本文へ移動

今日のニュース

今月のニュース
RSS(別ウィンドウで開きます) 

一般会計は171億円 鹿角市21年度当初予算案 ハード完了で4・1%減

2021-01-23
  鹿角市は22日、2021年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は171億8800万円で、前年度当初と比べて4・1%、7億3720万円の減。鹿角観光ふるさと館(あんとらあ)改修や学校統合に伴う花輪第二中学校大規模改造、園芸メガ団地整備といったハード事業の完了が減少の主な要因。当初予算は2月定例市議会に提案する。
 児玉一市長は特に重要な施策として、産業力強化、結婚応援・子育て支援、移住定住の促進の3点を挙げた。
 産業力強化では、ICT(情報通信技術)等を活用したスマート農業の実証試験や先進機械の導入支援、北限の桃等果樹産地強化事業、シンテッポウユリや啓翁桜などの増反を支援する花卉(かき)周年栽培支援事業、リモートワーク推進事業、大湯環状列石の世界遺産登録推進事業、市内に複数ある世界級遺産を生かしたヘリテージ・ツーリズム推進事業などを計画。
 リモートワーク推進事業ではコロナ禍の中、花輪新町の産業拠点施設「まちなかオフィス」にワーケーションが行えるリモートワーク環境を整備し活用を広げることで、地方で働きたい都市部の人材など副業できる人材を呼び込み、新たな産業の創出や企業誘致、市内企業とのマッチングなどに努める。
 果樹産地強化事業では果樹振興を図るため、廃園を予定している農家から、果樹経営の新規取組者や栽培拡大を図る農業者への第三者承継に対して新たに支援を行う。
 結婚応援・子育て支援では、新婚世帯の経済的負担の軽減と生活基盤の定着を図るため、住宅の賃貸や購入、引っ越し等の費用を支援する。妊産婦支援事業として、これまで利用実績に応じて支給していた分娩(ぶんべん)集約に伴う健診・出産準備等にかかる費用について、妊婦1人に対して一律2万円を助成する。
 移住定住の促進では、関係人口を増やす「鹿角家」の取り組みを通じて、鹿角を応援してくれる人との交流を促進するため、宿泊体験などの「関わりしろ体験ツアー」を計画。移住コンシェルジュによる相談窓口の設置やオンライン相談環境の拡充などを図り、移住希望者に鹿角の魅力をPRする。
 さらに、Uターンしやすい環境を構築するため、市外に転出した若者のネットワークを形成し、地元の情報や特産品を届ける「若者世代ふるさとネットワーク構築事業」を新たに実施。進学や就職に伴い転出する若者は年間約180人いるが、初年度は5年分さかのぼって会員登録してもらう。登録見込み数は4割にあたる360人。
 道の駅おおゆは、収益力向上を図るため販売体制強化に向けた支援や、集客力を上げるため飲食スペース増床の実施設計を行う。客席は現行席から倍増の席となる予定。
 このほか、域学連携を推進する鹿角キャンパス構想推進事業、議会デジタル化推進事業、あんとらあリニューアルイベント、小中6校へのエアコン整備、コミュニティ・スクール制度の導入、柴平と大湯の各児童クラブ整備事業、総合防災マップ作成、地域で敬老を祝う際の会食サービス費用支援、医師確保対策事業などに関する経費を計上した。

ライブ配信で報酬、宣伝も アプリ17Live コロナ禍に新たな収入源 大館の飲食店の石田さん

2021-01-23
店舗で配信する石田さん(イタリアンバル ボニータ)
  新型コロナウイルスの影響で減った収入を、インターネットライブ配信アプリ「17(イチナナ)Live」で補う動きが北鹿地方でも出ている。スマートフォン一つで好きな内容を生中継し、視聴者から報酬を得る仕組みで、収入の減額分をまかなったり、新規客の獲得につながったりするケースもある。配信者は「ライバー」と呼ばれ、 コロナ禍による苦境を乗り越えようと奮闘している。
 「ライバー」は視聴者から贈られる有料アイテム(ギフト)が主な収入源。大館市常盤木町の飲食店「イタリアンバル ボニータ」で店長を務める石田達宏さん(30)は、新型コロナウイルス流行直前の2月ごろからイチナナの利用を始めた。市内でライバーを取りまとめる団体「バリー トウ ドー」を運営するHIKARUさんから利点を聞いたのがきっかけとなった。
 昨年4月16日、全国に発出された緊急事態宣言で店舗の客が激減。自身の収入も3割ほど減少したという。当初は客がいない時間に、雑談を中心に配信をしていたが、カラオケで歌の配信をしたところ評判が良く、5月ごろから継続的に歌を配信した。徐々に視聴者の数も増え、現在のフォロワーは1700人ほど。「今では視聴者からのギフトで自分の給料分くらいは安定して得られている」と話す。
 ライブ配信を見て秋田市などから訪れる新規客もおり、「コロナが落ち着いたら遊びに行きたいという県外の人もいる」。広告宣伝手段としても役立っているという。視聴者は30~40代の男性が中心。石田さんは「頑張る若い人を応援したいという気持ちで支援をしてくれているのではないか」と分析している。
 配信を続けていく中で作曲などの創作活動も始め、17日には「TATSUO」の名前でデビュー曲「FLY」をネット上で販売。「厳しい時代だからこそ、やれることを全力でやって営業している。何か夢をかなえたいという人は、ぜひ店に来てほしい」と呼び掛けている。

