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新型コロナで影響 林産業支援に6助成 大館市 地域材活用やICT促進 需要、販路など回復へ

2021-01-22
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  大館市は、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動停滞で影響を受けている林業や木材産業関係の支援策を展開している。木材需要の回復に向け、新築や改築する住宅に地域材を活用する施主や工務店に助成するほか、林業者のICT(情報通信技術)機器導入や丸太・木材の運搬費助成など6事業を実施。林政課は「川上(林業)、川中(木材産業)、川下(建築業)への支援を行い、感染拡大のリスクに強い林産業の実現を目指したい」と話す。
 「木材需要回復支援事業」は市・県産材を活用した住宅の木造、木質化を後押しするため、住宅新築や事務所のリフォームなどを行う個人や法人を支援する。助成額は構造材や内装材などの項目があり、住宅の壁・天井に市産材を使用する場合は1平方㍍当たり3000円。施工側には「木材利用奨励金」を設け、工務店は1件につき10万円、設計者には5万円を助成している。
 市の本年度の建築確認申請状況によると、一戸建て新築住宅は10月末現在、102件で、前年同期を49件下回っている。林政課は「木材需要回復支援は昨年末で15件に交付し、地域材の利用を促すきっかけづくりにしたい」と話す。3次元カメラやVR(仮想カメラ)を活用した木造住宅の内覧会を開催する住宅の施工・販売業者に経費の助成も行っている。
 「木材製品販路回復支援事業」は、市内の木材製造・加工・販売業者を対象に、販路開拓や木材の高付加価値商品開発に対する費用を、1事業200万円を上限に助成する。これまで新製品開発など3件の申請があった。
 「林業省力化等支援事業」は、低コスト化を図るスマート林業の導入費用を助成する。森林資源や境界情報のデジタル化を行うレーザー計測器やドローン(小型無人飛行機)などの導入費用の3分の2以内、1事業につき500万円を限度に助成する。これまでに2事業者に対し約340万円を助成した。
 「木材サプライチェーン強靱(きょうじん)化事業」は、市内で伐採された樹木を原料とした丸太や建築用木材などの運送費を助成する。対象は市内に事業所がある業者。補助単価は、県内を除く東北への出荷が1立方㍍当たり700円、東北以外は同1200円など。
 林政課によると、住宅建築などの需要低迷で製材や加工業者の受注が減少し、山林からの切り出しが減るなど一時期、荷動きが低調だった。冬場に入り、丸太の値段が回復傾向にある中、各事業の利用を呼び掛けている。事業の実施期間は、木材需要回復支援事業と木材利用奨励金が3月15日まで、サプライチェーン強靱化事業は対象期間が3月末まで。そのほかは2月26日まで。

大館への分娩集約 2年経過し課題など協議 鹿角医療懇 助成金の実績報告も

2021-01-22
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分娩集約後の状況などについて意見を交わした懇談会(市交流センター)
  県や鹿角市、小坂町、医療・福祉の関係機関・団体の関係者が地域医療の在り方について意見交換する「かづの地域医療懇談会」が20日夕、市交流センターで開かれた。かづの厚生病院の出産取り扱い機能が2018年10月から大館市立総合病院へ集約され、2年経過後の状況などについて報告が行われ、委員らが課題などを協議した。
 同会は鹿角地域で安定した医療サービスを将来にわたり供給できるよう、地域医療の充実に関する事項を意見交換する目的で10年に設立された。
 事務局の報告によると、19年度の大館市立総合病院の分娩(ぶんべん)取扱数は月平均49・4件。このうち鹿角市からの受け入れは同11・0件、小坂町同1・3件。20年度(4~11月)の同院の分娩取扱数は月平均45・3件、鹿角市同9・6件、小坂町同1・0件でいずれも減少している。
 鹿角市は妊婦健診の受診等にかかる交通費と、出産直前にホテル等に宿泊した場合の費用を一部助成し、妊婦の経済的、精神的な負担軽減を図っている。
 これらの助成金の実績(20年4~11月)は、交通費助成(最大1万2000円)が71件。宿泊費助成(最大1万5000円)は19年度に続いて、利用がなかった。
 県内の病院・診療所間で患者の診療情報を安全に共有できるネットワーク「あきたハートフルネット」のかづの厚生病院の登録数(20年4月~11月)は13人。
 緊急時の救急搬送がスムーズに進むために妊婦の情報を事前登録する制度「ママ・サポート119」登録は40件。救急車による搬送事例は発生していない。
 委員は「2人目以降の出産では、第1子の面倒を見てもらえるようなきめ細やかなシステムがあれば」と要望した。
 鹿角市内での出産取り扱い機能の再開を目指して市は「市出身医師やふるさと納税者などに市の状況を周知していく。市の医師修学資金等の制度周知や修学資金利用者と積極的に交流していく」と語った。
 県の医師確保計画や医師不足への対応などについても意見を交換した。

