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来春の県議選 前哨戦が活発化の様相 鹿角選挙区 川口氏に続き児玉氏が表明

2018-09-21
 来春の県議選鹿角市・郡選挙区(定数2)は、現職の川口一氏(67)=自民=に続いて、新人で鹿角市議の児玉政明氏(46)が出馬を表明した。もう一人の現職、石川徹氏(54)=無所属=は現時点で態度を明らかにしていないが、川口、児玉両陣営は選挙戦となることを予想しており、今後、前哨戦が活発化しそうだ。
 川口氏は8、9月に鹿角市と小坂町の3カ所で後援会が開いた森林・林業・林産業活性化促進地方議員連盟全国連絡会議の会長就任祝賀会の席上、6選を目指して出馬を表明し、決意を新たにした。
 児玉氏は20日、市役所で会見を開き、県議選に出馬する意向を明らかにした。市議辞職の時期は後援会と相談して決めるが、12月末までは議員を続けたい考え。自民公認の申請も行う予定。
 石川氏は20日の県9月議会・一般質問でも取り上げた鹿角3高校の統合問題を挙げ「任期中にやらなければならないことを、しっかりと進めてから考えたい」とし、2期目に向けた態度を保留している。
 前回は三つどもえの選挙戦。比較的安定した地盤や固定票を持つベテラン議員の現職2人に、新人が草の根運動を軸にして挑む構図となり、現職の川口氏が5選、新人の石川氏が初当選を果たした。
 得票は川口氏7099票(鹿角市4700票、小坂町2399票)、石川氏6894票(鹿角市6171票、小坂町723票)、次点の現職6463票(鹿角市6244票、小坂町219票)だった。

「マイスター」の授業見学 大館で大学教育ツーリズム 愛知など学生ら20人

2018-09-21
武石教諭の授業を参観するツーリズム参加者(扇田小)
 愛知教育大学の学生が企画した「大学教育ツーリズムin大館」が、大館市内で行われている。同大の学生ら20人が訪れ、20日は市教委認定の「授業マイスター」の授業見学や教員と意見交換。教育実習を控えた学生もおり、教員への夢に大きな刺激を受けた様子だった。
 企画したのは同大初等教員養成課程の原田梨世さん(英語選修4年)。来館時に目にした大館の教育の質の高さに驚き、地元愛知や全国の教育を見直すきっかけにしたいと参加者を募った。
 学生や愛知県教委職員らが参加。この日は扇田小で、マイスター認定を受ける武石郁子教諭による6年生の算数の授業を視察した。授業の進行役を務める学習リーダーや、児童間で考えを深め合う「ブラッシュアップタイム」などに見入り、写真や動画を撮影していた。
 武石教諭は「身の回りにある『比例』の単元。テストで100点を取るためでなく、生活に生かせるという実体験をさせたかった」などと趣旨を説明。原田さんは「事前学習のかいもあり、参加者が興味深く授業を見る姿がうれしい。自分自身も効果的な発問などためになることばかり」と話した。
 同課程の上坂茅穂さん(情報選修3年)は「先生対子どもではなく、一緒に学び合う姿が印象的。子どもの意見を取り入れる課題設定やまとめなど、初めて見ることばかり」と驚いていた。「学びは愛知の教育の向上にもつながるはず。ツーリズムの継続開催のほか、大館で教育実習もしてみたい」と夢を膨らませた。
 採用2~9年目の教員を対象にした市教委の授業力向上研修を兼ね、市内の4人も参加。比内中では青山まり子教育専門監の英語、根本大輔教諭の国語の授業も見学した。
 一行は19日から2泊3日の滞在。初日は、宿泊先の大館少年自然の家で高橋善之市教育長らから、市の教育について説明を受けた。最終日の21日は釈迦内小でヒマワリ活動の見学や体験、城南小の授業参観を予定している。

