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2020年06月

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強風で飛び火、延焼 住宅など6百棟焼く 鷹巣町大火から70年 被害額、町予算の12倍

2020-06-01
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町中心部まで燃え広がり甚大な被害をもたらした70年前の大火(提供=北秋田市消防本部)
 1950(昭和25)年6月1日、旧鷹巣町の中心部に燃え広がった「鷹巣町大火」の発生から70年。北秋田市消防本部は節目に大火を振り返り、防火への誓いを新たにしている。出火当時から町の復興までの歴史や「大火」を経験した消防人や住民の記憶をたどり、現在につながる火災予防の教訓を考える。
  火災は6月1日午後9時40分ごろ、材木町北東側の物置小屋付近から出火。当時は連日続く晴天により空気が乾燥した状態で、北東から風速約15㍍の風が吹いていた。飛び火により木造の家屋に次々と炎が燃え移り、西方に広がる町の中心部へ延焼していった。
 当時の常備消防部がポンプ車2台で消火活動にあたったほか、近隣の村や大館、能代から応援が駆けつけた。貯水池の枯渇など水利が不足する中、家屋が密集し道幅の狭い地区での消火活動は困難を極め、翌日午前4時に鎮火した。
 火災による死者はなかったものの、241人が負傷した。住宅など約599棟を焼き、町の全世帯のうち半分に当たる705世帯3388人が被災。家が焼けた多くの住民は、近隣の親類を頼るか、旧鷹巣小の体育館などに開設された避難場所での生活を余儀なくされた。
 住宅のほか、郵便局や常備消防部、警察署、病院、地方事務所や国家地方警察派出所など当時の主要施設が焼失し、甚大な被害をもたらした。被害額は当時の町予算の12倍に当たる約12億円に上った。
 市消防本部によると、大火翌年の51年、鷹巣町消防団には水槽付きのポンプ車が配備。55、56年に行われた近隣6村との町村合併前後には各地区にポンプ車が整備され、迅速な初期消火に向けた体制がつくられた。町内各所には地下水をくみ上げる打ち込み式の消火栓を配置。市内では鷹巣地区に多くみられ、町なかの水利不足の解消を図ったとされている。
 長岐篤市消防長は、鷹巣町大火で消火活動にあたった消防人が残した教訓を「火災を発生させないため、一人一人が火種を作らない予防意識」と考える。当時と比べ初期消火への対応力が上がった現在も、強風や空気の乾燥から大規模火災へとつながる恐れはあり、「風水害と同様に異常気象への警戒を強めている。残された教訓を70年の節目に伝え、無火災を願いたい」と火災予防への思いを強くした。
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 市消防本部は「鷹巣町大火70年パネル展」をイオンタウン鷹巣(7日まで)とコムコム(28日まで)で開催中。火災後の写真や当時の記録資料を展示している。

交通空白 5年間で10集落解消 鹿角市の乗り合いタクシー あすから八幡平で通年運行

2020-06-01
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 鹿角市は2日から、八幡平地区で予約型乗り合いタクシーを通年運行する。花輪方面と結ぶ「長牛長内花輪線」「樫内夏井花輪線」の2路線で、運行は週2回。2015年に38集落あった公共交通空白地域は28集落に減少する。
 八幡平地区の路線バスは八幡平大環状線と志張線の2路線が運行されているが、最寄りのバス停までの距離が遠い住民が交通手段の確保を要望。19年度、市が事業主体となって実証運行を行った結果、樫内、林崎、荒町、桃枝集落の住民から運行継続を希望する意見が出ていた。
 長牛長内線は長牛、桃枝、白欠、長内、黒沢、樫内夏井線は樫内、林崎、小割沢、夏井、大久保、荒町、川部をそれぞれ通ってJR鹿角花輪駅と結ぶ。2路線とも八幡平市民センター、五の宮の湯、マルホン、いとく花輪店も乗降場所に設定。予約がなければ停車しない。
 火、金曜日の週2回、3往復を市内のタクシー会社に委託して運行する。利用希望者はタクシー会社に予約する。予約時間は、午前8時30分の便が前日午後5時まで、そのほかの便は利用の1時間前まで。予約があった場合だけ運行する。
 今回の通年運行で、15年度に38集落あった空白地域は28集落に減少する、と市は説明し「さらなる空白地域の解消へ向け、地域に最も適した交通手段の確保に努めたい」としている。

