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十和田―大館南で開幕 北鹿中学新人野球 8校の組み合わせ決まる

2020-09-24
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 第66回北鹿中学校新人野球大会(北鹿新聞社、ニプロハチ公ドーム共催)の組み合わせ抽選会が23日、大館市の北鹿新聞社で開かれ、出場チームの対戦カードが決まった。大会は26、27日の両日、同ドームで開催。大館北秋田、鹿角両地区から集まった8チームが若獅子旗を懸けて熱戦を展開する。
 出場するのは大館北秋田地区から秋季総体優勝の大館南、準優勝の鷹巣、4強の大館一、森吉、8強から北陽、合川の6チーム。鹿角地区からは秋季総体優勝の十和田、準優勝した八幡平の2チームが臨む。
 抽選会には各チームの監督が出席。順番にくじを引いて対戦カードを決めた結果、開幕戦は十和田―大館南に決まった。
 開会式は実施せず、初日の26日は午前9時から1回戦4試合を行う。最終日の27日は同9時から準決勝を実施。2試合目終了1時間後に決勝の予定となっている。
 前回大会の決勝は下川沿と北陽が対戦。延長8回タイブレークの激闘を繰り広げた末に、下川沿が10年ぶり2回目の優勝を果たした。
 秋季総体を経て、各チームが自分たちの強みや課題を見つけ、練習に取り組んできた。今大会は来季に向けて実戦経験を積む貴重な場。選手たちの熱い戦いに期待がかかる。

トンブリ収穫始まる 大館市比内町 出荷は来月中旬から

2020-09-24
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ホウキグサを刈り取る本間さん(大館市比内町独鈷)
 大館市比内町で特産のトンブリの収穫が始まった。青空が広がった23日は、農家がコンバインで淡い茶色に色づいた早生(わせ)のホウキグサを刈り進めた。出荷は10月15日ごろからの予定で、収穫作業は中手、晩生と10月末まで続く。
 トンブリはホウキグサの実を加工したもので、プリプリとした食感から「畑のキャビア」ともいわれる。比内町の沢や日詰、独鈷で古くから生産され、昭和50年ごろから商品として販売、特産品として定着した。大館産が国内生産のほとんどを占めている。
 4haで栽培する本間均さん(67)=独鈷=は22日から収穫を開始した。畑の7~8割が茶色に色づくと収穫の目安といい、コンバインを運転し、高さ2㍍弱に成長したホウキグサを刈り取り、脱穀した実を袋に詰めた。
 本間さんは「昨年は高温障害などで作柄が悪かったが、今年は適度に雨が降り、豊作を期待したい。夏場の天候で晩生の生育が遅れ、収穫作業も遅れるのではないか」と話した。収穫した実を乾燥させ、加工所で3日ほどかけて製品化する。県内をはじめ全国へ出荷される。
 同JAによると、6戸が15haで栽培。最盛期の30年前の作付面積は95haで、農家の高齢化や担い手不足が課題となっている。地域の特性を生かした農産品をブランドとして保護する国の地理的表示(GI)保護制度に2017年、「大館とんぶり」として登録された。

大沼と後生掛 コロナ禍、生徒同士でガイド 鹿角市八幡平中 動画公開へ

2020-09-24
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大湯沼で植生などガイドする生徒(後生掛温泉)
 鹿角市八幡平中学校(古谷敦浩校長、生徒100人)は23日、3年生29人が国立公園八幡平の大沼と後生掛自然研究路で生徒同士でガイドを行い、動画を撮影した。後日、ユーチューブで公開する予定。
 例年は10月上旬ごろに全国各地から訪れた観光客らを案内している。今年は新型コロナウイルス感染症予防のため、生徒同士でガイドを行っている様子を動画撮影した。
 生徒は大沼と後生掛自然研究路で2グループずつに分かれて、植生やオナメ・モトメの物語など丁寧に説明を行った。ガイドの様子は生徒と市生涯学習課が撮影。生徒が動画を編集し、10月中旬ごろに完成させる予定。動画は同課の協力を得てユーチューブで公開する予定。
 後生掛自然研究路でガイドを行った川又芽依さん(15)は「ユーチューブではガイドはもちろん、後生掛の高山植物や泥火山などを楽しんでほしい」と話した。

