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昭和木材 木造建築用のプレカット材製造 大館市に10億円投資し新工場増設

2019-11-17
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設備増強のため建設中のプレカット新工場(大館市松木境)
 木造建築用のプレカット材を製造する昭和木材(本社・北海道旭川市、高橋範行社長)は、大館市松木境の東北プレカット工場に新工場を増設する。安定した住宅供給と非住宅分野への進出を図る設備増強。投資額は約10億円で、来年4月稼働、新たに6人を雇用する予定。市工場等設置促進条例に基づく指定工場となる見込み。年間生産量は一般住宅換算(40坪程度)で850棟を目指す。
 新工場は鉄骨平屋建て延べ3619平方㍍で、第2工場の向かい側に建設中。既存機械の老朽化のほか、生産効率向上のため最新機械を導入する。1日の加工能力は70坪を100坪、年間生産量550棟を850棟、坪換算では1万9000坪を3万坪に拡大する見込み。県内を中心とした販路を青森、岩手などの県外にも広げる。
 人口減少に伴い、新設住宅着工戸数も減少する傾向にあり、既存の加工機では対応できなかった老健施設や公民館、保育園など、大型の非住宅分野への進出を狙う。
 同社は1913年に旭川市で創業。植林から伐採、製材・集成、プレカット、住宅の設計・施工まで住宅建築に関する全ての工程を一貫して管理する総合木材企業。2002年に大館市内に東北営業所を開設。その後、東北各地の営業所を統括する支店に格上げした。東北プレカット工場は12年に北秋商事から工場等を譲り受けて操業を開始した。既存の工場は大館市の指定工場となっている。
 石田保雄東北支店長は「最新機械の導入によって、従来できなかった特殊加工が可能となり、よりスピーディーで精度が高い加工部材を提供できる。県内のほか、近隣の県外にも進出していきたい」としている。

新たな駅メロお披露目 秋田内陸線の米内沢駅 「浜辺の歌」を 向谷さんアレンジ

2019-11-17
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美しい歌声を披露した浜辺の歌音楽館少年少女合唱団(北秋田市の米内沢駅)
 北秋田市米内沢の秋田内陸縦貫鉄道(秋田内陸線、吉田裕幸社長)米内沢駅で16日、新たな「駅メロ」のお披露目会が開かれた。同地区出身の作曲家・成田為三の「浜辺の歌」を、「カシオペア」の元キーボード奏者で音楽プロデューサーの向谷実さんがアレンジしたもの。浜辺の歌音楽館少年少女合唱団の合唱も披露され、生まれ変わった駅メロの誕生を祝いあった。
 同駅では旧国鉄時代の1986年から、列車の到着時に「浜辺の歌」を流していた。90年ごろからは、シンセサイザーによる「浜辺の歌変奏曲」を使用。列車到着の3分前に鳴らされてきた。
 内陸線の応援大使に就任した向谷さんは今年、阿仁合駅と鷹巣駅にそれぞれ、オリジナルの駅メロを提供。5月に阿仁合駅を訪れた際に、成田為三の功績を伝える「浜辺の歌音楽館」や米内沢駅を訪れ、編曲を申し出たという。
 お披露目会には、地域住民や関係者ら約100人が来場。吉田社長は「米内沢駅は昨年、音楽と笑顔の駅をテーマに生まれ変わった。浜辺の歌音楽館とともに、まちのにぎわいをつくろうと取り組んでいる。向谷さんから提供されたメロディーが、音楽の力で米内沢駅、そして米内沢のまちを元気にしてくれると信じている」などとあいさつ。来賓の虻川広見副市長が祝辞を述べた。
 来賓らがボタンを押して、向谷さんによる「浜辺の歌」を披露。明るく弾むような曲調に、会場を埋めた人たちは笑顔で聞き入っていた。また、浜辺の歌音楽館少年少女合唱団の20人が、「かなりや」と「浜辺の歌」の2曲を披露した。
 同合唱団の近藤言美(ことみ)さん(16)=北鷹高1年=は「毎日、米内沢駅を利用している。新しいメロディーは明るく、きれいになった。これから、駅で聞くのが楽しみ」などと感想を話した。
 新たな駅メロはこの日から使用を開始。列車到着の3分前に1分間、流される。これまでの曲も待合室内の再生機で聞くことができる。

