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秋の内陸路を力走 1319人ゴール目指す 秋田内陸100㌔マラソン

2018-09-24
ゴールを目指して力走する選手たち(北秋田市比立内)
 2018北緯40度秋田内陸リゾートカップ100㌔チャレンジマラソンが23日、仙北市角館―北秋田市鷹巣間で行われた。50㌔と100㌔の両部門に1319人が出走。全国各地から参加したランナーが険しい峠や田園地帯を越えてゴールを目指し、自らの限界に挑んだ。
 周辺市町村やボランティアなどでつくる実行委員会(佐藤征太郎会長)が主催した。今年は2部門に計1447人がエントリー。当日の出走は100㌔の部986人、50㌔の部が333人。
 100㌔の部は午前4時30分に仙北市角館交流センター前で号砲が鳴った。50㌔の部は10時30分、北秋田市阿仁農村環境改善センター前を出発。主に国道105号を通り、ゴールの北秋田市交流センターを目指した。
 両市の境目では標高差約350㍍の大覚野峠が待ち受け、100㌔の部の選手を苦しめた。50㌔の開始時刻が近づくにつれ日が差し込み、午後には25度近くまで上昇。選手たちは額や肩に汗を光らせながらコースを駆け抜けた。
 コースにはエイドステーションと呼ばれる公設の休憩所20カ所や、地域住民有志による私設エイドが設けられ、水や果物などを提供した。同市米内沢エイドでは昨年に続き「ババヘラ」の無料提供が行われ、人気を集めていた。
 沿線では地域住民や市外から訪れた観戦客がランナーの勇姿を見守った。中には太鼓やマラカスを演奏したり、手書きのメッセージを書いたボードを手に応援したりするグループも。選手たちは「頑張れ」「もう少しだよ」という声援に応えるように歩を進めていた。

ベスト4決まる ドームで熱戦開幕 本紙創刊100周年記念北鹿中学新人野球

2018-09-23
1回戦鷹巣―大館東、大館東は4回、佐々木羚が3点目となるスクイズを決める(ニプロハチ公ドーム)
 北鹿新聞創刊100周年記念第64回北鹿中学校新人野球大会(北鹿新聞社、ニプロハチ公ドーム共催、大館北秋田中学校体育連盟、鹿角中学校体育連盟、大館市教育委員会後援)は22日開幕し、初日は大館市のニプロハチ公ドームで1回戦4試合を行った。終盤の攻撃でたたみ掛けた合川は花輪一に逆転勝ち。大館東は鷹巣の反撃を寄せ付けず、大館一も投手戦をものにして下川沿を下し、それぞれ完封勝ちした。森吉は2度の大量得点で主導権を握り、八幡平にコールドで快勝。4強が出そろった。最終日の23日は準決勝、決勝を行う。
  ◇1回戦 【ニプロハチ公ドーム】
花輪一 1010300 5
合 川 100331× 8

 ▽三塁打=兎澤(花)小野寺、相馬(合)▽二塁打=斉藤(花)田中(合)▽暴投=合川4▽ボーク=花輪一1▽審判=谷地田、長崎、遠藤、庄司
鷹 巣 0000000 0
大館東 000311× 5

 ▽二塁打=石田(鷹)能登谷2(大)▽併殺=大館東1▽審判=若松、齋藤、田中、山木
下川沿 0000000 0
大館一 000100× 1
 ▽二塁打=髙清水(下)伊藤(大)▽審判=遠藤、庄司、桜田、多賀谷
森 吉 25522 16
八幡平 00000  0

