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大館アメッコ市 規模縮小し開催目指す 実行委が初会合 内容やコロナ対策検討

2020-12-03
アメッコ市の開催について協議した実行委(北地区コミュニティセンター)
 大館アメッコ市実行委員会(小松彰委員長)は2日、来年2月13、14日に予定しているイベントに向けた初会合を大館市北地区コミュニティセンターで開いた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、県内でも主要な冬まつりが相次いで中止となる中、小松委員長は「現段階で中止にはせず、開催を目指して取り組みを進めたい」と述べ、規模を縮小して開催する方針を示した。
 冒頭で同市観光協会の山城久和会長が「地域の伝統行事。1年でも中断すれば大きな影響がある。コロナの第3波で感染が拡大している状況だが、開催を目指していきたい」とあいさつ。その後、開催に向けての対策案や出店者の募集などについて協議した。
 日程によると、来年もおおまちハチ公通りを主会場に2日間の日程で開催する。例年は、同市長倉の交差点から新町交差点までの約400㍍の範囲で行っていたが、本年度は感染対策として規模を縮小。例年より約4割減となる大町の秋田銀行大館支店から新町交差点までの245㍍で実施するとした。
 主な感染防止対策について事務局が説明。3密を避けるため会場の最大収容人数を5000人に限定するとした。来場者数を把握するため、秋田銀行大館支店、中町、仲見世、新町の4カ所に出入り口を絞り、検温などの対策を講じるほか、横道などはバリケードや通行止め看板を設置する。密集を避けるため例年実施しているステージイベントなどは行わず、人気のからみアメの提供サービスは実施しない。会場内には原則として飲食スペースは設けず、販売商品はテークアウトのみとした。出店業者は原則市内や近郊の業者に限定。シャトルバス運行は行わないとした。
 事務局によると、今年2月の出店は94ブース。県外業者の出店を制限する影響で、本年度は30~50ブース程度を見込んでいる。ステージイベントは実施しない方針だが、名物行事の「白ひげ大神巡行」については開催を予定している。
 出席した委員からは「シャトルバスがない場合、電車で来た人の輸送方法はどうするのか」「会場内で体調を崩した人への対応は」などの意見が出された。交通規制、臨時列車・バスの運行、コロナの感染が拡大した場合の開催判断についても確認した。
 第2回会合は今月下旬に開催予定。出店などに関する問い合わせは同協会(電話0186・42・4360)。
 

消防北分署、移転新築へ 現在地周辺に 団員の処遇改善も 大館市12月議会・総財委

2020-12-03
消防北分署の移転新築方針が示された総務財政委(大館市役所)
 大館市の12月定例議会は2日、4常任委員会の審査が始まった。総務財政委(武田晋委員長)では、老朽化が進む消防北分署を現在地周辺に移転新築すると報告を受けた。消防本部は来年3月までに基本構想をまとめ、土地取得や建設工事などを経て2025年度の供用開始を目指す。
 北分署は1971年、現在地の釈迦内字稲荷山下に開設。木造一部鉄骨2階建て454平方㍍、敷地501平方㍍。3分署の中で最も古く、老朽化が進んでいる。さらに交通量が多い国道7号沿いにあり、出動時の事故が懸念されるほか、訓練場所の確保が困難となっている。2009年にも移転を検討したが、実現しなかった。
 消防本部は現在地の4倍程度の敷地面積を望む。整備方針では、現分署にある消防車2台と救急車1台、広報車1台のほか、重機と重機搬送車を配備し、緊急消防援助隊や水害で使う資器材を収納するための防災倉庫を兼ね備えたい考え。
 基本構想案を来年3月議会に提示し、21年度に地質調査と土地取得、22年度に基本・実施設計、22、23年度に建設工事を行うスケジュールも示した。
 市消防団については、現行の40分団を21年度から15分団に再編することに関連し、報酬引き上げと団員定数削減の方針が提示された。
 報酬の現行年額は団長6万8000円、副団長4万8000円、分団長3万4500円、副分団長2万6500円、部長2万2000円、班長1万7000円、団員1万5000円。1996年から据え置きで県平均より約6000円少なく、担当者は「県平均に近づけるよう努力したい」と述べた。10月1日時点の団員数は987人となっており、定員1180人を約980人に改正する見通し。関連条例の改正案は3月議会に提出する。
 

