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大館市 高齢者の除雪支援利用広がる  スノーレンジャー連日出動

2021-01-20
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屋根から落ちた雪を片付けるハチ公スノーレンジャー(大館市橋桁)
  降雪が続く今冬、大館市で高齢者の除雪支援の利用が広がっている。市社会福祉協議会の除雪ボランティア「ハチ公スノーレンジャー」は連日1人暮らしなどの世帯に出動し、屋根からの落雪などを片付け、生活の安全を確保している。市が実施する間口を除雪する事業や屋根の雪下ろし費用の一部を助成する事業には問い合わせが多く、担当者が相談に応じている。
 ハチ公スノーレンジャーは、高齢者や障害者など除雪が困難な世帯を対象に、屋根から落ちた雪の撤去や危険箇所の雪を片付ける。本年度は企業や社会福祉施設、町内会、学校、個人など1466人がボランティアに登録した。
 担当によると、昨年12月18日から今月18日までに22世帯で活動。地域の民生委員などからの連絡を受けて今月3連休以降は連日活動し、多い日では1日4世帯に対応した。すでに少雪だった19年度の6回、24世帯に迫る活動回数となっている。
 15日は障害者サービス事業所・白沢通園センターの職員と利用者10人が同市橋桁の女性(77)宅を訪れた。玄関前には屋根から落ちた雪が固く積み上がり、スコップで崩し、スノーダンプで運んだ。自宅裏のガスボンベを覆う雪もきれいに片付けた。
 女性は「昨春関西から引っ越してきて迎えた冬だが、雪が多く驚いている。毎日屋根から雪が落ちて除雪が追いつかず、助かる」と感謝した。庄司馨施設長は「大館圏域ふくし会の法人全体で参加し、社会貢献活動としてできる限り対応していきたい」と話した。
 市長寿課は高齢者の除雪支援として3事業を実施。「雪下ろし支援事業補助金」は、高齢者のみの世帯が市内の業者に委託した際、費用の2分の1、最大3万円を助成する。65歳以上で一戸建ての持ち家に住む、市民税非課税世帯が対象。19年度は利用がなかったが、本年度は問い合わせが約20件寄せられ、担当者が事業内容を紹介している。
 降雪時、登録した事業者が玄関から道路までの間の除雪を行う「軽度生活援助」は、65歳以上の非課税世帯が対象で、287人が登録した。市の補助で、利用者負担は30分につき100円。除雪車が出動した日に間口除雪を担う町内会に活動費を助成する「地域ふれあい除雪支援事業」は、対象世帯に107町内会、595世帯を決定した。19年度の実施世帯と比べ、12町内会、41世帯増えた。市は実施町内会に1世帯当たり7000円を助成する。
 担当者は「今月に入り、軽度生活援助の問い合わせが増えたが、事業者の作業が追いつかない状況も出ている。ふれあい除雪も変更があった場合などは相談してほしい」と話した。


 鹿角市大湯 銚子の滝が凍結 氷瀑、神秘の色彩

2021-01-20
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厳しい冷え込みで凍結した銚子の滝(鹿角市十和田大湯)
 鹿角市十和田大湯中滝地区の銚子(ちょうし)の滝が凍り「氷瀑(ひょうばく)」が見られている。18日、鹿角市では最低気温が氷点下13・2度(午前6時58分)まで下がり、大寒を目前に厳しい寒さとなった。
 銚子の滝は、落差18㍍、幅8㍍。滝の全面を覆うように氷が大きく成長。凍り付いた氷柱(つらら)は青みがかった神秘的な色彩を呈した。
 NPO法人かづのふるさと学舎(黒澤正理事長)によると、銚子の滝が全面的に凍り付くことは珍しいという。
 付近にある錦見の滝(落差10・8㍍、幅12・5㍍)でも氷瀑が現れている。

「新しい秋田へチェンジ」 知事選 山本氏が出馬表明 県庁で会見 佐竹氏、村岡氏に続き3人目

2021-01-19
知事選への立候補を表明する山本氏(県庁)
 県美容生活衛生同業組合前理事長で美容室経営の山本久博氏(69)=秋田市=は18日、任期満了(4月19日)に伴う知事選に無所属で立候補すると表明した。県庁で会見を行い、洋上風力発電を中心にした再生可能エネルギーの収益を県内に還元する仕組みの構築などを挙げ、「民間の決断力と行動力で秋田をチェンジしたい」と訴えた。
 山本氏は「人口減少や高齢化、平均所得の低迷などで本県を取り巻く状況が厳しい中、コロナ禍が追い打ちをかけ、秋田は本当に非常事態。子どもたちの笑顔があふれ、若者が明るく楽しい未来を描ける秋田をつくるためには、民間の決断力と行動力が必要。誰かがやらなければならないという思いで決意した」と出馬を決めた心境を話した。
 公約として「新しい秋田のための7つのチェンジ」を示し、▽子どもたちの笑顔あふれる楽しい秋田▽経済的に豊かな秋田▽誰もが活躍できる秋田▽ビジネスで世界に羽ばたく秋田▽農林水産業が輝く美味(おい)しいがあふれる秋田▽SDGs先進県秋田▽地域に根ざした県民のための風力発電―のチェンジに取り組むとし、「4年待つと手遅れになる。今変えるしかない」と訴えた。
 特に力を入れる洋上風力発電については「本県でも計画が進んでいるが、収益を地元に還元する仕組みは不十分。知事自らがプランを描いて秋田のためになる仕組みをつくる」とし、地元企業が事業に参入しやすいとする浮体式洋上風力発電の導入を進める考えを示した。
 知事選への立候補表明は現職の佐竹敬久氏、元衆院議員の村岡敏英氏に続いて3人目。
 【山本氏の略歴】1951年4月4日、秋田市生まれ。秋田高校卒業後、家業の美容師の道に進み、アメリカなどで修業。76年、秋田市に美容室を開業。現在、市内で2店舗を経営する。昨年12月まで県美容生活衛生同業組合理事長。風の王国プロジェクト主宰など務める。

