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7月の観光文化施設 無料化の効果絶大 北秋田市 前年同期から大幅増 遊覧船は4・6倍に

2020-08-14
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 新型コロナウイルスの緊急経済対策として北秋田市が利用料を無料化した市内観光文化施設で、7月の来場客数が前年同期の2~4倍という大幅な伸びを見せている。緊急経済対策室は「無料化で増えると予想していたが、これほど効果が出るとは」と驚いている。
 無料化は「北秋田市が誇る観光文化施設無料招待事業」の名称で7月1日から8月末まで、森吉山阿仁スキー場など6施設で実施している。感染拡大に伴う需要減少で収入が落ち込んだ観光事業者の経営安定化などを図る目的で、無料化した利用料分を市が各事業者に補助する。事業費は1586万円。
 最大の特徴は来場者は誰でも無料という点。中でも森吉山阿仁スキー場のゴンドラ(大人1人往復1800円)、太平湖の遊覧船(同1500円)は家族連れやグループ客にとって無料化の利点が大きく、市外からも客が詰めかけている。
 対策室によると、無料化から1カ月が経過した今月3日時点で森吉山阿仁スキー場は6462人がゴンドラを利用した。前年同期(3219人)に比べ3243人増え、倍増した。伸びがひときわ大きいのは遊覧船。1140人増の1451人が乗った。前年同期の4・6倍だ。
 他の4施設も▽大太鼓の館=2317人(1300人増)▽マタギ資料館=589人(323人増)▽くまくま園=4630人(2393人増)▽伝承館・異人館=811人(431人増)と倍増した。
 6施設の合計は1万6260人。訪日外国人客(インバウンド)でにぎわった前年同期より8830人増えた。市民があらためて訪れたほか、7月後半の4連休に秋田市などから大勢来場した。
 無料化前の4~6月は人出が減少傾向だった。8月は感染再拡大の影響で帰省客が少なく、対策室は「年間を通して来場客数がどう推移するかまだ見通せない」と分析する。無料化による来場がきっかけで各施設の魅力が広く伝わることを期待し「コロナが収束した際、再び足を運んでもらいたい」としている。
 ゴンドラは17日から9月末まで平日休みで、運行は土日・祝日限定になる。

墓参り関連は堅調 北鹿の大型店 帰省自粛のお盆商戦 食品の需要に変化

2020-08-14
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お盆用の商品が並んだ特設コーナー(イオンスーパーセンター大館店)

 新型コロナウイルスの影響で帰省自粛の動きが広がる中、北鹿地方もお盆を迎えた。客足や客単価の減少が予想された大型店では、墓参り関連商品が例年通り順調な売れ行きを見せた。一方で食品は、大人数用から少人数用に需要が移るなど変化が見られる。土産品販売の低迷も見込まれ、各店は新たなニーズを取り込もうと対応を模索している。
 大館市大田面のイオンスーパーセンター大館店では当初、帰省客が約6割減少すると見込んでお盆期間の来店客数への影響を懸念していたが、ふたを開ければ客数は「若干の減少」という。藤川慎一郎店長は「首都圏ナンバーの車はほとんど見当たらないが、地元や北東北から変わらずに来店がある」と話す。切り花や供え物の菓子、果物など墓参り関連商品の売れ行きは「例年並みだった。地元客の需要が根強い」としている。
 一方で、食品の需要には変化が見られる。例年のお盆はすし、刺し身、総菜、オードブルの4~5人前が売れ筋だが、今年は帰省客減を見込んで用意した1~3人前を中心に売れている状況だ。
 コロナ禍で、家庭用の大型プールや自宅で遊べるおもちゃ、バーベキュー用品といった新たなニーズも生まれている。「食品はさまざまな価格帯、質の高い商品を提供したい。旅行ができない状況なので、各地の土産品も用意した。今後も見据えて新たな需要に対応していきたい」と考えている。
 大館市御成町のいとく大館ショッピングセンターでも同様に、墓参り関連商品の売れ行きは堅調。畠山勝食品店長は「需要は例年並みだった」と話す。
 一方、帰省客減の影響を大きく受けたのが、土産品のほか、例年人気のきりたんぽ関連商品。店頭に並べる量を半減させたが、売れ行きは低調だ。「帰省客がいないと食べるものではなく、需要は少ないようだ」とみている。
 例年混雑のピークを迎える12日も、レジ前に行列ができるような光景はなかった。市内に滞在する人数が減ることで「1人当たりの買い物量が減る。自宅で食事をする人が増えているのを実感しており、今年は普段使いの商品により力を入れた」という。「まずは安心して買い物をしてもらえるよう、従業員の健康管理にも十分気を付けて営業していきたい」と話した。