北秋田市病院事業会計17年度 純損失は3・3億円 監査委「開業以来最も良好」

2018-09-21
 北秋田市は2017年度病院事業会計決算をまとめた。市民病院の収益的な収入から支出を差し引いた純損失は3億2708万円となった。実績について監査委員は「開業以来最も良好」と指摘した上で、累積欠損金が28億円に上ることなどから、さらなる効率的な経営を求めている。
 市民病院は開設許可病床数320床のうち、222床が稼働している。17年度事業報告書によると、入院患者数は計画(6万1943人)に対し8943人多い7万886人。1日平均194・2人だった。外来患者数は計画(12万8078人)に対し、4093人少ない12万3985人。1日平均508・1人だった。
 病院開設時から指定管理者制度を導入し、JA秋田厚生連があらかじめ決められた指定管理料の中で運営している。このため、入院や外来など本業の医業による収入が入らない特殊な会計となっている。
 決算の確定を待って過不足額があれば翌年度に精算するルールで、17年度に市の一般会計から支出した総額は6億6200万円。前年度に比べ9278万円減った。
 背景には、主に「地域包括ケア病棟の効率的な稼働」などから入院患者数が大きく増加したことが挙げられている。「良好な成績」を踏まえ、17年度指定管理料は「多額の返還が見込まれる」としている。
 予算の執行状況を見ると、収益的収入は予算額5億8526万円に対し、決算額が5億8502万円となった。収益的支出は予算額9億1234万円に対し決算額が9億1211万円。
 3億円以上の純損失計上が続く中で、監査委は慢性的な医師不足が改善傾向にあり「診療体制の拡充が図られている」と評価した。医師充足率は3月末時点で97・5%。今後について「一般会計から負担する額の削減につながる取り組みの充実を求める」とし「魅力を高め、17年度を上回る効率的な経営が行われるよう望む」と結んだ。

大館市「健康ポイント事業」 商品券との交換開始 参加1000人目標に

2018-09-20
健診会場などのほか、保健センターで配布しているポイントカード
 大館市の「健康ポイント事業」は、運動や健診受診など健康活動に取り組みポイントをためた市民への地域限定商品券交付が今月から始まった。2年目の本年度は、商品券の交付期間を2カ月早め、市民の参加を促す。初年度は特定健康診査や胃がん検診の受診者が増加するなど一定の成果があったととらえ、健康課は「健康づくりの意識を高め、将来の健康寿命延伸につなげたい」と話す。
 減塩や運動など自ら健康活動の目標を設定し実践すると最大20㌽、特定健診や職場の検診、人間ドック、がん検診受診、健康講座受講に70~10㌽が与えられ、100㌽以上ためると、1000円分の地域限定商品券と交換できる。「働き盛り世代」に楽しく健康づくりに取り組んでほしいと、40歳以上の市民(公務員除く)を対象に、昨年度から3年間取り組む計画。
 本年度の商品券の交付は9月3日にスタート。開始から10日間で30人以上が交換に訪れ、「反響はいい」と話す。集団健診など早い段階で100㌽に達する市民もいるため、交換開始時期を昨年度の11月から2カ月早めた。これまで講座や健診会場でA6版のカード約4000枚を配布した。
 健康ポイント制度は県内7市町村で実施されている。同課によると、17年度は市民706人が商品券と交換。アンケートでは、99%が「健康活動を続けたい」と回答。「健(検)診を受けるきっかけになった」と答えた市民は86%で、「家族に受診を勧めやすくなった」との声もあった。
 特定健診の受診者は、16年度から約290人増加。胃がん検診の受診率は16年度6・8%から17年度は7・9%となった。「かかりつけ医による受診勧奨や受診の助成など他事業と組み合わせ、一定の成果があった」と分析する。
 本年度は1000人への商品券交付が目標で、同課は「対象講座を増やしたほか、乳がん検診などこれから受けられる検診もある。今から始めても100㌽をためることができるため、参加してほしい」と呼び掛けた。
 本年度は来年3月末までポイントをため、4月末まで商品券と交換できる。交換場所は市保健センター。毎月第3月曜は午後7時まで対応する。11月は地区公民館を巡回して交換を受け付ける。問い合わせは保健センター(☎0186・42・9055)。

 