2校の授業実践など発表 北教育事務所 北秋田で学力向上推進協

2021-01-22
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尾去沢小など小中2校が実践事例を発表した学力推進協議会(北秋田市交流センター)
  県北教育事務所管内の学力向上推進協議会は21日、北秋田市交流センターで開かれた。管内小中学校教諭ら90人が参加し、実践発表や授業映像の視聴を通じてより良い指導の在り方を探った。
 協議会は各校の校内研究体制の検証や改善と、児童生徒の学力向上につなげようと毎年実施している。各校で研究活動の中心となっている教員や、各市町村の教育委員会関係職員が参加した。
 開会行事で同事務所の和田渉所長は「今後は子どもたちが自立して学び、他者と協働してコミュニティーの課題解決に挑む強さを育てなければならない」とあいさつし、学校への訪問を通して感じたことを述べた。
 本年度設定した協議会のテーマは「子どもの資質・能力を育む授業研究の在り方」。同事務所の職員は学校訪問から浮かび上がった課題として、「児童生徒が物事をどのように対象を捉え、どのように対象に迫るか」を示す「見方・考え方」を働かせて学ぶ授業づくりを挙げた。このほか学校訪問でみられた成果として、リモートでの交流学習やタブレット端末による学習履歴の記録などICT(情報通信技術)の活用を紹介した。
 参加校を代表して、尾去沢小(鹿角市)と北陽中(大館市)の教員が、それぞれの学校で取り組んだ授業などについて、実践事例を発表。授業映像の視聴なども行い、参加者が各校で取り組む研究活動の推進に役立てた。

アメッコ市 作業場に甘い香り 大館の菓子店 アメ作り着々と

2021-01-21
名物「ねじりアメ」などを作る従業員たち(斎作屋菓子舗)
  大館アメッコ市(2月13、14日)を前に、大館市内の菓子店で販売用のアメ作りが始まっている。甘い香りが漂う作業場で、従業員たちが色鮮やかなアメを切り分ける作業に励み、伝統行事を盛り上げようと着々と準備を進めている。作業はイベント直前の10日ごろまで続く見込み。
 同市字中町の斎作屋菓子舗(斎藤宏作店主)では、今月5日から昔ながらの「たんきりアメ」、看板商品の「ねじりアメ」の製作を始めた。今年は観光客の減少を見越して主原料の水アメと砂糖を例年の7~8割の約1・5㌧に減らし、最大6人体制で作業に当たっている。
 鍋で水アメと砂糖を煮詰め、雪の上に置いた鉄板で冷却。適度な硬さになったら、アメ引き機で空気を含ませながら味付けをする。口溶けが良くなるようにこねた後、引き伸ばしてねじりを加えると「ねじりアメ」、球断器で成型すると「たんきりアメ」が完成する。
 時間が経過するとアメは固まってしまうため、従業員たちは手際良くこねて伸ばし、適当な大きさに切り分ける作業に励み、熟練の技で次々と完成させていた。同店では14種の味の「たんきりアメ」「ねじりアメ」を約1万袋分製作予定。このほか「からみアメ」「きなこアメ」「白ひげキャラメル」「ハチ公キャンディー」など多彩な商品を用意する。
 今年のアメッコ市は新型コロナウイルスの感染防止対策として、会場の規模を縮小するほか、販売するアメも事業者に個包装を求めるなどの措置を講じて実施する。同店でも感染予防の観点から、例年実施している量り売りを行うことができなくなり、容量ごとに150円、350円、500円の小袋での提供を計画している。同社の斎藤勇作専務(64)は「風邪封じのアメと言われているので、コロナも封じ込めてほしいという願いを込めて作業に当たっている。大館のアメを食べて喉を潤し、風邪もコロナも吹き飛ばしてほしい」と話していた。
 同店では遠方に住む人への贈答用に、2月1日からアメの発送予約を受け付ける。市の「特産品送料助成事業」の登録店のため2000円以上の購入で送料無料となる。

単純事務はロボットで 北秋田市 RPA導入へ 4業務で実証実験

2021-01-21
RPAの仕組みについて説明を受けた総務文教常任委(北秋田市役所)
  北秋田市は、単純な事務作業の一部をロボットの力で自動処理する「RPA」の導入に向け、実証実験に取り組んでいる。従来手作業していた職員に代わり、導入によって人的ミスの減少や作業の効率化が期待できるといい、今後成果を検証する。
 20日の市議会総務文教常任委員会(大森光信委員長)で総合政策課が説明した。自治体の業務は近年デジタル化が進み、RPAもその一つ。「ロボットによる手順の自動化」を意味し、全国の自治体で導入が進む。
 北秋田市は来年度以降の導入を目指し、本年度は実証実験の事業費として一般会計に240万円を計上。RPAのソフトウエアを導入し、専門業者から操作方法の習熟支援を受けてきた。ロボットに代行させる業務を各部署から洗い出した結果、同課の「ふるさと納税業務」や学校教育課の「会計年度任用職員給与支払い業務」など4つを選んだ。
 いずれもデータを端末に移し出すなど単純な作業を伴うが、量が膨大で人手も時間も要していた。これまでの手作業を、自動的に処理するようロボットに指示しておくことで入力誤りなどの人的ミスを減らせる。残業時間を削減できるなどの利点もあり、同課は「力を入れたい他の業務に、削減した時間を回すことができる」と説明した。
 他に人工知能(AI)による文字認識「AIOCR」の実証実験も実施中。報告書などの内容を高い精度で読み取れるといい、RPAと組み合わせて一層の作業効率化を図る。
 委員から「扱うデータの管理体制は」「費用対効果は」といった質問が出た。同課は実験段階であるとした上で今後、運用方法や成果を検証し、対象業務の拡大などを検討することにしている。

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桜櫓館耐震改修 腐食広範で工期延長 大館市 3月中旬の完成目指す

