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中止の比内とりの市 実行委のみで感謝祭 「来年開催へ思いつなぐ」

2021-01-24
神事の後あいさつする角森委員長㊨(扇田神明社)
 第37回比内とりの市実行委員会(角森繁永委員長)は23日、大館市比内町の扇田神明社で比内鶏感謝祭を行った。23、24日に予定していた比内とりの市は新型コロナウイルス感染拡大を受けて中止としたが、実行委員が神事に臨み、来年の開催に向けて決意を新たにした。
 JAあきた北青年部、同比内地鶏生産部会、大館北秋商工会青年部などで組織する実行委は第37回開催に向け、昨年6月に協議を開始。新型コロナの影響で一度は例年通りの開催は難しいと判断したが、「比内地鶏の消費支援に対する感謝や、地域に元気を届ける場をつくろう」と、規模を縮小して開催する方向で準備を進めてきた。
 しかし、1都3県への緊急事態宣言発令に加え、県内でも感染者が増えているとして、今月8日に中止を発表。実行委によると、1985年の初開催以降、中止は初めてという。
 感謝祭には実行委約20人が出席。神事の後、角森委員長は「『継続力』をテーマに、コロナ禍でどうすれば開催できるか必死に協議してきた。今日まで頑張ってきた私たちの思いが来年、10、20年後へ続く節目の年になると思う。思いをつなぎ、来年は開催したい」とあいさつ。
 生産部会の高橋浩司部会長は「首都圏の飲食店の営業時間が再び短縮され、厳しい状況だが、工夫を凝らして頑張っていく」と述べた。
 比内とりの市は比内町の冬の祭典で、例年1月の第4土・日曜に比内グラウンドを主会場に開催。比内地鶏のPRと地域活性化を目的に出店やステージイベントが繰り広げられ、昨年は2日間で約2万人が来場した。感謝祭は例年、会場に設けた神殿前で行われている。

点が伸びる合格祈願バター餅 高校受験生に贈呈 北秋田

2021-01-24
合格祈願バター餅を受け取る佐藤さん㊥(鷹巣中)
 北秋田市の日本バター餅協会(村井松悦会長)は22日、高校受験を控えた市内4中学校の3年生220人に「点が伸びる合格祈願バター餅」を贈った。
 市の特産品「北あきたバター餅」は柔らかく、よく伸びることから協会が「粘り強く受験勉強に取り組み、点が伸びるように」と合格を祈って、中学3年生に毎年贈っている。バター餅は4業者が製造し一切れずつ包装されている。パッケージに「点」の文字が記された桜の花びら模様付き。鷹巣神社で合格祈願し、縁起の良い〝特別仕様〟となった。
 鷹巣中(柴田保校長)で贈呈式が行われた。3年生11人が出席。学年委員長の佐藤陽斗さんが協会の笹木俊雄副会長からバター餅を受け取った。生徒会長の石田隼禎さんは「ありがとうございます。応援をうれしく感じた。感謝を胸に勉強に励みたい」と述べた。
 同校の3年生135人全員が進学を希望しているという。式の後、クラスにバター餅が届くと「やったあ」「食べて頑張るぞ」と歓声を上げた。
 笹木副会長は「体調を万全に整え、餅のように粘り強く取り組んでください」と激励した。この後、残る3校にも届けた。



一般会計は171億円 鹿角市21年度当初予算案 ハード完了で4・1%減

2021-01-23
  鹿角市は22日、2021年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は171億8800万円で、前年度当初と比べて4・1%、7億3720万円の減。鹿角観光ふるさと館(あんとらあ)改修や学校統合に伴う花輪第二中学校大規模改造、園芸メガ団地整備といったハード事業の完了が減少の主な要因。当初予算は2月定例市議会に提案する。
 児玉一市長は特に重要な施策として、産業力強化、結婚応援・子育て支援、移住定住の促進の3点を挙げた。
 産業力強化では、ICT(情報通信技術)等を活用したスマート農業の実証試験や先進機械の導入支援、北限の桃等果樹産地強化事業、シンテッポウユリや啓翁桜などの増反を支援する花卉(かき)周年栽培支援事業、リモートワーク推進事業、大湯環状列石の世界遺産登録推進事業、市内に複数ある世界級遺産を生かしたヘリテージ・ツーリズム推進事業などを計画。
 リモートワーク推進事業ではコロナ禍の中、花輪新町の産業拠点施設「まちなかオフィス」にワーケーションが行えるリモートワーク環境を整備し活用を広げることで、地方で働きたい都市部の人材など副業できる人材を呼び込み、新たな産業の創出や企業誘致、市内企業とのマッチングなどに努める。
 果樹産地強化事業では果樹振興を図るため、廃園を予定している農家から、果樹経営の新規取組者や栽培拡大を図る農業者への第三者承継に対して新たに支援を行う。
 結婚応援・子育て支援では、新婚世帯の経済的負担の軽減と生活基盤の定着を図るため、住宅の賃貸や購入、引っ越し等の費用を支援する。妊産婦支援事業として、これまで利用実績に応じて支給していた分娩(ぶんべん)集約に伴う健診・出産準備等にかかる費用について、妊婦1人に対して一律2万円を助成する。
 移住定住の促進では、関係人口を増やす「鹿角家」の取り組みを通じて、鹿角を応援してくれる人との交流を促進するため、宿泊体験などの「関わりしろ体験ツアー」を計画。移住コンシェルジュによる相談窓口の設置やオンライン相談環境の拡充などを図り、移住希望者に鹿角の魅力をPRする。
 さらに、Uターンしやすい環境を構築するため、市外に転出した若者のネットワークを形成し、地元の情報や特産品を届ける「若者世代ふるさとネットワーク構築事業」を新たに実施。進学や就職に伴い転出する若者は年間約180人いるが、初年度は5年分さかのぼって会員登録してもらう。登録見込み数は4割にあたる360人。
 道の駅おおゆは、収益力向上を図るため販売体制強化に向けた支援や、集客力を上げるため飲食スペース増床の実施設計を行う。客席は現行席から倍増の席となる予定。
 このほか、域学連携を推進する鹿角キャンパス構想推進事業、議会デジタル化推進事業、あんとらあリニューアルイベント、小中6校へのエアコン整備、コミュニティ・スクール制度の導入、柴平と大湯の各児童クラブ整備事業、総合防災マップ作成、地域で敬老を祝う際の会食サービス費用支援、医師確保対策事業などに関する経費を計上した。