粕田地区 獅子踊り勇壮に舞う 大館市 各地で伝統芸能

2020-08-14
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地域住民に見守られ勇壮に舞った粕田獅子踊り(大館市粕田)

 大館市内各地で代々伝わる郷土芸能・獅子踊りが13日、各地域で披露された。このうち粕田地区では、粕田獅子踊り保存会(山内俊隆会長)の会員7人が集落内の墓地で勇壮な舞を披露し、先祖の霊と住民らを楽しませた。
 粕田獅子踊りは1600年代後半から、集落を団結させ、守る意味で踊られるようになったとされる。五穀豊穣(ほうじょう)や村の安泰を願い、先祖の霊を慰める目的で受け継がれてきた。例年、集落内4カ所で舞ってきたが、今年は新型コロナウイルスの影響で墓地のみとし、子どもたちが参加する「やっこ踊り」を省略するなど時間を短縮した。
 午前10時30分の開始に合わせ、勇壮な獅子の姿をひと目見ようと地域住民が続々と訪れた。太鼓や笛の音に合わせて雄獅子2頭、雌獅子1頭が現れると、広大な山河を駆け巡る様を表した「橋がけ」や1頭の雌を激しく奪い合う様子を表現した演目を披露。最後は「花踊り」で地域住民に丁寧に別れを惜しんだ。力強く舞う獅子の姿に大きな拍手が送られた。
 雌獅子役を担って3年目という佐藤あゆみさん(37)は、「かわいらしいやっこ踊りが見られないのは残念だが、今年も自分の役目を全うできた。自分の娘の代へ引き継げられるようこれからも続けていきたい」と話した。

今夏の日照不足顕著 北鹿地方 農作物の生育に遅れも 鹿角で7月は平年比66%

2020-08-13
生育の遅れが心配されているヤマノイモの畑。農家が草取り作業を行っていた(大館市二井田)

 北鹿地方は7月以降、雨や曇りの日が多く、梅雨明けが発表されずに夏本番を迎えている。日照不足は顕著で、7月の日照時間は平年に比べ、鹿角市で平年の66%、大館市で75%にとどまった。8月に入っても曇り空に覆われた日が多い。農作物にも影響が出ており、収穫期を迎えているエダマメで作業の遅れや、ヤマノイモなど一部の作物で生育の遅れが目立っている。
 気象庁のまとめによると、7月の日照時間は大館市が108・6時間(平年144時間)、鹿角市が101・9時間(同154・2時間)、北秋田市鷹巣が120・7時間(同153・1時間)で、いずれも平年を下回った。
 7月の降水量は大館市が242㍉(平年215・4㍉)、鹿角市で278・5㍉(同186・8㍉)、鷹巣が198・5㍉(同216・2㍉)。鹿角市は平年と比べ約1・5倍となった。
 秋田地方気象台によると、7月は梅雨前線や東からの湿った気流の影響を受けやすく、曇りや雨の日が続き、北東北全体で日照時間が少なかった。同気象台がまとめた8月上旬の気象概況(速報値)でも、気圧の谷や低気圧、前線の影響により曇りや雨の日が多く、鷹巣の旬間日照時間(1~10日)は25・8時間、平年比44%で、「かなり少ない」となった。晴れの日が長続きしない状態を受け、仙台管区気象台は7日、東北北部の梅雨明けを発表しないと判断した。
 農作物への影響について県北秋田地域振興局農業振興普及課は、水稲は「日照不足や連続した降雨でいもち病が懸念されたが、管内は目立った発生が確認されていない。県内では出穂が遅れた地域もあるが、管内は例年より1日早かった」と説明する。
 一方で、「エダマメはお盆向けの中生種の収穫期を迎えているが、葉色が薄く、さやの肥大が遅れ、作業が1週間ほど遅れている」という。大豆も連続した降雨で中耕(土寄せ)作業に遅れが出てる。担当は「今年目立っているのが、ヤマノイモやトンブリの生育の遅れ。ヤマノイモはこの時期の葉色が緑だが、日照不足で薄黄緑色。今後好天が続いて日照を確保し、生育が回復することを期待している」と話した。
 秋田地方気象台によると、8月の東北日本海側の日照時間は平年並みか少ないと予想している。暖かい空気に覆われやすいため、気温は高い見込み。