稲刈り最盛期 大館 黄金色の田にコンバイン 天日干しに汗流す姿も

2020-09-23
「ほにょ掛け」作業に汗を流す小林さん(大館市川口)
  大館市で稲刈り作業が最盛期を迎えた。4連休最終日の22日は好天に恵まれ、黄金色の田をコンバインが行き来し、刈り取った稲束を棒に掛け、天日干しする農家の姿も見られた。
 約40aであきたこまちを栽培する兼業農家の小林和男さん(72)=岩瀬=は、川口の田で高さ2・5㍍の棒に稲束を積み重ねる「ほにょ掛け」と呼ぶ作業に汗を流した。
 「味が全然違う」と天日干し乾燥にこだわっている小林さん。20日にバインダーで刈り取った稲束を、風通しが良くなるように向きを調整しながら棒に掛けた。「2~3週間乾燥させて脱穀してみないと分からないが、気温が高く推移し、平年作はいくのではないか」と話した。
 地域の農家に提供する種子を生産するJAあきた北の「水稲種子生産部会」(一関清子部会長)は、来年の栽培に向けたあきたこまちの種もみの刈り取りに追われている。今年は52haで栽培し、会員19人が協力し、今月13日から稲刈りを行っている。
 二井田の圃場でコンバイン2台で刈り進め、一関部会長は「倒伏すると種子にできないため、肥料設計に気を配り、雑草などを厳しくチェックし、検査を経て、稲刈り期を迎えた。あと2週間かかる予定で、晴れの日が続いてほしい」と話した。収穫後は赤石の種子センターに運び乾燥させる。
 

「ほたる観賞処」新設 北秋田の「森のテラス」 関係者にお披露目会 水や自然考える空間に

2020-09-23
建物内からはホタルのすみかとなる休耕田が見え、水面に木々が映る
 北秋田市桂瀬のオープンガーデン「森吉 森のテラス」に、「ほたる観賞処」が完成した。来場者の休憩所や夏に飛び交うホタルをゆっくりと観賞できるスペースとして新たに建設。22日にはお披露目会が開かれ、関係者が新たな地域の名所の誕生を祝った。
 森のテラスは里山の環境を活用し、東京都内で造園事務所を経営する旧森吉町出身の山田茂雄代表が2008年に整備。敷地内の水などの環境に特に気を配り、6月下旬から8月下旬はゲンジボタルやヒメボタルが多く飛び交うほか、秋にはダリアが観賞できる。
 森のテラスによると、地域住民から敷地内を散策する際に既存の建物の中間地点に休憩所を求める声があり、約1年前から建設を考えていたという。建設許可の取得やデザインを考え、先月に工事着手、今月下旬に完成した。
 建物は扉や窓のない開放的な木造平屋建て。深さ10㌢程度の水を張った253平方㍍の池の中に、床面積148平方㍍の観賞処が建っている。白色の外壁は池の水が反射するなど時間帯によって変化が見られるといい、山田代表は「来場者の想像性をかき立てるような白の世界にした」と話す。屋内には敷地内に生えていたスギの原木を柱として使用し、外の自然に溶け込む建物に仕上げた。
 建物内には椅子などを用意し、日中は屋根の下から自然の風景を眺められる。建設場所の北西にはホタルの生育に適した休耕田があり、夏の夜には観賞処へ飛んできたホタルの光が水面に映る幻想的な風景が楽しめるよう工夫をこらした。
 お披露目会には約人が出席し、テープカットを行って完成を祝った。山田代表は関係者や地域住民に感謝を述べ、「日本の原風景を感じてもらえたら。自然の大事さや、水を守ることを考えられる空間を目指して頑張っていきたい」とあいさつした。
 来賓を代表して津谷永光市長は「水は命や生活の源。多くの人が訪れ、季節を問わず楽しんでもらえる場所になることを願っている」と話した。出席者らは建物内に入ると「すてき」などと笑顔を見せ、ホタルが現れる季節の到来に期待をふくらませた。
 観賞処の利用は午前9時から午後5時ごろまで。入場無料だが、環境維持金の協力を呼び掛けている。本年度は10月末までオープンする見込み。問い合わせは森のテラス(電話0186・67・6295)。
 
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ゆきさわ産直センター 沼津とリモート販売会 たんぽや干物双方でPR

