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ハチ公サミット大館で最終回 ゆかりの4JCが発表 今後の交流発展に期待 

2018-09-25
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4JCによる発表などを行ったサミット(北秋くらぶ)
 忠犬ハチ公にゆかりのある都市が交流する「ハチ公サミット2018」が23日、大館市幸町の料亭北秋くらぶで開かれた。同市での開催は4年ぶりで、今回が最終回。同市、東京都渋谷区、山形県鶴岡市、福島市の青年会議所(JC)メンバーがこれまでの経過を振り返り、今後の交流発展に期待した。
 ハチ公生誕90周年を迎えた13年、ハチ公の縁を契機に都市間の交流を促進しようと始まった。以前から友好関係にある大館と渋谷のJCが、ハチ公の飼い主だった上野英三郎博士の出身地・三重県津市、ハチ公物語を新聞社に寄稿した斎藤弘吉の出身地・鶴岡市、渋谷の商店街からハチ公のオブジェを贈られた縁がある福島県飯舘村に呼び掛け、5市村区の関係者が参集してセレモニーや首長の対談などを行った。
 その後も各地を会場に年1回続けてきたが、今回で一区切りすることになった。大館JC、東京JC渋谷区委員会、福島JC、鶴岡JCからメンバー約30人が参加した。
 各JCの担当がそれぞれの地域で開催したサミットについて、写真や動画などを使って発表。渋谷区委員会は年の諸行事を振り返り、「街の象徴が同じなのは大きい。人は変わるが、街はずっとある。さらに掘り下げることでコラボの可能性が広がる」と提案した。
 大館JCの田山洋平理事長は「今後も末永く手を取り合って交流を深めるきっかけになれば。この事業を大切にして、いろいろな形で交流していきたい」と述べた。
 来賓の福原淳嗣市長は「4JCはハチ公と銅像を巡る物語でつながっている。次にどういう物語を発信していくか楽しみにしている」と期待を寄せた。

 

北秋田市阿仁 古民家再生利用を計画 観光客回遊に期待 DMOに負担金

2018-09-25
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 北秋田市阿仁地区で築100年近い「古民家」の再生利用が計画されている。本年度は市が地域連携DMO「秋田犬ツーリズム」に観光事業負担金を支払う形で「宿泊施設かカフェのような施設」(市産業部)に転用できないか調査する予定。
 市が支払う観光事業負担金は3277万円。2018年度一般会計補正予算案に計上され、9月定例議会で予算審査が行われている。古民家関連の予算案は本会議や常任委員会で議員から質疑が相次ぎ、関心を集めている。
 産業部によると、負担金のうち古民家関連は500万円。観光客が阿仁地区を回遊するための拠点づくりを目指し、どのような活用が可能か調査する。古民家改修の基本設計費用も含まれている。負担金の残り約2700万円は配車システム開発、特産品土産物開発などに使うという。
 この古民家は阿仁合地区中心部にあり、明治時代に呉服商が建てたという。阿仁鉱山と共に栄え、往時の造りをそのまま残すことから文化財的な価値も注目されている。現在は個人所有で空き家状態。
 市議会の予算審査では、民間の不動産に公費を投じる理由などが問われた。産業部は「所有者と交渉中で、無償で譲り受ける方向で詰めている」と説明。19年度に改修作業を計画している。
 カフェなどに改修した後、運営主体についても質問が相次いだ。産業部は「計画ではDMOが観光客を回遊させるための拠点にする」「いろいろな運営方法があり、検討段階」と述べるにとどめた。
 阿仁地区は鉱山で繁栄した当時の歴史文化が色濃く残る一方、閉山後は衰退が進んだ。現在は宿泊施設や飲食店も少なく、観光客が休憩に立ち寄る場が限られていた。議員は「古民家ブームだから改修は賛成だが、採算が取れる運営を慎重に進めてほしい」などと注文した。