     (5回コールド)
 ▽二塁打=戸沢(森)▽暴投=八幡平5▽野選=八幡平1▽審判=田中、多賀谷、山木、若松

穀物乾燥調整施設が完成 鹿角市の用野目ファーム 省力・低コスト化に期待

2018-09-23
乾燥調整施設の竣工式(鹿角市花輪用野目)
 鹿角市花輪の農事組合法人「用野目ファーム」(工藤義哉代表理事、会員48戸)が地元の用野目地区に整備した乾燥調整施設の竣工(しゅんこう)式が22日、現地で行われた。関係者約60人が作業の省力化や低コスト化が図られる拠点施設の完成を祝い、さらなる生産振興に期待した。
 同法人は2003年に設立。水稲と大豆を主作物としているが、乾燥調整作業はこれまで、会員が個々で所有していた機械設備を使いながら分担して行っていた。今回はこれらを1カ所に集積することで、省力化、低コスト化を図ろうと、新施設を整備した。
 鉄骨造1部2階建て、延べ床面積479平方㍍の施設内に乾燥機などを備えている。総事業費は約1億2000万円。農林水産省の産地パワーアップ事業を活用し、国から2分の1、市から12分の1の補助を受けた。同事業は地域の営農戦略として定めた産地パワーアップ計画に基づいて実施する、産地の高収益化、生産・集出荷の効率化に向けた取り組みを総合的に支援するもの。
 同法人では来年度の栽培面積について、水稲は本年度から10㌶増の60㌶、大豆は7㌶増の20㌶にそれぞれ拡大する計画。
 工藤代表理事(70)は「最近、担い手がいなくてリタイアする近隣の農家が増えているが、今回の施設整備を機に、少しでも耕作放棄地をなくしていきたい」と抱負を話した。

「ねこっこ」ありがとう 内陸線で間もなく運行終了 ファンにさよなら会

2018-09-23
10月上旬で運行終了するねこっこ列車(阿仁合駅)
 秋田内陸縦貫鉄道の期間限定車両「ねこっこ列車」の運行終了が間近に迫っている。角館―阿仁合間を運行した22日、車内や角館駅ホームでさよなら会が行われた。運行は10月上旬まで。
 ねこっこ列車は仙北市地域おこし協力隊の折笠靖子さん(41)が提案し、今年のネコの日(2月22日)から期間限定で運行。車両正面にネコの顔のラッピングが施されているほか、車内にネコのイラストや写真を掲示している。
 1カ月ほどの限定車両だったが、乗客からの好評を受けて運行期間を2度延長。折笠さんによると、SNS(会員制交流サイト)を通じて愛知県から訪れた人もいたといい、特徴的な外観の車両が愛好家や地域住民から親しまれていた。
 この日は角館発阿仁合行きの列車にねこっこ車両を増結して運行。内陸線のマスコットキャラクター「じゅうべぇ」やご当地キャラクターもさよなら会に駆けつけた。発車前の角館駅ホームでは、車両と写真撮影ができる時間が設けられ、乗客が撮影を楽しんだ。
 乗客には列車の限定ポストカードが記念品として贈られたほか、特別グッズも販売。列車の窓には「ありがとう」と書かれた紙が貼られ、乗客への感謝の気持ちを伝えた。
 提案者の折笠さんは、「当初は予定していなかった夏景色を走るねこっこ列車を見れてうれしかった」と話していた。
 車両は10月上旬まで運行する予定。運行終了後は車両の改装工事が行われ、「犬っこ列車」へと生まれ変わる。