2020-08-31
沼津市のひものセンターと交流したリモート販売会(ゆきさわ産直センター)
 大館市雪沢の直売施設・ゆきさわ産直センターは30日、静岡県沼津市の海産物を扱う売店と「ご当地特産リモート(遠隔)販売会」を行った。コロナ禍で客足に影響を受けている店を応援しようという初の企画。大館からはエダマメ加工品やみそつけたんぽを、沼津からは干物を、事前に現地に届けオンライン上で商品の魅力を双方の客にPRした。
 沼津市から参加したのは、干物などの海産物を販売する「ジャンボひものセンター」。観光客が多く訪れる施設だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で客足が減っているという。静岡県在住の大館出身女性から現状を聞いた「ゆきさわ産直にこにこ友の会」の鳥潟功幹事長が、ひものセンターの植田京子社長と連絡を取り販売会を実現させた。
 大館側からみそつけたんぽやエダマメのワッフル、山菜のミズたたきを発送。沼津側からはアジやサバの干物などが届き、店頭に並べて販売会がスタート。ウェブ会議ツール「Zoom」を活用して、「みそつけたんぽは大館のソウルフード。きりたんぽ本場の味を楽しんで」とパソコン画面から現地の客に語り掛けた。
 産直センターに設置したモニターには、沼津から「新鮮な魚で旬を閉じ込めて作った干物は身が柔らかくおいしい」とPR。「沼津の皆さん」、「これを買いました」と双方の客が手を振って交流する場面も見られた。分ほど中継し、植田社長は「もっと多くの種類の大館のおいしい食べ物を送ってほしい。これが良き縁になるよう願っている」と話した。
 鳥潟幹事長は「現地に行かなくても店の人と会話しながら産地直送のものを買うことができる。コロナ禍だからこそできることを考え、これからもリモート販売会を開催したい」と話した。
 

市税など「コンビニ収納」 4万9千件、23%が利用 大館市19年度 利便性向上、期限内納付進む

2020-08-31
 大館市が昨年4月に開始した市税などの支払いをコンビニエンスストアでできる「コンビニ納付」の初年度実績がまとまった。コンビニ、郵便局での納付は4万9341件、納付書発行枚数に対する割合は23・1%だった。督促状の発送件数も減少し、市は「利用が順調に伸び、利便性向上や納期限内納付、事務の効率化につながった」と分析している。
 コンビニ納付は2016年度から、上下水道料金、農業集落排水使用料、戸別浄化槽使用料の3種類に導入。年度から▽市県民税▽固定資産税▽軽自動車税▽国民健康保険税▽後期高齢者医療保険料▽保育料▽介護保険料▽児童育成施設使用料―の8種類で開始した。東北6県内のゆうちょ銀行や郵便局窓口では、以上の11種類に、▽墓地管理手数料▽市営住宅使用料▽市営住宅駐車場使用料▽温泉使用料―を加え、15種類が納められるようになった。
 市収納課がまとめた19年度のコンビニ納付件数は、▽固定資産税=1万3636件▽軽自動車税=7867件▽国保税=6860件▽市県民税=4589件―など計4万1061件。ゆうちょ銀行・郵便局での納付は全体で8280件だった。口座振替を除いた納付書発行枚数に対する割合は、コンビニ納付19・3%、ゆうちょ銀行・郵便局納付3・8%だった。
 納期限を過ぎるとコンビニで納付書が使用できないため、期限内納付が進んだとみられる。19年度の督促状の発行件数は固定資産税で前年度比391件減の1万1493件、軽自動車税で前年度比519件減の2935件など。全体で2万7446件を発送し、前年度から約1900件減少し、督促状の印刷代など事務の効率化が図られた。
 収納課によると、本年度もコンビニ納付が増えており、「24時間納められることから、日中仕事で銀行や市役所に行くことができない市民などに利用が広がっている」と分析。今後もコンビニ納付の周知を図るとともに、「新型コロナウイルス感染対策として対面を避ける口座振替も推奨していきたい」と話した。
 市は18年度に住民情報を取り扱う「基幹業務システム」を更新。更新に合わせてコンビニ納付、コンビニ交付の機能を持たせた。マイナンバーカードの所有者を対象に、住民票の写しなどの証明書をコンビニで取得するコンビニ交付は19年3月に開始した。

画面越しに鹿角観光 オンライン体験ツアー 初回は大湯環状列石

2020-08-31
歴史を解説し、鹿角の魅力を中継した(鹿角市の大湯環状列石)
 オンライン会議システムを活用し、鹿角市の魅力を画面越しに体験する観光ツアーが29日、事前申し込みした参加者向けに配信された。大湯環状列石、ストーンサークル館から案内人や学芸員が中継。新型コロナウイルス収束後の来市を見据え、歴史を中心に鹿角の楽しみ方を発信した。
 コロナ禍で観光への影響が長引く中、市は自宅で鹿角を楽しむ有料体験プログラムを企画。画面越しに楽しんでもらおうと、この日に合わせエダマメや勾玉(まがたま)手作りキットなど特産品のセットを希望者宅に届けた。年度内6回企画し、今回が1回目。
 東京都を中心に全国から14人が申し込んだ。昼すぎ、大湯環状列石から中継がスタート。案内人と掛け合いしながら散策し、学芸員が発掘調査から分かったことなどを解説した。花輪ばやしの映像を挟んで勾玉作り体験や、オンライン座談会を行い、魅力を発信した。
 市産業活力課観光交流班は「初回で人に参加してもらえて良かった。一過性ではなく、来訪につなげたい」と話していた。