2020-12-31
耐震改修工事が行われている桜櫓館(月撮影、大館市字中城)
 大館市が所有する国登録有形文化財「桜櫓館(おうろかん)」の耐震改修工事は、当初予定していた来年1月中旬の工期を2カ月延長し、3月中旬の完成を目指している。補強は終えたものの、想定より構造材や屋根下地材の腐食などが広範囲におよび、手間がかかっていることや部材の発注で遅れが生じた。4月に見学・貸館を再開する予定。
 耐震診断で東西方向の耐力壁が不足し、窓や戸などの開口部も多いため暴風時に倒壊の恐れがあると判定。南北方向の壁量はあるものの配置バランスが悪く、地震時に建物が変形しやすいとされ、5月から改修工事を行っている。事業費は約6500万円。
 文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、できるだけ見えない位置で耐震化することを前提とし、建設当時の材料も可能な限り使用。既存の土壁は撤去し、構造用合板で耐力壁を設けた上で、再び土壁で仕上げる。屋根は既存の野地板と垂木、2階床は床板と根太の固定方法をそれぞれ確認し、想定と異なる留め金物は交換または増し打ちを行っている。土台と基礎、柱と横架材(土台・梁(はり))などの金物補強、既存梁を補強するための鉄骨梁と柱の新設なども進めている。
 過去の修繕が意匠的価値を損ねているとして、外壁や屋根の復元を図る。木製建具の組子修理やふすま・障子の張り替え、外観木部保護塗装も行う。浴室など使用していない部屋は物置に改修。電気・機械設備は更新する。庭園の樹木は剪定(せんてい)し、建物の外観が見えるよう整える。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階の和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。80年に現在地へ移転工事(曳家(ひきや))が行われ、北側の和室を解体。99年7月に登録文化財となった。
 市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は2018年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。

感染対策し新年へ 北鹿地方の神社 初詣の準備進む 「混み合う日時避けて」

2020-12-31
マスク、フェースシールドを着用して絵馬の準備作業をする学生(大館神明社)
 2020年も残すところ1日となった。新型コロナウイルスに悩まされ続けた1年の暮れを迎え、北鹿地方の神社では新年の初詣に向けた準備が大詰めを迎えている。感染防止対策にも気を配りながら、慌ただしく作業を進めている。
 毎年大勢の参拝客が訪れる大館市の大館神明社(佐藤文人宮司)では、縁起物の準備作業が進む。来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんだ巨大絵馬と同じ絵柄の絵馬や、招き猫をイメージした「開運干支土鈴」などを用意。牛の着ぐるみを着たハローキティのお守りや、コロナウイルスに関連して「疫病退散」の茅の輪守り、旅行安全御守なども並べる。破魔矢や熊手なども含めて約100種類を頒布する予定だ。
 30日は、アルバイトの高校生や大学生が説明を受けた後、絵馬に麻のひもを結ぶ作業を行った。新年に願いを込め、一つ一つ確認しながら丁寧に仕上げていた。
 初詣の感染防止対策として、縁起物を頒布する授与所ではアルバイトの巫女(みこ)らにマスク、フェースシールド、手袋を付けて接客してもらう。例年1カ所だったおみくじ売り場は2カ所に分け、密を避ける。各所に消毒液を置き、参拝客にマスク、手袋の着用、対人距離の確保を求めるため注意書きも掲示する予定。
 例年大みそかから元日にかけて24時間体制で参拝客の対応に当たっていたが、この元日午前3~7時は閉鎖して受け入れを取りやめる。
 コロナ禍の今年は分散参拝の問い合わせが複数あり、既に縁起物を買い求める人も見られるという。同神社は「感染対策をし、人との距離を保って参拝してほしい。初詣は新年初めてのお参り。新年の混み合う日時を避けて訪れてもらえれば」としている。
 駐車場は神社北側の曳山車車庫前のほか、今年境内整備事業で新設した境内北側も利用できる。約90台分を確保できる見通しで、周知している。

北鹿地方に大雪 倒木や交通に乱れ 年末年始も警戒を

2020-12-31
雪が降り積もって倒木が発生した現場(北秋田市七日市)
 冬型の気圧配置が強まった影響などで、北鹿地方は30日、大雪に見舞われた。秋田地方気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は北秋田市阿仁合で37㌢を記録。同市や鹿角市では倒木があり、道路の一時通行止めなども発生した。公共交通機関も乱れた。
 気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は鹿角市で30㌢、北秋田市鷹巣で17㌢。同時刻現在の積雪の深さは鹿角市で50㌢、阿仁合で47㌢、鷹巣で32㌢まで増えた。
 午後4時現在、北秋田市では雪の重み等のため計4カ所で倒木が発生。同市七日市の県道では、2カ所で樹木が電線に倒れかかった。国道や市道でも倒木が道路をふさぐなど影響が出た。鹿角市八幡平堀合の市道でも倒木があり、午前5時ごろから約7時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雪の影響で花輪線は午後1時30分から全線で運転を見合わせた。普通列車上下8本が運休、同2本が区間運休した。
 全日空によると、大館能代発羽田行き720便は雪のため出発が遅れ、31分遅れの午後0時41分に到着した。
 気象台によると、県内は31日から1月1日にかけても強い冬型の気圧配置が続き、大雪となる所がある見込み。31日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で平野部40㌢、山沿い50㌢。その後も雪が降り続くとみている。交通障害や建物被害への警戒、屋根からの落雪や路面・水道管凍結、なだれなどへの注意を呼び掛けている。

