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福原氏が再選果たす 大館市長選 初の女性候補を破る

2019-04-22
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花束を受け取り、再選の喜びをかみしめる福原氏(大館市向町)
 任期満了に伴う大館市長選と市議選は21日、投票が行われ即日開票された。市長選は現職の福原淳嗣氏(51)が新人で元女性誌編集長の麓幸子氏(57)を破り、再選を果たした。市議選は新人1人が初当選を飾るなど26議席が決まった。
 市長選の投票率は前回2015年の72・29%を8・46ポイント下回る63・83%、市議選も8・46ポイント低い63・82%でそれぞれ過去最低を更新した。投票は午前7時から午後7時まで61カ所で、開票は午後8時30分からタクミアリーナ(樹海体育館)で行われた。
 福原氏は、歴史まちづくりや他地域と連携した交流人口拡大など1期4年の実績をアピール。「大館が持つ歴史文化や伝統、匠(たくみ)、ものづくりの力、物語が持つ力に私たちは気付いた。厳しい未来が待っているからこそ、この『大館力』で次の時代に大館を導きたい」と強調した。出陣式には秋田2区選出国会議員や地元県議、観光面で手を組む県内市町の首長ら9人が駆けつけた。自民党大館、比内、田代各支部と公明党県本部、業界など約40団体、企業約80社から推薦を得た。
 政策を訴える街頭演説に力を入れ、同行した県議も「振り出しに戻さず前に進めていかなければならない」と〝援護射撃〟し、激しく追い上げる麓氏を抑えた。
 市長選初の女性候補となった麓氏は「観光振興も大事だが、優先すべきは足元の暮らしだ」と主張し、安全・安心に生活できるまちづくりや女性活躍、産業振興などを公約に掲げた。2児を育てた経験から子育て支援にも取り組むとして、政党などの支援に頼らず草の根レベルで選挙運動を展開。中高の同期生らで後援会を組織し支持を求めたが、出馬表明の遅れによる準備不足を取り戻せなかった。

中田氏が返り咲き 上小阿仁村長選 現職・小林氏に4票差

2019-04-22
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花束を受け取り安どの表情を見せる中田氏㊧(沖田面公民館)
 任期満了に伴う上小阿仁村長選・村議選は21日、投票が行われ即日開票された。村長選は元職で会社役員の中田吉穂氏(68)=沖田面=が836票を獲得、現職の小林悦次氏(64)=五反沢、新人で洋菓子店経営の鵜野浩一郎氏(42)=沖田面=を破り、返り咲きを果たした。村議選は新人1人が当選、8議席の顔ぶれが決まった。村長選の投票率は前回(88・48%)を2・12ポイント下回る86・36%だった。
 中田氏は、小林村政の4年間を「行き当たりばったりの政策が続いている」と批判。再び村長となり「未来への責任を果たす」ことを訴えて立候補した。その上で「『できること・やれること』『やらねばならぬこと』を実行する」として、村営の移動販売車の運行や移住定住対策などの政策を掲げ選挙戦を展開。告示前に各集落で開いた「座談会」も功を奏し、前回の屈辱を果たして2回目の当選を決めた。
 小林氏は、特別養護老人ホーム「杉風荘」の民営化や集住型宿泊交流拠点施設コアニティーの建設、山林活用100年計画の策定など、4年間の実績を強調しながら「村政の継続」を訴えた。しかし、施策を進める中で村民に「手法が強引」と映ったことや議会と対立したこと、さらには国保診療所で発生した処方箋問題なども影響し、支持を広げられなかった。中田氏との差は4票だった。
 鵜野氏は「施策等は村長が独断で固めることではない。協議してより良い村をつくりたい」などと「村政の交代」を訴え。具体的な政策はあえて持たずに村民との「対話」を重視した選挙戦を展開したが、現職と元職の戦いの前に埋没した。

ソメイヨシノ 大館で開花宣言 昨年より1日早く

2019-04-22
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開花したソメイヨシノの基準木(21日午前11時ごろ、大館市中城)
 大館市が桜開花の基準木としている秋田地裁大館支部敷地内のソメイヨシノが咲き、市は21日、開花宣言をした。この日、同市では最高気温が20度を超え、陽気に包まれてさわやかな青空が広がった。
 市観光課の職員が同日午前8時半ごろ、5、6輪の開花を確認した。昨年より1日早く、例年と比べて2日早い。同課によると、例年は開花から1週間ほどで満開を迎える。担当者は「天候や気温にもよるが、「大館桜まつり」(実行委主催、山城久和会長)開催期間中に見頃を迎えるのでは」と予想している。
 まつりが開かれている桂城公園では、まだつぼみがピンクに色づいてきたばかりだが、約20店の露店が立ち並び、軽快な音楽が流れるなど祭りムードに包まれている。来場者はベンチで飲食したり、散策したりと祭りを楽しんでいた。
 秋田地方気象台によると、この日の最高気温は大館市で21・7度(午後2時30分)、北秋田市鷹巣で20・8度(同2時38分)、鹿角市で19・8度(同2時35分)。平年より3~5度高く、5月上旬から下旬並みだった。北鹿3地点で20度以上を観測した。今後1週間の天気は、期間のはじめと終わりは高気圧に覆われて晴れるが、中頃は低気圧や前線の影響で、雨が降るところがあると予想している。

