結果は啓発活動などに役立てている。
 今回は前年と同様に▽決めた時刻までに起きたか(起床)▽朝ごはんを食べたか(朝食)▽決めた時刻までに寝たか(就寝)▽メディアコントロールができたか(メディア)―の4項目を設定。児童生徒は配布されたチェックシートに「○(達成できた)」か「×(達成できなかった)」を記入した。
 児童生徒の振り返りでは「メディアを使い過ぎないことで目が疲れなくなった」「眠りやすくなった」などと効果を実感するコメントが多かった。
 前年課題となった就寝の達成率は小学校が72・7%で0・6㌽、中学校が72・2%で1・1㌽それぞれ増えた。しかし、他項目に比べると10~20㌽程度低い状況。保護者の振り返りには「スマートフォンを利用する時間が多くなることで就寝時間が遅くなっている」などとあった。
 同部会は市内26小中学校の養護教諭で組織する。代表世話人を務める山口智子教諭は「意識は根付きつつあるが、いまだ長時間のメディア利用がなくならず、生活スタイルの夜型化などさまざまな要因が影響していると考えられる」と分析する。
 小中学校の一斉実施は今年で終了する。3年間の取り組みを終え、山口教諭は「子どもも保護者もメディアコントロールによる健康面への良い影響を実感してくれたことは大きい。今後も学校や学区単位で継続するという声も多い」と話す。ただし「インターネットは魅力的で、生活スタイルを変えていくには時間がかかる」ことから、「家庭を巻き込みながら学校全体の取り組みとし、幼稚園や保育園とも連携を図りながら早期の意識付けを強化していきたい」としている。

桜櫓館の来館者急増 見学・貸し館で3千人超 庁舎効果?高まる存在感 大館市

2021-12-05
来館者が急増している桜櫓館(大館市字中城)
 大館市役所本庁舎に隣接する国登録有形文化財「桜櫓館」の本年度来館者が3000人を超え、耐震改修前の2019年度から倍以上に急増している。5月の庁舎移転に伴い存在感が高まり、見学するのは初めてという市民も少なくない。貸し館では作品展示会のほか、昼食会や撮影会など広がりを見せている。
 市まちづくり課によると、改修後の4月に再開した見学は11月末で3365人、貸し館使用は21件453人の計3818人。内訳は市内が2253人(59%)、県内1152人(30・2%)、県外410人(10・7%)、海外3人(0・1%)となっている。18年度1419人(貸し館11件)、19年度1552人(14件)をすでに上回った。
 本庁舎東側に位置し、旧庁舎解体工事のため市民体育館跡地が来庁者用駐車場となっていることから目に付きやすく、歴史的建造物の存在を知らなかった市民が「あの建物は何か」と足を向けることも多いという。11月に桂城公園で子ども向けイベントが開かれた際、家族連れで立ち寄る姿が目立った。
 フリーWi-Fi(ワイファイ)を設置し、大広間や洋室など4部屋を貸し出しており、会議やイベント、講座、写真撮影会、昼食会などに使われている。アニメやゲームのキャラクターに扮(ふん)する「コスプレ」の撮影会、音楽会も予定。歴史まちづくりを進める同課は「街歩きの拠点として、休憩しながら使ってほしい」とさらなる広がりに期待を寄せる。
 大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階建ての和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁(はり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。部屋の障子や階段の手すりには高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。99年7月に登録文化財となった。
 市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は2018年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。
 19年度の耐震診断で耐力壁の不足が判明し、20年5月から改修工事を実施。建築当時の材料を可能な限り使い、合板や留め金物、鉄骨梁などで補強した。
 開館時間は午前10時から午後4時(4~10月は午後5時まで)。見学無料、1時間あたり使用料は大広間220円、和・洋・予備室各110円。休館は毎週月曜(祝日の場合は翌日)と年末年始。


