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県の受動喫煙防止条例 4月1日から全面施行 飲食店や事業所 「原則屋内禁煙」に

2020-03-29
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手書きの張り紙で、4月以降の対応を周知する飲食店も(大館市中山の梅正)
 県受動喫煙防止条例が4月1日、全面施行される。喫煙場所の規制が強化され、事業所や飲食店は「原則屋内禁煙」が義務付けられ、喫煙を認める場合は喫煙専用室の設置が必要となる。全ての飲食店で店頭に「店内禁煙」などの標識の掲示が義務付けられるが、大館保健所は「条例の内容が行き届かず、管内で知らない店舗も多いのでは」とし、対応を呼び掛けている。
 県条例は昨年7月に制定され、国の改正健康増進法に合わせて4月1日に全面施行される。条例は望まない受動喫煙をなくすため、罰則は設けないものの、改正法より厳しい規制が設けられている。
 事業所や飲食店は「原則屋内禁煙」となる。喫煙を認める場合は、喫煙専用室(飲食不可)の設置が必要。大館保健所によると、施行直前の現在も飲食店などから「どんな対策が必要か」などの問い合わせが寄せられているという。
 客席100平方㍍以下の既存の小規模飲食店も、従業員がいる場合は対策が必要となるが、条例施行後5年間の経過措置が設けられている。担当は「経過措置期間に対策を取る場合は申請が必要で、速やかに届け出を」と話す。
 全ての飲食店は4月から店頭に「店内禁煙」「喫煙専用室あり」など標識の掲示が義務付けられる。客、従業員共に20歳未満の人を喫煙可能な場所に入室禁止とする対策なども必要となる。
 県は「屋内完全禁煙」の表示ステッカーを用意したが、大館保健所での配布は約30枚にとどまり「自作の標識でもいい。厚生労働省のホームページで見本が紹介されており活用してほしい」と呼び掛ける。
 「4月から店内禁煙とさせていただきます」。大館市中山のラーメン店・梅正(佐藤登店主)では、3月上旬に県条例を紹介する手書きの張り紙を掲げた。同店ではこれまで灰皿を置いてきたが、たばこの煙を気にする客もおり、「受動喫煙防止対策は時代の流れ。喫煙専用室を設置する予定はなく、早めに対応を周知することで、常連客らに理解してもらい気持ちよく食べてほしい」と話した。
 問い合わせは大館保健所健康・予防課(電話0186・52・3952)、県健康づくり推進課専用ダイヤル(018・860・1429)。

職員採用試験 人材確保へ「最速実施」 北秋田市 1次は5月末、2カ月早く

2020-03-29
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 北秋田市は2020年度から、大学卒程度を対象にした職員採用試験を例年より約2カ月前倒しし5月末に実施する。応募者数が近年減少傾向にあり、予定通り人材を確保できないことが理由。総務課は「少しでも早く試験を行い、民間企業などと併願する人に就職先として選んでもらいたい」とし4月1日から5月15日まで応募を受け付ける。
 募集しているのは大卒程度の▽一般行政(5~6人程度)▽建築士(1人)▽土木技師(同)。
 試験日は教養などの1次が5月31日。6月中旬に1次合格者を発表する予定。前年度は1次を7月下旬、1次合格発表を8月中旬に行っていて約2カ月前倒しすることになる。小論文などの2次試験を経て最終合格者を発表する時期は例年の10月中旬から1カ月余り早め、9月上旬を見込む。
 応募の受け付け開始時期も1カ月半ほど早い。同課はいずれの時期設定も「決裁などを行う手続き上できる限り早めた」と〝最速実施〟をアピールする。
 背景には応募者数の減少傾向があるという。近年の就職戦線は全国的に「売り手市場」が続く。人材不足に悩む企業などが次々と内定を出す結果、「安定した職場」の代表格といえる自治体であっても就職先として選ばれないケースが目立ってきている。
 北秋田市も同様で、特に建築士など専門資格が必要な職種で優秀な人材の確保が課題になっている。総務係によると、18年度の試験では内定を辞退された。過去に辞退者はほとんどいなかった。
 19年度は専門職への応募自体がゼロ。結局、新戦力を加えられないまま既存の職員で業務に当たるしかなく対応に苦慮したという。一般行政職の応募者数も減少傾向。
 民間の中には大学卒業前年の春から夏にかけて内定を出す企業もあり、9月上旬予定の市よりなお早い。小坂竜也課長は「民間と市役所を併願する学生が民間からいち早く内定を得た場合、これまでは市役所の試験を待たずに就職先を決めてしまうのでは」と推測。試験や内定の時期を少しでも民間に近づけることで「市役所を就職先として考えてもらいたい」と話し、多数の応募を期待していた。
 高卒程度を対象にした求人の受け付けは例年6月と取り決められ、採用活動は夏ごろで市も例年通りの時期を予定している。詳しくは総務課(電話0186・62・1111)。

