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函館から到着「おかえり」 米内沢・前田小修学旅行団 1日遅れで元気な顔

2018-09-08
児童の無事を喜ぶ保護者(米内沢小学校)
 6日に発生した北海道の地震の影響で、修学旅行先の函館市で足止めされていた北秋田市米内沢小学校(佐藤洋子校長)と前田小学校(木下隆校長)の連合修学旅行団が7日、当初の予定より1日遅れて学校に到着した。米内沢小では退団式が行われ、保護者らが子どもたちの無事を喜んだ。
 修学旅行団は2校合同で、6年生26人と引率の教員5人の計31人で構成。5日から1泊2日の日程で函館市内に滞在していた。
 市教委や修学旅行団長を務めた佐藤校長によると、5日は自主研修などを終えて函館市内のホテルへ宿泊した。就寝中に地震が発生し、函館市内では震度5弱の揺れを観測。教員がすぐに児童全員の無事を確認した。
 2日目に予定していた見学などは中止し、そのままホテルに滞在。佐藤校長によると、児童は「不安もあったと思うが、顔に出さずに落ち着いて行動していた」という。停電のため食事提供はなかったが、函館市に住む教員の親族が食事や飲料の調達に協力。弁当やカップラーメンなどきちんと食事を取っていた。
 当初は6日に学校に戻る予定だったが、乗車予定の新幹線が運休。フェリーも当日中に乗船のめどが立たなかったため、ホテルに延泊を決めた。夜に翌日の大間行きのフェリーの予約が取れ、7日午前9時半ごろに函館市を出発。青森県大間町に到着し、バスで米内沢小に向かった。
午後5時ごろ、児童らを乗せたバス2台が同校に到着。バスから児童が降りてくると、到着を待っていた保護者が「お帰り」と声を掛け、子どもの無事を喜んだ。
 退団式が終わり解散すると、保護者のもとへ児童が駆け寄った。児童と保護者は緊張がとけたように涙を流したり、「無事でよかった」と笑顔を見せたりしていた。
 児童の母親(38)は「元気そうな顔を見ることができて安心した。きょうはとにかくゆっくりさせたい」と安心した様子。米内沢小の成田旺右(おうすけ)さんは「暗い中でご飯を食べている時に、いつ帰れるか不安になった。怖かったけどお母さんに会えてほっとした」と話していた。

大館市に新移住プロデューサー 秋田市出身の工藤さん 「市の魅力広く発信を」

2018-09-08
福原市長に意気込みを語る工藤さん(大館市役所)
 都市部から大館市への移住促進を図る「移住プロデューサー」(地域おこし協力隊)として、秋田市出身の工藤花恵さん(31)が着任した。移住交流課配属で「市の魅力を内外に広く発信して人を呼び込みたい」と意気込んでいる。7日に市役所で福原淳嗣市長から辞令交付された。
 工藤さんは秋田北高―青山学院大英米文学科卒で、以後は都内のアパレルメーカーに勤務。「帰省のたびに古里が閑散とさびしくなっていくのを感じていた。秋田を元気にしたかった」と応募。8月下旬に神奈川県川崎市から移住した。
 大館は秋田犬や曲げわっぱ、きりたんぽなど「全国に通用する地域素材が多い」印象を持つ。「特産に限らず、多くの出会いを通じて大館の人の魅力も掘り起こし、全国に発信できれば」と話した。まずは移住者の一人として関心のアンテナを広げる。趣味の山登りに関連した山菜採りや、曲げわっぱ作り体験にも興味があるという。
 市の移住プロデューサーは、工藤さんを組み入れた全4人が女性。首都圏などでの移住フェア出展、市内でのイベント「大館びとの会」開催など、移住や定住関連の業務をする。
 辞令を手渡した市長は「人脈や出会いを大切に、人と人が生み出す化学反応を起こしてほしい」と激励した。
 1日現在、同市の協力隊は工藤さんを含み移住交流課、観光課、市教委配属の計12人。本年度はこれまで3人を採用しており、工藤さんは4人目。着任は9月1日付けで、任期は最長3年間。