迷子の幼児に声掛け 北鷹高の工藤さんと千葉さん 北秋田署から感謝状

2018-09-20
署長感謝状を受け取った工藤さん㊧と千葉さん(秋田北鷹高校)
 北秋田署は18日、積極的な声掛けで幼児を保護して交通被害を未然に防いだとして、秋田北鷹高校2年生の工藤沙也花さん(17)と千葉玲奈さん(16)に署長感謝状を贈った。同校校長室で贈呈式が行われ、成田實署長が「適切な保護に感謝している」と話した。
 同署などによると、二人は今月10日午後4時半ごろ、下校途中に同市栄のコンビニエンスストア前で、車道に飛び出そうとしている3歳の男の子を発見。二人が手を引いて歩道に連れ戻した。
 その後も幼児は1人で歩いていたため不審に思い、声を掛けると迷子になっていることが分かった。学校の教員を通じて同署に連絡。二人は不安そうにしている幼児が警察に保護されるまで優しく声をかけていたという。幼児は迷子になる前までいた親族の家から直線距離約1㌔の地点まで歩いていた。
 工藤さんは「何事もなく帰れてよかった。今後も遭遇したときは対応できるようにしたい」と安堵(あんど)。千葉さんは「大きなことをしたつもりはなかったのでびっくり。妹がいるので子どもに接するのは慣れていた」と話した。
 
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「相手の立場で考えて」 北秋田市 いじめゼロサミット

2018-08-23
児童生徒がいじめ防止について話し合った「きたあきたいじめゼロサミット」(コムコム)
 子どもたちがいじめ問題について話し合う「きたあきたいじめゼロサミット」が22日、北秋田市民ふれあいプラザコムコムで開かれた。市内の小中学校から代表として参加した児童生徒が、学校で実践している取り組みなどを踏まえてグループ討議を行い、いじめを防ぐために必要な取り組みを探った。
 北秋田市の小中学校では、2014年に児童生徒が話し合って策定した「きたあきたいじめゼロ宣言」を基に、各校でいじめ防止に向けた取り組みを展開。年1回のサミットを通じてそれぞれの成果などを確認、新たな取り組みの在り方を探っている。
 開会式で佐藤昭洋教育長は「やっている側がいじめと思わなくても、受けた側がいじめと感じることもある。どうすればいじめをゼロにできるか存分に話し合い、実践して」と児童生徒に呼び掛けた。
 討議に先立ち、1月に開かれた全国いじめ問題子供サミットに秋田県代表として参加した、合川中学校3年の櫻田壮さんと加藤青葉さんが全国サミットでの発表について報告。「全国の取り組みを知ることができ、今後の取り組みの参考にしたい」と述べた。
 3班に分かれてグループ討議を行った後、いじめ防止に向けて必要な取り組みを出し合い、グループとしての意見をまとめた。「いじめについて全校で話し合う機会を設けることは大切。いじめに対する考えや意見が共有でき、取り組みを効果的に進めることができる」などとする意見が出された。
 「いじめといじりの境界」について話し合った中学生のグループは「何気ない言葉でも相手を傷つけてしまうこともある。言葉にする前に自らに置き換えて考え、相手が傷つくと思う言葉は使わないようにすることが大事。相手のことを知り、考えることが必要」などと訴えた。

 

間瀬川で小水力発電 大湯の西村林業 起工式、来年4月に開始

2018-08-23
来年4月の発電を目指して行われた起工式(花輪字近江谷地の建設予定地)
 鹿角市十和田大湯の西村林業(西村公一社長)は、花輪地内の間瀬川に近江谷地小水力発電所を建設する。年間発電量は最大で33万㌔㍗(一般家庭約78世帯分)の能力を見込み、来年4月からの発電開始を予定している。
 小水力発電は、一般河川、農業用水、上下水道などの水流を活用し、その落差や勢いで水車を回して発電する。ダムなどを開発して行う一般的な水力発電に比べ小規模。年間を通して安定した発電が可能で、設備利用率は太陽光発電より高い。
 鹿角市内では2016年11月、調査研究と普及を図る民間の任意団体「北東北水力利用推進協議会」(会長・西村社長)が発足。先進地視察、講演会や意見交換を行っている。
 発電所の建設場所は、花輪字近江谷地内に架かる長野橋上流の間瀬川。落差は12㍍で、最大出力は49㌔㍗、年間発電量は33万㌔㍗を予定している。事業費は約1億5000万円。来年3月完成し、同4月に試運転、発電を開始する。固定価格買い取り制度で収益事業を行う。
 発電所の起工式が22日、建設予定地で行われ、市、県、民間関係者約20人が出席、工事の安全と事業の発展を祈願した。民間による小水力発電は、大手企業や農業関係団体などが導入しているが、地元の民間会社が取り組むのは珍しいケース。
 西村社長は「森林の新しい活用モデルと位置付けている。木材の価格が低迷する中で、立ち木によって生計を立てるのは難しい。水を利用して収益を上げ、地域経済の向上につなげたい」と話している。