花輪ふくし会 新理事長に松浦氏 就任4カ月で 理事長と常務が辞任

2020-03-29
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 社会福祉法人花輪ふくし会(鹿角市花輪字案内)の大森一理事長(58)と丸岡克彦常務(56)が任期途中で辞任届を提出し、今月31日付で退任することが、分かった。両氏とも法人が運営する施設の職員を兼務しており、大森氏は「内部統制上よくないと考えた」と辞任の理由を説明している。2人は昨年11月の理事会で選任されたばかり。
 4月1日から、理事を兼務しながら、大森氏は事務局長、丸岡氏は特別養護老人ホーム東恵園の施設長を務める。27日に理事会を開き、新理事長に元常務の松浦勉氏(70)、常務には事務局長の福本雅治氏(62)を選任した。4月1日付。任期は現職残任期間の来年6月まで。
 昨年11月28日の理事会では、理事長と常務の解職議案が提出され、賛成多数で可決。後任に当時、特別養護老人ホーム東恵園施設長の大森氏、常務には障害者センター北鹿センター長の丸岡氏を選任した。
 2人の辞任届は今月に入って提出された。理事長就任後も施設長を兼務する大森氏は「自分で起案したものを、自分で決裁するというのは、内部統制上よくないと感じた」と話している。
 新理事長の松浦氏は、大森理事長が推薦し、理事会では全会一致で承認。松浦氏は2010年4月から昨年6月まで常務を務めた。「基本的な内部統制をしっかり確立したい。利用者の満足度を上げるとともに、職員は目標を持って、達成感と仕事の楽しさを味わえるようにしたい」と話している。昨年11月まで理事長を務めた関重征氏について、「企業的感覚を持って取り組んできた。踏襲したい」としている。
 花輪ふくし会は市内外の9拠点、約50の福祉施設を運営。職員数は約700人。26日には、大館市泉町に建設した多機能型事業所とグループホームの竣工(しゅんこう)式を行ったばかり。