クラシカル男子成年A 田中(花輪高出)が5度目V 県体スキー 女子少年は畔上(北鷹高)が初優勝

2021-01-23
少年女子を制し、総合順位でも頂点に立った北鷹の畔上(花輪スキー場)
  初日の22日は、鹿角市の花輪スキー場でクラシカルの男女7部門を行った。北鹿勢の男子は成年A10㌔で田中聖土(自衛隊体育学校・花輪高出)が5連覇、少年同で山田龍輔(秋田北鷹高3年)が連覇。成年B同は木村貴大(北鷹レーシング)が4年ぶりに頂点に立った。成年C5㌔では堀内幸大(北秋田市スキー連盟)が優勝した。女子は少年同で畔上凜花(北鷹高2年)が初優勝。成年A同は米田菜緒(小坂高―日大4年)、成年B同は石垣寿美子(秋田ゼロックス・十和田高出)が制した。第2日の23日は、同スキー場で距離フリーや大回転など男女15部門を実施する。
 女子全体でトップ 女子少年5㌔クラシカルは畔上凜花(北鷹高2年)が優勝。総合タイムでも成年組を押しのけて頂点に立ち「県の高校大会から良い流れに乗れた。100%の力を出し切れた」と喜んだ。
 この日は「中盤の上りまでが頑張りどころ。そこまでは気持ちを切らさないようにする」と作戦を立てた。勝負どころとなったのは3㌔地点の上り坂。この場面で「一番長い上りで他の選手もきついはず。ここで差を付ける」と全力で上った。ハイペースで難所を通過すると、後半は下りを利用し、ゴールまで一気に駆け抜けた。試合後は「平地が苦手な分、上りで稼げたのが勝因」と語った。
 同じコースで成年組のレースも実施された。同世代以外の選手と共に滑る機会は多くなく「尊敬する方々と一緒に走れて、すごく良い経験になった」。さらにはそのトップ層の選手らを押しのけ、総合タイムでも首位。「勝てるとは思っていなかったので驚いている。でも自信が付いた」と笑顔を見せた。
 次戦のフリーには部門の区別がなく、本当の意味で成年組と競り合う。しかし「大人たちと戦える、またとない特別な機会」と意気込む。「100%の力を発揮して優勝したい」と闘志を燃やした。

新型コロナで影響 林産業支援に6助成 大館市 地域材活用やICT促進 需要、販路など回復へ

2021-01-22
  大館市は、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動停滞で影響を受けている林業や木材産業関係の支援策を展開している。木材需要の回復に向け、新築や改築する住宅に地域材を活用する施主や工務店に助成するほか、林業者のICT(情報通信技術)機器導入や丸太・木材の運搬費助成など6事業を実施。林政課は「川上(林業)、川中(木材産業)、川下(建築業)への支援を行い、感染拡大のリスクに強い林産業の実現を目指したい」と話す。
 「木材需要回復支援事業」は市・県産材を活用した住宅の木造、木質化を後押しするため、住宅新築や事務所のリフォームなどを行う個人や法人を支援する。助成額は構造材や内装材などの項目があり、住宅の壁・天井に市産材を使用する場合は1平方㍍当たり3000円。施工側には「木材利用奨励金」を設け、工務店は1件につき10万円、設計者には5万円を助成している。
 市の本年度の建築確認申請状況によると、一戸建て新築住宅は10月末現在、102件で、前年同期を49件下回っている。林政課は「木材需要回復支援は昨年末で15件に交付し、地域材の利用を促すきっかけづくりにしたい」と話す。3次元カメラやVR(仮想カメラ)を活用した木造住宅の内覧会を開催する住宅の施工・販売業者に経費の助成も行っている。
 「木材製品販路回復支援事業」は、市内の木材製造・加工・販売業者を対象に、販路開拓や木材の高付加価値商品開発に対する費用を、1事業200万円を上限に助成する。これまで新製品開発など3件の申請があった。
 「林業省力化等支援事業」は、低コスト化を図るスマート林業の導入費用を助成する。森林資源や境界情報のデジタル化を行うレーザー計測器やドローン(小型無人飛行機)などの導入費用の3分の2以内、1事業につき500万円を限度に助成する。これまでに2事業者に対し約340万円を助成した。
 「木材サプライチェーン強靱(きょうじん)化事業」は、市内で伐採された樹木を原料とした丸太や建築用木材などの運送費を助成する。対象は市内に事業所がある業者。補助単価は、県内を除く東北への出荷が1立方㍍当たり700円、東北以外は同1200円など。
 林政課によると、住宅建築などの需要低迷で製材や加工業者の受注が減少し、山林からの切り出しが減るなど一時期、荷動きが低調だった。冬場に入り、丸太の値段が回復傾向にある中、各事業の利用を呼び掛けている。事業の実施期間は、木材需要回復支援事業と木材利用奨励金が3月15日まで、サプライチェーン強靱化事業は対象期間が3月末まで。そのほかは2月26日まで。