商談もオンラインで 北秋田市商工会 初開催ですでに成果 「スペース」の貸し出し開始

2021-01-19
北秋田市商工会が発行した「バイヤーズ・ガイド」
 新型コロナウイルス感染症の影響を受けて商談会や見本市の中止等が相次ぐ中、北秋田市商工会(藤本忠会長)はインターネットを活用した「オンライン商談会」の取り組みを進めている。初めて開催した昨年11月の商談会は、新たな取引が始まるなど成果を挙げた。会員企業の取り組みを支援しようと、パソコンなどを用意した「オンライン商談スペース」の貸し出しも開始した。
 昨年の春以降、県外への往来自粛が呼びかけられたり、大規模なイベントの中止が求められたりしたことで、販路の拡大を目指す事業者にとっては思うような活動ができない状況が続いていた。
 こうした中、同商工会は本年度の「伴走型小規模事業者支援推進事業」を活用し「きたあきたのうめ~モノ発掘プロジェクト」を推進。セミナーや個別面談等で商品力や商談力の向上を図るとともに、販路開拓のためのオンライン商談会を開くことにした。
 昨年11月20日のオンライン商談会は、商工会の主催としては県内で初めての開催。バイヤー側は東京都内の百貨店など4社と広島県の商社の計5社、会員からは8社が参加。会員企業とバイヤーによるモニター越しの1対1での商談は、計29回を数えた。
 バイヤー側からは「首都圏にないもの、地元で愛されているものを現代風にアレンジした商品がほしい」といったアドバイスがあったほか、会員企業からも「初めてのオンライン商談で不安だったが、商工会職員がついてくれて、心強かった」「商談後、バイヤー2社から引き合いがあった」などの声が聞かれた。
 同商工会は「新型コロナウイルスの感染が広がる中でも、東京や広島のバイヤーと商談することができた。顔や商品を見ながらのため、商談が進んだ」などと説明。今後の商談に役立てていこうと、商談会に参加した8社を含む計12社の商品を掲載した「バイヤーズ・ガイド」を発行。全国のバイヤー約3000社に送付した。
 オンライン商談会に臨む会員企業を支援しようと、商工会館内に設けた商談スペースの貸し出しを開始した。カメラ・スピーカー付のノートパソコンや、複数人数での参加にも対応する32型モニター、インターネット回線などを用意。機器の使用などは、職員のサポートを受けることもできる。
 利用の際は、商談予定日の7日前までの申し込みが必要。問い合わせは北秋田市商工会(電話0186・62・1850)。

捜査用似顔絵 「解決の一助に」と意欲 大館署の長澤さん 県競技会で最優秀賞

2021-01-19
県警現場鑑識競技会の「捜査用似顔絵の部」で頂点に立った長澤さん(大館署)
 県警が主催する現場鑑識競技会(昨年11月24日・秋田市)の「捜査用似顔絵の部」で、大館署地域課の田代駐在所に勤務する長澤美代子巡査長(41)=大仙市出身=が最優秀賞に選ばれ、県警本部長表彰を受けた。事件の容疑者や不審者の特定、行方不明者の捜索等をするために重要な捜査手法の一つとされ、作成技術のある警察官は、人材が限られる中で貴重な存在。全県の署員の中で頂点に立ち、「練習してきて良かった。事件解決のため、これからも機会があれば描きたい」と話している。
 同競技会は鑑識技術の向上、初動捜査の強化を目的に毎年開かれており、2002年からは現場出動の機会の多い地域部門の警察官等を対象にしている。県内14署がそれぞれ3人でチームを編成し、「現場鑑識の部」に2人、「捜査用似顔絵の部」に1人が出場、部門別や総合の順位を競う。
 このうち「捜査用似顔絵の部」は、50分間で目撃者役から犯人役の特徴を聞き出し、鉛筆と消しゴムのみを使用して似顔絵を作成するもの。作画技術、顔の特徴を捉えているかなどを総合的に審査する。
 今回は民家で下着泥棒が発生し、逃げ去る犯人を目撃した人がいる―との想定で実施。県内各署から14人が出場し、長澤巡査長が栄冠に輝いた。「緊張したが、落ち着いてできた」と振り返る。競技会前に約2週間、集中的に指導を受けながら練習しただけに「結果が出せて良かった。終わってホッとした」と喜んだ。大館署チームは総合順位でも頂点に立った。
 中学、高校時代に美術部に所属。しばらく絵画から離れていたが、2005年に捜査用似顔絵の講習会に参加したことで再び筆を握る機会が増えた。基本技術や聞き取り方法などを学び、同年には潟上市での強盗事件で、容疑者の似顔絵を作成して逮捕につなげた経験もある。
 現在、大館署で似顔絵を作成できる署員は5人前後。指導した刑事課鑑識係の熊谷優樹係長は「検挙に至らない事案でも、当事者を特定することで注意、警告につなげられる。警察署によっては描ける人がいない場合もあり、貴重な存在」と話す。
 長澤さんは「機会があれば、これからも似顔絵の作成をしていきたい。学んだ技術がさび付かないよう、練習を続けていく。自分が描いた似顔絵が事件解決の一助になれば」と決意を新たにした。
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桜櫓館耐震改修 腐食広範で工期延長 大館市 3月中旬の完成目指す