鹿角の産婦人科を守る会 妊婦の大変さを体感 男性向け体験講座

2018-09-25
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妊婦ジャケットを着用して階段を上る参加者(ホテル茅茹荘)
 住民団体の「鹿角の産婦人科を守る会」(安保大介代表)は22日、鹿角市花輪のホテル茅茹荘で男性向けの妊婦体験講座を開いた。参加者が妊婦ジャケットを着用した日常動作の疑似体験などを通じて、妊婦の大変さや不便さ、妊婦の大変さを知ることの大切さに理解を深めた。
 同会は、かづの厚生病院の出産取り扱い機能が大館市立総合病院へ集約されることを知った住民が2017年2月に設立。厚生病院での出産取り扱いの再開に向けた医師確保の運動や、市民と医療現場の距離を近くするための活動、妊婦の不安を軽減するための活動などに取り組んでいる。
 今回の講座もその一つ。タイトルは「~ママになってみるかい?~妊ママ体験講座~もうすぐパパになるあなた、いずれパパになるあなたへ~」。男性だけでなく、夫婦や女性だけの参加も歓迎し、約20人が受講した。
 妊婦体験では参加者が重さ約8㌔の妊婦ジャケットを着用。足元がよく見えない階段の上り下りや、しゃがんだりあおむけに寝てみたりしながら体が思うようにならないもどかしさなどを体感した。
市内の会社役員、男性(34)は「予想より重くて妊婦の大変さが分かった。子どもが3人いるが、妻が初出産する前に知っておけばもっと良かったと思う」と実感を込めた。
質疑応答の中で、妊婦の大変さについて「言ってくれないと分からない」という男性の意見に対し、女性から「そうじゃなく(男性に)気づいてほしい」という声が上がる場面もあり、こうした講座の意義がうかがえた。
このほか、市職員が10月以降の大館・鹿角地域の産婦人科医療体制などを説明した。
安保代表は「今後も機会をみてこのような講座等を開いていきたい」と話した。

 

森吉34年ぶり2度目の優勝 最優秀賞は武石選手 北鹿中学新人野球

2018-09-24
閉会式でトロフィーを受け取る森吉のメンバー(ニプロハチ公ドーム)
 北鹿新聞創刊100周年記念第64回北鹿中学校新人野球大会(北鹿新聞社、ニプロハチ公ドーム共催、大館北秋田中学校体育連盟、鹿角中学校体育連盟、大館市教育委員会後援)は23日、大館市のニプロハチ公ドームで準決勝、決勝を行った。決勝は森吉が合川を2―1で下し、34年ぶり2回目の優勝を決めた。
 閉会式で、田中厚北鹿新聞社社長が「この大会の経験が大きなプラスになると幸い。中学生はまだまだ可能性がある。近い将来、この地方のチームが甲子園で活躍し、今年のように秋田に元気と感動を与えてくれることを期待する」などとあいさつした。
 最優秀選手賞は武石圭哉選手(森吉2年)、優秀選手は金惇之介(同)、北林学人(同)、田中元輝(合川2年)の各選手に贈られた。
 決勝は森吉が先制点を守り切り、合川を僅差で下した。
 3回、森吉は1死から内野安打で一塁に走者を置くと、武石の適時打三塁打で先制。続く金の左前適時打で追加点を挙げた。合川は2~4回に敵失や暴投など相手守備の乱れを突いて走者を三塁に進めるが、あと一本が出ず。7回2死一、二塁で佐藤天の適時打で1点を返すが、反撃は届かなかった。
 森吉の主戦、武石は要所を締める投球。?奪三振と相手打線に的を絞らせず、完投した。
 森吉・成田佳監督の話 記念大会を勝ちに来て勝てたことが一番の収穫。全県につながる試合ができた。
 合川・柏木太郎監督の話 守備は頑張ったが、走塁ミスが響いた。最後は4番が意地を見せてくれた。
◇決勝 【ニプロハチ公ドーム】
森 吉 0020000 2
合 川 0000001 1

 ▽三塁打=武石(森)▽二塁打=笠井(森)三浦(合)▽併殺=▽暴投=森吉4▽捕逸=森吉1▽審判=赤石、谷地田、長崎、庄司
 ◇準決勝【同】
合 川11000005 7
大館東01000101 3