秋田内陸線の田んぼアート 見頃は6月下旬 コロナ影響も準備進む

2020-06-01
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小ケ田駅前の水田に描かれた「いせどうくん」などの田んぼアート
 秋田内陸線の沿線5カ所で名物「田んぼアート」の準備が進められている。北秋田市内では、伊勢堂岱遺跡(北秋田市)のマスコットキャラクター「いせどうくん」と市ふるさと大使「ハローキティ」が並ぶデザインをアート用稲で表現。6月下旬ごろに見頃を迎える。
 沿線の田んぼアートは2012年に始まり9年目。北秋田市役所や県北秋田地域振興局の職員、秋田内陸縦貫鉄道社員、住民ボランティアらが乗客を楽しませようと、車窓から見える水田を利用して続けている。
 今季は北秋田市内(小ケ田、平里、小渕)3カ所、仙北市内(上桧木内、東前郷)2カ所で実施する。デザインは小ケ田が「ハローキティといせどうくん」、平里が顔文字の「スマイル」、小渕が内陸線ロゴの一部「スマイルレール」など。
 同振興局によると、一部のデザインは職員の手製。稲苗の配置を決めるため、例年は田植え前に測量作業を業者に依頼しているが、今年は新型コロナウイルスの影響で見送った。田植え作業は例年より参加人数を縮小し、今月21日から順次行った。
 小ケ田駅前の水田には白や赤など6色のアート用稲苗と、背景部分のあきたこまちが植えられた。現在は稲はまだ緑色。今後成長とともに発色し、立体的にデザインが浮かび上がる予定。9月上旬まで観賞でき、秋田内陸活性化本部などは「内陸線の車窓から観賞を楽しんでほしい」と呼び掛けている。
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ドラゴンアイ開眼 八幡平山頂

2020-05-31
見頃を迎えた八幡平ドラゴンアイ(29日)
 秋田、岩手両県にまたがる八幡平(標高1613㍍)山頂の鏡沼で、雪解けの様子が竜の目のように見える「八幡平ドラゴンアイ」が見頃を迎えている。
 八幡平山頂付近には、アオモリトドマツの森の中に大小の湖沼群が点在する。このうち、鏡沼は雪解けが進むと、中央に雪を残してドーナツ状に水面が広がり、「竜の目」のように見える。2週間ほどの期間限定の現象で大自然が織りなす不思議な光景は観光スポットとして人気を集めている。海外に誇れる日本文化を表彰する「クールジャパンアワード2019」にも選定された。
 山頂レストハウスから雪の坂道を20分ほど歩くと目の前に現れる。6月1日に神事と山開き式が予定されていたが新型コロナウイルス感染防止のため、中止が決まっている。
 

北秋田市、上小阿仁村 推進連絡会あす発足 農家民宿の開業後押し

2020-05-31
 農家民宿などの開業希望者のネットワーク作りを目的とした「北秋田・上小阿仁まるごと体験推進連絡会」が1日に発足する。民宿、簡易宿泊所などが少ないエリアでの開業を促し、観光客、観光消費額の増加を目指す。行政や大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズムが運営をサポート。同法人では「宿泊施設の選択肢を増やすことでニーズに応えていきたい」としている。
 民宿、民泊等は、開業が盛んな大館市に18施設あるのに対し、北秋田市は2施設ほど、上小阿仁村はゼロと、極端な差がある。大館市では行政のサポートが充実しているが、北秋田市、上小阿仁村は開業、運営の情報が少ないのが現状。近年、開業希望者が増えているものの「開業の仕方が分からない」との声が多く、情報交換と行政の連携を深める場として、連絡会を設立する。北秋田市、上小阿仁村、同法人、大館市まるごと体験推進協議会の4者が予約システム調整、補助金、相談窓口の紹介などをバックアップし、自律的運営を促す。
 目的として、両市村に農家民宿、民泊、簡易宿泊所を増やし、観光客、観光消費額の増加を狙う。宿泊費は1~3万円程度に設定し、付加価値の高いものを提供。国内外に地域の魅力をアピールする。
 1日午前11時から北秋田市交流センターで設立会合を開く。連絡会の事務局は同市在住で、群馬県からの移住者の黒岩咲貴さんが担当する。組織発足後は、今月中に上小阿仁村で外国人体験宿泊支援、7月に仙北市での農泊研修ツアーなどを予定。そのほか、月1回の会合を開く。設立メンバーは10人程度。
 同法人では「ビジネスホテルや旅館しかない地域で、入り込み客数を増やすためには選択肢の多さが重要。観光だけではなく、移住体験も可能になる。行政の枠にとらわれず、観光、農政、移住の3つが立体的につながっていくと、地域の活性化につながるのでは」と期待している。 