 

大館市の東光鉄工 釈迦内に組立工場移転 来月完成、10月稼働へ 自動化省力機の受注増へ

2020-08-30
本社敷地内に新設した組立工場と倉庫(東光鉄工提供)
 機械製造・鉄骨加工の東光鉄工(大館市、菅原訪順社長)は、産業機械事業部の組立工場を大館市粕田から釈迦内の本社敷地内に移転する。空調設備と防じん設備を設けたことで、高精度の機械組み立てが可能になり、自動化省力機器の受注増につなげる。投資は2億5000万円で新規雇用は5人の予定。市工場等設置促進条例に基づく指定工場となる見込み。新工場は来月完成、10月の稼働を予定している。
 本社敷地内の従業員駐車場跡地に建設。鉄骨平屋建て(一部2階建て)で延べ床面積は810平方㍍。天井クレーンは4・8㌧を1基増設して2基、2・8㌧2基のほか、空調機器、高速シートシャッター、コンプレッサーなどを配備した。隣接する場所には、部品の一時保管庫として145平方㍍の倉庫(TOKOドーム)も設けた。
 タイヤ試験機や食品、医療関係の包装設備などの設計・製作を手掛ける同事業部。既存の工場は空調設備がなかったが、新工場は温度管理ができるため、高精度の機械組み立てを要する、自動化省力機器の受注増につなげることができる。また、本社敷地内の機械工場から離れた工場に輸送するコストも削減でき、3~4年の間に売り上げ、生産能力ともに2倍増を目指す。
 同社は東光商会から分社化し、1973年に設立。産業機械事業部は、87年に機械事業部から分離しメンテナンス事業部として発足。鉱山関連の設備、部品の補修などを主な業務とし、その後改称した。現在は自動搬送装置、パッケージ製品搬送、専用試験装置など、生産工程における省力化、自動化装置の設計、製作に取り組んでいる。
 同事業部の佐藤拓也事業部長は「プラント機械から自動化省力機器の生産に方向を切り替えている。空調、防じん設備を設けたことで、受注に結び付ける環境が整った。この流れを加速させていきたい」としている。

サンマ初入荷 大館市の大印 前年に輪をかけ不漁 例年より10日遅く 店頭にもお目見え

2020-08-30
大印に入荷したサンマ(大館市釈迦内)
 大館市青果魚類卸売(屋号・大印、土舘守社長)で29日、今季のサンマの入荷が始まった。この日は、北海道根室港などで水揚げされた約40㌔が初入荷。卸値は1㌔当たり2200~3200円で、1匹400円前後。前年に輪を掛けて不漁の年となり、例年よりも高値が付けられている。担当者は「今年は小ぶりで値段は前年並み。残暑を乗り越えたあたりから安定供給できれば」としている。
 同社によると、例年より10日ほど遅く、前年と同時期の初入荷。2㌔13匹入りが20ケース入荷し、市内の飲食店やスーパーなどの店舗にもお目見えした。一部スーパーでは1匹300円ほどで販売されるなど、価格は前年並みだ。
 温かい海水を嫌うというサンマは、地球温暖化により海水温度が上昇すると、陸から遠い場所に群れが分布。鮮度維持の関係で漁場が限られることから水揚げ量が減り、年々小ぶりになっているという。
 水産庁によると、漁期全体のサンマの来遊量は前年を下回ると予測。1歳魚の平均体重は昨年を下回って小ぶり。漁場は8月下旬の大型船出漁直後は沖合に広く分散し、択捉島以北の海域に分散して形成される。北海道東方沖の公海も漁場となる可能性があるという。全国有数の水揚げ量を誇る三陸海域への漁場形成は例年より遅く、10月下旬と見ている。なお、新型コロナウイルス感染症の影響により、今季は調査海域・地点を縮小したことから情報量が少なく、予報の不確実性が高いという。
 大印の土舘一弘専務は「前年より漁獲量は明らかに低下しているが、値段は前年並みで年々身が細くなっている」とし、「温暖化の影響で、南の魚が北で取れるなど魚の流れが変化し、秋の味覚が(他の魚に)変わってしまわないか危惧している」と話していた。
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新型コロナ対策 各種給付金で生活支援 大館市 暮らし再建や就労など