 (延長8回タイブレーク)
 ▽三塁打=田中(合)▽二塁打=小野寺(合)、工藤、大川(大)▽併殺=合川1、大館東1▽暴投=合川1、大館東1▽審判=五十嵐、庄司、谷地田、長崎
 【ニプロハチ公ドーム】
大館一00000200  2
森 吉10010001× 3

 (延長8回タイブレーク)
 ▽三塁打=熊谷(大)、金(森)▽二塁打=北林(森)▽暴投=森吉1▽ボーク=大館一1▽審判=谷地田、長崎、庄司、赤石

「ハチ公の駅」建設現場で見学会 大館の観光交流施設 オープンは来年5月

2018-09-24
建物の骨組みが姿を現した「ハチ公の駅」(大館市御成町)
 大館市御成町の旧小坂鉄道跡地で建設が進む市観光交流施設「ハチ公の駅(仮称)」の現場見学会が23日、行われた。大館生まれの忠犬ハチ公が飼い主を待ち続けた1920年代の「2代目渋谷駅」がモデルで、シンボルとなる時計台など骨組みが姿を現している。秋田犬の触れ合いコーナーや観光案内所などを設け、秋田犬の魅力を発信し、交流人口の増加を目指す。グランドオープンは来年5月8日の予定。
 建設地はJR大館駅の南側約100㍍の市有地。鉄骨造り一部2階建て、延べ床面積1246平方㍍。高さ18㍍の時計台と大きな屋根が特徴で、秋田犬と触れ合えるほか、展示コーナー、観光案内所、特産品を扱う観光物産館、多目的研修室を配置する。
 今春に着工し、進捗(しんちょく)率は約50%。見学会は2回開き、参加者が市総合戦略推進室の職員から説明を受けながら外側を一周した。正面入り口はJR大館駅側で、展示コーナーではハチ公と大館との関わりなどを紹介するほか、子どもが創作を楽しむコーナーなども設けられる。
 秋田犬は常時2匹以上が常駐しガラス張りにして展示コーナーや広場からも見学できる造り。らせん階段を上がった2階は展望デッキで大文字などを眺めることができる。入り口付近には今秋以降、大館駅前のハチ公像を移設する。
 水飲み場などを設けた芝生広場(2174平方㍍)や多目的広場(5675平方㍍)、公衆トイレも整備する計画。駐車場は112台分で、「大館駅利用者も活用してほしい」とした。周辺の旧小坂鉄道には手こぎトロッコを配置し家族連れで遊べるという。
 施設、駐車場、芝生広場は来年5月開所予定。施設は12月に完成予定で、備品搬入などを経て4月から担当職員が常駐する。多目的広場、公衆トイレを含め全面完成は2020年3月の予定。総事業費は9億7500万円。県と協働で進める「あきた未来づくりプロジェクト」の一環として国や県の交付金を活用する。
 見学会はプレオープンイベントとして、「駅―one.2018with大館駅サイト」に合わせて開催。高橋崇太さん(城南小4年)は「近くで見ると大きな建物だった。完成したら来たい」と感想。総合戦略推進室は「秋田犬は世界的に注目を浴びており、施設を知ってもらい、市民全体で秋田犬を中心に市を盛り上げていきたい」と話した。
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大日堂舞楽、郷土料理、鉱山… 鹿角の「日常」調査 秋田公立美術大