プレミアム応援券 発行予定の8割販売 北秋田市 経済効果に期待

2020-08-13

 新型コロナウイルスの緊急経済対策として北秋田市が独自に発行した「スーパープレミアム付応援チケット」の販売実績がまとまった。発行予定3万5000セットに対し、79%に当たる2万7743セットを市民が購入。発行総額約4億1600万円分が市内の消費に回ることになる。使用期限は今月末で、緊急経済対策室は「短期間にかなりの経済効果が期待できる」としている。
 応援チケットは1セット1万円(1世帯最大5セット)で、市内の大型店や中小小売店で1万5000円分の買い物に利用できる。1セット当たり5000円分がお得になる「プレミアム」は過去最大という。
 先月11日に売り出し、今月7日で終了した。対策室によると、事前に4936世帯が1万8003セットの購入を申し込んだ。市が購入希望者を追加で募集したところ、1290世帯が応じ、最終的に計6226世帯が2万7743セットを購入した。発行総額は4億1614万5000円となった。
 先月13日から市内444店で幅広く利用されている。使い道として日用品や食品、電化製品の購入が目立つという。自家用車の整備、住宅の塗装・補修といった「普段手が届きにくい部分」に使うケースもあった。
 使用済みチケットは各店が市の窓口に持ち込んで順次換金している。7日時点で2億1271万円分が換金済み。少なくとも発行総額のほぼ半分が3週間余りの期間に使われたことになる。残り半分も使用期限までに利用されれば、7週間という短期間に4億円余りが消費に回ることになる。
 発行予定数の79%という販売実績について佐藤義隆室長は「過去最大のプレミアムが付き、購入希望者が増えた」と分析。「新型コロナの影響が経営に及んだ事業者の声を聞いても、応援チケットによる経済効果があったと考えている」と話した。

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「報告会」の見直し協議へ 鹿角市議会改革検討委 市民の参加確保が課題

2020-07-30
議会基本条例の検証・見直しを行った鹿角市議会改革検討委(市役所)
 鹿角市議会改革検討委員会(倉岡誠委員長)は29日開き、検討課題である議会基本条例の検証・見直しに関する協議を行った。このうち、市民に開かれた議会を目指して年1、2回開催している「議会報告会」の在り方については、次回の改革検討委員会に合わせて、広報委員会(金澤大輔委員長)との合同懇談会を開き、協議することを確認した。
 議会基本条例は、議会と議員の活動の原則、市民と議会の関係、議会運営などの基本的事項を定めたもの。2012年度の施行から7、8年がたち、時代に即応した内容に精査するため、全議員へのアンケートを行った上で昨年度から検証・見直しを進めている。
 このうち議会報告会は、基本条例に基づき12年度から毎年開催。会の進め方は、前半が「報告会」として定例会の審議内容などを説明し、後半は「語る会」として市政全般や議会活動などについて市民と意見を交わしている。
 意見交換は活発に行われているものの、市民の参加が少ないのが課題。改革検討委では「長々と説明する報告会はなくして、気軽に情報交換できる場にしたらどうか」といった意見が大勢を占めている。
 こうした中、議会報告会を担当する広報委は広く市民に参加してもらえるような「新しい形の市民と語る会」の開催方法を検討中。改革検討委ではその結果を見ながら今後、広報委との合同懇談会を開き、語る会の見直しを協議することにした。
 このほか、アンケートで提案された政務活動費の増額や改革検討委の常設化は、継続して検討することにした。会派所属の有無によって一般質問の持ち時間に差がある問題については「(来春の改選後の)新しい任期の議員に方向性を委ねる」とした。

