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し尿処理場老朽化 川口に受け入れ施設 大館市 下水処理センター敷地に計画

2019-11-16
し尿受け入れセンター建設予定の大館処理センター(大館市川口)
 大館市は15日、県米代川流域下水道大館処理センター(同市川口)敷地内への建設を計画している汚物処理場(し尿受け入れセンター)の都市計画変更案の縦覧を始めた。し尿処理場(同市松木)の老朽化に伴い、新たに整備することで処理センターとの共同処理を目指す。県有地を借りるため、県も同日から変更案の縦覧を実施している。いずれも29日まで。
 し尿処理場は、合併前の大館・比内・田代3市町で構成した大館広域市町村圏組合が1984年に建設、「汚物処理場」として都市計画決定され、85年4月から稼働している。処理能力は1日あたり160㌔㍑。耐用年数の25年を過ぎ、修繕などで対処しているものの老朽化が進んでおり、生活排水を適正処理するために新たな施設の建設を計画している。
 大館処理センターは市内の下水道終末処理場として配置され、下水の浄化や汚泥処理を担っている。敷地約6・2㌶のうち北西側の約2600平方㍍は下水道施設・汚泥資源化施設の建設用地として確保してきたが、人口減少を踏まえた下水道施設規模の縮小と、施設配置計画の変更で受け入れセンター建設用地として使用可能となった。
 市は大館処理センター敷地内に整備し、下水道と共同処理することで建設費や管理費の低減を図る。このため受け入れセンター建設地を都市計画法に基づく汚物処理場として計画決定する方針。県は大館処理センターの面積を縮小する。し尿処理場は新施設の供用開始後に稼働を停止し、廃止の都市計画決定を予定している。
 汚物処理場の変更案は都市計画課(比内総合支所)と環境課(本庁舎)、大館処理センターの変更案は県都市計画課(秋田市)と北秋田地域振興局用地課(北秋田市)、市都市計画課で縦覧できる。意見書も提出できる。問い合わせは市都市計画課(☎0186・43・7082)。

日露共同製作映画 「ハチとパルマの物語」 秋田犬の魅力世界へ 監督ら会見

2019-11-16
映画「ハチとパルマの物語」製作発表会見(県庁)
 大館市生まれの秋田犬「忠犬ハチ公」とロシアの忠犬パルマの物語を題材にした日露共同製作映画「ハチとパルマの物語」の製作発表会見が15日、県庁で行われ、メガホンを握るロシアの映画監督や大館市での撮影を支援する秋田犬ツーリズムの中田直文会長らがストーリーや撮影スケジュールなどについて説明。「映画を通じて秋田、大館の魅力を世界中に発信したい」と期待を込めた。
 忠犬パルマは旧ソ連時代の実話で、空港に残されたパルマが2年間にわたって飼い主を待ち続けたというもの。飼い主を待ち続ける姿は人々の心を打ち、空港のシンボル的な存在になったとされており、駅で飼い主を待ち続けた忠犬ハチ公と重なる。
 映画は、家庭の事情で心を閉ざした少年とパルマとの交流が中心。空港で日本人に連れられた秋田犬と出会ったことから、「パルマを飼い主のところに戻してあげたい」と行動する姿を描いたものになるという。日本からは渡辺裕之さん、藤田朋子さん、壇蜜さんらが出演する予定。 
 冒頭には大館市で撮影した映像が使われる予定で、18日と来年1月に撮影が行われる。フィギュアスケートのアリーナ・ザギトワ選手や愛犬の秋田犬マサルも特別出演する。
 会見には監督のアレクサンドル・ドモガロフ・ジュニアさん、プロデューサーのクリスティーナ・レイリアンさんと益田祐美子さん、中田会長らが出席。企画意図やストーリー、撮影スケジュールなどについて説明した。
 秋田犬ツーリズムは大館市での撮影に向けて約200人のエキストラを用意するなどサポートを展開。中田会長は「大館や秋田犬の魅力を世界に発信できる素晴らしい作品になる」などと期待を寄せた。
 「ハチとパルマの物語」は2020年夏にロシアで先行公開。日本では21年初夏から全国ロードショーを行い、公開する予定。配給は東京テアトル。

