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阿仁診療所建設場所 市長「納得いただいた」 北秋田市12月議会開会

2018-12-12
大綱質疑などを行った12月定例議会(議場)
 北秋田市の12月定例議会は11日開会した。会期を21日まで11日間と決めた後、2018年度一般会計補正予算や阿仁診療所の工事請負契約の締結など22議案を上程、大綱質疑を行って散会した。
 提出議案は、奨学資金貸し付け条例の一部改正など条例関係2件、各会計補正予算案関係11件、市過疎地域自立促進計画の変更や大太鼓の館の指定管理者の指定など単行議案9件の計22件。
 一般会計補正予算は歳入歳出とも2億8133万9000円を追加し、補正後の総額は243億2223万5000円。歳出は結婚生活応援金の報償費150万円、入院費の増加に伴う扶助費8664万7000円、除雪費用の増額に伴う道路維持費9405万3000円などを盛り込んだ。
 大綱質疑では、工事請負契約の締結に関する議案が上程された阿仁診療所の改築工事について質疑があった。新たな建物は現診療所の駐車場に建設予定で、総事業費は約5億円、20年12月に完成する見込み。
 議会報告会で阿仁庁舎付近への建設を求める住民の声を聞いたという議員が「地域住民の合意は得られていると判断してよいのか」と質問。津谷市長は「下(庁舎周辺)を根強く希望する人もいるが、(現診療所周辺への建て替えは)やむを得ないという話もあった。地元の方々との意見交換会で当局の立場を説明し、納得いただいたものとして進めている」と述べた。

21世帯、高齢化率9割でも 集い笑えば明るい地域 大館の赤石沢長瀞

2018-12-12
にぎやかに会話しながら作業する住民(赤石沢長瀞会館)
 大館市の赤石沢長瀞(ながとろ)地区の住民でつくる「高齢者元気づくりの会」(佐々木敬子代表)は、高齢化が進む地域で互いの安否確認や引きこもり防止を狙いに毎月交流の場を設けている。8日は大館アメッコ市(来年2月9、10日)の会場などに飾るジャンボ枝アメ作りに取り組み、町内会館にはにぎやかな笑い声が響いた。
 同会によると、同地区は21世帯があり、高齢化率は9割に近い。高齢者が増える中で「元気で楽しい地域にしよう」と、2013年から65歳以上の住民たちで毎月1回、町内会館に集まることにしている。
 活動は健康をテーマにした講演会、体操、恵方巻き作りなどさまざま。終了後は食事をしながら、日常生活や最近の出来事について会話するのが恒例となっている。
 会員の佐々木良子さん(72)は「好きなように遠慮しないで話せる。みんなと笑い合えてとても楽しい」と話す。
 この日は10人がジャンボ枝アメ作りに取り組んだ。包装したアメ800個を長さ3~4㍍のミズキの枝2本に取り付け、縁起札も飾り付けた。丁寧に作業しながらも分け隔てなく方言で話し、笑い、どこからともなく返事が返ってくる。にぎやかで明るい光景が広がっていた。
 佐々木代表(77)は「高齢者は街に行く手段が少なく、外出する機会も少ない。集まって笑い合うことで話題も増え、地域も明るくなってきた。みんな年のわりに若く見えるでしょ。互いを見守りながらみんなで楽しく過ごせる地域になれば」と話した。

かづの厚生病院の患者に 歌声で元気届ける 草木小がXマスコンサート

2018-12-12
合唱を披露する草木小の児童たち(かづの厚生病院)
 鹿角市草木小学校(成田勇信校長)の児童たちが11日、かづの厚生病院を訪れ、合唱やリコーダー演奏を披露し、入院患者などに元気を届けた。
 「患者の入院生活の癒やしになれば」と、毎年12月にクリスマスコンサートが開かれている。全校児童26人が訪れた。
 会場となった病院エントランスホールの壁には、サンタクロースの人形や電球が飾られクリスマスムード。入院患者、外来患者が集まった。児童は赤いサンタの帽子をかぶって登場。代表が「この日に備えて練習してきました。最後まで楽しんでください」と呼び掛けた。
 全員で校歌を斉唱した後、3、4年生が人気曲「USA」のダンスを披露。1、2年の合奏、5・6年のリコーダー演奏と続いた。最後に全員で「ふるさと」「フレンドシップ」を歌い上げると、アンコールの声が上がり、さらに1曲を披露した。
 来場者の間に児童が入り、手書きのメッセージを添えたポケットティッシュをプレゼントした。

