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大館 BDF利用が増加傾向 18年度2万3千㍑販売 工房JOYさあくる

2019-09-17
回収した廃食用油をBDF製造工場に運ぶ職員ら(大館市片山町)
 大館市片山町のNPO法人・工房JOYさあくる(鈴木千里理事長)が製造したバイオディーゼル燃料(BDF)の利用が増加傾向にある。家庭や飲食店などで出る使用済みの植物系食用油を再利用したもので、2018年度の販売実績は前年比899㍑増の2万3175㍑だった。軽油の代替燃料となり、地球温暖化の原因になる二酸化炭素(CO2)の発生を抑制する効果があるとして、鈴木理事長は「もっと利用者を増やして環境に優しいまちを実現したい」と意欲的だ。
 18年度は市内や北秋田市などから廃食用油8万5205㍑を回収。前年度より1534㍑減少したものの、販売数量は2年連続で増加した。回収量に対するBDF販売量の割合は27・2%で前年を1・5㌽上回った。
 本年度も8月末時点で1万7982㍑を販売し、前年同期(1万6998㍑)より984㍑多い。
 BDFを利用しているのは二井田真中地区コミュニティバス3台と市公用車2台、ごみ収集車2台、個人の乗用車1台のほか、法人が今年8月に導入した廃食用油回収用の小型トラック1台。これまで軽トラックで回収していたが、一度に運ぶ数量が限られ途中で引き上げるケースもあったことから、3・5倍の油を積み込める中古車両を購入した。
 植物系食用油は原料の菜種などが成長時の光合成でCO2を吸収するため、車からCO2が出ても相殺される。ディーゼルエンジンで動く乗用車やトラックだけでなく、重機や農機具、自家発電機などにも活用できることから、鈴木理事長は「今のところ軽油より安価なので経済的なメリットもある。温暖化が心配される中、BDFに興味を持ってほしい」と広く利用を呼び掛ける。
 BDF製造は07年10月にスタートし、12年11月に製造装置を更新。1回当たり230㍑の廃食用油を処理し、200㍑のBDFを精製する。需要に合わせているため、生産能力は月1000㍑以上の余裕があるという。冬期間は低温で固まりやすいため製造を休止し、装置の点検修理に充てている。
 法人は、廃食用油の回収などを行う知的障害者通所作業所の利用者も募集している。問い合わせは法人(☎0186・49・6355)。

鹿角市民アンケート 力入れてほしい施策 「医療体制の充実」トップ

2019-09-17
 鹿角市は、本年度の市民アンケートの結果をまとめた。設問のうち「もっと力を入れてほしいと感じる施策」の1位は、前年度に続いて「地域医療体制の充実」。一方、「効果が得られていると感じる施策」は前年度まで5年連続で1位だった「子育て支援の充実」が2位に下がった。市は出産取り扱い機能の大館集約などが影響しているとみており、「子育て支援と医療体制の充実の両面を確保していくことが必要」と分析している。
 調査は18~74歳の市民700人(無作為抽出)を対象に5月30日から6月14日まで行い、68・6%(2018年度70・7%)に当たる480人から回答票を回収した。
 設問は自由記入を含む全14。このうち市の施策で「効果が得られていると感じるもの」(36施策から五つ選択)の上位は①観光の振興105人②子育て支援の充実93人③健康づくりの推進82人④高齢者福祉の充実81人⑤鹿角ライフの促進(移住定住)62人―。
 「観光の振興」は観光分野の施策の展開により、18年度は観光客数や宿泊客数の増加などの効果が表れており、前年度の8位から大幅に順位を上げた。
 前年度まで5年連続1位だった「子育て支援の充実」は順位を一つ下げたが、市は「出産や小児科等の充実を望む市民ニーズの増加が影響している」とみている。このほかの3施策は18年度に続いて5位以内に入った。
 「もっと力を入れてほしいと感じる施策」(36施策から五つ選択)の上位は①地域医療体制の充実133人②商店街の活性化102人③雇用の安定89人④学校教育の充実79人⑤地域産業の活性化64人⑤公共交通の確保64人―。
 「地域医療体制の充実」を選んだ人が2年連続で最多となった。市は「特に30代、40代の女性層で産科医の確保と小児科の充足を望む声が最も多く、今後の医療体制を不安に思う意見が多数あった」とし、子育て支援と医療体制を合わせた取り組みの必要性に言及している。
 「商店街の活性化」は17、18年度の3位から2位に浮上。「公共交通の確保」は前年度の13位から急上昇しており、対策が求められている。
 このほか「中心市街地の環境に満足している市民の割合」は52・9%(18年度49・1%)、「男女の地位が平等になったと感じている人の割合」は27・3%(同25・9%)、「1年間に芸術鑑賞に親しんだ割合」は41%(同34・9%)、「鹿角に愛着を持っている人の割合」は63・1%(同69・3%)などだった。