チャレンジする人材育成 鹿角産業活力塾 18人参加、第3期開講

2018-09-08
開講した鹿角市産業活力塾(まちなかオフィス)
 鹿角市内の若手経営者や起業者などを対象にした人材育成講座「産業活力塾」が7日、花輪のまちなかオフィスで開講した。3年目の本年度は第3期塾生となる18人が受講。来年3月まで全7回の講座等に参加し、今後の経営や起業に役立てる。
 市が主催し、かづの商工会と鹿角工業振興会が共催。グローバルな視点を持ってさまざまな困難にも果敢にチャレンジしていく人材の育成を目的に2016年度に開設し、次世代経営者や起業者、起業を検討している人などを対象としている。
 本年度は新たに3期生を募集したところ、男性11人、女性7人の計18人が参加登録した。
 講座は計7回で、講師は大学教授や人材育成会社の経営者、随筆家ら7人が担当する。内容は地域経済・産業論、リーダーシップ論、経営環境・社会経済分析、ブランド戦略など。
 開講にあたって田口善浩産業部長が「自分の目標を具体的に考えるきっかけや、同世代の仲間とのネットワークを形成する機会にしてほしい」と塾生を激励。引き続き、関満博さん(一橋大名誉教授)の講義「地域経済・産業論」が行われた。
 11月4日の第3回は前半を市民公開講座としてコモッセで開催する。講師は日本総合研究所・主席研究員の藻谷浩介さん。
 このほか、本年度は通常講義以外に、希望する塾生への個別支援として、専門家による簡易経営診断や事業計画策定支援などを新たに行う。

七滝保育所の募集停止 小坂町議会全協 少子化で入所減、今年は5人

2018-09-07
複合施設「ほっとりあ」内にある七滝保育所(町荒谷)
 小坂町教育委員会は6日、町議会全員協議会で、町立七滝保育所の来年度の児童募集を停止する方針を明らかにした。すでに保護者や地域にも説明している。同保育所は1964(昭和(39)年4月1日に開所。主に町南側の七滝地区の子どもたちが多く入所してきた。町の人口減や少子化の影響などで減少傾向が続き、近年は定員20人を下回り、2015年度は13人、16年度は12人、17年度は9人、本年度は5人まで落ち込んでいる。
 町教委の説明によると、本年度の内訳は5歳児1人、2歳児1人、1歳児3人。前年度は年長児が4人おり、運動会や遠足など各種行事が実施できていたが、本年度の現状については「集団の活動ができていない」と述べた。
 7月末に開いた保護者との話し合いでは、少人数による生活が続くと、今後の集団生活での対応などに不安を抱く保護者が多かった。来年度は受け入れ可能であるのなら、全保護者が町内にある社会福祉法人が運営する小坂マリア園への入園を希望したという。
 町教委とマリア園との協議において、マリア園からは来年度の入園は可能だという見解が示されており、入園前の交流の機会などを通して、スムーズに入園できるような対応を考えているという。
 町教委は「町内にマリア園一つになった場合に、希望者が必ず入園できることが大前提なので、町としても責任を持って支援していく」と理解を求めた。
 方針については、地元住民にも説明しており、「保護者の気持ちを尊重し、寄り添って進めてほしい。保護者に配慮してほしい」などの声が出されたという。
 今後は再び保護者と意見交換するほか、七滝地区でマリア園に通う子どもを育てる保護者や、0歳児を持つ保護者にも考えを聞いていく。
議員からは保育士の確保を重要視する意見が出されたほか、「町は入園できなかった子どもに対応するための措置を取っておかなければならない。今の状況は厳しいかもしれないが、それでも保育所があることによって、欠ける子どもがなくなる。民間は民間の経営方針があるので、強制で押しつけることもできない」などと慎重な対応を求める意見もあった。