ライブ配信で報酬、宣伝も アプリ17Live コロナ禍に新たな収入源 大館の飲食店の石田さん

2021-01-23
店舗で配信する石田さん(イタリアンバル ボニータ)
  新型コロナウイルスの影響で減った収入を、インターネットライブ配信アプリ「17(イチナナ)Live」で補う動きが北鹿地方でも出ている。スマートフォン一つで好きな内容を生中継し、視聴者から報酬を得る仕組みで、収入の減額分をまかなったり、新規客の獲得につながったりするケースもある。配信者は「ライバー」と呼ばれ、 コロナ禍による苦境を乗り越えようと奮闘している。
 「ライバー」は視聴者から贈られる有料アイテム(ギフト)が主な収入源。大館市常盤木町の飲食店「イタリアンバル ボニータ」で店長を務める石田達宏さん(30)は、新型コロナウイルス流行直前の2月ごろからイチナナの利用を始めた。市内でライバーを取りまとめる団体「バリー トウ ドー」を運営するHIKARUさんから利点を聞いたのがきっかけとなった。
 昨年4月16日、全国に発出された緊急事態宣言で店舗の客が激減。自身の収入も3割ほど減少したという。当初は客がいない時間に、雑談を中心に配信をしていたが、カラオケで歌の配信をしたところ評判が良く、5月ごろから継続的に歌を配信した。徐々に視聴者の数も増え、現在のフォロワーは1700人ほど。「今では視聴者からのギフトで自分の給料分くらいは安定して得られている」と話す。
 ライブ配信を見て秋田市などから訪れる新規客もおり、「コロナが落ち着いたら遊びに行きたいという県外の人もいる」。広告宣伝手段としても役立っているという。視聴者は30~40代の男性が中心。石田さんは「頑張る若い人を応援したいという気持ちで支援をしてくれているのではないか」と分析している。
 配信を続けていく中で作曲などの創作活動も始め、17日には「TATSUO」の名前でデビュー曲「FLY」をネット上で販売。「厳しい時代だからこそ、やれることを全力でやって営業している。何か夢をかなえたいという人は、ぜひ店に来てほしい」と呼び掛けている。

クラシカル男子成年A 田中(花輪高出)が5度目V 県体スキー 女子少年は畔上(北鷹高)が初優勝

2021-01-23
少年女子を制し、総合順位でも頂点に立った北鷹の畔上(花輪スキー場)
  初日の22日は、鹿角市の花輪スキー場でクラシカルの男女7部門を行った。北鹿勢の男子は成年A10㌔で田中聖土(自衛隊体育学校・花輪高出)が5連覇、少年同で山田龍輔(秋田北鷹高3年)が連覇。成年B同は木村貴大(北鷹レーシング)が4年ぶりに頂点に立った。成年C5㌔では堀内幸大(北秋田市スキー連盟)が優勝した。女子は少年同で畔上凜花(北鷹高2年)が初優勝。成年A同は米田菜緒(小坂高―日大4年)、成年B同は石垣寿美子(秋田ゼロックス・十和田高出)が制した。第2日の23日は、同スキー場で距離フリーや大回転など男女15部門を実施する。
 女子全体でトップ 女子少年5㌔クラシカルは畔上凜花(北鷹高2年)が優勝。総合タイムでも成年組を押しのけて頂点に立ち「県の高校大会から良い流れに乗れた。100%の力を出し切れた」と喜んだ。
 この日は「中盤の上りまでが頑張りどころ。そこまでは気持ちを切らさないようにする」と作戦を立てた。勝負どころとなったのは3㌔地点の上り坂。この場面で「一番長い上りで他の選手もきついはず。ここで差を付ける」と全力で上った。ハイペースで難所を通過すると、後半は下りを利用し、ゴールまで一気に駆け抜けた。試合後は「平地が苦手な分、上りで稼げたのが勝因」と語った。
 同じコースで成年組のレースも実施された。同世代以外の選手と共に滑る機会は多くなく「尊敬する方々と一緒に走れて、すごく良い経験になった」。さらにはそのトップ層の選手らを押しのけ、総合タイムでも首位。「勝てるとは思っていなかったので驚いている。でも自信が付いた」と笑顔を見せた。
 次戦のフリーには部門の区別がなく、本当の意味で成年組と競り合う。しかし「大人たちと戦える、またとない特別な機会」と意気込む。「100%の力を発揮して優勝したい」と闘志を燃やした。

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桜櫓館耐震改修 腐食広範で工期延長 大館市 3月中旬の完成目指す