新橋架設へ交通切り替え 大館の白沢跨線橋架け替え 4月1日から大館側500㍍

2020-03-28
1日から左側の道路へ交通を切り替える。右奥が建設が進む新しい跨線橋(大館市白沢)
 耐震性向上のため大館市白沢の国道7号で進む白沢跨線(こせん)橋架け替え事業に伴い、国土交通省能代河川国道事務所は4月1日から、完成した道路へ交通を切り替える。架設から50年が経過し、熊本地震で倒壊した橋と同じ形式の橋脚が用いられていることから、新しい跨線橋に架け替え、前後の国道を改良する事業。事業の進捗(しんちょく)率は約50%。交通を切り替えた後、新年度から新橋の架設作業に入る。
 白沢跨線橋は1966年竣工(しゅんこう)。JR奥羽線の線路をまたぐ形で、橋長45㍍、橋台2基と中央の「ロッキング橋脚」1基で橋を支える構造となっている。ロッキング橋脚は特殊な構造で、2016年の熊本地震で、この橋脚を有する橋が倒壊したことから、早急な対策が必要となった。県内でロッキング橋脚が用いられているのは白沢跨線橋のみ。JRの軌道への影響などを考慮し、橋脚などの補強ではなく、「新たな橋に架け替える」方針が決まった。
 計画では、現在の跨線橋の南側(大館側)に、橋台2基で支える橋長65㍍の新たな跨線橋を建設。橋に接続する前後600㍍の区間の道路を改良する。17年度に事業に着手し用地買収や設計を行い、18年4月に着工した。全体の事業費は約30億円。事務所は「完成時期は未定だが、そう長くはかからない見通し」としている。
 事務所によると、新橋の架設作業が現在の国道7号に影響するため、橋の南側(大館側)で新たな道路に交通を切り替える。切り替え道路は延長約500㍍で現在の国道と同じ片側1車線。橋の土台部分となる橋台を造る工事は順調に進んでおり、新年度から橋桁を架ける作業に入る。
 交通の切り替えは1日午後1時ごろを予定。事務所は「国道7号は主要幹線道路であり、安全安心を確保するために進めている事業。切り替え道路の通行となるため、案内看板などに従い、十分注意して走行してほしい」と呼び掛けている。

特別融資制度を創設 北秋田市 新型コロナ経済対策で4月1日から

2020-03-28
 北秋田市の津谷永光市長は27日に市役所で開かれた定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症に係る経済対策として、特別融資制度を設ける方針を示した。「早急に関係機関との調整を進め、4月1日からの運用を開始する」などと述べた。
 会見で市長は「市においても、宿泊や宴会のキャンセル、各種イベントの延期や中止が相次いでいる」などと現状を説明。
 25日に設置した経済対策会議では「宿泊業や小売店、飲食業などの業種で、売上高の7割が減少している状況が明らかになった」とし「事業者からは、対策や支援の制度を早急につくってほしい、との声があった」ことを紹介した。
 特別融資制度は、市中小企業振興資金保障制度(通称・マル北)に、「新型コロナウイルス対策特別枠」を設けたもの。資金使途は運転資金で限度額は500万円。貸付期間は10年以内。据え置き期間は1年以内としている。通常枠とは別に、総額5億円の融資枠を確保。据え置き期間の保証料と利息の全額を市が支援する。
 市長は「マル北の制度を、さらに使いやすくした。今回、スピード感を持って制度を創設した」と述べ、利用を呼び掛けた。
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花輪線の価値と可能性 元祖・鉄子の矢野さんら 鹿角でトークイベント

2020-02-11
トークセッションを行う藻谷さん㊧と矢野さん(鹿角市交流センター)
 「花輪線から見る鹿角の未来」を主テーマにした講演・トークイベントが9日、鹿角市交流センターで開かれた。作家、鉄道写真家で「元祖・鉄子」の愛称でも呼ばれる矢野直美さんと、地域エコノミスト、日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介さんが講師を務め、参加者約100人が花輪線をはじめとするローカル鉄道の魅力などに理解を深めた。
 JR花輪線沿線の関係市町村、団体で構成する花輪線利用促進協議会(会長・児玉一鹿角市長)と鹿角市産業活力課のコラボ企画。利用者数が減少傾向にある花輪線にスポットを当てて地域の魅力を再発見するとともに、地域産業への活力を探ろうと開いた。
 矢野さんは国内外を旅しながら写真を撮り、文章をつづる「フォト・ライター」として活躍。この日は自身3回目という花輪線で来鹿し、「女性の視点から見る鉄道の魅力」と題して講演した。
 花輪線では末広駅を取り上げ「末広がりは縁起が良いので、売り出せるのではないか」と強調。進行方向が変わる十和田南駅のスイッチバックに着目したPRのほか、「雪かき見学列車を運行するのも面白い。雪のない所に住む人は喜ぶ」と鉄道を生かしたアイデアを披露した。
 続いて「ローカル鉄道の魅力と地域産業への効果」をテーマに矢野さんと藻谷さんがトークセッション。藻谷さんは「特に外国人旅行客は鉄道が廃止された所には来にくい。自分が乗らないから鉄道はいらないというのではなく、『鉄道はあってなんぼ』ということを、乗らない人も気付いてほしい」、矢野さんは「乗る、乗らないということで(存廃の)答えは出せない存在だ」と鉄道の持つ価値や可能性を力説した。
 最後に、市産業活力塾の市民公開講座を兼ねて藻谷さんが「鹿角列車の行く先~鹿角の人口減少社会におけるメリット・デメリット~」と題して講演した。

