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官民一体13団体で設立 大会・合宿誘致や観光連携 スポーツコミッション大館

2021-03-07
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事業計画を決めた設立総会(プラザ杉の子)
 スポーツを通じた地域振興を目指す大館市の官民連携組織「スポーツコミッション(SC)大館」の設立総会が6日、プラザ杉の子で開かれた。市、スポーツ関係、商工、観光、報道機関など13団体で構成。大会や合宿の誘致、観光連携によるスポーツツーリズム推進、情報発信などに取り組む。会長に選出された名村伸一副市長は「スポーツ振興と地域経済の活性化で市民がいきいきと暮らせる街づくりに貢献したい」と述べた。
 SCはスポーツと地域の観光・産業を結び付け、交流人口の拡大と地域活性化を図り、市民の生きがいづくりの推進を目指す組織。委員は市、市体育協会、スポーツクラブ、市身体障害者協会連合会、商工団体、観光団体、報道機関の代表ら13人。市スポーツ振興課に事務局を置く。
 総会では2021年度の事業計画を決めた。事業方針は、▽スポーツイベント・大会、合宿の誘致▽観光連携によるスポーツツーリズムの推進▽ホームページやSNS(会員制交流サイト)を活用したスポーツ情報の発信▽障害者スポーツの普及と健康増進プログラムの情報提供▽アスリートの育成―の5点。
 具体的には、6~8月に花岡総合スポーツ公園多目的プールで「水中運動教室」を計画。未就学児から小学生を対象に、トップアスリートがボールを使う運動の楽しさを伝えるイベントを12月に開催予定。東京パラリンピックで市がタイチームのホストタウンになっているボッチャの交流会・体験会、社会人ラグビー・秋田ノーザンブレッツの選手が小中学校を訪問する「スポーツ夢授業」を本年度に続き開催する。
 五色湖周辺でアウトドア・アクティビティの創出、スポーツ団体・サークルの情報をSCのデータベースに登録し情報発信するほか、スポーツボランティア登録制度なども予定している。
 来賓の福原淳嗣市長は「感染症拡大で混迷している時だからこそ、スポーツが持つ本来の力を発揮し、大館の未来を切り開くきっかけになると確信している」とあいさつ。名村会長は「新型コロナが終息した際には大きく事業展開できるよう下地づくりをしていきたい」と述べた。
 会長以外の役員は次の通り。
 ▽副会長=青柳正隆(市体育協会)石山俊智(北鹿新聞社)▽監事=竹田信行(大館北秋商工会)岩澤恒憲(大館ケーブルテレビ)

高橋さんに特別功労賞 北秋田市スポーツ賞 27個人12団体を表彰

2021-03-07
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北秋田市スポーツ賞表彰式(市文化会館)
 北秋田市体育協会(成田昭夫会長)は6日、市文化会館で2020年度市スポーツ賞の表彰式を開催した。コロナ禍で行われた各競技の大会で好成績を収めるなど活躍した27個人12団体の延べ93人を表彰し、功績をたたえた。
 市の体育やスポーツ振興に貢献した個人や団体を顕彰し、スポーツ団体の組織強化や充実、発展を目的に毎年実施している。
 特別功労賞には、北鷹高陸上競技部の監督として全県高校総体女子駅伝競走大会で2年連続4回目の優勝を成し遂げた高橋敏治さん(市体育協会)が選ばれた。生涯スポーツ賞は、柴田正吉さん(市グラウンド・ゴルフ協会)と畠山幸雄さん(市ユニカール協会)が受賞した。
 成田会長は受賞者代表に表彰状を手渡し、主催者あいさつで「本年度は団体種目の活躍が目立った。皆さんが生涯スポーツに親しみ、健康で生きがいのある日々を送ることができるよう一翼を担いたい」と述べた。受賞者を代表して高橋敏治さんは「多くの人との出会いに感謝したい。スポーツの盛んな市の振興発展に今後も協力していくことを誓う」とあいさつした。