鹿角市 冬のプレミアムツアー 1月・大日堂 3月・除雪作業 DMなどで参加募集

2019-11-16
「かづのプレミアムツアー」などについて意見交換した観光産業推進ミーティング(市役所)
 鹿角市観光産業推進ミーティングが15日、市役所で行われ、観光関係者が意見を交換した。本年度の目玉事業である「かづのプレミアムツアー」は来年1、3月の2回実施する。1月は大日堂舞楽、3月は八幡平アスピーテラインの除雪作業見学などが盛り込まれている。
 プレミアムツアーは夏と冬に計4回計画。夏の花輪ばやしをメーンにした旅行は2泊3日の日程で行われ、45人が参加。花輪ばやしや大湯環状列石などを訪れた。
 計画によると、1月は1、2日の1泊2日の日程。1日は岩手県の盛岡駅に集合し、主催者が用意したバスで鹿角に移動。この日は、パワースポットとして知られる十和田神社に初詣、湯瀬温泉に宿泊。2日は大日堂舞楽を見学し、昼食は道の駅あんとらあできりたんぽ鍋を食べ、史跡尾去沢鉱山を訪れる。
 3月は20、21日の1泊2日。盛岡駅に集合し、バスで鹿角に移動。アルパスのジャンプ台を見学する。スタート地点まで上るという。後生掛温泉に宿泊し、翌日はアスピーテラインで春山除雪作業を見学、雪の回廊ウオークを楽しむ。
 「冬のツアーは参加者の募集で苦労する。今回はどのような方法で募集するか」という質問があり、説明側は「観光ファンにダイレクトメールを送るなどして参加を呼び掛けたい」と答えた。
 観光産業のデジタル化についての市担当者が説明。「新しいマーケットに知ってもらい、来てもらうためには、ウェブ広告が有効ではないか」と指摘し、事業者、市民が一体となって取り組むことの大切さを話した。

大館市議会 旧正札の跡地利用など 議会報告会始まる 17日まで8カ所で

2019-11-15
市民と意見を交わした議会報告会(大館市北地区コミュニティセンター)
 大館市議会の議会報告会が14日、市北地区コミュニティセンターを皮切りに始まった。定例会や4常任委員会の審議内容などについて市民と意見交換。参加者からは旧正札竹村本館棟跡地の利活用に関する質疑や、道路の渋滞緩和対策、歩道の除草・除雪に関する要望などが出された。17日まで計8カ所で開き、市民の声を吸い上げる。
 2015年度に施行した議会基本条例に基づき、年1回以上開催することにしている。初日は夜に二井田公民館でも開かれた。
 昼の北地区コミュニティセンターには議員13人が出席し、市民11人と意見を交わした。小棚木政之副議長は「市民の声を真摯(しんし)に聞き、議会活動に反映させたい」とあいさつ。建設水道、教育産業、厚生、総務財政の各常任委員長らが、定例会の議決結果や委員会の審査内容を報告した。総務財政委は本庁舎建設事業について、「8月末で進捗(しんちょく)率は17・8%で、2021年5月の開庁に向けて順調に工事が進められている」と説明した。
 出席した市民からは生活に密着した道路に関する要望が多く、「市道の歩道の草が伸び、登下校する児童にとっても危ない。冬には歩道に雪がたまり、除草や除雪を市でしっかり対応してほしい」、御成町や大田面などで「通勤時間帯に車が渋滞し、対策が必要」との声が上がった。「議員の中でも市道の草の管理がされていないと話題になった。改善するよう努力したい」と答えた。
 旧正札竹村本館棟解体後の跡地の利活用について質問があり、議員は「まだ何も決まっていない。利活用の仕方をどうするか考えている段階」と回答。市民から「子育て世代から要望の多い子どもの遊び場を整備してほしい。スポーツができる場所を市中心部につくるのもいいのでは」との意見が出された。「大町商店街のシャッター街を開けて、イベントを開いては」との提案もあった。
 「当局は市民の要望にすぐに対応してくれるが、事前に町内会への相談や、対応後の結果報告をしっかりやってほしい」との声も上がった。
 今後の日程は次の通り。
 ▽15日=田代公民館(午後2~4時)上川沿公民館(午後7~9時)▽16日=比内公民館(午後7~9時)城西小学校体育館(午後7~9時)▽17日=中央公民館(午前10時~正午)長木公民館雪沢分館(午後7~9時)