上小阿仁村 自動運転サービス 長期実験がスタート 運行課題検証へ 2月1日まで

2018-12-11
上小阿仁村役場前の国道交差点を渡る自動運転車両(小沢田)
 自動運転サービスの実用化を目指した国交省の長期実証実験が9日、上小阿仁村の道の駅「かみこあに」を拠点に始まった。ドライバーなしでも走る実験車両が2月1日まで村内3ルートを運行。運行管理の技術的な課題や将来的なビジネスモデルを検証する。
 実験車両はヤマハが開発した小型自動車(7人乗り)。ゴルフカートのような形状で、電気で動く。実験ではあらかじめ道路に埋められた電磁誘導線から磁力が発せられ、車両のセンサーが感知し、設定されたルートをなぞるように走る。昨年12月に村内で短期実験を行った結果、積雪路面での安全走行が「ほぼ確認された」(国交省道路局・池田豊人局長)という。
 2年目の今回は安全走行に加えて「スマートフォンなどによる予約システムの利便性」「将来の運営体制を想定した役割分担、協力体制」「道の駅への商品輸送」「事業採算制」などの課題を検証する目的で行う。
 ルートは道の駅を発着点に、村役場周辺を回る「小沢田ルート」(1周約20分)、「堂川ルート」「福館ルート」(ともに約40分)の三つで、乗車日前日までの予約制。午前と午後に各ルート1便ずつの計6便。道の駅内の実験事務局で扱うチケット(1枚20円)が必要。運行は36日間で、22日から1月9日の期間を除く。
 実験初日は今冬一番の大雪に見舞われ、村中心部は20㌢近い積雪となった。路面も凍結が心配されたが、実験車両はスタッドレスタイヤを装着し走行に支障はないという。
 正午ごろ、道の駅周辺を7分程度で1周する簡易ルートで試乗が行われた。乗務員が運転席に座っていたものの、ハンドル脇のバーに両手を添えるだけで運転操作は一部だけ。時速10㌔ほどで、国道の交差点もスムーズに渡った。道の駅内には乗車予約を受け付けるスペースも設置され、タブレットなどで操作する様子が公開された。
 試乗した村民の一人、清水俊一さん(76)は「運転免許を返納する高齢者が増えているので、自動運転サービスを『利用したい』という村民もいる。関心は高いと思う」と話し、実用化を期待した。
 実験前のセレモニーで小林悦次村長は「交通弱者が増え、外に出なくなれば健康の維持ができなくなる」と村の実情を訴え、「雪道や坂道の課題が解消することで全国どこでも通用するサービスになる」とあいさつした。本県選出の国会議員、周辺首長、行政関係者ら約60人が出席した。

 

小坂七滝ワイナリー 甘口「クリスマスヌーヴォー」  15日に発売

2018-12-11
15日から数量限定で販売される「クリスマスヌーヴォー」のロゼ㊧と白
 クリスマスの時期に合わせた日本ワインの新酒「クリスマスヌーヴォー2018」の発表会が8日夜、小坂町天使館で開かれた。町などで今秋収穫したばかりのブドウを原料に、特殊製法で仕上げた、いずれも甘口のロゼと白の2種類。15日から各1000本限定で発売する。
 町の第三セクター・小坂まちづくり会社が、昨年に続く第2弾として発表した。ロゼにヤマブドウ交配種の「ワイングランド」、白に「ナイアガラ」を使い、町のワイン製造施設「小坂七滝ワイナリー」で醸造した。
 特殊な搾汁機を使用し、自然に流れ出た果汁100%を使用した「フリーランワイン」となってる。いずれもクリスマスや年末年始のスイーツ、鶏肉料理などと相性がぴったりで、冷やして味わうことができる。
 発表会で細越満町長は「昨年は、発売からわずか3日で店頭からなくなるほどの注目を集めたクリスマスヌーヴォー。今年は生産基盤を増強し、さらに仕込み方にこだわった」とあいさつ。同社の髙橋竹見社長は「小坂ならではの醸造で、シャンパン酵母を使い低温発酵させ、香り豊かなものになった」と紹介した。
 来場者の試飲も行われ、一足早く新酒の味を堪能した。
 ワインは1本(720㍉㍑、アルコール度数9・5度)1500円(税別)。15日から町内外の酒販店、小売店で販売される。