鹿角市議選きょう告示 現、新、元21人の混戦へ 7日間の選挙戦スタート

2021-03-07
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 任期満了に伴う鹿角市議選は7日、告示される。定数18に対し、現職、元職、新人合わせて21人が立候補する見通し。3人オーバーの激しい戦いが予想される。投開票は14日。各陣営は選挙事務所、選挙カーなど準備は万端で、13日まで7日間の舌戦に突入する。
 立候補の受け付けは午前8時半から午後5時まで、市役所第1~3会議室で行われる。届け出を終えた各陣営は選挙事務所での出陣式などに臨んだ後、遊説をスタートさせる。
 立候補予定者は現職(議席順)が▽戸田芳孝氏(69)=浜田=▽安保誠一郎氏(67)=高屋=▽成田哲男氏(65)=中野=▽舘花一仁氏(54)=谷内=▽児玉悦朗氏(65)=小枝指=▽中山一男氏(70)=川原町=▽金澤大輔氏(47)=下川原=▽栗山尚記氏(54)=新町=▽宮野和秀氏(71)=下ノ湯=▽浅石昌敏氏(63)=大里=▽倉岡誠氏(70)=瓜畑=▽兎澤祐一氏(66)=柴内太田谷地=▽田村富男氏(68)=瀬田石=▽黒澤一夫氏(70)=下モ平=の14人。
 元職は▽石川徹氏(56)=浜田。新人(五十音順)は▽浅石重美氏(73)=大里=▽笹本真司氏(35)=新田町=▽奈良努氏(65)=花軒田=▽丸岡孝文氏(64)=乳牛2区=▽湯瀬誠喜氏(59)=川原ノ湯=▽湯瀬弘充氏(33)=中田=の6人。
 4年前の前回は、定数18に対し現職17人、元職1人、新人4人の22人が出馬。トップ当選は1242票、最下位当選は665票。ボーダーライン前後では100票以内に5人がひしめく混戦となり、現職、新人各2人が涙をのんだ。新人が3回連続でトップ当選を果たしており、今回も新人の得票が勝敗を左右するポイントの一つとなりそうだ。
 1日現在の有権者数は2万6095人で、前回に比べて1766人の減。

中期財政計画 25年度まで市債残高増 大館市3月議会総務財政委 抑制へ繰り上げ償還

2021-03-06
中期財政計画が示された総務財政委(大館市役所)
 大館市の3月定例議会は5日、前日に続いて3常任委員会が議案審査や現地調査を行った。総務財政委(武田晋委員長)では中期財政計画(2021~25年度)が示され、借金にあたる市債の残高は25年度まで増加する見込みだが、繰り上げ償還で抑制を図る予定。国・県補助の見極めなどで財源を確保し、人件費や事業の見直しで歳出の適正化に努めるとした。
 財政計画は毎年度、情勢の変化などを踏まえて見直している。歳入実績や税制改正の動向などを勘案し、経費や事業費を反映させて試算した。
 21年度当初予算案は341億円、22年度349億円、23年度351億円、24年度344億円、25年度349億円と推計。
 市税収入は個人市民税が横ばい、新型コロナウイルスの影響を受けた法人市民税は景気回復による増加傾向を見込んでいる。固定資産税は24年度に評価替え(3年ごと)を行うため減収と試算。譲与税・交付金は19年度に創設された森林環境譲与税の段階的な増加、地方交付税は22年度に経済回復に伴う減、23年度以降も人口減などの影響で減少するとみている。
 歳出は、人件費について会計年度任用職員制度の開始で21年度に期末手当などが増えたものの、その後は減少傾向で推移する見込み。扶助費は少子高齢化などへの対応、公債費も大規模事業の償還が始まることで増え、義務的経費全体は増加傾向。投資的経費は22年度に新庁舎建設事業が落ち着くものの、23年度に大館駅周辺整備、25年度に斎場建設の大規模事業を見込んだ。
 市債は、21年度29億円に対して22年度31億円。各年度の元金償還額を踏まえた市債残高は21年度315億円、22年度310億円、23年度313億円、24年度315億円、25年度316億円と試算した。繰り上げ償還は21、22年度に行う予定。
 取り崩し可能な基金の残高見込みは21年度51億円、22年度41億円、23年度35億円、24年度28億円、25年度21億円とした。
 厚生委(田中耕太郎委員長)は扇田病院、教育産業委(阿部文男委員長)は石田ローズガーデンと桜櫓館で現地調査を行った。