大豆・ソバ 新たに乾燥施設を整備 JA秋田たかのす 高収量・高品質に期待

2020-02-11
新たに導入された大豆専用の乾燥機(鷹巣ライスセンター)
 JA秋田たかのす(斉藤一志組合長)は本年度、大豆とソバの乾燥調整施設を北秋田市鷹巣の鷹巣ライスセンターに整備した。市の補助金を活用し、作付面積が年々増加傾向にある大豆、ソバ専用の乾燥機計5台などを新たに導入。作業時期が重なるコメの乾燥調整と並行して適期の刈り取りや乾燥が可能となり、収量の増加や品質の向上に期待が寄せられている。
 同JAでは需要に応じたコメ生産に向けて、コメ以外の土地利用作物として大豆やソバの生産を推奨している。旧JA鷹巣町管内の生産者は従来、綴子ライスセンターの設備を大豆やソバの乾燥調整に使用。同じ設備で行うコメの乾燥調整が終了してから大豆やソバを刈り取り、乾燥作業に取りかかっていた。
 刈り取り時期の遅れは品質や収量の低下にもつながることから、生産者からJAに受け入れ体制の整備が求められていた。市が同JAから要望を受け、ソバ、大豆の乾燥調整に特化した施設を整備する新規事業を実施。大豆専用乾燥機2台、ソバ専用乾燥機3台のほか、荷受ホッパーなど関連設備を含む導入経費480万円のうち、半額の240万円を助成した。
 大豆専用機はコメやソバ、麦なども乾燥できる汎用(はんよう)型で、遠赤外線やバーナーで大豆を乾燥させる。ソバ乾燥機はバーナー式の平型。昨年7月に補助金の交付が決まり、8月に着工。9月中旬に竣工(しゅんこう)し、本年度の収穫分から使用を開始した。既存の乾燥機3台も鷹巣ライスセンターに移し、新たに導入した5台とともに使用している。
 6日に行われた北秋田市産業建設常任委員会(堀部壽委員長)では、市役所で農業振興に関する市単独事業について農林課が説明した後、新設備が導入されたセンター内を視察。委員が同JAの担当職員の説明を聞いた。
 同JA営農部米穀課の長岐英幸課長によると、同センターの乾燥機を利用している旧JA鷹巣町管内の出荷契約者は大豆が36経営体で、作付面積は326㌶(前年度比13㌶増)と増加傾向にある。ソバは2018年に生産の基盤整備が進み、53経営体の作付面積は166㌶(同71㌶増)と大幅に増えている。
 専用乾燥機の導入で前年度は10月中旬だった受け入れ開始が大豆は10日、ソバは20日ほど早まった。長岐課長は「設備の導入により適期刈り取りが行われ、品質が向上した。今後も基盤整備を進め、さらなる農家の所得向上につなげたい」と話していた。