線路上の〝非日常〟 小坂鉄道レールパーク 17人がウオーク 枕木交換作業も見学

2019-11-17
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枕木の交換は全て手作業(小坂鉄道レールパーク)
 小坂町の体験型観光施設「小坂鉄道レールパーク」で16日、構内を歩くイベント「線路ウォーク」が初めて行われた。町内外の参加者が線路の枕木交換の作業を見学したほか、普段立ち入ることのできない線路の行き止まり(終端)に足を踏み入れるなど、非日常的な鉄道の空間を味わった。
 町は本年度から5カ年計画で、安全輸送の確立を図るため、線路のレールを支える木製の「枕木」の交換工事を行う。1000本近くの枕木があり、腐食などで老朽化が著しいものを優先する。本年度は、駅舎に最も近い旧旅客本線の枕木約170本を交換する計画で、工事は11日から始まった。
 今回のイベントはボランティア団体「小坂鉄道保存会」が企画。町内外から親子連れなど17人が参加した。
 参加者は、作業員がスコップで砕石をかき出して古い枕木を取り出し、縦2・1㍍、横20㌢、高さ14㌢、重さ60㌔ほどの新しい木製(広葉樹)の枕木と交換する手作業に見入ったほか、駅舎から南側約600㍍先の終端を目指し、線路を歩いた。
 途中、転轍(てんてつ)器や硫酸タンク、旅客車両などがあり、保存会員の説明に熱心に耳を傾けた。終端には車止めの標識があり、「昔は(鹿角市の)毛馬内まで延伸させる計画もあった」という説明に、参加者は驚いていた。
 大館市早口から参加した女性(70)は「小坂鉄道に乗って小坂町で、康楽館の芝居を見たことを思い出した。まさか線路がこんなにも続いているとは思わなかった。枕木の交換は全て手作業でびっくりした」と目を丸くしていた。
 同保存会の千葉裕之会長(56)は「意外と多くの人たちに関心を持ってもらえてうれしかった。小坂鉄道の魅力を発見したことで、その魅力を他の人たちに発信してもらいたい」と期待していた。

し尿処理場老朽化 川口に受け入れ施設 大館市 下水処理センター敷地に計画

2019-11-16
し尿受け入れセンター建設予定の大館処理センター(大館市川口)
 大館市は15日、県米代川流域下水道大館処理センター(同市川口)敷地内への建設を計画している汚物処理場(し尿受け入れセンター)の都市計画変更案の縦覧を始めた。し尿処理場(同市松木)の老朽化に伴い、新たに整備することで処理センターとの共同処理を目指す。県有地を借りるため、県も同日から変更案の縦覧を実施している。いずれも29日まで。
 し尿処理場は、合併前の大館・比内・田代3市町で構成した大館広域市町村圏組合が1984年に建設、「汚物処理場」として都市計画決定され、85年4月から稼働している。処理能力は1日あたり160㌔㍑。耐用年数の25年を過ぎ、修繕などで対処しているものの老朽化が進んでおり、生活排水を適正処理するために新たな施設の建設を計画している。
 大館処理センターは市内の下水道終末処理場として配置され、下水の浄化や汚泥処理を担っている。敷地約6・2㌶のうち北西側の約2600平方㍍は下水道施設・汚泥資源化施設の建設用地として確保してきたが、人口減少を踏まえた下水道施設規模の縮小と、施設配置計画の変更で受け入れセンター建設用地として使用可能となった。
 市は大館処理センター敷地内に整備し、下水道と共同処理することで建設費や管理費の低減を図る。このため受け入れセンター建設地を都市計画法に基づく汚物処理場として計画決定する方針。県は大館処理センターの面積を縮小する。し尿処理場は新施設の供用開始後に稼働を停止し、廃止の都市計画決定を予定している。
 汚物処理場の変更案は都市計画課(比内総合支所)と環境課(本庁舎)、大館処理センターの変更案は県都市計画課(秋田市)と北秋田地域振興局用地課(北秋田市)、市都市計画課で縦覧できる。意見書も提出できる。問い合わせは市都市計画課(☎0186・43・7082)。