大館への分娩集約 2年経過し課題など協議 鹿角医療懇 助成金の実績報告も

2021-01-22
分娩集約後の状況などについて意見を交わした懇談会(市交流センター)
  県や鹿角市、小坂町、医療・福祉の関係機関・団体の関係者が地域医療の在り方について意見交換する「かづの地域医療懇談会」が20日夕、市交流センターで開かれた。かづの厚生病院の出産取り扱い機能が2018年10月から大館市立総合病院へ集約され、2年経過後の状況などについて報告が行われ、委員らが課題などを協議した。
 同会は鹿角地域で安定した医療サービスを将来にわたり供給できるよう、地域医療の充実に関する事項を意見交換する目的で10年に設立された。
 事務局の報告によると、19年度の大館市立総合病院の分娩(ぶんべん)取扱数は月平均49・4件。このうち鹿角市からの受け入れは同11・0件、小坂町同1・3件。20年度(4~11月)の同院の分娩取扱数は月平均45・3件、鹿角市同9・6件、小坂町同1・0件でいずれも減少している。
 鹿角市は妊婦健診の受診等にかかる交通費と、出産直前にホテル等に宿泊した場合の費用を一部助成し、妊婦の経済的、精神的な負担軽減を図っている。
 これらの助成金の実績(20年4~11月)は、交通費助成(最大1万2000円)が71件。宿泊費助成(最大1万5000円)は19年度に続いて、利用がなかった。
 県内の病院・診療所間で患者の診療情報を安全に共有できるネットワーク「あきたハートフルネット」のかづの厚生病院の登録数(20年4月~11月)は13人。
 緊急時の救急搬送がスムーズに進むために妊婦の情報を事前登録する制度「ママ・サポート119」登録は40件。救急車による搬送事例は発生していない。
 委員は「2人目以降の出産では、第1子の面倒を見てもらえるようなきめ細やかなシステムがあれば」と要望した。
 鹿角市内での出産取り扱い機能の再開を目指して市は「市出身医師やふるさと納税者などに市の状況を周知していく。市の医師修学資金等の制度周知や修学資金利用者と積極的に交流していく」と語った。
 県の医師確保計画や医師不足への対応などについても意見を交換した。

RSS(別ウィンドウで開きます) 

桜櫓館耐震改修 腐食広範で工期延長 大館市 3月中旬の完成目指す

2020-12-31
耐震改修工事が行われている桜櫓館(月撮影、大館市字中城)
 大館市が所有する国登録有形文化財「桜櫓館(おうろかん)」の耐震改修工事は、当初予定していた来年1月中旬の工期を2カ月延長し、3月中旬の完成を目指している。補強は終えたものの、想定より構造材や屋根下地材の腐食などが広範囲におよび、手間がかかっていることや部材の発注で遅れが生じた。4月に見学・貸館を再開する予定。
 耐震診断で東西方向の耐力壁が不足し、窓や戸などの開口部も多いため暴風時に倒壊の恐れがあると判定。南北方向の壁量はあるものの配置バランスが悪く、地震時に建物が変形しやすいとされ、5月から改修工事を行っている。事業費は約6500万円。
 文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、できるだけ見えない位置で耐震化することを前提とし、建設当時の材料も可能な限り使用。既存の土壁は撤去し、構造用合板で耐力壁を設けた上で、再び土壁で仕上げる。屋根は既存の野地板と垂木、2階床は床板と根太の固定方法をそれぞれ確認し、想定と異なる留め金物は交換または増し打ちを行っている。土台と基礎、柱と横架材(土台・梁(はり))などの金物補強、既存梁を補強するための鉄骨梁と柱の新設なども進めている。
 過去の修繕が意匠的価値を損ねているとして、外壁や屋根の復元を図る。木製建具の組子修理やふすま・障子の張り替え、外観木部保護塗装も行う。浴室など使用していない部屋は物置に改修。電気・機械設備は更新する。庭園の樹木は剪定(せんてい)し、建物の外観が見えるよう整える。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階の和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。80年に現在地へ移転工事(曳家(ひきや))が行われ、北側の和室を解体。99年7月に登録文化財となった。
 市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は2018年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。

感染対策し新年へ 北鹿地方の神社 初詣の準備進む 「混み合う日時避けて」

2020-12-31
マスク、フェースシールドを着用して絵馬の準備作業をする学生(大館神明社)
 2020年も残すところ1日となった。新型コロナウイルスに悩まされ続けた1年の暮れを迎え、北鹿地方の神社では新年の初詣に向けた準備が大詰めを迎えている。感染防止対策にも気を配りながら、慌ただしく作業を進めている。
 毎年大勢の参拝客が訪れる大館市の大館神明社(佐藤文人宮司)では、縁起物の準備作業が進む。来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんだ巨大絵馬と同じ絵柄の絵馬や、招き猫をイメージした「開運干支土鈴」などを用意。牛の着ぐるみを着たハローキティのお守りや、コロナウイルスに関連して「疫病退散」の茅の輪守り、旅行安全御守なども並べる。破魔矢や熊手なども含めて約100種類を頒布する予定だ。
 30日は、アルバイトの高校生や大学生が説明を受けた後、絵馬に麻のひもを結ぶ作業を行った。新年に願いを込め、一つ一つ確認しながら丁寧に仕上げていた。
 初詣の感染防止対策として、縁起物を頒布する授与所ではアルバイトの巫女(みこ)らにマスク、フェースシールド、手袋を付けて接客してもらう。例年1カ所だったおみくじ売り場は2カ所に分け、密を避ける。各所に消毒液を置き、参拝客にマスク、手袋の着用、対人距離の確保を求めるため注意書きも掲示する予定。
 例年大みそかから元日にかけて24時間体制で参拝客の対応に当たっていたが、この元日午前3~7時は閉鎖して受け入れを取りやめる。
 コロナ禍の今年は分散参拝の問い合わせが複数あり、既に縁起物を買い求める人も見られるという。同神社は「感染対策をし、人との距離を保って参拝してほしい。初詣は新年初めてのお参り。新年の混み合う日時を避けて訪れてもらえれば」としている。
 駐車場は神社北側の曳山車車庫前のほか、今年境内整備事業で新設した境内北側も利用できる。約90台分を確保できる見通しで、周知している。