鳳鳴がサヨナラ勝ち 秋季全県高校野球 大曲工下し8強入り

2019-09-17
9回2死二塁、適時打でサヨナラの本塁を踏む鳳鳴の柳沢(八橋球場)
 第3日の16日は秋田市のこまち、八橋両球場で2回戦4試合を行った。北鹿勢は、終盤に集中打を浴びせた大館鳳鳴が大曲工業に7―6で逆転サヨナラ勝ちし、8強入りを決めた。第4日の17日は両球場で準々決勝を行う。鳳鳴はこまちで明桜と対戦する。
 ◇2回戦  【八橋球場】
大曲工業 001302000  6
大館鳳鳴 020000023× 7

 ▽二塁打=竹村、齊藤颯(曲)、富樫、柳沢、藤盛(鳳)▽併殺=鳳鳴1▽暴投=鳳鳴1▽捕逸=鳳鳴1
 最大4点差を追いかけた大館鳳鳴は8、9回の集中打で追加点を奪い、大曲工業に逆転サヨナラ勝ちを収めた。
 2回に2安打と四球で1死満塁の好機をつくると、松澤が右前に適時打を放って先制。さらに併殺崩れの間に追加点をあげて計2点を奪った。
 しかし3回に1点を返され、4回には2死から3連打と守備の乱れで一気に逆転された。6回にも2点を追加された。
 4点を追いかける展開のまま試合は終盤へ。鳳鳴は8回に長短3安打で2点を返すと、9回には2本の内野安打で1死二、三塁の好機をつくり、内野ゴロの間に1点を奪うと、柳沢、奥村が連続適時打を放って試合を決めた。
 鳳鳴・齊藤広樹監督の話 ミスで苦しい展開になったが、攻撃面でやるべきことができた。(明桜戦に向け)細かいミスを修正したい。

秋田杉の故郷、世界に発信 大館産集成材 五輪選手村の建材に 出荷式に競歩の小林選手も

2019-09-16
出荷する木材の前で記念撮影する参加者(秋田グルーラム釈迦内工場)
 2020年東京五輪・パラリンピックで選手村内の交流施設「ビレッジプラザ」建築に使われる大館市産秋田杉集成材の出荷式が15日、同市の秋田グルーラム釈迦内工場で行われた。集成材は施設玄関口の梁(はり)などに使用される。同市出身で、陸上競技競歩で五輪出場を目指す小林快選手(26)=新潟アルビレックスランニングクラブ=も参加し、母校・大館東中、桂城小の陸上部員から激励を受けて士気を高めた。
 大会組織委員会が建設に国産材を活用して大会の機運を盛り上げようと、「日本の木材活用リレー~みんなで作る選手村ビレッジプラザ~」と題したプロジェクトを展開。全国63の自治体から無償で借り受けた木材を使用して建設する。本県では大館市と秋田県が参加する。
 大館からは、市有林や市内の国有林から切り出された秋田杉を集成材加工した約30立方㍍を提供する。秋田グルーラムで加工し、施設の玄関口部分の梁や床材、フェンスとして活用される予定となっている。
 式には約60人が参加。福原淳嗣市長が木材に「秋田県大館市」の焼き印を押し、「秋田杉の故郷大館をアスリートを介して世界に発信したい」とあいさつした。
 出席した小林選手は、17年の世界陸上競技選手権男子50㌔競歩で銅メダルを獲得。東京五輪参加標準記録をすでに突破している。「五輪の場に大館の木材が使われることは、地元を近くに感じて心強いと思う。10月27日に山形県で開かれる選考会で優勝すれば五輪出場が内定する。そこに向け、今日いただいた応援を力に変えて頑張る」と決意を述べた。
 後輩を代表して齋藤夏海さん(桂城小6年)と金澤悠陽さん(大館東中3年)が「五輪に向けて厳しい戦いが続くと思うが、けがに気を付けて頑張ってほしい」などと激励し、部員のメッセージを寄せた国旗を手渡した。
 東京中央区晴海の建設地へ10月上旬まで4回に分けて出荷。大会後には解体された木材が市に返還され、公共施設などで「レガシー(遺産)」として活用される。

