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2021年12月

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障害者計画策定でアンケート 「情報伝わらない」半数 大館市 心のバリアフリーも課題

2021-12-04
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 大館市は本年度策定する第4次障害者計画(2022~26年度)に向けて実施した障害のある人へのアンケート調査結果をまとめた。福祉サービスの情報が「あまり伝わっていない」「伝わってこない」と感じている人が回答者の約半数を占め、市は「伝達方法の改善に取り組む必要がある」と分析。4人に1人が「差別や嫌な思いをしたことがある」と答えたことも分かった。結果を踏まえ、計画の素案作成を進める。
 計画は障害者施策の基本的な方針や目標を定めるもので、5年ごとに見直す。アンケートは計画策定の基礎資料や施策推進の参考資料とするために実施。日々の暮らしや通院、外出、サービスの利用状況、災害時の避難方法などを調査した。
 障害者手帳保持者のうち在宅の800人を無作為に抽出。身体障害者600人、知的障害者105人、精神障害者95人に9月に郵送し、回答を得た。回答者は404人で、回収率は50・5%だった。
 「福祉のサービスなどに関する情報(広報、ホームページなど)は伝わっているか」の質問では、「伝わっている」12・9%、「ある程度伝わっている」26・5%に対し、「あまり伝わっていない」29・2%、「伝わってこない」20・3%。福祉課は「伝達方法の見直し、改善に取り組む必要がある」と分析する。
 「今後(現在)も地域で生活したいか」では、「今のまま生活したい」56・2%、「グループホームなどで生活したい」3・5%、「家族と生活したい」16・1%、「一般の住宅で1人暮らしをしたい」4・0%など。「災害時にひとりで避難できるか」は、「できる」41・6%、「できない」42・1%と分かれた。
 「障害があることで差別や嫌な思いをする(した)ことがあるか」では、「ない」が58・4%、「ある」が24%、不明・無回答が17・6%。4人に1人が差別を経験している現状に、福祉課は「心のバリアフリーを推進しながら、市民の意識改革に取り組む必要がある」とし、「さらに全体を分析し、計画に反映させたい」と話した。
 計画は▽地域で健やかに生活する▽自立と生きがいを促進する▽やさしく支え合う地域づくり―を重点施策とする方針。作成した素案を来年2月に開く市障害者施策推進協議会で協議し、パブリックコメント(意見公募)などを経て、年度内に策定する。
 福祉課によると、4月1日現在の身体障害者は4004人、知的障害者は726人、精神障害者は636人となっている。

大館神明社祭典 12講の地囃子後世に 独自曲をCD収録 伝承4曲に続き初

2021-12-04
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演奏の収録に臨む新連講(ROCK INN LINDA LINDA)
 大館市歴史的風致維持向上計画に基づいて民間主体の活動を推進する「大館市文化遺産活用まちづくり実行委員会」(長谷川文悦委員長)は、大館神明社祭典で演奏される各参加講独自の地囃子(じばやし、オリジナル曲)をまとめたCDの作製を進めている。各講でそれぞれ伝承している曲を後世に残し、祭りへの関心を高める狙い。初の取り組みで、年度内の完成を目指している。
 大館神明社例祭余興奉納実行委員会によると、地囃子は祭りの魅力向上や活性化のため、昭和50~60年代に演奏され始めたとされる。祭り囃子の正調である市指定無形民俗文化財・大館囃子の伝承4曲「寄せばやし」「大館祇園ばやし」「剣ばやし」「還り山」とは異なるもの。祭典でも徐々に演奏されるようになり、独自のアレンジも加わって広がりを見せてきた。
 余興奉納実行委、大館ばやし保存会、市郷土芸能保存協会、大館・北秋田建築士会の民間4団体で組織するまちづくり実行委は、正調を後世に正確に伝え残すため、18年度に伝承4曲の教則DVDを作製。新型コロナウイルス禍で祭典の余興奉納行事が2年連続で中止となり、子どもたちの祭り離れも懸念される中、関心を高めようと地囃子をCDとしてまとめることにした。
 CDには、町内として曳山車(ひきやま)を持つ12講の24曲を収録する予定。各講が演奏し、録音は秋田市の映像制作会社に依頼した。
 収録作業は11月7、21、28日の3日間、大館市常盤木町のバー「ROCK INN LINDA LINDA」で実施。最終日は新連講、南神講、田豊講、末廣講、清豊講が順に臨んだ。音源を確認したり、リハーサルをしたりして準備を整え、息を合わせて演奏。太鼓、小太鼓、笛、三味線、鉦(かね)の音を響かせ、何度も繰り返し録音をする光景が見られた。
 新連講は9人が参加し、地囃子「朱雀」を演奏。実行責任者の小畑宣昌さん(48)は「太鼓の音の重なりや、笛の高音、テンポの速さが特徴。この曲を演奏したがる子どもも多く、目標となっている。他の講もかっこいい曲が多い。(地囃子は)演奏できると楽しいし、やる気につながる」とCD化に期待した。
 企画した余興奉納実行委渉外部の黒澤功部長は「コロナ禍で合同練習会もできず、子どもたちの祭り離れを心配している。今回集まって演奏ができ、参加講の連携、交流が深まったのは良かった。来年に向けて意識が高まるきっかけになれば」と話した。
 CDは100枚作製する計画。完成後、市内の小中高校や関係機関に配る予定。SNS(会員制交流サイト)や動画投稿サイト・ユーチューブでの音源公開も検討している。