北鹿地方に大雪 倒木や交通に乱れ 年末年始も警戒を

2020-12-31
雪が降り積もって倒木が発生した現場(北秋田市七日市)
 冬型の気圧配置が強まった影響などで、北鹿地方は30日、大雪に見舞われた。秋田地方気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は北秋田市阿仁合で37㌢を記録。同市や鹿角市では倒木があり、道路の一時通行止めなども発生した。公共交通機関も乱れた。
 気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は鹿角市で30㌢、北秋田市鷹巣で17㌢。同時刻現在の積雪の深さは鹿角市で50㌢、阿仁合で47㌢、鷹巣で32㌢まで増えた。
 午後4時現在、北秋田市では雪の重み等のため計4カ所で倒木が発生。同市七日市の県道では、2カ所で樹木が電線に倒れかかった。国道や市道でも倒木が道路をふさぐなど影響が出た。鹿角市八幡平堀合の市道でも倒木があり、午前5時ごろから約7時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雪の影響で花輪線は午後1時30分から全線で運転を見合わせた。普通列車上下8本が運休、同2本が区間運休した。
 全日空によると、大館能代発羽田行き720便は雪のため出発が遅れ、31分遅れの午後0時41分に到着した。
 気象台によると、県内は31日から1月1日にかけても強い冬型の気圧配置が続き、大雪となる所がある見込み。31日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で平野部40㌢、山沿い50㌢。その後も雪が降り続くとみている。交通障害や建物被害への警戒、屋根からの落雪や路面・水道管凍結、なだれなどへの注意を呼び掛けている。

平日の歩行者 大町、御成町など大幅減 大館商議所通行量調査 コロナ予防で外出控え

2020-12-30
 大館市の中心市街地の人通りについて、大館商工会議所の通行量調査によると、大町と御成町2丁目、同3丁目の平日の通行量(歩行者)は前年を8~38・6%下回った。今年から新たに観測地点とした比内町扇田は、平日の通行量が休日に比べて2倍以上多い結果となった。大館商議所は「新型コロナウイルスの感染予防で外出を控える傾向が大きく反映したものと考えられる」としている。
 商業振興の研究や施策の参考にするため、10月16、18日の午前10時から午後5時まで調査。歩行者は商店街を形成する大町と御成町2、3丁目、比内町扇田の4地点、車両は大型店が立地する清水町、大田面を加えた6地点でそれぞれ計測した。両日ともに晴れや曇りで外出向きの天候だった。
 平日の歩行者は2丁目が382人(前年比8%減)、3丁目325人(38・6%減)、大町271人(18・1%減)、扇田153人の計1131人。休日は2丁目304人(28・5%減)、3丁目406人(12・3%減)、大町176人(32%減)、扇田70人の計956人。すべての地点で平日、休日ともに昨年から減少した。
 2丁目と大町、扇田で平日の通行量が休日を上回っており、銀行や病院などの利用を目的にした来街傾向が見られる。扇田については休日に銀行や病院だけでなく、商店街の多くが閉店していることも歩行者の大幅減につながったとしている。
 2丁目は「リニューアル、リノベーション事業が進む駅前地区の来街者をいかに誘導できるかが重要な課題」と分析。3丁目は「いとくショッピングセンターが目的地となっている。そこを起点に沿道の個人店などを生かし、来街者の回遊性を高める取り組みが求められる」とした。大町は「本年度は県よろず支援拠点事業による『0円改装』で、小売店やハチ公プラザの店舗リニューアルが行われ、今後の集客効果に期待」としている。
 車両の総数は平日が2万8468台、休日は2万8212台。休日の大田面が8267台(2・5%減)で最も多く、以下は▽平日の大田面7288台(2・4%増)▽休日の清水町6862台(1・7%減)▽平日の清水町6376台(0・4%増)▽平日の大町4131台(1%増)▽休日の3丁目3789台(2・2%増)▽休日の大町3750台(13・9%増)▽平日の3丁目3740台(6・4%減)▽平日の2丁目3493台(10・1%増)▽平日の扇田3440台▽休日の扇田2780台▽休日の2丁目2764台(2・1%増)―と続いた。
 7地点で増加したほか、車両・歩行者とも前年より早い時間帯に最多通行量を記録した地点が多く見られ、「遠出を控え、外出の際には車を使用して買い物や外出時間を短くする行動をとっている」と考察した。
 総括では「日沿道の大館市に関連する区間が開通し、大館能代空港や東北道を含めた広域交通網が形成され、人や物流の動きが活発になることが期待される。今後も引き続きハード整備やソフト施策が、車両・歩行者通行量に及ぼす影響を注視することが重要」とまとめた。