教育交流で授業に磨き 埼玉・八潮市の教諭ら 小坂小中で研修

2019-11-15
所属クラスで授業を実践した八潮市の教員(小坂小)
 義務教育9年間の連続性・系統性を大切にした学び合いを目指し、小中共通の学習スタイルによる「小中一貫教育」を実践する小坂町は、同様に取り組む埼玉県八潮市と教育交流を続けている。小中一貫教育校の小坂小・中学校で派遣研修に臨んでいる八潮市の小中教員5人が14日、所属クラスで授業を実践。学びを実感するための授業の手法に磨きをかけた。
 小坂町は小中一貫教育を導入する際、一貫教育の先進地として知られる八潮市の協力を得て、取り組みを参考にしながら進めた。
 これがきっかけで、両市町は教育交流を実施。小坂町が展開する小中共通の学習スタイル「小坂スタンダード」を基に、八潮市も「八潮スタンダード」を取り入れ、授業を改善するなどして、深い学びの実現を目指している。
 派遣研修は、教員としての資質向上を図り、一貫教育の充実、発展につなげる狙いで2015年度から毎年行われている。市教委が派遣する中堅教員を選定し、本年度は11日から15日までの日程で、男女5人の教員が派遣された。
 研修4日目のこの日は、5人全員が所属クラスで授業を実践。大瀬小の和田政希教諭(35)は小4のクラスで道徳の授業を行い、多様な使い方ができる風呂敷を用いながら、日本に伝わる文化の大切さを児童に伝えた。
 和田教諭は「小坂町の子どもたちの人間性は、非常に素直で学習に対して前向きで、友達と協力して生活する姿に感銘を受けた。実践を通して共同的な問題解決能力を育む教育がされている」と振り返り、「学力の高さの秘密を探りたかったが、先生方の子どもたちに対する熱意や愛情、成長させるために授業を改善するなど、伸ばそうという姿勢に胸を打たれた。八潮市、埼玉県全域に広めたい」と充実感を口にした。
 八潮市教委の井上正人学校教育部長(59)は「違った環境の教育現場を見る機会をなかなか持てない中で、このような研修ができることは、若い先生方の将来にとって大きい」と強調。2年前に町教委の阿部千鶴子指導主事が八潮市で授業を行ったことに触れ、「あの授業が市の職員に大きなインパクトを与え、加速度的に浸透した。奇跡の授業だった」とし、小坂町との教育交流に感謝していた。
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ミュージカル 「あきたいぬになりたくて」 来年1月に大館公演 チケット30日発売

2019-10-26
「あきたいぬになりたくて」大館公演のチラシ
 仙北市の劇団「わらび座」のミュージカル「あきたいぬになりたくて」の特別公演は来年1月11、12の両日、大館市のほくしか鹿鳴ホールで開かれる。大館などを舞台に女子高校生がアイドルを目指す物語で、秋田犬をテーマに若者の成長が描かれている。市内の小中学生を無料招待する。チケット発売は30日。
 大館公演は、「あきたいぬになりたくて」大館公演をみんなでみる会(会長・中田直文大館商工会議所会頭)主催。北鹿新聞社など共催。作品は、秋田でご当地アイドルを目指す女子高校生3人がコンテストに挑戦する笑いと涙のミュージカルナンバー。秋田犬を県内外にPRしようと、昨年初めて脚本を公募した。12月14日までわらび座で本公演が行われている。
 物語の中盤以降では、忠犬ハチ公の故郷である大館が登場。秋田犬やハチ公の歴史、秋田犬を取り巻く環境などに細かく触れながら、若者の葛藤や成長を掘り下げている。
 同会では、市内と県北地区(一部を除く)の小中学生を無料で招待する。事前に観賞チケットが必要で、市内は市教委を通じて希望者を募る。プレイガイドがある北秋田市、鹿角市の小中学生にも数量限定で無料観賞チケットを配布する。
 11日は午後2時、12日は午前11時からの公演。チケットは前売りが3000円、当日が3500円(いずれも税込み)。全席自由。プレイガイドは同ホール、北秋田市文化会館、鹿角市のコモッセ、いとく大館ショッピングセンター、大館商工会議所。
 無料観賞チケットの問い合わせは同会議所(☎43・3111)。