日露共同製作映画 「ハチとパルマの物語」 秋田犬の魅力世界へ 監督ら会見

2019-11-16
映画「ハチとパルマの物語」製作発表会見(県庁)
 大館市生まれの秋田犬「忠犬ハチ公」とロシアの忠犬パルマの物語を題材にした日露共同製作映画「ハチとパルマの物語」の製作発表会見が15日、県庁で行われ、メガホンを握るロシアの映画監督や大館市での撮影を支援する秋田犬ツーリズムの中田直文会長らがストーリーや撮影スケジュールなどについて説明。「映画を通じて秋田、大館の魅力を世界中に発信したい」と期待を込めた。
 忠犬パルマは旧ソ連時代の実話で、空港に残されたパルマが2年間にわたって飼い主を待ち続けたというもの。飼い主を待ち続ける姿は人々の心を打ち、空港のシンボル的な存在になったとされており、駅で飼い主を待ち続けた忠犬ハチ公と重なる。
 映画は、家庭の事情で心を閉ざした少年とパルマとの交流が中心。空港で日本人に連れられた秋田犬と出会ったことから、「パルマを飼い主のところに戻してあげたい」と行動する姿を描いたものになるという。日本からは渡辺裕之さん、藤田朋子さん、壇蜜さんらが出演する予定。 
 冒頭には大館市で撮影した映像が使われる予定で、18日と来年1月に撮影が行われる。フィギュアスケートのアリーナ・ザギトワ選手や愛犬の秋田犬マサルも特別出演する。
 会見には監督のアレクサンドル・ドモガロフ・ジュニアさん、プロデューサーのクリスティーナ・レイリアンさんと益田祐美子さん、中田会長らが出席。企画意図やストーリー、撮影スケジュールなどについて説明した。
 秋田犬ツーリズムは大館市での撮影に向けて約200人のエキストラを用意するなどサポートを展開。中田会長は「大館や秋田犬の魅力を世界に発信できる素晴らしい作品になる」などと期待を寄せた。
 「ハチとパルマの物語」は2020年夏にロシアで先行公開。日本では21年初夏から全国ロードショーを行い、公開する予定。配給は東京テアトル。
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市街地循環バス運行へ 北秋田市が平日7便 12月1日から通年で

2019-10-09
北秋田市の地域公共交通活性化協議会(市役所)
 北秋田市の地域公共交通活性化協議会(会長・津谷永光市長)は8日、市役所で開き、市が12月1日からの運行開始を計画している「鷹巣市街地循環バス」を承認した。これまでに3度の実証運行を行ってきたもの。平日7便、土曜・日曜・祝日は5便で、通年運行を実施する。
 買い物弱者の足の確保を図るとともに、免許返納者を含めた高齢者の移動手段として活用してもらうことなどを目的としたもの。事業化に向けて市は、2016年12月と、17年6月から11月、18年11月から今年3月までの計3回にわたり実証運行を行ってきた。
 この結果、1便当たりの利用者数が3・96人(18年11月から今年3月の実績)となるなど、市民の需要があると判断。運行便数や時間、経路、運賃などの検討を行いながら、通年運行に向けた準備を進めてきた。
 この日の協議会で、欠席の津谷市長に代わり副会長の河田浩文総務部長は「議会からも多くの質問を受けるなど、関心が高い事業。市民が本当に利用しやすい運行としたい」などとあいさつ。事務局が運行計画を説明した。
 運行経路は、栄中綱の国道105号沿いにあるイオンタウン鷹巣を起点・終点に、高野尻、東中岱、南鷹巣、宮前町の各公営住宅団地を周回。いとく鷹巣SCや鷹巣駅前、市役所前に停留所が置かれるほか、市民ふれあいプラザコムコム前は2回、停車する。
 便数は、平日が午前9時から午後3時までの1時間ごとで計7便、土曜・日曜と祝日は正午と午後3時を運休する5便を設定。運賃は大人100円、小学生と障害者手帳所持者は50円とする。運行開始は12月1日を予定している。
 委員からは「市民に利用してもらうための周知方法」についての質問があり、事務局は「11月の広報やホームページに掲載するほか、市長の定例会見でも発表したい」などと説明。「バスに愛称はつけないのか」との質問には「市として、専用車両の整備を検討しており、その際に考えたい」と述べた。
 協議会ではこのほか、消費税率の改定に伴う市内交通機関の運賃改定についての報告も行われた。