 
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長期実験、3ルートで 上小阿仁村で自動運転サービス 道路工事など経て運行

2018-11-20
自動運転のルート3案が示された協議会(上小阿仁村生涯学習センター)
 上小阿仁村で自動運転サービスの長期実証実験を計画している協議会が19日、村生涯学習センターで開かれた。道の駅「かみこあに」を拠点に福館のほか、新たに小沢田や堂川地区を回る3ルート6便の運行案が示された。12月上旬をめどに、運行に必要な道路工事を行う予定。準備が整い次第、運行を開始する。
 高齢化社会に対応した道路交通の在り方を探る目的で2017年度に同村を含む全国13カ所で短期実験が行われた。今年10月の協議会で実験結果が報告され、本格的な導入に向けた長期実験を18年度中に行うことが示されていた。
 東北地方整備局や大学機関、警察、地元住民代表、関係企業などでつくる協議会で、長期実験の計画案や運行方法を事務局が説明した。ルートはいずれも道の駅を出発し▽北側の堂川地区集会所間を往復する堂川ルート(1周約40分)▽南側の福館地区交流センター間を往復する福館ルート(同)▽郵便局や村役場などを効率よく結ぶ小沢田周回ルート(約20分)―の3案。
 新規の堂川ルートは村役場周辺で一般車両と交わる区間があるものの、交通量の多い国道285号は迂回(うかい)する。道の駅を北上した後、既存の村道を通って堂川地区に入る。この村道を自動運転車両の専用空間(片道約1㌔)に位置付け、簡易信号を仮設する。一般車両は走行できない。
 同村での自動運転は道路に電磁誘導線などを敷設し、自動運転車両に検知させてルートをたどる仕組み。運転席にドライバーが乗車した状態で、加速や操舵、制動をすべて自動制御するという。一部はドライバーが手動操作する。車両は1台(7人乗り)。午前と午後各3便を走らせる。
 運行開始時期について事務局は「未定。電磁誘導線の敷設工事などの準備が整い次第開始したい」としている。期間は1~2カ月程度。
 前年度よりもルートが増え、期間も長期にわたる今回は簡易信号を試したり、乗車料を設定したりし将来的な運行を視野に入れている。事業主体についても、移動サービス事業者と地域ボランティアで組織化を想定。全国でも少子化が著しい村で、持続可能な運行を模索することにしている。

北鹿は2法人認証 県の介護事業所認証評価 普及へ大館でセミナー

2018-11-20
認証評価制度について理解を深めたセミナー(秋田看護福祉大)
 深刻な人手不足となっている介護人材の確保に向けて県は昨年6月に「介護サービス事業所認証評価制度」を創設し、これまで北鹿地方の2法人を含む22事業者が認証を受けた。人材育成や職場環境の整備などに取り組む事業所を県が認証して公表し、人材の定着や確保につなげる取り組み。制度の普及を目指して19日、大館市の秋田看護福祉大でセミナーが開かれた。
 職員がやりがいを感じながら働き続けられるよう処遇改善や人材育成に積極的に取り組む事業所を県が認証する制度。全国的にも認証評価制度を導入する動きが広がっている。本県では▽仕事の魅力発信▽人材のキャリアアップと育成支援▽職場環境整備と両立支援―など4本の柱に基づき評価項目を定めている。
 県長寿社会課によると、これまで94事業者が制度へ取り組む意思を示す「参加宣言」を行った。申請を行い、認証を受けたのは22事業者。北鹿地方では今月6日付で社会福祉法人の大館圏域ふくし会、小坂町社会福祉協議会が認証を受けている。
 「市民に制度を知ってもらうことで、取り組もうとする事業者の機運を高めたい」と、介護職を志す学生向けにセミナーを初めて開催。県北会場の同大学では、学生や介護事業所の関係者らが参加した。「介護業界の今」と題した講演に続き、認証を取得した潟上市の医療法人正和会と能代市の松峰園が事例発表。1時間単位の休暇導入など仕事と家庭の両立支援の取り組みなどを紹介し、「認証法人となることで信頼度が向上し、働きやすい職場をPRでき、職員の意識改革にもつながる」などと語った。
 参加した大館圏域ふくし会の担当者は「認証に向けこれまで取り組んできたキャリアアップや福利厚生を見直し、体系化を図った。県のお墨付きをもらい透明性が図られ、人材確保につながることを期待したい」と話した。