鹿角 来月17日に推進シンポ 縄文遺跡群の世界遺産登録 機運醸成へ講演など

2019-10-26
 鹿角市の大湯環状列石や北秋田市の伊勢堂岱遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録を目指したシンポジウムが11月17日、鹿角市花輪のコモッセで開かれる。午後1時半から4時まで。県鹿角地域振興局、鹿角市、市教委の主催。入場無料で、聴講希望者の事前申し込みを受け付けている。
 縄文遺跡群は今年7月の文化審議会で世界遺産登録を目指す推薦候補に選定された。シンポジウムは登録の実現に向けて市民の関心を高め、機運を醸成する目的。鹿角市議会「大湯環状列石」世界遺産登録推進議員連盟が後援するほか、遺跡群の構成市町と連携して開く。
 はじめに、立命館グローバル・イノベーション研究機構助教の中村大さん(能代市出身)が基調講演を行う。テーマは「最新の研究成果からみえてきた縄文時代の環境と生活」。
 続いて、三内丸山遺跡(青森市)、御所野遺跡(岩手県一戸町)、伊勢堂岱遺跡、大湯環状列石に関する事例発表を実施。このうち発表者は伊勢堂岱遺跡が北秋田市教委生涯学習課主査の榎本剛治さん、大湯環状列石が大湯ストーンサークル館主任の赤坂朋美さん。
 最後に、「縄文遺跡群の推薦ポイント」について県教育庁生涯学習課文化財保護室文化財主査の新海和広さんが説明する。
 問い合わせは鹿角地域振興局総務企画部(☎0186・22・0457)。

「ちほみのり」拡大なるか 水稲の早生多収性品種 JAあきた北が試験栽培

2019-10-25
ちほみのりの稲刈りを行う藤田さん。「来年も栽培したい」と話す(大館市早口)
 大館市のJAあきた北が行っている水稲の早生(わせ)多収性品種「ちほみのり」の試験栽培が3年目を迎えた。主力のあきたこまちより稲刈りが早く、大規模農家が作期を分散できるメリットがあり、業務用米として需要も高い。同JA米穀部は「今年のデータをこれから分析するが、管内に向いている品種」と判断。「将来的には100㌶以上に広げていければ」と展望する。
 ちほみのりは農研機構東北農業研究センターが開発した品種。「管内になじむか見極めたい」と、2017年に試験栽培を始めた。管内での作付けは18年の約10㌶から、今年は24戸、約40㌶に増やした。
 あきたこまちと同じ時期に田植えを行い、稲刈りは1週間ほど早い。米穀部は最大のメリットを「高齢化や離農などで1戸の栽培面積が大きくなる中、作期が分散できる」と話す。収量はあきたこまちと比べ、10㌃当たり60~120㌔多く、「茎の丈は短いが、1株に付く茎が多く、もみが重い。見た目以上に量が出ている感じがする」という。
 価格では、同JAの生産者概算金はあきたこまちと比べ60㌔当たり900円低く、めんこいなと同じ設定。「その分10㌃当たり1、2俵多く取ることでカバーできる」と強調。現在は冷凍食品向けに1社と取引しているが、「求められている価格帯で、需要は高い」とみている。
 「コンバインが満タンを知らせるブザーが、こまちより早く鳴る」。藤田貢さん(61)=早口=は稲刈りをしながら収量の多さを実感している。水稲は15㌶で、このうち、あきたこまちが8・5㌶、飼料用米が5㌶。ちほみのりは2年目で、今年は1・5㌶に作付け9月12日に稲刈りを開始した。
 「最初はよく分からない部分もあったが、その割に10㌃当たり60㌔は収量が多かった」と昨年を振り返る。作業が分散でき、例年10月25日までかかる稲刈りが、5日早く終わり、別の秋作業ができた。一方で、「稲刈りがいくら早くても、値段が安ければ意味がない。いかに量を取るか。多くの茎に穂を付けるための追肥など、栽培管理の工夫がもっと必要」と話す。
 「あくまでもメインはあきたこまちで、その前にちほみのり、後にめんこいなの流れをつくりたい」と米穀部。来年に向けて、「10㌶以上の大規模農家であれば作期が分散でき十分にメリットがあるとみて、導入を勧めていきたい」と話した。