「イケメンマタギ」お披露目 北秋田 地域のイベントPRへ

2019-09-16
「イケメンマタギ」として活動するフィリップさん、櫻井さん、阿部さん、サマナンさん(北欧の杜公園、左から)
 北秋田市内の団体や企業有志で組織する「やってみよう!北秋田」(北秋田地域素材活用推進協議会・澤田吉弘会長)は、阿仁マタギのPR活動に参加して地域のイベントを盛り上げることを目的とした「イケメンマタギ」を選考した。15日に同市の北欧の杜公園でお披露目会が行われ、一般公募で志願した外国人や移住者など5人が紹介された。
 協議会は、市の地域素材をPRして地域活性化につなげようと設立。初年度の今年は阿仁マタギのPR活動に取り組み、マタギの衣装を着て市内を歩いてPRする「市民マタギウオーク」を実施してきた。
 「イケメンマタギ」は、今後の活動を一緒に取り組む仲間を探そうと、7月ごろから市内外問わず18歳以上の男性を対象に公募。九島サマナンさん(26)=カンボジア出身・秋田市在住=、藤井智希さん(30)=大館市白沢=、チョールトン・フィリップ・マーティンさん(49)=オーストラリア出身・北秋田市阿仁水無在住=、阿部克也さん(27)=大館市軽井沢=、櫻井謙介さん(31)=大館市清水町=の5人が選ばれた。
 お披露目会は北欧の杜公園で行われたフローラルフェスタ内で実施し、欠席の藤井さんを除く4人が紹介された。4人は「マタギを知ってカンボジアの人に教えたい。一緒に頑張りたい」「観光を盛り上げたいと思い応募した。よろしくお願いします」などと意気込みを語った。
 4人には委嘱状と副賞の目録が手渡された。選ばれた5人は国内外からの移住者が主で、澤田会長は「英語もできるイケメンマタギが参加してくれた。皆さんも地域のPR活動に参加してもらえたら」と、マタギウオークへの参加も併せて呼び掛けた。
 団体とイケメンマタギの5人は、10月末まで市内外で行われるイベントに参加。マタギの衣装を着て合川駅前秋まつりや本場大館きりたんぽまつり、内陸線ごっつおまつりなどで観光客を出迎える。活動期間は未定。
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ガソリン携行缶 給油に身元や用途確認 消防庁 ガソリンスタンドに通達 京都の放火受け