学生の県内就職促進へ ポータルサイト 「キャリピタAKITA」 秋田銀行開設

2021-12-04
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連携協力宣言に署名する関係者(県庁)
 秋田銀行(新谷明弘頭取)は3日、県内就職の推進に機能を特化させた就職ポータルサイト「キャリピタAKITA」を開設し、来年2月から運用開始すると発表した。学生の登録などについては県内3大学と連携して推進する考えで、3日に県庁で新谷頭取と3大学の学長が連携協力宣言に署名するセレモニーが行われた。
 人口減少の要因のひとつとなっている若年層の県外流出に歯止めを掛けるとともに、生産年齢人口の減少や企業経営者の高齢化、事業所の休廃業など地域経済が抱える課題を解決することが狙い。
 サイトの利用対象は、求職者は県内就職を希望する大学や短大、専門学校などの学生とAターンなどで県内就職を希望するキャリア人材。求人側は県内に事業所があり新卒者やキャリア人材の採用を検討している企業など。
 求職者はスマートフォンの無料通話アプリLINEから登録できるのが特徴。採用を考えている企業から、直接メールが届く仕組みも備える。登録は無料。企業側の登録は年間基本料5万円。全国規模で同様のサービスを展開する大手就職サイトに比べて、格段に安い料金設定という。
 求人企業は先月から、求職者は今月1日から事前申し込みの受け付けがスタート。企業の登録は2日現在、131社。年明けには企業と学生のプロフィール登録を開始する予定。新卒者向けのサービスは2月1日から開始する。キャリア人材については6月からの予定。
 連携協力宣言の署名セレモニーには、新谷頭取と秋田大学の山本文雄学長、県立大学の小林淳一理事長兼学長、国際教養大学のモンテ・カセム理事長兼学長が参加した。新谷頭取は「企業や学生にとって使いやすいサイトとなるよう工夫を重ねていきたい」などと話していた。
 サイトに関する問い合わせは、秋田銀行地域価値共創部(☎018・863・1212)。