平日の歩行者 大町、御成町など大幅減 大館商議所通行量調査 コロナ予防で外出控え

2020-12-30
 大館市の中心市街地の人通りについて、大館商工会議所の通行量調査によると、大町と御成町2丁目、同3丁目の平日の通行量(歩行者)は前年を8~38・6%下回った。今年から新たに観測地点とした比内町扇田は、平日の通行量が休日に比べて2倍以上多い結果となった。大館商議所は「新型コロナウイルスの感染予防で外出を控える傾向が大きく反映したものと考えられる」としている。
 商業振興の研究や施策の参考にするため、10月16、18日の午前10時から午後5時まで調査。歩行者は商店街を形成する大町と御成町2、3丁目、比内町扇田の4地点、車両は大型店が立地する清水町、大田面を加えた6地点でそれぞれ計測した。両日ともに晴れや曇りで外出向きの天候だった。
 平日の歩行者は2丁目が382人(前年比8%減)、3丁目325人(38・6%減)、大町271人(18・1%減)、扇田153人の計1131人。休日は2丁目304人(28・5%減)、3丁目406人(12・3%減)、大町176人(32%減)、扇田70人の計956人。すべての地点で平日、休日ともに昨年から減少した。
 2丁目と大町、扇田で平日の通行量が休日を上回っており、銀行や病院などの利用を目的にした来街傾向が見られる。扇田については休日に銀行や病院だけでなく、商店街の多くが閉店していることも歩行者の大幅減につながったとしている。
 2丁目は「リニューアル、リノベーション事業が進む駅前地区の来街者をいかに誘導できるかが重要な課題」と分析。3丁目は「いとくショッピングセンターが目的地となっている。そこを起点に沿道の個人店などを生かし、来街者の回遊性を高める取り組みが求められる」とした。大町は「本年度は県よろず支援拠点事業による『0円改装』で、小売店やハチ公プラザの店舗リニューアルが行われ、今後の集客効果に期待」としている。
 車両の総数は平日が2万8468台、休日は2万8212台。休日の大田面が8267台(2・5%減)で最も多く、以下は▽平日の大田面7288台(2・4%増)▽休日の清水町6862台(1・7%減)▽平日の清水町6376台(0・4%増)▽平日の大町4131台(1%増)▽休日の3丁目3789台(2・2%増)▽休日の大町3750台(13・9%増)▽平日の3丁目3740台(6・4%減)▽平日の2丁目3493台(10・1%増)▽平日の扇田3440台▽休日の扇田2780台▽休日の2丁目2764台(2・1%増)―と続いた。
 7地点で増加したほか、車両・歩行者とも前年より早い時間帯に最多通行量を記録した地点が多く見られ、「遠出を控え、外出の際には車を使用して買い物や外出時間を短くする行動をとっている」と考察した。
 総括では「日沿道の大館市に関連する区間が開通し、大館能代空港や東北道を含めた広域交通網が形成され、人や物流の動きが活発になることが期待される。今後も引き続きハード整備やソフト施策が、車両・歩行者通行量に及ぼす影響を注視することが重要」とまとめた。

比内地鶏 過剰在庫ほぼ解消 官民一体で対策 一部で入荷不足も

2020-12-30
今年6月にJAあきた北青年部が開いた比内地鶏肉の販売会。生産者がおいしさをPRした。
 大館市の助成事業などを背景に比内地鶏の需要が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一時期は過剰だった在庫が11月までにほぼ解消。各種助成事業できりたんぽセットなどの販売が例年よりも好調で、事業者からは「商品発送の売り上げが伸びて助かる」といった声がある一方、一部店舗では年末の需要増も相まって在庫が不足する場面も見られる。
 比内地鶏は大館が本県の主要産地。新型コロナの影響で、主な出荷先の首都圏からの注文が激減したため、市内卸売業者は一時期多くの過剰在庫を抱えた。
 過剰在庫解消のため市は8月から、卸売業者が在庫を小売店に安価で販売した場合、差額の一部を補助する事業を行ったほか、本場大館きりたんぽ協会員を対象に比内地鶏の購入助成(1㌔当たり1500円)を行う「比内地鶏販売促進助成事業」を11月末まで展開。申請は7322㌔、助成額は約1100万円に上った。これらの効果で過剰在庫は11月までにおおむね解消された。
 このほか、市が特産品の販売事業者に対して購入客の送料を負担する「特産品送料助成事業」が好調に推移。特にきりたんぽセットなどの発送が昨年よりも増えているという。同市葛原の秋田比内や(武藤幸美社長)では、比内地鶏ハンバーグなどの冷凍商品や、正肉やスープなどが一体となったきりたんぽ鍋セットの売り上げが前年比で約2倍に。担当者は「店と客の双方が助かる事業で本当にありがたい。比内地鶏の消費拡大にもつながる」と感謝する。
 一方で、一部の店では年末の需要増で比内地鶏の入荷が追いつかない場面も。同市有浦のプラザ杉の子では、例年クリスマスの時期に需要が集中する「比内地鶏のローストチキン」(税込み5000円)の販売に影響が出た。ふるさと納税の返礼品分を含め例年並みの700羽を用意したが想定を上回る注文があり、100羽超の注文をキャンセルする事態となった。コロナ禍で忘新年会を開催しない企業から「チキンを購入して社員たちに配りたい」という注文が想定以上に多かったという。
 JAあきた北の生産部会(高橋浩司部会長)は今年の生産羽数を当初21万5000羽と計画していたが、5月から4割減産とし14万5000羽に修正した。月に開いた関係団体への報告会で高橋部会長は「行政、商工団体、地域一丸となった支援に感謝したい」と述べた。通常の生産羽数に戻せるよう今後もPR活動を続けていくとし、来年の生産は通常時から2割減の18万羽とするとしている。