鹿角の玄関 光で華やぐ 花通り商店街振興組合

2020-12-03
点灯が始まったイルミネーション(鹿角市花輪の中央通り)
 鹿角市のJR鹿角花輪駅前の中央通りで1日、イルミネーションの点灯が始まり、夜の商店街が幻想的な光に包まれている。
 花通り商店街振興組合(清水順義理事長)が冬期間、鹿角の玄関口ににぎわいを創出しようと毎年取り組んでいる。
 以前は駅前ロータリーを彩る約9㍍のツリーや、中央通りの駅前から国道282号までの約100㍍区間の街路樹等にイルミネーションを設置。この時期の風物詩として住民や観光客らに親しまれてきた。
 しかし、駅前広場整備事業に伴いツリーの設置場所がなくなったため、昨シーズンから中央通りのイルミネーションのみの実施となった。
 今シーズンは街路樹や街灯にLED(発光ダイオード)電球約1万個を取り付け、夜の街を華やかに演出している。地元で開催される国体やインカレに合わせて来年2月末まで毎日点灯する。時間は午後5時~午前0時。
 清水理事長は「コロナ禍の中、訪れる人たちが明るく元気になっていただければ」と多くの来訪を呼び掛けている。また、「ツリーを設置してほしいという声が強いので、今後も設置場所を検討していきたい」と語った。
 

カラス対策 電子防鳥機貸し出しへ 大館市12月議会・一般質問 旧正札駐車場跡「利用可能性を協議」

2020-12-02
一般質問が行われた本会議(大館市役所)
 大館市の12月定例議会は1日、前日に続いて本会議を開き、6議員が一般質問を行った。カラス対策について福原淳嗣市長は、警戒音を出す「電子防鳥機」を導入し、来年度から町内会を対象に貸し出す方針を示した。旧正札竹村関連のうち、立体駐車場跡地については「公的利用の可能性を関係機関と協議している」と明らかにした。
 佐々木公司議員(令和会)、阿部文男議員(同)、佐藤眞平議員(同)、栁館晃議員(同)、田村儀光議員(同)、笹島愛子議員(共産党)が登壇。
 カラス対策は追い払いに使うLED(発光ダイオード)照明やレーザーポインター、清掃用デッキブラシの貸し出しを行ってきた。本年度は新たに電子防鳥機を導入し、8月から2カ月にわたり市立総合病院前の国道7号交差点付近で試験を実施。市長は「一定の効果が認められた」とし、「来年度に向け、防鳥機を貸し出す準備を進めている」と述べた。
 「旧正札跡地の利用計画はどうなっているか」との質問に対し、本館棟跡地については「民間投資の整備促進へ関係者に取り組んでもらったが、新型コロナウイルスの影響を受け、全ての計画がいったん白紙となった。しかし可能性がなくなったわけではない。しばらく推移を見守りたい」と答弁。その上で立体駐車場跡地の協議に触れ、「動きがあり次第、議会や地域に報告しながら進めたい」との考えを示した。
 自動運転技術の活用に向けた取り組みについては、昨年12月の体験会を振り返りながら「国や県、全国道の駅連絡会など関係機関に、公道での実証実験を視野に入れた意見交換や支援をお願いしている」と説明。「市民の理解を深め、実際に社会で使われる段階の『社会実装』に向け取り組む」と決意を新たにした。
 新型コロナウイルス対策について「業種を問わず公平に支援を」と質問があり、市長は「影響を受けた全ての事業者が対象になるよう実施している。国の3次補正が予定されていることから、各業界のニーズ把握に努め、引き続き効果的な対策を実施したい」と述べた。
 小中学校に通信ネットワークとタブレット型端末1人1台を整備する国事業について、高橋善之教育長は「11月末までに終了し、今月1日から使用可能。教職員対象に利活用研修を行い、冬休み明けの3学期には授業などで活用する」と答え、教職員らの「ICT(情報通信技術)活用推進委員会」を新たに組織する方針を示した。
 

