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大会中止で宿泊業支援 かづのパワー支援補助金も 鹿角市2月議会 全議案可決し閉会

2021-02-25
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全議案を可決、閉会した鹿角市2月議会(市役所)
 鹿角市の2月定例議会は24日、最終本会議を開き、委員会に付託していた議案28件のほか、この日追加提案された一般会計補正予算案など4件を原案通り可決し、閉会した。補正予算にはインカレスキー大会中止に伴う宿泊事業者応援事業費や、地域電力小売会社「かづのパワー」を支援する補助金などを盛り込んだ。
 追加提案の2020年度一般会計補正予算(第15号)は歳入歳出それぞれ4億4695万円を追加し、総額を235億9257万円とした。また、21年度一般会計補正予算は歳入歳出それぞれ1億6836万円を減額し、総額を170億1963万円とした。
 国の3次補正予算に財源が措置された補正費用に係る経費を、21年度予算から20年度予算に前倒して組み替え計上するなどした。
 インカレ中止に伴う宿泊事業者応援事業には3591万円を計上し、宿泊のキャンセルが生じた市内18宿泊施設に支援金を措置する。支給金額は素泊まり6泊分の2分の1相当額。財源は地方臨時交付金。また、鹿角冬季国体の中止に関しては県が26事業者への支援金を措置する。支給金額は素泊まり5泊分の2分の1相当額。宿泊業者以外に影響を受けた事業者の支援について市は「今後検討する」とした。
 かづのパワーは市などが出資する第三セクター。仕入価格と連動している電力市場価格の急騰などが影響し、今月14日で事業を休止した。こうした中、市が支援をしながら2022年3月末まで会社を存続させ、その間に小売電気事業の再開に向けた検討を行うことにした。
 今回は存続に向けた補助金3500万円を計上。電気小売事業で6100万円、事業モデル構築で500万円の計6600万円の支出を見込んでおり、会社の自己資金3100万円と補助金でまかなう予定。事業期間は24日から22年3月31日までを想定している。
 田口裕議員は「公金投入は慎重にするべき。市民に説明する場が必要だ」と指摘。これに対し花海義人産業部次長は「全員協議会を2回開き説明した。経営陣は責任を痛感しているようだが、市としては想定外の事態で放漫経営とは捉えていない」とした。
 戸田芳孝議員は「補助金は出資割合に応じて負担するべき」と指摘。花海次長は「市が中心となって設立した会社。想定外の事案なので市が全て支援する形にした」と答えた。
 このほか可決したのは2021年度当初予算5件、20年度補正予算6件、条例関係18件、市道路線の変更案1件の議案30件。

新型コロナワクチン接種 対象者7割の予算計上 北秋田市3月議会市民福祉委

2021-02-25
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新型コロナワクチン接種事業などを審議した市民福祉委(北秋田市役所)
 北秋田市の3月定例議会は24日、市本庁舎で委員会審査を継続した。市民福祉常任委員会(佐藤文信委員長)では、2021年度当初予算案の新型コロナウイルスワクチン接種事業で、接種対象者全員分の予算が計上されていない理由について質疑があり、当局は「想定される接種率に応じて計上し、不足分は増額補正をする手法をとりたい」と答弁した。
 市は新年度当初予算案で、ワクチン接種事業分として7584万5000円を計上。接種対象者は16歳以上の2万8494人で、4月から9月まで市内2会場での集団接種や個別接種を予定している。
 今回計上されたのは集団、個別予防接種合わせて2万1297人分。1月に行われた臨時議会で本年度の補正予算として計上済みの分と合計すると計2万3052人分となることから、委員から「ワクチンが不足する5442人分の予算を措置しないのはなぜか」と質問が上がった。
 当局は新型コロナワクチンの接種は「あくまで任意」とし、対象者の7割程度が接種することを目標にしていると説明。「予算範囲内で接種できる形で進めたい。万が一足りない場合は追加で予算を計上する」と答えた。
 このほか、予定する期間内に接種が終わらない可能性を危惧する意見も上がり、当局は「医療健康課の職員のほか、他課からも延べ500人の協力が必要。全庁挙げての体制を組み、万全の体制で臨む」と説明した。