神成澪さんの陶板壁画 「擁樹」の一部を譲渡 福島の病院が北秋田市へ

2018-11-20
神成澪さんが手掛けた陶板壁画「擁樹」(一部)の仮展示(北秋田市文化会館)
 北秋田市にゆかりのある陶芸作家の故・神成澪さんが手掛けた陶板壁画「擁樹」の一部が、作品が設置されていた福島市の病院から市に譲渡され、19日から市文化会館で仮展示が始まった。病院の新築に伴い「ゆかりのある北秋田へ」と贈られたもので、将来的に壁画として設置する予定。仮展示は12月中旬までの予定。
 神成さんは1921年、能代市生まれ。大学卒業後に人形劇団の美術スタッフとして創作活動をスタート。陶芸やステンドグラスなども手掛け、全国各地の公共施設などで大型の陶板壁画を制作。北秋田市文化会館などにも神成さんが手掛けた陶板壁画がある。
 神成さんの母親は旧鷹巣町小森の出身。同じく旧鷹巣町出身の直木賞作家・渡辺喜恵子さんとも親交があった。2000年からは、鷹巣町で「澪の会」を主宰し、市民に創作指導を行っていた。
 「擁樹」が設置されていたのは福島市の大原綜合病院(佐藤勝彦院長)。病院の完成を記念して1972年に制作され、正面玄関の壁に設置されていた。新築に伴い旧施設が解体されることになったため、作品の一部が神成さんにゆかりのある北秋田市に贈られることになった。
 譲り受けたのは幅約9㍍、高さ約2・6㍍ある作品の約5分の1にあたる部分で、天に向かって複数の人が歌声を響かせている様子などが描かれている。
 仮展示は神成さんの陶板壁画作品がある市文化会館のエントランスホールで実施。19日は澪の会で神成さんの指導を受けた市民らが駆けつけ、師匠の作品を鑑賞していた。
 市によると将来的に作品は壁画として展示する考えで、場所などを今後検討する。仮展示は12月中旬までの予定。

戌年にちなみ 忠犬ハチ公巡る2泊3日 大館・市民の翼ツアー 渋谷の像清掃も

2018-11-19
渋谷のハチ公像前で記念撮影するツアー参加者ら(大館市移住交流課提供)
 戌(いぬ)年にちなみ、忠犬ハチ公にまつわる訪問先を多く盛り込んだ「大館市民の翼ツアー」が18日まで2泊3日で行われた。参加した30~70歳代の市民26人は東京都などを訪れ、JR渋谷駅前の清掃活動やハチ公に関する博物館の見学などを楽しんだ。
 福原淳嗣市長を団長に毎年度開いている。大館能代空港の利用促進が狙いで、圏域の市民には関係団体による助成も用意。2月に開催した前回は、ハチ公の飼い主・上野英三郎博士の出身地である三重県津市などを巡った。
 今回は「横浜ベイディナークルーズと忠犬ハチ公を巡る旅」と題して、2日目から東京入り。東京大学のキャンパスツアーでは、同大生の案内で農学部にあるハチ公と上野博士の銅像などを見学。最終日は、渋谷区観光協会の3人と合同でハチ公像を拭いたり周辺を掃いたりする清掃を展開。国立科学博物館に展示されているハチ公の?製も見て回った。
 日程には今回初めて、首都圏大館ふるさと会総会への参加も盛り込まれた。このほか神奈川県鎌倉市で鎌倉大仏や鶴岡八幡宮の見学なども満喫した。

地域の「音楽王」輝く 鹿角 15組、歌や踊りで沸かす

2018-11-19
見事なパフォーマンスが続々と披露され、会場を沸かせた音楽王決定戦(コモッセ)
 地域住民が主役の、歌と踊りと演奏の祭典「輝け☆音楽王HANA―1決定戦」が18日、鹿角市のコモッセで開かれた。総勢15組約60人が出演、「音楽王」など各賞を目指し、磨き上げたパフォーマンスを披露した。
 花輪地域づくり協議会(賀川満会長)の主催。音楽を通じて異世代の住民が一体感を持って親睦を図り、楽しみを共有することで、地域力の向上につなげようと2013年から毎年始め、6回目。
 一昨年までは「花輪音楽まつり」という名称だったが、コンテスト色を鮮明にし、一層の盛り上がりを図ろうと昨年、改称した。賀川会長は「出演者は生活の中で日頃から音楽を楽しみ、親しんでいる人たち。これこそが文化だ」とあいさつした。
 芸自慢が続々と登場し、会場を沸かせた。時代劇の主題歌を歌った男性は衣装に凝り、着物姿。振り付けも見事に決めていた。7歳の子どもはコートに帽子、四角いカバンという旅姿で登場。三味線の伴奏で「北国の春」を歌い上げた。
 歌のほか、ユーモラスな踊りのパフォーマンスやハーモニカ演奏なども披露され、音楽、楽器、踊りを楽しむ姿勢が来場者に伝わる〝地域住民が主役〟の祭典となった。
 大館市を拠点に活動している男性ポップスデュオ「ダックスムーン」がゲスト出演し、盛り上げた。