県商工会連合会など 創生プランおおむね順調 策定後初の評価 大館北秋、巡回相談で成果

2019-10-08
 県商工会連合会と北鹿地方を含む県内21商工会は、共通戦略・施策・事業の評価を商工会創生プラン(2017~21年)策定後初めて行い、結果を公表した。全体的に「おおむね順調」と判定。大館北秋商工会が「巡回相談の質的向上による個社支援強化」で達成率153%などと成果を上げた。海外展開や農林水産業への経営支援など課題も明らかになり、今後の推進方策に結果を反映させる。
 共通戦略は▽育て・挑戦を支える商工会▽プロ集団の商工会▽事業者が主役の商工会▽機動的・効率的な商工会▽環境変化に強い商工会―の5点。これらの達成に向け、連合会と各商工会がそれぞれ施策・事業を設定し、目標を明確化している。18年度実績を対象に達成度や有効性などの観点からA(順調)、B(おおむね順調)、C(一部未達成)の3段階で評価した。
 大館北秋商工会は19年度スタートの5事業を除く16事業のうち、A評価が12事業(巡回相談・創業支援など)、B評価3事業(販路拡大支援・消費税対応など)、C評価1事業(経営革新支援)だった。特に高い実績は巡回相談で、2420件(目標2080件)のうち実行支援・解決提案が46%(同30%以上)を占めた。会員大会の開催などで新規加入にも結び付けた。
 かづの商工会は26事業のうちA評価4事業(ホームページリニューアル・若手役員の組織化など)、B評価22事業(事業承継計画作成支援・代行業務手数料見直しなど)。事業承継の調査は順調だが、計画が進んでいないことを課題に挙げた。
 北秋田市商工会は23事業のうちA評価5事業(事業計画策定支援・手数料規定見直しなど)、B評価12事業(補助金活用による解決提案・事業承継実態調査など)、C評価6事業(承継マッチング支援・地域振興事業の改善・廃止検討など)。個社支援、商工会情報の発信、職員の質的向上に成果が見られた。一方で「苦手とする取り組みが見えてきた」とした上で「進め方を再検討し、次年度以降に反映させる」とまとめた。
 上小阿仁村商工会は15事業のうちA評価6事業(伴走型個社支援・特産品磨き上げなど)、B評価8事業(事業承継意思調査・次代経営者育成など)、C評価1事業(森林資源を活用した新事業と雇用促進)。「小規模のため人員不足など課題は多いが、農商工連携などの販路拡大支援は積極的な取り組みを実施し、目標を達成できた」と総評。事業承継関連は「優先度の高い事業所からの支援に注力し、早めの取り組み喚起に貢献できた」とした。
 連合会は「地域に必要とされる商工会としてそれぞれの存在感を向上させている」と講評。評価結果について「プラン全体の方向性や今後の展開を検証する材料、推進方策に反映させるほか、次年度事業の企画・立案や次期プラン策定などに活用する」としている。

ロケ地鹿角のPR効果は? 映画「デイアンドナイト」 市議会決算委で質疑

2019-10-08
開会した鹿角市議会決算特別委(市役所)
 鹿角市議会決算特別委員会(舘花一仁委員長)は7日開会し、2018年度一般・特別各会計決算認定案の審査を開始した。昨年、全国公開された映画「デイアンドナイト」の評価について、当局はロケ地となった鹿角の魅力発信に一定の効果があったとの認識を示したほか、都内でリバイバル上映が決定したことに触れ、さらなる〝デイアンドナイト効果〟に期待を込めた。
 「デイアンドナイト」は、映画の公開に合わせて鹿角市のプロモーションも一緒に進めるという地域開発映画プロジェクトとして取り組んだもの。「人間の善と悪」がテーマで、人気俳優・山田孝之さんがプロデューサー、企画・主演は俳優の阿部進之介さん、監督は藤井道人さん。
 ロケは一昨年11月に実施。市が補助し、地元企業等が協賛する中、市民らでつくる実行委員会が炊き出しやプロモーションなどで支援した。昨年1月に県内で先行上映、その後に全国公開された。
 吉村アイ委員が映画の評価や市のPR効果についてただしたのに対し、政策企画課の阿部卓也主幹は「県内外のメディアに取り上げられ、露出された効果は非常に大きかった。先行上映の来場者アンケートでは映画が本市のPRに効果的と答えた人も約8割いた。全国75会場で上映され、観客動員による効果も大きかったと捉えている」と答えた。
 吉村委員は「私はいい映画だと思う」とした上で「一般受けする内容ではなく、ちょっと怖い映画だという意見も聞かれた」と指摘。これに対し同課の阿部正幸課長は「撮影するにあたって、プロデューサーから社会派的な作品になるとは言われていたが、暗いような深刻な場面の中にも、鹿角の風景がきれいに映し出されている」とした。
 阿部課長は限定リバイバル上映が決定したことにも言及し、「一気に爆発的な興行にはならなかったが、徐々に人気が出ている」と述べた。