人と春呼ぶアメの花 大館アメッコ市開幕 「風邪封じ」求めにぎわい

2020-02-09
色鮮やかな枝アメが飾られた会場。青空の下、多くの来場者でにぎわった(おおまちハチ公通り)
 伝統の小正月行事「大館アメッコ市」が8日、大館市大町のおおまちハチ公通りを主会場に開幕した。風邪封じのアメを求め、会場は多くの観光客や家族連れでにぎわったほか、午前中は天候に恵まれ、雪景色と色とりどりの枝アメが青空に映えた。9日まで。
 約430年前の1588(天正16)年に始まったとされ、「この日にアメを食べると風邪をひかない」との言い伝えが残る。市、大館商工会議所、市観光協会でつくる実行委員会(小松彰委員長)主催。
 雪不足のため、「冬景色」が見られるか心配する声もあったが、ここ数日のまとまった雪で例年通りの景観に。気温は氷点下と冷え込んだが、午前中は青空が広がり、早い時間帯から多くの来場者でにぎわった。
 会場にはミズキにピンクや緑、黄色のアメを取り付けた「ジャンボ枝アメ」が設置され、近くを通った人たちは写真を撮るなどして風物詩の一つを楽しんだ。アメ業者をはじめ、通りには94の露店が並び、「いらっしゃいませ」「アメどうぞ」などの声が飛び交い、活気に包まれた。アメをなめながら歩く人やご当地グルメ、郷土料理を楽しむ人など、思い思いにイベントを楽しんだ。
 白ひげ大神巡行や秋田犬パレードなどの名物行事も人気。大館菓子協会の「からみアメサービス」は今年も長蛇の列ができた。ステージでは曲げわっぱ太鼓演奏、音楽ライブなどを多彩に繰り広げた。
 最終日は午前9時から午後3時30分まで。丸まげ行列などが行われる。

「将来の姿」などに提言 北秋田市タウンミーティング 市長と高校生が意見交換

2020-02-09
高校生と市長が意見を交換したタウンミーティング(北秋田市交流センター)
 北秋田市の「市長と語ろう!タウンミーティング」が8日、市交流センターで開かれた。「高校生と語る北秋田市について」と題し、市内在住の高校2年生9人と津谷永光市長が意見を交換。セールスポイントや「将来の姿」に対する提案が数多く出され、市長は「実現する方向で取り組んでいきたい」と答えた。会場には多くの市民が訪れ、発言に耳を傾けた。
 この日は▽小畑優悟さん=秋田北鷹▽金夏海さん=同▽佐々木彩佳さん=大館鳳鳴▽佐藤ゆめ実さん=秋田北鷹▽庄司志歩さん=同▽鈴木隆誠さん=能代▽津谷智子さん=大館鳳鳴▽中嶋杏莉さん=秋田北鷹▽長岐光瑠さん=能代―が参加。コーディネーターは若手農家グループ「トラ男」のプロデューサー、武田昌大さんが務めた。
 「セールスポイントと売り込む方法は」とのテーマに生徒たちは、「空き家を移住者を呼び込むために活用しては。教育環境や自然環境の良さを売り込んでいく」や、「食や農産物に魅力がある。食の良さは、移住定住や観光の面でもアピールポイントになる」との意見を述べた。教育環境の良さに関連して「教育実習生を呼び込んではどうか」との提案も出された。
 また「1億円を自由に使えるとしたら」のテーマでは、「美術館をつくる」「下水道を整備する」「内陸線活性化のため、快適に利用できる環境整備に使う」といった活用法を提言。「未来はどうなればいいと思うか」との質問には「文化や特色を引き継ぎながら、地域の良さが失われることなく続いてほしい」「市民が市の良さを挙げられるようなまちに」「雇用が増え、市内でより多くの選択肢を持てるようになれば」などの思いを訴えた。
 津谷市長は「皆さんが北秋田市を愛し、常に問題意識を持って暮らしていることがよく分かった。魅力がある反面、手をかけなければならない部分も多い」などと感想。「市を未来につないでいくことも行政の大きな仕事の一つ。きょうの意見、提言を実現する方向で取り組みたい」と述べた。
 16日午後1時からは、「若手起業者と語る北秋田市について」をテーマに2回目を開催する。

