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手入れ行き届かない私有林集約 森林の経営管理進む 大館市「全国のトップランナー」 3区域で意向調査

2021-01-17
 手入れが行き届いていない私有林を市町村が集約して管理する「森林経営管理制度」の事業が大館市で進んでいる。2019年度以降、花岡、平滝・大川目、赤川の3区域で森林所有者に意向調査を実施。「市に管理を委ねる」とした33件、約68haに経営管理権を設定した。このうち経営に適した森林は、民間事業者に再委託する手続きを進めている。市は「全国でトップランナーといえる進ちょくで、市内の対象私有林を20分割し計画的に取り組む」と話す。
 2019年4月施行の森林経営管理法に基づく制度。所有者が適切な管理を行う責務を明確化し、管理が難しい場合、市町村が伐採・木材販売・造林を行う権利を預かり、意欲のある林業経営者に貸し出す。採算が厳しく林業に適さない私有林は、森林環境譲与税を財源に市町村が間伐や植林を行う。
 制度の対象となるのは、市内の約1万2000haの私有林の人工林。対象の私有林を20分割し、意向調査を実施しながら、20年を1周期として事業を進める方針。
 初年度の19年度は、花岡と平滝・大川目区域の一部で対象森林の所有者に意向調査を実施。「市に管理を委ねる」と回答した所有者と順次、「経営管理集積計画」を策定し、公告を経て「経営管理権」が設定された。経営管理権の設定は19年度31件、20年度2件の計68・56haなった。
 市農政課はこの約68haについて、林業経営に適した森林の経営管理を民間事業者に再委託する手続きを進めている。県に登録している林業経営者と制度運用に向けた意見交換会も行った。
 本年度は赤川区域の397haと、19年度に実施しなかった花岡区域の168ha、平滝・大川目区域の12haの森林所有者に意向調査を実施した。718人に調査票を送付し、回答数は6割超。回答者のうち、花岡と赤川で6割、平滝・大川目で7割を超える人が「市に委ねる」と回答した。
 また、本年度は地積調査未実施の山館・中山区域も対象とし、境界明確化作業を行っている。準備ができ次第、意向調査を行う。同課は「市内で地積調査未実施の区域も出てくるため、山館・中山をテストケースとし、今後に生かしたい」としている。
 意向調査で回答者の6~7割が「市に委ねる」とする傾向が見えてきているといい、同課の担当者は「経営管理権の設定件数は全国でも多い方。民間事業者への再委託を進めていきたい」と話している

杉板ドミノ倒しに拍手 親子連れがラート体験 木育キャラバン&スポーツ 大館できょうまで

2021-01-17
 移動型おもちゃ美術館とスポーツに親しむ「木育キャラバンinおおだて2020&スポーツ体験会」が16日、大館市のタクミアリーナで始まった。会場にはボッチャやラートの体験コーナーや約160種類の木のおもちゃが並び、親子連れらがぬくもりあふれる空間でさまざまな体験を楽しんだ。市生涯学習課とスポーツ振興課の共催事業で、17日まで。
 木育キャラバンは、東京おもちゃ美術館から借りた木のおもちゃを会場に並べた。杉やブナなど六角形の木板約200枚によるドミノ倒しでは、カタカタと音を立てながら倒れる様子を参加者が見守り、拍手が起きた。積み木を積み上げたり、ままごとセットで料理を作ったりし、親子に笑顔が広がった。
 2本の鉄製の輪を平行につないだ器具を操るラート競技の体験は、秋田ノーザンハピネッツ社に所属し、世界選手権で史上最多の3度優勝を果たした髙橋靖彦選手が参加。デモンストレーションで会場を沸かせた。親子で輪を動かす体験をした嶋田千草さん(35)と壮馬さん(城南小1年)=同市東台=は「思ったより高さがありドキドキしたが、楽しかった」と話した。
 ボッチャ体験は、東京パラリンピックで使用されるものと同様のコートで競技の魅力を体感した。
 市は東京パラリンピックでタイボッチャチームのホストタウンとなっている。本年度は新型コロナウイルスの影響で競技の体験イベントを開催できなかったことから、木育キャラバンと組み合わせて遊びの場を設けた。マスク着用や検温など感染予防対策を講じて開催した。
 最終日は午前10時から午後3時まで。ラートに代わり、フライングディスクの体験ができる。正午~午後1時はおもちゃ消毒のため休場する。