「道の駅」機能強化へ 大館市が計画策定の予算提案 情報発信不足など課題

2018-09-07
道の駅ひない(大館市比内町)
 大館市は、「道の駅」の機能強化に向けた計画策定に乗り出す方針だ。市内には「やたて峠」(長走字陣場)と「ひない」(比内町扇田)の2カ所があり、ドライバーの休憩施設として定着しているものの、情報発信不足などの課題も浮上。先進地の関係者を招いて問題点を洗い出し、整備目標を立てたい考え。9月議会に関連予算を提案している。
 道の駅は、ドライバーに安全で快適な交通環境を提供する一方、地域のにぎわい創出を目的として1993年に創設された施設。全国で1145カ所(4月25日時点)が登録されている。地元自治体などが店舗を併設し、創意工夫が特色につながる。
 道の駅やたて峠は、国道7号沿いで青森県境の矢立峠に立地。95年4月の登録で駐車場やトイレ、レストランや売店を備えた宿泊温泉施設・大館矢立ハイツなどがある。愛称は「天然杉といで湯の里」。市観光課によると、公衆無線LANサービス「Wifi(ワイファイ)」が未整備で地場農産物の取り扱いもなく、一部トイレは洋式化されていないという。
 国道285号沿いの道の駅ひないは2001年8月に登録され、レストランや休憩コーナー、直売所とっと館、情報提供コーナー、駐車場、トイレなどを備える。愛称は「比内鶏の里」。同課によると情報発信コーナーは旧比内町から変更されておらず、観光客の求める情報発信が不足。狭小な空間のテークアウトコーナーや温水洗浄機能なしの多目的トイレ、非常用発電機など地域防災拠点としての不備などを課題に挙げている。
 計画策定は、県のあきた未来総合戦略に位置付けられている「地域活性化の拠点となる道の駅の機能強化」を具現化するため国と県の補助事業を活用する方針。事業費300万円。議決を経て10月から来年3月末の間、集客能力に優れた先進的な取り組みを展開する道の駅関係者を講師に招き、ハード・ソフト両面から問題点解消に向けた整備目標を立てる。予算案を審査した教育産業常任委員会からは「道の駅が現在地のままでいいのか、在り方も含めて検討すべきだ」などの意見が出された。
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本番に向けて復旧進む  100㌔マラソンのコース 阿仁萱草の市道崩落

2018-08-30
復旧工事のため通行止めとなっている市道。トンネルに向かう左の道路は国道105号(阿仁萱草)
 秋田内陸リゾートカップ100㌔チャレンジマラソンの開催まで1カ月を切り、5月の大雨で崩落したコースの一部となる北秋田市阿仁萱草の市道では、本番に向けて復旧作業が急ピッチで行われている。市によると工事の進捗(しんちょく)率は約8割で順調に進んでいるという。
 崩落したのは旧国道105号の市道荒瀬萱草線。5月18日から19日にかけての大雨で路面が幅23㍍にわたって崩れた。市内ではこの大雨により土砂崩れや道路冠水などの被害が発生したため、大会事務局がコースを点検したところ崩落しているのを発見した。
 崩落した市道は100㌔と50㌔の両部門で使用するコースとなっており、使用できなければ大会の実施は困難。事務局は大会参加申し込みの受け付けを一時中断して道路を管理する市と対応について協議。市は大会に間に合うように復旧することを決め、専決処分により復旧費3000万円を予算措置して工事を進めていた。
 市によると、復旧工事の工期は大会9日前の9月14日。進捗率は約8割で「大会本番には間に合うように進んでいる」という。
 大会は9月23日に開催。100㌔の部に1086人、50㌔の部に361人の合計1447人がエントリーしている。

 