大福、ゴマ餅、バター餅… 地域の味求めにぎわう 北秋田市でもちっこ市きょうまで

2020-02-09
餅などを買い求める人でにぎわったもちっこ市(道の駅たかのす駐車場)
 北秋田市の第26回もちっこ市が8、9日の両日、道の駅たかのす駐車場で開かれている。全国的に有名な市特産品のバター餅をはじめ、手作りの大福やゴマ餅などさまざまな地域の味が並び、大勢の人でにぎわっている。
 市観光物産協会(檜森正太会長)が主催し、市や市商工会、JA秋田たかのすなどが共催。観光客が少ない冬期間の誘客と特産品のPRを目的に開催し、地域の冬の行事として定着している。
 セレモニーでは神事を行い、同協会物産部会の虻川敬部会長が開会を宣言。来賓あいさつで津谷永光市長は「餅で有名な北秋田市の特産品や農産物を、多くの人に味わってもらいたい」と呼び掛けた。
 会場には開会する午前9時ごろから地域住民ら約100人が訪れ、関係者による紅白の餅まきを楽しんだ。会場に設営されたテント内には地元菓子店や産直センターなどが出店する20ブースが並び、来場者は縁起物の枝餅やバター餅、工夫を凝らした手作りの餅などを買い求めていた。
 餅のほか、野菜や漬物の販売や、温かい馬肉うどんなどを味わうことができるブースも。毎年人気のおしるこの振る舞いや餅つき大会も行われ、イベントを盛り上げていた。
 9日は午前9時から午後3時まで。餅つき大会は午前9時45分から。おしるこの振る舞いは午前10時と正午の2回で、30分前に整理券を配布する。会場の駐車場は混み合うため、コムコム、鷹巣駅、大太鼓の館で停車する無料シャトルバスを運行している。

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中央小と南小 統合校の校名案 結論出ず再協議へ 北秋田の準備委 再考要望への対応検討

2020-01-30
要望書の対応を協議した臨時の準備委(北秋田市第二庁舎)
 北秋田市鷹巣中央小学校(藤嶋勇人校長)と鷹巣南小(山本英幸校長)の統合準備委員会(委員長・藤嶋校長)は28日、市第二庁舎で臨時の会合を開き、統合後の校名案「おさるべ小」の再考を求める要望書への対応を協議した。協議は非公開。事務局の市教委によると、賛否両論が出て結論に至らず3月ごろに再協議する。
 要望書は「おさるべの名称再考を望む親の会」(簾内祥子代表)が趣旨に賛同する署名733筆とともに今月22日、市教委に提出した。校名案に反対の理由として「猿」を含む名称が「児童に受け入れられていない」点などを挙げている。
 臨時の会合は両校の委員ら20人が出席。市教委が経緯や要望内容を説明した後、意見交換した。市教委によると、委員から「『さる小と呼ばれるのではないか』と子どもから不満が出ている」「『さる』と付くのがなぜダメなのか」などと賛否両論が出た。
 校名案は、両校の学区を流れる小猿部川の流域名にちなんでいる。漢字表記で長年住民に親しまれてきたが、語源はアイヌ語とされる。「小猿部」の本来の意味は「湿原でヨシなどが生えている所」。猿とは関係がなく「小猿部の意味をもっと説明するべき」との意見も出た。
 全校児童を対象に両校が実施したアンケートの集計結果も示された。校名案に反対する児童数は「中央小が約8割」「南小が約5割」だった。
 学校教育課の小林秀雄課長は取材に対し「さまざまな意見が出た。3月中に臨時の準備委を開いて再び対応を協議したい」と述べた。
 両校の統合校は2021年4月に開校する予定。校名案は、両校のPTAや地域の代表者、市教委でつくる統合準備委が昨年7月に公募した。投票で最多得票の「おさるべ小」を選出。報告を受けた市教委も案として採用した。正式決定はしておらず、関連条例の改正手続きが残っている。