日沿道・蟹沢―大館能代空港 13日開通、作業ほぼ完了 報道向け現場公開 IC周辺の通行形態変化

2020-12-02
逆走防止のため塗装された路面などを説明する県職員(蟹沢IC)
 今月13日の開通が決まった日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の蟹沢インターチェンジ(IC、北秋田市)―大館能代空港IC間で1日、報道関係者向けの現場見学会が開かれた。両端のIC周辺は開通前と通行形態が変わることから、逆走防止のため道路に塗装が施され、通行者に注意喚起を促している。
 見学会は国交省能代河川国道事務所と県が実施。今回は鷹巣大館道路との接続区間(延長1・7㌔)と、蟹沢IC以東の鷹巣西道路(約3・6㌔)が開通する。担当者によると、供用開始に向けた作業は「ほぼ完了している」といい、立ち入り防止柵の設置などを残すだけとなった。
 大館能代空港ICはこれまで大館方向にだけ通行できていたが、今後は能代方向にもICを降りずに行けるようになり、通行形態が変化する。大館方向から走行してきた車両が空港ICで降りる際、これまでは直角に近い右カーブを経て出口へ向かっていたが、開通後は右折前に一時停止が必要となる。開通に伴い、空港ICから能代方向へ向かう車両と平面交差するため。
 平面交差する地点には一時停止の標識を設置するほか、路面に2色の着色を施した。一時停止の必要がない本線進入路は青色、一時停止が必要な本線退出路は途切れた赤色に塗られ、優先される車線と曲がる方向を示している。
 蟹沢ICも通行区分を示すポールを設置するほか、路面を着色して逆走防止を図っている。今回の開通区間5・3㌔は自動車専用道路となるため、歩行者や軽車両、125㏄以下の二輪車は通行できなくなる。このため旧県道を活用して整備した蟹沢IC周辺では、自動車専用道路に沿うように側道も設置された。
 今泉側から蟹沢ICに向かう車線には、以降の道路が自動車専用道路となることを示す標識を設置。側道の幅員は4㍍。車両の交差に支障がないよう3カ所の回避スペースを設けている。側道の設置により、自動車専用道路を通行できない歩行者や軽車両も、県道大館能代空港西線につながる蟹沢ICから市道や側道を利用することで空港方面へ向かうことができる。
 
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小林悦次氏が返り咲き 上小阿仁村長選 前議長との一騎打ち制す

2020-11-30
万歳三唱し返り咲きを喜ぶ小林悦次氏㊥(五反沢児童館)
 中田吉穂村長の死去に伴う上小阿仁村長選挙は29日、投開票が行われ、前職で農業の小林悦次氏(66)=五反沢=が886票を獲得、新人で会社員の小林信氏(59)=小沢田=を破り、村長の座に返り咲いた。投票率は前回(86・36%)を1・31ポイント下回る85・05%だった。
 小林悦次氏は「村長が不在で、副村長や監査委員もいない現在の緊急事態を、早急に正常化する。村長の経験を生かしすぐ対応できる」などと訴え、豊富な行政経験と中田氏の前に町長を1期務めた実績をアピール。少子高齢化対策や農林業に関する政策に加え、新型コロナウイルスへの対応なども公約に掲げた選挙戦を展開した。加えて、中田氏が地盤とした大票田の沖田面地区に選挙事務所を置いたことも奏功し、支持を拡大。勝利をつかみ取った。
 一方、小林信氏は議会議員や議長を務めた実績を強調しながら「村にとって危機的状況の中、混迷を起こした人に村政を任せていいものか。立て直すには、住民と行政、議会が1つになることが大切。前進させたい」と訴えた。政策面では高齢者の生活支援や働く場の創設、若者定住の環境づくりなどを掲げ、地盤とする小沢田など村北部の集落に加えて中田氏が地盤とした沖田面地区でも積極的な運動を展開したが、135票届かなかった。
 

「ニンギョ様」で疫病退散 大館市松峰で「まつり」 住民が担ぎ練り歩く

2020-11-30
人形を担いで町内を練り歩く住民ら(大館市松峰)
 大館市松峰地区で29日、伝統行事の「ニンギョ様まつり」が行われた。地域住民が武将を模した人形を担いで町内を巡行し、疫病退散などを願った。
 悪霊や疫病などが入ってこないように地区の入り口3カ所に人形が置かれていたことが発祥とされるまつりで、約450年の歴史があるとされる。現在は松峰神社氏子会(畠山米藏総代)が伝承している。多くの住民に参加してもらおうと、11月の最終日曜日に実施している。
 人形は高さ約2㍍、重さ約40㌔。28、29の2日間、住民らが松峰児童館で「武将の力を借りて疫病をはらう」という意味を込め、「武蔵坊弁慶」「源義経」「那須与一」の3体をワラなどで作った。
 神事の後、午後4時に同児童館を出発し、ほら貝や太鼓の音とともに人形を背負った氏子らが約2時間、町内を練り歩いた。付近住民がろうそくやお神酒を供えて無病息災、特に新型コロナウイルスの一日も早い終息を願った。
 