もぎたてのモモやナシ 直売所の営業始まる 大館市中山の〝果樹街道〟

2018-08-29
モモやナシなどが並ぶ直売所(大館市中山)
 大館市中山で果樹の直売所の営業が始まった。国道沿いの店舗にはもぎたてのモモやナシなどが並び、旬の味覚を買い求める客が訪れている。
同地区はナシやリンゴなどの栽培が盛んに行われている。特に日本ナシは豊富な水分や食味が好評で、「中山ナシ」として、県内外の市場に出荷されている。
 国道103号線沿いに直売所を構える「ヤマイチ果樹園」(石垣悟代表)では、モモの「田上姫」を中心に、収穫が始まったばかりのナシやリンゴが並ぶ。店員は「全体的に小玉な傾向」としながら、「これからの天気次第で、形も味もさらによくなると思う」と話す。
 ナシの主力品種「幸水」は9月10日ごろから出荷が本格化する。「クマの出没が相次いでいるが、今年は電気柵を設置する農家が増え、被害を防いできた。暑さも厳しく、休憩時間を長く取ったり、水分補給したりしながら作業し、丹精込めて育てた果樹を味わってほしい」と話した。同果樹園では今期は年明けまで直売所の営業を続けるという。

 

鹿角市敬老会  6552人の長寿祝う 花輪地区からスタート

2018-08-29
シルバーリハビリ体操に取り組む参加者たち(コモッセ)
 鹿角市の敬老会が28日、花輪地区を皮切りに始まった。歳以上は市全体で6552人。長寿を祝福するとともに、普及に力を入れているリハビリ体操が行われ、健康寿命の延伸に願いを込めた。
 参加対象となる75歳以上は、7月1日現在で6552人(男2234人、女4318人)。昨年と比べ14人減少した。地区別では花輪2718人(うち柴平662人)、十和田2311人、八幡平997人、尾去沢526人。
 敬老祝い金(1万円)の対象となる88歳は277人。90歳以上で介護認定等を受けていない元気な人を対象に2016年度新設した「健康長寿表彰」は136人。コモッセでの開催は3年目。会場変更に伴い会食は取りやめた。
 花輪地区の式典には481人が出席。児玉一市長は「健康寿命を延ばすためには、健康意識を高めることが欠かせない。シルバーリハビリ体操を通して、健康の輪を広げたい。昨日より元気な今日、今日よりさらに元気な明日のため、取り組んでほしい」とあいさつした。
 敬老祝い金は、代表者の奈良茂雄さん(館盆坂)に贈呈、健康長寿は代表者の木次谷春雄さん(上堰向)が表彰された。来賓祝辞の後、シルバーリハビリ体操が式典では初めて行われた。指導者が登壇し参加者全員が座ったままでできる体操に取り組んだ。
 祝賀公演では花輪にこにこ保育園の園児たちが遊戯を披露。湯沢三兄弟の民謡、盛岡さんさ踊りが行われた。敬老会は柴平、八幡平、尾去沢地区が合同で29日、十和田地区は30日に行われる。
 

台湾でトップセールス 津谷北秋田市長 縄文遺跡などPR

2018-08-29
北秋田市の観光資源をPRする津谷市長(左から2人目)たち(台湾)=市提供
 北秋田市の津谷永光市長がこのほど、台湾を訪れ、観光誘客の「トップセールス」を行った。世界文化遺産の国内推薦候補に選ばれた「伊勢堂岱遺跡」など新たな観光資源を売り込んだ。
 20日から23日にかけ、県知事や県内首長と合同で訪台し、航空会社へのPR活動や、県と国際交流協力覚書を交わした高雄市政府機関へ表敬 訪問を行うツアー。インバウンド(訪日外国人客)の主力となっている台湾から、さらなる誘客を図ろうとそれぞれの魅力をPRした。
 北秋田市は独自に台湾スキー協会にもセールス活動を企画した。本県スキー連盟と友好協定を結んでいる相手で、2015年以降3度目の訪問。津谷市長や市商工観光課職員がスキー合宿への助成制度を、陳建(チェン・ジィェン)副理事長らに説明し、台湾の学生に来日してもらえるよう呼び掛けた。
 周辺観光として、秋田内陸線のリニューアルした阿仁合駅や伊勢堂岱遺跡も新たな魅力として売り込んだ。同課は「台湾のスキー事情を聞くことができ、スキー旅行商品造成のアドバイスももらった」などと成果を強調した。
 