全議案を可決し閉会 北秋田市9月議会 イージス反対陳情は「継審」

2019-10-08
全議案を可決、認定し閉会した北秋田市の9月定例議会本会議(北秋田市役所)
 北秋田市の9月定例議会は7日、本会議を再開し、初日に提案した2019年度の各会計補正予算案や市印鑑条例の一部改正案など議案18件を原案の通り可決、18年度各会計の決算認定案24件を全て認定、追加提案された人事案2件に同意し、閉会した。秋田市新屋へのイージス配備反対の意思表明を求める陳情は、継続審査とした。
 可決したのは補正予算のほか、市印鑑条例の一部改正や市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正、市過疎地域自立促進計画の変更についてなど。
 補正予算案のうち、一般会計の補正額は2億9660万4000円で、補正後の総額は244億1632万2000円。歳出には、市街地循環バス運行委託費に392万6000円、あいかわ保育園園舎大規模改修工事費に847万8000円などを計上した。
 18年度の決算認定案は、一般会計や特別会計、企業会計の24件。本会議では一般会計、介護保険特別会計、病院事業会計について反対討論が行われたが、採決の結果、全ての認定案を賛成多数で認定した。
 ミサイル基地イージス・アショアを考える県民の会(川野辺英昭代表委員代表)から提出された「市議会として、秋田市新屋への地上イージス配備反対の意思表明を求める陳情」は、所管の総務文教委で継続審査と決定していた。
 本会議では「継続審査」と「直ちに採決するべき」との立場からそれぞれ討論が行われたが、採決の結果、賛成多数で「継続審査」に決まった。「新たな過疎対策法の制定に関する意見書の提出についての陳情」は採択した。
 同意した人事案は次の通り。
 【北秋田市栄財産区管理委員】▽田村信夫氏(66)=再任▽加賀昇氏(70)=新任▽岩谷政雄氏(67)=再任▽佐藤金一氏(74)=新任▽斉藤春夫氏(77)=再任▽藤嶋功氏(80)=再任▽村上儀平氏(72)=再任
 【人権擁護委員候補者】
 ▽吉田幸子氏(61)=川井、新任▽柴田榮則氏(63)=五味堀、新任