大館市新斎場整備 測量や地質調査発注 26年度の供用開始へ 老朽化で近くに建て替え

2021-12-03
新斎場の建設予定地(大館市柄沢字丸山下)
 大館市は新斎場の整備に向け、測量や地質調査業務を発注した。小柄沢墓園内にある現斎場は築40年以上が経過して老朽化が進み、約400㍍西側に位置する墓園入り口付近(柄沢字丸山下)の民有地に建て替える計画。今月から用地測量や地質調査を行い、事業を進めるための基礎資料を作成する。市は2026年度の供用開始を目指しており、「今後も市民に説明の場を設けながら、建設を進めていきたい」と話す。
 建設地は小柄沢墓園入り口から進むと、右側に位置する民有地の農地や原野。本年度は事業を進めるための基礎となる資料を作成するため、現地測量や用地測量、ボーリングによる地質調査、不動産鑑定を計画した。
 8月に用地・現地測量業務、10月に地質調査業務の入札を行った。測量業務は奥羽測量設計(大館市)が落札し、契約額は1177万円。地質調査業務は秋田ボーリング(秋田市)が落札し、契約額は693万円。工期は来年2月末まで。
 市民課によると、農作業の終了を待って業務を開始し、土地の高低差などを図面に落とし込む現地測量に着手。地権者が立ち会い、境界を確認する用地測量は今月から1月にかけて行う。地質を調べるボーリング調査は今月中旬から1月に行う。
 今後のスケジュールは、来年度に用地買収や基本設計、23年度は実施設計、24、25年度に造成工事、建築工事を行い、供用開始は26年度を予定している。現斎場より市道に近くなるため、景観や環境面に配慮し、施設内で発生する微細な粉じんや有害物質を除去するバグフィルター装置を設置する方針が示されている。
 市民課が12月定例議会厚生常任委員会で進捗(しんちょく)状況を報告。9月に周辺町内会や事業所に本年度の事業内容を文書で通知し、「これまで住民から質問や意見は寄せられていない」と説明した。「本年度は事業を進めるための基礎となる資料を作成する。設計や工事など要所要所で市民に説明する場を設け、意見を盛り込みながら事業を進めたい」と話した。
 現斎場は1979年に供用が開始された。老朽化が著しく、2018年度に庁内の部長級職員で設置した検討委員会が「建て替え」を基本方針とした。19年度から候補地の選定作業を進め、最終的に市内各地から交通の便がよい、小柄沢墓園入り口付近に絞った。昨年7月に住民説明会を開き反対意見がなかったことから、本年度事業に着手した。

大館市消防出初め式 ハチ公通りでまとい振り 幹部会議で決定 2年ぶり屋外行事

2021-12-03
来年の大館市消防出初め式を従来通りの規模で実施することを決めた会議(大館市比内公民館)
 大館市消防団(齋藤勉団長)は1日夜、市比内公民館で団幹部会議を開き、本年度の市消防出初め式を来年1月9日に従来通りの規模で実施することを決めた。新型コロナウイルスの影響で今年中止したまとい振りなどの屋外行事も、2年ぶりにおおまちハチ公通りで行う方針。
 今年1月の出初め式は感染拡大防止のため規模を縮小し、大館神明社での無火災祈願とほくしか鹿鳴ホールでの式典のみを行った。ハチ公通りで実施しているまとい振り、分列行進、観閲式、餅まきなどの屋外行事と祝賀会を中止とし、参加人数は例年の約800人から約250人に制限していた。
 県独自の感染警戒レベルが引き下げられ、イベント開催に伴う人数制限も解除されている状況から、来年は従来通りの規模に戻す方針。祝賀会は中止とするが、このほかの行事は全て行う方向で準備を進める。今後地域で感染が拡大した場合は、状況を注視しながら変更を判断する。
 会議には第1~15分団の分団長と副分団長、団本部や市消防本部の幹部ら約60人が出席。市消防本部が来年の日程と概要を示し、異論は出ず了承された。質疑応答では、団員が詳細や変更点について確認する姿もあった。
 齋藤団長は新春恒例のまとい振りに向け、「団員が熱心に練習する姿が見られている。出初め式まで1カ月に迫った。成功につなげてほしい」と期待を込めた。
 来年は40分団から15分団に再編されて以降、初の出初め式となる。当日は午前8時30分から大館神明社で無火災祈願を実施。ハチ公通りでの屋外行事は同9時から。まとい振りは1基を新調し、第1~14分団の代表者58人が演じる。分列行進の参加車両はコロナ禍と団再編を考慮して見直し、1分団につき1台とする。式典は同10時20分から、ほくしか鹿鳴ホールで行う予定。

2021年11月

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押印手続き 来年度に原則廃止へ 福原市長が考え 福祉灯油は8500戸対象 大館市