一般会計過去最大か 市長査定 庁舎建設、子育て支援など 大館市の20年度予算編成

2020-01-29
当初予算案を査定する福原市長㊧ら(大館市役所)
 大館市の2020年度予算案編成は28日、市長査定を行い最終段階に入った。本庁舎建設事業の継続費や策定中の第2次総合計画後期基本計画・第2期総合戦略に沿った子育て支援事業などを盛り込む方針で、過去最大だった18年度(331億8878万円)を上回る見通し。2月中旬に議会各派へ内示し、同月下旬に開会予定の市議会3月定例会に提出する。
 福原淳嗣市長は昨年10月に編成方針を示す際、「投資的事業の平準化と市債の繰り上げ償還に努めた結果、健全化指標の実質公債費比率と将来負担比率は前年度と同水準を維持した」と現状を説明。「市税収入について税制改正に伴う法人市民税の税率引き下げや人口減少の影響が見込まれ、地方交付税は21年度からの普通交付税の一本算定化に向けた段階的な縮減が進み、臨時財政対策債を含めた実質的な交付額は減少が続く」と述べた。
 その上で「さらなる歳入の確保策、歳出の適正化策を推し進め、持続可能な財政基盤を確立する必要がある」とし、▽施策・事業の検証とスクラップ・アンド・ビルドの徹底による財源確保▽行財政改革の推進による持続可能な財政運営▽総合計画と総合戦略の一層の推進―の3点を基本方針に設定。「暮らしの満足度を高める施策に重点的に対応し、地域を越えた連携深化と英知結集で課題を克服したい」と強調し、新規の政策的事業にかかる予算の要求については「既存事業の廃止や休止を含めた見直しで財源を捻出するなど、所管部署が主体的に重点化した上で提案するよう強く求める」と指示した。
 予算案は本庁舎建設工事のほか、子どもを産み育てやすい環境の形成や森林経営管理事業による林業経営の効率化、市民生活に直結する道路の補修などの関連費用を確保し、一般会計は360億円台にまとめる見込み。19年度当初は市長選に伴う「骨格型」で324億690万円。6月補正後で344億1190万円だった。

地域農業 プランの「実質化」推進 鹿角市 20年度末まで達成へ 農地集積を加速化

2020-01-29
鹿角市人・農地プラン実質化推進チームの第1回会議(農業総合支援センター)
 鹿角市は、地域農業の将来の在り方などを明確化した計画「人・農地プラン」について、より集落・地域の実情に応じたものとするため、「人・農地プランの実質化」を加速させる。27日は実質化推進チームの第1回会議を農業総合支援センターで開き、2020年度末までに市内全地区のプランの実質化を目指す工程などを確認した。
 人・農地プランは、農業者が話し合いに基づき、地域農業における中心経営体、地域における農業の将来の在り方などを明確化したもので、12年にスタート。
 農水省によると、17年度末までに1587市町村の1万5023区域でプランが作成されたが、中には地域の話し合いに基づくものとは言い難いものもあった。このため、農地プランを真に地域の話し合いに基づくものにする観点から、アンケートや話し合いを通じて地図による現況把握を行った上で、中心経営体への農地の集約化に関する将来方針を作成することにより、実質化を図ることになった。
 既存のプランでは「区域内の中心経営体の経営する面積と近い将来の農地の出し手からの貸付予定面積の合計が区域内の耕地面積の過半(50%超)であること」「近い将来の農地の出し手と受け手が特定されている地域」は「実質化している」と判断される。
 鹿角市内では対象21地区(68集落)のうち実質化済みが6地区、一部実質化済みが4地区、実質化していないのが11地区。こうした中、市は農水省の指針や県の推進方針に基づき、推進チームを設置し、20年度末までに市内全地区のプランの実質化を目指すことにした。
 チームのメンバーは市の農業委員会、農林課、農業農村支援機構、JAかづの、かづの土地改良区などの関係者で構成。第1回会議では策定済みプランの実質化の状況や、15地区の今後の工程表などを確認し、意見を交わした。
 このうち重点地域である毛馬内地区(岡田、毛馬内、瀬田石)での話し合いは2月中旬に予定し、5年後の農地集積の方向性などを検討する。