2020-12-31
耐震改修工事が行われている桜櫓館(月撮影、大館市字中城)
 大館市が所有する国登録有形文化財「桜櫓館(おうろかん)」の耐震改修工事は、当初予定していた来年1月中旬の工期を2カ月延長し、3月中旬の完成を目指している。補強は終えたものの、想定より構造材や屋根下地材の腐食などが広範囲におよび、手間がかかっていることや部材の発注で遅れが生じた。4月に見学・貸館を再開する予定。
 耐震診断で東西方向の耐力壁が不足し、窓や戸などの開口部も多いため暴風時に倒壊の恐れがあると判定。南北方向の壁量はあるものの配置バランスが悪く、地震時に建物が変形しやすいとされ、5月から改修工事を行っている。事業費は約6500万円。
 文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、できるだけ見えない位置で耐震化することを前提とし、建設当時の材料も可能な限り使用。既存の土壁は撤去し、構造用合板で耐力壁を設けた上で、再び土壁で仕上げる。屋根は既存の野地板と垂木、2階床は床板と根太の固定方法をそれぞれ確認し、想定と異なる留め金物は交換または増し打ちを行っている。土台と基礎、柱と横架材(土台・梁(はり))などの金物補強、既存梁を補強するための鉄骨梁と柱の新設なども進めている。
 過去の修繕が意匠的価値を損ねているとして、外壁や屋根の復元を図る。木製建具の組子修理やふすま・障子の張り替え、外観木部保護塗装も行う。浴室など使用していない部屋は物置に改修。電気・機械設備は更新する。庭園の樹木は剪定(せんてい)し、建物の外観が見えるよう整える。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階の和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。80年に現在地へ移転工事(曳家(ひきや))が行われ、北側の和室を解体。99年7月に登録文化財となった。
 市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は2018年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。

感染対策し新年へ 北鹿地方の神社 初詣の準備進む 「混み合う日時避けて」

2020-12-31
マスク、フェースシールドを着用して絵馬の準備作業をする学生(大館神明社)
 2020年も残すところ1日となった。新型コロナウイルスに悩まされ続けた1年の暮れを迎え、北鹿地方の神社では新年の初詣に向けた準備が大詰めを迎えている。感染防止対策にも気を配りながら、慌ただしく作業を進めている。
 毎年大勢の参拝客が訪れる大館市の大館神明社(佐藤文人宮司)では、縁起物の準備作業が進む。来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんだ巨大絵馬と同じ絵柄の絵馬や、招き猫をイメージした「開運干支土鈴」などを用意。牛の着ぐるみを着たハローキティのお守りや、コロナウイルスに関連して「疫病退散」の茅の輪守り、旅行安全御守なども並べる。破魔矢や熊手なども含めて約100種類を頒布する予定だ。
 30日は、アルバイトの高校生や大学生が説明を受けた後、絵馬に麻のひもを結ぶ作業を行った。新年に願いを込め、一つ一つ確認しながら丁寧に仕上げていた。
 初詣の感染防止対策として、縁起物を頒布する授与所ではアルバイトの巫女(みこ)らにマスク、フェースシールド、手袋を付けて接客してもらう。例年1カ所だったおみくじ売り場は2カ所に分け、密を避ける。各所に消毒液を置き、参拝客にマスク、手袋の着用、対人距離の確保を求めるため注意書きも掲示する予定。
 例年大みそかから元日にかけて24時間体制で参拝客の対応に当たっていたが、この元日午前3~7時は閉鎖して受け入れを取りやめる。
 コロナ禍の今年は分散参拝の問い合わせが複数あり、既に縁起物を買い求める人も見られるという。同神社は「感染対策をし、人との距離を保って参拝してほしい。初詣は新年初めてのお参り。新年の混み合う日時を避けて訪れてもらえれば」としている。
 駐車場は神社北側の曳山車車庫前のほか、今年境内整備事業で新設した境内北側も利用できる。約90台分を確保できる見通しで、周知している。

北鹿地方に大雪 倒木や交通に乱れ 年末年始も警戒を

2020-12-31
雪が降り積もって倒木が発生した現場(北秋田市七日市)
 冬型の気圧配置が強まった影響などで、北鹿地方は30日、大雪に見舞われた。秋田地方気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は北秋田市阿仁合で37㌢を記録。同市や鹿角市では倒木があり、道路の一時通行止めなども発生した。公共交通機関も乱れた。
 気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は鹿角市で30㌢、北秋田市鷹巣で17㌢。同時刻現在の積雪の深さは鹿角市で50㌢、阿仁合で47㌢、鷹巣で32㌢まで増えた。
 午後4時現在、北秋田市では雪の重み等のため計4カ所で倒木が発生。同市七日市の県道では、2カ所で樹木が電線に倒れかかった。国道や市道でも倒木が道路をふさぐなど影響が出た。鹿角市八幡平堀合の市道でも倒木があり、午前5時ごろから約7時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雪の影響で花輪線は午後1時30分から全線で運転を見合わせた。普通列車上下8本が運休、同2本が区間運休した。
 全日空によると、大館能代発羽田行き720便は雪のため出発が遅れ、31分遅れの午後0時41分に到着した。
 気象台によると、県内は31日から1月1日にかけても強い冬型の気圧配置が続き、大雪となる所がある見込み。31日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で平野部40㌢、山沿い50㌢。その後も雪が降り続くとみている。交通障害や建物被害への警戒、屋根からの落雪や路面・水道管凍結、なだれなどへの注意を呼び掛けている。