遭難相次ぎ注意呼びかけ 啓発看板も設置 田代岳方面へ車次々

2020-05-31
啓発看板を設置する署員(大館市岩瀬字大川目元渡)
 今月中旬から下旬にかけて大館市の田代岳で山岳遭難が2件相次いだことを受け、大館署は30日、同市岩瀬の山瀬ダム南側の市道で、遭難・クマ被害防止を呼び掛ける啓発活動を行った。早朝から田代岳方面に向かう車が多く見られる中、ドライバーに対策を周知したほか、啓発看板を設置して注意を呼び掛けた。
 田代岳では20日、山菜採り目的で入山して行方不明となっていた同市の70歳代男性が死亡。27日にはタケノコ採り目的の大仙市の60歳代男性、秋田市の50歳代男性の2人が遭難し、無事発見された。例年に比べて速いペースで山岳遭難が起きており、山菜・タケノコ採りシーズンの本格化でさらなる発生が懸念される。
 この日は同署地域課の署員5人が参加。田代岳方面に向かう車を停止させ、ドライバーにチラシなどを手渡した。「遭難が相次いでいるので注意して」などと呼び掛けた。
 チラシやポケットティッシュなど啓発グッズ約70組を用意し、1時間弱で配り終えた。この間に50台以上の車が通過していった。
 28日にクマの写真を用いた看板を市道沿い2カ所に設置したのに加え、この日は「山岳遭難多発中」と書かれた看板も新たに置いた。
 同課の佐藤啓太課長は「天候も良く、入山者が多かった。例年よりも早いペースで遭難が発生しており、1件でも多く減らしたい。入山する際には、危険な場所には入らないよう心掛け、体調・体力に合わせた行動をお願いしたい」と話した。

 

売り上げ減の業者支援 大館市が追加策 県外学生へ食材提供

2020-05-30
会見する福原市長(大館市役所)
 大館市の福原淳嗣市長は29日の定例会見で、新型コロナウイルス対応の追加支援策として、売り上げが減少した事業者への独自助成や市内宿泊者への商品券提供、県外学生への食材提供を行うと発表した。関連予算案を6月定例市議会の最終日に追加提出する予定。
 事業者支援は、2月から5月の売り上げ減少率が20%以上50%未満の企業に給付金を出す。国の持続化給付金(中小企業200万円、個人事業主100万円)、休業要請協力金(県30万円、市20万円)のいずれにも該当しない事業者を対象とする。
 商品券は地域限定とし、県の助成を受けて市内宿泊施設を利用する人に配布して、観光消費の拡大を図る。利用者の居住地は市内外を問わない。
 食材提供は「学生応援ふるさと便」と名付け、市出身の県外学生(大学生や専門学校生など)に対し、コメなどを送る。送料込みで4000円程度を想定している。
 福原市長は「緊急事態宣言の解除を受け、経済活動をできるだけ早く再開させたい。県外学生への食材提供は、ふるさとの魅力を再発見する機会になればいい。具体的な支援内容は協議中」と述べた。
 このほか、家計急変で学業を続けることが困難な学生を対象に奨学生を追加募集する。貸与するのは月額で高校生など1万2000円、大学生など4万円、医学生6万円。受付期間は6月1~30日。問い合わせは学校教育課(☎0186・43・7112)

 

81%に振込が完了 北秋田市 特別定額給付金

2020-05-30
会見する津谷永光市長(北秋田市役所)
 北秋田市の津谷永光市長は29日に市役所で開いた定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症に係る特別定額給付金について、この日の作業分を含めて2万5494人分の振り込みが完了したことを明らかにした。対象となる市民3万1185人の81・7%。「ぜひ、市内で利用してほしい」などと呼び掛けた。
 市ではマイナンバーカードを利用したオンライン申請を今月1日から受け付け、郵送による申請は11日に書類を発送し、順次受け付けを開始してきた。
 会見で市長は「今月27日現在でのまとめで、申請状況は対象となる1万4015世帯のうち1万2233世帯から申請が提出された。申請率は87・3%」と説明。同日時点での支給状況は「対象となる3万1185人のうち2万1730人、69・7%に振り込みが完了した」としたほか、「29日は3764人への振り込みを予定しており、合計すると2万5494人、81・7%の市民への振り込みが完了する」などと述べた。
 その上で「受け付けの締め切りは8月11日。まだ、申請されていない世帯については今後、市からも連絡をするが、早めに手続きをしてほしい」と呼び掛け。「地域経済をもり立てるためにもぜひ、市内の飲食店や小売店等で利用してほしい」と話した。
 また、市独自の緊急経済対策である「事業継続支援金」「学生生活支援臨時給付金」「緊急子育てサポート給付金」の申請受け付けを開始したことも紹介。「今後の推移を見極めながら、必要に応じて第2弾、第3弾の経済対策を講じていきたい」との考えも示した。