あす告示、混戦模様 鹿角市議選 定数18に21人予定

2021-03-06
投票を呼び掛ける啓発看板
 任期満了に伴う鹿角市議選は7日、告示される。定数18に対し、立候補を予定しているのは現職14人、元職1人、新人6人の計21人。3人オーバーの混戦が予想される中、各陣営が前哨戦でしのぎを削っている。
 立候補予定者は地区別に花輪9人、十和田7人、八幡平3人、尾去沢2人。
 現職は在職6期の黒澤一夫氏(70)、田村富男氏(68)、同5期の宮野和秀氏(71)、同4期の浅石昌敏氏(63)、倉岡誠氏(70)、同3期の兎澤祐一氏(66)、同2期の安保誠一郎氏(67)、栗山尚記氏(54)、児玉悦朗氏(65)、舘花一仁氏(54)、中山一男氏(70)、成田哲男氏(65)、同1期の金澤大輔氏(47)、戸田芳孝氏(69)が再選を目指す。
 新人は浅石重美氏(73)、笹本真司氏(35)、奈良努氏(65)、丸岡孝文氏(64)、湯瀬誠喜氏(59)、湯瀬弘充氏(33)が初当選を、元職は石川徹氏(56)が返り咲きをそれぞれ狙う。
 同市は人口減少や少子高齢化、医療体制の充実、商店街の活性化への対応など諸課題に直面。コロナ禍にあっても、市民が安全で安心して暮らせる活力あるまちづくりが求められている。市政に民意を届ける議員選に関心が高まりつつある中、各陣営は前哨戦を経て7日間の本番に臨む。
 立候補の受け付けは7日午前8時半から午後5時まで、市役所第1~3会議室で行われる。1日現在の有権者数は2万6095人。
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鹿角市 道の駅2施設と協定締結 災害時に支援協力 観光客らの一時避難所に

2021-01-14
災害協定の締結式=左から岩船社長、児玉市長、村上社長(鹿角市役所)
  鹿角市と、市内にある道の駅2施設の指定管理者であるかづの観光物産公社(岩船勝広社長)、ノリット・ジャポン(村上久典社長)が13日、災害時における支援協力に関する協定を締結した。有事には両施設が一時避難所となり、帰宅困難となった観光客らの支援に対応する。市の災害協定は今回を含めて34件で、観光客を支援対象としたのは今回が初めて。
 協定締結により、大規模災害の発生時、市からの要請を受けた道の駅2施設が一時避難所として開設する。両施設に避難した観光客やビジネス客らに対し、トイレや飲料水、食料、生活物資、災害情報、帰宅可能な交通手段の情報などの提供が可能となる。
 市役所で締結式が行われ、児玉一市長、岩船、村上両社長が協定書を取り交わした。
 児玉市長は「市民の安全安心なまちづくりはもとより、観光産業の推進を掲げる本市としての災害対応力の強化が図られた」と感謝。
 岩船社長は「協定の意味、意義を社内で徹底し、有事の際、迅速、確実に動けるようにしていきたい」、村上社長は「現場のメンバーと経営陣を含めて、有事の対策を柔軟にできる体制をつくっていきたい」との考えを示した。
 道の駅おおゆの指定管理者は4月1日から「恋する鹿角カンパニー」(村上久典社長)となるため、再度、協定を締結する予定。