2019-08-08
車両以外への給油は専用の携行缶が必要(工藤米治商店大館西サービスステーション)
 7月に京都市のアニメ制作会社のスタジオが放火された事件を受けて消防庁は、全国のガソリンスタンドに、ガソリンを専用容器で購入する客に目的や身元を確認し、記録を保存するよう通達した。農機や冬の除雪機など北鹿地方でも携行缶による購入が見られる。通達を受けガソリンスタンドも対応している。
 ガソリンは気温が氷点下40度でも気化し、火花でも爆発的に燃焼する。ガソリンを携行する容器は消防法で定められ、プラスチック製は最大10㍑、金属製は同60㍑まで購入できる。セルフスタンドでも利用客自身が給油することはできない。車両での運搬量についても制限がある。
 事件では約70人が死傷。犯人が現場近くのスタンドで計40㍑のガソリンを携行缶で購入し、犯行に及んだとみられる。同庁が再発防止策として各店や石油商業組合など関係機関に通達。運転免許証など身分証の確認や使用目的のほか、販売記録の作成保管、不審に思った場合は警察への届け出も求めている。
 大館市消防本部によると、ガソリンは揮発性が高く、可燃性ガスは重いため拡散しにくくその場に滞留しやすい。「自宅に多量を保有するのをやめ、必要な分を貯蔵してほしい」と注意を呼び掛けている。
 市根下戸新町の工藤米治商店大館西サービスステーションでは、携行缶の購入は1日に多くて5件ほど。用途は草刈り機や田植え機など農作業が中心。通達以前にも、常連客以外や多量の購入客には使用目的を確認してきたという。
 斉藤博マネジャー(48)は「京都の事件は、ガソリンの危険性が伝わる爆発だった。利用客には事件を受けて確認が必要になったことを伝える。事件や事故の未然防止や抑止につながるよう、従業員一同で徹底する」と話した。

十和田八幡平駅伝 男子・小森が連覇果たす 1区から首位独走 女子は東北福祉大A

2019-08-08
小森コーポレーションはアンカーの馬場祐輔がゴールテープを切り連覇を決めた(鹿角市八幡平大沼)
 真夏の鹿角路でたすきをつなぐ第72回十和田八幡平駅伝競走全国大会(鹿角市主催)は7日、男子が十和田湖休屋から八幡平大沼までの5区間71・6㌔、女子が平塚果樹園から八幡平駐在所までの5区間28・1㌔のコースで開かれ、声援を一身に受けながら健脚を競った。男子は小森コーポレーション(茨城)が連覇、女子は東北福祉大学Aが優勝した。
 男子17チーム、女子6チームがエントリーした。男子は終盤にかけて上りが続く標高828㍍の難コースに加え、この日の鹿角市の気温はレース終盤に差し掛かる午前11時時点で30度を超えており、選手らにとっては過酷なレースとなった。
 男子で優勝した小森コーポレーションは1区から首位に躍り出た。外国人選手が集中した2区や花の3区では区間賞を譲ったがいずれも他に劣らぬ走りで順位を維持し、4、5区では区間賞の快走で2位に2分以上の差を付けてゴール。一度も首位を譲らぬ独走で連覇に花を添えた。
 本川一美監督(47)は「1、2区がキモだったが、よく乗り切ってくれた。昨年は本大会優勝をきっかけにニューイヤー駅伝でも踏ん張ることができた。今回の優勝で選手たちも秋以降へ一つ自信が付いたと思う」などと喜びを語った。
 北鹿勢は大館北秋陸協Aが16位、同Bが17位、関係選手2人が臨んだ秋田陸上競技協会は9位、松宮祐行(39)=花輪高出=がアンカーを務めたセキノ興産は8位だった。松宮は区間9位で、「入賞の6位まで順位を上げられず不完全燃焼」と無念の表情。しかし「地元鹿角で開催される思い入れのある大会。機会があるのならまた走りたい」と次回への意欲を見せた。

県ミニバス夏季大会 初優勝の喜び報告 女子鷹巣 選手らが市役所訪問

2019-08-08
佐藤教育長㊨に優勝を報告する長谷川主将(北秋田市役所第2庁舎)
 第32回県ミニバスケットボール夏季大会(1~2日・秋田市)で初優勝した女子鷹巣が6日、市役所第二庁舎を訪れ喜びを報告した。接戦を制してきた選手たちは東北大会(13~14日・宮城県)に向け「最後まで諦めない」を合言葉に健闘を誓った。
 県大会の準決勝で女子鷹巣は強豪・新山と接戦を演じ最後の1秒で逆転勝ち。決勝も六郷と競る展開となったが、持ち前の粘り強さを発揮し初優勝を飾った。
 この日は選手15人と出川修コーチが優勝カップを手に訪問。佐藤昭洋教育長に快挙を報告した。主将の長谷川蘭さん(6年)が「コーチから教わったことをプレーでしっかり発揮したい」と東北大会の抱負を述べた。
 他の選手たちも「最後まで諦めずに走る」「チームで協力して良い結果を出したい」などと意気込んだ。出川コーチは「県代表のプライドを持って優勝できるように頑張りたい」と決意を新たにした。
 報告を受け、佐藤教育長は「おめでとう」と祝福した。教員時代に男子のミニバスを1年間指導したことがあり、出川コーチとは師弟関係。その分喜びが大きいといい「全県で勝つことは難しい。よく勝ってくれた」と感極まった様子。「この調子で東北大会も頑張ってほしい」と激励した。