2021-11-30
一般質問が行われた本会議(大館市役所)
 大館市の12月定例議会は29日、本会議を再開し、7議員が一般質問を行った。押印・署名を求めている行政手続きについて福原淳嗣市長は「来年度からの原則廃止に向け、見直し作業を進めている」と述べ、3月議会に条例改正案を提出する考えを示した。原油高騰に伴い、最終日に関連予算を追加提案する灯油購入費助成(福祉灯油)について「全非課税世帯の約8500戸への支給を見込んでいる」と述べた。
 登壇したのは田村儀光議員(活性大館)、佐々木公司議員(令和会)、阿部文男議員(同)、田中耕太郎議員(同)、栁館晃議員(同)、石垣博隆議員(同)、笹島愛子議員(共産党)。
 「行政手続きの簡素化と利便性を考えて、現状と今後の対応は」と質問があり、市長は「押印・署名を求めている手続きについて来年度からの原則廃止に向け、3月定例会に条例改正案を提出できるよう作業を進めている」と答弁した。
 福祉灯油については「前回まで非課税のうち70歳以上の高齢者、身体障害者手帳1・2級所持者、ひとり親、生活保護世帯だった条件を撤廃し、全非課税世帯への支給を見込んでいる」とし、年内支給の方針を示した。
 東京五輪・パラリンピック選手村の交流施設「ビレッジプラザ」に提供した秋田杉の集成材(24立方㍍)は、1月までに返却される予定だとして「ニプロハチ公ドームパークセンターに整備する子どもの遊び場の遊具や内装材、市内小中学校のベンチなどに使うことを検討している」と述べた。
 高齢者の免許返納に伴う交通手段の確保策では、介護保険事業として移動支援サービスを始めた田代地域のNPO法人に触れ、「同様の取り組みを検討している団体を支援したい」との考えを示した。
 扇田病院の無床診療所化方針については「病院事業経営戦略会議で建設・改修に要する初期投資と将来負担、医師確保の見通し、人口減少などを考慮した結果、入院機能維持の提案に至らなかった」と改めて説明。「療養病床を必要とする人、介護施設のサービス提供が適当と考えられる人の受け皿が課題。医療と介護施設の情報共有や連携強化に努め、今後の方向性をさらに検討したい」と述べた。

鹿角市の関市長 公約の対話行政推進 7団体70人と意見交換 灯油購入費助成など可決

2021-11-30
行政報告を述べる関市長(鹿角市役所)
 鹿角市の12月定例議会は29日開会し、2020年度各会計決算4件を全会一致で認定したほか、上程議案12件中4件を原案通り可決した。行政報告の中で関厚市長は直接市民と対話を行う「いつでも市長室」について、これまで7団体の70人と意見交換を行ったことを説明。「引き続き市民の声を伺い、市政に生かしていく」との考えを示した。
 関市長は6月の選挙戦で「市民との対話」を最重点の公約に掲げて当選。「いつでも市長室」はその具体策の一つ。地域で活動するグループや団体等を対象に、可能な限り「いつでも」「どこでも」出向いて意見を交わすこととし、9月17日の若手果樹生産者グループを皮切りにスタートした。
 これまでの内容について関市長は「廃校舎の再利用に対する意見や、子どもが実践しているSDGsなど特色ある取り組みを伺っている」と報告。その上で「こうした対話などを通して地域の課題の把握と活性化策の検討を進めることで、市民の意見を市政に生かしていく」と述べた。
 上程したのは補正予算5件、条例一部改正5件、指定管理者の指定、市道路線の認定各1件の計12件。
 このうち一般会計補正予算(第8号)1件と報酬・給与の条例改正3件を可決した。
 一般会計補正予算は歳入歳出それぞれ10億8705万円を追加し、総額を192億6264万円とするもの。
 このうち第8号補正は低所得世帯への福祉灯油購入費助成事業2097万円と子育て世帯への臨時特別給付金給付事業1億9078万円のみを計上し、初日に採決した。
 福祉灯油は灯油価格高騰の影響を軽減するため、市民税非課税世帯(福祉施設入所世帯を除く)に1世帯当たり5000円を給付する。対象は約3900世帯の見込み。
 政府が新型コロナウイルスの経済対策として行う子育て世帯への臨時特別給付金は、18歳以下の子どもに対する10万円相当の給付のうち現金5万円の給付に係る費用を計上した。
 この2件は速やかに手続きを進め、年内の支給開始を目指す。灯油購入費助成について栗山尚記議員が低所得世帯以外への助成について質問。阿部正幸産業部次長は「具体的な検討に入っていないが、県で事業者への支援を検討しており、それを勘案して検討したい」との考えを示した。
 報酬・給与の条例改正は、県人事委員会の勧告を踏まえ、議員、特別職、一般職の期末手当をそれぞれ年間0・1カ月分引き下げる内容。
 議案8件と陳情4件を常任委員会に付託し散会した。会期は12月17日までの19日間。