総合計画に中高生の声 鹿角市未来若者会議 14人、課題挙げながら提案

2019-10-25
話し合いの成果を発表する生徒(鹿角市交流センター)
 鹿角市は23日、市交流センターで「かづの未来の若者会議」を開き、市内の全中学校、高校の代表生徒が自分自身の夢や目標と鹿角の未来を重ね合わせながら、まちづくりの方向性を話し合った。出された意見は提案書としてとりまとめ、後日、児玉一市長に提出する。
 市政運営の指針となる第7次総合計画(計画期間=2021~30年度)の策定に向け、将来の鹿角を担う若者の思いや考えを計画づくりに反映させるために開いた。
 市内の5中学校、2高校から2人ずつ計14人の生徒が参加。はじめに児玉市長が「大人だけではなく、これからの時代に羽ばたいていく若い皆さんにも参加をしていただきながら、共にふるさとの未来を切り開いていきたい」と期待を述べた。
 生徒たちは三つの班に分かれ、鹿角市の強み、弱みを見つけ出し、強みを生かしたり、弱みをチャンスに変えたりしていくための取り組みなどを話し合い、各班が成果を発表した。
 この中で「観光文化などの資源がうまく使えていない」「市が企画したイベントを市民に情報発信する力が足りない」といった弱み、課題を挙げ、「SNSを使って若者が鹿角の魅力を発信する。発信場所は商店街。空き店舗が見受けられるので、おしゃれなカフェやお化け屋敷に再利用したり、特産物を販売したりして活性化につなげる」などと提案。
 「若者の働く場が少ない」という課題に対しては「ベンチャー企業を育成し、職業選択の豊富なまちにする」といった意見や「働く場はあるのに、気づいてもらえていないのではないか。職業体験のイベントを行い、PRすべき」との提案があった。
 「いろいろな人、夢を受け入れ、発展していくような鹿角であってほしい」との意見や、スキーや農業に特化した大学の設置、若者が集えるアミューズメント施設の整備、鹿角への移住促進、公共交通網の充実などの提案もあった。
 最後に各班のリーダーが感想を発表。このうち中村優翔さん(花輪高2年)は「鹿角の素晴らしさを再認識することができた」と述べた。
 会議は一般公開し、二十数人が傍聴。花輪の男性(47)は「初めて会った生徒同士が互いに自分の思いを出し合えていた。意義ある会議だったと思う」と話した。