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農業振興13項目提案 JA秋田たかのす 北秋田市と意見交換 キュウリ1億円超など報告

2020-11-07
北秋田市とJA秋田たかのすの農政意見交換会(市役所)
 北秋田市とJA秋田たかのす(小笠原隆志組合長)による農政意見交換会が6日、市役所で開かれた。JA側は、本年度の水稲や野菜の作柄状況等を報告するとともに、新規1項目を含む農業振興施策13項目を市に提案。農業の振興に向けて意見を交換した。
 JAから役員や各部課長7人、市からは津谷永光市長ら6人が出席した。津谷市長は「新型コロナウイルスは、農家のみなさんにも大きな影響が出ている。市としてもこれまで、独自の緊急経済対策を進めてきた」などとあいさつ。「意見、提言を聞きながら、市の農政に反映させていきたい」と述べた。
 小笠原組合長はあいさつで「合併当初からの懸案事項だった比内地鶏の加工事業は、10月1日にJA全農北日本くみあい飼料へ経営を移管した」ことを報告。「新型コロナウイルスの影響で比内地鶏の販売に苦慮する中、市には比内地鶏応援ありがとう事業などを実施してもらった。今後も引き続き、比内地鶏ブランドの振興のため応援を願う」と述べた。
 また「本年産米は大きな災害もなく、順調に生育した。しかし、コロナ禍で需要が減退したことで持ち越し在庫を抱えており、価格にも影響が出ている」ことを説明。「来年産米についても、厳しい情勢が予想される。農業再生協議会の生産の目安を考慮しながら、作付けを行いたい」とした。
 最重点振興作物であるキュウリについては「生育期の天候不順で集荷量は若干、減少したが、全国的な品薄によって単価が上昇。販売額は9月末で1億円を超え、生産者の所得向上につながった」などと報告した。
 このあと、水稲や野菜等についての作柄状況についてJA側が説明。提案した農業振興施策は、継続事項が▽経営所得安定対策事業事務費補助金▽農作物獣害防止支援事業▽比内地鶏素雛購入費補助事業▽鳥インフルエンザ予防対策事業▽酪農ヘルパー組合育成事業―など9項目、変更は▽地域営農活性化支援事業―など3項目。新規では「良食味米育成支援システム導入事業」を挙げた。
 

日沿道 早期開通へ予算確保を 県北の期成同盟会 国交省能代に合同要望

2020-11-06
高橋所長㊧に要望書を手渡す福原会長ら(能代河川国道事務所)
 日本海沿岸東北自動車道建設促進県北部期成同盟会(会長・福原淳嗣大館市長)や米代川治水期成同盟会(同・齊藤滋宣能代市長)など11団体の合同要望活動が5日、能代市の国土交通省能代河川国道事務所で行われた。日沿道は二ツ井今泉道路や鷹巣西道路(12月13日開通見込み)の整備促進と早期開通に必要な予算の確保、米代川は二ツ井・鷹巣地区の河道掘削などを求めた。
 要望したのは両団体のほか、県指定水防管理団体連合協議会、県北部国道7号整備促進・西津軽能代沿岸道路建設促進・国道101号整備促進・八戸能代間北東北横断道路整備促進・角館大鰐間国道整備促進・北秋田市日沿道建設促進・地域高規格道路大曲鷹巣道路整備促進・県道西目屋二ツ井線早期改良整備の8期成同盟会。関係8市町の首長ら約20人が事務所を訪れた。
 日沿道県北部期成同盟会は「大館能代空港と直結している利点や観光振興の取り組みが評価され、羽田空港との往復3便化が決定した」などと効果を示した上で、2012年度に着手した二ツ井今泉道路(能代市―北秋田市)や鷹巣西道路(北秋田市)の整備促進と予算確保、二ツ井高架橋合流部改良の早期事業着手を求めた。
 米代川治水期成同盟会は河道掘削による流下能力の向上や堤防の質的強化、無堤地区の解消などを要望。国道7号期成同盟会は大館市豊町・長倉・桂城地区の電線共同溝や白沢跨線橋(こせんきょう)架け替えの整備促進などを求めた。
 大曲鷹巣道路期成同盟会は、国直轄調査に着手した国道105号大覚野峠区間の早期改良を要望した。
 角館大鰐間国道期成同盟会は、国道282号小坂町古苦竹―小坂北インターチェンジ出口間の拡幅改良、国道341号鹿角市―仙北市間の通年運行などを求めた。
 要望を受けた高橋秀典所長は「しっかりと予算を確保して進めたい」と回答。「電線共同溝は順調に進んでいる。白沢跨線橋についても新たな橋を架ける工事が終わろうとしている。米代川鷹巣地区の河道掘削は来年度も継続する予定」と述べた。
 合同要望は8日に国交省東北地方整備局、20日に国交省や財務省、地元選出国会議員にも行う予定。
 