2018-08-25
フィールドワークの報告を行う学生ら(アルパス)
 秋田公立美術大学美術学部美術学科ものづくりデザイン専攻の学生ら27人が23、24日、鹿角市と小坂町でフィールドワークを行い、国重要無形民俗文化財でユネスコ無形文化遺産の大日堂舞楽などの調査に取り組んだ。この後、調査で見つけたことをきっかけに作品を制作し、年度末に同大学で開催予定の報告会で発表する予定。
 ものづくりデザイン専攻は、美術学科に五つある専攻の一つ。秋田の文化資源を背景に、人と人との豊かな関係を築く、ものづくりの提案に取り組んでいる。
 今回は同専攻として初の地域フィールドワークで「世界の再発見 知っているはずの『日常』を未知なるものとして―当たり前の中に埋もれている自分の意識に揺さぶりをかけ、創造のきっかけをつかむ―」を目的に掲げた。
 学生たちが知らない鹿角で、知らない人に話を聞きながら、日常というものを違う視点から見ることに取り組み、それを作品に結び付けたい考え。
 指導するのは秋美大の客員教授を務める鞍田崇・明治大大学院理工学研究科准教授。秋美大をはじめ、鞍田准教授が教える明治大など5大学の学生ら15人、教員・助手12人が参加した。
 日程は22~25日。このうち鹿角地域では23日、5チームに分かれて紫根染・茜染、大日堂舞楽、郷土料理、鉱山、濁川虫送りについて現地調査に取り組んだ後、アルパスで報告会を行った。
 紫根染・茜染のチームは、奈良時代から鹿角地域に伝わる古代技法の復活に取り組んでいる鹿角紫根染・茜染研究会(関幸子会長)の協力で、花輪の人間国宝・栗山文次郎さん、長男で県無形文化財の文一郎さんの気品高い遺作や染色方法などを調査。
 報告では「栗山さんが染めた布は何とも言えない深みのある色合いだった」「地中(の根)からこんな色が出るなんて信じられない。人間が美しいものに取りつかれる心は素晴らしいと思った」「紫根染にまつわる鹿角のストーリーを形にして伝えたい」といった先人の偉業や今後の作品づくりに対する思いなどが語られた。

出産の大館集約 妊婦の交通宿泊費助成へ 鹿角市 経済・精神的負担を軽減

2018-08-24
 鹿角地域で唯一出産を受け付けている、かづの厚生病院の出産取り扱い機能が10月1日に大館市立総合病院へ集約されることに伴い、鹿角市は市外への通院を余儀なくされる妊婦等に対し、妊娠・出産に伴う交通費と宿泊費の一部を支援する助成事業を新設する。9月議会の補正予算に妊婦等交通宿泊費助成金225万円を計上する予定。
 医師不足等を背景に、産婦人科医を派遣する大学側(秋田、弘前、岩手医科)から集約化の方針が示され、厚生病院で出産ができなくなる。
 県は集約化に伴い、大館市立病院の分娩(ぶんべん)室や診察室の増設など受け入れ体制の整備を進めている。工事は9月末に完成する見込みで、10月1日から常勤産婦人科医の派遣先が市立病院に集約される。
 これに先立ち、鹿角地域で出産予定日が9月15日以降の人は市立病院での出産となり、厚生病院での妊婦健診は32週までとし、34週以降は市立病院で受診することになる。
 鹿角地域の住民からは大館市までのアクセスや冬季の交通難など、妊娠・出産へのリスクに対する不安や心配の声が上がっている。
 こうした中、鹿角市は妊婦健診の受診等にかかる交通費と、出産直前にホテル等に宿泊した場合の費用を一部助成する新たな事業を新設し、妊婦の経済的、精神的な負担の軽減を図ることにしている。
 このほか、鹿角市は4月から医師確保対策を専門に行う地域医療推進員や、全ての妊婦に対応する母子保健支援員を新たに配置するなどして集約問題に対応している。