参加者が見守ったドミノ倒し(タクミアリーナ)
髙橋さんの指導でラートを体験する親子

期間限定の「阿仁合」鉄印 秋田内陸線 観光アテンダント6人が記帳 3月末まで スタンプも特別版

2021-01-17
観光アテンダントごとに異なるデザインを用意する期間限定の「阿仁合」鉄印(秋田内陸線阿仁合駅)
 秋田内陸縦貫鉄道(本社・北秋田市)は阿仁合駅で記帳する「鉄印」の期間限定特別版として、観光アテンダントによる「阿仁合」鉄印の記帳を始めた。同社の観光アテンダント6人が手書きの文字やスタンプが特徴のオリジナル鉄印を用意し、鉄道愛好家を出迎えている。記帳料は300円。3月末まで。
 同社は昨年7月から、第三セクター鉄道等協議会(東京都)と加盟鉄道会社などが連携して取り組む「鉄印」と鉄印帳の販売を始めた。鉄印は寺社の御朱印帳から着想を得た乗車の証し。オリジナルの台帳(税込み2200円)を購入すると、加盟する社の地方鉄道で鉄印を記帳できる。
 秋田内陸線では阿仁合駅観光案内窓口で乗車券を提示し、記帳料(300円)を支払うと、社名や日付、観光列車のスタンプを押した鉄印がもらえる。開始から阿仁合駅では約1700枚の鉄印を記帳しており、鉄道愛好家の人気を集めている。
 新たな鉄印は通常版に加え、愛好家が収集を楽しめるよう用意。観光アテンダントを務める社員6人が「阿仁合」の文字などを乗客の前で書く特別版で、鉄印帳へ直接記帳せず、利用客の希望を受けてその場で書いた鉄印を手渡す。鉄印には通常版と異なる阿仁合駅のスタンプを押している。
 アテンダントごとに使用するペンや字体、手作りスタンプ、一言メッセージなどが異なり、当日の窓口担当が記帳するため「どの鉄印がもらえるかはその日次第」という。14日に窓口を担当したアテンダントの武田千鳥さんは、筆や墨を使って「阿仁合」の文字を書き、イベント列車で演奏している三味線型のスタンプや、乗車を歓迎する気持ちを込めた「出会いに感謝」と一言メッセージを添えた。
 同社では「6人分コンプリートする楽しみ方もできる。通常の鉄印と併せて集めてもらえたら」と話している。記帳には時間がかかる場合もあるため、余裕を持って窓口を訪れるよう呼び掛けている。

雪にわら植え作占い JA秋田たかのす 豊作願う小正月行事

2021-01-16
豊作を願って雪中田植えを行う田植え人(北秋田市の大太鼓の館前)
 今年の稲作の豊凶を占う「雪中田植え」が15日、北秋田市綴子の大太鼓の館前で行われた。JA秋田たかのす青年部(岩谷政崇部長)の部員が豊作を願って田んぼに見立てた雪にわらを植えた。
 雪上田植えは、作柄を占う「庭田植え」として各地の農家で行われていた小正月行事。綴子地区では一度途絶えた行事を1983年に篤農家の高橋佐一郎さんが復活させ、現在は若手農業者でつくるJA青年部が継承している。
 開会行事で小笠原隆志組合長は「コロナ禍の時代でも、人が生きていくために重要なのは食べること。コメを生産することに誇りを持って取り組んでほしい」とあいさつ。来賓の津谷永光市長は「雪中田植えは作柄を占う大事な行事。市の農業が順調に、五穀豊穣(ほうじょう)であるよう願う」と述べた。
 今年は、祖父とともにコメやキュウリなどを育てている亀山春樹さん(23)=同市栄=が初めて田植え人を務めた。田植え人がみのやすげがさを身に着け、しめ縄で囲まれた6尺(1・8㍍)四方の雪田に入ると、鎌を使って雪を掘った。稲わらや豆がらで作った束16本を苗に見立て、丁寧に植えていった。
 田植え後はわらぼうきで苗をはらって虫よけを行い、雪田の中心に逆さに立てた。雪田の前にはJA女性部が作ったお供え物が並び、集まった農業関係者が豊作を祈願した。亀山さんは「雪が硬くて掘るのが大変で、大役にも緊張した。今年は天候に恵まれた穏やかな一年であってほしい」と話した。
 作占いの結果は2月1日午前11時から同所で行われる「稲刈り」で判断する。

年末年始の豪雪 除雪用具の需要増 停電に備え石油ストーブも

2021-01-16
需要増に応じて拡大した石油ストーブコーナー(コメリパワー大館店)
 年末年始から県内で続く豪雪の影響で、北鹿地方のホームセンターでは除雪用具の売れ行きが好調に推移し、品薄状態が続いている。今月上旬には暴風雪による停電もあったことから、石油ストーブなど電気不要の暖房器具を買い求める人も目立っている。売り場担当者は「想定していた以上の売れ行き」と驚いている。
 大館市柄沢のコメリパワー大館店(佐藤晋店長)では、昨年10月中旬から除雪用品売り場を設置した。前年より降雪量が増えることを想定し、例年より多く「スノーダンプ」や「スノープッシュ」などの関連商品をそろえた。
 渡部宏至次長よると、雪が降り始めた昨年12月上旬から商品が動き始め、ピークは同月中旬。在庫の減りに伴い2~3回発注をかけたが、年末年始に県内を襲った大雪で売り上げがさらに伸びた。1月14日現在で入荷数の7割ほどが売れ、大型スノーダンプは既に完売。店舗入り口などに今季の入荷未定を知らせるチラシを掲示した。
 このほか、例年、北鹿地方では需要が低いという屋根やビニールハウスの雪下ろし用品の問い合わせが多く、急きょ取り寄せて対応。屋根からの墜落防止のために「安全帯」を購入する人も見られる。
 7~8日にかけて秋田市などで暴風雪による大規模停電が発生すると、石油ストーブなど電気を使わない暖房器具の問い合わせが相次いだ。急きょ商品を取り寄せ、在庫をすべて店頭に並べて販売。複数台購入する人も見られる状況で、「1人1台」と台数制限を設けるほどの需要となっている。
 石油ストーブの売れ行きは例年に比べて2割増で、「この時期でここまで売れるのは珍しい。防災意識の高さを感じる」と渡部次長。「雪の影響で入荷に若干遅れが出ていたが、今は安定している。もしもの時に備えて早めの購入を」と呼び掛けている。