日沿道・蟹沢空港IC 目前の開通を実感 北秋田市の期成同盟会 現場視察で進捗確認

2020-11-06
舗装がほぼ完成した鷹巣大館道路への接続区間を視察する参加者(北秋田市脇神)
 北秋田市日沿道建設促進期成同盟会(会長・津谷永光市長)は4日、蟹沢インターチェンジ(IC)―大館能代空港IC間の現場視察を行った。参加者約40人が12月13日に開通する鷹巣西道路と、鷹巣大館道路への接続区間の現場を確認し、目前に迫った開通を実感していた。
 同盟会に加入する民間団体や市議会関係者などが参加し、大館能代空港に集合。開会式では県北秋田地域振興局が、蟹沢IC―空港IC間の開通日や、鷹巣西道路に新設されるICの名称を紹介したほか、鷹巣西道路の工事の進捗(しんちょく)状況を報告した。
 鷹巣西道路は舗装工事がほぼ完了し、防護柵や標識、路面表示を残すのみ。進捗率は「工事全体の約95%」といい、事業費は計105億円。開通後もこれまで利用していた旧道の工事や、跨道橋(こどうきょう)の撤去などを2021年度まで実施する予定となっている。
 参加者は、今年中の開通が決まっている計5・3㌔の区間をバスで通行。鷹巣西道路2カ所と鷹巣大館道路への接続区間の計3カ所で降車し、担当者から工事の状況を聞いた。
 鷹巣大館道路と鷹巣西道路の接続区間では、国交省能代河川国道事務所の職員が舗装などについて説明。鷹巣西道路と接続区間には排水性の高い舗装が施されており、雨天時の安全性向上や走行時の騒音防止の効果があるという。参加者は実際に路面にかけられた水を見て、水はけの良さを確認していた。
 鷹巣西道路では、小ケ田地区周辺で伊勢堂岱遺跡の景観に配慮した道路が形となっている様子や、市の要望でIC名が決定した「伊勢堂岱IC」を視察した。終了後、津谷市長は「開通に向けて着々と整備が進んでいると実感した。一日でも早く日沿道がつながり、役割を果たすことを期待している」と話した。
 

比内とりの市 規模縮小し「開催」検討 一度中止決定も 「比内から元気届ける」 出店は実行委に限定

2020-11-06
 来年1月23、24日の大館市比内町の冬の祭典「比内とりの市」は、規模を縮小して開催する方向で検討が進められている。新型コロナウイルスの影響で一度は中止を決めたが、「自粛ムードが広がる中、比内から元気を届けたい」(角森繁永実行委員長)と、比内地鶏の食をメインとし、出店は実行委員に限るなど、内容や感染防止対策を話し合っている。
 とりの市は比内地鶏のPRと地域活性化を目的に、例年1月の第4土・日曜に比内グラウンドを主会場に、「食べる、見る、買う、遊ぶ」をテーマとした出店やステージイベントを行っている。
 JAあきた北青年部、同比内地鶏生産部会、大館北秋商工会青年部、市比内総合支所で組織する実行委は9月、新型コロナ感染の収束が見通せない中、例年通りの開催はできないと判断。代替案を探る中、「政府のGo Toキャンペーンが始まり、ウィズコロナの考えの下、新たな形のイベントを比内から発信できれば」と規模縮小で開催する方向で準備を進めている。
 開催日は変えずに、会場を比内総合支所駐車場に変更する方針。出店はJA青年部の比内地鶏千羽焼き、生産部会のかやき・焼き鳥、商工会青年部の三種盛りラーメン、焼きそばなどで、テントなどの飲食スペースを設ける予定。事務局の比内総合支所は「出入り口を1カ所ずつ設けて動線をつくって密を避け、検温や手指の消毒などの対策をとっていきたい」としている。
 今後、他地域のイベントの感染防止対策を参考に実行委で詳細を検討する。ポスターなど周知方法も話し合っていく。角森実行委員長は「規模は縮小するが、年明けのイベントでもあり、比内から元気を届けたい」と話した。
 

バリアフリーまちづくり 方針策定へ議論開始 大館市の協議会 1月にも意見公募 移動しやすい社会へ

2020-11-05
素案作成に向け意見交換した協議会(大館市比内総合支所)
 大館市バリアフリーまちづくり推進協議会(会長、北原啓司・弘前大学大学院地域社会研究科長)は4日、第2回会合を比内総合支所で開き、移動等円滑化促進方針(マスタープラン)の素案作成に向けて意見を交わした。市は年内に素案をまとめ、来年1月にもパブリックコメント(意見公募)を行う。3月に成案を公表する予定。
 高齢者や障害者らが移動しやすい社会の実現を目指すバリアフリー法に基づく取り組みで、バリアフリー化を促す地区や生活関連施設を結ぶ経路などを設定し、利便性や安定性の向上を図る。
 協議会は6月に設置したが、初回は新型コロナウイルス対策として書面開催だったため、今回が実質的に初めての議論。学識経験者や交通事業者、住民代表など委員19人のうち代理含め18人が出席し、名村伸一副市長は「どんな人でも便利で安全に移動できる考え方が重要。多面的な議論でより良いプランが策定されることを祈念する」とあいさつした。
 事務局の市都市計画課は「生活に必要な移動の円滑化へ公共交通の利便性向上や、積雪寒冷地としての特性を踏まえた対応が求められる」とした上で、▽官民連携による利用者目線でのバリアフリー実現▽未来を担う若者も巻き込んだ心のバリアフリー、情報のバリアフリー推進―など4点の基本方針案を提示。立地適正化計画で中心拠点とした大館地区、中核拠点の田代地区(早口)と比内地区(扇田)を移動円滑化促進地区の候補に挙げた。
 委員からは「これまでの施策の成果を認識した上で整理し、次の段階への問題点を盛り込んではどうか」「障害者の一般就労に向けた通勤の課題を吸い上げ、移動円滑化に反映させて」「田代地区はタクシー事業所が撤退しており病院まで遠い。そうした現況を調べてほしい」などの意見が出た。
 12月上旬の次回会合を経て素案をまとめ、市民意見を反映させて年度内に作り上げる。2021年度以降は重点整備区間を含めた基本構想の策定や、特定事業計画づくりなどに取り組む。
 