震災の記憶を紡ぐ 大館のシアター☆6 3月に公演 「あの日を風化させない」

2021-02-25
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「並平家奇譚」稽古の様子(中央公民館)
 大館市の若手で組織する「演劇集団シアター☆6」(髙瀬奈穂子代表)は3月7日、ほくしか鹿鳴ホールで東日本大震災をテーマにした企画公演「Memoria~dedicate to 3・11」を開催する。「あの日を風化させない」という思いを胸に日々の稽古に力を入れている。
 公演ではシアター☆6オリジナルの2作品を上演する。「並平家奇譚」は2016年に岩手県で開催された短編演劇コンテスト「東北・劇の陣」に本県代表として出品。結婚10年目を迎え、関係の冷え切った夫婦を描いた恋愛作品。「百川帰海」は同劇団新人メンバーによる脚本、出演。震災当時は幼く何もできなかった若い団員が、演劇という枠組みの中で震災を伝えようという思いを込めた作品となっている。
 髙瀬代表は当初、当事者ではない自分たちが震災をテーマとして演じることに抵抗があったという。「実際に被災した人たちに対し、後ろめたさのような思いもありました」と複雑な胸の内を語った。しかし、月日を経て震災が徐々に過去の記憶として風化していることを認識。東北の劇団として避けることができない出来事として、震災から10年の節目に演じることを決めたという。「メッセージを押しつけるつもりは無くて、見る人それぞれの感性であの日を思い出してほしい」と話し、「自分たちの演劇がそのきっかけの一つになれれば」と意気込んだ。
 チケットは事前予約制。新型コロナウイルス感染予防のため、ウェブ予約を推奨。QRコードから予約できる。オナリ座、ほくしか鹿鳴ホール、ダイハツ田代などでも取り扱う。当日はマスクの着用、検温などに協力を呼び掛けている。感染状況によっては公演が中止となる場合もある。
 問い合わせは代表の髙瀬さん(電話080・1843・1932)。

商品券は17億円分利用 大館市の新型コロナ支援策 1月末現在 販売総額の88%に

2021-02-24
 大館市は、新型コロナウイルスの影響を受けた市民や事業者への支援策の利用状況をまとめた。購入額より3割上乗せの「プレミアム付き商品券」は、1月末までに販売総額の88%、約17億円分が利用され、規模別では大型店以外が78%に達した。店舗の感染対策に対する補助金には200件、認定農業者への経営継続支援には51件の申請があり、非接触型検温器の導入やスマート農業の推進などにつながった。
 「プレミアム付き商品券」は1枚1000円の13枚組みセットを1万円で販売。共通券5枚、中小規模の店舗が対象の6枚、飲食店・宿泊・タクシー・運転代行事業者向けの2枚の組み合わせ。15万セット、19億5000万円分を完売した。
 市によると、1月末までに約17億円分が利用された。業種別では小売業62%、飲食業15%、サービス業11%、規模別では大型店以外が78%に達した。消費増税に合わせて前回実施した2015年度分と比較すると、飲食業は8ポイント、大型店以外は16ポイント増加し、市は「コロナ禍の影響が特に大きい事業者への支援を手厚くするため、専用券を増やしたり、新設したりしたことによる政策効果と捉えている」と分析。期限は2月末までで「商品券を残さず利用してもらうよう周知に努める」としている。
 事業者の事業継続支援として、店舗の感染対策を後押しする「新しい生活様式に対応した店づくり補助金」は、18日までの申請が200件、約3900万円。1店舗につき上限20万円(対象経費から2万円を控除)を補助し、ウイルス除去機能付き空気清浄機や消毒液自動噴霧器、非接触型検温器の導入が進んだ。
 テレワークを推奨する「ICT(情報通信技術)設備導入支援事業費補助金」は、経費の2分の1(上限100万円)を補助。期限の今月末までに30件以上の申請を見込み、テレビ会議システムなどの設備導入を中心に相談が寄せられている。
 農業者への支援としては、国の「経営継続補助金」を活用し、販路回復や新規開拓、事業の継続に取り組む認定農業者に対し、市が自己負担額を助成。18日までに51件、約3500万円の申請があった。市は「農薬散布用ドローンやネギ収穫機導入などを後押しし、スマート農業の推進や省力化につなげた」としている。
 過剰在庫が発生した市特産の比内地鶏については、卸売業者が小売店に安価で販売した場合、その差額の一部を支援。新規42社を含む169社が販売促進フェアを開催した。
 卸売業者4社の過剰在庫55・7㌧(昨年7月末)は、今月18日時点で2・2㌧まで減り、「解消のめどが立った」としている。JAあきた北の生産部会は生産羽数を4割減産から、本年産は2割減産に上方修正し、市は「事業が市を代表するブランドの維持に一定程度寄与できた」と話した。