熊本地震倒壊橋と同じ構造 国道7号白沢跨線橋 架け替え工事本格化 大館

2018-08-28
白沢跨線橋架け替え工事の現場(大館市白沢)
 国土交通省能代河川国道事務所は、大館市白沢地区の国道7号の白沢跨(こ)線橋架け替え工事に着手した。架設から約50年が経過し、熊本地震で倒壊した橋と同じ形式の「ロッキング橋脚」が用いられていることから、事業化。JR奥羽線と交差することなどから、補強工事ではなく、新たな橋梁(きょうりょう)に架け替え、周辺道路の改良工事も行う。事務所は「主要幹線道路の安全性を確保したい」と話す。
 白沢跨線橋は1966年竣工(しゅんこう)。定期的な点検や補修、耐震補強が行われてきたが、熊本地震で倒壊した橋と同じ形式の「ロッキング橋脚」という特殊な橋脚が用いられていることから、対策が必要となった。国交省は「高速道路、直轄国道などをまたぐ跨道橋のロッキング橋脚は、おおむね3年程度で耐震補強を実施する」との方針を示している。県内でロッキング橋脚が用いられているのは、白沢跨線橋だけという。
 現在の跨線橋は、橋長45㍍で、橋台2基と中央のロッキング橋脚1基で橋を支える構造となっている。JR奥羽線の線路をまたぐことから、事務所は昨年3月、学識経験者の助言を受ける技術検討委員会を開き、整備方針を固めた。橋脚や橋台を補強する案も検討したが、JRの軌道への影響が最も少なく、維持管理の容易さなども勘案し、新たに基準を満たした橋梁を建設することが妥当との結論に至った。
 計画では、現在の跨線橋の大館側に、橋台2基で支える新たな橋(橋長68㍍)を架設し、前後600㍍の道路整備も行う。完成後、現在の跨線橋を撤去する。昨年度は設計や用地買収を行い、今年4月に着工。現場では、土を盛り、橋台部分の下部工事、道路工事などが進められている。本年度の後半から2カ年で、橋桁の製作などが計画されている。
 事務所によると、「完成時期は未定だが、決まり次第早急にお知らせする」としている。総事業費は約30億円を見込む。「国道7号は主要幹線道路であり、地域住民を含む道路利用者と、JR利用者の双方の安全を確保できるよう工事を進めていきたい」としている。
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増加する観光客 受け入れ態勢の充実を 大館商議所が市などと情報交換

2018-07-25
観光振興の取り組みや課題などを話し合った情報交換会(北秋くらぶ)
 大館商工会議所観光・環境サービス部会(石川博司部会長)は24日、大館市の北秋くらぶで市内観光関係機関との情報交換会を開いた。秋田犬人気の高まりで外国人旅行者を含む観光客が増加傾向にある中、さらなる誘客戦略とともに受け入れ態勢の充実を図る必要性を確認し合った。
 情報を共有して効果的な観光振興につなげようと昨年に続いて企画。市観光課、観光協会、北鹿4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズムの関係者と部会役員合わせて17人が参加した。
 石川部会長は「東京五輪まであと2年。機運が盛り上がるとともに観光客も増えている。本県にどう取り込むか、ぜひ意見を聞かせてもらいたい」などとあいさつした。
 市は、広域観光の3D(函館・大館・角館)連携で周遊ルートを造成したり、インターネット上で高い発信力を持つ「インフルエンサー」を台湾から招いたりして誘客を図る。平安時代の豪族・奥州藤原氏の縁で横手市や美郷町、岩手県平泉町との連携も本格化させており、「新たな連携先の開拓を視野に入れて地域経済の活性化につなげたい」と説明した。
 秋田犬ツーリズムは「増加する個人旅行客に対応した情報発信や受け入れ態勢を強化する必要がある」として、新たなPR動画を秋ごろに公開する計画を紹介。宿泊、飲食、交通などの観光事業者を対象に「やさしい日本語」で外国人客をもてなす研修会の取り組みなども挙げながら「地域の回遊性を高め、外貨を稼ぐ仕組みをつくりたい」とした。
 部会は観光消費の取り込みに向け、電子マネー・スマートフォン決済システムの導入説明会を9月に開くことなどを紹介した。
今後の課題として出席者から「景色や伝統工芸なども観光資源として掘り起こし、サービスを売る動きも必要だ」「市が建設している観光交流拠点・ハチ公の駅(仮称)に何度も足を運んでもらうよう工夫しなければならない」「四季折々の行事に合わせて体験型ツアーを誘致してはどうか」「部会員400社のビジネスチャンスにつながる情報提供を」などの意見が出された。