ふるさとあきたラン! 大館市Aが4位入賞 地元鹿角市は5位

2019-10-07
大館市Aの2走・山内㊧から中村に中継(秋田銀行大湯支店前)
 「第6回秋田25市町村対抗駅伝ふるさとあきたラン!」は6日、鹿角市の道の駅おおゆを発着点とする9区間32・9㌔の市内循環特設コースで行われ、北鹿勢は大館市Aが4位、鹿角市Aが5位、北秋田市Aが7位だった。大館市Bは11位、北秋田市Bは13位、鹿角市Bは17位、小坂町は20位、上小阿仁村は30位。総合優勝は秋田市Aで3連覇を達成した。
 県内全25市町村から33チームが参加。昨年は台風接近の影響で中止となったが、今年は心配された雨もなく、昼前後には秋晴れの空が広がった。選手は午前11時に同道の駅前から一斉にスタートし、十和田大湯―花輪間を駆け抜けてたすきをつないだ。
 序盤は秋田市A、同Bがレースを引っ張る展開。4区・中学女子で大館市Aが2位に浮上し、5区・中学男子でも首位との差を詰めた。しかし後半は自力で勝る秋田市Aに引き離され、最終的に4位でゴールテープを切った。地元の鹿角市Aは徐々に順位を上げて追いすがったが、上位との差を縮めることはできなかった。
 吉原、近藤が快走 一時首位に迫る 大館市 第1回大会以来の頂点を目指した大館市Aは序盤から上位で好レースを展開し、4位に入った。独走状態の秋田市Aを追いかけ、中盤には一時肉薄するなど意地を見せた。畠山一則監督は「良い選手を集めたが、周りのチームが上回っていた」と話した。
 県内トップクラスの実力を持つ序盤の小中学生区間でリードを奪い、貯金を作る作戦で臨んだ。6位でたすきを受け取った2区・小学女子の山内瑛恋(長木6年)が3位でつなぐと、4区・中学女子の吉原莉胡(大館東3年)は区間賞の快走。「少しでも首位に近づこうと思って走った。力はしっかり出せた」といい、2位まで順位を押し上げた。
 5区・中学男子の近藤玲旺(成章3年)も続いた。「落ち着いてレースに入り、後半にスピードを上げていこうと考えていた」。首位に立つ秋田市Aとの差を24秒から14秒まで縮めた。秋田市Aの選手に何度も後方を振り返らせるほど存在感を発揮。区間3位に「できれば区間賞を取りたかった」とこぼしたが、それでも「自分の走りはできたかな」と納得した表情だった。
 7区・一般男子までは2位を保ったが、終盤に2チームにかわされて4位に終わった。畠山監督は「優勝を目標にしてきたが、他のチームのレベルが急激に上がっていると感じた。今まで通りでは勝てなくなっている。長期的な計画を立てて臨まないと」と今後の復権を見据えていた。
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10月から幼保無償化 実費負担の副食費 北鹿3市町村は無料に

2019-09-30
 国の幼児教育・保育無償化が10月から始まる。幼稚園や保育園、認定こども園などを利用する3~5歳児と低所得世帯の0~2歳児の保育料が無償化される。保育料に含まれていた給食の副食(おかずなど)費は無償化から外れて実費負担となるが、年収360万円未満の世帯と第3子以降は国が費用を免除、360万円以上の世帯は県と市町村の助成で負担軽減を図る。北鹿地方では鹿角市、小坂町、上小阿仁村がこの助成に上乗せし、副食費も無料とする。
 国の制度で無償化となるのは、幼稚園や保育所、認定こども園などに通う3~5歳児と住民税非課税世帯の0~2歳児。認可外保育施設の利用は保育の必要性が認定された場合、3~5歳児は月額3万7000円を上限に、0~2歳児は住民税非課税世帯を対象に月額4万2000円までの利用料を無償化する。
 3~5歳児の幼保無償化から外れるのが、おかずやおやつなどの副食費。保育園ではこれまで主食費は実費徴収で、副食費は保育料に含まれてきた。国は年収360万円未満の世帯と第3子以降を対象に副食費を免除。年収360万円以上の世帯には、県と市町村が共同で行う「すこやか子育て支援事業」で、半額か4分の1を助成する。多子世帯など全額助成される世帯もある。
 北鹿の5市町村のうち、小坂町と上小阿仁村は助成をさらに上乗せし、副食費を無料にする。鹿角市は所得制限を設けるが、「市内の3歳児以上のほとんどの世帯が無料の対象となる」と説明。上小阿仁村の担当は「保育料が無償で、副食費が発生すると負担感がある。子育て世帯の支援として無料にすることに決めた」と話す。
 大館市で幼保無償化の対象となる3~5歳児は幼稚園や保育園、認定こども園、へき地保育所を利用する約1200人。子ども課によると、市立保育園では10月から副食費を月4500円に設定。主食はご飯を持参しているため、実費負担分は助成後の副食費となる。同課は「保護者には9月中旬に副食費助成の申請書とチラシを配布した。10月以降に負担増となる世帯はなく、制度を周知していきたい」と話した。