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「ムラ市」に秋の恵み 北秋田市大阿仁地区 特設会場で初開催

2020-10-05
大阿仁地区の秋の味覚が並ぶムラ市(北秋田市阿仁比立内)
 北秋田市大阿仁地区の秋の味覚を集めた「秋のムラ市」が4日、同市阿仁比立内の特設会場で開かれ、マイタケやリンゴなどを買い求める人たちが立ち寄った。
 食や自然を通じて地域の魅力を発信することで地域活性化を図る大阿仁ワーキング(松橋悦治代表)が企画。今回は道の駅あに近くに特設会場を設けて初めて開催した。
 会場のテント内には採れたての天然や露地栽培のマイタケ、阿仁伏影地区のリンゴとナシのほか、地域住民が持ち寄った野菜や加工品がずらりと並んだ。事務局によると、今年は夏の暑さが影響し、ナメコなどは間もなく出回ってくるという。来場者は試食をしたり地域住民と交流したりしながら、秋の恵みを買い求めていた。
 シンガー・ソングライターの山田賢一さんによる弾き語りライブも行われ、来場者を楽しませていた。
 次回のムラ市は18日に開催。時間は午前9時から午後3時。会場は国道105号沿いの道の駅近くの駐車場で、のぼり旗を目印にしている。里山の食材が当たる宝引きも実施する予定。
 

社会人の学び直し サイト構築へ提案公募 教育の産業化、環境整備も 大館市

2020-10-04
 大館市は、仕事や生活に生かすための社会人の学び直し(大館版リカレント教育)プログラム構築に向け、公募型プロポーザル(企画提案)で委託業者の募集を始めた。申込期限は14日。多様な講座を受けられるポータルサイト(インターネット上の入り口)の仕様書や、教育の産業化に関する事業計画書を作成し、環境を整えた上で2021年度の事業開始を目指す。
 ポータルサイトは生涯学習の情報基盤と位置づける。既存教室・講座の洗い出しや企業の課題聞き取り、市民ニーズを調査・分析し、類似事業を展開する団体の情報を集めた上で仕様書を作成する。
 事業計画は、小中学校で展開する「ふるさとキャリア教育」のブランド化へ関係者から聞き取りを行うほか、教育旅行等の受け入れ学校・教育関係者の洗い出しなどの結果に基づいて作り上げる。
 環境整備は新型コロナウイルスに対応するリモート(遠隔)授業用機材の購入に向けた備品の提案、機材導入後の使用・管理、拠点施設の借り上げなどを業務委託する。
 仕様書と事業計画の作成、環境整備の3業務を合わせて上限額1248万円。参加申し込みが3業者を超える場合は書類審査で1次選考し、上位者を対象にプレゼンテーション審査を行う。その上で候補者を決め、11月上旬に契約を結ぶ。納期は来年3月26日。
 市が昨秋に行ったアンケート(回答数2906件)によると、学び直しで求めるのは「能力アップ」が28%で最も多く、「生きがいづくり」24%、「資格取得」20%、「心の癒やし」17%と続いた。希望する講座は「資格取得」が17%で最多、次いで「講話」13・8%、「習い事」13・6%、「料理」13・5%、「スポーツ」11%などだった。
 市は、社会人の学び直しを含め多様な講座を受講できるポータルサイトと、大館教育のブランド化・産業化でふるさとキャリア教育を全国に発信する仕組みをつくり、二つを合わせて「大館版リカレント教育事業」とする方針。来年4月設立予定のNPO法人が運営することを想定している。事業を通じて教育と地域社会の活性化を図り、人生100年時代に対応した社会参加や、地域貢献を担う人材育成につなげたい考え。
 