平日の歩行者 大町、御成町など大幅減 大館商議所通行量調査 コロナ予防で外出控え

2020-12-30
 大館市の中心市街地の人通りについて、大館商工会議所の通行量調査によると、大町と御成町2丁目、同3丁目の平日の通行量(歩行者)は前年を8~38・6%下回った。今年から新たに観測地点とした比内町扇田は、平日の通行量が休日に比べて2倍以上多い結果となった。大館商議所は「新型コロナウイルスの感染予防で外出を控える傾向が大きく反映したものと考えられる」としている。
 商業振興の研究や施策の参考にするため、10月16、18日の午前10時から午後5時まで調査。歩行者は商店街を形成する大町と御成町2、3丁目、比内町扇田の4地点、車両は大型店が立地する清水町、大田面を加えた6地点でそれぞれ計測した。両日ともに晴れや曇りで外出向きの天候だった。
 平日の歩行者は2丁目が382人(前年比8%減)、3丁目325人(38・6%減)、大町271人(18・1%減)、扇田153人の計1131人。休日は2丁目304人(28・5%減)、3丁目406人(12・3%減)、大町176人(32%減)、扇田70人の計956人。すべての地点で平日、休日ともに昨年から減少した。
 2丁目と大町、扇田で平日の通行量が休日を上回っており、銀行や病院などの利用を目的にした来街傾向が見られる。扇田については休日に銀行や病院だけでなく、商店街の多くが閉店していることも歩行者の大幅減につながったとしている。
 2丁目は「リニューアル、リノベーション事業が進む駅前地区の来街者をいかに誘導できるかが重要な課題」と分析。3丁目は「いとくショッピングセンターが目的地となっている。そこを起点に沿道の個人店などを生かし、来街者の回遊性を高める取り組みが求められる」とした。大町は「本年度は県よろず支援拠点事業による『0円改装』で、小売店やハチ公プラザの店舗リニューアルが行われ、今後の集客効果に期待」としている。
 車両の総数は平日が2万8468台、休日は2万8212台。休日の大田面が8267台(2・5%減)で最も多く、以下は▽平日の大田面7288台(2・4%増)▽休日の清水町6862台(1・7%減)▽平日の清水町6376台(0・4%増)▽平日の大町4131台(1%増)▽休日の3丁目3789台(2・2%増)▽休日の大町3750台(13・9%増)▽平日の3丁目3740台(6・4%減)▽平日の2丁目3493台(10・1%増)▽平日の扇田3440台▽休日の扇田2780台▽休日の2丁目2764台(2・1%増)―と続いた。
 7地点で増加したほか、車両・歩行者とも前年より早い時間帯に最多通行量を記録した地点が多く見られ、「遠出を控え、外出の際には車を使用して買い物や外出時間を短くする行動をとっている」と考察した。
 総括では「日沿道の大館市に関連する区間が開通し、大館能代空港や東北道を含めた広域交通網が形成され、人や物流の動きが活発になることが期待される。今後も引き続きハード整備やソフト施策が、車両・歩行者通行量に及ぼす影響を注視することが重要」とまとめた。

比内地鶏 過剰在庫ほぼ解消 官民一体で対策 一部で入荷不足も

2020-12-30
今年6月にJAあきた北青年部が開いた比内地鶏肉の販売会。生産者がおいしさをPRした。
 大館市の助成事業などを背景に比内地鶏の需要が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一時期は過剰だった在庫が11月までにほぼ解消。各種助成事業できりたんぽセットなどの販売が例年よりも好調で、事業者からは「商品発送の売り上げが伸びて助かる」といった声がある一方、一部店舗では年末の需要増も相まって在庫が不足する場面も見られる。
 比内地鶏は大館が本県の主要産地。新型コロナの影響で、主な出荷先の首都圏からの注文が激減したため、市内卸売業者は一時期多くの過剰在庫を抱えた。
 過剰在庫解消のため市は8月から、卸売業者が在庫を小売店に安価で販売した場合、差額の一部を補助する事業を行ったほか、本場大館きりたんぽ協会員を対象に比内地鶏の購入助成(1㌔当たり1500円)を行う「比内地鶏販売促進助成事業」を11月末まで展開。申請は7322㌔、助成額は約1100万円に上った。これらの効果で過剰在庫は11月までにおおむね解消された。
 このほか、市が特産品の販売事業者に対して購入客の送料を負担する「特産品送料助成事業」が好調に推移。特にきりたんぽセットなどの発送が昨年よりも増えているという。同市葛原の秋田比内や(武藤幸美社長)では、比内地鶏ハンバーグなどの冷凍商品や、正肉やスープなどが一体となったきりたんぽ鍋セットの売り上げが前年比で約2倍に。担当者は「店と客の双方が助かる事業で本当にありがたい。比内地鶏の消費拡大にもつながる」と感謝する。
 一方で、一部の店では年末の需要増で比内地鶏の入荷が追いつかない場面も。同市有浦のプラザ杉の子では、例年クリスマスの時期に需要が集中する「比内地鶏のローストチキン」(税込み5000円)の販売に影響が出た。ふるさと納税の返礼品分を含め例年並みの700羽を用意したが想定を上回る注文があり、100羽超の注文をキャンセルする事態となった。コロナ禍で忘新年会を開催しない企業から「チキンを購入して社員たちに配りたい」という注文が想定以上に多かったという。
 JAあきた北の生産部会(高橋浩司部会長)は今年の生産羽数を当初21万5000羽と計画していたが、5月から4割減産とし14万5000羽に修正した。月に開いた関係団体への報告会で高橋部会長は「行政、商工団体、地域一丸となった支援に感謝したい」と述べた。通常の生産羽数に戻せるよう今後もPR活動を続けていくとし、来年の生産は通常時から2割減の18万羽とするとしている。