巨樹、古木に驚き 鹿角地域観光再発見 県北一の門杉など巡る

2019-09-30
門杉を見学する参加者(大円寺)
 鹿角市内に点在する巨樹や古木をバスで巡る学習会が29日、同市十和田、花輪地区で行われた。主催した十和田地域づくり協議会の地域観光再発見実行委員会(三上豊委員長)によると巨木巡りの企画は市内初といい、参加者がその雄姿に目を見張りながら由来や地域の歴史などにも理解を深めた。
 本年度「市民のチカラ事業『地域観光再発見』」の一環。タイトルは「市内の巨樹・古木を訪ねて」。森林や樹木、悠久の歴史を語る地域のシンボルとして、地域学習を兼ねて初めて実施した。
 地元鹿角をはじめ大館、北秋田から18人が参加。案内人は大湯郷土研究会副会長でもある三上さん。東北巨木調査研究会の五十嵐洋さん(大館市)が一般参加し、関連情報を提供した。
 大湯支所前で開会行事を行い、三上さんは「鹿角には藩政期に幕府巡見使が通った歴史街道が残っている。木を見るだけでなく、歴史も踏まえながら歩きたい」とあいさつ。
 この後、参加者はバスで移動し、大円寺の門杉(もんすぎ、大湯)、毘沙門神社のケヤキ(一本木)、左多六とシロ公園のイチョウ(下草木)、愛宕神社の大カツラ(級ノ木)、金澤家の大グリ(鶴田)、神明社の親杉(松山)、千手観音堂の大ケヤキ(大欠)の7カ所を訪ねた。
 このうち大円寺の門杉はスギでは県北一の大きさで、幹周り9㍍、樹高47㍍、推定樹齢500~600年。県の天然記念物に指定され、伝承では樹齢2000年ともいわれる。かつては2本で一対になっていたとされるが、藩政期中頃の山崩れで山側のスギが失われ、谷側のこのスギだけが残ったという。
 三上さんは木の特徴や由来、付近の文化財などを説明。参加者は熱心に耳を傾けていた。
 北秋田市の白川正信さん(73)は「こんなにでかいスギは見たことがない。来てよかった」と話し、雄姿を写真に収めていた。

大沢さん(大館)「復興のごう音」 ラグビーW杯日本大会 釜石で選手入場曲演奏

2019-09-30
選手入場曲を演奏する大沢さん㊥(釜石鵜住居スタジアム)=佐藤さん提供
 日本チームが優勝候補を破り国内を歓喜に沸かせている、ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会。25日、岩手県釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで開かれたフィジー―ウルグアイ戦で、大館曲げわっぱ太鼓の奏者・大沢しのぶさん(44)=大館市=らが選手入場曲を演奏した。東日本大震災の被災地から太鼓を借り受け、「復興の音色」で大会の盛り上げに一役買った。
 大会のセレモニー担当者から出演の打診を受けたのは、茨城県出身の和太鼓奏者・寺門勝さん。寺門さんが東北ゆかりの大沢さんと、大館市内でワークショップなどを開く津軽笛奏者・佐藤ぶん太さんに声を掛け、3人に決まった。
 同スタジアムは、震災被災地で唯一のW杯会場で、復興の象徴とも言える場所。大沢さんは、同県陸前高田市の知人から直径約1㍍の平胴太鼓を借り受けた。青空の下、両国選手の入場時に「RWC2019アンセム」に合わせて大災害を経験した太鼓の音色をとどろかせた。続いて、選手や観客らが犠牲者に黙とうをささげた。
 試合開始前には会場周辺で、3人がゲリラ的におもてなし演奏したほか、観客への演奏体験や他バンドとのセッションなどで盛り上げた。
 大沢さんはこれまで、国内で開かれた国際スポーツ大会では、世界バレー(06年)開会式、U―20女子サッカーW杯(12年)の2度、演奏している。今回の観客は国内外の1万4000人余り。「一生に一度あるかないかの大きな国際大会。選手や関係者の緊張感、満員の観客の歓声や拍手は貴重な経験。復興はまだ半ばではあるが、今後も支援を続けていく気持ちを新たにした」と話した。
 日本チームは世界ランキング9位。初の8強入りを目指す中で28日、1次リーグA組第2戦で同2位のアイルランドを19―12で撃破した。10月5日にサモア、13日にはスコットランドと対戦し、上位2チームが19日以降の決勝トーナメントに進む。