石田邸、大館市に寄付 25日に贈呈式 バラ園含め観光活用

2018-09-22
大館市に寄付されることになった石田邸(三ノ丸)
 大館市の名誉市民第1号で、労働大臣などを務めた石田博英元衆院議員(1914~93)の邸宅と土地が市に寄付されることになった。8月に死去した石田よし夫人の生前からの意向で、遺族が25日に市役所を訪れて目録を贈呈する。「石田ローズガーデン」として市民に親しまれ、市は引き続き貴重な観光資源として活用する方針。
 同市字三ノ丸の邸宅は1957年建築で79年に増築した鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積255平方㍍。土地は3255平方㍍で、このうち住宅部分を除いたローズガーデン2306平方㍍はこれまで市が借り受けていた。約500種のバラはすでに寄贈されており、95年7月から市管理となっている。
 博英氏は47年の衆院選で旧秋田1区から立候補し初当選。内閣官房長官や労働大臣、運輸大臣などを歴任した。よし夫人は博英氏の死去後もバラ園のある自宅で暮らし、今年8月11日に101歳で亡くなった。市によると、生前から観光振興の用途指定で寄付する意向を示し、贈呈準備を進めていたという。25日は遺言執行者で次女の利光京子さんから福原淳嗣市長に目録を手渡す。
 石田邸は、漢学者で開国論「三策」を執筆した狩野良知(1829~1906)や、良知の次男で京都帝大文科大学長を務めた狩野亨吉(1865~1942)の生家跡でもあり、入り口付近に案内標柱が立てられている。
 ローズガーデンでは10月6日から3日間、大館バラまつりシーズン2が開かれる。6月のシーズン1に比べ花数は少ないが、寒暖の差が大きくなる秋のバラは一段と色鮮やかで香りが強くなるという。開場時間は午前9時から午後5時。
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ニホンザリガニ初ふ化 天然記念物保護へ 大館市教委の人工増殖研究

2018-08-26
ビーカー内の赤ちゃんザリガニを見つめる小学生ら(大館郷土博物館)
人工増殖研究で初めて産まれたニホンザリガニの赤ちゃん
 大館市教育委員会が人工増殖を目指して大館郷土博物館で飼育しているニホンザリガニの卵がふ化した。南限生息地として国の天然記念物に指定されている大館市の八幡沢地区(桜町南―池内道下の一部)の水路近くなどで捕獲された個体から計18匹が産まれた。25日に一般市民を対象に見学会が開かれ、ビーカー内で元気に動き回る赤ちゃんザリガニの姿が公開された。
 ニホンザリガニは北海道、青森、本県などに分布し、水温20度以下の冷たくきれいな水でのみ生息できる。環境省レッドデータブック絶滅危惧Ⅱ類に指定されており、大館市の指定地周辺でも生息環境の悪化で個体数の減少が懸念されてきた。
 市教委は2017年度に「天然記念物ザリガニ生息地再生委員会」を立ち上げ、個体数の維持、指定地の保護に向けて取り組んでいる。
 このうち人工増殖研究は昨年10月から開始した。指定地近くの2匹(雄1匹、雌1匹)と、指定地以外の生息地の2匹(同)をそれぞれ別の水槽で飼育。11月下旬から12月上旬にかけて交接、今年3月下旬に2匹の雌が産卵しているのを確認した。
 ふ化は7月中旬から8月上旬にかけて確認。指定地近くの雌の卵から11匹、指定地以外の雌の卵から7匹が産まれた。1匹ずつ別々のビーカー内で落ち葉などを餌に飼育されており、現在の体長は約10㍉。足を使って元気に動き回り、順調に成長している。
 この日は一般市民を対象にした見学会で、小学生ら約30人に赤ちゃんザリガニが公開された。「かわいい」「小さい」などと歓声を上げ、食い入るようにビーカー内を見つめる子どもたちの姿があった。宮崎太陽さん(城南小4年)は「思ったよりも小さくて驚いた。元気に育ってほしい」と願った。
 市教委は19年夏以降、指定地周辺の水路工事など環境整備事業に着手する予定。完工後、指定地近くの雌から産まれた11匹を放流する計画だ。具体的な対応は10月の生息地再生委員会で協議する。歴史文化課の若宮司課長は「大切に飼育しながら増殖技術を確立させ、ザリガニが安心して長く暮らせる場所を確保していきたい」と話している。
 赤ちゃんザリガニの見学会は9月1日にも同博物館で開かれる。午前10時から。無料。