PCR検査事業者向けに助成 大館 最大2000円、商品券で消費喚起も

2021-12-05
 大館市は新型コロナウイルス感染症経済対策として、市内の事業者が市指定のPCR検査所を利用した際、1回につき地域限定商品券1000円分を助成する。大館商工会議所は会員限定で1000円分を上乗せする。対象の事業者は申請で最大2000円を受け取ることができ、出張など業務で検査を求められる場合に利用しやすくなりそうだ。
 市商工課によると、対象は市内の事業者で常時勤務している事業主、役員、従業員。市本庁舎隣に設置した検査所で、10月26日以降に受けた検査に対し、1人につき月1回まで助成する。私的な理由の検査は対象外。同課は「市民が通常業務に戻ることを後押しし、商品券で消費喚起したい」と趣旨を説明する。
 商議所の追加助成は自主財源で、会員の約1500社が対象。条件は市の助成と同じ。
 いずれも商議所が窓口となり、事業者との間で助成申請受け付け、商品券の交付を行う。検査費用は税込み1900円。最大2000円分の助成があれば、事業者の負担額以上が商品券で還元され、地元の消費喚起にもつながると期待されている。
 申請期限は検査を受けた翌月5日。土日、祝日の場合はその前日。来年3月分は3月31日まで。問い合わせは商議所の総務企画課(☎0186・43・3111)。
 市はすでに▽進学や就職試験などで市外との往来があった22歳以下▽ワクチン接種の対象となっていない11歳以下の市民向け費用助成(商品券2000円分)も行っている。今回の助成で対象者が広がったことになる。 

2021年11月

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押印手続き 来年度に原則廃止へ 福原市長が考え 福祉灯油は8500戸対象 大館市

2021-11-30
一般質問が行われた本会議(大館市役所)
 大館市の12月定例議会は29日、本会議を再開し、7議員が一般質問を行った。押印・署名を求めている行政手続きについて福原淳嗣市長は「来年度からの原則廃止に向け、見直し作業を進めている」と述べ、3月議会に条例改正案を提出する考えを示した。原油高騰に伴い、最終日に関連予算を追加提案する灯油購入費助成(福祉灯油)について「全非課税世帯の約8500戸への支給を見込んでいる」と述べた。
 登壇したのは田村儀光議員(活性大館)、佐々木公司議員(令和会)、阿部文男議員(同)、田中耕太郎議員(同)、栁館晃議員(同)、石垣博隆議員(同)、笹島愛子議員(共産党)。
 「行政手続きの簡素化と利便性を考えて、現状と今後の対応は」と質問があり、市長は「押印・署名を求めている手続きについて来年度からの原則廃止に向け、3月定例会に条例改正案を提出できるよう作業を進めている」と答弁した。
 福祉灯油については「前回まで非課税のうち70歳以上の高齢者、身体障害者手帳1・2級所持者、ひとり親、生活保護世帯だった条件を撤廃し、全非課税世帯への支給を見込んでいる」とし、年内支給の方針を示した。
 東京五輪・パラリンピック選手村の交流施設「ビレッジプラザ」に提供した秋田杉の集成材(24立方㍍)は、1月までに返却される予定だとして「ニプロハチ公ドームパークセンターに整備する子どもの遊び場の遊具や内装材、市内小中学校のベンチなどに使うことを検討している」と述べた。
 高齢者の免許返納に伴う交通手段の確保策では、介護保険事業として移動支援サービスを始めた田代地域のNPO法人に触れ、「同様の取り組みを検討している団体を支援したい」との考えを示した。
 扇田病院の無床診療所化方針については「病院事業経営戦略会議で建設・改修に要する初期投資と将来負担、医師確保の見通し、人口減少などを考慮した結果、入院機能維持の提案に至らなかった」と改めて説明。「療養病床を必要とする人、介護施設のサービス提供が適当と考えられる人の受け皿が課題。医療と介護施設の情報共有や連携強化に努め、今後の方向性をさらに検討したい」と述べた。