パラリンピック 日本とタイ「絆の輪」を ボッチャ日本代表も 大館で市民と交流会

2019-09-29
交流試合でボッチャのタイ、日本両代表が白熱の攻防を繰り広げた(タクミアリーナ)
 2020年東京パラリンピックに向けた事前合宿で大館市に滞在しているタイのボッチャ・陸上競技両代表チームを迎えた「パラアスリートとの交流会」が28日、同市のタクミアリーナで開かれた。ボッチャのタイ代表と日本代表「火ノ玉JAPAN」が交流試合で世界トップレベルの技術を披露したほか、両競技のタイ選手19人が競技体験やゲームを通して来場者約150人と触れ合った。
 市主催。同市を訪れているタイ代表からはボッチャの選手7人とコーチ8人、陸上の脳性まひクラスの選手12人とコーチ7人らを招いた。27日から大館で合同合宿をしているボッチャ日本代表選手4人も参加した。
 開会式で福原淳嗣市長は「アスリートの技術、挑戦をする姿に触れてほしい。パラスポーツに親しむとともに、日本とタイの間に大きな絆の輪が芽吹くことを願う」とあいさつした。
 初めに16年リオパラリンピックのボッチャチーム戦で金、銀メダルを獲得したタイ、日本両代表が特別ルールの交流試合を実施。1―1で延長に突入した熱戦は、最終第3エンドで日本が1点を奪い2―1で勝利した。選手は投球でジャックボール(目標球)にぴたりと寄せたり、相手ボールをはじいてコースを空けたりして世界トップレベルの技術を披露。スーパーショットの連続に、会場からは歓声が上がった。
 来場者たちはボッチャ体験で両代表とプレーしたり、パラ陸上のタイ選手とリレーゲームをしたりして触れ合った。助言を受ける姿や記念撮影をする姿などが見られ、会場には笑顔が広がった。
 奥村史華さん(国際情報高1年)は「ボッチャの選手の技術はすごく、毎日練習すれば1番になれるんだと励まされたような気持ち。楽しかった。多くの人にパラスポーツを知ってほしい」と話した。
 ボッチャ日本代表主将の杉村英孝選手は「観客がたくさんいて緊張感があった。タイ代表と合宿をできたのは良い経験。初めて秋田に来たが、『すごいね』と声を掛けてもらった。応援を力に変えて頑張りたい」と語った。
 ボッチャ個人世界ランキング1位のタイ代表、ウォラウット・セーンアンパー選手は「日本代表と意見交換をできて良かった。皆さんと交流もできてとても楽しかった。(大館は)料理もおいしいし、また来たい」と笑顔を見せた。
 この日、市はタイ代表を応援するために作成した横断幕も公開した。東京大会の観戦ツアー企画も検討している。

機械操作やキノコ栽培 鹿角で親子7組 森林の役割に触れる

2019-09-29
ハタケシメジの菌床をプランターに入れる参加者(鹿角地域振興局)
 鹿角地域振興局の親子森林教室が28日、市内の森林などで開かれた。高性能林業機械の操作やキノコの菌床栽培を体験し、林業への理解を深めた。
 森林を理解する事業として、植林や森林内の散策など行ってきた。さらに理解を深めるため、樹木がどのように利用されているかを知り、山の恵みを実感する機会にしよう、と今回の教室を計画した。
 鹿角地域をはじめ大館市、北秋田市から7組、14人の親子が参加した。花輪の振興局庁舎に集合し後、大湯地内の森林に移動、プロセッサとフォワーダの高性能林業機械による玉切りや集材の作業を見学し、操作を体験した。
 作業体験の後は、振興局に戻り、キノコの役割を学んだ。昆虫や植物の成長に大きく貢献しているキノコ。県林業研究研修センターの菅原冬樹部長から分かりやすく説明を受けた。
 実際に、ハタケシメジの栽培に挑戦。プランターに菌床を入れ、土で覆う作業を行った。振興局の担当者によると、来月には食べることができまでに成長するという。参加者はプレゼントとして自分が作業したプランターを自宅に持ち帰った。
 市内から、母親と参加した菊沢榮太さん(6)は、「機械の操作は木を切ることができて、面白かった」と話し、キノコの菌床をプランターに入れながら、成長を楽しみにしている様子だった。
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