立候補表明は現職のみ 北秋田市長選 告示まで1カ月余 前回に続き無投票か

2021-02-24
 任期満了に伴う北秋田市長選は3月28日告示、4月4日投開票の日程で行われる。告示まであと1カ月余りに迫っているが、これまでに立候補を表明しているのは、4期目をめざす現職の津谷永光氏(69)ただ1人。現時点ではほかに立候補に向けた動きはなく、前回の2017年と同様「無投票」の公算が大きくなっている。
 津谷氏は旧鷹巣町出身。慶應義塾大学経済学部卒。1987年、県議会議員選挙で初当選。6期目途中の2009年、市長選に立候補して初当選。現在3期目。
 次期市長選に向けては昨年12月4日、市議会12月定例会での一般質問に答える形で立候補を表明。「3期目の公約の『人口減少時代への挑戦』を停滞させることなく、コロナを乗り越えて市民が安心して健康に住み続けられるような政策を打ち出し、力強く推し進める役割を担いたいとの思いから出馬を決意した」と述べた。
 また、現在開会中の市議会3月定例会一般質問で「人口減少時代への挑戦についての総括」を聞かれると、「子育て世代が安心して暮らすことができる施策に力を入れ支援の充実を図るほか、子育て世代をターゲットに移住・定住対策に力を入れたことで、15年度から今年1月末までの累計で移住者数は218人を数えた」などと成果を強調。「今後も手綱を緩めることなく推進していく」と力を込めた。
 前回17年の市長選は、05年の市町合併後初めて無投票となり、津谷氏が3回目の当選を果たした。今回の選挙でも対立候補を擁立しようとする動きはなく、現時点では全くの無風状態が続いている。
 津谷市政に対しては、新型コロナウイルスに対応した緊急経済対策等で評価が高まった一方、「キャラクターを活用したセールスプロモーション事業」など一部の事業を除いては市政運営に対する不満の声は少ない。加えて、県議時代からの強固な後援会組織があることから、市民の間には「無理に選挙戦へ持ち込む必要もない」との空気も広がっている。
 市選挙管理委員会は、市長選挙立候補予定者に対する説明会を3月5日午後1時半から、市役所本庁舎で開くことにしている。
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「人生100年」基本理念に 大館市 福祉分野上位 地域計画素案まとめる

2021-01-12
 大館市は本年度策定する「地域福祉計画」(2021~24年度)の素案をまとめた。福祉分野の上位計画の位置付けで、基本理念は「暮らし良さを育てあい、人生100年時代を健やかに」。基本施策に「暮らし良さを発見しあえる場の構築」「生活支援拠点の整備」など4点を掲げ、町内会活動の支援や連携、生活・福祉相談体制の強化などを進めていく。20日までパブリックコメント(意見公募)を実施している。
 計画の策定は初めてで、市は昨年度、生活の困り事や必要な支援を探る市民アンケートを実施。昨年8月に有識者による計画策定委員会(山内進委員長)を立ち上げた。地域の高齢者、障害者、児童などの福祉に関し、共通して取り組むべき事項を定め、ほかの分野別計画の上位計画に位置付ける。
 素案によると、基本施策の1点目「暮らし良さを発見しあえる場の構築」では、▽町内会などによる福祉的活動の奨励・支援▽地域間ネットワークの構築▽町内会館建築支援の拡充▽高齢者・障害者・子育て家庭の交流拠点の整備▽ひきこもり者の支援―に取り組む。
 2点目の「生活支援拠点の整備」では、市内7カ所の地域包括支援センターについて、生活・福祉相談拠点化を図り、高齢者に限らず全ての生活課題を受け止める相談場所として機能させる。
 3点目の「典型的な福祉課題への対応」では、生活困窮者や障害者、子どもと子育て家庭、高齢者支援の充実、児童虐待、自殺予防などに力を入れる。
 4点目の「生活・健康・福祉・医療の情報やサービス格差の解消」では、高齢者らの移動・交流の自由の確保、バリアフリーの推進などに取り組む。
 基本施策による具体的な目標として、「高齢者サロンを含めた地域活動拠点の整備」「町内会福祉計画などの策定支援」「子育て世代の相談・交流拠点の整備」など14項目を掲げた。
 福祉課は当初、計画策定に向けた住民懇談会を予定していたが、新型コロナウイルス感染防止対策のため中止し、昨年12月に町内会長約340人に計画案を送付し、意見を聞いた。担当は「計画の内容を住民に説明してほしいとの声が多く、来年度以降、動いていきたい」としている。
 計画素案は市ホームページのほか、福祉課(市総合福祉センター)、比内、田代総合支所で閲覧できる。意見は郵送やファクス、メールで受け付けている。問い合わせは福祉課(電話0186・42・8100)。