10月のニュース

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県種苗交換会 「本県農業の底力を」 9年ぶり秋田市で開幕 農作物2100点

2018-10-31
9年ぶりに秋田市での開催となった県種苗交換会の展示会場(秋田拠点センター・アルヴェ)
 国内最大級の農業の祭典、第141回県種苗交換会(県農協中央会主催)が30日、秋田市で開幕した。出品農産物は前年を204点上回る2126点。7月の異常高温に加え、大雨や台風で産地が被害を受ける中、展示会場となった秋田拠点センター・アルヴェには農家が丹精込めて育てた農作物が並んだ。市協賛会は期間中の人出を、前回開催(2009年)時の105万人以上と見込んでいる。
 キャッチフレーズは「秋田から 広がる食農 つながる未来」。来月5日までの7日間、主会場のアルヴェやエリアなかいち、旧秋田空港跡地などで各種展示や行事が行われる。
 アルヴェで行われたオープニングセレモニーでは、JA秋田中央会の船木耕太郎会長が「歴史と伝統を誇る農業の祭典。多くの人に本県農業の底力を感じてもらい、食と農への理解が深まることを期待している」とあいさつ。関係者らでテープカットを行い、祭典の幕を開けた。
 出品された農産物は▽水稲55点▽畑作物及び工芸作物366点▽果樹278点▽野菜866点▽花き382点▽農林園芸加工品・工芸品91点▽畜産品及び飼料48点▽林産品40点。
 秋田市は朝から雨模様で展示会場への出足はやや鈍かったものの、徐々に来場者が増え始め、農家の努力の結晶を一品ずつ丁寧に観賞する姿がみられた。
 明治初期からの長い歴史と伝統を誇る交換会は、31日にメイン行事の談話会を県JAビルで開催。「農業者の所得増大に向けた低コスト・省力化栽培技術について」をテーマに関係者が意見を交わす。
 このほか、JA地産地消展や学校農園展、最新農業機械の展示・実演、植木・苗木市、物産販売展などが各会場で開催される。

 
 

八幡平山頂が雪化粧 アスピーテラインの一部 今季初の終日通行止め

2018-10-31
寒気の影響で、標高の高い八幡平では地面や草木が雪化粧した(蒸ノ湯ゲート周辺)
 十和田八幡平国立公園内の秋田、岩手両県にまたがる八幡平(標高1613㍍)の山頂付近で30日、寒気が流れ込んだ影響で雪が降った。鹿角市と岩手県八幡平市を結ぶ観光道路「八幡平アスピーテライン」(主要地方道大更八幡平線)は一部の区間で、今季初めて積雪による終日通行止めになった。
 アスピーテラインは全長47・2㌔。毎冬20・4㌔区間で閉鎖され、本県側の閉鎖区間は後生掛ゲートから県境付近までの9・8㌔。
 今年は夜間・早朝に路面凍結、積雪の恐れがあるため、10月15日から夜間通行止め(午後5時~翌朝8時30分まで)を行っている。
 本県側の道路を管理する県鹿角地域振興局によると、29日遅くから30日明け方にかけて雪が降り、山頂付近では5㌢ほど積もった。この影響で、本県側は標高1150㍍の蒸ノ湯ゲートから山頂の見返峠まで7㌔を、午前8時30分から終日通行止めにした。
 蒸ノ湯ゲート周辺では午前9時過ぎ、雪の降り方が強まり、地面や草木など辺り一面があっという間に雪化粧した。通行止めを知らずに訪れた愛知県豊橋市の男性(77)は「盛岡に抜けようと思っていたが、雪は予想もしていなかった」と残念そうな表情で引き返した。
 冬期間の全面通行止めは、11月5日から来年4月15日までの予定。

 
 