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コロナ慰労金19億円追加 県12月補正予算 県政協議会 空港利用回復に補助

2020-11-20
12月補正について佐竹知事が説明した自民党会派との県政協議会(会派控室)
 県は19日、県議会各会派との県政協議会を開き、12月議会に提案予定の2020年度一般会計補正予算の概要を説明した。新型コロナウイルス感染拡大防止の一環として医療機関や福祉施設関係者に支給している慰労金の対象範囲拡大に伴う追加支給分、感染拡大で利用が低迷している大館能代空港の利用回復に向けた補助などを予算措置する。
 コロナに関する慰労金は国が支給対象を拡大したことに伴うもので、19億5560万円を追加する。すでに予算措置した分を含めて総事業費は72億3000万円。対象者数は約11万1000人に上るという。慰労金追加分は早急な支給を行うため単独の予算案として提案し、12月議会初日に採決する予定。
 予算関係ではこのほか、新型コロナ対策や第3期ふるさと秋田元気創造プランに基づく事業など盛り込んだ一般会計補正も提案。新型コロナ対策は、新たな診療・検査体制の整備に協力する医療機関への協力金などを措置する。
 感染拡大に伴い低迷している経済の下支え策では、航空会社が支払う国内定期路線の着陸料の支援を行う。大館能代空港の東京便は全額免除となる。期間は今年8月1日から来年2月28日まで。
 大館能代空港については、感染拡大による需要の減少により減便が続いていることを踏まえ、東京便の1日2往復運航の再開に向けて運航経費の一部などを補助する「大館能代空港東京羽田線2往復化支援事業」として2000万円を措置する。
 季節性インフルエンザとの同時流行に備えた新型コロナの新たな医療体制について佐竹敬久知事は、診療や検査を行う身近な医療機関が206施設まで増えたことを報告。「第3波」とされる感染が全国規模で広がっていることを踏まえ、引き続き万全の体制で感染防止に臨む考えを示した。

大館市成人式 冬開催で振り袖に需要 呉服店などコロナ下「明るい話題」 感染拡大懸念も

2020-11-19
冬の成人式に合わせ色鮮やかな振り袖がずらり(まるやま大館店)
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で大館市成人式が夏から来年1月に延期されたことを受け、市内の呉服店や美容院では振り袖の販売や着付けの予約など新たな需要が生まれている。例年の夏の成人式はドレスやスーツが中心だが、冬に移ったことで全国的に主流の和装に注目が集まっている。問い合わせが増え始めているほか、振り袖を吟味する新成人の親子の姿も見られている。
 大館市御成町2丁目で呉服などを扱うまるやま大館店(村山美紀子店長)では、成人式の日程が決まったのに合わせて、今月16~20日にレンタル用の振り袖を5000~1万円で販売する処分市を開催。振り袖約220点、帯約70点を並べ、小物なども用意している。
 初日は美容院関係者や新成人親子ら約10組が来店し、購入客も目立つなど出足は好調。古典柄が人気で、原色や柄の大きいデザイン、総柄などの商品が売れ筋という。
 大館市や北秋田市の美容院約200店舗にPRし、需要に対応しようとしている。村山店長は「美容院にも活用してもらい、(成人式を)一緒に盛り上げたい。人生の節目に一人でも多くの人に着てもらえたら」と期待を込める。
 美容院でも新成人らからの問い合わせが増え始めている。大館市桂城のウオズミ(魚住千香子代表)では、夏ごろから振り袖レンタル、着付けについての問い合わせが入るようになった。日程が決定した影響もあり、今月上旬からは来店する人の姿も徐々に増えている。
 例年は前撮りの際にのみ、振り袖を着用する傾向にあるが、今回は式当日に前撮りをし、そのまま出席したいという意向の新成人もおり、需要に対応したい考えだ。
 魚住代表は「業界としては冬に成人式を行うのは明るい話題」と歓迎する。一方で、新型コロナの感染拡大状況によっては開催の可否に加え、県外からの出席者数など不透明な部分も多い。このため「帰ってこられないかも」と予約を決めかねる来店客もおり、「どうなるか分からない不安もある」と懸念している。
 市成人式は「成人の日」の来年1月11日に同市のほくしか鹿鳴ホールで行われる。1999年4月2日から2000年4月2日までに生まれた市民らが対象。密集を回避するため、参加者数は会場収容人数の50%以下に制限するなど、感染防止対策を徹底する。出席できない人や自粛する人用に動画のオンライン配信もする予定だ。
 