スキー用品を安価に 鹿角市でバザー 親子連れでにぎわう

2020-11-30
大勢の家族連れが訪れた再利用バザー(鹿角市記念スポーツセンター)
 家庭で眠っているスキー用品を集めた「ウインタースポーツ用品 再利用バザー」が29日、鹿角市記念スポーツセンターで開かれた。市内外から大勢の家族連れが訪れ、子どもがこれから使用する道具を買い求めた。
 「スキーのまち鹿角」の推進役となっている鹿角スキースポーツ少年団が年前から主催している。近年のスキー離れの一因である「用具さえあれば」という声に応えようと、家庭に無料での提供を呼び掛け、毎年この時期に行っている。
 出品はスキー板、ストック、ブーツ、ウエア、手袋、ヘルメットなど約900点。昨年の約700点から200点ほど増えた。価格の主流はスキー板が2000~3000円、ブーツとストックが各200~300円。4000円あれば、一式をそろえることが可能。子育て家庭の家計にやさしい価格設定となっている。
 開場の午前9時半には、約200人が並び、会場のドアが開けられると、お目当ての用品コーナーに進み、家族と品定めをして、買い求めていた。午前6時すぎに会場に到着したという市内の代男性は「小学4年の娘のクロスカントリースキーを買いたいと思って来た。(このようなイベントは)助かりますね」と話した。
 主催団体代表の海沼知行さん(62)は、「まずスキーに親しんでほしい。そのうえで、スポーツ少年団に入ってくれれば、と思っている」と話している。コロナ対策として、検温、手指の消毒、氏名・連絡先の記入を行い、スタッフはマスクにフェースシールドを着用した。
 

来年の登録、高まる期待 縄文遺跡群 世界遺産シンポジウム Zoom使用 北鹿3カ所で開催

2020-11-29
世界遺産登録へ期待を込めたシンポジウム(大湯ストーンサークル館)
 秋田縄文遺跡世界遺産推進シンポジウムが28日、ウェブ会議システム「Zoom」を活用して行われた。東京大学名誉教授の西村幸夫さんが基調講演し、遺跡群の特徴などを説明。北鹿地域3カ所をつないで開かれ、来年夏にも予定されているユネスコ世界遺産委員会の審査結果に期待を込めた。
 シンポジウムは鹿角市の大湯ストーンサークル館、北秋田市のコムコム、大館市の中央公民館をつないで開かれ、大湯ストーンサークル館には地元市議、歴史愛好家など約40人が参加した。
 主催した北東北歴史懇話会の藤盛紀明会長は「いよいよ世界遺産登録が近づいてきた。登録へ向けた最後の一押しとなるシンポジウムだ」とあいさつ。鹿角市の児玉一市長、北秋田市の津谷永光市長がビデオメッセージを寄せた。
 講師の西村さんは、日本イコモス国内委員会委員長。「北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録について」と題して講演した。今後の日程について、来年5月ごろに諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)の勧告があり、6月ごろには登録の可否を審査するユネスコ世界遺産委員会が開かれるとの見通しを示した。
 コロナ禍における取り組みとして、西村さんは「海外や遠くからの観光客は見込めない。コロナ後に備え、地元の人たちが遺跡の価値をきっちりと理解し、発信できるようにしてはどうか」とアドバイスした。
 県教委の新海和広さんが遺跡群の価値を説明し、「1万年以上継続した採集、漁労、狩猟による定住は、その過程と精神文化の発達を表し、農耕以前における人類の生活の在り方を示す普遍的な価値を持つ」と指摘した。北秋田市教委の榎本剛治さん、鹿角市教委の赤坂朋美さんもそれぞれ遺跡を説明した。
 