2020-12-31
耐震改修工事が行われている桜櫓館(月撮影、大館市字中城)
 大館市が所有する国登録有形文化財「桜櫓館(おうろかん)」の耐震改修工事は、当初予定していた来年1月中旬の工期を2カ月延長し、3月中旬の完成を目指している。補強は終えたものの、想定より構造材や屋根下地材の腐食などが広範囲におよび、手間がかかっていることや部材の発注で遅れが生じた。4月に見学・貸館を再開する予定。
 耐震診断で東西方向の耐力壁が不足し、窓や戸などの開口部も多いため暴風時に倒壊の恐れがあると判定。南北方向の壁量はあるものの配置バランスが悪く、地震時に建物が変形しやすいとされ、5月から改修工事を行っている。事業費は約6500万円。
 文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、できるだけ見えない位置で耐震化することを前提とし、建設当時の材料も可能な限り使用。既存の土壁は撤去し、構造用合板で耐力壁を設けた上で、再び土壁で仕上げる。屋根は既存の野地板と垂木、2階床は床板と根太の固定方法をそれぞれ確認し、想定と異なる留め金物は交換または増し打ちを行っている。土台と基礎、柱と横架材(土台・梁(はり))などの金物補強、既存梁を補強するための鉄骨梁と柱の新設なども進めている。
 過去の修繕が意匠的価値を損ねているとして、外壁や屋根の復元を図る。木製建具の組子修理やふすま・障子の張り替え、外観木部保護塗装も行う。浴室など使用していない部屋は物置に改修。電気・機械設備は更新する。庭園の樹木は剪定(せんてい)し、建物の外観が見えるよう整える。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階の和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。80年に現在地へ移転工事(曳家(ひきや))が行われ、北側の和室を解体。99年7月に登録文化財となった。
 市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は2018年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。

感染対策し新年へ 北鹿地方の神社 初詣の準備進む 「混み合う日時避けて」

2020-12-31
マスク、フェースシールドを着用して絵馬の準備作業をする学生(大館神明社)
 2020年も残すところ1日となった。新型コロナウイルスに悩まされ続けた1年の暮れを迎え、北鹿地方の神社では新年の初詣に向けた準備が大詰めを迎えている。感染防止対策にも気を配りながら、慌ただしく作業を進めている。
 毎年大勢の参拝客が訪れる大館市の大館神明社(佐藤文人宮司)では、縁起物の準備作業が進む。来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんだ巨大絵馬と同じ絵柄の絵馬や、招き猫をイメージした「開運干支土鈴」などを用意。牛の着ぐるみを着たハローキティのお守りや、コロナウイルスに関連して「疫病退散」の茅の輪守り、旅行安全御守なども並べる。破魔矢や熊手なども含めて約100種類を頒布する予定だ。
 30日は、アルバイトの高校生や大学生が説明を受けた後、絵馬に麻のひもを結ぶ作業を行った。新年に願いを込め、一つ一つ確認しながら丁寧に仕上げていた。
 初詣の感染防止対策として、縁起物を頒布する授与所ではアルバイトの巫女(みこ)らにマスク、フェースシールド、手袋を付けて接客してもらう。例年1カ所だったおみくじ売り場は2カ所に分け、密を避ける。各所に消毒液を置き、参拝客にマスク、手袋の着用、対人距離の確保を求めるため注意書きも掲示する予定。
 例年大みそかから元日にかけて24時間体制で参拝客の対応に当たっていたが、この元日午前3~7時は閉鎖して受け入れを取りやめる。
 コロナ禍の今年は分散参拝の問い合わせが複数あり、既に縁起物を買い求める人も見られるという。同神社は「感染対策をし、人との距離を保って参拝してほしい。初詣は新年初めてのお参り。新年の混み合う日時を避けて訪れてもらえれば」としている。
 駐車場は神社北側の曳山車車庫前のほか、今年境内整備事業で新設した境内北側も利用できる。約90台分を確保できる見通しで、周知している。

北鹿地方に大雪 倒木や交通に乱れ 年末年始も警戒を

2020-12-31
雪が降り積もって倒木が発生した現場(北秋田市七日市)
 冬型の気圧配置が強まった影響などで、北鹿地方は30日、大雪に見舞われた。秋田地方気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は北秋田市阿仁合で37㌢を記録。同市や鹿角市では倒木があり、道路の一時通行止めなども発生した。公共交通機関も乱れた。
 気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は鹿角市で30㌢、北秋田市鷹巣で17㌢。同時刻現在の積雪の深さは鹿角市で50㌢、阿仁合で47㌢、鷹巣で32㌢まで増えた。
 午後4時現在、北秋田市では雪の重み等のため計4カ所で倒木が発生。同市七日市の県道では、2カ所で樹木が電線に倒れかかった。国道や市道でも倒木が道路をふさぐなど影響が出た。鹿角市八幡平堀合の市道でも倒木があり、午前5時ごろから約7時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雪の影響で花輪線は午後1時30分から全線で運転を見合わせた。普通列車上下8本が運休、同2本が区間運休した。
 全日空によると、大館能代発羽田行き720便は雪のため出発が遅れ、31分遅れの午後0時41分に到着した。
 気象台によると、県内は31日から1月1日にかけても強い冬型の気圧配置が続き、大雪となる所がある見込み。31日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で平野部40㌢、山沿い50㌢。その後も雪が降り続くとみている。交通障害や建物被害への警戒、屋根からの落雪や路面・水道管凍結、なだれなどへの注意を呼び掛けている。