保育施設での対応を統一 新型コロナ予防マニュアル 大館市 市内全施設に配布

2021-01-13
新型コロナウイルスの感染防止対策や対応を明記したマニュアル
 大館市は、保育施設での新型コロナウイルスの感染防止対策と対応を統一するため、「就学前教育・保育施設感染症予防マニュアル」を策定した。公立、私立を含めた各園が対応を模索する中で、指針になればと昨年11月にまとめ、市内の全32施設に配布した。市子ども課は「安心できる保育・教育の提供、感染拡大防止につなげたい」としている。
 市内には公立の保育園、へき地保育所16カ所のほか、私立の認定こども園、企業主導型施設、託児所など計32の保育施設がある。これまで感染症対応については、公立施設向けに作成した対策マニュアルを活用し、私立施設にも参考にしてもらっていた。
 新型コロナについては、感染状況が変化する中で各施設が工夫して対策を取ってきたものの、現場からは対応に悩む声や「統一した指針があれば」という意見が寄せられていた。このため対策、対応を明確化しようと、予防マニュアル策定に着手。9月中旬に私立11施設で構成する代表者会議で協議したほか、個々の施設にも意見を聞くなどしてとりまとめた。
 マニュアルには基本的な対策を記した。子どもと職員については▽発熱・風邪症状がある場合の登園・出勤自粛▽登園・出勤前の検温徹底と記録▽定期的な健康観察―などを求める。飛沫(ひまつ)・接触感染を防ぐため、「こまめな手洗い」「せきエチケット」「施設内等の消毒徹底」も促す。
 リスク低減に向け「3密回避」が重要とし、「遊具の配置を検討する」「遊びは人数や時間差の工夫をする」「昼寝時の間隔を空ける」「食事での対面を避ける」など予防策の具体例も示した。
 保護者については送迎時の滞在時間を少なくし、混雑する時間帯を避けるように依頼することとした。行事では参加人数を抑え、時間短縮も検討するよう周知。立ち入り業者等にも検温、体調確認を依頼するよう求めた。
 子どもが体調不良になった際や、関係者の感染が確認された場合、濃厚接触者となった場合の対応も細かく明記。ケースに応じて子どもの別室への隔離や、登園・出勤の停止・自粛要請、臨時休園の検討、消毒作業などを行うとした。
 市は今回のマニュアルを第1版としており、状況に応じて随時内容を見直していく方針。子ども課は「皆さんの意見を聞きながら、市全体で就学前施設での感染予防に取り組みたい。対応を明確にし、統一することで、感染拡大防止につなげたい」としている。



大館市 マイナンバーカード申請 専用窓口開設し体制強化 19~21日は大型店で

2021-01-13
カードを受け取る市民などが訪れている専用窓口(大館市役所)
 大館市は個人番号カード(マイナンバーカード)の専用窓口を開設した。これまでは市役所本庁舎の市民課窓口で対応していたが、近くの空きスペースに職員を配置し、カードの申請支援や受け取り、マイナポイントの申し込み支援などに応じている。カードの申請者が増加する中、19日から3日間、イオンスーパーセンター大館店に臨時窓口を開設し、申請を支援する。
 市のマイナンバーカード交付枚数は昨年12月末現在、1万4814枚。交付率は20・70%で、初めて2割を超えた。昨年9月に始まった政府の消費活性化策・マイナポイント事業や、3月に健康保険証としての利用が開始されることを受け、申請が増加。昨年4~12月のカード交付枚数は、一昨年同期と比べ4倍となっている。
 市民課は体制強化を図るため、昨年12月25日に専用窓口を開設。場所は本庁舎中庭に面した1階の1室で、以前は選挙管理委員会などが利用していた。これまで通り、市民課玄関から入り、中庭の出入り口を通って専用窓口へ向かう。今月職員1人を増員し、10人体制で対応している。
 担当は「今後、市民課の繁忙期に入ることから、密を避けるため専用窓口を開設した。業務を集約し効率的に行っていきたい」と話す。平日の昼休み時間や今月23、24日の休日窓口は市民課で対応する。
 買い物ついでに申請できる臨時窓口は、19日から21日まで、イオンスーパーセンター大館店フードコートに開設する。時間は午前9時半~11時半、午後1~4時。予約不要で、住所、氏名が確認できる運転免許証や健康保険証などがあれば、職員が使用写真を無料で撮影し、申請手続きを支援する。カードは約1カ月後に市役所で受け取るほか、郵送もできる。マイナポイントの申し込みも支援する。
 12月15~17日にいとく大館ショッピングセンターで初めて開いた臨時窓口は、361件(カード申請348件、マイナポイント申し込み13件)の利用があった。
 市民課は「家族で申請に訪れるなど反響が大きかった。カードを作っていない市民は、今月開く臨時窓口を利用してほしい」と呼び掛けている。