十和田神社 光の冬物語がスタート 幻想的な空間演出

2020-11-19
点灯式に参加する地元の子どもたち(十和田神社)
 冬の十和田湖のイベント「カミのすむ山 十和田湖 光の冬物語」が18日、休屋の十和田神社をメイン会場に始まった。今年は国内で活動しているイルミネーションの専門集団が、6種類の光で約1㌔の幻想的な世界を演出する。来年の1月31日までの予定。
 冬物語は、小坂町や青森県十和田市の観光関係者で組織する実行委員会(中村秀行会長)が冬季の観光活性化を図るイベントとして、毎年開催している。
 今年は休屋の奥にある十和田神社を会場に、参道や湖畔沿いの歩道を約1㌔にわたってプロジェクトマッピングやイルミネーションなどで光の空間を演出した。
 関係者48人が集まったオープニングセレモニーで、プロジェクトマッピングを企画担当したフェスタルーチェ実行委員の古澤良祐会長は「ご家族でいつもと違った十和田神社の雰囲気を楽しんでいただけたら」と話した。その後の点灯式では地元の子どもたちが点灯を行った。
 神社前の一宮エリアでは光のフェスティバルと飲食ブースを設けている。時間は午後5時から同9時まで。
 入場料は前売り券が大人1200円(当日券1600円)、小学生以下は無料。問い合わせは、休屋の十和田湖観光交流センターぷらっと内の実行委員会事務局(☎0176・75・1531)
 
 

コロナ経済対策 「応援チケット」販売開始 北秋田市 プレミアム50%、市民が列

2020-11-19
販売、利用開始日にチケットの購入に訪れた市民(北秋田市鷹巣体育館)
 北秋田市が新型コロナウイルスに伴う緊急経済対策として独自に取り組む「スーパープレミアム付応援チケット」の販売が18日、市第二庁舎などで始まった。販売初日から市内の取扱店舗でチケットが利用できることも影響し、各販売会場で市民が列を作った。
 応援チケットはプレミアム率を過去最大の50%に設定し、初回は7月から8月まで販売。2回目となる今回は、市内経済のさらなる活性化などを目的に、チケットの利用期間を75日間に伸ばして販売。購入のしやすさなどを考慮して1セット当たりの値段を前回より下げ、7500円分を5000円で販売した。購入限度は1世帯10セット。
 前回は販売開始後の追加募集分も含め、発行予定数の8割近くの購入があった。追加販売を行わない今回は、市内の半数以上の世帯から発行予定数7万セットの約91%に当たる計6万3654セットの申し込みがあった。
 チケットの販売と利用開始日が同時に始まったこの日は、販売会場の鷹巣体育館や各総合窓口センター、出張所に市民が大勢訪れた。このうち庁舎の混雑や三密を避けるために会場が設けられた鷹巣体育館では、サブ体育館の会計と受け渡しのコーナー計7カ所で市職員9人が応対。開始直後には50人以上が屋外まで続く列を作った。
 チケットが1セット10枚つづりのシートに変わったことで枚数を確認する時間も短縮され、チケットの受け渡しは円滑に進んだ。購入世帯の約8割が購入限度の10セットを申し込んでいることから、10セットの購入者には事前に枚数を数えたチケット入りの封筒を手渡した。
 10セットを購入した女性(73)は「灯油を買う予定。長く使えて助かる」と笑顔を見せた。購入したチケットで早速冬タイヤを買いに行くという男性(38)は、「最初は秋田市か通販でタイヤを買うつもりだった。お得で地域のためになると思う」と話していた。
 販売窓口では23日まで、土日祝日もチケット販売を行う。24日から販売終了日の12月28日までは平日のみ販売となり、鷹巣地区の販売窓口は体育館から市役所第二庁舎へ変更される。チケットの取扱店舗は日時点で計446店舗で、利用期間は来年1月31日まで。

 
 

旧鹿角パークホテル 来春の営業再開へ 市出身者が新会社設立 市が改修費3億円を補助

2020-11-18
営業を再開する見通しとなった旧鹿角パークホテル(鹿角市花輪)
 今年5月、業績悪化に伴い事業を停止した鹿角市花輪の旧鹿角パークホテルが、来春春にも営業を再開する見通しとなった。同市に先月設立された「鹿角プランニング株式会社」(資本金100万円、佐藤順英(ゆきひで)社長)が同ホテルの建物と土地を取得し、経営を担う。再開に必要な改修工事費のうち3億円を上限に、市が新たな補助金を創設して負担する方針。17日に開かれた市議会全員協議会で児玉一市長が説明した。議員からは再開を歓迎する声のほか、破格の財政支援に慎重に進めるべきだとする意見も聞かれた。
 同ホテルは1980(昭和55)年に設立。花輪地区では宴会場を備えたシティーホテルとして最大級の規模で、宿泊、各種会合、披露宴など幅広く利用された。
 しかし、近年は人口減少や同業ホテルとの競合などにより業績が悪化。さらに新型コロナウイルス感染拡大で宴会や宿泊のキャンセルが相次ぎ、資金繰りも限界に達して5月1日に事業を停止した。負債総額は約5億円。
 営業再開に手を挙げた佐藤社長(64)は鹿角市出身。福島県で発電所のプラント関連工事などを手掛ける会社を経営している。「3年ほど前から古里鹿角のために何かしたい」と話をしていたことから、市がホテル再開を打診したところ、快諾したという。
 先月日にホテル経営を目的とした鹿角プランニングを立ち上げ、今月12日に旧パークホテルの土地と建物を取得した。
 再開にあたっては老朽化したレストラン、厨房(ちゅうぼう)、館内の空調・給排水・電気、宿泊室の設備(クロス、調度、ベッド)の更新、外壁・屋根の防水補修など改修が必要となる。全体工事費は約7億2000万円(第1期~3期工事)。このうち再開に最低限必要となるのが第1期工事で、工事費約3億9000万円のうち3億円を市が補助する方針。
 補助にあたって、市が旧パークホテルの再生を目的にした「中心市街地中核ホテル再生支援事業補助金」を創設。3億円を上限として1回に限り交付することや、5年以内に事業を廃止した場合は補助金を返還しなければならないことなどを交付要項に定めた。27日開会予定の12月定例市議会に同補助金を盛り込んだ補正予算案を提出する予定。
 計画によると、改修工事は12月初旬に着手。内装工事は来年3月~4月中旬に完了しプレオープンする予定。その後、外装工事が同6月ごろに完了しグランドオープンとなる見通し。
 営業形態は旧パークホテルと同様、宿泊、各種会合、披露宴、レストランなど。従業員は25~30人(うち正社員12人程度)の見込み。今月30日に佐藤社長と児玉市長が合同記者会見を行い、具体的な計画を示す予定。
 全協で児玉市長は「同ホテルはにぎわいと経済活動の重要な拠点だった。事業停止により周辺の飲食店や納入業者、タクシー・代行業などさまざまな業種の事業者が影響を受け、一日も早く再開してほしいとの声が多くの市民から上がっていた」とし、「市民の思い、佐藤氏の熱意に応えるためにも市としてできる限りの支援をしなければならない」との考えを示した。
 戸田芳孝議員が「3億円の金額は大きい。市民の声を聞いて進めるべき」と指摘。これに対し阿部一弘副市長は「パークホテルの実績を勘案すると、周辺への経済波及効果は年間5億8000万円。十分に公益性があると判断した」と理解を求めた。
 