平日の歩行者 大町、御成町など大幅減 大館商議所通行量調査 コロナ予防で外出控え

2020-12-30
 大館市の中心市街地の人通りについて、大館商工会議所の通行量調査によると、大町と御成町2丁目、同3丁目の平日の通行量(歩行者)は前年を8~38・6%下回った。今年から新たに観測地点とした比内町扇田は、平日の通行量が休日に比べて2倍以上多い結果となった。大館商議所は「新型コロナウイルスの感染予防で外出を控える傾向が大きく反映したものと考えられる」としている。
 商業振興の研究や施策の参考にするため、10月16、18日の午前10時から午後5時まで調査。歩行者は商店街を形成する大町と御成町2、3丁目、比内町扇田の4地点、車両は大型店が立地する清水町、大田面を加えた6地点でそれぞれ計測した。両日ともに晴れや曇りで外出向きの天候だった。
 平日の歩行者は2丁目が382人(前年比8%減)、3丁目325人(38・6%減)、大町271人(18・1%減)、扇田153人の計1131人。休日は2丁目304人(28・5%減)、3丁目406人(12・3%減)、大町176人(32%減)、扇田70人の計956人。すべての地点で平日、休日ともに昨年から減少した。
 2丁目と大町、扇田で平日の通行量が休日を上回っており、銀行や病院などの利用を目的にした来街傾向が見られる。扇田については休日に銀行や病院だけでなく、商店街の多くが閉店していることも歩行者の大幅減につながったとしている。
 2丁目は「リニューアル、リノベーション事業が進む駅前地区の来街者をいかに誘導できるかが重要な課題」と分析。3丁目は「いとくショッピングセンターが目的地となっている。そこを起点に沿道の個人店などを生かし、来街者の回遊性を高める取り組みが求められる」とした。大町は「本年度は県よろず支援拠点事業による『0円改装』で、小売店やハチ公プラザの店舗リニューアルが行われ、今後の集客効果に期待」としている。
 車両の総数は平日が2万8468台、休日は2万8212台。休日の大田面が8267台(2・5%減)で最も多く、以下は▽平日の大田面7288台(2・4%増)▽休日の清水町6862台(1・7%減)▽平日の清水町6376台(0・4%増)▽平日の大町4131台(1%増)▽休日の3丁目3789台(2・2%増)▽休日の大町3750台(13・9%増)▽平日の3丁目3740台(6・4%減)▽平日の2丁目3493台(10・1%増)▽平日の扇田3440台▽休日の扇田2780台▽休日の2丁目2764台(2・1%増)―と続いた。
 7地点で増加したほか、車両・歩行者とも前年より早い時間帯に最多通行量を記録した地点が多く見られ、「遠出を控え、外出の際には車を使用して買い物や外出時間を短くする行動をとっている」と考察した。
 総括では「日沿道の大館市に関連する区間が開通し、大館能代空港や東北道を含めた広域交通網が形成され、人や物流の動きが活発になることが期待される。今後も引き続きハード整備やソフト施策が、車両・歩行者通行量に及ぼす影響を注視することが重要」とまとめた。

比内地鶏 過剰在庫ほぼ解消 官民一体で対策 一部で入荷不足も

2020-12-30
今年6月にJAあきた北青年部が開いた比内地鶏肉の販売会。生産者がおいしさをPRした。
 大館市の助成事業などを背景に比内地鶏の需要が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一時期は過剰だった在庫が11月までにほぼ解消。各種助成事業できりたんぽセットなどの販売が例年よりも好調で、事業者からは「商品発送の売り上げが伸びて助かる」といった声がある一方、一部店舗では年末の需要増も相まって在庫が不足する場面も見られる。
 比内地鶏は大館が本県の主要産地。新型コロナの影響で、主な出荷先の首都圏からの注文が激減したため、市内卸売業者は一時期多くの過剰在庫を抱えた。
 過剰在庫解消のため市は8月から、卸売業者が在庫を小売店に安価で販売した場合、差額の一部を補助する事業を行ったほか、本場大館きりたんぽ協会員を対象に比内地鶏の購入助成(1㌔当たり1500円)を行う「比内地鶏販売促進助成事業」を11月末まで展開。申請は7322㌔、助成額は約1100万円に上った。これらの効果で過剰在庫は11月までにおおむね解消された。
 このほか、市が特産品の販売事業者に対して購入客の送料を負担する「特産品送料助成事業」が好調に推移。特にきりたんぽセットなどの発送が昨年よりも増えているという。同市葛原の秋田比内や(武藤幸美社長)では、比内地鶏ハンバーグなどの冷凍商品や、正肉やスープなどが一体となったきりたんぽ鍋セットの売り上げが前年比で約2倍に。担当者は「店と客の双方が助かる事業で本当にありがたい。比内地鶏の消費拡大にもつながる」と感謝する。
 一方で、一部の店では年末の需要増で比内地鶏の入荷が追いつかない場面も。同市有浦のプラザ杉の子では、例年クリスマスの時期に需要が集中する「比内地鶏のローストチキン」(税込み5000円)の販売に影響が出た。ふるさと納税の返礼品分を含め例年並みの700羽を用意したが想定を上回る注文があり、100羽超の注文をキャンセルする事態となった。コロナ禍で忘新年会を開催しない企業から「チキンを購入して社員たちに配りたい」という注文が想定以上に多かったという。
 JAあきた北の生産部会(高橋浩司部会長)は今年の生産羽数を当初21万5000羽と計画していたが、5月から4割減産とし14万5000羽に修正した。月に開いた関係団体への報告会で高橋部会長は「行政、商工団体、地域一丸となった支援に感謝したい」と述べた。通常の生産羽数に戻せるよう今後もPR活動を続けていくとし、来年の生産は通常時から2割減の18万羽とするとしている。