2020-07-31
 大館市は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、収入が減少した世帯や求職中の市民に給付金を支給し、生活を支える。「暮らし再建世帯応援金」は月収が20%以上減少した世帯に10万円、大学生がいる世帯に10万円を追加支給する。離職や仕事が減って求職中の市民には最大3カ月、月3万円を給付する。いずれも市独自の事業。
 「暮らし再建世帯応援金」は、収入が減少した世帯を支援する事業。給付の対象は▽今年2~5月に前年同月比で給与収入が20%以上減少した人がいる▽減少前の世帯収入が基準額以下―の世帯。基準額は1人世帯で月収15万円、2人世帯で18万円、3人世帯で21万円などと設定した。
 給付金は1世帯当たり10万円。大学生や短大生など学生がいる世帯は10万円を追加する。国の持続化給付金や市事業継続応援金を受給し、学生を扶養する事業主には、応援金の要件に関係なく10万円を支給する。
 「就労支援給付金」は、求職中の人が就労するまでの生活を支援する事業。給付額は月3万円(最大3カ月)。就労が決定した月は準備費用として2万円を給付する。最大で11万円を受け取ることができる。対象は▽市福祉課が行う自立相談支援事業の就労支援を受けている▽世帯の主たる生計維持者である▽職業訓練受講給付金を受けていない▽被保護世帯でない▽世帯員の収入が基準額以下―。収入の基準額は1人世帯7万8000円、2人世帯で11万5000円などとなっている。
 いずれも市独自の事業で、22日の市議会臨時議会で可決された一般会計補正予算に事業費を計上した。福祉課は暮らし再建応援金100人、就労支援給付金50人の給付を見込んでいる。担当は「就労支援給付金については、これから市の就労支援を受け、定期的に支援員と面談しながら求職活動を進めていく人も対象となるため、気軽に相談してほしい」と呼び掛ける。両事業のチラシを作成し、大館商工会議所と連携して事業を周知するほか、公民館や病院などに設置する。

大塚製薬と包括協定 北秋田市 北鹿地方で初めて 市民の健康増進目的

2020-07-31
協定を結んだ津谷市長㊧と迫上支店長(北秋田市役所)
 北秋田市と大塚製薬(本社・東京都)は30日、健康増進に関する包括的連携協定を結んだ。同社が培ってきた熱中症対策などの健康情報を市民に提供し役立ててもらう。県内市町村との締結は5市目で、北鹿地方では初めて。
 協定は▽科学的根拠に基づいた熱中症対策▽健康長寿の推進▽健康経営▽女性の健康づくりの推進▽災害対策▽その他の6分野にわたる。医薬品研究開発などの事業で培った同社のノウハウを生かし、市民の健康課題解決を図る狙いがある。
 具体的には熱中症アドバイザー養成講座の開講、栄養指導、「健康経営」に取り組む企業の支援、健康サポートセミナーの開催、同社商品の備蓄などを予定している。特に、新型コロナウイルス感染防止策としてマスク着用が求められる今夏は熱中症の恐れが高まっていて、協定による取り組みが関心を集めそうだ。
 同社によると、同様の協定は秋田を含む47都道府県と締結した。県内市町村はすでに秋田、男鹿、にかほ、湯沢4市と結んでいて北秋田で5市目。これまで秋田内陸100㌔マラソン大会に毎年協賛してきた縁があり、熱中症対策として同社飲料品を提供してきたという。こうした取り組みを市全体にも広げようと今回の締結に至った。
 市役所で締結式が行われ、津谷永光市長と迫上智博・仙台支店長がそれぞれ協定書に署名した。
 津谷市長は「市は減塩対策やがん予防につながる生活習慣の改善などに取り組んでいる。締結を機に健康情報や医学的情報を提供していただき、市民の健康課題解決に向けたイベントや講習会を考えている」と期待。迫上支店長は同社の取り組みを紹介し「締結を機に健康情報を届け、より健康になっていただきたい」と述べた。