比内地鶏 過剰在庫ほぼ解消 官民一体で対策 一部で入荷不足も

2020-12-30
今年6月にJAあきた北青年部が開いた比内地鶏肉の販売会。生産者がおいしさをPRした。
 大館市の助成事業などを背景に比内地鶏の需要が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一時期は過剰だった在庫が11月までにほぼ解消。各種助成事業できりたんぽセットなどの販売が例年よりも好調で、事業者からは「商品発送の売り上げが伸びて助かる」といった声がある一方、一部店舗では年末の需要増も相まって在庫が不足する場面も見られる。
 比内地鶏は大館が本県の主要産地。新型コロナの影響で、主な出荷先の首都圏からの注文が激減したため、市内卸売業者は一時期多くの過剰在庫を抱えた。
 過剰在庫解消のため市は8月から、卸売業者が在庫を小売店に安価で販売した場合、差額の一部を補助する事業を行ったほか、本場大館きりたんぽ協会員を対象に比内地鶏の購入助成(1㌔当たり1500円)を行う「比内地鶏販売促進助成事業」を11月末まで展開。申請は7322㌔、助成額は約1100万円に上った。これらの効果で過剰在庫は11月までにおおむね解消された。
 このほか、市が特産品の販売事業者に対して購入客の送料を負担する「特産品送料助成事業」が好調に推移。特にきりたんぽセットなどの発送が昨年よりも増えているという。同市葛原の秋田比内や(武藤幸美社長)では、比内地鶏ハンバーグなどの冷凍商品や、正肉やスープなどが一体となったきりたんぽ鍋セットの売り上げが前年比で約2倍に。担当者は「店と客の双方が助かる事業で本当にありがたい。比内地鶏の消費拡大にもつながる」と感謝する。
 一方で、一部の店では年末の需要増で比内地鶏の入荷が追いつかない場面も。同市有浦のプラザ杉の子では、例年クリスマスの時期に需要が集中する「比内地鶏のローストチキン」(税込み5000円)の販売に影響が出た。ふるさと納税の返礼品分を含め例年並みの700羽を用意したが想定を上回る注文があり、100羽超の注文をキャンセルする事態となった。コロナ禍で忘新年会を開催しない企業から「チキンを購入して社員たちに配りたい」という注文が想定以上に多かったという。
 JAあきた北の生産部会(高橋浩司部会長)は今年の生産羽数を当初21万5000羽と計画していたが、5月から4割減産とし14万5000羽に修正した。月に開いた関係団体への報告会で高橋部会長は「行政、商工団体、地域一丸となった支援に感謝したい」と述べた。通常の生産羽数に戻せるよう今後もPR活動を続けていくとし、来年の生産は通常時から2割減の18万羽とするとしている。

RSS(別ウィンドウで開きます) 

旧鹿角パークホテル 改修費3億円など盛り込む 鹿角市12月議会、27日招集

2020-11-21
一般会計補正予算案の初日採決などを決めた鹿角市議会運営委員会(市役所)
 鹿角市は20日、12月定例議会を今月27日に招集すると告示した。議会運営委員会(中山一男委員長)は会期を12月17日までの21日間と決めた。提出を予定している議案等は36件。旧鹿角パークホテルの営業再開に向け、市が改修工事費3億円を負担する補助金を盛り込んだ一般会計補正予算は、一日も早い再開を目指すため、初日に採決を行う予定。
 同ホテルは1980(昭和55)年に設立。花輪地区では宴会場を備えたシティーホテルとして最大級の規模で、宿泊、各種会合、披露宴など幅広く利用された。
 しかし、近年は人口減少や同業ホテルとの競合などにより業績が悪化。さらに新型コロナウイルス感染拡大により宴会や宿泊のキャンセルが相次いで資金繰りも限界に達し、5月1日に事業を停止した。負債総額は約5億円。従業員36人は解雇された。
 中心市街地のにぎわいと経済活動の重要な拠点であることから、市が新たな経営体を模索していたところ、鹿角市出身の佐藤順英(ゆきひで)氏が営業再開に手を挙げた。
 佐藤氏は福島県で発電所のプラント関連工事などを手掛ける会社を経営。先月14日にホテル経営を目的に現地法人「鹿角プランニング」を立ち上げ、今月12日に旧パークホテルの土地と建物を取得した。
 改修工事は12月初旬に着手し、来年3月~4月中旬にプレオープン、同6月ごろにグランドオープンとなる見通しとなっている。
 営業形態は旧パークホテルと同様、宿泊、各種会合、披露宴、レストランなど。従業員は25~30人(うち正社員12人程度)の見込み。
 再開にあたって改修費は老朽化した設備の更新や補修など約7億2000万円。このうち3億円を市が補助する方針。市が旧パークホテルの再生を目的に創設した「中心市街地中核ホテル再生支援事業補助金」には、3億円を上限として1回に限り交付することや、5年以内に事業を廃止した場合は補助金を返還しなければならないことなどを交付要項に定めている。
 上程を予定しているのは一般会計など補正予算5件、工事請負契約変更6件、条例一部改正6件、第7次総合計画基本構想の策定、過疎地域自立促進計画の変更各1件、指定管理者の指定14件、市道路線の認定、廃止、専決処分の報告各1件の計36件。
 日程は次の通り。開議はいずれも午前時。
 ▽27日=本会議(開会、市長行政報告、決算特別委員会審査報告、審議、議案上程など)▽28日~12月6日=休会(議案精査、休日)▽7、8日=本会議(一般質問)▽9、10日=常任委員会(付託事件の審査)▽11~16日=休会(休日、事務整理)▽17日=本会議(常任委審査報告・審議、閉会)

雪ないスキー場開き 今後の降雪に期待 八幡平

2020-11-21
今シーズンの無事故などを祈願する関係者(秋田八幡平スキー場)
 鹿角市の秋田八幡平スキー場で20日、県内で最も早くスキー場開きが行われ、関係者が今シーズンの安全と盛況を祈願した。八幡平の最高気温は10月上旬並みの16・1度(午後2時現在)まで上がり、10日ほど前に約30㌢あった積雪は溶けた状態。今後のまとまった降雪が期待されている。今シーズンは来年5月5日まで営業する予定。
 同スキー場は十和田八幡平国立公園の標高1200㍍に位置し、寒冷地特有のパウダースノーが楽しめる。長期間の滑走が可能で春スキーも満喫できる。 
 例年であれば安全祈願の神事には来賓が訪れているが、今年はコロナ禍のためレストハウスを運営する秋八高原リゾート合同会社(浅石敦幸社長)の関係者約10人で行われ、今シーズンの無事故を祈願した。
 浅石社長は「残念ながら雪の無いスキー場開きになった。リフト営業するには70~80㌢必要。例年は12月初めには滑ってもらえている」と今後の降雪に期待していた。