大館市 きょう投開票 継続か、転換か 大勢判明は午後10時前 市議11時すぎか

2019-04-21
投票所を設営する市職員(大館市中央公民館)
 任期満了に伴う大館市長選と市議選は20日、選挙運動期間の最終日を迎えた。選挙カーで各地を巡り、票の上積みに向け「最後のお願い」に奔走。市選挙管理委員会は投票所や開票所を設営した。いずれも21日に投票が行われ、即日開票される。市長選は午後9時50分ごろ、市議選は同11時10分ごろに大勢が判明する見通し。
 市長選に立候補したのは、届け出順に新人で元女性誌編集長の麓幸子候補(57)=比内町扇田=と、現職で再選を目指す福原淳嗣候補(51)=柄沢字狐台=の2人。いずれも無所属で、前回選と同様に新人が現職に挑んでいる。同選挙に女性が立候補したのは1951年の市制施行以来初めて。
 市議選は定数26に対し、現職23人と元職3人、新人3人の計29人が立候補した。党派別では公明2人、社民2人、共産1人、無所属24人。
 運動最終日の20日は朝から選挙カーが駆け回り、大票田の中心部や各候補の地盤などを重点に遊説。最後の訴えで票固めに力を入れていた。各投票所では設営作業が行われ、投票用紙の記載台や投票箱を設置して準備を整えた。
 投票は21日午前7時から午後7時まで61カ所で行われ、タクミアリーナ(樹海体育館)で午後8時30分から開票する。選挙年齢が18歳以上に引き下げられて初めての統一地方選。13日時点の有権者は6万3211人。

北秋田市 伊勢堂岱遺跡 「ゴールは世界遺産」 今季の一般公開始まる

2019-04-21
今季の一般公開が始まった伊勢堂岱遺跡(北秋田市脇神)
 北秋田市脇神の国史跡「伊勢堂岱遺跡」の一般公開が20日から始まった。同遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産への推薦を目指し、関係者がさらなる来場者増に期待を寄せた。
 伊勢堂岱遺跡は縄文時代後期前半の遺跡で、四つの環状列石が1カ所に集中している。遺跡周辺ではクマ出没対策として杉林を伐採した緩衝地帯や電気柵を設置しており、見学に訪れた人たちの安全確保に努めている。見学前の巡視活動は小ケ田自治会に引き継いで本年度も実施する。
 この日は職員らが遺跡周辺を見回って最終確認を行い、午前9時から一般公開を開始した。遺跡ワーキンググループの佐藤善壽会長は「世界遺産登録という来るべきゴールに向けて決意を新たにし、訪れた人のニーズに合った対応をしていきたい」と話した。
 遺跡の公開期間は10月31日まで。見学無料。遺跡の見学には縄文館での受け付けが必要。受付時間は午前9時から午後4時(見学は4時半まで)。縄文館が休館する月曜日と、祝日と重なる月曜の翌日は遺跡を閉鎖する。
 昨年度から試験的に無料としていた縄文館展示室の観覧料は、来館者の増加など効果がみられたため本年度から本格的に無料化。遺跡とともに来場を呼び掛けている。
 土日祝日は遺跡ワーキンググループがガイドを担当。大型連休期間(27日~5月6日)には小中高生のジュニアボランティアガイドが遺跡や縄文館を案内する。団体の見学希望は縄文館(☎0186・84・8710)。

3月のニュース

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処方箋問題 「自らを含め処分」 上小阿仁村 議会全員協で村長が示す