 
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北限の桃 甘い果実は剪定から 鹿角で講習会 女性農業者ら技術磨く

2020-03-05
「かづの北限の桃」の剪定技術の向上を図った講習会(かづの果樹センター)
 鹿角市特産のモモ「かづの北限の桃」の剪定(せんてい)時期を迎えている鹿角市で4日、女性農業者らを対象とした栽培技術講習会が行われた。参加者がモモの品質や、収穫量に影響を与えるとされる剪定作業の重要性に理解を深めながら、技術を磨いた。
 鹿角地域のモモの栽培面積は約60ヘクタール、生産者は約150人。モモの生産拡大に向け、作業の中心となる女性農業者の技術向上を図ろうと、県鹿角地域振興局、JAかづのが共催。鹿角地域の女性果樹生産者の会「ももが~るず」の講習会と合わせて実施した。
 かづの果樹センターのほ場を会場に行われ、女性農業者ら10人ほどが参加。県の担当者が昨年のモモの生育状況や品質、病害虫の発生状況などについて説明した後、モモの生産歴30年以上の田中順子さんが剪定の実技指導を行った。
 田中さんは「木の一本一本が違うので、畑に入ったらまずは枝の勢いが良すぎるか、ちょうどいいのか、へたばっているのかを見ること。それによって枝切りに違いが出る」と、見極めがポイントとした。
 実際に田中さんは伸びすぎた枝や不要な枝を切り落としながら、「モモはリンゴと違って更新が早いので、勢いのある枝は更新に懸けるように」とアドバイスした。
 講師の作業を熱心に見ていた生産歴10年の田子重子さん(60)は「モモはとてもデリケートで、ポイントをしっかり覚えておかなければならない。剪定もとても重要で、しっかり学んでおいしいモモを作りたい」と話した。

消防再編、建設費など説明 北秋田市3月議会 各常任委が始まる

2020-03-05
議案審査する市民福祉常任委(北秋田市役所)
 北秋田市の3月定例議会は4日、本庁舎で各常任委員会を開き議案審査した。市民福祉常任委(佐藤文信委員長)は変更した消防本部再編計画について当局から説明を受けた。
 合川、森吉両分署を統合し新たな分署を建設する再編計画は当初、建設予定地を旧合川東小学校野球グラウンドとしていたが、約100㍍離れた高台の同校校舎跡に変更された。
 消防本部が統合分署建設費について補足説明した。前日の本会議一般質問で中嶋誠消防長は、建設予定地を校舎跡に変更した場合「分署建設と外構工事で建設費5億6000万円強」と答弁したが、この金額に敷地の造成費用も含まれるという。当初の計画では水害対策としてグラウンドに高さ1・5~2㍍の盛り土を予定し、別に費用が必要になるとしていたことから、高橋将樹・総務課長は「変更前と後で概算の建設費用は単純比較できない」と説明した。
 校舎に隣接する体育館については相撲スポーツ少年団が使用中のため解体せず、引き続き貸す方針。校舎内に保管している漆下遺跡などの出土品については建設前に別の空き校舎に移すことにしている。