指定管理、再公募もゼロ クウィンスと森吉山荘 北秋田市 

2021-01-13
 北秋田市が指定管理者を再公募していた商工観光3施設のうち、宿泊施設「森吉山荘」(森吉)と温泉付き駅舎「クウィンス森吉」(小又)の2施設に応募がなかったことを市が12日、明らかにした。現在の指定管理期間満了(3月末)まで2カ月半に迫り、4月以降の指定管理者が決まらない事態。市は「何らかの形で運営を継続できるようにしたい」とし対応を検討している。
 コンベンションホール四季美館(阿仁前田)と森吉山阿仁スキー場(阿仁鍵ノ滝)を含む4施設はいずれも5年間の指定管理期間が3月末で満了する。市は昨年9~11月、市内の法人・団体を対象に次の指定管理者を公募。応募があった阿仁スキー場は決定した。残る3施設は応募がなく、対象を県北地区の法人・団体に拡大して12月から再公募していた。
 商工観光課によると、今月7日の期限までに、四季美館に市内の1社から応募があった。近く開催する選定委員会で指定管理者候補を選出する予定。関連議案を年度内に市議会に提案し、正式決定すれば予定通り4月1日から運営できるという。新たな指定管理期間は2026年3月末まで5年間。
 応募がなかった2施設について、佐藤義隆課長は「市の観光振興や地域住民に必要な施設。委託か市直営かを検討し、4月1日以降も何らかの形で運営できるようにしたい」と話した。
 指定管理者を再々公募する選択肢も残るが、4月に間に合わせるのは事務手続きなどの日程上難しいという。クウィンスは16年にも指定管理者の応募がゼロだった経緯があり、当時4月から指定管理者が決まるまでの半年間、市が直営した。
 3施設は市内観光の核となる森吉山の麓やアクセス道に立地。宿泊や観光案内、物販などのサービスを提供している。
 募集要項によると、四季美館の2019年度利用状況は10万1835人。クウィンスは4万5524人。森吉山荘は日帰り・宿泊合わせて7903人だった。



樹氷すくすく成長中 森吉山阿仁スキー場 観賞シーズン到来

2021-01-12
大きく成長中の樹氷が観賞できる樹氷平(森吉山阿仁スキー場)
 北秋田市の森吉山阿仁スキー場は、ゴンドラを活用した樹氷観賞シーズンを迎えた。標高約1200㍍の樹氷平ではアオモリトドマツの樹木が氷雪を身にまとい、すくすくと成長。11日は県内を中心に訪れた利用客が景観を楽しんだ。
 樹氷は、日本海から運ばれてくる水蒸気を含んだ風が木に当たった衝撃で凍り付き、繰り返されることで幾層にも重なって大きく成長する。森吉山には同スキー場のゴンドラ山頂駅舎から5分ほど歩くとアオモリトドマツが群生する「樹氷平」があり、本格的な冬山登山用装備を用意せずに観賞できるのが特徴。
 樹氷観賞期間中に案内を担当する森吉山樹氷案内協議会の「樹氷スタッフ」によると、今季は順調に大きくなっていたが、観賞期間の開始直前に強風が吹き続け、樹氷が一度落ちてしまったという。現在は再び成長し、高さ10㍍ほどある木の大半が白く覆われている。
 樹氷平は樹氷の間を通る1周約20分のコースが整備され、晴れた日は一面にずらりと並ぶ樹氷と青空が楽しめる。例年はツアー客や外国人観光客が訪れるが、今季は県内客を中心に少人数で訪れる人が多いという。夫婦で樹氷平を散策した大館市板沢の男性(60)は「樹氷を間近で見たのは初めて。案内もしてもらえてちょうどいいコースだった」と話していた。
 樹氷は今後の天候次第でどんどん大きくなるといい、見頃は1月末から2月末までの見込み。スタッフは「樹氷が見られる場所は世界的に見ても珍しい。楽しんでもらえたら」と話している。
 観賞期間は3月7日まで。期間中は樹氷スタッフがゴンドラ山頂駅舎に常駐して樹氷平を案内するほか、樹氷ができる仕組みを解説する。長靴やスノーシュー、ストックなどの無料貸し出しも駅舎で受け付けている。

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