リモートワーク環境整備を あきた移住促進協 コロナ後「必須」

2020-07-29
あきた移住促進協議会(県第2庁舎)
 移住定住に取り組む県内市町村担当者らが参加する、あきた移住促進協議会が28日、県第2庁舎で開かれた。新型コロナウイルス感染が拡大している首都圏から、感染リスクが少ない地方に回帰する流れの活発化を受けて県が計画している、リモートワークの環境整備を中心にした人材誘致について説明。移住を受け入れる市町村に協力を求めた。
 新型コロナは首都圏を中心に感染拡大傾向が続いており、大企業を中心に社員を比較的安全な地方に移住させ、仕事はテレワークなどで行う動きが活発化。国の「まち・ひと・しごと創生基本方針」でも、リモートワークを活用した地方への移住推進が主要事項として示されている。
 県が実施する「新たな視点に基づくふるさと定着回帰・人材誘致」は、リモートワークを活用した新たな働き方を首都圏の企業や働く人に呼び掛けることが柱。首都圏の上場企業4000社を対象に意向調査やPRを展開するとともに、リモートワークの拠点を整備する県内企業に対して整備費用の補助を行う。
 県は「市町村にとって、これまでの移住促進は働く場の確保がセットになっていたが、新たな取り組みでは、地域の魅力をPRして移住者を呼び込むことが中心となる」などと説明。実際に移住を受け入れる市町村との連携が重要との認識を示し、協力を求めた。
 市町村などが行う移住定住促進対策への新型コロナの影響についても協議。感染拡大を受けオンラインを活用した取り組みを展開した大館市や鹿角市などが事例発表した。県は「新型コロナで若い世代はウェブ就活を行うなどオンラインに対応している。アフターコロナの時代はオンラインが必須となる」などとして、市町村に環境整備を進めるよう求めた。

 

全自動PCR検査装置 大館市のNPSが製造 8月に国内販売

2020-07-29
最大12検体を同時に処理できる全自動PCR検査装置(PSS提供)
 医療機器・プラスチック成形品製造のエヌピーエス(NPS・大館市花岡町、池田秀雄社長)が製造に関わる全自動PCR検査装置が、8月3日から国内で販売される。新型コロナウイルス感染有無の判定に用いるため、県が3カ所に順次配備する。感染拡大に歯止めが掛からない中、大幅な検査時間短縮や検査実施数増加に期待できる。
 検査装置は中小病院・クリニック向けの最大8検体(参考価格850万円)と中~大規模病院向けの最大12検体(同1250万円)の2種類。検査用のPCR試薬も合わせて販売する。親会社のプレシジョン・システム・サイエンス(PSS・本社、千葉県)が、NPSで製造した装置をOEM(受託製造)で海外を中心に供給。装置で使う試薬が国内の保険適用の対象となったため、国内販売に至った。今後、300カ所程度への販売を目指している。
 PCR検査は遺伝子特有の情報を検査する手法。遺伝子の抽出精製作業を行う前処理で、遺伝子の殻を破る必要があり、検査技師による手作業は数時間掛かるといわれる。検査装置で12検体を同時に処理した場合、2時間40分ほどで結果が出る。
 県はPCR検査体制拡充のため、県北、県央、県南の3カ所に検査装置を配備する。12検体の装置を1台ずつ購入する予定。
 池田社長は「新型コロナ対策の一環として、弊社製品が使用されることを誇りに思うとともに、品質第一にて製造にまい進していきたい」と話している。

 

プレミアム付き商品券・飲食券 3密避け販売開始 鹿角市

2020-07-29
商品券・飲食券の販売が始まった鹿角市役所
 鹿角市が、新型コロナウイルスの影響を受けた事業所の応援と市内経済の回復を目的に発行するプレミアム付き商品券・飲食券の販売が28日、始まった。会場は市役所と十和田市民センターで、商品券は公募当選者が対象。「3密」を避けるため、場所や時間を指定して販売している。
 飲食店以外で使える「買(か)エール商品券」と、飲食店専用の「食(く)エール飲食券」がある。使用期間は8月1日から来年1月31日まで。
 商品券は1万円で額面総額1万2000円分、飲食券は額面総額1万3000円分がそれぞれ購入できる。1人当たりの購入限度は商品券が10セット、飲食券が20セット。
 購入希望者の1次募集は今月1日から15日まで行い、3986人が応募した。
 商品券は発行予定総数3万セットに対して3万973セットの申し込みがあり、抽選を行った上で当選者に購入引換券を郵送した。
 飲食券は4433セットの申し込みがあり、発行予定総数1万8000セットに達しなかったため、購入対象に事業所を追加して31日まで2次募集を行っている。
 販売は28日から8月2日まで市役所と十和田市民センター、8月3日からかづの商工会で行う予定。
 初日に市役所を訪れた花輪の男性(73)は商品券、飲食券各3セットを購入。「商品券はお得感があるので、発行される度に買っている。日用品や食品などの買い物に使おうと思う。飲食券は友人にあげることもできるので買ってみた」と話していた。