自粛ムード広がる 小中高生中心に利用制限 一部店舗では臨時休業も 大館市

2020-03-04
小中学生の自習スペース利用禁止を周知する看板(大館市栗盛記念図書館)
 新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、大館市内の公共施設や民間店舗などで、利用、来店を制限する動きが出始めた。市内の小中学校の臨時休校期間(2~19日)に合わせて、体育館や図書館では一部で小中学生らの利用を禁止に。親子連れの多い大型店のゲームコーナーなどは臨時休業に入った。北鹿地方にも自粛ムードが広がっている。
 政府の要請を受け、大館市内の小中学校は2日から臨時休校に入った。これを受けて、市内の公共施設では各指定管理者や市教委が小中学生を中心に利用を制限することを決めた。
 市内にある栗盛記念、花矢、比内、田代の4図書館は3日から19日まで、小中学生の自習スペースの利用を禁止にし、高校生にも利用自粛を求めることにした。また利用者の来館回数を減らすため、31日まで本の貸出冊数を従来の10冊から無制限に、貸出期間を2週間から3週間に変更した。
 屋内体育施設も対応に乗り出した。ニプロハチ公ドーム、タクミアリーナ、各地区体育館などは小中高校生らを対象に、2日から19日まで個人、団体を問わず利用を中止に。タクミアリーナと田代体育館にあるトレーニングルームは、狭い空間で濃厚接触の可能性が想定されるため、当面の間は一般客も含めて使用禁止とした。タクミアリーナのジョギングコースも、仕事帰りの人々で混雑する午後7時以降は利用を制限する。
 市教委スポーツ振興課は「利用制限は早期に状況が改善すれば解除するが、延長することも考えられる。国の方針を見ながら、対応を決めていきたい」としている。
 自粛ムードは公共施設だけでなく、民間の店舗にも広がる。イオンスーパーセンター大館店内のアミューズメント施設・モーリーファンタジー大館店は、2日から15日までの期間で臨時休業に。土日祝日を中心に子どもや親子連れらでにぎわうが、現在はゲーム機などの照明も消されて静寂に包まれている。
 運営会社のイオンファンタジー(本社・千葉県)は感染拡大防止のため、全国の全435店舗を臨時休業とする措置を取った。担当者は「全店舗の一斉休業は初めて。政府の(休校)要請もあり、家族連れの来店が多いので決めた。来店客の安全を一番に考えて判断した」と理解を求めている。

 

八幡平樹氷ツアー スキーで頂上周辺へ 少雪でも積雪4メートル

2020-03-04
積雪で手が届きそうな道路標識をくぐって山頂を目指す一行(蒸ノ湯休憩所付近)=鹿角市山岳会提供
 鹿角市山岳会(阿部明広会長)は1日、スキーやスノーシュー(西洋かんじき)を装着して八幡平頂上周辺を歩く「八幡平樹氷ツアー」を行い、参加者が雄大な樹氷の魅力を楽しんだ。
 25回目の今回は鹿角、大館、男鹿など県内から6人、青森、岩手両県から3人が参加。会員14人がサポートスタッフを務めた。
 鹿角市の秋田八幡平スキー場で結団式を行い、スキーとスノーシューの2グループに分かれて出発した。同スキー場の積雪は約2㍍と例年(約3㍍)より少なめ。
 天候は曇りだったが、強い風で雪が舞い上がり、50㍍ほど先しか見えない視界不良に見舞われた。それでも一行は歩を進め、時折視界が開けると、八幡平特有の植生密度の高い樹氷原にカメラを向けた。
 山岳会によると、樹氷は先月下旬に解け落ちたが、その後に持ち直して着氷したという。
 少雪とはいえ、山頂付近の積雪は多いところで約4㍍。スノーシューグループは山頂で下山したが、スキーグループは山小屋・陵雲荘まで足を延ばして帰路に就いた。
 参加者は「こんなに雪の多い樹氷原を見るのは初めて。大変だったが、スタッフのサポートもあって頑張れた」などと感想を話したという。
 山岳会では毎シーズン、ルートの目印として約150本の竹竿を30㍍ごとに設置。冬山の遭難対策用の道しるべとしても役立てられている。

 

新型コロナ対策 北秋田市がガイドライン 「10人以上の集会」延期か中止 

2020-03-03
 新型コロナウイルス感染防止対策の一環として北秋田市は、市が主催する事業について「10人以上の集会は延期か中止」とするガイドラインを作成した。対象期間は2~15日の2週間。総務部によると、市職員個人が慣例的に行う送別会なども「強制ではないが、10人以上は延期や中止にせざるを得ない」とし対象に含める方針。
 2日に感染症対策警戒部(部長・河田浩文総務部長)を開いてガイドラインを作成、職員に通知した。
 市は2月以降、部課ごとに事業実施の可否を検討していた。全国で感染が拡大する事態を踏まえ、可否の目安となるガイドラインが必要と判断した。対象期間は国や県の対応にならった。感染状況に応じて延期もあるという。
 期間中でも行政執行上必要な会合などは行う。保育園などの卒園式、小・中学校の卒業式も規模縮小するなどして行う予定。
 市主催以外で、イベントを開催する民間事業者や団体に対しても「経済的な影響が懸念されるものの、ガイドラインへの賛同を広く呼び掛ける」(河田部長)としている。
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