米新品種「サキホコレ」 先行提供を開始 県のキャンペーン 北鹿の宿泊施設でも

2020-11-29
「サキホコレ」と「あきたこまち」を食べ比べる客(ふるさわおんせん光葉館)
 2022年秋の市場デビューを目指す秋田米新品種「サキホコレ」の先行提供キャンペーンが28日、始まった。名称周知とPRのために県が実施するもので、県内外の宿泊施設等25カ所で宿泊客や一般客に試食してもらう。北鹿地方の一部施設でも料理と共に提供され、早速「あきたこまち」との食べ比べを楽しむ客の姿が見られた。
 県が新たなブランド米として開発した「サキホコレ」は、本県産米の主力「あきたこまち」より成熟期が遅い晩生種で、いもち病に強く、高温による品質低下も少ない。▽白さとツヤが際立つ外観▽粒感のあるふっくらとした食感▽上品な香り、深い甘み―が特徴。
 名称は県が4~5月に公募し、国内外から25万893件の応募が寄せられた。専門家らの選考で絞り込まれた最終候補6案から、佐竹敬久知事が「サキホコレ」を選定し、17日に発表。「秋田の地力から生まれた小さな一株が誇らしげに咲き広がって、日本の食卓を幸せにしてほしい」との願いが込められている。
 PRのため県は28日から、県内の宿泊施設22カ所、東京都内の飲食店など3カ所でご飯を試食してもらう先行提供キャンペーンを開始。期間は12月28日まで。北鹿地方では大館市、鹿角市、北秋田市の5施設で味わうことができる。
 このうち、大館市新綱の温泉旅館「ふるさわおんせん光葉館」(小林薫社長)は県から打診を受け、一般客用の日替わりランチ、宿泊客用の朝食で「サキホコレ」と「あきたこまち」を1杯ずつ提供することにした。
 初日は4人が日替わりランチを予約。ご飯を食べ比べ、違いを楽しむようにじっくり味わう姿があった。同市長木川南の男性(66)は「どんな味か興味があった。一粒一粒がはっきりしていて、口に入れると甘みを感じておいしい。食べやすかった」と話した。
 常連客らの関心も高い様子で、小林社長は「販売前にこまちと食べ比べできる機会なので、ぜひ味わってほしい」と語った。
 「サキホコレ」と「あきたこまち」を各1杯提供する日替わりランチは、肉料理か魚料理、秋野菜、みそ汁、小鉢数種類がついて税込み880円。前日夕方までに予約が必要。12月13日までの期間限定。問い合わせは同施設(電話0186・48・4295)。
 このほか県は28日から、県内のスーパーや米穀店、首都圏と中京・関西圏の米穀店など77カ所でサンプル米を配布するキャンペーンも始めた。北鹿地方でもイオンスーパーセンター大館店など3カ所で行う。
 各キャンペーンの対象施設・店舗、日程などは秋田米ウェブサイト「ごはんのふるさと秋田へ」に掲載されている。
 
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大館市 ふるさと納税事業者会が発足 返礼品、PR充実へ連携 セット商品開発など期待

2020-10-10
事業者会の設立総会(プラザ杉の子)
 大館市のふるさと納税の寄付額拡大に向けて、返礼品を取り扱う68事業者が横の連携を深めようと、「ふるさと納税事業者会」が発足した。2019年度寄付実績約7億9000万円から、今後10億円、15億円へ引き上げることを目指し、事業者の提案による商品開発やPR方法など新たな取り組みの創出を狙う。8日にプラザ杉の子で設立総会を開き、会長に白川懸士さん(あきた六次会)を選出した。
 これまで返礼品登録事業者による組織がなく、事業者の意見を取り入れてふるさと納税制度の拡大・強化を目指そうと会を設立。総会では会則を決め、役員を選任した。年数回、勉強会やセミナーを開きながら、情報交換や事業者側から提案してもらう。
 白川会長は19年度の寄付額が東北1位となった山形県寒河江市の約44億円を取り上げ、「決して到達できない数字ではない。大館には全国に誇る食材や工芸品があり、インターネットで検索してもらったり、選んだお客さまに満足感を与えリピーターに変えたりする努力が必要。知恵を出し合っていこう」と呼び掛けた。
 総会後は、これまでの市、大館商工会議所による「大館市ふるさと納税推進会議」から移行した「同推進協議会」を開催。事業者会の役員が新たに加わって三者で活動し、事業者からの意見や提案を実現化していく。会長には山城久和・大館商議所副会頭が就いた。
 ふるさと納税は出身地や応援したい市町村などに寄付すると、2000円を超える部分が所得税や住民税から控除される。大館の19年度実績は4万3795件、金額は7億9157万9110円で過去最多を更新した。市企画調整課によると、事業者会の設立で、複数事業者によるセット商品や地域の複数箇所を巡る体験商品の開発、PR方法の充実が期待されるという。
 会長以外の各組織の役員は次の通り。
 ◇ふるさと納税事業者会 ▽副会長=石川崇(割烹きらく・プラザ杉の子)花田可(JAあきた北ライフサービス)石川博司(北秋倶楽部)高橋清仁(黎明舎種鶏場)
 ◇ふるさと納税推進会議 ▽副会長=木村勝広(大館商議所)虻川正裕(大館市)白川懸士(ふるさと納税事業者会)
 