女性の課長は8・3% 北秋田市の活躍推進計画 市職員の状況公表

2019-10-25
 北秋田市は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(女性活躍推進法)に基づき、職業選択に役立つ情報として市職員の状況を公表した。管理職の女性割合は昨年4月1日現在、係長級で32・7%、課長級で8・3%だった。
 市は女性活躍推進法の施行を受け、2016年3月31日付で「女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画」を策定。計画の期間は16年4月1日から21年3月31日までの5年間とした。
 女性職員の活躍の推進に向けた目標では、20年度までに▽課長級以上の女性職員を14年度実績の1人(2%)から4人増やし10%とする▽男性職員の育児休業取得者数を1人以上とする▽時間外勤務を14年度実績の8・89時間から2割縮減し、月7・1時間以下とする―ことなどを掲げた。
 公表された本年度分の状況によると、昨年4月1日時点での職員の女性割合は、一般事務で36・7%、医師職で25・0%、医療技術職で71・4%だったほか、保育士、看護職、保健師、管理栄養士は100%。一方、消防職はゼロとなっている。男女別の継続勤務年数は昨年4月1日現在で、男性が16・6年、女性は17・1年だった。
 管理職の女性割合は昨年4月1日現在、係長級で対象職員数61人中女性は20人で32・7%、課長級は対象職員36人中3人で8・3%。部長級は13人全員が男性。
 昨年4月1日から今年3月31日までの育児休業取得率は、女性が100%だったのに対し男性はゼロ。同じ期間の超過勤務の状況は、月平均4368・8時間で、1人当たりの平均は11・6時間。また、昨年1月1日から12月31日までの期間でまとめた年次有給休暇の取得日数は平均10・6日で、前年と比べ0・5日減少した。
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10月から幼保無償化 実費負担の副食費 北鹿3市町村は無料に

2019-09-30
 国の幼児教育・保育無償化が10月から始まる。幼稚園や保育園、認定こども園などを利用する3~5歳児と低所得世帯の0~2歳児の保育料が無償化される。保育料に含まれていた給食の副食(おかずなど)費は無償化から外れて実費負担となるが、年収360万円未満の世帯と第3子以降は国が費用を免除、360万円以上の世帯は県と市町村の助成で負担軽減を図る。北鹿地方では鹿角市、小坂町、上小阿仁村がこの助成に上乗せし、副食費も無料とする。
 国の制度で無償化となるのは、幼稚園や保育所、認定こども園などに通う3~5歳児と住民税非課税世帯の0~2歳児。認可外保育施設の利用は保育の必要性が認定された場合、3~5歳児は月額3万7000円を上限に、0~2歳児は住民税非課税世帯を対象に月額4万2000円までの利用料を無償化する。
 3~5歳児の幼保無償化から外れるのが、おかずやおやつなどの副食費。保育園ではこれまで主食費は実費徴収で、副食費は保育料に含まれてきた。国は年収360万円未満の世帯と第3子以降を対象に副食費を免除。年収360万円以上の世帯には、県と市町村が共同で行う「すこやか子育て支援事業」で、半額か4分の1を助成する。多子世帯など全額助成される世帯もある。
 北鹿の5市町村のうち、小坂町と上小阿仁村は助成をさらに上乗せし、副食費を無料にする。鹿角市は所得制限を設けるが、「市内の3歳児以上のほとんどの世帯が無料の対象となる」と説明。上小阿仁村の担当は「保育料が無償で、副食費が発生すると負担感がある。子育て世帯の支援として無料にすることに決めた」と話す。
 大館市で幼保無償化の対象となる3~5歳児は幼稚園や保育園、認定こども園、へき地保育所を利用する約1200人。子ども課によると、市立保育園では10月から副食費を月4500円に設定。主食はご飯を持参しているため、実費負担分は助成後の副食費となる。同課は「保護者には9月中旬に副食費助成の申請書とチラシを配布した。10月以降に負担増となる世帯はなく、制度を周知していきたい」と話した。