 

頬かむりし優雅に舞う 毛馬内盆踊り こもせ通りで開幕

2018-08-22
見物客を魅了した毛馬内盆踊り(こもせ通り)
 国の重要無形民俗文化財で、県内三大盆踊りの一つに数えられる「毛馬内盆踊り」が21日、鹿角市十和田毛馬内の毛馬内こもせ通り(本町通り)で開幕した。頬かむりをした男女がかがり火を囲んで優雅に舞い踊り、見物客を魅了した。23日まで。
 50回の節目を迎えた子ども盆踊りコンクールや勇壮な呼び太鼓に続いて午後8時ごろ、毛馬内盆踊りがスタート。大太鼓と笛のはやしで踊る「大の坂」を皮切りに、無伴奏の唄のみで踊る「甚句」、「毛馬内じょんから」と続いた。
 男性は紋付き等の着物に水色の蹴出し、女性はじゅばんにとき色の蹴出しで留め袖や訪問着等をまとい、きらびやかな帯の下に黄色のしごき帯を巻き、手拭いで顔を覆う独特の衣装。かがり火を囲んで輪になった踊り手たちが、郷愁を誘う大太鼓と笛の音色に合わせ、ゆったりとしたテンポでしなやかな踊りを繰り広げた。
 起源は定かではないが、大の坂は京都の念仏踊りの流れをくむといわれる。甚句は南部領だった約450年前、戦いから帰った将兵たちをねぎらったのが始まりとされる。
2 000年から各地の盆踊り等をゲストに招き、「北の盆」のタイトルで開催している。
 22日は午後6時半から「ナニャドヤラ葛巻愛好会」(岩手県)、呼び太鼓、8時から毛馬内盆踊り、23日は午後5時から地元の子どもたちによる盆踊り合同披露、6時半から「八幡平水沢盆踊り太鼓保存会」(鹿角市)、8時から毛馬内盆踊りが行われる。

「涙出るほど感動」 全国高校野球の金足農 北鹿にも旋風吹く

2018-08-22
大型モニター前で金足農業に声援を送る人々(いとく大館ショッピングセンター)
 第100回全国高校野球選手権記念大会で、躍進した秋田代表の金足農業は21日、決勝で優勝候補・大阪桐蔭(北大阪)に2―13で敗れ、準優勝で激闘に幕を下ろした。県勢としては第1回大会以来、103年ぶりとなる決勝の舞台。北鹿地方でも住民たちが各地で声援を送り、「感動をありがとう」と感謝する声が上がった。〝金農旋風〟を受け、野球関係者からは今後の北鹿勢の活躍に期待する声も聞かれた。
 大館市御成町のいとく大館ショッピングセンターでは、3階に大型モニターが設置された。決勝開始直後から約60人が集まり、一球ごとに歓声を上げる姿があった。試合終了後も、画面に両校の選手が映し出されると、健闘をたたえて拍手をしていた。
 大館市花岡町の60歳代女性は「十分頑張った。感動をもらえ感謝しかない。負けはしたが優勝以上の価値がある。ありがとうと言いたい」とたたえた。青森県弘前市の男性(44)は「同じ東北の人間として応援していた。毎試合、涙が出るほど感動をもらった。本当にお疲れさま」とねぎらった。
 野球関係者らも試合の行方を見守った。今年夏、金足農と県予選2回戦で対戦し、0―2で敗退した秋田北鷹の当時の主将、長田大翔(ひろと)さん(3年)は「常に全力で戦っているところは予選からだった。後輩たちには良い投手に負けない打撃のレベルアップを図ってほしい」と願った。木藤大嗣監督は「甲子園の決勝まで勝ち上がったチームと試合したのは良い経験。ナンバーワン投手と戦っていろんなことを学んだはず。最後まで諦めないという金農の姿を見て意識を高く持ち、普段から声を出すなど取り組んでほしい」と期待した。
 2011年春のセンバツ甲子園に出場した大館鳳鳴の当時の主将・小貫慧太さん(24)=大館市=は「北鹿地方の高校生も多くの人に応援されていることを忘れないでほしい」とエール。小貫さんと同期の山口智哉さん(25)=大館市=は「大事な場面で得点でき、辛抱強く守る力を後輩たちには磨いてほしい」と北鹿の高校生たちに期待を寄せた。