地域の名所 再発見 古木・巨樹と仏像巡り 鹿角市十和田 

2020-10-04
あんとらあ敷地内のシダレカツラ(新田町)
 鹿角市内の巨樹や仏像をバスで巡る学習会が3日、同市花輪、八幡平地区で行われた。昨年に続き2回目の開催で参加者は地域の歴史や由来などに理解を深めた。
 十和田地域づくり協議会の地域観光再発見実行委員会(三上豊委員長)の主催。市民のチカラ事業「地域観光再発見」の一環で郷土への関心を高めることを目的にしている。「市内の古木・巨樹と仏像巡り」と題して市指定記念物の巨樹や県指定有形文化財の仏像を巡った。
 講師は東北巨樹調査研究会秋田支部の五十嵐洋支部長(大館市)と大湯郷土研究会の副会長でもある三上さんが務め、市内や大館から参加した22人に解説した。
 十和田市民センターで開会行事を行い、三上委員長は「市指定記念物、県指定文化財など鹿角の宝に触れ、楽しもう」とあいさつした。
 この後、参加者はバスで移動し、毘沙門神社の大公孫樹(いちょう)(長嶺)、天照皇御祖(あまてらすすめみおや)神社の磨崖仏と姥杉(谷内)、八幡平神社のミズナラ(切留平)、八幡神社のハリキリ(水沢)、あんとらあ敷地内のシダレカツラ(新田町)、恩徳寺の木造弥陀三尊(上花輪)、円福寺の銅像阿弥陀如来立像(小平)の7カ所を訪ねた。
 このうち天照皇御祖神社の磨崖仏では、三上委員長が特徴や由来などを説明。「鹿角地方の歴史や宗教文化を知る上で貴重」と解説し、参加者は真剣な様子で聴いていた。
 また、五十嵐支部長は八幡神社のハリキリで幹周りを計測。406㌢と確認し「県内のハリキリでは珍しい巨木」と話した。
 同会が7月に開催した大柴峠トレッキングに参加し、鹿角の歴史に興味をもったという大館市の武田京子さん(58)は「ミズナラは根元が硬く立派な木」と感心した様子だった。
 

みその持つ「力」を紹介 北秋田市の食育フェスタ ソムリエ・小山明子さんが講演

2020-10-04
食育フェスタで講演を聞く参加者たち(北秋田市民ふれあいプラザコムコム)
 北秋田市の食育フェスタが3日、市民ふれあいプラザコムコムで開かれた。食育指導師・みそソムリエの小山明子さん=大館市=が「今こそ活かす!みそ汁のある食卓~みそ汁が教えてくれた生き抜く力~」と題し講演したほか、食生活に関する展示なども行われ、参加した市民たちは「食」への認識を深めていた。
 生きていく上での基本的な営みであり、心身の発育や発達に重要な「食」について市民1人1人が理解を深めるとともに、望ましい食習慣を身につけてもらうことなどを目的に毎年、開催している。今回は「食でのばそう健康寿命」をテーマに設定した。
 講演で小山さんは、子どもの頃から母親に「みそ汁だけでも食べていけ」と言われていたことなどを振り返りながら、みその持つ力などを紹介。「みそは戦国時代から、武将や武士たちの常食となっていた」ことや「『みそ汁は朝の毒消し』『みそは医者いらず』などと言われてきた」ことを挙げながら「日本人は、みそが大事な栄養源であることを知っていた」と述べた。
 その上で、「みそにはさまざまな栄養素が含まれている。マルチサプリのよう」と説明。「みそは塩分が高いといわれるが、栄養価をみると敵にするだけでいいのか」などとしながら、バランスよく食べることの大切さを強調。「具だくさんのみそ汁にすることで汁を少なくするとともに、野菜のカリウムをとることもできる」とした。
 また、「秋田のみそは風味が良くおいしい」と述べ、「お椀にみそと鰹節、ワカメ、ゴマを入れ、お湯を注ぐだけでおいしいみそ汁ができる。これは手抜きではなく、おいしく食べる方法。これらの材料を丸めると、みそ玉になる」と紹介。「日本人が大事にしてきたみそを、もう一度見直し、次の世代へつないでほしい」などと呼びかけた。
 会場には、みそ汁の塩分濃度を計測できるコーナーや、秋田北鷹高校家庭クラブの「みそレシピ」などの展示もあり、参加者の関心を集めていた。また、健康な歯を持つ幼児や高齢者の表彰も行われた。
 
 

第5工場を新設へ プラスチック・ホンダ大館工場 15億投資10人雇用 来年5月の稼働目指す

2020-10-03
第5工場の建設現場。第2、第3工場を移転し増産を図る(大館市二井田)
 プラスチック医療機器部品製造のプラスチック・ホンダ(本社・東京、本田健吾社長)は、大館市二井田前田野に大館工場の第5工場を増設する。同市二井田羽貫谷地の大館工場第2、第3工場を移転する形で、既存の第4工場と合わせて2工場で増産体制を図る。プラスチックの射出成形機を新たに7台導入。投資は約15億円、新規雇用は10人の予定で、市工場等設置促進条例に基づく指定工場となる見込み。新工場は来年4月完成、5月の稼働を目指している。
 第2、第3工場の老朽化と、工場間の物資の移動を省き、生産能力向上につなげるため第4工場に隣接する同社敷地1万8000平方㍍に建設する。鉄骨平屋建て(一部2階建て)で延べ床面積は4391平方㍍。
 第2、第3工場にある射出成形機33台を移設、新たに7台を導入して40台に。第4工場の17台と合わせ、計57台が稼働する。建設後、初年度の年間製造部品数は1億3800万個、2024年には2億4000万個を目指す。
 同社は1968年創業。リング、キャップ、本体ケース、ヘッダーなどのプラスチック医療機器を中心に、カメラ部品、電子機器部品の製造・販売を行っている。81年に県の企業誘致で大館工場を新設。88年には第2工場、93年に第3工場を増設。2003年に第4工場となる大館第2工場を新設した。クリーンルームを備え、品質管理を徹底。独自の精密技術でプラスチック製品の安定供給を行っている。
 大館工場の武田範英工場長は「増産体制を整え、雇用にもつなげていきたい。医療機器部品の製造を通し、今後も地域に貢献していければ」としている。
 
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