巨樹、古木に驚き 鹿角地域観光再発見 県北一の門杉など巡る

2019-09-30
門杉を見学する参加者(大円寺)
 鹿角市内に点在する巨樹や古木をバスで巡る学習会が29日、同市十和田、花輪地区で行われた。主催した十和田地域づくり協議会の地域観光再発見実行委員会(三上豊委員長)によると巨木巡りの企画は市内初といい、参加者がその雄姿に目を見張りながら由来や地域の歴史などにも理解を深めた。
 本年度「市民のチカラ事業『地域観光再発見』」の一環。タイトルは「市内の巨樹・古木を訪ねて」。森林や樹木、悠久の歴史を語る地域のシンボルとして、地域学習を兼ねて初めて実施した。
 地元鹿角をはじめ大館、北秋田から18人が参加。案内人は大湯郷土研究会副会長でもある三上さん。東北巨木調査研究会の五十嵐洋さん(大館市)が一般参加し、関連情報を提供した。
 大湯支所前で開会行事を行い、三上さんは「鹿角には藩政期に幕府巡見使が通った歴史街道が残っている。木を見るだけでなく、歴史も踏まえながら歩きたい」とあいさつ。
 この後、参加者はバスで移動し、大円寺の門杉(もんすぎ、大湯)、毘沙門神社のケヤキ(一本木)、左多六とシロ公園のイチョウ(下草木)、愛宕神社の大カツラ(級ノ木)、金澤家の大グリ(鶴田)、神明社の親杉(松山)、千手観音堂の大ケヤキ(大欠)の7カ所を訪ねた。
 このうち大円寺の門杉はスギでは県北一の大きさで、幹周り9㍍、樹高47㍍、推定樹齢500~600年。県の天然記念物に指定され、伝承では樹齢2000年ともいわれる。かつては2本で一対になっていたとされるが、藩政期中頃の山崩れで山側のスギが失われ、谷側のこのスギだけが残ったという。
 三上さんは木の特徴や由来、付近の文化財などを説明。参加者は熱心に耳を傾けていた。
 北秋田市の白川正信さん(73)は「こんなにでかいスギは見たことがない。来てよかった」と話し、雄姿を写真に収めていた。

大沢さん(大館)「復興のごう音」 ラグビーW杯日本大会 釜石で選手入場曲演奏

2019-09-30
選手入場曲を演奏する大沢さん㊥(釜石鵜住居スタジアム)=佐藤さん提供
 日本チームが優勝候補を破り国内を歓喜に沸かせている、ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会。25日、岩手県釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで開かれたフィジー―ウルグアイ戦で、大館曲げわっぱ太鼓の奏者・大沢しのぶさん(44)=大館市=らが選手入場曲を演奏した。東日本大震災の被災地から太鼓を借り受け、「復興の音色」で大会の盛り上げに一役買った。
 大会のセレモニー担当者から出演の打診を受けたのは、茨城県出身の和太鼓奏者・寺門勝さん。寺門さんが東北ゆかりの大沢さんと、大館市内でワークショップなどを開く津軽笛奏者・佐藤ぶん太さんに声を掛け、3人に決まった。
 同スタジアムは、震災被災地で唯一のW杯会場で、復興の象徴とも言える場所。大沢さんは、同県陸前高田市の知人から直径約1㍍の平胴太鼓を借り受けた。青空の下、両国選手の入場時に「RWC2019アンセム」に合わせて大災害を経験した太鼓の音色をとどろかせた。続いて、選手や観客らが犠牲者に黙とうをささげた。
 試合開始前には会場周辺で、3人がゲリラ的におもてなし演奏したほか、観客への演奏体験や他バンドとのセッションなどで盛り上げた。
 大沢さんはこれまで、国内で開かれた国際スポーツ大会では、世界バレー(06年)開会式、U―20女子サッカーW杯(12年)の2度、演奏している。今回の観客は国内外の1万4000人余り。「一生に一度あるかないかの大きな国際大会。選手や関係者の緊張感、満員の観客の歓声や拍手は貴重な経験。復興はまだ半ばではあるが、今後も支援を続けていく気持ちを新たにした」と話した。
 日本チームは世界ランキング9位。初の8強入りを目指す中で28日、1次リーグA組第2戦で同2位のアイルランドを19―12で撃破した。10月5日にサモア、13日にはスコットランドと対戦し、上位2チームが19日以降の決勝トーナメントに進む。