「西六郷」が歌声披露 北秋田市の浜辺の歌音楽館 地元合唱団と合同演奏も

2018-08-22
西六郷少年少女合唱団が出演した定期演奏会(浜辺の歌音楽館)
 北秋田市米内沢の浜辺の歌音楽館で20日、第95回定期演奏会が開かれ、児童合唱の先駆者として有名な東京都の西六郷少年少女合唱団が出演。市出身の作曲家・成田為三の楽曲などを高らかに歌い上げた。
 西六郷少年少女合唱団は、県出身の音楽家鎌田典三郎さんが1955年に東京都内で結成した西六郷小学校少年少女合唱団が前身。合唱コンクールでの受賞やテレビ出演などで有名となり、児童合唱団の目標となっていた。
 鎌田さんの死去に伴いいったんは解散したが、新西六郷少年少女合唱団として再結成、2015年に西六郷少年少女合唱団に改名して活動を続けている。
 第1部は「世界の歌」と題してエーデルワイスやグリーンスリーブスなどを披露。第2部では「秋田の歌」をテーマに、成田為三の代表曲「浜辺の歌」など秋田ゆかりの曲を披露した。浜辺の歌音楽館少年少女合唱団との合同演奏も行われた。
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外国人利用者が倍増 森吉山阿仁スキー場 個人客への対応拡充を

2018-07-05
森吉山スキー場管理運営協議会(県北秋田地域振興局)
 森吉山スキー場管理運営協議会(会長・渡辺雅人県北秋田地域振興局長)は4日、振興局で総会を開き、海外を含めた誘客策や山岳遭難防止対策の推進などを重点にした2018年度事業計画を決めた。阿仁スキー場の外国人利用客は前年度の2倍近くに増えており、副会長を務める津谷永光市長は増加傾向にある個人客への対応を拡充することが必要と訴えた。
 スキー場の適正な管理運営を図るとともに、関係機関が一丸となった利用促進策を展開し、地域経済の発展につなげることを狙いに県と市、関係機関の代表者らで構成。誘客に向けたPRのほか山岳遭難防止にも取り組んでいる。
 渡辺会長は「森吉山には四季を通して多くの人が訪れている。18年度は樹氷サミットが開催される予定で、森吉山の魅力を広く発信する絶好の機会。関係機関と連携して安全で安心な森吉山観光に取り組んでいきたい」とあいさつした。
 森吉山観光の中心施設となる阿仁スキー場の17年度利用状況は、花の百名山など夏期のゴンドラ運行、スキーや樹氷観賞など冬期のゴンドラ・雪上車運行とも前年度に比べて減少。夏期と冬期を合計した来場者数は前年度より約6000人少ない4万6844人だった。
 このうち、外国人利用者数は2318人で前年度の1231人に比べて倍近くに増えた。県や市が観光客の誘致に力を入れている台湾からの利用者は1452人で利用者の半分以上を占めた。協議会は18年度も台湾の旅行エージェントを対象にしたPRや誘客を行う計画。
 外国人客の増加について津谷市長は「森吉山周辺地域を訪れる外国人観光客は増加している。内陸線阿仁合駅舎改築など団体客の受け入れ体制整備は進んでおり、今後は個人客への対応の拡充について考えていかなければならない」などと述べた。