農家民宿周辺の散策マップを 大館まるごと体験協 年内完成へ作業着手

2018-08-24
農家民宿の経営者に案内され、取材をする並里さん㊧(大館市山田)
 大館市まるごと体験推進協議会(石垣一子会長)は、市内の農家民宿周辺の散策マップ製作を計画している。宿泊した訪日外国人客から「地域を歩きたい」との要望があり、年内の完成を目指して作業に着手。20、21日はマップのデザインを担当する、大館市出身のイラストレーターの女性と市内を巡り、取材活動を行った。
 同協議会はインバウンド(訪日外国人旅行客)の誘致推進を目指し、農家民宿での外国人モニター受け入れ事業などを展開。受け入れ体制整備を進める中で、宿泊した外国人客から「地域を散策したい」「地域をもっと知りたい」などの声が聞かれたという。
 こうした要望を受け、リピーター獲得に向けて散策マップを製作することにした。県の「グリーン・ツーリズム拠点地域育成事業」を活用し、日本語版、英語版を合わせ計1000部を作る計画。A5判12ページで、山田、軽井沢、曲田、粕田地区などの民宿周辺にある隠れた名所や、歴史に関連した施設などを掲載する予定。同市出身のイラストレーター・並里春佳さん(30)=横浜市、旧姓・久保澤=にデザインを依頼した。
 20、21日は並里さんと市地域おこし協力隊員、協議会職員の3人が各地区で取材活動を行った。山田地区では農家民宿「六兵衛」を経営する藤島光雄さんの案内を受け、「ジンジョ祭り」で使用する人形「ジンジョ様」をまつるお堂や寺院、神社など12カ所を見て回った。並里さんは「(ジンジョ様は)各町内の入り口にまつられ、外から疫病が入ってこないよう地域を守っている」などと説明を受け、デザインのイメージを膨らませた。
 並里さんはこれまでに弁当のパッケージデザインやマップ製作などに携わった経験がある。「大館出身だが、まだまだ知らない場所があるとあらためて感じた。情報を集めて地域の良さ、地元の思いが伝わるような、見て楽しいマップにしたい」と話した。
 散策マップは年内に完成予定。効果を検証するツアーの開催なども検討している。

利便性向上へ改修も 北秋田市の宮前町庁舎 耐震化に合わせ検討

2018-08-24
耐震化に合わせて来庁者の利便性向上対策の実施も検討されている北秋田市宮前町庁舎(宮前町)
 北秋田市は、耐震性が不足していると診断された宮前町庁舎について、耐震補強工事を実施する方向で検討を進めている。庁舎にある税務課は2階に配置されており、来庁者にとって利便性が悪いことから、耐震化に合わせて改善を図りたい考え。事務スペースを1階に移転する場合は大規模改修が必要となるが「市民ファーストの観点で判断したい」としている。
 宮前町庁舎は、現行の耐震基準が示される以前の1970年に社会保険事務所として建築された施設で、旧鷹巣町が取得し分庁舎として使っていた。市合併後は産業部と建設部の庁舎として使用、両部が森吉庁舎に移転してからは税務課が使用している。
 耐震性の有無は不明で診断が必要な建物とされており、引き続き庁舎として使用するため2017年度に耐震診断を実施。耐震性が不足しており耐震補強が必要と診断され、市は19年度以降の耐震補強工事の実施を視野に対応の検討を進めていた。
 耐震化の実施に合わせて来庁者の利便性向上にも取り組む方針。2階にある税務課の事務スペースを1階に移転して来庁者の利便性を確保したい考えだが、施設1階は複数の部屋が配置された構造となっており、事務スペースとして使用するには大規模改修が必要になるという。
 来庁者の利便性向上は津谷永光市長が政策の基本理念に掲げた「市民ファースト」の一環。市は「大規模改修となれば多額の費用がかかるが、市民ファーストの観点から判断したい」としている。
 市が行政部門を配置している庁舎のうち、本庁舎と第2庁舎(旧中央公民館)は耐震化を実施済み。森吉と阿仁の庁舎は現行の耐震基準が定められた以降の建築で耐震性は確保されている。宮前町庁舎とともに耐震性が不足していると診断された合川庁舎についても、補強工事の実施などの対応が検討されている。