鹿角市で氷点下18・3度 11日の北鹿地方 3地点で〝今季一番〟 雪捨て場は混雑

2021-01-12
雪を積んだトラックで混雑した雪捨て場(大館市観音堂)
 晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象の影響で、北鹿地方は11日、厳しい冷え込みとなった。秋田地方気象台によると、午後5時までの最低気温は鹿角市で氷点下18・3度(午前7時54分)を記録し、観測史上5番目の低さとなった。北鹿3地点で今季最低を更新した。朝にかけて雪も降り積もり、排雪作業に追われる人の姿が目立った。
 気象台によると、最低気温は大館市で氷点下15・3度(午前5時40分)、北秋田市脇神で同12・8度(同5時28分)、同市鷹巣で同10・4度(同7時3分)、鹿角市八幡平で同8・9度(同7時51分)など。各地で平年より1~12度低かった。最高気温は八幡平で氷点下5・7度(午後0時53分)を記録し、13日連続の真冬日となった。
 降雪も続き、午後2時までの24時間降雪量は北秋田市阿仁合で18㌢、鷹巣で12㌢。同時刻現在の積雪の深さは阿仁合で111㌢、鹿角市で70㌢、鷹巣で62㌢まで増えた。
 大館市内は未明から午前にかけて冷え込みが厳しく、民家の軒下などでは大きく伸びたつららが見られた。路面も凍結し、慎重に歩く市民の姿があった。
 連日の降雪で、排雪作業に励む人も目立った。同市観音堂の長木川河川敷にある雪捨て場では、各地から集まった雪が高さ5㍍ほどまで積み上がっていた。荷台いっぱいに雪を積んだ軽トラック、大型トラックがひっきりなしに訪れ、一時は10台以上が行き交って待ち時間が出るほどの混雑ぶりだった。
 同市谷地町後の60歳代男性は「寒かったので、いつもより遅い時間から雪寄せを始めた。この3連休で自宅と雪捨て場を10往復はしている」と疲れた表情を見せた。
 気象台によると、12日の県内は曇りの予報で、夕方から雪や雨が降るとしている。気温の低い状態が続く見込みで、路面や水道管の凍結に注意を呼び掛けている。

安全安心へ一層精進 大館市消防出初め式 規模縮小も式典で誓い ステージでまとい振り

2021-01-11
伝統のまとい振りを披露する大館第1~4分団の団員8人(ほくしか鹿鳴ホール)
 大館市消防出初め式は10日、同市のほくしか鹿鳴ホールで開かれた。新型コロナウイルス感染防止のため規模を縮小し、恒例の屋外行事や祝賀会は中止とした。式典では消防団員がステージ上で伝統のまとい振りを披露したほか、延べ186人、27分団5組織が表彰を受け、地域の安全安心を守るため一層の精進を誓い合った。
 例年おおまちハチ公通りで実施しているまとい振り、分列行進、観閲式、餅まきなどの屋外行事、祝賀会を中止とし、大館神明社での無火災祈願と同ホールでの式典のみを行った。式典では感染防止対策を徹底。出席人数は例年の約800人から約250人に減らし、市関係者や受章団員等に絞った。
 開式に先立ち、市消防団大館第1~4分団の代表団員8人がまとい振りを披露。はんてんに鉢巻き姿でステージ上に立ち、それぞれ2人一組で「七五三奴振り」「神田振り」「秋田奴振り」「木遣り振り」の4演目を順に演じた。重さ10~15㌔にもなるまといを高らかに掲げたり、まといから垂れ下がる「馬簾(ばれん)」を回転させたりした。観衆の前での演技はお預けとなったものの、伝統の技を勇壮に繰り広げ、出席者から拍手を受けた。
 福原淳嗣市長は式辞で、東日本大震災の発生から今年で10年が経過することに触れ、「消防は地域の安全確保のため必要な対応を求められている。感染症対策など新たな課題もある。地域防災力の強化に向けて英知を結集し、一致団結してまい進してほしい。消防団員の存在が市民の安全安心につながっている。活動の着実な進展に期待を寄せる」と述べた。
 永年勤続章、無火災分団等の表彰状の授与・伝達、来賓祝辞に続いて、市消防団の齋藤勉団長が訓示。消防団再編計画による分団移行が来年度から完全実施されることに触れ、「今年は大変革の年。将来にわたって活動できる団となれるよう、創意工夫を重ねてほしい。コロナ禍で不自由な一年となるが、災害から市民を守るため、なお一層精進することを期待する」と呼び掛けた。
 受章者を代表して田代第4分団の佐藤淳分団長が謝辞を述べ、「表彰はこの上ない名誉なこと。この感激を胸に、消防の使命を達成するため、今後ますます知識、技術の習得に励み、あらゆる災害に備えて万全を期す覚悟」と決意を込めた。