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桜櫓館耐震改修 腐食広範で工期延長 大館市 3月中旬の完成目指す

2020-12-31
耐震改修工事が行われている桜櫓館(月撮影、大館市字中城)
 大館市が所有する国登録有形文化財「桜櫓館(おうろかん)」の耐震改修工事は、当初予定していた来年1月中旬の工期を2カ月延長し、3月中旬の完成を目指している。補強は終えたものの、想定より構造材や屋根下地材の腐食などが広範囲におよび、手間がかかっていることや部材の発注で遅れが生じた。4月に見学・貸館を再開する予定。
 耐震診断で東西方向の耐力壁が不足し、窓や戸などの開口部も多いため暴風時に倒壊の恐れがあると判定。南北方向の壁量はあるものの配置バランスが悪く、地震時に建物が変形しやすいとされ、5月から改修工事を行っている。事業費は約6500万円。
 文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、できるだけ見えない位置で耐震化することを前提とし、建設当時の材料も可能な限り使用。既存の土壁は撤去し、構造用合板で耐力壁を設けた上で、再び土壁で仕上げる。屋根は既存の野地板と垂木、2階床は床板と根太の固定方法をそれぞれ確認し、想定と異なる留め金物は交換または増し打ちを行っている。土台と基礎、柱と横架材(土台・梁(はり))などの金物補強、既存梁を補強するための鉄骨梁と柱の新設なども進めている。
 過去の修繕が意匠的価値を損ねているとして、外壁や屋根の復元を図る。木製建具の組子修理やふすま・障子の張り替え、外観木部保護塗装も行う。浴室など使用していない部屋は物置に改修。電気・機械設備は更新する。庭園の樹木は剪定(せんてい)し、建物の外観が見えるよう整える。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階の和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。80年に現在地へ移転工事(曳家(ひきや))が行われ、北側の和室を解体。99年7月に登録文化財となった。
 市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は2018年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。

感染対策し新年へ 北鹿地方の神社 初詣の準備進む 「混み合う日時避けて」

2020-12-31
マスク、フェースシールドを着用して絵馬の準備作業をする学生(大館神明社)
 2020年も残すところ1日となった。新型コロナウイルスに悩まされ続けた1年の暮れを迎え、北鹿地方の神社では新年の初詣に向けた準備が大詰めを迎えている。感染防止対策にも気を配りながら、慌ただしく作業を進めている。
 毎年大勢の参拝客が訪れる大館市の大館神明社(佐藤文人宮司)では、縁起物の準備作業が進む。来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんだ巨大絵馬と同じ絵柄の絵馬や、招き猫をイメージした「開運干支土鈴」などを用意。牛の着ぐるみを着たハローキティのお守りや、コロナウイルスに関連して「疫病退散」の茅の輪守り、旅行安全御守なども並べる。破魔矢や熊手なども含めて約100種類を頒布する予定だ。
 30日は、アルバイトの高校生や大学生が説明を受けた後、絵馬に麻のひもを結ぶ作業を行った。新年に願いを込め、一つ一つ確認しながら丁寧に仕上げていた。
 初詣の感染防止対策として、縁起物を頒布する授与所ではアルバイトの巫女(みこ)らにマスク、フェースシールド、手袋を付けて接客してもらう。例年1カ所だったおみくじ売り場は2カ所に分け、密を避ける。各所に消毒液を置き、参拝客にマスク、手袋の着用、対人距離の確保を求めるため注意書きも掲示する予定。
 例年大みそかから元日にかけて24時間体制で参拝客の対応に当たっていたが、この元日午前3~7時は閉鎖して受け入れを取りやめる。
 コロナ禍の今年は分散参拝の問い合わせが複数あり、既に縁起物を買い求める人も見られるという。同神社は「感染対策をし、人との距離を保って参拝してほしい。初詣は新年初めてのお参り。新年の混み合う日時を避けて訪れてもらえれば」としている。
 駐車場は神社北側の曳山車車庫前のほか、今年境内整備事業で新設した境内北側も利用できる。約90台分を確保できる見通しで、周知している。

北鹿地方に大雪 倒木や交通に乱れ 年末年始も警戒を

2020-12-31
雪が降り積もって倒木が発生した現場(北秋田市七日市)
 冬型の気圧配置が強まった影響などで、北鹿地方は30日、大雪に見舞われた。秋田地方気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は北秋田市阿仁合で37㌢を記録。同市や鹿角市では倒木があり、道路の一時通行止めなども発生した。公共交通機関も乱れた。
 気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は鹿角市で30㌢、北秋田市鷹巣で17㌢。同時刻現在の積雪の深さは鹿角市で50㌢、阿仁合で47㌢、鷹巣で32㌢まで増えた。
 午後4時現在、北秋田市では雪の重み等のため計4カ所で倒木が発生。同市七日市の県道では、2カ所で樹木が電線に倒れかかった。国道や市道でも倒木が道路をふさぐなど影響が出た。鹿角市八幡平堀合の市道でも倒木があり、午前5時ごろから約7時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雪の影響で花輪線は午後1時30分から全線で運転を見合わせた。普通列車上下8本が運休、同2本が区間運休した。
 全日空によると、大館能代発羽田行き720便は雪のため出発が遅れ、31分遅れの午後0時41分に到着した。
 気象台によると、県内は31日から1月1日にかけても強い冬型の気圧配置が続き、大雪となる所がある見込み。31日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で平野部40㌢、山沿い50㌢。その後も雪が降り続くとみている。交通障害や建物被害への警戒、屋根からの落雪や路面・水道管凍結、なだれなどへの注意を呼び掛けている。