ミスあきたこまち 33代目が決定 羽沢さん(大館市)など7人

2018-08-23
本年度のミスあきたこまちに選ばれた7人(後列左が羽沢さん)
 県内外で秋田米のPRを行うJA全農あきたの「ミスあきたこまち」が決まり、秋田市の秋田キャッスルホテルで22日、委嘱状交付式が行われた。北鹿関係では大館市の羽沢茜さん(23)が選ばれ、代表して「秋田米の魅力と生産者の思いを全国の消費者に届けたい」と決意を述べた。
式では、本年度のミスあきたこまちに決まった7人が一人ずつ紹介されながら、市女笠と平安時代の旅装束姿で入場。
 委嘱状と記念のブロンズ像、副賞のハワイ往復相当旅行券などが手渡された後、JA全農あきたの船木耕太郎運営委員会会長が「甲子園で準優勝した金足農は、あきたこまちを食べてパワーをつけたと報道された。みなさん一人一人が秋田と消費地を結ぶ架け橋となってもらえるよう、大いに期待している」と激励した。
 これを受け、ミスあきたこまちを代表して羽沢さんが「これからの活動への期待に身が引き締まる思い。私自身も成長できるよう、目標を持って精一杯頑張る」と決意表明。全員で記念撮影に臨んだ。
 5月に仙台市から地元の大館市にUターンしたという羽沢さんは式後、「農家で育ち、コメ作りの大変さは知っている。全国のみなさんにあきたこまちのおいしさを知ってもらいたい」と話していた。
 「新ミス」の初仕事は10月から首都圏で開催予定の「京急あきたフェア2018」で、今後1年間、県内外で開かれるキャンペーンで秋田米をPRしていく。
 今回が33代目となるミスあきたこまちには県内外から40人の応募があり、書類選考と審査会を経て決定した。

 
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大館市の扇田市日 現在地での開催8月末で終了 会員の高齢化などで

2018-07-14
野菜や乾物などを売る店が並ぶ扇田市日(大館市比内町)
 大館市比内町扇田の「扇田市日」は、現在地・JR花輪線扇田駅近くでの開催を8月末で終了する。出店者で組織する扇田市日会(工藤正男会長)が会員の高齢化などを理由に決めた。市は300年以上の歴史を持つとされ、開催場所が現在地となってからは約45年が経過。長年地域の台所として親しまれ、市民から惜しむ声が聞かれる。市は「歴史のある市日で、続けたいという会員がいれば、新たな開催場所など相談に乗りたい」としている。
 市日は0と5の付く日に開催。江戸時代中期には開設されていたことが分かっている。比内町史によると、戦後は物資が不足し市が立たなかったが、1963(昭和38)年に小学校通りで再開された。車社会となり交通安全の面から場所を移しながら継続したが、道路上での開催を断念。1973年、現在地の私有地を借り、鉄骨造りの屋根付き出店スペースと駐車場を設けて開催されてきた。
 祖父の代から3代にわたって出店し、長年市日会の会計を務める工藤繁男さん(70)=比内町扇田=によると、ピーク時に60人いた会員は、現在22人で平均年齢は70歳超。高齢化や後継者がいないことなどを理由に、「10年ほど前から『続けられない』という声が目立ってきた」と話す。
 今後について昨年の役員会で話し合い、今年1月の総会で、9月で切れる土地の賃貸借契約を更新せず、「8月末で市日を閉める」ことで会員が同意した。
 工藤さんは「肩がぶつかるほどの人出だった時期もある。お客さんとは長い付き合いで、なくさないでという声も聞くが、土地は建物を撤収して明け渡すことが条件で、解体費用が捻出できる組織体力があるうちに終了することになった」と説明する。
 野菜や乾物、衣料品店などが並ぶ市日で買い物をしていた比内町片貝の女性(94)は「近所にスーパーがなく、毎回バスで通ってきた。店の人とのおしゃべりが楽しみだった」と話す。十二所の女性(75)は「8月で終わりと聞き、友達と久しぶりに来た。若い頃によく来た思い出があり、なくなるのは寂しい」と惜しんだ。
 比内総合支所は「別の場所でも続けたいという会員がいれば相談に乗っていきたい」と話す。市日会が行ったアンケートでは、「続けたい」と意向を示す会員がおり、工藤さんは「今後についてはこれから市と話し合っていく」としている。現在地での開催は8月30日まで。

 