アメッコ市 従来規模で開催目指す 大館市の実行委 変異株に警戒、対策講じ

2021-11-30
来年2月の開催方針を決めた実行委(北地区コミュニティーセンター)
 大館市の冬の風物詩「大館アメッコ市」の実行委員会(山城久和会長)は29日、北地区コミュニティーセンターで本年度の初会合を開き、来年2月12、13日に開催する方針を決めた。新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で、ほぼ従来通りの規模で開催を目指す。
 例年、市や大館商工会議所、市観光協会などでつくる実行委が主催している。冒頭、事務局が開催規模について「前回(今年2月)以上、前々回(昨年2月)と同規模を目指す」という案を示した。長倉から新町まで「おおまちハチ公通り」を会場とし、日程を含め出席者から異論はなかった。
 期間中の主要行事は大半が中止されていたが、今冬は実施団体と協議し「白ひげ大神巡行」「秋田犬パレード」「丸まげ行列」「からみアメサービス」を行う予定。来場者の滞留が予想されるステージイベントは引き続き中止する。
 出店業者は県内限定で募集する予定。休憩・飲食スペースを設置し、会場内での飲食を認める方針。山城会長は「海外で新たな変異株『オミクロン』株が確認されたという話もあり、感染防止対策については国や県の方針に従いたい。最悪の場合、出店はできなくなっても(名物の)枝アメ並木を設置する形で開催したい」と話した。
 県内では昨年12月から1月中旬にかけて新型コロナの陽性確認数が増加し、感染拡大の「第3波」に見舞われた。その後減少に転じ、アメッコ市を無事開催できたという。
 実行委は感染防止対策として開催規模を縮小し、主要会場を従来の長倉~新町間(約400㍍)から、大町~新町間の約245㍍に短縮。当日は会場への出入り口を4カ所に限定し、常時5000人以下になるよう入場制限した。出店数は前々回に比べ半減し、アメや食品販売を中心に42店が立ち並んだ。
 アメッコ市は1588(天正16)年に始まったとされ、「この日にアメを食べると風邪をひかない」という言い伝えが残る。

20年度決算 財政の健全性「良好」 大館市 財務4表作成で速報値

2021-11-29
 大館市は、2020年度財務書類4表(貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書)の作成を進めている。一般会計と7特別会計について、短期的な健全性と長期的な安定性を示す指標は速報値で「良好」と評価。来年2月ごろの公表を予定している。
 会計課によると、20年度決算の主な指標の速報値は、1年以内の短期的な支出に対する資産の余裕度を示す「流動比率」が133・3%だった。200%以上が理想的だが、平均は120~150%。100%以下は危険とされる。前年は速報値で125・7%だった。
 固定資産への投資が自己資本と固定負債の範囲内かどうかを表す「固定長期適合率」は98・9%。100%を下回ると健全、超えると過剰投資の状態とされる。前年の速報値は99・1%だった。
 流動比率と固定長期適合率から導き出される総合的評価で、財政の短期的な健全性と長期的な安定性を示す「資金構造適正度」は、基準の「1」を上回る1・348となり、「良好かつ健全な値」とした。前年は1・268だった。
 福原淳嗣市長は12月議会行政報告で「自治体自らの権限と責任による財政運営が求められる中、引き続き財務書類活用で資産とコストの管理を徹底し、時代を見据えた行政サービスの提供と施策展開に努める」と述べた。
 民間企業と同様の会計処理を採り入れた財務書類4表は、地方公共団体の原則である「現金主義」を補完するもので、土地・インフラ・負債・資本など全ての資産状況や減価償却費などを含めた正確な行政コストを示す。市は複式簿記の導入や固定資産台帳の整備を進め、16年度決算から統一的な基準に基づき財務書類を作成し、適正な財政運営に役立てている。
 19年度の貸借対照表による資産合計は1372億円(前年比18億円減)、負債合計は386億円(3億円減)で純資産986億円だった。市民1人あたり資産は193万円、負債54万円でいずれも前年とほぼ同額。行政コスト計算書による経常費用は324億円(前年比6億円増)、経常収益は前年とほぼ同額の9億円。不足分の315億円は税収や国・県補助金などで補った。