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プレミアム商品券 12月9日から3次販売 渋谷の施設に地元産材 大館市12月議会開会

2020-11-25
行政報告などが行われた本会議(大館市役所)
 大館市の12月定例議会が24日開会、福原淳嗣市長の行政報告と議案上程を行い、特別職や一般職の期末手当を引き下げる条例改正案4件を可決して散会した。市長は新型コロナウイルス対策として発行したプレミアム付き商品券の3次販売を12月9日に始める考えを示し、「さらなる消費喚起につなげる」と述べた。
 購入額の3割増しで利用できる商品券は、1枚1000円の13枚組みを1セットとして1万円で販売する。大型店以外で利用できる「一般券」が6枚、大型店でも使える「共通券」5枚、「宿泊・飲食・タクシー・運転代行専用券」2枚。15万セットを発行しており、1次は約2万4000セット、2次は約10万6000セットの計約13万セットが売れた。
 市長は「年末年始の需要期に合わせ、より多くの市民に購入してもらえるよう1世帯10セットを上限とするほか、申込書を広報12月号に挟み込み全世帯に配布する」とした上で、「感染症のリスクが高まる冬を迎え、予断を許さない状況だが、感染対策に万全を期すとともに国や県と連携しながら社会経済活動との両立を図る」との姿勢を示した。
 林業振興については、大館産秋田杉のフローリング材が東京・渋谷区の神南分庁舎跡地複合施設(仮称)に採用されることが決まったと報告。「トップセールスをはじめ互いに交流を重ねてきたことで実現した。使用される床面積は市議場の約2倍に相当する576平方㍍を予定。引き続き木材の利用促進を通じ、人づくりとものづくりを推進する」と強調した。
 期末手当の引き下げは、県人事委員会勧告を踏まえたもので年間0・05カ月分。本年度は12月支給のボーナスに適用、来年度以降は6、12月期をそれぞれ0・025カ月分引き下げる。一般職の年間支給月数は勤勉手当を含め4・30カ月(現行4・35カ月)となる。
 初日に可決した4件を除く提出議案は、指定管理者の指定や補正予算など34件。一般会計は5億9906万円の追加で、補正後の総額は497億3178万円。大館駅周辺整備事業費や扇田大橋調査委託料、飲食店利用促進事業費補助金などを計上した。

「食タクシー」利用好調 5カ月で3千件超 大館市のコロナ対策 「忙しい」うれしい悲鳴

2020-11-25
飲食店従業員から商品を受け取るタクシードライバー(大館市赤館町)
 大館市が実施するタクシーによるお持ち帰りグルメ配達サービス「大館の食タクシー」の利用が好調に推移している。6月から10月末まで5カ月間の利用は3278件に上っている。期間は当初9月末までに設定していたが、好評を受けて来年2月末まで延長した。飲食店やタクシー会社からは「忙しくなった」といううれしい悲鳴が届くといい、市観光課は「想像していたよりも多くの需要があり、驚いている」と受け止めている。
 国交省がタクシー事業者による飲食料配送の新制度を導入したことを受け、新型コロナウイルスの影響で打撃を受けている地域経済の救済事業として6月から開始した。利用者から注文を受けた飲食店がタクシー会社に商品を配達してもらうもの。利用者が商品代金と定額配達料300円をドライバーに支払い、市が定額配達料を除いたタクシー料金を補塡(ほてん)する。配達エリアは市内全域。24日現在で飲食店47店舗が登録している。
 市観光課によると、利用件数は6月が418件、7月が696件、8月が862件で右肩上がりに増加。9月は541件だったが、10月は761件で再び増加に転じた。
 助成額は6~10月で784万8000円。事業開始当初は428万円の予算を用意していたが、好評を受けて期間を延長することにし、1038万円を追加計上した。
 同課は「遠方の人に喜ばれており、近場からの利用もある。同じ時間帯に予約が重なるケースも出てきている。想像以上の需要」と受け止める。「飲食店やタクシー会社から『忙しくなった』との声も聞く。事業化して良かったと感じる」と手応えを得ている。
 タクシー会社のさくら観光(釈迦内)では、多い日で20~30件依頼が入るという。「通常の配車依頼より多い時もある。大変助かっている」と話す。
 今後、冬季は道路状況の変化でさらに注文が増えたり、配達に時間を要することなども予想される。観光課は「対応を検討している。予約が重なると時間をずらしてもらうこともあるので、了承してほしい」と理解を求めている。
 配達は商品購入代金が税込み1000円以上となる場合が対象。時間は午前11時から午後7時まで。配達するタクシー会社は冨士タクシー、秋北タクシー、さくら観光の3社。希望のタクシー会社があれば注文時に受け付ける。
 年末年始の12月29日から来年1月3日は休止し、同4日から再開する。