オンラインで学校結ぶ 互いの伝統工芸に理解 大館・桂城小4年生 四十万小(石川県)と交流授業

2020-11-21
児童たちが互いの伝統工芸品について理解を深めたオンライン交流授業(桂城小)
 大館市桂城小学校(根本光泰校長)で20日、石川県の四十万(しじま)小学校とのオンライン交流授業「地元伝統工芸品のよさを伝えよう」が行われた。同県とは初の試み。両校の4年生115人がそれぞれの伝統工芸品に理解を深め、交流を楽しむとともに、改めて地元が誇る工芸品を調べる意欲を高めた。
 中嶋恵教諭(桂城小)と鳳鳴高校時の同級生で、同市出身の成田宏教諭(四十万小)が2人で企画。児童が地元工芸品を調べて紹介し、意見交換することで見識を広めてもらおうと行われた。
 児童たちは事前学習で調べた内容をリーフレットにまとめ、互いに送付。この日は高橋善之教育長と米澤貴子・市教育研究所長が訪れ、オンラインを活用して、それぞれの内容について意見や質問を伝え合う様子を見学した。
 児童の1人が質問に答えられない時は、他の児童がサポート。緊張して話せない児童には「頑張れ」と応援して後押しするなど、両校の児童全員が発言、参加して交流を楽しみ、互いの伝統工芸品に理解を深めた。
 両校は今後、授業の振り返りを行い、質問に答えるため、改めて調べ直した内容をまとめて互いに送付。他の授業でも交流できないか検討していく。

県内灯油価格 前年に比べ300円安 新型コロナ影響 市民から歓迎する声

2020-11-20
灯油の需要期を迎えたガソリンスタンド(工藤米治商店大館東サービスステーション)
 本格的な冬を迎え、灯油の需要期を迎えた。本県では、近年この時期の灯油価格は18㍑当たり約1600~1800円台で推移していたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で価格が下落している。資源エネルギー庁は18日、本県の16日時点の店頭価格が1293円、配達価格は1376円で、3週連続で値下がりしたと発表。前年同時期に比べ店頭価格、配達価格ともに300円ほど安くなっている。冬場の家計に直結するだけに、市民からは「安くなるのは助かる」と喜ぶ声も。今冬は家計にとって助けになりそうだ。
 同センターによると、灯油と同様にガソリンの値段も下落傾向。本県のレギュラーガソリン1㍑当たりの店頭小売価格は前週比0・4円減の128・7円。2週連続で値下がりした。全国平均は前週比0・4円減の132・5円で9週連続の値下がり。3県で値上がり、6県で横ばい、38都道府県で値下がりだった。 同センターは「コロナの影響で、2月から原油価格が下落し始めた。産油国による協調減産や経済活動の再開に伴い、上昇に転じた期間もあるが、欧州での感染再拡大、移動自粛による原油需要の低迷など再び下落傾向となっている」と今年の傾向について述べた。
 大館市常盤木町の工藤米治商店(工藤保則代表取締役)では19日現在、18㍑当たりの店頭価格は1296円、配達価格は1332円となっている。灯油を購入している同町の虻川健一さん(73)は「雪国にとって灯油は必需品なので助かる。コロナの影響で経済状況が悪くなった人も多い。厳しい冬を乗り越えるため、安いに越したことはない」と今後も値下げに期待している。同社大館東サービスステーションの工藤拓也店長は「今年は特殊で先が読めない状況だが、他店との価格競争での値下がりではないため、今のところ売り上げに影響は少ない。販売側として値崩れは困るが、お客さまにとって安いことは喜ばしいこと」と話した。
 同センターは「現在は、新型コロナのワクチン開発による将来的な経済回復への期待から原油価格が上昇している。来週は値上がりすると思うが、それ以降は感染状況によって価格が変動していく」と分析している。

必要なルール「建物の場所」 満足度トップ「山々の眺望」 鹿角市景観計画市民アンケート

2020-11-20
 鹿角市は本年度、景観法に基づく景観計画を新たに策定する。策定にあたって、身の回りの景観の評価や景観づくりのルールの必要性、好きな景観、改善が必要な景観などに対する市民の意向を把握しようと7月にアンケートを実施し、このほど結果をまとめた。設問のうち、市独自の景観のルールを作る場合に特に必要なことは、「建築物や工作物の設置場所の制限」と答えた人が最も多かった。
 調査は16歳以上の市民1000人(無作為抽出)を対象に7月14日から31日まで行い、45・1%にあたる451人から調査票を回収した。
 設問は全11。自由意見の記入欄も設けた。このうち「市独自の景観づくりのルールを作る場合に特に必要なこと」(10項目から三つ選択)の上位は①建築物や工作物の設置場所の制限37・7%②一定程度以上の造成工事の際の周辺環境への配慮36・8%③道路や橋、公園などの公共施設の色やデザイン29・0%―だった。
 「建築物の色やデザイン、高さのルール」については①制限するエリアを設定する51・4%②新たな制限は必要ない36・4%③市全域で制限する必要がある8・4%。
 大規模な太陽光発電施設等(家庭用を除く)の「今後の設置」については①ルールにのっとっていれば推進しても良い66・7%②設置を推進すべき18・8%③積極的に規制し、制限すべき8・2%。
 このうち「ルールにのっとっていれば推進しても良い」と回答した人への質問「従うべきルール」については①市全体でのルールを作るべき45・8%②設置を推進するエリアを定める28・2%③制限をかけるエリアを限定する24・6%―だった。
 八つの景観それぞれの満足度のうち「満足」「やや満足」と答えた人の割合の合計が最も多かったのは「山々の眺望」で89・3%、最も少なかったのは「駅前や商店街のまちなみ」で29・3%。景観重点地区で世界遺産登録を目指している「大湯環状列石周辺」は60・5%だった。
 「鹿角市の景観を損ねていると感じるもの」(項目から二つ選択)は①空き地や空き家71・2%②ごみの不法投棄24・8%③電柱や電線類14・6%。
 「景観を守り、つくり、育てるために、協力または参加できること」は①落書きやごみのポイ捨てなどをなくす62・5%②自宅の緑や花を増やす40・8%③美化清掃活動に参加する37・7%。
 「好きな景観」(17項目から三つ選択)は①雄大な自然風景62・1%②伝統的な催しもの54・5%③総合運動公園やスポーツ施設25・3%④田んぼや果樹園の風景24・2%⑤水辺の風景23・5%。
 自由意見で答えてもらった「好きな場所」は①総合運動公園・アルパス・花輪スキー場31人②桜山公園14人③八幡平の山並み12人―などだった。
RSS(別ウィンドウで開きます) 