森の復活目指し植樹 DOWAグループ 小坂町民ら多種類の5千本

2018-07-25
この日が誕生日だというハピネッツの中山選手と植樹する小学生(尾樽部地内)
 DOWAグループが主催する第11回DOWAの森「小坂・ふるさとの森づくり植樹祭」が24日、小坂町小坂鉱山尾樽部の所有地であった。町民や同グループ会社の社員を中心とする約510人が集まり、その土地本来の植生の復活を願いながら、約5300本の苗木を植え込んだ。
 町内の小中高生や各種団体、グループ会社の社員のほか、鹿角市と大館市の小学生、男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」で1部昇格を決めた秋田ノーザンハピネッツの選手8人も参加した。
 参加者は「誓いの記念碑」南側の約0・15㌶の土地に、強い森が形成されるという多種類の樹種を混ぜて植える「混植・密植」の植樹法を今回も実践。穴を掘り、ミズナラやヤチダモ、トチノキ、ヤマモミジなど広葉樹15種類の苗木の上に土をかぶせた。
 小学生たちはハピネッツの選手たちに「昇格おめでとう」などと祝福し、和気あいあいと作業。十和田小の宮川愛美さん(12)はハピネッツの選手と交流ができ、「秋田のためにいろいろなことをしてくれてすごい」と笑顔を浮かべていた。
 植樹は「自然植生の回復」と「豊かな森林の育成」を目指し、2005年から町内の鉱山跡地や事業用地で実施。町民らが参加した「植樹祭」は07年から行い、5・41㌶に約18万本を植樹している。

どうする議会報告会 北秋田市 参加者減、関心高める方法は

2018-07-25
議会報告会の開催方法を話し合った全員協(北秋田市役所)
 北秋田市議会が毎年開催している「議会報告会」の在り方を見直そうと全員協議会が24日、市役所で開かれた。初の試みとして参加者を対象にしたアンケートを実施予定。10月中旬以降に開催する見込みで、より多くの市民に関心を持ってもらえる開催方法を引き続き検討する。
 議会報告会は議会基本条例に基づき、市民の意見を聞く目的で2014年度から年1回開かれている。本年度で5回目。今春の改選を機に、在り方を見直そうと6月に議会運営委員会(小笠原寿委員長)が開催案を協議していた。
 全員協で小笠原委員長が協議結果を報告。市町村合併前の旧4町ごとに同日開催する見込み。開催時期は「10月中旬以降の休日」を予定し、参加してもらいやすい時間帯として「午前10時開会」とする案を示した。市民との意見交換に、これまで以上に時間を確保する方針。
 初実施のアンケートは市議会や報告会に対する評価を問う内容。自由記述を含め10問程度用意する。報告会で市民から出された意見や、アンケート結果を集約し市当局に伝えるという。
 議員20人は1班5人の4班態勢で各会場の運営を受け持つことになる。議員は「市民の声を聞くために(各会場につき)2度に増やそう」「地域に関係する話題も出るという視点で班編成し、全体会と地区ごとの会という2部構成にしてはどうか」と提案した。
 過去の議会報告会に参加した市民の数は年々減少している。議会事務局によると、初年度の4会場106人をピークに昨年度は57人にとどまった。これ以上減少が続けば、市民の「政治離れ」が進みかねない状況で、黒澤芳彦議長は「多くの市民に来てもらい、声を拾い上げたい」と議会改革を推し進めたい考え。
 他の議員も「意見交換する議員が1班5人で足りるのか」「開催日程を早く決め、告知した方が良い」と述べた。市議会は今後、議会運営委で日程などを最終決定する予定。