病院事業は3億円の単年度純損失 大館市 17年度下半期の公営企業業務状況

2018-07-05
 大館市は、市の公営企業の業務状況をまとめた。水道、工業用水道、下水道、病院の状況を年2回公表しており、今回は2017年度下半期分と18年度の経営方針などが対象。病院事業会計の収益的収支は、収入が108億7483万円、支出が112億1723万円で、差し引き3億4240万円の単年度純損失を見込んでいる。要因には患者数の減少などを挙げた。
 各企業会計の決算状況のうち、水道事業の収益的収支では、収入が14億5660万円に対し支出が13億3990万円で、差し引き1億1670万円の単年度純利益を計上できる見込み。工業用水道会計も、収入が4818万円、支出が4283万円で、差し引き535万円の単年度純利益が見込まれる。
 下水道事業会計は収入が13億7973万円、支出が14億3527万円。差し引き5554万円の単年度純損失となることを見込んでいる。
 病院事業は、17年度下半期の入院患者数が延べ6万8062人、外来患者数は延べ12万8319人。前年同期に比べ入院は3482人、外来は1109人それぞれ減少した。年間の累計は入院が延べ13万4225人、外来は延べ25万9195人。前年度との比較では、入院は8114人の減少、外来も1536人減少した。
 収益的収支は、収入が108億7483万円、支出が112億1723万円で、差し引き3億4240万円の単年度純損失が見込まれている。このことについて病院は「両病院ともに退職手当負担金が大幅な減額となったが、患者数の減少による入院収益減や、賃金、委託料の増額が影響した」と説明した。
 18年度の経営方針で総合病院は「呼吸器循環器内科等、診療制限している診療科の医師確保と、診療報酬改定を踏まえた看護7対1施設基準を維持しながら、包括ケア病棟の活用促進を図ることで収益を確保する」ことを挙げた。さらに「当医療圏での産婦人科機能集約化事業を推進するとともに、大館・鹿角地域医療構想における将来の医療需要を見据えた医療機能の分化・連携に取り組みながら、医療の質の向上と経営の安定化を図っていく」としている。
 扇田病院は「地域に根差した1次医療の維持と、市民の健康を守るドック健診事業の中核を担いながら、今後、需要が高まる在宅医療の強化に取り組むことで、地域包括ケアシステムの構築を支援する」ことを掲げた。

不審者情報相次ぐ 大館市 関係機関警戒強める 声掛け、ナイフ所持も

2018-07-04
登校する児童に付き添う保護者(大館市城南小学校前)
 大館市で子どもを狙った不審者に関する情報が相次いでいる。2018年度、市生徒指導協議会には3日現在で7件(疑い含む)の情報が寄せられ、既に17年度1年分(6件)を上回る状況。2日には登校中の児童を乗せた保護者の車が、ナイフを所持した不審な男に遭遇し、地域に緊張が走った。全国で登下校中の児童が被害に遭う事件が多発しており、学校関係者らは警戒心をあらわにしている。
 同協議会によると、18年度の不審者情報は、全7件が5月下旬からの約40日間に発生。登下校中の児童が不審な男から「こっちにおいで」と声を掛けられたり、「車に乗らない?」と誘われたりした。いずれも逃げ出すなどして被害はなかった。
 17年度は7月までに3件、年間で6件。18年度は例年に比べて明らかに多い。近年、全国的に児童の被害が相次ぎ「保護者や児童の警戒心が高まり、情報がより集まっている可能性がある」という。一方で、不審者が地域にいる不安感は拭いきれない。
 大館市一心院南では2日午前、サバイバルナイフを所持した不審な男が大館署に逮捕された。現場が学区内の城南小では5月下旬にも不審者による声掛け事案があり、見守りを強化したところだった。
 3日朝の登校時には車や徒歩で児童を送迎する保護者の姿があった。40歳代の母親は「怖かったので付き添った。(犯人は)逮捕されたが、突然ナイフを出されたら防ぎようがない。まさか大館でこんなことが起きるなんて」と驚きを隠しきれない様子。30歳代の母親は「女の子2人を通わせているので心配。今後は(送迎など対応を)考えないと」と話した。
 3日に同校で開かれた学校評議員会では、評議員を務める地域住民から「臨機応変に対応できるよう教員配置を考えては」「警察と綿密な情報交換を」との声が上がった。同校は「地域から情報提供をしてもらえる体制を作りたい。警察や市教委と相談し、今後に向けて対策を取らなければ」と警戒を強める。
 同協議会は各校から不審者情報が寄せられた際、警察や行政、市内全小中に周知して情報共有。各校から保護者にメール配信してもらっている。児童生徒らに対し▽夜間は出歩かない▽人通りの少ない道は通らない▽知らない人に近づかない▽防犯ブザーを持参する▽危険を感じたら助けを求め、110番通報する―ことなどを求めている。
 また突発的な事案に対応するため、会長の渡部鋼喜・下川沿中校長は「日頃から自分の身を守れる子どもを育てる必要がある。教育活動全体で、判断する力を身に付けさせたい」としている。