雪上すいすいバナナボート 北欧の杜公園 やってみよう北秋田「冬の目玉に」

2021-01-11
1周20分のバナナボート体験に出発する参加者(北欧の杜公園)
 白銀の雪原での滑走を楽しめる「雪上バナナボート体験」が北秋田市上杉の県立北欧の杜公園で始まった。雪を活用した体験活動の環境を整えようと、地域団体の支援を受けてバナナボートや防寒着セットを用意。10日には無料体験会が開かれ、親子連れ50人が冬ならではの体験を楽しんだ。
 雪上バナナボートは、長さ約5㍍、幅約1㍍のバナナ型のボート。5人乗りでボート上にまたがることができ、スノーモービルで引っ張って雪上を滑走する。市内で体験できる場所はこれまでなく、市内の観光団体でつくる「やってみよう!北秋田」(北秋田地域素材活用推進協議会)がインバウンド(訪日外国人客)に体験してもらおうと、秋田犬ツーリズムの協力を得て公園にボート3基を整備した。
 同協議会によると、冬に訪れるインバウンドの中にはスキーを滑ることができない人も多いといい、天候不良の場合やスキーができない人も気軽に楽しめるバナナボートを選んだという。さらに利用者が手ぶらで来られるよう、ウエアなどの防寒着セット21人分を用意した。
 今季はインバウンドの利用が見込めないものの、地域活性化につなげようと北欧の杜公園にボートと防寒着セットを貸し出し、公園主催による雪上バナナボート体験を始めた。体験の周知を図ろうと開催した無料体験会には、募集人数上限の50人が参加した。
 コースは1周約20分。白銀の世界が広がる芝生広場や、林の中を走る森林浴コースを時速20㌔ほどで巡るといい、場所によって風景ががらりと変わるのが特徴。スノーモービルに引っ張られてボートが動き始めると、参加者は手を振って笑顔を見せていた。母親と乗った同市鷹巣の五十嵐愛斗(まなと)さん(8)は「景色がきれいで楽しかった。もう一回乗りたい」と話した。
 バナナボート体験は小学生以上が対象。土、日曜の午前10時、午後1時から各2時間。参加費はヘルメット代を含め1人500円。平日も事前申し込みをすることで体験できる。小学生以下の子どもも楽しめるスノーボードも用意している。防寒着は上下ウエア(1000円)、手袋や帽子(各100円)、長靴(300円)、ヘルメット(200円)を貸し出す。申し込み、問い合わせは同公園(電話0186・78・3300)。
 同協議会は森吉山阿仁スキー場でもバナナボートが体験できるよう整備を進める予定といい、「雪は北秋田の資源。地域活性化の体験コンテンツとして北秋田の目玉にしていきたい」と話している。

コロナ終息願い大縄 鹿角市八幡平川部 雪中綱引きは中止

2021-01-11
綱をご神木に巻き付けて奉納する住民(八幡平川部の熊野神社)
 鹿角市八幡平の川部自治会(松岡克範会長)は10日、熊野神社で綱の奉納を行い、地域の繁栄を祈った。例年行われる伝統行事「雪中綱引き」は、コロナ禍のため中止した。
 雪中綱引きは、戦前は地域が上と下に分かれて作況を占う春の彼岸行事だった。戦時中に一時中断したが、昭和40年代に復活し、住民総出で楽しめる新春の恒例行事として続けられてきた。
 この日は午前9時、男性約20人が会館付近の倉庫に集まり、綱作りを開始。わらを木槌(きづち)で打ち、編み上げるなどの作業を分担で行った。
 ベテランが若手にコツを伝授し、約1時間半で全長20㍍、直径最大20㌢の大縄が出来上がった。
 綱は地元の鎮守、熊野神社に運び、杉のご神木に巻き付けて奉納。五穀豊穣(ほうじょう)や地域の繁栄などを祈った。
 松岡会長(66)は「コロナ禍で綱引きは中止としたが、綱作りに男性が集まってくれた。コロナが終息し、平穏な生活になるよう祈りたい」と話した。

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