噴火警戒レベル4想定 鹿角・澄川地熱発電所 警察、消防と合同訓練

2020-07-31
負傷者を担架で運び出すなどの訓練を行い、連携強化を図った(鹿角市八幡平のベコ谷地)
 鹿角市と仙北市にまたがる秋田焼山(標高1366㍍)の噴火警戒レベルが、居住地域に重大な影響が出る可能性があるとする4(避難準備)に引き上げられたと想定した火山災害救助訓練が29日、八幡平の東北電力澄川地熱発電所周辺で行われた。同発電所、警察、消防の約20人が合同で訓練し、連携強化を図った。
 活火山の焼山は、現在噴火警戒レベル1。訓練は、焼山が噴火して火砕流が発電所へのアクセス道に流れ込んで不通になり、取り残された所員が登山道を徒歩で避難するとして想定で行った。
 現場の所員は、消防に通報した後、発電プラントを停止。約1・5㌔離れた後生掛温泉を目指して避難を開始した。途中、噴石で1人が足を負傷、再び通報し、救助を求めた。
 消防と警察は後生掛温泉に現地対策本部を設置し、救助隊を編成して登山道を登った。発電所東方約500㍍の湿地帯「ベコ谷地」で所員と合流。負傷者の応急処置と簡易担架での搬送を行った。
 同発電所の川邉浩所長は「訓練により所員の危機管理意識も向上している。異動となっても全員が同じ行動ができるよう、備えていきたい」と話した。
 この日は県警ヘリ「やまどり」で搬送訓練も行う予定だったが、周辺が濃霧のため中止した。同発電所は国内最大級の出力5万㌔㍗。合同訓練は2016年から夏と冬の年2回行っている。

極早生品種「味良い」 大館 エダマメ収穫本格化

2020-07-30
畑から収穫し、脱莢機を通したエダマメ(大館松峰)
 大館市でエダマメの収穫が本格化している。現在は極早生(わせ)から早生品種の収穫が行われており、市内では品種を変えて時期をずらしながら、10月まで出荷が続く。
 11haで5品種を栽培する同市松峰のファーム畠山(畠山博実社長)では、極早生品種「神風香」の収穫が27日から始まった。収穫機で畑からもぎ取った豆を、脱莢機にかけてさやの薄いものなどを取り除く。作業所に運んで洗浄や選別作業を行い、厳選したマメを出荷する。
 畠山博樹専務(42)によると、6~7月に雨が続いたため、播種(はしゅ)が半月ほど遅れ今月中旬までずれ込むなど、作業の進行に苦労したという。JAに出荷するほか、観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズムを通じて飲食店などで提供され、「今年は雨に苦しめられた分、いいマメができている。地元スーパーなどにも並ぶため、大館産を味わってほしい」と呼び掛けた。
 エダマメは、JAあきた北の最重点品目の一つとして作付けが推奨されている。6月末のまとめでは、市内では32戸が203haで栽培。同JAの担当者は「降雨や日照不足で生育が心配されたが、味は良い」と話した。

マタギ文化 新組織で振興 北秋田市 推進協設立へ 「日本遺産」は解散

2020-07-30
北秋田市の日本遺産事業推進協議会(阿仁庁舎)
 「阿仁マタギ」の日本遺産登録を目指して設置した北秋田市の日本遺産事業推進協議会(会長・津谷永光市長)は28日、阿仁庁舎で開き、日本遺産に認定されなかったことを受けて今後の方針等を協議した。「認定」を前提とした組織であり事業継続は困難なことから、協議会は本年度末で解散。阿仁マタギの文化の継承や観光資源としての活用など必要な事業は、新たに設立する「(仮称)阿仁マタギ推進協議会」で進めていくことを確認した。
 日本遺産は、地域に根付き世代を超えて受け継がれている風習や伝承、歴史的経緯などを「ストーリー」として文化庁が認定するもの。地域に点在する遺産を総合的に活用し、国内外に発信することをねらいとした。
 北秋田市は2018年度から、阿仁マタギでの登録を目指して申請。内容などの修正を加えながら、19年度、20年度と申請を続けたが認定には至らなかった。文化庁は募集について、本年度で「当面最後にする」としている。
 事業推進協議会は、最初の申請で認められなかったことから、地元の関係者との協議を経て手続きを進めようと19年1月に設置。認定を目指すとともに、認定後においても文化財等を活用し、観光振興や地域活性化の推進を図ることを目的とした。
 この日の協議会で会長の津谷市長は「阿仁マタギは大変残念ながら、日本遺産に認定とはならなかった。しかし、阿仁マタギの世界観や歴史、文化は市にとって貴重な財産であることに変わりはない。今後も積極的な情報発信や環境整備により魅力向上を図りながら、後世に引き継ぐ取り組みをしたい」とあいさつ。今後の方針を協議した。
 本年度は、現在の協議会で活動を続けながら、同協議会と協議会作業部会を統合する形の「阿仁マタギ推進協議会」を設立。来年度の移行を目指す。新たな組織では「日本遺産に申請した『ストーリー』にあるマタギの世界観、知恵、歴史を感じ取ることのできるマタギの里を目指し、情報の共有や活用を図り取り組んでいく」などとした。
 また、本年度の事業計画では▽阿仁マタギガイドブック作成事業▽阿仁マタギ普及啓発事業▽阿仁マタギ講座―を進めることを確認した。
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JAあきた北総代会 19年度剰余金は8300万円 不祥事防止計画も