2019-03-14
国保診療所の処方箋問題について話し合った上小阿仁村議会の全協(村役場)
 上小阿仁村議会は13日、議員全員協議会を開き、村国保診療所の処方箋問題に関する村の対応などについて協議。開設者の村長の責任は重いと指摘した上で、危機管理意識を高めて安全安心な医療の提供に努めるよう要請した。小林悦次村長は国や県などによる指導などを踏まえ、自らを含めた関係職員の処分を行う考えを示した。
 前日の委員会で示した時系列に沿った村の対応や、北秋田保健所による立ち入り検査の結果、不適合とされた診療所運営に関する改善計画の素案などについてあらためて説明した。
 検査結果では、患者を直接診察せず処方箋を発行したことを「不適切な医療の提供がなされた」と判定。医師が不在の場合は医療を提供しないことや、医師の出勤状況を記録することなどを定めた不適合事項改善計画を29日までに提出するよう求めている。
 問題発覚後の関係職員との協議の場で、議会からの指示として公務員の守秘義務に関する文書が配布されたことに対し「議会はそのようなことは求めていない。あたかも議会が職員に口止めを求めたような印象を与える村の対応は遺憾」とする意見が議員から出された。
 村は「議会から求められたと受け止め、文書を配布した」と説明。これに対して議員からは「議会が求めたのは危機管理の徹底と安全安心な医療提供体制の構築。他から指摘されたからではなく、自ら意識して取り組む問題」との声が上がった。
 村長は「いずれ国や県から指導があると思う。それを受けて、自らを含めて職員の処分を行う」と述べ、「安全安心を第一にした運営に尽力する」とした。

プレミアムツアー 「本市ならでは」を演出 来年度の新規事業 鹿角市3月議会・一般質問

2019-03-13
プレミアムツアーの内容などをただした3月議会の一般質問(市役所)
 鹿角市の3月定例議会は12日、本会議を再開し、4議員が一般質問を行った。ユネスコ無形文化遺産の花輪ばやしや世界遺産登録を目指す特別史跡・大湯環状列石をはじめとする観光資源を巡る来年度の新規事業「かづのプレミアムツアー」の内容について議員がただしたのに対し、児玉一市長は「本市ならではのプレミアム感を演出し、たくさんの方から鹿角に訪れていただけるよう取り組みたい」との考えを示した。
 金澤大輔(鹿真会・公明)、田中孝一(清風会)、成田哲男(誠心会)、田口裕(無会派)の4氏が質問した。
 プレミアムツアーは、道の駅かづの・あんとらあ発着のバスツアーを造成し、割安感のある価格設定で販売する。
 6~7月と1~2月に土日限定1泊2日コースを計6回(定員各回20人)、8月20~22日に2泊3日コース(同40人)を実施する予定。
 行程は、1泊2日コースが史跡尾去沢鉱山、二つの道の駅、季節に応じて大湯環状列石または花輪スキー場ジャンプ台など。2泊3日コースでは花輪ばやしと毛馬内盆踊りの祭り観覧を加えるほか、「左多六とシロ」といった伝説も織り交ぜる。
 児玉市長は「魅力満載のツアーにし、個人客はもとより、旅行会社にも積極的にPRしていきたい」と述べた。
 市内中小企業の従業員の資格取得費用の一部を助成する産業人材育成支援事業費補助金について、児玉市長は「本年度は25社、延べ59人に支援を行い、建設機械などの運転技能や操作技術者の育成が図られた」と説明。
 その上で「来年度からは中型以上の第1種、第2種免許の取得を対象に追加し、人手不足感の強い建設業や運輸業における人材の確保・育成等を支援していく」と述べた。

新年度の待機児童38人 大館市2月末現在 前年同期比で2人増 託児所、企業型で調整

2019-03-13
 大館市は新年度の保育園、認定こども園等への入園申し込み状況をまとめた。2月末時点で、入園先が決まっていない待機児童は38人で、前年同期と比べ2人増。待機解消に向けて市は認定保育施設(託児所)の利用助成や企業主導型保育施設の開設支援などに力を入れている。4月には市内3施設目となる企業主導型保育施設が開所し、子ども課は「年度当初の待機が20人を下回るよう、利用調整を図っていく」としている。
 市の3月定例議会厚生常任委員会で子ども課が報告した。2月28日現在、新年度の入園先が決まっていない「待機状態」にあるのは、0歳児10人、1歳児21人、2歳児6人、3歳児1人。
 これに対し、2月末時点の保育園や認定こども園など認可保育施設の受け入れ可能枠は、0歳児が4人、1歳児が2人、2歳児が4人しかなく、すでに希望者が上回る形となっている。
 市は待機解消に向け、2018年度から「認定保育施設(託児所)」の利用料を助成する事業を始めた。市内に3施設ある認定保育施設の利用者に対し、保育園を利用した場合の保育料との差額分を助成している。19年度は25人が認定保育施設利用を申し込み、前年同期比10人増で、子ども課は「事業の効果が現れている」と分析する。
 施設整備では、大館桂工業が御成町3丁目のビルの一角に企業主導型保育施設「バンビーニ」を4月1日に開所する。定員は0歳児9人、1歳児9人、2歳児9人の計27人で、従業員の子どものほか、地域から受け入れる「地域枠」を設ける。25日に竣工(しゅんこう)式が予定されている。このほか、大館八幡こども園が18年度に園舎の増改築を行い、0~2歳児の定員を11人増やした。
 市では0、1歳児の保育ニーズの高まりや保育士不足などから、年度当初から待機が発生する状況が続いている。子ども課は「昨年4月1日現在の待機児童は20人だった。新年度当初には20人を下回るように認定保育施設など空きがある施設を紹介し、利用調整を図っていきたい」と話した。