「大館の魅力発信を」 ネット番組配信へ コロナ禍に地元をPR 大館商議所青年部

2020-10-19
インターネット番組の収録に臨む会員(ROCK INN LINDA LINDA)=大館商工会議所青年部提供
 コロナ禍に沈む地域を盛り上げようと、大館商工会議所青年部(岸野正寿会長)はインターネット番組の配信を始める。今月から来年2月にかけて、動画投稿サイト「ユーチューブ」に立ち上げたチャンネル「わんだふる!おおだて」内に定期的に投稿する。内容はイベントや地元企業の紹介が中心となる予定で、「大館の魅力を発信していきたい」としている。
 同チャンネルは2015年に青年部の有志で立ち上げた。イベントのPRなどを目的に、生配信を行っていた。
 しばらく動画投稿はしていなかったが、新型コロナウイルスの影響で「本場大館きりたんぽまつり」のドーム開催が見送られるなどイベント中止が相次ぐ中で、インターネットを活用して「青年部目線で大館をPRしよう」と、再び番組制作に着手することになった。
 青年部監事の小松和志さん、会員の横田隆さんが司会を務め、毎回地元企業からゲストを招いてトーク形式で進める。各回15~20分を想定している。イベントのPRや裏話、地元企業・店舗、郷土品の紹介など細やかな情報を伝えていく。
 15日は、市内の飲食店で初めての収録作業を実施。「きりたんぽまつり月間」や、会員制交流サイト(SNS)への写真、動画投稿を呼び掛ける「たんぽ一万本焼き」について紹介した。出演者3人が和やかな雰囲気の中で語り合う姿があった。
 収録会場は今後も地元飲食店等を活用する計画で、コロナ禍で苦境に陥る店舗のPRにもつなげたい考え。青年部は「青年部に興味を持ってもらうとともに、それぞれの活動に対する思いを知ってもらえたら。コロナに負けず、大館の魅力を発信して地域に貢献したい」としている。
 初回は今月中の配信を予定している。


 
 

紅葉のブナ林で森林セラピー 黄金色の紅葉に癒やされて 八幡平大沼

2020-10-19
紅葉を楽しむ参加者(八幡平大沼)
 かづの森林コンダクター・かづの森の癒やし宿連絡協議会(成田博会長)の散策会が8日、国立公園八幡平の大沼などで行われた。鹿角市内外の20~80歳代22人が参加し、リンドウや見頃を迎えたブナの紅葉を楽しんだ。
 同会では心身の健康維持・増進、疾病の予防などに向け、市内5地区に設定したセラピーロードを癒やしの案内人「森林コンダクター」と一緒に歩く森林体験などを行っている。
 参加者は八幡平ふれあいやすらぎ温泉センター「ゆらら」に集合。成田会長は参加者が歩きやすいように下りのコースを設定し、「澄川発電所から下りで森林セラピーを楽しもう」とあいさつした。
 その後、バスで澄川地熱発電所へ移動。ベコ谷地湿原でリンドウを観賞し、登山道を下って大沼森林セラピーロードを歩いた。
 参加者は森の香りや自然の音を感じながら思い思いに歩みを進め、黄金色のブナの紅葉を楽しんだ。
 同市十和田から参加した安倍久里子さんは「黄色に赤い紅葉が交じっている森を歩いていると、癒やされて心が目覚めるようだった」とすっきりとした表情で話していた。
 
 

ナメコ汁が大人気 森吉山秋まつり開催 紅葉と「旬の味」楽しむ

2020-10-19
人気を集めたナメコ汁の振る舞い(森吉山阿仁スキー場)
 北秋田市の森吉山阿仁スキー場で18日、「森吉山秋まつり」が開かれた。同スキー場の阿仁ゴンドラ山麓駅舎前では旬のキノコや山菜の販売のほか、ナメコ汁の振る舞いが行われ、紅葉狩りに訪れた多くの人たちが足を止め、秋の味覚を楽しんでいた。
 スキー場を運営するNPO森吉山(片岡信幸理事長)が、観光客への感謝を込めてもてなそうと、季節ごとに開催。秋まつりは紅葉シーズンに開かれており、「ナメコ汁」を楽しみにしている人も多いという。
 好天に恵まれたこの日は、朝から多くの観光客が続々と来場。紅葉が見頃を迎えていることもあり、ゴンドラの乗り場には長蛇の列ができた。
 駅舎前のテントでは、バター餅など手作りの菓子や山菜の水煮、コーヒーなどを販売。地元で採れたクリやカボチャも人気を集めた。中でも、旬を迎えているナメコは飛ぶように売れ続け、1時間ほどで「完売」となっていた。
 ナメコ汁の無料提供は午前と午後の2回行われ、合計で約300食が振る舞われた。食欲をそそる香りに誘われ、テントの前にはこちらも長い行列ができるほど。ナメコ汁を受け取った人たちは、笑顔で味わっていた。
 夫婦で初めて訪れたという秋田市の60歳代男性は「紅葉の景色も素晴らしかった。ナメコ汁は今年の初もの。おいしくいただきました」と話した。