道の駅あんとらあ 直売所など新装オープン 鹿角 来春の完成へ整備進む

2020-10-10
リニューアルオープンしたきりたんぽ館(道の駅あんとら)
 鹿角市が進めている鹿角観光ふるさと館(道の駅かづの)あんとらあ大規模改修工事は9日、売店と産地直売所、きりたんぽ館、軽食コーナーのそば屋が相次いでリニューアルオープンした。4月のトイレ・休憩室、7月のレストランに次ぐ、リニューアル第3弾。来春の完成へ向け整備が進んでいる。
 あんとらは、建設から30年以上が経過し老朽化が進んでいることから、市は2019、20年度の2カ年で改修を進めている。
 主に、▽旧手作り体験館の位置に団体食堂▽旧事務室・会議室・添乗員室にレストラン▽旧トイレ・倉庫の場所に体験コーナーを備えたきりたんぽ館・軽食コーナー▽旧レストランの位置にマルシェ(産地直売所)―などをそれぞれ配置する。総事業費は11億2000万円の見込み。工期は来年3月17日。
 完成次第、順次供用を始めており、4月にトイレ・休憩室・情報コーナー棟が完成。7月にはレストランと団体食堂が同時にリニューアルオープンした。レストランは151平方㍍で、以前に比べて1・5倍の広さだが、客席数は8減の62席とし、1人当たりのスペースを広く取った。
 直売所、きりたんぽ館、軽食コーナーのそば屋は第3弾。工事中のため売店は旧レストランの場所で仮オープンしている。きりたんぽ館は体験コーナーを備え、個人でも利用できるようにした。きりたんぽ鍋、みそ付けたんぽ、鶏肉で作った山子たんぽを提供。そば屋ではそば、うどんのほか人気のかづの牛コロッケ、北限の桃ソフトクリームなどを販売している。
 さらに整備が進めば、売店は以前の場所に移り、広いスペースでリニューアルオープン。その跡には、直売所を拡張する。
 

「応援チケット」は11月から 北秋田市9月議会 全議案可決し閉会

2020-10-09
全議案を可決、閉会した北秋田市の9月定例議会本会議(市役所)
 北秋田市の9月定例議会は8日、本会議を再開し、本年度の一般会計補正予算や市景観条例の制定など議案11件を原案の通り可決、一般会計や病院事業会計など2019年度の決算23件を認定したほか、この日追加提案した人事案2件に同意、議員発議による「地方税財源の確保を求める意見書」なども可決し、閉会した。
 可決した議案のうち、初日に提出した一般会計補正予算は、歳入歳出ともに9億9939万4000円の追加。歳出では、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急経済対策として5億8867万5000円を計上した。
 市独自対策の第4弾となるもので、スーパープレミアム付応援チケット(50%上乗せ)事業を夏に続いて実施。販売額は1セット5000円で、7500円分を使用できる。期間は11月中旬から1月末までを予定。宿泊者半額応援事業も再度、実施する。
 また、先月15日の本会議で提出した一般会計補正予算は、歳入歳出にそれぞれ3922万1000円を追加し、補正額の全額を予防接種の委託料として計上した。補正後の総額は291億2162万4000円。65歳以上の高齢者および6カ月から18歳までの子ども、妊婦を対象に、インフルエンザの予防接種にかかる料金の全額を助成する。
 市景観条例の制定は、景観法の規定に基づく規制の範囲を伊勢堂岱遺跡周辺から市全域へ広げるもの。制定に伴って、市伊勢堂岱遺跡景観条例は廃止する。
 認定された19年度決算のうち、一般会計は歳入総額244億1995万円、歳出総額237億1816万円で差引残額7億179万円。本会議では一般会計と病院事業会計について反対討論が行われたが、採決の結果、全ての決算を賛成多数で認定した。
 綴子財産区管理委員の選任は、欠員者の後任として三沢晃氏(59)=綴子字大堤、人権擁護委員候補者の推薦は佐藤周子氏(62)=坊沢字屋敷=にそれぞれ同意した。「市在住の保育に欠ける児童に市内の保育所を使用させることについて」を専決処分したことも報告した。
 「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方財源の確保を求める意見書」案は、議会運営委員会の小笠原寿委員長が提出。黒澤芳彦議長名で、衆参両院議長や各大臣へ提出する。
 