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天然キノコシーズン 気温低下で生育進む 時期遅めも「豊作」

2020-10-08
さまざまな天然キノコが並んだ定期市(大館市の柳町児童公園)
 北鹿地方は天然物のキノコシーズンを迎え、市日や直売所にさまざまな種類が並んでいる。7日に大館市柳町児童公園で開かれた定期市では、マツタケやマイタケ、アミタケ(通称イグチ)、ムキタケなどが販売され、業者によると、時期は少し遅いというが「今年は豊作では」と今後の収穫に期待する声が多かった。
 朝から天然物のキノコを求める市民でにぎわった定期市。じっくり品定めする姿が広がった。今年は9月に暑い日が続いたため、例年より収穫が遅れている種類もあるが、ここ数日の気温の低下で生育は例年並みに回復しているという。
 出店業者の80歳代男性は「マツタケは豊作と聞く。ムキタケ、ホウキタケなどは割と早く出ており、アミタケ、サワモダシなどはこれから最盛期」と話す。ほかの業者では地元産のマツタケが1本500~2000円程度で販売され、大きいもので20㌢近い商品もあった。値段は全体的に平年並み。「今年は豊作の種類もあるよう」という声も聞かれた。
 田代直売所・たけのこ館では、マツタケ、ハタケシメジ、アミタケなどが並び、担当者は「全体的に出始め。サワモダシなどはこれからだが、今後の収穫に期待している」という。ゆきさわ産直センターは「最近は収穫する人が少なくなってきている」とし、店頭に並ぶ数は減っているが、「ハタケシメジ、ギンタケがこれから出てくるのでは」と話した。
 
 

国道7号での事故抑止へ 北秋田署がセーフティ・ラン

2020-10-08
道の駅までビブスを着用して事故防止や安全運転をPRしながら走る北秋田署員(北秋田市綴子)
 北秋田署(小松辰弥署長)は7日、国道7号での交通事故抑止を狙いとしたランニング「セーフティ・ラン北秋田」を行った。「交通安全北秋田」と書かれたビブスを着用した署員有志8人が、北秋田市綴子の道の駅たかのすまで約3㌔の区間を走り、ドライバーらに安全運転を呼び掛けた。
 同署によると、7日までに県内の国道で今年発生した死亡事故は10件11人で、国道7号が5件5人と半数を占める。県内で8月以降に発生した死亡事故5件のうち3件が、隣接する大館署管内の国道7号で発生し、北秋田署管内の住民が亡くなっていることから、同署は国道の事故防止対策に取り組んでいる。
 今回は、2017年まで3年間実施していたランニングによる運動を復活させた。署員に呼び掛け、交通課や地域課から有志8人が参加した。
 参加者は同市坊沢の国道7号沿いを出発。7人が「交通安全北秋田」が一文字ずつ印刷されたビブスを着用、先頭を走る署員は早めのライト点灯などを呼び掛けるのぼり旗を背負った。ランニングに合わせてパトカーも周辺を巡回。参加者は事故防止を力強く願い、約20分かけて道の駅まで歩を進めていった。
 道の駅到着後は、利用者らに事故防止を呼び掛けるチラシの配布を行った。藤井勝彦課長は「一人でも多くのドライバーに見てもらい、事故を減らしたい」と話していた。
 運動は今後も管内の国道で実施予定で、13日は同市米内沢の国道105号、11月7日には上小阿仁村の国道285号でランニングを行う。
 