山田のジンジョも様展示 本県の道祖神ずらり 角川武蔵野ミュージアム 

2020-11-24
県外で初の展示となった「山田のジンジョサマ」(角川武蔵野ミュージアム提供)
 大館市山田集落の奇祭「地蔵祭」で使用される男女一対の道祖神「ジンジョ様」が、今月6日にグランドオープンした埼玉県所沢市の「角川武蔵野ミュージアム」に展示されている。作家で博物学者の荒俣宏さん監修の特別展「妖怪伏魔殿」の一環で、本県の5市6集落から集まった人形道祖神8体が並ぶ。同ミュージアムは世界的な建築家・隈研吾さんの設計で話題となっており、PR効果に期待がかかる。
 ミュージアムは、出版大手KADOKAWAが整備、運営する大型文化複合施設「ところざわサクラタウン」内の中核施設で、美術館、博物館、図書館の機能を持つ。地上5階建てで、新国立競技場や道の駅おおゆ(鹿角市)を手掛けた隈研吾さんが設計した。岩塊のような外観や、吹き抜けに設置された高さ約8メートルの巨大本棚などが特徴的。
 オープン第1弾企画の「妖怪伏魔殿」は、荒俣さん監修で日本各地の妖怪をテーマにしたもの。国内のアーティストが描いた妖怪の絵、47都道府県にまつわるパネル展示、イメージを具象化したミイラや化石など約点が並ぶ。妖怪をテーマにした映画セット、体験コーナーもある。
 このうち、疫病や自然災害から集落を守るとされる人形道祖神は、「妖怪の原始的な存在」として展示されることになった。秋田人形道祖神プロジェクト(秋田市)が協力し、本県各集落に人形の制作や提供を依頼した。
 展示されているのは「山田のジンジョサマ」(大館市)のほか、「小掛のショウキサマ」(能代市)、「中荒沢のショウキサマ」(大仙市)、「末野のショウキサマ」(横手市)、「皆瀬のニンギョウサマ」(湯沢市)など8体。ワラや木材で作られ、高さ約3・8㍍に及ぶものもある。
 「人間の世界に溶け込み、カミサマの地位を得て敬われる存在になった」と紹介されており、各道祖神の説明文も添えられている。会場では、祭り当日に集落を練り歩く映像なども公開されている。
 来場者は迫力に圧倒されながら特徴的な容姿に見入っているという。同ミュージアムの企画担当者は「妖怪を楽しみながら知ることができる仕掛けを用意している。ぜひ会場で見てほしい」としている。
 山田部落会の赤坂実会長は「都会の人々に風習、民俗行事について興味を持ってもらうきっかけになればうれしい。昔から受け継がれる技を感じてほしい。関心のある人が集落を訪れ、交流につながれば」と期待した。
 特別展は来年2月28日まで。入場料は大学生以上1600円、中高校生1000円、小学生800円、未就学児無料。ミュージアムの休館日は第1、第3、第5火曜。開館時間は館内の展示、レストランで異なる。

 

鹿角調理師会 講習会で会員が見学 キャラ弁に興味津々

2020-11-24
浅野さんが作ったキャラ弁
 鹿角調理師会(田中強会長)は23日、鹿角市の尾去沢市民センターで講習会を開いた。会員ら10人が参加し、おかずやご飯で漫画やアニメのキャラクターなどをデザインする弁当「キャラ弁」の作り方を学んだ。
 同会は、7年前の県調理師会の解散に伴い、鹿角支部を解散した上で発足し、調理技術の研さんなどに取り組んでいる。登録会員は鹿角市と小坂町の約100人。
 講習会は、郷土料理の普及などを目的に交流会を兼ねて2017年から開催。4年目の今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会食しながらの交流会は見送り、キャラ弁の作り方を学んだ。
 講師は同市の浅野好海(このみ)さん(36)。浅野さんは5歳から歳まで3人の子どもがおり、キャラ弁歴は十数年。「子どもにいっぱい食べてもらうために作り始めた」といい、地域でキャラ弁講座の講師を務めたこともある。
 今回はサンタクロースや雪だるま、クマをメインにしたキャラ弁の調理を実演し、会員がその手順を見学した。
 浅野さんは土台になるご飯に、焼きのりやスライスチーズ、かにかまなどを切ったり型抜きしたりして目鼻口などを巧みにデザイン。市販のデコレーション用のふりかけ、あられ、カラフルなおさかなチップなども使って愛情たっぷりの弁当を仕上げた。会員からは「かわいい」「食べるのがもったいない」「作ってみたい」といった声も聞かれた。
 このほか、会員が炊き込みご飯やきりたんぽ鍋を調理し、自宅にそれぞれ持ち帰った。
 田中会長は「今回はコロナで趣向を変えてみたが、今後もできる形で講習会を続けていきたい」と話した。


 