2020-06-27
2019年度決算などを報告した通常総代会(ほくしか鹿鳴ホール)
 JAあきた北(虻川和義組合長)の第24回通常総代会は26日、大館市のほくしか鹿鳴ホールで開かれ、2019年度事業報告、剰余金処分案を承認した。19年度決算は事業利益が3146万円、経常利益が1億679万円となり、当期剰余金は前年比約553万円増の8341万円を計上した。
 総代589人のうち、417人(書面含む)が出席。虻川組合長は決算について、「信用、共済事業の収益低下など厳しい一年だったが、管理費などの削減に努めた結果、当期剰余金は約8300万円となった」と報告。新型コロナウイルス感染の影響について、「すでに畜産や花卉(かき)、果物の販売に影響を及ぼしており、管内でも今後本格的に青果物やコメの生産が行われる。販売の行く末が心配されるが、所得の減少をできる限り抑えつつ、営農の継続が可能となるよう行政、地域、JAグループと連携を取り対処したい」と述べた。
 「県1JA構想」については、県内各JA組合長が参加する組織再編協議会で基本構想を検討してきたが、JA秋田やまもと(三種町)が合併協議から離脱した。虻川組合長は「将来的には地域の枠組みを超えた再編は必要と考えており、継続して準備や協議を進めたい」と強調した。
 自己資本比率は13・63%と前年度に比べ1・93㌽減。当期未処分剰余金は9739万円で利益準備金、任意積立金などを差し引き、前年度と比べて約378万円多い1775万円を次期繰越金とした。
 総代からは、22年度市場デビューを予定する秋田米新品種「秋系821」の作付推奨地域に県北が選ばれなかったことへの質問があり、虻川組合長は「行政などに要望し、大館でも試験的に作付けできるよう取り組みを進めたい」と理解を求めた。
 今年2月に発覚した大館東支店の不明金問題に続き、5月には精米センターで着服問題の発生が分かり、虻川組合長は「組合員、利用者にさらなる不安をかけ、心よりおわび申し上げる」と、登壇していた役員や理事らと共に頭を下げた。不祥事を踏まえ、39の取り組み項目をまとめ、毎月検討会議を開催し、理事会へ報告する再発防止計画を報告した。

 

森林経営管理 制度運用へ意見交換 大館市と民間事業者

2020-06-27
森林経営管理の再委託に向けた意見交換会(大館市比内総合支所)
 大館市は26日、森林経営管理制度の運用に向けた民間事業者との意見交換会を比内総合支所で開き、管理委託の手続きに関する課題を探った。
 制度は昨年4月施行の森林管理法に基づき、適切に手入れされていない私有林を自治体が管理できるようにする仕組み。伐採・木材販売・造林などを行う権利を所有者から預かり、意欲のある林業経営者に再委託することから「森林バンク」とも呼ぶ。
 2019年度は花岡地区や平滝・大川目地区の森林所有者に意向調査を行い、約70㌶分の経営管理権を設定。7月にも林業経営者を公募し、審査を経て再委託する予定だ。
 意見交換会には県に登録している16社のうち10社から経営者ら13人が出席。市林政課の古川泰幸課長は「できるだけ多くの森林を管理してもらうため、問題点や課題を出してほしい」とあいさつした。
 市側から審査基準や企画提案書、見積書作成などについて説明を受けた出席者からは「地番ごとに選択できるか」「販売収益から施業費を差し引き、森林所有者に支払う金額の見積もりは施業結果とイコールにならない場合もある」「木材の市況がつかめず積算しづらい」などの意見があった。

 