パラリンピック 日本とタイ「絆の輪」を ボッチャ日本代表も 大館で市民と交流会

2019-09-29
交流試合でボッチャのタイ、日本両代表が白熱の攻防を繰り広げた(タクミアリーナ)
 2020年東京パラリンピックに向けた事前合宿で大館市に滞在しているタイのボッチャ・陸上競技両代表チームを迎えた「パラアスリートとの交流会」が28日、同市のタクミアリーナで開かれた。ボッチャのタイ代表と日本代表「火ノ玉JAPAN」が交流試合で世界トップレベルの技術を披露したほか、両競技のタイ選手19人が競技体験やゲームを通して来場者約150人と触れ合った。
 市主催。同市を訪れているタイ代表からはボッチャの選手7人とコーチ8人、陸上の脳性まひクラスの選手12人とコーチ7人らを招いた。27日から大館で合同合宿をしているボッチャ日本代表選手4人も参加した。
 開会式で福原淳嗣市長は「アスリートの技術、挑戦をする姿に触れてほしい。パラスポーツに親しむとともに、日本とタイの間に大きな絆の輪が芽吹くことを願う」とあいさつした。
 初めに16年リオパラリンピックのボッチャチーム戦で金、銀メダルを獲得したタイ、日本両代表が特別ルールの交流試合を実施。1―1で延長に突入した熱戦は、最終第3エンドで日本が1点を奪い2―1で勝利した。選手は投球でジャックボール(目標球)にぴたりと寄せたり、相手ボールをはじいてコースを空けたりして世界トップレベルの技術を披露。スーパーショットの連続に、会場からは歓声が上がった。
 来場者たちはボッチャ体験で両代表とプレーしたり、パラ陸上のタイ選手とリレーゲームをしたりして触れ合った。助言を受ける姿や記念撮影をする姿などが見られ、会場には笑顔が広がった。
 奥村史華さん(国際情報高1年)は「ボッチャの選手の技術はすごく、毎日練習すれば1番になれるんだと励まされたような気持ち。楽しかった。多くの人にパラスポーツを知ってほしい」と話した。
 ボッチャ日本代表主将の杉村英孝選手は「観客がたくさんいて緊張感があった。タイ代表と合宿をできたのは良い経験。初めて秋田に来たが、『すごいね』と声を掛けてもらった。応援を力に変えて頑張りたい」と語った。
 ボッチャ個人世界ランキング1位のタイ代表、ウォラウット・セーンアンパー選手は「日本代表と意見交換をできて良かった。皆さんと交流もできてとても楽しかった。(大館は)料理もおいしいし、また来たい」と笑顔を見せた。
 この日、市はタイ代表を応援するために作成した横断幕も公開した。東京大会の観戦ツアー企画も検討している。

機械操作やキノコ栽培 鹿角で親子7組 森林の役割に触れる

2019-09-29
ハタケシメジの菌床をプランターに入れる参加者(鹿角地域振興局)
 鹿角地域振興局の親子森林教室が28日、市内の森林などで開かれた。高性能林業機械の操作やキノコの菌床栽培を体験し、林業への理解を深めた。
 森林を理解する事業として、植林や森林内の散策など行ってきた。さらに理解を深めるため、樹木がどのように利用されているかを知り、山の恵みを実感する機会にしよう、と今回の教室を計画した。
 鹿角地域をはじめ大館市、北秋田市から7組、14人の親子が参加した。花輪の振興局庁舎に集合し後、大湯地内の森林に移動、プロセッサとフォワーダの高性能林業機械による玉切りや集材の作業を見学し、操作を体験した。
 作業体験の後は、振興局に戻り、キノコの役割を学んだ。昆虫や植物の成長に大きく貢献しているキノコ。県林業研究研修センターの菅原冬樹部長から分かりやすく説明を受けた。
 実際に、ハタケシメジの栽培に挑戦。プランターに菌床を入れ、土で覆う作業を行った。振興局の担当者によると、来月には食べることができまでに成長するという。参加者はプレゼントとして自分が作業したプランターを自宅に持ち帰った。
 市内から、母親と参加した菊沢榮太さん(6)は、「機械の操作は木を切ることができて、面白かった」と話し、キノコの菌床をプランターに入れながら、成長を楽しみにしている様子だった。
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