鹿角地域不法投棄一掃地域協議会 小坂町でクリーンアップ 不法投棄をなくそう

2020-10-08
錠徳橋の約30㍍下でクリーンアップに取り組む参加者(小坂町上向)
 鹿角地域不法投棄一掃地域協議会(会長・岡崎佳治鹿角地域振興局長)のクリーンアップが7日、小坂町上向の山林で行われ、県道沿いに捨てられた古タイヤや廃家電類などを撤去した。
 クリーンアップは2007年の秋田わか杉国体を契機に始めたもので、地域協議会が毎年実施している。
 環境監視員が巡回し、特に不法投棄の目立つ場所を選定。本年度は県道大館十和田湖線(通称・樹海ライン)沿いの錠徳橋付近で作業を行った。
 県産業廃棄物協会県北支部の会員事業所、県、鹿角市、小坂町、鹿角署などから約50人が参加。
 道の駅こさか七滝の駐車場で開会式が行われ、岡崎局長が、鹿角・小坂地域で07年に107カ所あった不法投棄場所が、昨年度末時点で22カ所まで減ったことを報告。その上で「クリーンアップは地域の魅力アップにつながる大切な取り組み」と述べ、協力を呼び掛けた。
 参加者は車で現場へ移動し、錠徳橋付近と、樹海ラインの砂子沢ダム入り口周辺の2班に分かれて作業。このうち錠徳橋では、約30㍍下の沢沿いにテレビや古タイヤなどが散乱していた。橋の上から無造作に投げ捨てられたとみられ、参加者が憤りを感じながらフレコンバッグに集め、クレーンで引き上げてトラックに積む作業に汗を流した。
 撤去したのはほとんどが空き缶やプラスチック系の一般廃棄物で、総重量は約1・5㌧。古タイヤ18本、冷蔵庫、テレビ各2台なども撤去した。

 
 

高級ブドウシャインマスカット 栽培5年目、収穫始まる 鹿角市の研究会 市場出荷も検討へ

2020-10-07
収穫期を迎えたシャインマスカット(鹿角市八幡平)
 鹿角市の鹿角ブドウ栽培研究会(佐藤一会長)が試験栽培に取り組んでいる高級ブドウ「シャインマスカット」が収穫期を迎えている。栽培5年目の今年は、糖度も目標の18度を超えて順調に生育。今週末から道の駅おおゆで販売されるほか、初の市場出荷も検討中で、新たな地域ブランドとして期待されている。
 市は2016年度から新規ブランド産品育成支援事業を導入。新たな地域ブランド産品となり得る農産物の試験的な取り組みを支援している。
 ブドウ栽培研究会はその一つ。市内の有志が17年に立ち上げ、現在は約40㌃でシャインマスカットやクイーンニーナ、ピオーネ、巨峰といった種なしブドウを栽培している。この1年で会員は6人増え、14人になった。
 露地だと積算温度が足りないため、ビニールハウスで栽培。木をハウス内の端に植え、稲の育苗と兼用する形で有効活用している。
 会員の農事組合法人・永田ホープフルファーム(戸田公雄理事長)は八幡平字上平のハウス(250平方㍍)でブドウを栽培。主力品種のシャインマスカットが収穫期を迎えている。
 シャインマスカットは甘みが強く、皮ごと食べられる大粒の人気品種。ブドウの中でも単価が高いことで知られるが、摘粒や樹勢の管理など栽培には多くの手間がかかる。
 同法人事務局の根本隆嘉さん(56)は「今年は8月の高温等で生育の伸び悩みが心配されたが、その後は天候が安定し、寒暖差もあって順調に育った」と説明する。
 収量は年々増え、今年は同法人で80㌔、研究会全体で150㌔を予定。根本さんは「今年は初めて市内の菓子店3店から引き合いがあった。増収は販売の力、産地の力になる。課題となっているブドウ生産者を増やし、収量を増やしていきたい」と話した。
 

原木マイタケ 販路、県外に活路を 山瀬小の6年生栽培 千葉のスーパー店頭に

2020-10-07
 大館市山瀬小学校(柴田清香校長)の6年生38人が育てたマイタケが5日、千葉県柏市の京北スーパー柏店で販売された。地域の魅力ある特産品を県外にPRしようと始めた初の取り組み。新型コロナウイルスの影響で、イベントの中止やさまざまな活動が制限される状況が続く中、新たな販売方法で地域活性化を目指している。
 児童が農産物の生産や販売を通じ、故郷への思いと勤労の大切さを学ぶことを目的に2015年度からマイタケ栽培を実施。キノコ栽培などで実績のある同市山田地区の山田部落会(赤坂実会長)が協力している。
 今年は新型コロナの影響で「たしろきのこまつり」の販売活動が中止に。新たな販路を確保しようと、部落会が交流のある県あきた未来創造部地域づくり推進課を通して、県外のスーパーにマイタケを卸すことを企画した。
 同課は地域の資源、高齢者の経験や技を活用して新たな収入源を確保するため、首都圏スーパーに天然山菜を共同出荷する際のサポートや、ビジネスのパワーアップに向けた実践活動支援等の取り組みを展開している。毎年、県特産品の販売会「秋田県フェア」を開催し、同地区の山菜やキノコ、漬物を販売している同店にマイタケを卸すことにした。
 児童たちは、2日に収穫作業を行い、収穫したマイタケ25㌔のうち10㌔を同店へ配送。検品や値札の取り付け、包装などが行われ5日に店頭に並んだ。
 同店で野菜の仕入れを担当している青果部の岩渕美秋課長によると、天然マイタケに近い原木マイタケは味・香り・食感ともに優れているため人気が高く、初日で入荷した半分が売れたという。「今は栽培技術が発達し、年中マイタケが食べられるが、消費者は旬の物を求めている。販売する側としてもありがたい。形、大きさが違うのも天然に近く、子どもたちの個性のようにも感じる。来年以降も申し出があれば応えていきたい」と話した。
 同校では残りのマイタケを同地区住民に加工してもらい、児童による販売会などを検討している。
 
原木マイタケを収穫した児童たち(山瀬小)
店頭に並んだ原木マイタケ(京北スーパー柏店提供)
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