北秋田 チェーンソー操作に挑戦 北鷹高1年生 林業の基本に触れる

2020-01-29
チェーンソーで丸太を切る北鷹高生(大館北秋田森林組合)
 林業への興味を持ってもらおうと、高校生向けのチェーンソーワーク技術学習会が28日、北秋田市脇神の大館北秋田森林組合で開かれた。秋田北鷹高緑地環境科の1年生9人が林業従事者から操作方法を教わり、丸太の伐採作業に挑戦した。
 林業事業者や行政でつくる北秋田森林・林業振興会(畠山清志会長)の主催。地域の林業を担う人材の育成や就労への意欲を高める目的で、同校生徒に参加を呼び掛けた。
 同科の森林環境コースで学ぶ男子7人、女子2人が訪れた。会員からチェーンソーの安全な操作方法を教わった後、防護服や手袋、ヘルメットを着用。幹の太さ約30㌢のスギの丸太がわずか数十秒で切り落とされる様子を間近に見学し、驚いた表情を浮かべた。
 続いて会員の補助付きで生徒も実践した。1年生の授業でチェーンソーに触れる機会はほとんどなく、はじめは「怖い」と声を漏らす場面も。「ブオーン」という大きな音を響かせ、刃を丸太の上から下へ慎重に動かした。
 振興会によると、林業は近年機械化が進む一方、立ち木の伐採現場は人が山林に分け入ってチェーンソーを使うのが現在も主流。生徒たちは林業の基本とも言える操作技術に触れ、興奮していた。
 加藤美空(みく)さん(16)は「思ったより力を入れず、スパッと切れて気持ちが良かった。今までより林業に興味が湧いた」と笑った。吉水迅さん(16)は「林業は欠かせない仕事。学習会を機に知ることができた」と話した。

訪日団体利用、初の3万人 秋田内陸線 感謝セレモニー 台湾のツアー客と祝う

2020-01-28
くす玉を割って3万人達成を祝った台湾からの団体客と吉田社長㊨(秋田内陸線阿仁合駅)
 秋田内陸縦貫鉄道を2019年度に団体で利用したインバウンド(訪日外国人旅行客)が27日、初めて3万人を達成した。北秋田市の阿仁合駅で感謝セレモニーが行われ、台湾の団体客とともに祝った。
 秋田内陸縦貫鉄道(吉田裕幸社長)によると、内陸線の訪日団体利用数は県や市のインバウンド誘致が進み16年には前年度の倍近い1万5000人を突破。その後も好調に推移し、18年度は2万8592人が利用した。
 3万人目となった団体は、台湾の旅行会社・可楽旅遊が企画したツアー客の38人。この日はバスで阿仁合駅に到着し、セレモニーで代表の旅行客と吉田社長がくす玉を割って達成を祝った。参加した鄭晴予(ていせいい)ちゃん(6)の家族は「とてもうれしくてびっくりした。日本の温かさを感じた」と笑顔を見せていた。
 団体客はくす玉の前で記念撮影をしたほか、同社からクリアファイルや缶バッジなどの記念品が贈られた。団体は25日に来日し、東北を巡って29日まで滞在予定。セレモニー後は貸し切りのお座敷車両に乗り込むと、ホームで見送る社員らに手を振り、角館へと向かった。
 団体利用は台湾からの観光客が主。韓国やシンガポールなどからも訪れており、把握ができない個人客も年々増えているという。吉田社長は「列車だけではなく地域全体の魅力が伝わった結果。今後も情報発信や利用客のもてなしに力を入れたい」と話していた。現在は新型コロナウイルスの感染者が台湾などでも確認されていることから、「衛生面や予防に努め、感染拡大のないようにしたい」としている。
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