平日の歩行者 大町、御成町など大幅減 大館商議所通行量調査 コロナ予防で外出控え

2020-12-30
 大館市の中心市街地の人通りについて、大館商工会議所の通行量調査によると、大町と御成町2丁目、同3丁目の平日の通行量(歩行者)は前年を8~38・6%下回った。今年から新たに観測地点とした比内町扇田は、平日の通行量が休日に比べて2倍以上多い結果となった。大館商議所は「新型コロナウイルスの感染予防で外出を控える傾向が大きく反映したものと考えられる」としている。
 商業振興の研究や施策の参考にするため、10月16、18日の午前10時から午後5時まで調査。歩行者は商店街を形成する大町と御成町2、3丁目、比内町扇田の4地点、車両は大型店が立地する清水町、大田面を加えた6地点でそれぞれ計測した。両日ともに晴れや曇りで外出向きの天候だった。
 平日の歩行者は2丁目が382人(前年比8%減)、3丁目325人(38・6%減)、大町271人(18・1%減)、扇田153人の計1131人。休日は2丁目304人(28・5%減)、3丁目406人(12・3%減)、大町176人(32%減)、扇田70人の計956人。すべての地点で平日、休日ともに昨年から減少した。
 2丁目と大町、扇田で平日の通行量が休日を上回っており、銀行や病院などの利用を目的にした来街傾向が見られる。扇田については休日に銀行や病院だけでなく、商店街の多くが閉店していることも歩行者の大幅減につながったとしている。
 2丁目は「リニューアル、リノベーション事業が進む駅前地区の来街者をいかに誘導できるかが重要な課題」と分析。3丁目は「いとくショッピングセンターが目的地となっている。そこを起点に沿道の個人店などを生かし、来街者の回遊性を高める取り組みが求められる」とした。大町は「本年度は県よろず支援拠点事業による『0円改装』で、小売店やハチ公プラザの店舗リニューアルが行われ、今後の集客効果に期待」としている。
 車両の総数は平日が2万8468台、休日は2万8212台。休日の大田面が8267台(2・5%減)で最も多く、以下は▽平日の大田面7288台(2・4%増)▽休日の清水町6862台(1・7%減)▽平日の清水町6376台(0・4%増)▽平日の大町4131台(1%増)▽休日の3丁目3789台(2・2%増)▽休日の大町3750台(13・9%増)▽平日の3丁目3740台(6・4%減)▽平日の2丁目3493台(10・1%増)▽平日の扇田3440台▽休日の扇田2780台▽休日の2丁目2764台(2・1%増)―と続いた。
 7地点で増加したほか、車両・歩行者とも前年より早い時間帯に最多通行量を記録した地点が多く見られ、「遠出を控え、外出の際には車を使用して買い物や外出時間を短くする行動をとっている」と考察した。
 総括では「日沿道の大館市に関連する区間が開通し、大館能代空港や東北道を含めた広域交通網が形成され、人や物流の動きが活発になることが期待される。今後も引き続きハード整備やソフト施策が、車両・歩行者通行量に及ぼす影響を注視することが重要」とまとめた。