処方箋問題 薬局への返還は34万円 上小阿仁村3月議会 全員協で質疑

2019-03-13
上小阿仁村議会の総務産業委(村役場)
 上小阿仁村の3月定例議会は12日、総務産業委(北林義髙委員長)を開き、18年度各会計補正予算などについて審議した。国保診療所に関する補正予算の審議で村は、処方箋問題への対応や、北秋田保健所から提出を求められている不適合事項改善計画について説明。審議案件と直接の関係がないため、13日に議員全員協議会を開き、詳細を協議することにした。
 国保診療施設勘定特別会計補正予算には、村国保診療所内科で医師が患者と対面しての診察を行わずに処方箋を発行した問題で、医師法などに抵触する可能性があるとして保健所から改善計画の提出を求められていることに対応するための予算が盛り込まれている。
 処方箋に基づき薬を処方した薬局が、国から薬の代金を受け取ることができなくなる可能性があるため、国から受け取る分の代金を村が薬局に支払う。村によると、支払金額は約34万円に上るという。
 村はこのほか、問題発生前日の2月4日から、保健所が立ち入り検査の結果を踏まえて村に改善計画の提出を求めた3月7日までを時系列で説明する資料や、北秋田保健所から示された立ち入り検査結果の判定、改善計画の素案(未定稿)を文書で配布した。
 これに対して議員から、常任委で審査するのは補正予算に関連する事項であり、全体的な質疑は会議をあらためて行うべきとする声が上がり、協議した結果、13日午前11時から、議員全員協議会を開いて質疑を行うことにした。

工業団地市道付け替え 工事費7億6千万円に 大館市3月議会 教産委が現地調査

2019-03-12
市道付け替え現場を視察した委員(大館市二井田)
 大館市の3月定例議会は11日、教育産業常任委員会(田村儀光委員長)が現地調査を行った。県営大館工業団地拡張事業に伴う市道二井田片貝沼田線の一部付け替え現場を視察。工事費は7億6700万円を見込み、2月に提示された概算事業費より1億4700万円増えたものの、当局は「地域経済や雇用にもたらす効果は先行投資を大きく上回る」と説明した。
 団地内の企業が生産体制増強に向け拡張地取得の意向を示しているとして、既存団地と拡張地の一体的利活用を図る狙いがある。拡張事業は大館第1南側4・8㌶と大館第2南東側13・8㌶で2016年9月に着工。平安時代の埋没建物が屋根を残した状態で見つかった「片貝家ノ下遺跡」を含む用地は除外したため、当初より4㌶減の18・6㌶を整備している。
 市道二井田片貝沼田線は国道285号から工業団地へのアクセス道として13~17年度に拡幅改良を実施。今回の事業はニプロ大館工場と第2拡張地の間を通る320㍍区間、拡張地南側の330㍍区間をそれぞれ付け替え、拡張地内に整備された団地内道路につなぐ。調査・設計委託料5425万円は2月7日に専決処分した。
 商工課によると、工業用水道管については耐震管を採用したほか、資材・人件費が増額。水路は当初開渠(かいきょ)で施工する想定だったが、管理者の土地改良区や県と協議した結果、分譲地内を全線地下排水溝として水門2カ所を新設することにしたため事業費が増えた。廃止する市道沿線のアスファルトや用水路、水道管などは撤去し、盛り土して造成する。工事費の関連予算は定例会最終日に追加提案する予定。
 路線付け替えのため道路事業の国交付金の返還には該当しない見通し。4月着工、20年3月完成を目指す。県は同4月の分譲開始を見込んでいる。今月4日の定例会一般質問で福原淳嗣市長は「事業にかかる費用は高額だが、企業が計画している先端的な事業が地域経済や雇用にもたらす効果は先行投資額を大きく上回ると確信している」との考えを示した。
 事業費かかり増しに対して委員から異論はなく、「スムーズに事業を進めてほしい」との意見があった。
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