Xマス・イルミネーション 電飾の光が町を彩る 小坂鉱山事務所周辺 来月1日に開幕

2021-11-29
会場には電飾が取り付けられ、1日の開幕を待つ(小坂鉱山事務所周辺)
 小坂町の冬を飾る「クリスマス・マーケットin小坂」が来月1日、小坂鉱山事務所周辺で開幕する。コロナ禍のため、マーケットは昨年に続き中止されるが、イルミネーションは2万個増やし、5万5000個で師走の夜を彩る。
 1873(明治6)年12月、小坂鉱山に赴任したドイツ人鉱山技師クルト・ネットーが小坂で行ったクリスマスに由来する行事で、2013年から開催している。
 例年、露店が並びホットビールやホットワイン、クッキー、ロールケーキ、焼きソーセージなどの飲食物を販売しているが、昨年は新型コロナの影響で、マーケットは中止、ステージイベントも取りやめた。
 イルミネーションは鉱山事務所と天使館周辺の木々などに電飾を取り付け、クリスマスムードを盛り上げる。電飾の取り付けはほぼ終了し、本番を待つばかりとなっている。時間は午後5時から同8時まで。金、土、日曜日は小坂鉱山事務所がライトアップされる。期間は1日から25日まで。
 期間中は飲食店、小売店4店舗が行事に合わせ、クリスマス限定商品、特別メニューを販売する。参加するのは赤煉瓦倶楽部(主な販売商品・ワッフル、シュトーレン)、ミートとだ(ロールケーキ、マッセ、揚げたてドーナツ)、日本料理奈良岡屋(シーフードシチュー、ローストビーフ)、明治百年堂(クリスマスグッズ、リース)。参加日や時間は店舗によって違う。
 問い合わせは小坂まちづくり会社内の実行委員会(☎0186・29・5522)。

2021年10月

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コロナ禍も知恵出し光明 大館きりたんぽまつり 「新たなサービス提供できた」

2021-10-18
青空がのぞいた最終日のドライブスルー会場(ニプロハチ公ドーム駐車場)
 第49回本場大館きりたんぽまつり(大館食の祭典協議会主催)は17日、計4日間の日程を終えて閉幕した。新型コロナウイルスの感染リスクを考慮し、極力接触を避けるドライブスルー形式の予約販売を初めて実施。来場客の反応も良く、祭典協は「新しいサービスを提供できた」とコロナ下に光明を見いだしていた。
 例年はドーム内に出店ブースを連ね、県内外から10万人以上を呼び込んで開催した。コロナ下の昨年以降、感染防止の観点から屋内開催を見送り、規模を縮小。今年はニプロハチ公ドーム駐車場を会場に9、10、16、17の4日間、市民限定の完全予約制で開催した。
 きりたんぽなど4品の「食べ比べセット」(税込み2000円)が次第に評判を呼び、期間後半ほど予約数が伸びた。祭典協事務局によると、各日400セットの販売計画に対し、最終日は約380セットの予約があり、ほぼ完売状態。4日間の累計は1500セット近いという。市内有名店のセットを、長時間並ぶことなく購入でき、食べ比べできることが人気を集めたとみている。
 期間前半は好天に恵まれ、車の窓を開放して早速、舌鼓を打つ客も。イベントの自粛が続いたこともあって、客から「久しぶりにイベント気分を楽しめた」の声が聞かれた。
 後半の日は降雨、17日はこの秋一番の冷え込みに見舞われた。祭典協のボランティアスタッフは大きな傘を手に車両誘導したり、商品がぬれないように気遣いながらドライバーに手渡したりした。
 出店業者は「予約制だったため、少ないスタッフ数で混乱なく対応できた」などと振り返った。
 きりたんぽは鍋料理という性質上、これまでテークアウトは避けられてきた。今回は汁漏れ防止のふたを付けるなど対策を講じ、ドライブスルー販売に道筋を付けた。小松和志会長は閉幕後「混乱なくスムーズに運営できた」と総括。「コロナ下でテークアウトという新しいサービスを提供でき、今後のまつりのヒントになる」と締めくくった。