大館市の第3次環境計画 意見反映へ市民会議 中学生や移住者も 政策の課題洗い出す

2020-11-23
環境基本計画策定に向けた市民会議(大館市中央公民館)
 大館市の第3次環境基本計画(2021~31年度)策定に向け、広く意見を取り入れる市民会議の初会合が22日、中央公民館で開かれた。1、2次計画の作成段階になかった試みで、市内の現状や課題を洗い出して市民・事業者・行政がそれぞれ果たすべき役割を明らかにする。参加者から「ごみ分別が分かりにくい」「廃棄物の発生抑制が重要」などの声が聞かれた。
 一般公募や町内会長、移住者、子育て世代、農林業者、中学生の計16人が参加。市環境課の黒田一志課長は「総合計画や国土強靱(きょうじん)化地域計画と整合を図り、時代に合った11年間の指針を策定する。市民会議は新たな手法として開催するもので、それぞれの立場から意見をいただきたい」とあいさつした。
 市内の企業による廃棄物の適正処理や資源循環の推進、豊富な木質バイオマスの利用促進など地域の強みを生かした環境政策、小型家電リサイクル発祥の地として五輪・パラリンピックのメダル製作に再生金属を使うプロジェクトへの参加、国連が15年に掲げた「持続可能な開発目標(SDGs)」、近未来の技術革新に向けた動きなどに理解を深めた後、4グループに分かれて意見を交わした。
 環境政策の課題については「ごみ分別が分かりにくい」「若い人が地域の活動を知らない」「小型家電リサイクルを含め回収方法の周知を」との声があり、環境意識を高めるアイデアとして「市民の声を発信する場をつくる」「地産地消」「SDGsの考え方を分かりやすく伝える」などの意見が出た。
 次回12月中旬は意見を集約し、市への提案書としてまとめることにしている。
 3次計画は、生活や自然など分野ごとの課題を抽出し、SDGsや気候変動適応法の視点も取り入れる。有識者らでつくる検討委員会も設置しており、市民会議の意見を含めて年内をめどに素案をまとめ、パブリックコメント(意見公募)や環境審議会などを経て、3月22日までの策定を目指す。
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イノシシ 忌避剤の効果実証実験 大館 青森の企業が開発

2020-10-30
イノシシ対策の忌避剤を散布する関係者(大館市十二所)
 イノシシの出没や被害が相次いでいる大館市で、青森県中泊町の会社が開発した忌避剤の効果を確認する実証実験を始めた。クマ対策で開発した激辛唐辛子などを使った忌避剤で、28日に関係者が市を訪れ、最近出没が確認された沢尻地区の休耕田に散布した。
 同町の「ツリーワーク」(佐々木嘉幸代表)は鳥獣被害対策として、激辛唐辛子のブート・ジョロキアと木酢液を使った忌避剤「熊にげる」を開発、製造。佐々木代表によると、容器に入れて畑などに設置すると、クマが嫌う匂いを発生し寄せ付けない。同町のほか、秋田県でも使用が広がっているという。
 イノシシは鼻で土を掘り起こす習性があることから、この忌避剤を直接畑などに散布する粉末に改良。ハリカ大館(田中耕太郎社長)の紹介で、被害が発生している大館で実験を行うことにし、佐々木代表や町の関係者が来館した。
 昨年からイノシシが出没している十二所字中野の田に向かい、被害状況を確認。この日も27日のものとみられる足跡やあぜを掘り返した跡が見つかり、出没の跡がある休耕田に忌避剤を散布し、近くにカメラを設置した。
 佐々木代表は「地面にまいた時に匂いがどのぐらい広がり、効果があるかを確認したい。出没が本格化する来春にも本格的に実験ができれば」と話した。市林政課によると、今年市内のイノシシの出没・被害の届け出は9件だが、届け出ないケースもあるとみている。

 


 

コロナ差別にNO! 県と各種団体 誹謗中傷防止に共同宣言

2020-10-29
新型コロナウイルス感染症に伴う誹謗中傷防止共同宣言式(県正庁)
 新型コロナウイルス感染者や治療した医療機関の関係者らに対するいわれのない誹謗(ひぼう)中傷が広がっていることを受けて、県と医療・福祉、商工、教育団体などは28日、コロナ関連の差別や誹謗中傷の撲滅を目指して共同宣言を行った。「NO!コロナ差別~感染した方々にはやさしさを、ウイルスと闘うすべての方々に感謝を~」をキャッチフレーズにさまざまな取り組みを展開し、県民に冷静な行動を呼び掛けていく。
 関係者が出席して県正庁で宣言式を開き、佐竹敬久知事は「感染者や医療従事者に対する誹謗中傷などがいまだに散見されている。こうした行動により、仕事を辞めざるを得なくなったケースや転居した事例もある。秋田の良さである優しさと支え合いを台無しにする行為。宣言を通じて県民に防止を訴えていく」などと述べた。
 宣言は「わたしたちは、お互いに連携して、感染された方やそのご家族などへの誹謗中傷や差別的な言動を防ぎ、思いやりを持った冷静な行動を呼びかけるとともに、医療従事者をはじめ、ウイルスと闘うすべての方々に感謝し応援する活動を展開することにより、県民一人一人が互いに支え合い、人権を尊重するやさしさに満ちた寛容な社会の実現を目指します」という内容。出席者を代表してブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長が宣言を読み上げた。
 宣言を踏まえて、今後は各団体が連携して誹謗中傷の防止に向けた啓発活動などを大々的に展開。医療従事者や生活を支えるサービスを提供する事業者らに向けた応援メッセージの募集、相談対応の拡充などを図っていく。

 