北あきたバター餅の日 制定記念イベント 創作料理を試食

2018-07-24
北鷹高生が創作したバター餅料理を試食する園児たち(コムコム)
 北秋田市が制定した「北あきたバター餅の日」に合わせ、記念イベントが23日、市民ふれあいプラザ「コムコム」で開かれた。県立秋田北鷹高校家庭クラブの生徒が創作バター餅を振る舞い、地域に伝わる自慢の味をPRした。
 北あきたバター餅の日は受け継がれてきた味を守り、安全でおいしい餅を提供しようと市が2012年7月23日、「バター餅の里」を宣言し制定した。イベントは日本バター餅協会、市の共催。認定こども園しゃろーむと鷹巣中央保育園の園児約60人、北鷹高生約30人が参加した。
 協会の村井松悦会長は「これからも伝統の味を守り、市の特産品として全国にPRすることを誓う」とあいさつした。両園の園児が「バターもち体操」を元気に披露し盛り上げた。
 会場には春巻き風の「和風パリパリバター餅」、あんこや餅、クルミをパイ生地で包み焼きした「バター餅入りパイ」の試食コーナーが用意された。いずれも北鷹高生が創作した料理。パイは学校祭で販売したといい、部長の津嶋怜さん(17)は「楽しみにしてくれる人もいてうれしい」と料理を紹介した。
 園児や保護者、一般の参加者に振る舞われた。津谷イサ子さん(79)=坊沢=は「皮に包まれていて変わったバター餅。おいしい」と頬張った。
 他にもPRキャラクター「バタもっち」の缶バッチ作りコーナー、ぬりえ展示コーナーがあり来場者の関心を集めた。

 

JAあきた北 エダマメ32㌶増の242㌶ アスパラ好調スタート

2018-07-24
生育状況などを確認した協議会(メモリスあきた北)
 JAあきた北の生産組織連絡協議会(小畑公悦会長)が23日、大館市のメモリスあきた北で開かれ、農畜産物の生育状況を確認した。最重点品目のエダマメの作付け(6月末)は前年比32・8㌶増の242㌶。アスパラガスは春取りの出荷量が前年を上回り、好調なスタートを切った。全体的に春先からの天候不順や5月の大雨が生育に影響していると報告された。
 JAによると、エダマメは前年比5戸減の41戸が栽培。販売金額は昨年度実績2億5465万円に対し、本年度は3億5000万円を計画した。5月18日の大雨で、一部の圃場で再播種を行った。7月19日から出荷が始まり、同25日頃から本格的に極早生種から順次収穫・出荷の見込み。
 アスパラガスは95戸が43・8㌶で栽培し、前年比0・3㌶増。6月末の販売状況は6212万円で、前年6月対比133%。本年度は販売額1億3200万円を計画した。春取りは5月上旬から出荷が始まり、太物が多く前年を上回る出荷量となった。
 大館とんぶりは10戸、22・2㌶で、0・4㌶増。農水省の「地理的表示(GI)保護制度」登録で、安定した価格を維持している。このほか、小玉スイカ、スナップエンドウが前年より作付けが増え、それ以外は前年並み、微減となった。野菜や果樹、花卉(かき)全体の栽培戸数は493戸。JAは「前年から25戸減で、新規増反があっても、辞める農家の分が影響し面積が伸びていない」と説明した。
 比内地鶏は前年比2戸増の31戸、和牛は前年同数の11戸などとなった。
大館とんぶりの部会は「GIを守るには面積を拡大しなければならないが、高齢化が進んでいる」と指摘。JAは「高齢化で生産者が減り重大な課題ととらえている。行政と連携して就農の取り組みを進めたい」とした。
 米穀情勢についてJAは、作付け動向や需給見通しなどから、「30年産米の需給環境は今後の作柄によって緩む状況が続くことも想定され、確実な契約、販売確保につながる事前契約の数量積み上げが一段と重要」と述べた。
 虻川和義組合長は「7月に入り、青果物の出荷のピークを迎えてくる。営農指導、集荷、選果、販売に全力で対応していく」とあいさつした。

 
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