鹿角市の関市長 公約の対話行政推進 7団体70人と意見交換 灯油購入費助成など可決

2021-11-30
行政報告を述べる関市長(鹿角市役所)
 鹿角市の12月定例議会は29日開会し、2020年度各会計決算4件を全会一致で認定したほか、上程議案12件中4件を原案通り可決した。行政報告の中で関厚市長は直接市民と対話を行う「いつでも市長室」について、これまで7団体の70人と意見交換を行ったことを説明。「引き続き市民の声を伺い、市政に生かしていく」との考えを示した。
 関市長は6月の選挙戦で「市民との対話」を最重点の公約に掲げて当選。「いつでも市長室」はその具体策の一つ。地域で活動するグループや団体等を対象に、可能な限り「いつでも」「どこでも」出向いて意見を交わすこととし、9月17日の若手果樹生産者グループを皮切りにスタートした。
 これまでの内容について関市長は「廃校舎の再利用に対する意見や、子どもが実践しているSDGsなど特色ある取り組みを伺っている」と報告。その上で「こうした対話などを通して地域の課題の把握と活性化策の検討を進めることで、市民の意見を市政に生かしていく」と述べた。
 上程したのは補正予算5件、条例一部改正5件、指定管理者の指定、市道路線の認定各1件の計12件。
 このうち一般会計補正予算(第8号)1件と報酬・給与の条例改正3件を可決した。
 一般会計補正予算は歳入歳出それぞれ10億8705万円を追加し、総額を192億6264万円とするもの。
 このうち第8号補正は低所得世帯への福祉灯油購入費助成事業2097万円と子育て世帯への臨時特別給付金給付事業1億9078万円のみを計上し、初日に採決した。
 福祉灯油は灯油価格高騰の影響を軽減するため、市民税非課税世帯(福祉施設入所世帯を除く)に1世帯当たり5000円を給付する。対象は約3900世帯の見込み。
 政府が新型コロナウイルスの経済対策として行う子育て世帯への臨時特別給付金は、18歳以下の子どもに対する10万円相当の給付のうち現金5万円の給付に係る費用を計上した。
 この2件は速やかに手続きを進め、年内の支給開始を目指す。灯油購入費助成について栗山尚記議員が低所得世帯以外への助成について質問。阿部正幸産業部次長は「具体的な検討に入っていないが、県で事業者への支援を検討しており、それを勘案して検討したい」との考えを示した。
 報酬・給与の条例改正は、県人事委員会の勧告を踏まえ、議員、特別職、一般職の期末手当をそれぞれ年間0・1カ月分引き下げる内容。
 議案8件と陳情4件を常任委員会に付託し散会した。会期は12月17日までの19日間。

アメッコ市 従来規模で開催目指す 大館市の実行委 変異株に警戒、対策講じ

2021-11-30
来年2月の開催方針を決めた実行委(北地区コミュニティーセンター)
 大館市の冬の風物詩「大館アメッコ市」の実行委員会(山城久和会長)は29日、北地区コミュニティーセンターで本年度の初会合を開き、来年2月12、13日に開催する方針を決めた。新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で、ほぼ従来通りの規模で開催を目指す。
 例年、市や大館商工会議所、市観光協会などでつくる実行委が主催している。冒頭、事務局が開催規模について「前回(今年2月)以上、前々回(昨年2月)と同規模を目指す」という案を示した。長倉から新町まで「おおまちハチ公通り」を会場とし、日程を含め出席者から異論はなかった。
 期間中の主要行事は大半が中止されていたが、今冬は実施団体と協議し「白ひげ大神巡行」「秋田犬パレード」「丸まげ行列」「からみアメサービス」を行う予定。来場者の滞留が予想されるステージイベントは引き続き中止する。
 出店業者は県内限定で募集する予定。休憩・飲食スペースを設置し、会場内での飲食を認める方針。山城会長は「海外で新たな変異株『オミクロン』株が確認されたという話もあり、感染防止対策については国や県の方針に従いたい。最悪の場合、出店はできなくなっても(名物の)枝アメ並木を設置する形で開催したい」と話した。
 県内では昨年12月から1月中旬にかけて新型コロナの陽性確認数が増加し、感染拡大の「第3波」に見舞われた。その後減少に転じ、アメッコ市を無事開催できたという。
 実行委は感染防止対策として開催規模を縮小し、主要会場を従来の長倉~新町間(約400㍍)から、大町~新町間の約245㍍に短縮。当日は会場への出入り口を4カ所に限定し、常時5000人以下になるよう入場制限した。出店数は前々回に比べ半減し、アメや食品販売を中心に42店が立ち並んだ。
 アメッコ市は1588(天正16)年に始まったとされ、「この日にアメを食べると風邪をひかない」という言い伝えが残る。