4千年前の生活に思い 鹿角・大湯で縄文祭 仮装や火おこしなど

2018-08-26
開村式で行われた火おこしの儀式(大湯ストーンサークル縄文広場)
 鹿角市のストーンサークル縄文祭が25日、国の特別史跡「大湯環状列石」の特設会場で開かれた。仮装コンテストや火おこしを通して、遺跡がつくられたとされる4000年前の生活を体験した。先月、大湯環状列石を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」は世界文化遺産登録の推薦候補に選定され、世界遺産に大きく前進、参加者は早期の登録に願いを込めた。
 1984(昭和59)年から始まり、今年で36回目。縄文祭実行委員会(勝又幹雄委員長)が主催している。
 開会行事は午後1時からメイン会場のストーンサークル館縄文広場で始まり、大湯保育園の園児たちが「陽だまり太鼓」と踊りを披露。勝又委員長は「全国には2万カ所の縄文遺跡があるが、特別史跡に指定されているのは、大湯を含め4カ所だけ。重要で価値のある遺跡だ」とあいさつ。候補選定に触れ、早期の登録実現に期待を込めた。
 火おこしの儀式のあと、十和田中1年の井上吉朗さんが縄文時代に思いを込めた宣言文を読み上げた。縄文音頭の踊りに合わせて仮装コンテストが行われ、衣装や装身具を身に着けた中学生などが縄文人になりきってパフォーマンスを披露した。
 体験コーナーが設けられ、火おこしや勾玉(まがたま)作り、弓矢体験、土器作りを楽しんだほか、石運び、火おこし、弓矢、球蹴りなどを種目とする「縄文5種競技」も行われた。

男性の関わり方は 北秋田で子育てを語る集い 保育士ら120人が参加

2018-08-26
男性の育児について講演する本田さん(コムコム)
 大館北秋田地区保育協議会(小塚光子会長)主催の子育てを語る集いが25日、北秋田市民ふれあいプラザ「コムコム」で開かれた。NPOファザーリング・ジャパン東北の事務局長、本田正博さんを講師に、保育士ら約120人が育児に積極的に関わる男性の在り方を学んだ。
 本田さんは、秋田市で保育園を運営する社会福祉法人に勤務するかたわら、NPOなどを通して育児や家事に男性が参加する社会の実現を目指して普及に取り組んでいる。「家族がみんなハッピーに!」と題して講演した。
 講演では自らの育児経験に触れながら「働きすぎる職場環境」「古い育児スタイル」といった社会的な背景を説明。「自分の父親たちがやってきたことをそのまましようとしてしまうが、自分の父親たちは育児をしてきていない。今の父親たちは育児について聞く相手がいない」「細かい点まで教えないと残念ながら動けない」と指摘した。
 その上で「保育園や経験済みの父親たちが教えてほしい」「社会が変わった。今の時代に頭を切り替えて」とアドバイスした。他にも「言ってはいけない家事の一言」や、感情をコントロールする手法として近年注目されているアンガー・マネジメントについても紹介した。
 北秋田市や大館市、上小阿仁村の保育士、児童委員、保護者らが参加し熱心に聴講した。講演後、意見交換や県北教育事務所指導主事の浅野直子さんによる講話も行われた。