比内地鶏 過剰在庫ほぼ解消 官民一体で対策 一部で入荷不足も

2020-12-30
今年6月にJAあきた北青年部が開いた比内地鶏肉の販売会。生産者がおいしさをPRした。
 大館市の助成事業などを背景に比内地鶏の需要が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一時期は過剰だった在庫が11月までにほぼ解消。各種助成事業できりたんぽセットなどの販売が例年よりも好調で、事業者からは「商品発送の売り上げが伸びて助かる」といった声がある一方、一部店舗では年末の需要増も相まって在庫が不足する場面も見られる。
 比内地鶏は大館が本県の主要産地。新型コロナの影響で、主な出荷先の首都圏からの注文が激減したため、市内卸売業者は一時期多くの過剰在庫を抱えた。
 過剰在庫解消のため市は8月から、卸売業者が在庫を小売店に安価で販売した場合、差額の一部を補助する事業を行ったほか、本場大館きりたんぽ協会員を対象に比内地鶏の購入助成(1㌔当たり1500円)を行う「比内地鶏販売促進助成事業」を11月末まで展開。申請は7322㌔、助成額は約1100万円に上った。これらの効果で過剰在庫は11月までにおおむね解消された。
 このほか、市が特産品の販売事業者に対して購入客の送料を負担する「特産品送料助成事業」が好調に推移。特にきりたんぽセットなどの発送が昨年よりも増えているという。同市葛原の秋田比内や(武藤幸美社長)では、比内地鶏ハンバーグなどの冷凍商品や、正肉やスープなどが一体となったきりたんぽ鍋セットの売り上げが前年比で約2倍に。担当者は「店と客の双方が助かる事業で本当にありがたい。比内地鶏の消費拡大にもつながる」と感謝する。
 一方で、一部の店では年末の需要増で比内地鶏の入荷が追いつかない場面も。同市有浦のプラザ杉の子では、例年クリスマスの時期に需要が集中する「比内地鶏のローストチキン」(税込み5000円)の販売に影響が出た。ふるさと納税の返礼品分を含め例年並みの700羽を用意したが想定を上回る注文があり、100羽超の注文をキャンセルする事態となった。コロナ禍で忘新年会を開催しない企業から「チキンを購入して社員たちに配りたい」という注文が想定以上に多かったという。
 JAあきた北の生産部会(高橋浩司部会長)は今年の生産羽数を当初21万5000羽と計画していたが、5月から4割減産とし14万5000羽に修正した。月に開いた関係団体への報告会で高橋部会長は「行政、商工団体、地域一丸となった支援に感謝したい」と述べた。通常の生産羽数に戻せるよう今後もPR活動を続けていくとし、来年の生産は通常時から2割減の18万羽とするとしている。

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小林悦次氏が返り咲き 上小阿仁村長選 前議長との一騎打ち制す

2020-11-30
万歳三唱し返り咲きを喜ぶ小林悦次氏㊥(五反沢児童館)
 中田吉穂村長の死去に伴う上小阿仁村長選挙は29日、投開票が行われ、前職で農業の小林悦次氏(66)=五反沢=が886票を獲得、新人で会社員の小林信氏(59)=小沢田=を破り、村長の座に返り咲いた。投票率は前回(86・36%)を1・31ポイント下回る85・05%だった。
 小林悦次氏は「村長が不在で、副村長や監査委員もいない現在の緊急事態を、早急に正常化する。村長の経験を生かしすぐ対応できる」などと訴え、豊富な行政経験と中田氏の前に町長を1期務めた実績をアピール。少子高齢化対策や農林業に関する政策に加え、新型コロナウイルスへの対応なども公約に掲げた選挙戦を展開した。加えて、中田氏が地盤とした大票田の沖田面地区に選挙事務所を置いたことも奏功し、支持を拡大。勝利をつかみ取った。
 一方、小林信氏は議会議員や議長を務めた実績を強調しながら「村にとって危機的状況の中、混迷を起こした人に村政を任せていいものか。立て直すには、住民と行政、議会が1つになることが大切。前進させたい」と訴えた。政策面では高齢者の生活支援や働く場の創設、若者定住の環境づくりなどを掲げ、地盤とする小沢田など村北部の集落に加えて中田氏が地盤とした沖田面地区でも積極的な運動を展開したが、135票届かなかった。
 

「ニンギョ様」で疫病退散 大館市松峰で「まつり」 住民が担ぎ練り歩く

2020-11-30
人形を担いで町内を練り歩く住民ら(大館市松峰)
 大館市松峰地区で29日、伝統行事の「ニンギョ様まつり」が行われた。地域住民が武将を模した人形を担いで町内を巡行し、疫病退散などを願った。
 悪霊や疫病などが入ってこないように地区の入り口3カ所に人形が置かれていたことが発祥とされるまつりで、約450年の歴史があるとされる。現在は松峰神社氏子会(畠山米藏総代)が伝承している。多くの住民に参加してもらおうと、11月の最終日曜日に実施している。
 人形は高さ約2㍍、重さ約40㌔。28、29の2日間、住民らが松峰児童館で「武将の力を借りて疫病をはらう」という意味を込め、「武蔵坊弁慶」「源義経」「那須与一」の3体をワラなどで作った。
 神事の後、午後4時に同児童館を出発し、ほら貝や太鼓の音とともに人形を背負った氏子らが約2時間、町内を練り歩いた。付近住民がろうそくやお神酒を供えて無病息災、特に新型コロナウイルスの一日も早い終息を願った。
 

スキー用品を安価に 鹿角市でバザー 親子連れでにぎわう

2020-11-30
大勢の家族連れが訪れた再利用バザー(鹿角市記念スポーツセンター)
 家庭で眠っているスキー用品を集めた「ウインタースポーツ用品 再利用バザー」が29日、鹿角市記念スポーツセンターで開かれた。市内外から大勢の家族連れが訪れ、子どもがこれから使用する道具を買い求めた。
 「スキーのまち鹿角」の推進役となっている鹿角スキースポーツ少年団が年前から主催している。近年のスキー離れの一因である「用具さえあれば」という声に応えようと、家庭に無料での提供を呼び掛け、毎年この時期に行っている。
 出品はスキー板、ストック、ブーツ、ウエア、手袋、ヘルメットなど約900点。昨年の約700点から200点ほど増えた。価格の主流はスキー板が2000~3000円、ブーツとストックが各200~300円。4000円あれば、一式をそろえることが可能。子育て家庭の家計にやさしい価格設定となっている。
 開場の午前9時半には、約200人が並び、会場のドアが開けられると、お目当ての用品コーナーに進み、家族と品定めをして、買い求めていた。午前6時すぎに会場に到着したという市内の代男性は「小学4年の娘のクロスカントリースキーを買いたいと思って来た。(このようなイベントは)助かりますね」と話した。
 主催団体代表の海沼知行さん(62)は、「まずスキーに親しんでほしい。そのうえで、スポーツ少年団に入ってくれれば、と思っている」と話している。コロナ対策として、検温、手指の消毒、氏名・連絡先の記入を行い、スタッフはマスクにフェースシールドを着用した。
 