地域の繁栄を祈る 鹿角市毛馬内 川原大神楽が巡行

2018-07-14
健康などを祈り、住民の頭をかんで回る獅子(毛馬内)
 鹿角市十和田毛馬内の川原自治会(田村定靖会長)が保存伝承する民俗芸能で、市無形民俗文化財「川原大神楽」が13日、毛馬内地区を巡行、にぎやかなはやしの音色に合わせて舞い、住民の健康や地域の繁栄を祈った。
 小雨の降る中、午前9時すぎ、浴衣などを着た男女15人が川原町内会館を出発。各家や事業所の前で門付けし、かねや太鼓、小太鼓、笛の音色に合わせ、舞手2人のうち1人が獅子頭をかぶり、左手に鈴、右手に御幣を持ち勇壮な舞を披露。願掛けや厄よけとして、獅子頭で住民らの頭をかんで回った。
 息災を祈りながら、頭をかんでもらった女性(87)は「昔から見ており、本当にありがたい気持ちになる。元気で幸せに暮らしたい」と笑顔を見せた。田村会長は「後継者不足が課題だが、明るい地域になるよう守っていきたい」と話していた。
 大神楽は獅子踊りともいわれており、明暦3(1657)年に南部家重臣の桜庭光秀が毛馬内の館主になり、地元の鎮守、月山神社に奉納したのが始まり。毎年12、13日に行われている、同神社例大祭の関連行事の一つ。

 

自宅前でクマに襲われる 雪沢の70代男性が軽傷 人身被害、大館で今年初

2018-07-14
クマによる人身被害が発生したことを受け、集落内に啓発看板を設置する大館市職員(大館市雪沢)
 13日午前4時50分ごろ、大館市雪沢字茂内屋布の民家敷地内で、この家に住む無職男性(76)が散歩に出掛けようと自宅を出たところをクマに襲われ、左頰や左耳に裂傷などを負った。軽傷で命に別条はない。
 大館署によると、男性が自宅を出たところ、自宅脇のやぶから姿を現した体長約㌢のクマと遭遇。クマに爪で引っかかれ、自宅に逃げ込んだ。
妻を通じて同署大館駅前交番に通報。付近住民に市内の病院まで送り届けてもらった。左頰や左耳に裂傷を負ったほか、右肩や首に擦り傷を負った。
 クマは民家東側のやぶに去った。地元猟友会が出動したものの、発見には至らなかった。
 現場は西側を山に囲まれた集落の一角。雪沢簡易郵便局の西約150㍍、旧雪沢小(東光鉄工UAV事業部)の北東約900㍍。
 同日昼前に市農林課が現場周辺3カ所に啓発看板を設置したほか、警察などが付近を巡回して警戒した。
 クマによる人身被害は今年市内で初めて。北鹿地方では2件目、県内では5件目。

 

鷹巣技術専門校 ホワイトヘッドの木製飛行機を復元 空港20周年イベントで公開

2018-07-13
木製飛行機の復元に取り組む訓練生(鷹巣技術専門校)
 北秋田市綴子の県立鷹巣技術専門校(永澤亮校長)は大館能代空港の開港20周年に合わせて、ライト兄弟より前に世界初の有人動力飛行に成功したといわれているグスターヴ・ホワイトヘッドの木製飛行機の復元に取り組んでいる。復元した機体は22日に同空港で開かれる開港20周年記念イベントで公開する。
 ホワイトヘッドはドイツ生まれの航空技師。1901年、アメリカのコネティカット州で単葉機「No.21」を高度15㍍で800㍍ほど飛行させたとされる。飛行中の写真など正式な記録は残っていないが、03年のライト兄弟による初飛行より早い世界初の有人動力飛行とする説がある。
 同校は地元の技術専門校としてものづくりで地域に貢献しようと、空港20周年に合わせた作品の製作展示を昨年から計画。日本で知名度が低いホワイトヘッドの製作した飛行機の復元に挑戦することを決めた。
 機体の復元には住宅建築科と建築工芸科の1、2年生計7人と職員が参加。4月末から設計を開始し、5月中旬から本格的に製作に取り掛かった。
 アメリカで作られたレプリカの写真や記録などを参考にしながら、構造を忠実に再現。細部に関してはレプリカを展示している同州の航空博物館に問い合わせて確認した。
 会場までトラックで運べるよう実物の9割程度の大きさになるよう設計した。全長8・5㍍、幅9・2㍍、マストまでの高さは2・7㍍。胴体は秋田杉をメインに、補強のため合板材も使用。翼は竹を骨組みに使い、住宅用の防水シートを貼る。飾り用のプロペラは秋田杉の板を7枚重ねて削り、手作業で滑らかに仕上げている。
 機体はほぼ完成しており、現在は翼にシートを貼るための調整などを行っている。製作作業に参加している1年生の日景恵美梨さん(16)は「自分で思っていた以上に大きな機体で驚いた。見た人に感動を与えられるような作品にしたい」と話していた。
 復元機は22日、記念イベントが行われる大館能代空港の野外広場で公開される。時間は午前10時から午後3時。機体への搭乗も可能で、記念撮影を楽しむことができる。