20年度決算 財政の健全性「良好」 大館市 財務4表作成で速報値

2021-11-29
 大館市は、2020年度財務書類4表(貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書)の作成を進めている。一般会計と7特別会計について、短期的な健全性と長期的な安定性を示す指標は速報値で「良好」と評価。来年2月ごろの公表を予定している。
 会計課によると、20年度決算の主な指標の速報値は、1年以内の短期的な支出に対する資産の余裕度を示す「流動比率」が133・3%だった。200%以上が理想的だが、平均は120~150%。100%以下は危険とされる。前年は速報値で125・7%だった。
 固定資産への投資が自己資本と固定負債の範囲内かどうかを表す「固定長期適合率」は98・9%。100%を下回ると健全、超えると過剰投資の状態とされる。前年の速報値は99・1%だった。
 流動比率と固定長期適合率から導き出される総合的評価で、財政の短期的な健全性と長期的な安定性を示す「資金構造適正度」は、基準の「1」を上回る1・348となり、「良好かつ健全な値」とした。前年は1・268だった。
 福原淳嗣市長は12月議会行政報告で「自治体自らの権限と責任による財政運営が求められる中、引き続き財務書類活用で資産とコストの管理を徹底し、時代を見据えた行政サービスの提供と施策展開に努める」と述べた。
 民間企業と同様の会計処理を採り入れた財務書類4表は、地方公共団体の原則である「現金主義」を補完するもので、土地・インフラ・負債・資本など全ての資産状況や減価償却費などを含めた正確な行政コストを示す。市は複式簿記の導入や固定資産台帳の整備を進め、16年度決算から統一的な基準に基づき財務書類を作成し、適正な財政運営に役立てている。
 19年度の貸借対照表による資産合計は1372億円(前年比18億円減)、負債合計は386億円(3億円減)で純資産986億円だった。市民1人あたり資産は193万円、負債54万円でいずれも前年とほぼ同額。行政コスト計算書による経常費用は324億円(前年比6億円増)、経常収益は前年とほぼ同額の9億円。不足分の315億円は税収や国・県補助金などで補った。

Xマス・イルミネーション 電飾の光が町を彩る 小坂鉱山事務所周辺 来月1日に開幕

2021-11-29
会場には電飾が取り付けられ、1日の開幕を待つ(小坂鉱山事務所周辺)
 小坂町の冬を飾る「クリスマス・マーケットin小坂」が来月1日、小坂鉱山事務所周辺で開幕する。コロナ禍のため、マーケットは昨年に続き中止されるが、イルミネーションは2万個増やし、5万5000個で師走の夜を彩る。
 1873(明治6)年12月、小坂鉱山に赴任したドイツ人鉱山技師クルト・ネットーが小坂で行ったクリスマスに由来する行事で、2013年から開催している。
 例年、露店が並びホットビールやホットワイン、クッキー、ロールケーキ、焼きソーセージなどの飲食物を販売しているが、昨年は新型コロナの影響で、マーケットは中止、ステージイベントも取りやめた。
 イルミネーションは鉱山事務所と天使館周辺の木々などに電飾を取り付け、クリスマスムードを盛り上げる。電飾の取り付けはほぼ終了し、本番を待つばかりとなっている。時間は午後5時から同8時まで。金、土、日曜日は小坂鉱山事務所がライトアップされる。期間は1日から25日まで。
 期間中は飲食店、小売店4店舗が行事に合わせ、クリスマス限定商品、特別メニューを販売する。参加するのは赤煉瓦倶楽部(主な販売商品・ワッフル、シュトーレン)、ミートとだ(ロールケーキ、マッセ、揚げたてドーナツ)、日本料理奈良岡屋(シーフードシチュー、ローストビーフ)、明治百年堂(クリスマスグッズ、リース)。参加日や時間は店舗によって違う。
 問い合わせは小坂まちづくり会社内の実行委員会(☎0186・29・5522)。

2021年10月

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プレミアム商品券 冷え込んだ消費刺激を 大館市 第2弾の販売始まる

2021-10-28
商品券やテークアウトサイトのチラシを受け取る市民㊨(大館商工会議所)
 新型コロナウイルス感染長期化に伴う経済対策として、大館市が発行するプレミアム付き商品券の販売が27日、市内6カ所で始まった。ワクチン接種が進み、感染状況が落ち着いた中での発行に、商業関係者は「冷え込んだ消費を刺激してほしい」と期待。市民の関心も高く、初日から買い求める人が相次いだ。
 本年度2回目となる販売で、前回(6月)売れ残った2万7259セットに2万3000セットを追加。計5万259セットを用意した。購入希望者が相次ぎ、発行数を約1万6000セットも上回る申し込みが相次ぎ、抽選となるなど関心を集めた。
 販売会場の一つ、御成町の旧大型店跡地は車に乗ったまま購入でき、毎回来場者が多い。当選者は全員買えるが、この日は午前9時の開始前から数台が待機。順番を待つ列は次第に伸び、約50台が並んで混雑する時間帯もあった。近くの大館商工会議所会場でも午前中、買い求める人が絶えなかった。
 上限いっぱいの10セットを購入した同市有浦の女性(75)は「灯油代やガス代に充てたい。今冬は燃料費が高いので、商品券があると助かります」と話した。釈迦内の男性(65)は「掃除機や乾燥機を買い換えるのに使うつもり」と消費意欲いっぱいの様子だった。
 買い物に積極的な市民に触れた商工会議所の担当者は「経済活動再開の兆しだろうか」と受け止めた。コロナ禍の飲食業者を支援しようと、テークアウトや宅配サービスの情報発信サイト「テイクdeエール」を無料公開したばかりで、PRチラシも作成。二つの会場で商品券と一緒にチラシを手渡した。
 販売は31日まで。利用期間は来年2月末までで、市商工課の職員は「感染状況が落ち着いたタイミングで商品券が利用でき、消費喚起の〝カンフル剤〟になると期待している」と話した。
 商品券は1枚1000円の13枚組を1万円で購入でき、3000円分がお得。使用できる事業所数は27日時点で市内762。