来年の登録、高まる期待 縄文遺跡群 世界遺産シンポジウム Zoom使用 北鹿3カ所で開催

2020-11-29
世界遺産登録へ期待を込めたシンポジウム(大湯ストーンサークル館)
 秋田縄文遺跡世界遺産推進シンポジウムが28日、ウェブ会議システム「Zoom」を活用して行われた。東京大学名誉教授の西村幸夫さんが基調講演し、遺跡群の特徴などを説明。北鹿地域3カ所をつないで開かれ、来年夏にも予定されているユネスコ世界遺産委員会の審査結果に期待を込めた。
 シンポジウムは鹿角市の大湯ストーンサークル館、北秋田市のコムコム、大館市の中央公民館をつないで開かれ、大湯ストーンサークル館には地元市議、歴史愛好家など約40人が参加した。
 主催した北東北歴史懇話会の藤盛紀明会長は「いよいよ世界遺産登録が近づいてきた。登録へ向けた最後の一押しとなるシンポジウムだ」とあいさつ。鹿角市の児玉一市長、北秋田市の津谷永光市長がビデオメッセージを寄せた。
 講師の西村さんは、日本イコモス国内委員会委員長。「北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録について」と題して講演した。今後の日程について、来年5月ごろに諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)の勧告があり、6月ごろには登録の可否を審査するユネスコ世界遺産委員会が開かれるとの見通しを示した。
 コロナ禍における取り組みとして、西村さんは「海外や遠くからの観光客は見込めない。コロナ後に備え、地元の人たちが遺跡の価値をきっちりと理解し、発信できるようにしてはどうか」とアドバイスした。
 県教委の新海和広さんが遺跡群の価値を説明し、「1万年以上継続した採集、漁労、狩猟による定住は、その過程と精神文化の発達を表し、農耕以前における人類の生活の在り方を示す普遍的な価値を持つ」と指摘した。北秋田市教委の榎本剛治さん、鹿角市教委の赤坂朋美さんもそれぞれ遺跡を説明した。
 

米新品種「サキホコレ」 先行提供を開始 県のキャンペーン 北鹿の宿泊施設でも

2020-11-29
「サキホコレ」と「あきたこまち」を食べ比べる客(ふるさわおんせん光葉館)
 2022年秋の市場デビューを目指す秋田米新品種「サキホコレ」の先行提供キャンペーンが28日、始まった。名称周知とPRのために県が実施するもので、県内外の宿泊施設等25カ所で宿泊客や一般客に試食してもらう。北鹿地方の一部施設でも料理と共に提供され、早速「あきたこまち」との食べ比べを楽しむ客の姿が見られた。
 県が新たなブランド米として開発した「サキホコレ」は、本県産米の主力「あきたこまち」より成熟期が遅い晩生種で、いもち病に強く、高温による品質低下も少ない。▽白さとツヤが際立つ外観▽粒感のあるふっくらとした食感▽上品な香り、深い甘み―が特徴。
 名称は県が4~5月に公募し、国内外から25万893件の応募が寄せられた。専門家らの選考で絞り込まれた最終候補6案から、佐竹敬久知事が「サキホコレ」を選定し、17日に発表。「秋田の地力から生まれた小さな一株が誇らしげに咲き広がって、日本の食卓を幸せにしてほしい」との願いが込められている。
 PRのため県は28日から、県内の宿泊施設22カ所、東京都内の飲食店など3カ所でご飯を試食してもらう先行提供キャンペーンを開始。期間は12月28日まで。北鹿地方では大館市、鹿角市、北秋田市の5施設で味わうことができる。
 このうち、大館市新綱の温泉旅館「ふるさわおんせん光葉館」(小林薫社長)は県から打診を受け、一般客用の日替わりランチ、宿泊客用の朝食で「サキホコレ」と「あきたこまち」を1杯ずつ提供することにした。
 初日は4人が日替わりランチを予約。ご飯を食べ比べ、違いを楽しむようにじっくり味わう姿があった。同市長木川南の男性(66)は「どんな味か興味があった。一粒一粒がはっきりしていて、口に入れると甘みを感じておいしい。食べやすかった」と話した。
 常連客らの関心も高い様子で、小林社長は「販売前にこまちと食べ比べできる機会なので、ぜひ味わってほしい」と語った。
 「サキホコレ」と「あきたこまち」を各1杯提供する日替わりランチは、肉料理か魚料理、秋野菜、みそ汁、小鉢数種類がついて税込み880円。前日夕方までに予約が必要。12月13日までの期間限定。問い合わせは同施設(電話0186・48・4295)。
 このほか県は28日から、県内のスーパーや米穀店、首都圏と中京・関西圏の米穀店など77カ所でサンプル米を配布するキャンペーンも始めた。北鹿地方でもイオンスーパーセンター大館店など3カ所で行う。
 各キャンペーンの対象施設・店舗、日程などは秋田米ウェブサイト「ごはんのふるさと秋田へ」に掲載されている。
 