コロナ対策 3割上乗せ商品券発行へ 大館市 総額19・5億円 

2020-06-26
 大館市は25日、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ地域経済を活性化するため、購入額より3割上乗せのプレミアム付き商品券を発行する方針を明らかにした。1万3000円分を1万円で販売する。発行総額は19億5000万円。小規模店や宿泊・飲食・タクシー・運転代行に利用できる専用券を設け、需要喚起を図る。バスやタクシーなど公共交通の車両維持を支援する方針も固めた。
 市議会教育産業、建設水道両常任委員会で説明した。関連予算は7月上旬に専決処分する。
 商品券は1枚1000円の13枚組を1セットとし、内訳は大型店以外で利用できる「一般券」6枚、大型店でも使える「共通券」5枚、宿泊・飲食・タクシー・運転代行向けの「使途限定券」2枚となる見込み。15万セットを用意し、販売上限は1世帯10セットを想定している。
 既存の地域限定券「Buyおおだて商品券」の取扱店約400店舗のほか、参加店を追加募集する。商工団体への業務委託を予定しており、参加店の利用特典(割引など)も積極的に周知。一般・共通券で宿泊・飲食・タクシー・代行も利用可能とする。
 販売開始は8月~9月上旬を見込んでおり、7月中旬以降に申請用紙の配布や受け付け、混雑を避けるための引換券送付を行う。応募多数の場合は抽選。使用期間は1月まで。
 公共交通は、休校や外出自粛などで大幅な利用者減に陥り、一部で減便も行われた。車両維持に要する経費を支援することで地域の輸送力維持を図る。25事業者が159台を登録しており、貸切・高速バスは1台当たり20万円、タクシー・運転代行車両などは1台当たり5万円を支給する方針。事業費は1410万円を見込んでいる。
 政府は第2次補正予算に盛り込んだ自治体向け臨時交付金で、大館市への配分額について10億2939万円を上限とした。家賃支援を含む事業継続や雇用維持への対応分が3億197万円、「新しい生活様式」を踏まえた地域経済活性化への対応分が7億2741万円。追加支援策を協議する部長会議が25日に開かれ、福原淳嗣市長は「コロナ禍を越えて新しい社会モデルをつくれるかどうかが問われる。これまで人とモノの集約で活性化を図ったが、今後はこれらを離すことで活性化を実現しなければならない。知恵が試される」と呼び掛けた。

鹿角 聴覚・言語障害者の119番 緊急通報システム運用開始へ

2020-06-26
7月から運用開始となる緊急通報システム(鹿角広域消防庁舎)
 鹿角広域行政組合消防本部は来月1日、音声による119番が困難な聴覚・言語機能障害者を対象にした「NET119緊急通報システム」の運用を開始する。スマートフォンや携帯電話などからインターネットを利用し、簡単な操作で消防へ緊急通報ができる。県内での導入は13消防本部のうち3番目、北鹿地方では初めて。事前に登録者の申請を受け付けている。
 これまで聴覚・言語機能障害者の通報手段はファクスやメールを利用したサービスがあったが、いずれも消防本部の管轄内だけの利用に限られていた。
 新たなシステムは消防本部の管轄以外の外出先からも通報できるのが大きな特徴。
 スマートフォン等から通報用ウェブサイトにアクセスした上で画面を操作し、通報の目的・要件(救急または火事)、通報者の居場所(自宅または外出先)を選んで通報する。
 衛星利用測位システム(GPS)を利用して通報者の現在地を知らせることや、チャット機能を使って文字のやりとりで詳細を伝えることもできる。
 利用対象者は鹿角市、小坂町に居住または通学・通勤している聴覚・言語機能障害者で、音声電話による通報が困難な人。このうち、新システムの利用者は約100人と見込まれている。消防本部によると「管内の住民だけでなく、鹿角へ旅行に訪れた登録者にも、しっかり対応することができる」という。
 システムの利用方法は消防本部のホームページに掲載。聴覚・言語機能障害者には市、町を通じて利用案内をすでに送付している。
 奈良巧一消防長は「障害者の利便性も高まることが期待される。圏域住民への周知を図りながら、本サービスの普及につなげていきたい」と話した。

 

GAOで初の孵化 ニホンザリガニ 大館市教委に協力

2020-06-26
男鹿水族館GAOで初のふ化が確認されたニホンザリガニ(腹部の卵がふ化)=GAO提供
 大館市教育委員会が取り組むニホンザリガニの人工増殖研究に協力している男鹿市の男鹿水族館GAOは24日、初めてとなるふ化を確認したと発表した。
 3月に雌3匹の腹部に卵が付いているのを確認し、今月19日に卵がふ化した。体長数㍉で10匹以上確認されているという。ふ化後もしばらく母親の腹に付いており、脱皮後に離れる。現在はバックヤードの水槽で飼育管理されており、8月上旬ごろの公開を検討している。
 ニホンザリガニは環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類に指定されており、北海道と東北の一部に限り生息が確認されている。大館市の八幡沢地区が南限生息地として国の天然記念物に指定されている。
 GAOの担当職員は「今後も慎重に飼育管理を続けていきたい」と語った。
 市教委ではニホンザリガニの保護に向けて分散飼育を進めている。2019年度から水生生物の飼育施設が整っているGAOに協力を依頼し、大館の指定地水系で採取した雄4匹、雌6匹等を提供した。
 
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