 

鹿角花輪駅前広場 整備工事が完成 にぎわいの拠点に期待 

2020-07-28
整備工事が完成し、供用を開始した鹿角花輪駅前広場(鹿角市花輪)
 鹿角市が昨秋から進めてきたJR鹿角花輪駅前広場の整備工事は27日完成し、供用を開始した。従来の約1・6倍に拡張した広場は、まちの玄関口としての魅力や利便性が向上。児玉一鹿角市長はこの日の定例会見で「にぎわいを生み出す拠点に」と期待を述べた。
 駅前広場の整備は、まちの玄関口としての魅力や交通結節点としての利便性、待合環境の向上、花輪ばやしやイベントによるにぎわい創出などが目的。用地取得などを経て、昨年9月に着工し、ロータリー中央部にあったモニュメントや花壇の撤去、下水道や側溝、消雪配管、車止めや案内看板の設置、舗装などの工事を順次行ってきた。モニュメントのうち声良鶏銅像は花輪横町の歴史民俗資料館前に移設した。
 広場の面積は従来の約2400平方㍍から3902平方㍍に拡張。ロータリー形状とし、車道は2480平方㍍、歩道(幅5㍍)は907平方㍍。ロータリー内側にはタクシープール(12台)やバスプール(1台)、一般駐車場(13台)を配置した。総事業費は約5億8900万円で、社会資本整備総合交付金を活用。
 このほか、6500万円余りを投じて広場南側に新たな観光案内所を建設し、昨年6月21日にオープンした。
 児玉市長は「観光案内所と駅前広場が新たに生まれ変わり、本市の玄関口としてお客さまをお迎えする体制の強化が図られた」とし、「市民から親しまれ、にぎわいを生み出す拠点になるよう願う」と述べた。
 地元の花通り商店街振興組合の清水順義理事長は「駅前がきれいになり喜んでいる。完成を機に多くの方々に利用していただきたい」と地域の活性化に期待した。
 供用開始にあたって市は、新型コロナウイルスの影響を考慮し、セレモニー等は見送った。一方、広場完成に合わせて、鹿角地域の団体や企業が連携し、観光案内所に協賛企業名入りのちょうちんを設置、ライトアップする。期間は8月1日から9月中旬までの予定。

 
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需要拡大に新商品 コロナで打撃の比内地鶏 県庁で発表会

2020-06-30
秋田活性化の日景社長があいさつした新商品の発表会(県庁)
 新型コロナウイルス感染拡大に伴い消費量が激減した北鹿地方特産の比内地鶏の需要回復を図ろうと、県内の加工業者らが新たな比内地鶏の味わいなどを楽しめる新商品を開発した。県庁で29日、報道向けの発表会が開かれ、秋田比内やの「比内地鶏すぐ食べられますシリーズ」や、秋田活性化の比内地鶏を使った2種類の缶詰などが紹介された。
 高級食材として首都圏の飲食店などに販売されている比内地鶏は、新型コロナ感染拡大に伴う外出自粛や飲食店への休業要請などの影響で、消費量が大きく減少。県は新商品の開発支援や学校給食での活用など、需要回復に向けた取り組みを進めている。
 紹介されたのは秋田比内やと秋田活性化、秋田味商の商品。秋田比内やの「すぐ食べられますシリーズ」はステーキやそぼろ、つくね、ハンバーグなどの加工品を冷凍したもので、レンジ調理で簡単に食べられるのが特長。4月からラインアップを増やしながらオンラインショップや大館本店で販売している。
 秋田活性化は、比内地鶏を使ったオイル煮料理アヒージョとトマト煮込みの缶詰を開発。大館市産のニンニク、小坂町産のアカシアはちみつなど、県産品をふんだんに使用した。アヒージョは「金の比内地鶏」、トマト煮込みは「赤の比内地鶏」の商品名で、7月1日から県内のスーパーや土産品店などで販売。通販も行う予定。
 発表会では、参加事業者を代表して秋田活性化の日景賢悟代表取締役が「比内地鶏の魅力を、より多くの人に知ってもらい消費拡大を図りたい。ぜひ買って、食べて、協力を」などと呼び掛けた。