町の将来、どう描く 小坂町総合計画 議会全員協 IT企業の誘致など要望 広域圏見据えた施策も

2020-10-09
 小坂町議会の全員協議会は8日役場で開き、町が策定中の第6次総合計画について意見を出し合った。人口減少が大きな課題だとして、広域圏を見据えた施策、IT企業の誘致、外国人労働者の確保へ向けた取り組みなど意見、要望が出た。
 総合計画は、まちづくりの指針となる重要な計画で、現行の第5次総合計画が本年度で終了するため、新計画の策定作業を進めている。計画期間は2030年までの10年間とする。構成案をまとめ、議会に提示している。
 議員からは、人口減少が進行する中、若年層が定着し、子育てしやすい町づくりをいかに進めるが大きな課題だとして、「この町で安心して、ゆっくりと暮らせるという風土を守らなければならない」との指摘があった。大館市、鹿角市など広域圏を見据えた施策が必要だとする一方、「広域圏の中に埋もれるのではなく、町の主張はしっかり出していってほしい」との要望も出された。
 産業振興に関する予算が不十分だとして、新たな産業創出へ向けた取り組みの強化も求めた。具体的には、新型コロナ対策としてテレワークなど働き方改革が進んでいることを踏まえ、IT企業の誘致を提案。高速道路が通り、高い技術の企業が立地し、「小坂町は不利ではない。地方でも仕事ができるIT関連企業を誘致して、若い人を呼び込んでほしい」と述べた。将来は労働力不足が予想されることから、外国人労働者を確保するための施策を考えてほしい、と促した。
 計画の記述の仕方に注文があった。2017年度の1人当たりの町民所得は302万円と書かれていることを取り上げ、所得の具体的な中身はどうなのか、「記載されている数字に実感が湧かない。数字を列挙するだけでなく、町民が分かりやすいものを示してほしい」との意見があった。
 総合計画の基本構想は、12月定例会に提案する予定。
 

JR大館駅と秋田犬の里 玄関口を花で彩る 県花卉小売組合青年部 モニュメント制作しPR

2020-10-09
 県内にある生花店の若手経営者で作る県花卉(かき)小売商業協同組合青年部(牧野真美部長)は8日、大館市のJR大館駅と観光交流施設・秋田犬の里でフラワーモニュメントの制作を行い、展示を始めた。ダリアやキクなど旬の花々が飾り付けられ、大館の玄関口を華やかに彩っている。
 8~11月に県内の空港、駅など6カ所に順にモニュメントを展示する企画。新型コロナウイルスの影響でイベントや結婚式、葬儀などの中止・縮小が相次いで花の消費が落ち込む中、地域住民にPRして需要喚起につなげる狙い。県の事業の一環で、農林水産省の助成金を活用した。
 この日は県内各地の生花店から部員12人が集まり、牧野部長のデザインを基に制作作業に取りかかった。本県産のダリアやキク、リンドウなど約1500本を使用し、午前11時から約4時間かけて2施設で完成させた。
 JR大館駅の改札脇には、高さ約2・2㍍、幅約2・5㍍のモニュメントを設置。色鮮やかな数種類のダリアを中心に使用し、華やかに仕上げた。秋田犬の里では幅約80㌢、奥行き約80㌢、高さ約110㌢の作品を制作。主に白色のキクを使い、かまくらを表現した。
 牧野部長は「旬の花々を使って写真映えするように意識して作った。たくさんの人に見てもらい、フォトスポットにもなればうれしい。明るい花を見て、生花店にも足を運んでもらえれば」と話した。
 展示は今月中旬までの予定。
 
JR大館駅には、部員たちが色鮮やかなダリアを中心に飾り付けた
白色のキクを中心に使用してかまくらを表現したモニュメント(秋田犬の里)
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