もろびこども園 旧鷹巣中央児童館に移転 北秋田市 通園時間の短縮へ

2021-10-28
「もろびこども園」が移転する旧鷹巣中央児童館(北秋田市脇神)
 北秋田市は、同市綴子の障がい児通園施設「もろびこども園」を同市脇神の旧鷹巣中央児童館に移転する。施設の老朽化に伴い、現在空いている公共施設を利活用して利便性の向上や移動時間の短縮を図る。移転時期は12月初旬の予定。
 同園は子どもの健やかな発達の促進を図ることを目的とした施設。対象は未就学児童から小学6年生までで、保育所や小学校に入学中の子どもも利用可能。社会福祉法人・県北報公会が指定管理し、児童発達支援や放課後等デイサービス、保育所等訪問支援を行っている。
 市福祉課によると、旧鷹巣町時代の1993年に開所し、2007年に現在地の糠沢地区に移転。現在使用している建物は築年以上が経過した旧幼稚園舎で、老朽化が進んでいる。本年度に清鷹小が開校し、学校付近に児童クラブ施設が整備されて空き施設になった旧児童館を有効活用しようと、移転を決めた。
 20年度末の利用実績は、児童を対象に生活能力向上のための訓練などを行う放課後等デイサービスが27人、未就学児を対象に日常生活に必要な知識などを始動する児童発達支援は18人が利用。デイサービスは比内支援学校たかのす校の児童の利用も多いため、移転により送迎時間の短縮につながるという。
 児童館の改修工事は8月末から始まり、ガラスや照明器具の取り換え、放課後デイサービス支援室の設置やシャワー室等の改修を進めている。11月中に終了する予定で、移転作業を行った後に12月から利用開始を見込んでいる。
 市福祉課の小笠原隆課長は「通園にかかる時間が短くなることで利用範囲が広くなり、利用者が増えることを期待している」と話している。

議員定数 3会派から削減案 大館市議会改革協 令和会は集約できず

2021-10-27
 大館市議会改革協議会(会長・藤原明議長)は26日、市役所で開き、議員定数について5会派の意見を出し合った。第2会派・市民の風は現行の26人から「2減」、公明党は「4減」を提案。活性大館は「削減した方がいい」、共産党は現状維持の考えを示した。最大会派「令和会」は削減に慎重論もあって集約できず、再度協議するとした。次回は11月22日に開き、結論を出すことを申し合わせた。
 令和会は「現段階でまとまることができなかった」とした上で、意見の一つとして「市全体の声を拾うなら一定の議員数が必要だ。人口が6万5000人になったとき、議員26人でも1人当たり2500人。全国平均は議員1人当たり約2000人であり、現状でも多い」と主張。さらに「定数削減で審議の質が低下してしまうのではないか。常任委員会を現行の4から3にすることも考える必要がある」と提起した。一方で「議員報酬について議論すべきではないかとの声もある」とした。
 市民の風は「定数の確たる根拠はなく、それぞれの議会で議論して決めている。大館はこれまで1議員当たり人口2600~2700人で収まる定数削減を行ってきた。次期改選で24人にすれば1議員当たり2745人となる」とし、「2減の方向で議論してほしい」と提案した。
 公明党は「大館より面積が広く、人口が多い由利本荘市で定数22。それを踏まえて22人が妥当ではないか」と前回と同様の持論を展開。
 活性大館は「議会報告会を各地域で開いており、市民の声を拾うことができる。厳しい財政状況から考えても議会が範を示すべきだ」として定数削減の意向を示した。
 共産党は「ずっと定数26という考えではない」としつつ、「いつか減らすことも考えなければいけないかもしれない。ただ今はコロナや農業問題など課題山積。今回は現状のままにした方がいい」と理由を挙げた。
 このほか委員から「常任委員会の人数が少なくなれば活発な意見が出にくくなる」「若い人が立候補しやすい環境づくりも合わせて考えるべきだ」「市民の声をアンケートで集めてから議論してはどうか」「定数が多いという声があると同時に、地域から議員がいなくなることを心配する声もある」との意見が出た。
 これを受け藤原会長は「いろいろな考え方があり、もう一度会派に持ち帰って話し合ってもらいたい」と述べた。
 現在の定数は2016年6月定例会で28から2減とし、19年4月の選挙から適用された。