障害者の意思疎通円滑に 大館市が条例制定へ 来春施行目指す

2018-08-25
意思疎通条例の骨子が示された意見交換会(大館市総合福祉センター)
 大館市は、障害者のコミュニケーションを円滑にするための条例を制定する方針だ。手話や点字、要約筆記などの普及を促進し、障害者が不自由なく意思疎通できる環境を整えたい考え。24日、市総合福祉センターで関係団体との意見交換会を開き、条例の骨子を説明した。2019年3月議会に条例案を提出し、4月施行を目指す。
 障害者の権利に関する条約や障害者基本法で手話が言語として位置付けられ、ろう者が地域で気兼ねなく使える環境が求められている。視覚障害者にとっては点字がコミュニケーション手段の役割を担ってきた。
 こうした流れの中で聴覚や視覚などの障害で意思疎通が困難な人が、容易に情報を取得できるよう障害者理解の推進と環境整備に向けて条例制定に乗り出した。県は昨年4月に意思疎通条例、秋田市は今年4月に障害者との共生条例を施行している。
 骨子によると、施策の推進方針は▽理解と普及▽情報発信と情報取得▽環境整備▽コミュニケーション支援者の確保など―の4点。具体的には手話を学ぶ機会を確保し、公共サービスを提供する施設での理解・啓発を盛り込む。手話通訳者や要約筆記者、点訳者、音訳者らの派遣で情報を得やすい環境づくりなどを進め、障害の有無にかかわらず分け隔てない共生社会の実現を目指す。
 意見交換会には市身体障害者協会連合会、手話サークルふきのとう、県聴覚障害児を持つ親の会、朗読ボランティア「麦の会」、県北秋田地域振興局、比内支援学校、市基幹相談支援センターの関係者10人が出席。市福祉課の奈良博人課長は「2013年に鳥取県で全国初の手話言語条例が施行され、多様な意思疎通手段の普及と理解促進に向けた動きが広がっている。大館市では昨年6月に全国手話言語市区長会に加入し、条例制定を目指すきっかけとなった。市の状況に沿った条例にするため意見を聞かせてほしい」とあいさつした。
 出席者からは「小中学校の教育に手話を取り入れて」「市紹介映像に字幕や手話を付けてほしい」「市役所に手話通訳者の常設を」「首長・議員選挙候補者の名前や公約を音声で伝えられないか」などの声があった。
 市は9月下旬と11月にも意見交換会を開き、次回は具体的な条例案を示す予定。

北秋田の自然を体験 首都圏や関西から小中33人 短期チャレンジ留学

2018-08-25
短期チャレンジ留学に参加した子どもたち(合川学童研修センター)
 自然や地域の文化に触れながら全国トップレベルとされる秋田の教育を体験する「短期チャレンジ留学」が24日、北秋田市で始まった。首都圏や関西から参加した小中学生33人が、5泊6日の日程で登山や川下りなどの自然体験、学校での授業体験などを行う。
 全国トップレベルの学力を生み出す環境をPRし、秋田への移住定住につなげることを狙いにした県教委の事業。北秋田市は旧合川町時代に始まった山村留学のノウハウを活用して教育留学の受け入れを積極的に展開している。
 短期留学は夏休みを利用した取り組みで、長期留学で滞在している4人を含33人の小中学生が参加。初日は秋田内陸線の旅を楽しんだ後、活動拠点となる市合川学童研修センターでの開講式に出席した。北秋田市の佐藤昭洋教育長があいさつし「留学を通じてたくさんの宝物が皆さんにできることを期待しています」と呼び掛けた。
 続いて同じ班で活動する仲間たちとの顔合わせが行われ、子どもたちは「好きなことは」と質問し合うなど早くも打ち解けた様子。絆を深めた後は、川下りで使ういかだの製作に取り組んだ。
 期間中は米代川での川下り、森吉山登山、テントに宿泊しての星空観察、川遊びなどを行うほか、地元の小中学校で授業を体験する予定。
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日頃の備えが大切 北秋田 鷹巣東小で防災キャンプ

2018-07-21
児童や地域住民が防災意識を高めた防災キャンプ(鷹巣東小学校)
 北秋田市鷹巣東小学校(河田弘幸校長)で20日から、2日間の日程で防災キャンプが行われている。初日は児童や地域住民ら計170人が参加し、防災学習や炊き出し、地震体験などを通じて防災への意識を高めた。
 災害が発生した際は同校体育館が避難場所となる可能性が高いため、地域一体となって避難所の開設運営や救命方法を学ぼうと実行委員会(委員長・岩谷学PTA会長)が1泊2日の日程で実施。
 開所式で実行委の照内喜久雄副委員長は「災害が起こっても対応できるよう日頃の備えが大切。防災キャンプが皆さんの心強い備えになるよう願っている」とあいさつ。児童を代表して柳谷匠美さん(6年)は「実際に災害が起きたときのように真面目に協力して頑張りましょう」と呼び掛けた。
 はじめに行われた防災学習には、地域住民や保護者、児童らが参加。市消防本部の職員による応急手当ての実技講習に取り組み、児童が人形などを使って心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の使い方を学んだ。県が1台所有する地震体験車を活用した地震体験も行われ、近隣の鷹巣東保育園児も参加した。
 この日は栄婦人会の協力による炊き出しや、段ボールハウスの設営も体験。21日は同市栄の斉藤春夫さんを講師に招き、過去に起きた米代川の氾濫について学ぶ。