 

JAかづの総代会 7200万円の剰余金 19年度決算 

2020-06-30
JAかづのの通常総代会(JA会館)
 JAかづの(菅原俊二組合長)の第58回通常総代会が29日、鹿角市花輪のJA会館で開かれ、2019年度事業報告など議案8件を原案通り承認した。収支改善に取り組んだ結果、7200万円の当期剰余金を計上、組合員に対し、11年ぶりとなる出資配当を予定している。
 総代会は、新型コロナウイルス感染防止のため、必要最少人数での開催となり、出席したのは28人、書面での議決は393人だった。
 黒字決算は4年連続。前年度の6800万円を上回った。自己資本比率は0・16%増の12・27%、不良債権比率は0・56%減の1・78%となる。
 子会社の経営状況は、ガソリンスタンドや葬祭などを行うアニモが、暖冬による灯油、軽油販売の減少、新型コロナの影響を受けたものの、5200万円の当期利益を計上。
 累積赤字解消へ向け再生5カ年事業計画に取り組んでいるファー夢かづのは、800万円の当期利益を確保し、次期繰越損失金は737万円となった。
 支所の再編を盛り込んだ第10次農協基本計画の一部変更に対し、「不便になる」などと慎重な対応を求める意見があった。八幡平、花輪、柴平、十和田、大湯(出張所)、小坂の各支所を南部(花輪)と北部(十和田)の2支所に再編するもので、八幡平と柴平、小坂はプラザ店舗に業態転換する。従来の支所、出張所業務は北部、南部支所に移管する。
 実施時期は大湯の廃止が今年11月、小坂は本年度下期、柴平は21年度、八幡平は23年度以降を予定している。再編に伴う職員は、営農指導部門に投入し、営農の充実を図る。
 出席者からは、「JAの支所は地域コミュニティーづくりの役割を担ってきた」「プラザになって、果たして採算は取れるのか」など再編に慎重な意見があった。プラザを展開しているのは、全国でも沖縄県内だけという。
 役員の定年を70歳から73歳に引き上げる定款の一部改正については、年齢制限の撤廃を求める意見も出た。

 

内陸縦貫鉄道19年度決算 4者目標はクリア 訪日客好調もコロナ禍

2020-06-30
秋田市の旅行会社で教育旅行の誘致活動に取り組む関係者(大館市提供)
 秋田内陸縦貫鉄道(本社・北秋田市)の第36回定時株主総会が29日、同市阿仁庁舎で開かれ、2019年度決算を承認した。レストランなどの関連事業収入が伸びず、全体で1億8822万円の経常損失を計上。県など4者による目標「赤字2億円以内」は5期連続で達成した。
 事業報告によると、本業となる鉄道の輸送人員は26万3672人。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い2~3月に落ち込んだものの、年間では前期より2835人増加した。
 内訳は▽定期=10万8030人(前期比2420人減)▽定期外=15万5642人(5255人増)。定期外が増加した要因はインバウンド(訪日外国人客)の利用が1月まで好調を維持したため。2月以降は新型コロナの影響で観光需要が激減。臨時休校が重なり、定期利用の通学客も減った。
 このうちインバウンドは団体利用が1125件(119件増)、3万3344人(4752人増)。個人利用は1464人(146人増)だった。利用者数は過去最多を更新した。
 収入は鉄道事業が18万5000円減の1億3081万円を計上した。関連事業分などを加えた総額は3億3313万円。前期比2435万円の増収となった。営業費用などの支出総額5億2135万円を差し引き、経常損失は1億8822万円。補助金収入などを合わせ、最終的な当期純利益は784万787円で、2期連続の黒字となった。
 鉄道事業収入はほぼ前期並み。レストランこぐま亭や車内販売などの関連事業収入が伸びなかった。人気キャラクター「ハローキティ」とのコラボレーション企画に代わる目玉メニューを打ち出せなかったことなどが原因という。支出は少雪のおかげで除雪費などが減少した。
 吉田社長は「コロナで大きく乱れた会社経営の軌道修正を図っていきたい」とあいさつした。
 任期(4年)満了に伴う監査役の選任が行われ、秋田銀行鷹巣支店の安保大樹支店長、北都銀行鷹巣支店の伊藤市之丞支店長の2人を新任した。
 