かづの牛 子牛価格は23万4千円 鹿角家畜市場 前年比、3万円超下落

2021-10-27
短角種などが上場された鹿角家畜市場(花輪菩提野)
 鹿角市花輪字菩提野の鹿角家畜市場で26日、子牛と一般牛の競りが行われ、日本短角種(かづの牛)の子牛平均価格は23万円余りで、前年度を3万円余り下回った。新型コロナウイルスの影響で大幅な下落が心配されていたが、関係者は「もっと下がると思っていたが、押しとどまった」と捉えている。
 県内外の購買者約30人が来場。子牛は鹿角市や小坂町の繁殖農家を中心に昨年より7頭多い64頭が上場され、58頭が成立した。
 このうち短角は上場48頭中42頭が成立し、1頭当たりの平均取引価格は23万4190円(20年度26万8000円)で前年度を3万3810円、12・6%下回った。最高値は28万1000円(同31万5000円)だった。
 県畜産農協鹿角支所の湊新吾支所長(48)は下落の要因について「昨年はGoToキャンペーンなどの政策があったが、今年はなかった。かづの牛は飲食店の取り扱いが多いので、新型コロナの影響が大きかった」と説明。
 その上で「今回の価格は特別安いというわけではなく、まずまずと捉えている」と話した。
 短角以外の子牛の平均取引価格は褐毛(10頭成立)が33万1700円(20年度33万818円)、黒毛(6頭成立)が90万円(同53万8429円)だった。

大館にPCR検査所 市役所南側 初日は5人が予約 市が学生らに商品券

2021-10-27
検査のデモンストレーション。いすが置かれたスペースで自ら検体を採取し、受付に提出する(大館市指定PCR検査所)
 無症状の人を対象とした新型コロナウイルスの「大館市指定PCR検査所」が26日、市役所本庁舎南側にオープンした。市と不動産事業などを手掛ける木下グループ(本社・東京)が共同で運営する。市は進学や就職試験で市外と往来のあった学生らが利用した際に地域限定商品券を交付する。初日は5人が予約した。開設は土、日、祝日を除く午前9時~午後4時。
 検査所はプレハブ棟で、スタッフ2人で対応。利用者は事前にホームページ「木下グループPCR検査センター」内の専用ページから予約。当日来所し、最初に予約完了メールを示し、クレジット決済を行う。検査キットを受け取り、いすに座って自らストローを使って唾液を採取する。容器を袋に入れ、受付に提出。入場から5分程度で完了する。
 検体は東京に送られ、2~3日以内に結果が予約時のメールアドレスに届く。陽性の場合はあきた新型コロナ受診相談センターへ相談する。
 料金は1900円(税込み)。現金での支払いはできない。検査希望日の5日前から予約できる。同社によると、空きがあれば当日の予約にも対応し、スマートフォンなどの操作が苦手な高齢者らのサポートも行いたいとしている。1日30人の利用を見込み、1日最大230人に対応できる。
 福原淳嗣市長と木下直哉社長がテープカットを行った。木下社長は「第5波までは感染を抑える目的だったが、これからは経済を回すための検査所となる。市が使いやすい形で運営していきたい」とあいさつ。福原市長は「出張の多い人や受験生を持つ親から開設を喜ぶ声が聞かれる。市外からも一人でも多くの人に利用してほしい」と述べた。
 市は▽進学や就職試験で市外と往来した11~22歳▽ワクチン接種非対象者で市外と往来した11歳以下―で、市に住民登録がある人にが利用する場合、検査所で申請し、キャッシュレス決済後、その場で2000円分の地域限定商品券を交付する。
 同社の検査所は全国で29カ所目で、県内では秋田市に続き2カ所目。市への開設は来年3月末までの予定。
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