北海道・北東北の縄文遺跡群 世界文化遺産候補に 6度目の挑戦で選定

2018-07-20
縄文遺跡群の構成資産である大湯環状列石(鹿角市)
伊勢堂岱遺跡(北秋田市)
 文化審議会は19日、2020年の世界文化遺産への登録を目指す候補として、鹿角市の大湯環状列石や北秋田市の伊勢堂岱遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」を選定した。6度目の挑戦で悲願の候補となり、地元自治体では祝賀ムードが広がった。今回の案件から世界遺産の推薦枠は文化遺産、自然遺産を合わせて1国1件となる。20年登録を目指す自然遺産候補「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」と縄文遺跡群が競合することになり、今後、政府がどちらを推薦するか調整する。
 縄文遺跡群は北海道、秋田、青森、岩手の4道県にある17遺跡で構成。国が1年から10年以内をめどに国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会への登録申請をめざす暫定一覧表(暫定リスト)へ09年1月に記載された。
 同10月に4道県と関係市町で構成する縄文遺跡群世界遺産登録推進本部(本部長・三村申吾青森県知事)を設置。登録を目指して取り組みを進めてきたが、国が同委員会へ推薦する文化遺産の国内候補はここ数年、1年に1件だけという難関になっていて、国内候補を選考する場となる文化審議会で13年から5年連続で落選した。
 これまで推進本部等では文化審議会から指摘された「顕著な普遍的価値を分かりやすく表現すること」「構成資産選択のあり方を学術的にさらに検討すること」「縄文遺跡群を4道県の17遺跡に限定する具体的な理由の説明」など課題の解消に取り組んできた。昨年は関係自治体の担当職員や専門家、外部有識者などで構成するプロジェクトチームを新設。専門家等と協議しながら推薦書素案の改定作業を進め、今年3月、文化庁に素案を提出した。
 今回、選考対象となったのは縄文遺跡群と「金を中心とする佐渡金山の遺産群」の2件だった。
 今後、国内推薦が決定された場合は▽国がユネスコへ推薦書を提出▽国際記念物遺跡会議(イコモス)が中間報告▽イコモスがユネスコへ登録勧告―などを経て、20年度の世界遺産委員会で登録決定といった手続きが予定されている。

鳳鳴5年ぶりに8強 主戦・杉原が3安打完封 夏の甲子園予選

2018-07-20
鳳鳴は2回、1死一、三塁で古谷がスクイズを決める(こまちスタジアム)
 第6日の19日は、秋田市のこまち、八橋両球場で3回戦4試合を行った。北鹿勢は、大館鳳鳴が五城目と対戦。鳳鳴は攻守で終始ペースを握り、完封勝利で準々決勝に駒を進めた。8強入りは5年ぶり。第8日の21日に明桜と対戦する。
 ◇3回戦 【こまち球場】
五城目 000000000 0
大館鳳鳴03000001× 4