ウィズコロナ時代 新たな観光振興探る 31日 大館市でフォーラム 県内外から200人参加

2020-10-29
 新型コロナウイルス対策と観光振興の両立を探る「秋田広域観光フォーラムin大館」が31日午後2時から、大館市のほくしか鹿鳴ホールで開かれる。「Go To トラベル感染症対策とウィズコロナ時代の観光を考える」をテーマに、県内外の観光関係者ら約200人が参加予定で、講演やパネル討論を行い、大館、秋田広域の観光誘客に生かす。新型コロナ対策で一般市民は来場できない。
 観光庁、北前船交流拡大機構(東京)、フォーラムin大館実行委員会(委員長・福原淳嗣市長)主催。東京都渋谷区や北海道函館市、青森県弘前市、JR東日本、ANA総合研究所など後援。
 第1部は観光レジリエンス研究所(千葉県)の高松正人代表が「高松流コロナ対策の実践ソーシャルディスタンス可視化」と題し、沖縄県の沖縄ツーリズムEXPOジャパン会場から同時中継で特別講演する。
 第2部は「大館の観光を日本と世界へ発信」をテーマに、東京国立博物館の銭谷眞美館長が「北前船と米代川」、作家出版プロデューサーの岩中祥史さんが「矢立峠と吉田松陰」、北鹿4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズムの中田直文会長が「秋田犬を活用した観光振興」と題して講演する。
 第3部のパネル討論には、地名に「館」が付く縁で「3D(函館・大館・角館)連携」と題した観光誘客を展開している関係自治体などからパネリストを招く。工藤壽樹函館市長、市川雄次にかほ市長、齊藤滋宣能代市長、菅原広二男鹿市長、門脇光浩仙北市長の5人が登壇。福原市長がコーディネーターを務め、「秋田の広域観光を考える」をテーマに各市の取り組みや課題などについて意見を交わす。
 佐竹敬久知事が感想を述べた後、JR東日本とANA総研、日本航空の役員3人が講評する。
 実行委は「コロナ対策と経済の両立を考えていかなければならない中、新たな観光振興に向けた視点を持つきっかけにしたい。大館を含めた秋田広域の観光誘客について議論したい」と話した。

かづの牛 コロナ禍も価格上昇 鹿角家畜市場 子牛1頭平均26万8千円

2020-10-28
短角種などが上場された鹿角家畜市場(花輪菩提野) 
 鹿角市花輪字菩提野の鹿角家畜市場で27日、子牛と一般牛の競りが行われ、県内外の購買者約30人が来場した。日本短角種(かづの牛)の子牛平均価格は27万円弱。昨年同様、県外の大口購買者によるまとめ買いもあって、前年度を8571円(3・3%)上回った。
 子牛は鹿角市や小坂町の繁殖農家を中心に57頭が上場され、54頭が成立した。
 このうち短角は上場43頭中40頭が成立し、1頭当たりの平均取引価格は26万8000円(19年度25万9429円)で昨年を上回った。最高値は31万5000円(同32万3000円)だった。
 県畜産農協の木村良一理事兼参与(70)は価格上昇の主な要因について「県外の大口購買者が昨年に続いて今年も訪れ、まとめ買いをしたのが大きい。ヘルシーな赤身肉の人気もある」と説明。
 さらに「今年の夏は長雨の影響で、牧草が日照りで枯れることがなく、子牛の良好な生育につながった」としたほか、「景気の停滞に伴い全国的に子牛の相場は下がっている。鹿角の短角も前年から少なくとも2、3万円は下がると予想していたので、価格の上昇は生産者も喜んでいる」と話した。
 短角以外の子牛の平均取引価格は褐毛(11頭成立)が33万818円(19年度36万3500円)、黒毛(3頭成立)が90万円(同90万円)だった。
 競りに先立ち、牛の品評会である第105回鹿角畜産共進会が開かれ、審査の結果、成田俊一さん(柴平)出品の短角「あき」が優等賞に輝いた。

プロ野球ドラフト 佐藤(鳳鳴高出)育成1位指名 ソフトバンク 北鹿から12年ぶりプロへ

2020-10-28
ソフトバンクから育成1位の指名を受けた鳳鳴高出身の佐藤(慶應義塾広報室提供)
 プロ野球のドラフト会議が26日、東京都内で開かれ、大館鳳鳴高出身の佐藤宏樹投手(慶応大4年)を福岡ソフトバンクホークスが育成1位で指名した。北鹿出身選手がドラフト指名を受けるのは、2008年に千葉ロッテマリーンズに指名された木村雄太さん(花輪二中出)以来12年ぶり。佐藤投手は今月12日に左肘の靱帯(じんたい)を手術しており、「不安はあったが、指名されてすごくうれしい。けがを治してチームの勝利に貢献できるよう頑張っていきたい」と意気込んでいる。
 高校時代の佐藤投手は、2年秋に県大会で4強入りしたのが最高成績。慶大では六大学リーグに1年秋にデビュー。150㌔台の速球とスライダーを武器に3勝を挙げ、最優秀防御率のタイトルを獲得。チームの優勝に貢献するなど頭角を現した。しかしその後、左肘を故障し登板機会が減少。今年4月に手術を受け8月に実戦復帰したが、その後も左肘の張りを感じて今月12日に靱帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けた。
 ドラフト直前に同手術を受けるのは異例で「指名があるか不安で、浪人の可能性も視野にあった」という。しかし故障がなければ上位での指名も期待された選手。「育成で指名できるのであれば」と複数球団から調査書が届いており、自身も育成指名でもプロ入りの意向を示していた。
 26日、同大で行われたオンライン記者会見で佐藤投手は「指名していただき、すごく感謝している。早くけがを治してチームの勝利に貢献したい」と述べた。球団の印象については「育成から1軍に上がって活躍している選手も多く、自分も可能性を感じた」という。
 北鹿から12年ぶりに新たなプロ選手が誕生した。「自分の姿を見て、秋田でもプロを志す人が増えてくれるように頑張りたい」と地元への思いを語った。
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