北秋田 「クロモジ茶いかが?」 大阿仁小 道の駅で販売会

2021-10-18
販売活動に励む児童たち(道の駅あにマタギの里)
 北秋田市大阿仁小学校(奥山法子校長)は17日、道の駅「あにマタギの里」で、「クロモジ茶」の販売会を開いた。商品化に関わった3~6年生11人が、地域で昔から親しまれているお茶をPRしながら、販売活動に励んだ。
 クロモジ茶は阿仁地区に自生するオオバクロモジの枝や葉を乾燥させたもの。同校では地域の自然を生かしたお茶を通じて、ふるさとを知るきっかけを作ろうと、総合的な学習の一環でクロモジ茶をテーマにした体験活動に本年度から取り組んでいる。
 児童たちは7月から、クロモジ茶を販売する自営業の益田光さん(27)=同市阿仁中村=の自宅兼工房で、加工作業やパッケージ作りに挑戦。増田さんの指導の下、お茶作りを学んできた。
 出来上がったクロモジ茶は、箱入りセット(ティーバッグ10袋入り)で、1箱2000円(税込み)。パッケージデザインには、児童たちがアイデアを出し合って描いた絵や文字が使われている。
 販売会では、100箱用意し、道の駅出入り口付近に設けたコーナーで、児童たちが午前と午後の2回売り出した。児童たちは試飲用のお茶を配りながら、「クロモジ茶いかがですか」「ぜひ買ってください」と元気にアピール。地域住民や館内の来店者が次々と立ち寄り、買い求めていた。
 高堰佳祐さん(5年)は「初めての販売体験だったけど、お客さんの喜んだ顔がうれしかった。楽しかったし、来年以降も続けていきたい」と笑顔を見せた。
 今回の売上金の一部は、児童の学習活動費に充てられる。活動内容について今後、児童たちが話し合って決める予定。益田さんは「自分たちで商品を考え、販売するという貴重な経験を今後の学習に生かしてほしい」と話した。

大館市 木育推進の旗振り役に インストラクター養成に力 本年度は高校生ら38人

2021-10-17
福島さん㊧から木育の意義を学ぶ受講者(比内公民館)
 大館市は木に親しむ活動を通じ、木や森の良さ利用の意義を伝える「木育インストラクター」の養成に力を入れている。本年度の講座が16日に比内公民館で開かれ、高校生を含む市民38人が木育のプログラム作りなどを学び、認定証を取得した。講座は3年目を迎えて受講者が100人を超え、市は「幼少期から木を使う喜びを体験、提供することで、将来の木材需要にもつなげたい」と期待する。2023年度までに160人の養成目標を目指している。
 市は19年度にNPO法人芸術と遊び創造協会・東京おもちゃ美術館(東京)と協力し、暮らしに木を取り入れる木育活動「ウッドスタート宣言」を行った。市女性センターに木育ひろばを開設し、20年度から誕生祝い品に木のおもちゃを贈る事業を行っている。ニプロハチ公ドームパークセンターに来年度開設する「子どもの遊び場」は、木材をふんだんに使った木育空間としての整備が検討されている。
 木育推進に向けて、同協会が認定機関のインストラクター養成にも力を入れる。養成講座は19年度に始まり、初年度は40人、20年度は27人が受講。毎年度40人程度の受講を想定し、市木材利用促進計画では年度までに160人を目標に掲げている。
 本年度は保育や生涯学習に携わる市民のほか、初めて高校生が受講した。講師は共育工房IPPO主宰で、ぎふ木育推進員の福島計一さん=岐阜県美濃市=が務め、「国土面積の約7割が森林の日本は昔から木を生活に取り入れてきた『木の文化の国』。木に囲まれているのに無関心の人が増え、森林、暮らしの危機」と現状を説明。「木を使うことで、その裏側の暮らしに目を向ける子どもたちを育てる木育が大切」と強調した。
 木育プログラムの体験や企画など実習を盛り込んだ5時間の講座を終え、認定証が手渡された。保育関係の仕事を目指しているという因幡茜さん(大館桂桜高3年)は「木育という言葉は知っていたが、詳しい内容を学び、将来に生かしたい」と話した。
 受講者は今後身近で木育に取り組むほか、市のイベントなどに協力する。市林政課の古川泰幸課長は「今後は高校生や大学生の受講を後押しし、周囲に木育の考え方を広めてほしい。幼少期から木を使う喜びを知ることで、市民が大人になった時に暮らしに木を取り入れ、将来の木材需要にもつなげたい」と話した。