 

北秋田市 浜辺の歌音楽館 伊勢堂岱縄文館 入館料を無料に

2018-07-04
伊勢堂岱遺跡の出土品などを紹介する縄文館(北秋田市脇神)
作曲家・成田為三を顕彰する浜辺の歌音楽館(北秋田市米内沢)
 北秋田市教育委員会は1日から、同市米内沢の「浜辺の歌音楽館」と同市脇神の「伊勢堂岱縄文館」で入館料や展示室観覧料をそれぞれ無料とした。両施設とも本年度末までの試験的な無料化で、市内外からの気軽な来館を呼び掛けている。
 浜辺の歌音楽館は同市出身の作曲家・成田為三の功績を紹介する施設として開館し、本年度で開館30年を迎える。館内では成田為三が手掛けた楽曲の試聴室が設けられているほか、楽譜などの資料を展示している。
 縄文館は国指定史跡・伊勢堂岱遺跡のガイダンス施設として2016年にオープン。遺跡見学の受け付けとしての役割も担っており、展示室では遺跡の特徴や出土品を紹介している。
 音楽館は開館30周年の節目を機により多くの人に来館してもらおうと、個人団体ともに全ての人の入館料を無料とした。縄文館は世界遺産登録の機運を高めようと、これまで入場無料だった遺跡内に合わせ、展示室の観覧を無料化。多くの人が遺跡について学べる機会を提供する。来年の3月31日まで。
 開館時間は音楽館が午前10時から午後5時、縄文館が午前9時から午後5時。いずれも月曜と年末年始は休館。音楽館(☎0186・72・3014)、縄文館(☎0186・84・8710)。
 

かぶきんのPRよろしく 小坂町 小中全員に缶バッジ

2018-07-04
缶バッジの贈呈式(小坂小)
町が製作した缶バッジ
 小坂町のマスコットキャラクター「かぶきん」を多くの人たちにPRしてもらおうと、町は2日、小中一貫教育校の小坂小中学校(中井淳校長)の全校児童生徒へ、かぶきんがデザインされた缶バッジを贈った。
 歌舞伎役者をモチーフとしたかぶきんは、児童生徒を含む住民の総選挙で決定した。プロフィルは、芝居小屋・康楽館が建築された1910(明治43)年8月13日に誕生した精霊(男)で、現在の年齢は107歳、住居は康楽館、好物は「拍手」、決めポーズは「見え」など。6月に開かれたアカシアまつりで一般に初めて披露された。
 かぶきんが「町民に愛されるキャラクターになってほしい」と強く願う細越満町長。PRに一役買ってもらおうと、児童生徒のかばんやランドセル、衣服に着けられる缶バッジを製作した。
 この日、小学校の体育館で開かれた集会に、町長がかぶきんと一緒に入場すると、児童生徒は満面の笑みを浮かべ、拍手喝采で歓迎した。
町長があいさつし、「みんなに決めてもらったキャラクター。このバッジを着けて町をPRしてほしい」と呼び掛けた。
 かぶきんがステージへ登壇。一つ一つの愛くるしい動作で会場が沸く中、かぶきんのプロフィルが紹介された。「好きなスポーツは」「好きな食べものは」「好きな歌は」などと、児童生徒による質問タイムも設けられた。
 この後、町長が全校児童生徒分の缶バッジを代表の泉遥空さん(小学6年)、中泉音乃さん(中学3年)に手渡した。泉さんは「かぶきんと一緒にPRしたい」、中泉さんは「大切に使います」とうれしそうだった。
 
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