県内から教育旅行誘致へPR 新型コロナで行き先変更の受け皿に 大館と鹿角で連携

2020-06-29
秋田市の旅行会社で教育旅行の誘致活動に取り組む関係者(大館市提供)
 大館市まるごと体験推進協議会(石垣一子会長)は、鹿角広域観光推進会議と連携し、県内の小中学校を対象とした教育旅行の誘致に取り組んでいる。新型コロナウイルスの影響で修学旅行の行き先が県外から県内にシフトしている流れを受け、その受け皿になろうと可能性を模索。すでに県南の小学校から仮予約があるなど反応が好調で、今後、さらなる効果が期待される。
 県内の小中学校の修学旅行は5、6月に集中し、行き先は北海道、仙台、東京が一般的。しかし、新型コロナの影響で北海道は北東北3県に、仙台は県内などに規模の縮小が検討されている。同協議会では地域の魅力をPRしながら、県内を検討している学校の受け皿の役割も兼ね、誘致活動に取り組んでいる。
 同じく誘致を進める同会議とともに、広域連携を意識したプランを提案。22、23日は、駅弁製造の花善(大館市)とホテル鹿角の4者で県南と秋田市の旅行、バス会社など9カ所を訪問した。
 同協議会では、きりたんぽづくり、農業体験、農家民泊などのアクティビティ、同会議では尾去沢鉱山、大湯ストーンサークル、康楽館などの名所を紹介。旅行を秋に計画している学校が多く、リンゴやナシなどの収穫体験も勧めた。旅行会社の担当者からは「これまで県北地区に教育旅行で行ったことはなく、メニュー作りにとても役立つ」などの声があったという。
 早速、横手市の小学校からきりたんぽづくり体験の仮予約が入るなど、反応は好調。同協議会では、これまで県内の教育旅行は日帰りを受け入れたことはあるが、宿泊はまだない。担当者は「この機会に県内のさまざまな地域の魅力を知ってもらい、将来的に定住につながっていけば」としている。

4年ぶり赤字決算 北秋田市のマタギの里観光開発 新型コロナや暖冬影響

2020-06-29
マタギの里観光開発の株主総会(打当温泉マタギの湯)
 北秋田市の第三セクター・マタギの里観光開発(仲澤弘昭社長)の株主総会が26日夕、打当温泉マタギの湯で開かれ、2019年度決算を承認した。年明けからの新型コロナウイルスによる影響や暖冬による除雪収入の落ち込みなどにより、4年ぶりに赤字での決算となった。
 19年度の損益計算書によると、売上高は1億5674万3017円。商品の仕入費や材料費などを差し引いた売上総利益は8684万7059円。販売費および一般管理費は1億611万6866円で、差し引き1926万9807円の営業損失となった。市からの受託料など営業外収益を加えても、147万4340円の経常損失を計上。税引き後の当期純損失は165万5646円だった。
 事業報告書では、19年度について「新型コロナウイルスは、今期後半の経営状況に大きな影響を与えた。大きな収入源となっている除雪は、暖冬のため大幅な落ち込みとなった。ただ、影響を最小限に抑えられたことは社員全員の努力の積み重ねの結果」などと説明。
 仲澤社長は「新型コロナウイルスの影響はまだ続いている。県のプレミアム宿泊券や市の宿泊者半額応援事業の効果に期待しながら、売り上げが減少した分を取り返していきたい」と述べた。
 任期満了に伴う役員の改選では、市産業部政策監の米澤田茂氏を新任したほか、仲澤氏、神成俊行氏(秋田テレビ会長)、桜田聡氏(統括部長)、板倉義明氏(料理長)を再任。終了後の取締役会で仲澤氏を社長に再任した。監査役は現職の鈴木美千英氏(山水荘施設長)、千田匡氏(秋田銀行阿仁合支店長)を再任した。
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