原木ナメコ 旬の味 夢中で収穫 大館市の 山田部落会 「オーナー」8人が体験会

2021-10-17
原木ナメコの収穫を体験する参加者(大館市山田)
 原木キノコの栽培で地域活性化に取り組む大館市の山田部落会(赤坂実会長)は16日、同市山田の山林で原木ナメコの収穫体験会を開いた。初企画で、本年度創設されたオーナー制度に申し込んだ市内外の住民8人が参加。あいにくの雨天だったものの、会員の助言を受けながら楽しんで旬の味を摘み取った。
 同会は豊富な森林資源を活用して新たな産業を創出しようと、「キノコの里山田プロジェクト」を展開。地域内の山林で原木キノコを露地栽培し、首都圏などに出荷して高評価を得ている。
 マイタケ、シイタケに続き、2015年からは休耕田を使ってナメコの栽培を開始。今年からは収穫できる権利を販売する「オーナー制度」を設けた。総務省の「過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業」の補助金を活用した。
 制度には大館市や北秋田市、秋田市などの10人が申し込んだ。この日はこのうち8人が参加し、山田集落中心部から北東約4㌔にあるナメコ畑へ向かった。抽選で決まった区画に名札を付けた後、収穫に挑戦した。
 1区画にほだ木が5本用意され、会員から「昨年春に植菌してから約1年半で収穫できるようになった」「夜露で成長するので3日もすれば大きくなる」と説明を受けた。収穫方法については「手を添えてハサミで切って」「ほだ木は動かさないように」などと教わった。
 それぞれの区画でほだ木についたナメコを丁寧に摘み取っていった。夢中で作業する姿が見られ、雨天だったものの、「楽しい」という声も上がっていた。
 オーナーは冬まで自由に収穫できる。ほだ木1本から少なくとも500㌘は採れるという。北秋田市鷹巣の70歳代女性は「ナメコが好きなので楽しみにして来た。思ったよりもたくさん採れた。また収穫しに来たい」と話した。
 同会では今回の体験会の様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開する予定。今後もさまざまな体験企画を検討している。赤坂会長は「地域間交流を促進し、活性化につなげたい。首都圏にも情報発信して体験に来てもらうことで、移住・定住にも結びつけられれば」と話した。

秋田北鷹高 伝統引き継ぎ新風を 創立10周年記念式典 さらなる発展へ決意

2021-10-17
創立10周年を迎えた学校の校歌を斉唱する生徒たち(秋田北鷹高校)
 北秋田市の秋田北鷹高校(一関智子校長、全校生徒592人)の創立10周年記念式典が16日、同校アリーナで行われた。全校生徒や教職員、学校関係者ら約700人が出席し、学校のさらなる発展へ決意を新たにした。
 新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を縮小。出席者を限定し、同窓生や生徒の保護者、実行委員を対象に希望者へ式典の様子を動画配信した。
 一関校長は10年の歩みを振り返り、「これからの歩むべき道をしっかりと見つめながら、地域社会との連携を深め、郷土の発展に貢献できる人材の育成を図る」と決意。生徒に対しては「自らが新たな歴史と伝統を積み重ねる強い決意を持ち、行動することを強く願う」と呼び掛けた。
 生徒を代表して生徒会長の成田侑生(たすく)さん(3年)は「地域に根ざす学校として多くの人に支えられて歩んできた」とし、「4校の伝統を引き継ぎながら、ふるさと秋田に新しい風をおこすことができるよう努力していく」と力強く述べた。
 来賓あいさつの後、学校教育の振興に貢献した歴代校長や寮、農場などの関係者、部活動のコーチなど功労者を表彰。受賞者を代表して初代校長の佐藤英樹さんが、創立10周年記念事業実行委の湊屋啓二委員長から感謝状を受け取った。最後に出席者で校歌を斉唱し、節目を祝った。
 同校は市内の鷹巣、鷹巣農林、合川、米内沢高校が統合し、県北最大規模の学校として2011年4月に開校。これまでの卒業生は計2349人。
 被表彰者は次の通り。
 ▽歴代校長=佐藤英樹、菊池一二三、佐藤清悦、菅原勉、青山仁▽歴代振興会長=髙坂祐司、後藤久美▽特別功労者=藤本忠、本城谷多吉郎、佐藤久江、佐藤久子、加賀谷悦子、小塚勇、小塚あや子▽特別活動功労者=佐藤隆男、三浦祐子、髙坂豊實▽創立10周年キャッチフレーズ表彰者=三沢菜緒
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