高校生が最新林業機械を体験 北秋田 担い手確保に学習会

2018-10-31
ベテラン作業員の指導で林業機械を操作する生徒(阿仁真木沢)
 北秋田森林・林業振興会(畠山清志会長)主催の高校生を対象にした高性能林業機械操作体験学習会が30日、北秋田市阿仁真木沢の山林で行われた。森林や林業について学習している秋田北鷹高校の生徒がプロの指導で林業機械の操作を体験した。
 林業の担い手確保などを目的に毎年行っている取り組みで、林業分野の就業を目指している高校生にとっては、ベテラン作業員からの直接指導で技術を習得する機会となっている。
 この日は緑地環境科1年の33人が参加。講師を務める山一林業の社員によるチェーンソーを使った木の伐採を見学した後、4班に分かれて機械の操作を体験した。
 チェーンソー操作では丸太の切断に挑戦。刃を木に入れた瞬間に体が引っ張られるほどの衝撃があり、生徒たちは慎重に作業することの大切さを学んでいた。
 伐採した木の枝払いと切断を行う「プロセッサ」、切断した木材を集めて運搬する「フォワーダ」などの操作体験も行われ、機械化された最新の林業現場に理解を深めていた。

 
 

展示施設 「秋田犬ファースト」確認 ネットワーク会議設立

2018-10-30
情報共有などを目的に設立された秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議(秋田市)
 秋田犬の適切で効果的な展示と情報発信のあり方などを共有しようと、県は29日、関係者らによる「秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議」を設立した。大館市が運営するJR大館駅前の「秋田犬ふれあい処」で今夏、来場者との触れ合いが原因とみられるストレスで一匹が体調を崩したことから、「秋田犬ファースト」の取り組みを進めていくことを確認した。
 秋田犬の展示を行う関係者間で情報共有を図り、適切な展示と展示情報を国内外に発信し、誘客を図るのが目的。秋田犬保存会など展示施設の事業者や運営主体の市町村、県から約20人が出席した。
 秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれた会議でははじめに、県観光振興課の成田光明課長が「近年の秋田犬人気を受け、県内でふれあい展示施設が増加する一方、予想を上回る観光客で体調を崩す犬も出てきている。犬にストレスのない形で楽しんでもらう、秋田犬ファーストの取り組みが大事になる」などとあいさつ。会則などを承認後、展示時の注意事項や情報発信について意見を交わした。
 犬との触れ合いを許可している施設は、ストレス軽減対策として「展示日数を減らしたり、スペースを拡大している」「体調面を考慮し、休憩を取っている」などと報告。県動物管理センターの須田朋洋主査は「犬の事故は秋田犬が最も多い。飼い主には忠実だが、知らない人は警戒するという気質を来場者に啓発してほしい」と呼びかけた。
 大館市観光課の石田徹主査は、秋田犬ふれあい処で雌の飛鳥(2歳)が体調を崩して休養したことを受け、「柵越しの展示に切り替え、『触る』をやめた。代わりに、秋田犬の歴史やハチ公のエピソードを伝えるなど『知る』に力を入れている」などと説明した。同施設は昨年8月のオープンから1年間で2万人を超える観光客らが来場している。
 このほか、「カメラのフラッシュは使用しない」など、各施設が来場者に呼びかけている注意事項も報告された。
 県によると、県内の秋田犬展示施設は大館市や北秋田市、秋田市などの13。会議に先立ち、秋田市内の2施設を現地視察した。

 
 

北秋田市 成田為三の命日 墓前で「浜辺の歌」を合唱

2018-10-30
成田為三の墓前で「浜辺の歌」を合唱する参加者(龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏が行われた。市内の合唱団など約50人が代表曲「浜辺の歌」を高らかに歌い、功績をたたえた。
 為三は1893年、旧森吉町米内沢生まれ。東京音楽学校で作曲を学び、「浜辺の歌」をはじめとする数々の名曲を生み出した。演奏会は1957年から始まり、現在は地元の合唱団が参加している。
 浜辺の歌音楽館少年少女合唱団、コール・もりよし、る・それいゆの地元合唱団3団体や関係者らが参加。遺影が飾られた墓の前で奥山亮修住職が読経し、参加者は静かに手を合わせていた。
 少年少女合唱団が「雨」「かなりや」、コールもりよしとる・それいゆが「ほろほろと」を歌った。最後は参加者全員で「浜辺の歌」を合唱し、ふるさとが生んだ偉大な作曲家をしのんだ。
 
 
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