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新年度予算編成 トップ不在でスタート 上小阿仁村 査定は新村長が実施へ

2020-10-21
上小阿仁村の予算編成会議(開発センター)
 上小阿仁村の予算編成会議が20日、開発センターで開かれ、各課の担当職員に2021年度当初予算案の編成方針が示された。村長職務代理者の田村秀幸総務課長は冒頭、「村長が死去し、副村長もいない異常事態。職員一丸となって乗り切りたい」とあいさつ。「新村長が査定を行う。政策転換はあるかもしれない」としながらも「課題解決への取り組みを進めて」などと述べた。
 村総務課によると、20年度の普通交付税は消費税率の引き上げ等に伴い、前年度比約6800万円増の14億2400万円となった。一方で、今後の地方交付税については「決定率の見直しなどで減少が予想される」と説明。「見通しは厳しいものがある」とした。
 その上で「安心して働き子育てできる環境づくりや、少子高齢化・人口減少への対応などの課題には、事業の検証を行いながら果断な対応が必要になる」ことを強調。新型コロナウイルス感染症対策についても「都市部ほどの影響はないにしても、村民の正常な生活や地域経済の活性化を図るための対応が求められる」との考えを説明した。
 21年度予算の編成に当たっては「村長不在という不測の事態の中、始まることになる。大幅な意識改革で事務の効率化を図るとともに、ウィズコロナ、アフターコロナといった社会の変化に迅速に対応しながら、持続可能な行政サービスの実現を目指す」との方針を示した。
 田村総務課長は「中田村長が亡くなる前、予算について『外部に対して、村をPRできる施策を進めてほしい』と話していた。これまで取り組んできた事業の見直しを図りながら、拡充を図ってほしい」などと指示。
 「新しい村長が査定を行うことになる。政策転換はあるかもしれないが、事業の効果を上げることや、課題解決に向けた取り組みを進めてほしい」と呼び掛けた。
 各課からの予算要求の締め切りは11月18日。総務課長による審査の後、来年1月上旬から村長査定を行い、2月下旬に村議会へ示すことにしている。
 

弘前市でクラスター 警戒強める北鹿地方 新型コロナ 不要不急の往来自粛など 修学旅行、急きょ中止も

2020-10-21
 青森県弘前市内の飲食店で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生し、感染が広がっていることを受け、弘前地域と往来の多い北鹿地方では感染拡大に警戒を強めている。大館市教育委員会は児童生徒に感染地域への不要不急の往来自粛を呼び掛けている。小学校では弘前を訪れる修学旅行を急きょ中止したほか、宿泊施設では青森県内からの予約がキャンセルになるなど影響も出ている。
 青森県によると、今月12日に弘前保健所管内で2人の感染が判明し、14日以降、連日感染者が確認された。弘前市内の飲食店でクラスターが発生したとみて、15日に店名を公表。関連する感染確認は50人を超え、飲食店の従業員や客のほか、同居人や職場関係者などに広がっている。青森市や五所川原保健所管内などでも感染が確認されている。
 大館市教委は「弘前市は生活圏域で、週末に県をまたいだ移動が想定される」とし、16日に小中学校に感染防止対策を指示した。部活動やスポーツ少年団活動は、感染者が出た地域との対外試合など交流の自粛を呼び掛けた。
 児童生徒、教職員には対象地域への不要不急の往来を避け、やむを得ない場合は校長に事前に届け出をし、帰宅後の健康観察を徹底するよう協力を求めた。市教委は「通院などで弘前に行く場合があり、各家庭に対し強制力を持つものではないが、感染状況を情報提供し、注意を払ってほしいと指示を出した」と話す。
 大館市の小学校1校では、19日から1泊2日で弘前市など青森県内での修学旅行を計画していたが、感染拡大を受け、16日朝に中止を決定した。今後、代替案を検討する。
 大館市内の宿泊施設では、青森県内からの宿泊予約が「迷惑を掛けるといけないから」との理由で一部キャンセルに。担当者は「消毒の徹底や食堂全席にアクリル板を設置するなど対策を徹底するしかない」と気を引き締めた。
 小学6年と年中の子どもを育てる母親(39)=大館市釈迦内=は「週末に弘前に映画を見に行く予定だったが、取りやめた。弘前駅前の『ヒロロ』内にある遊び場を利用しているママ友が多く、感染が収まるまで行けないと残念がっている」と話した。
 弘前市では各種イベントが中止され、市は市内飲食店に31日まで休業協力を要請。小中学校は臨時休校している。
 