 
 

新型コロナで延期の成人式 大館1月11日、北秋田同10日 中止の鹿角は記念品

2020-10-18
感染防止対策などを話し合う大館市成人式の実行委員会(市中央公民館)
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期した本年度の成人式について、大館市は「成人の日」の1月11日、北秋田市は1月10日に行うことを決めた。大館市では実行委員会が組織され、感染防止対策を話し合うなど準備が始まった。出席を自粛する新成人がいると想定し、式の様子をオンライン配信することも検討している。北鹿5市町村の成人式は例年8月だが、小坂町と上小阿仁村は来年度に延期、鹿角市は中止と対応が分かれた。
 大館市は1月日午後2時から、ほくしか鹿鳴ホールで行う。本年度20~21歳の671人が対象で、9月に20人で実行委員会を立ち上げた。委員は「居住地に制限を掛けず、対象者みんなが集まれる式にしたい。そのために感染対策を徹底する」との意見で一致。出席は新成人、来賓、恩師のみで、保護者ら一般来場者を受け入れず、入り口での検温やマスクを着用する。
 例年と変えたのは、事前申し込みが必要な点。出席者の居住地を把握した上で、厚生労働省の新型コロナ接触確認アプリなどの活用を推奨していく。1月実施で出席できない人や自粛する人もいると考え、「オンライン用」の申込書も用意し、申し込んだ人は式の動画をリアルタイムで見ることができるように検討している。
 同課は「今後の感染状況にもよるが、互いに自分と大事な人を守るという観点で実施に向けた準備を進めていく」と話した。申込期間など詳細は、11月の市広報や市ホームページに掲載する。
 北秋田市は1月10日午後2時から、市文化会館で行う。対象となる20~21歳の約290人には今月下旬に案内文を送付し、実行委員を募る。市教委生涯学習課は「マスク着用や座席の間隔を開けるなどの対策を講じる。今後の感染状況により、延期や中止する場合もある」と理解を求めた。
 鹿角市は5月に中止を決めた。市教委生涯学習課は「準備に3カ月かかり収束の状況が見通せないことや、1月実施だと公共交通機関の運休などが心配される」と中止決定の背景を語る。「成人の日」に対象者に記念品を贈ることにし、実行委員が話し合っている。台紙に委員や恩師のメッセージを入れた500円程度のクオカードを郵送する案が出ているという。
 小坂町と上小阿仁村は本年度の実施を見合わせ、来年8月に延期する。これまでの対象者は実施年度に20歳を迎える19~20歳だったが、小坂町は来年度以降の対象を20、21歳にずらして実施することを決定。上小阿仁村も同様の対応を検討している。

 
 

毒キノコに注意 大館保健所管内でも食中毒 「安易に採って食べないで」

2020-10-18
食中毒を引き起こす有毒な「クサウラベニタケ」(大館保健所提供)
 キノコ狩りシーズンを迎え、県は毒キノコによる食中毒に注意を呼び掛けている。県内では今月に入り2件の食中毒が発生しており、うち1件は北鹿地方で確認された。県生活衛生課は「キノコの判別には、経験と知識が必要。食用と判断できないキノコは採らない、食べない、人にあげない、売らないように」と訴えている。
 大館保健所管内では4日、毒キノコによる食中毒が今年初めて発生。家族が採取したキノコが入ったきりたんぽ鍋を食べた60歳代女性が、吐き気や手足のしびれを訴え、一時入院した。有毒の「ツキヨタケ」を、食用の「ムキタケ」と誤って食べたとみられる。
 このほか、仙北市の直売施設では4日、有毒の「クサウラベニタケ」を食用の「ハタケシメジ」として誤って販売し、購入してみそ汁にして食べた10~50歳代の男女3人が嘔吐(おうと)や下痢、頭痛などを発症した。
 県内ではキノコ狩りシーズンの9~10月を中心に、毎年のように毒キノコによる食中毒の発生が確認されており、関係機関は注意を促す。
 県生活衛生課は似ているキノコの例として▽有毒の「クサウラベニタケ」と、食用の「カクミノシメジ」「ハタケシメジ」「シメジモドキ」▽有毒の「ツキヨタケ」と、食用の「ムキタケ」―を挙げる。県内で過去10年に発生した毒キノコによる食中毒18件のうち、「クサウラベニタケ」が7件、「ツキヨタケ」が5件を占める。「群生場所に食用と毒キノコが混じっているケースもあり、山に慣れている人でも見た目で判別するのは難しいと思われる」としている。
 同課は▽縦にさければ食べられる▽虫食いがあれば食べられる▽干して乾燥すれば食べられる▽塩漬けにして水洗いすれば食べられる―などは誤った情報で根拠、効果がないとして、「信じないように」と訴えている。野生のキノコは食用に比べて有毒なものの方が多いことから、「安易に採って食べたり、人にあげたりしないでほしい」と警鐘を鳴らす。「野生のキノコを食べて体調に異常を感じたら、残っているキノコを持参した上で速やかに医療機関の受診を」と呼び掛けている。

 
 
印刷に関するご案内
ご案内
広告に関するお問い合わせ
お問い合わせ
購読のお申し込み
購読お申し込み
掲載写真のご購入
ご購入お申し込み
後援のお申し込み
資料請求
記事・写真等2次使用について
資料請求
株式会社 北鹿新聞社

〒017-0895
秋田県大館市字長倉79
TEL.0186-49-1255(総務課)
FAX.0186-43-3065(総務課)
 
*日刊新聞発行および一般印刷*
TOPへ戻る