 

里の木で県内最大級 鹿角市花輪 金澤家の大グリ 東北巨木調査研究会が視察

2018-07-13
幹周り4・3㍍の「金澤家の大グリ」(花輪鶴田)
 幹周りが約4・3㍍と、里にあるクリの木では県内最大級といわれる巨木が鹿角市花輪鶴田にある。巨木愛好家らでつくる東北巨木調査研究会の会員らが12日、現地を視察し、あらためてその大きさや生育状態を確認した。
 同研究会は東北にある巨木の調査・研究を通して、地域への助言・提言などを行い、巨木を取り巻く環境の保護や向上に取り組んでいる。
クリの巨木があるのは鶴田の金澤一男さん(69)方の庭。一部に枝枯れが発生するなどしたため、金澤さんから相談を受けた同研究会秋田支部長で民俗学フィールドワーカーの五十嵐洋さん(54)=大館市=と樹木医の熊谷良政さん(75)=鹿角市花輪=が視察に訪れた。
 この巨木は同研究会が2016年に測定し、環境省の巨樹・巨木林データベースに「金澤家の大グリ」として登録。それによると、地上高1・3㍍の幹周りが4㍍35㌢、樹高18㍍、樹齢は不明。県内では奥山にある木も含めて5番目、里では2番目の太さだが、里で1位だった能代市の「太夫栗」(幹周り5㍍52㌢)は「腐敗して原形をとどめていない」(五十嵐さん)といい、「金澤家の大グリ」が実質的に里で県内最大とされる。これに次ぐ木は大館市比内町扇田のいとく裏にあるという。県内一は仙北市の「白岩岳のクリ」(8㍍13㌢)。
 「金澤家の大グリ」について金澤さんは「私が生まれた頃はすでに大木だった。以前、花輪の旅館前にあった樹齢200年というクリの木を見たことがあるが、それより大きい」と樹齢の長さを示唆する。
 クリの実は「(日本一粒が大きいとされる仙北市西木の)西明寺栗に勝るとも劣らない大きさで、甘みもある」という。主幹の充実ぶりに目を付けた県外の業者に伐採して売ってくれと言われたこともあるが、「先祖代々の引き継ぎ物だから、そう簡単には売れないと断った」と金澤さん。
金澤さん方を訪れた五十嵐さんと熊谷さんは木の大きさを測った後、剪定(せんてい)の方法や時期などに関する相談を受け、樹勢を改善するためのアドバイスを送った。
 この巨木は市道から50㍍ほどしか離れていないが、その存在は市内ではほとんど知られていない。五十嵐さんは「付近の市道が急カーブになっていて、家の屋根も高いので気付きにくいのでは」とし、「普通の民家にこれだけの巨木があるのは珍しく、地域住民にも意識してもらいたい。保育園児に見学に来てもらったり、大グリの子を増やして喫茶店等のメニューにして出すなどすれば付加価値になるのでは」と地域資源としての魅力や価値を話した。

 
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