 ▽二塁打=工藤裕(鳳)▽野選=五城目1
 序盤にリードを奪った大館鳳鳴が五城目の反撃を寄せ付けず、完封勝ちした。
 2回、鳳鳴は1死一塁から茂木、工藤龍の連打で満塁の好機をつくると、齊藤の2点適時打で先制。さらに一、三塁で古谷がスクイズを決めて3点目を挙げた。その後、7回まで無得点が続いたが、8回に2死三塁で工藤龍が右前適時打を放ち1点を追加した。
 主戦の杉原は6回まで五城目打線を無安打に抑える安定した投球を見せた。7回に初安打を浴びて2死一塁、8、9回も安打で出塁を許したが、後続を断って完封した。バックは無失策で投手を盛り立てた。
 鳳鳴・齊藤広樹監督の話 最少失点で付いていこうと思ったが、先制して試合をつくることができた。次は胸を借りるつもりで臨みたい。
 

教育など「最先端」を全国発信 大館市が8月下旬 首都圏親子に「サマースクール」

2018-07-20
 大館市は、教育や文化体験の全国発信を目指し、首都圏在住の小学低学年の親子10組を対象に「サマースクール」を8月下旬に初開催する。3泊4日で学校の授業や活動への参加、大館曲げわっぱ作りなどを計画。市教委は「公立校ながら学力は全国トップクラスで、各種全国表彰もある教育の質の高さ、大館ならではの切り口で、他自治体との差別化を図りたい」としている。
 市内小中学校の2学期開始は、首都圏の夏季休業終了に比べ1週間ほど早いことから、8月下旬を選んだ。首都圏の小学高学年は中学受験を控える家庭も多いため、参加率が低いという調査結果を受けて対象学年を設定。市の「教育の産業化」構想の一環とし、将来的には教育留学や移住定住を見据えた取り組みにつなげようと親子での参加とした。
 交通費負担分として、6月補正予算に190万円を措置。議決を受け、市内旅行代理店との契約など準備を進めている。
 初開催のため、需要を探る意味合いもあり、試行的要素も多く含みながら計画を進める。休日をはさんだ4日間を予定。平日は小学校で授業や活動に参加し、休日には絶滅危惧種で日本最南限の生息地とされるニホンザリガニの観察や、きりたんぽ作り体験などを行う。宿泊は民家や大館少年自然の家。
 市学校教育課は「交流・関係人口拡大が期待できることはもちろん、受け入れにより市内児童らにとっても学びの機会が得られる」と期待。内容や事後アンケートの結果などを踏まえ、ウインターキャンプの開催も検討していくという。

大館能代空港 開港20周年 60人参加し式典 さらなる利用を

2018-07-19
くす玉を割り、節目を祝う式典出席車(大館能代空港ターミナルビル)
 大館能代空港(北秋田市脇神)の開港20周年を記念する式典が18日、同空港ターミナルビルで行われた。県や関係市町村、国土交通省、関係団体の約60人が出席。北東北の玄関口として歩む空港の節目を祝い、さらなる利用促進と地域の発展を願った。
 1998年7月18日に開港し、ちょうど20年を迎えた。当時、高速交通体系の「空白域」と呼ばれた県北部と空路で札幌、大阪、東京の3大都市を結んだ。現在は東京便が1日2往復している。開港時から休まず飛んでいる東京便の「就航20周年」も合わせ、県などが記念式典を挙行した。
 ターミナルビル2階の会場で、堀井啓一副知事は近年増加傾向の利用客数に触れ、さらなる利用促進に期待。「空港前にインターチェンジが開通し青森、岩手県が一体の交通アクセス拠点として利便性が向上している。県も利用拡大に取り組んでいく」と述べた。
 地元の津谷永光市長や、同空港利用促進協議会長を務める福原淳嗣・大館市長ら10人がくす玉を割り盛大に祝った。利用客への記念品配布、南鷹巣保育園児14人による遊戯の披露も行われた。
 同空港の年間利用客数は2017年度に13万8584人を数えた。東京便単独の過去最高を3年連続で更新した。ビジネス利用が堅調で、18年度も順調に伸びているという。20年間の累計で270万3582人(今年5月末時点)が利用した。
 好調な実績を背景に、圏域住民や企業、自治体からは将来、大阪便(11年1月で休止)の復活や東京便の3便化を期待する声が上がっていて一層の利便性向上が期待されている。

 
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