エダマメ シンガポールに計176㌔ 今季の輸出実績 香りや食感が好評 秋田犬ツーリズム

2020-10-20
シンガポールに輸出したエダマメ(8月、大館市)
 大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は、地元産エダマメをシンガポールに輸出する販路拡大事業の今季実績をまとめた。8月中旬から9月下旬にかけ、テスト発送も含め計176㌔を出荷。現地の飲食店などから「香り、食感が良い」と好評で、「来年もぜひ続けたい」との意向を確認した。
 輸出向けのエダマメを生産したのはファーム畠山(大館市松峰)、佐藤ファーム(同市川口)、たかのすファーム(北秋田市綴子)、本間武夫さん(大館市比内町中野)の4農家。8月17、22日にテスト発送し、9月28日まで12回にわたり「ゆかた娘」「あきたほのか」など5品種を出荷した。このうち約3割は枝葉付きだった。
 新型コロナウイルスの影響に伴う航空機の減便で、シンガポールまで1週間かかったが、糖度低下は10%減にとどまるなど、鮮度をある程度保った状態で届けることができたという。同国最大の電子商取引(EC)サイトでは、200㌘500円で出品すると毎回完売する好調ぶり。レストランやカフェが取り扱い、塩ゆでのほかパスタやサラダなどの具材として提供したところ「香り、食感が良い」との評価を得た。コーヒーのつまみとして客単価が増えるケースもあった。
 担当者は「生エダマメがほぼ流通していないため、非常に関心が高かった。枝葉付きも珍しいだけでなく香りが増し、高い評価をいただいた」と手応えを実感。「生産者に自信を持ってほしいと改めて感じた。来年は早生(わせ)種から輸出したい」と意欲を示していた。
 

除雪総延長869㌔ 大館市の今冬計画 民間業者に87%委託 作業状況、HPで公開

2020-10-20
 大館市は、今冬の道路除排雪計画をまとめた。歩道を含む除雪総延長869・4㌔のうち87・6%、762㌔を民間74業者に委託。除雪車運行管理システムや除雪センサーを活用しながら的確に出動するとともに、インターネット上の市ホームページ(HP)で作業状況を公開する。
 車道除雪は市内を19ブロック(大館地域9、比内・田代地域各5)に分け、職員のパトロールや除雪モニター、気象予報を基に出動指示を出す。原則として、午後10時にエリアごとに降雪10㌢か早朝までに10㌢を超えると判断した場合、作業は午後11時~午前6時としている。
 午前3時に15㌢以上の降雪があった場合は、幹線道路の除雪を午前7時まで実施するよう指示した上で、その他の道路については通勤・通学時間帯を考慮し、午前9時から作業する。歩道除雪は、降雪10㌢か早朝までに10㌢を超えると判断した場合、担当業者が自社判断で午前7時までに行う。
 委託業者を対象にした除雪説明会は20、21日に比内総合支所で開く。
 県と連携し、市道御成町片山根下戸線(片山―御成町)2・9㌔を除雪してもらう一方、県道4カ所(大館市十二所―十二所、大滝温泉駅前―大滝、花岡町字前田―花岡町字二井山、扇田駅前―比内田代線)計2・7㌔は市が担う。
 雪捨て場は▽長木川河川敷(鳳凰大橋下流)▽沼館(エコプラザ脇)▽長木川河川敷(天神)▽柄沢(秋田地方法務局大館支局隣)▽松峰(松峰橋花岡側)▽犀川河川敷(森越橋上流)▽同(中野―柄井沢)▽同(川久保)▽同(犀川橋上流)▽米代川河川緑地(外川原橋下流)▽早口川河川敷(高岨橋下流)▽岩瀬川河川敷(岩瀬橋下流)▽同(越山橋下流)▽山田川河川敷(前田橋下流)―の14カ所。住宅街に近い場所の開放時間は午前8時半~午後7時と設定、受け入れ許容量が少ない柄沢については2㌧車までの搬入に制限する。深夜排雪を希望する場合は松峰を開放する。
 9月補正予算で措置した除雪費・除雪関連経費は4億5624万円。除雪出動式は11月24日午前11時から観音堂地内の自動車車庫、25日午後2時から比内除雪ステーション、同3時から田代地域の建設機械車庫で行う。
 

最優秀に花輪、桂桜、鳳鳴 県北高校演劇 4校に県発表会出場権

2020-10-20
若さあふれる演技を披露したコンクール(北秋田市文化会館)
 県北地区高校演劇コンクールが17、18の両日、北秋田市文化会館で開かれた。7校が出演し、若さあふれる演技を披露した。審査で最優秀賞に花輪、大館桂桜、能代松陽、大館鳳鳴の4校が選ばれ、県高校演劇発表会(月28、29日・同館)上演部門の出場権を獲得した。
 県高校文化連盟演劇部会、県高校演劇協議会の主催。県北地区高校演劇協議会(会長・片岡俊仁大館桂桜高校長)の主管。審査員は劇作家の村元督さん、県高校演劇協議会顧問の成田豊人さん、県南地区高校演劇協議会事務局長の平田恵子さんの3人が務めた。
 初日に能代、花輪、秋田北鷹、大館国際情報学院、大館桂桜の5校、最終日に能代松陽と大館鳳鳴の2校の計7校が出演した。生徒や顧問が創作した作品が半数を占めた。ステージの上では生徒が役に成りきって演じ、セリフの言い回しや細かい動作で心情を表現した。
 この他、審査で県高校演劇発表会の生徒講評部門に出場する生徒3人が決まった。3人は次の通り。
 梅田野々華さん(能代2年)、田中果さん(北鷹同)、長岐真富さん(国際1年)
 
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