昔ながらの技息づく 東北の郷土玩具と酒 佐藤さんが開店 「若い世代に良さを」 大館市

2019-08-07
自宅の一室を改装し、店をオープンさせた佐藤さん(大館市岩瀬)
 昔ながらの技術で作られた郷土玩具と酒が並ぶ店「東北の酒と玩具MUTO」が先月、大館市岩瀬にオープンした。店主はニットブランドを主宰する佐藤孔代さん(42)。自宅の一室を改装した小さな店に、土人形や張子、こけしなどこだわりの商品を並べ、「若い世代に実際に手に取ってもらい、その良さを伝えたい」と話す。
 佐藤さんは東京の服飾メーカーに勤務後、独立しニットブランド「yourwear(ユアウェア)」を立ち上げた。2014年に帰郷し、地方から商品を発信している。
 帰郷から5年、「本業はおかげさまで順調」と佐藤さん。趣味で郷土玩具の作り手を訪ねるうちに「小規模ながら、いいものを生み出す工房がたくさんある」と知った。一方で、買える場所が少なく、「作り手が高齢化する中、このまま知られずに途絶えたらもったいないと思うようになった」と開店を決意した。
 300年の歴史を持つ「三春張子」(福島県)や、「附馬牛人形」(岩手県)など、表情豊かな玩具が並ぶ。秋田からは、90歳を超えた今も毎日こけしを作り続ける湯沢市の小南三郎さんの作品が目を引く。「昔ながらの作り方にこだわる工房を選んだ」といい、佐藤さん自ら、現地に足を運び仕入れている。
 酒は「羽後麦酒」(羽後町)のクラフトビールや果樹農家が立ち上げた亀ケ森醸造所(岩手県)のワインなど。家族が高齢になり実家の商店で酒の取り扱いをやめた後、地元から「困る」との声を受け、佐藤さんが販売の免許を取得。「小さな醸造所など玩具と通ずるラインアップになった」という。
 酒を買いに来た客が玩具に興味を示すなど「東北の手仕事がじわじわ広がっていくのが楽しみ」と話す。「若い世代に郷土玩具の良さを知ってもらい、その中からいつか仕事を引き継ぎたいと思う人が出てくれることが夢。同じ作り手として、『知ってもらう』役割を担い、次につなげていけたら」と目標を掲げた。
 兼業のため、営業は通常、金、土、日曜のみ。お盆に合わせ9~18日は店を開ける。時間は午前10時~午後4時。場所は大館市岩瀬字大柳、田代公民館岩瀬分館近く。問い合わせは☎0186・54・6306。

鹿角3高校統合 説明の遅れを陳謝 県教育庁 協議会委員に説明会

2019-08-07
協議会委員への説明会(十和田市民センター)
 県教育庁は5日、「鹿角小坂地区高校統合に関する協議会」で委員を務めた人たちに対する統合校設置場所に関する説明会を、鹿角市十和田市民センターで開き、渡部克宏教育次長は、設置場所の決定について「もう少し早くに説明の場を設けるべきだった。遅くなり大変申し訳ない」と陳謝した。
 同協議会は、県教委から委嘱された花輪、十和田、小坂の3高校のPTAや同窓会、教育行政、産業団体などの委員20人で組織。統合校の設置場所などをテーマに、計3回の協議を行い、県教委へ報告書を提出した。
 県教委は報告書や市、小坂町からの意見などを踏まえた上で慎重に議論を深め、統合校の設置場所は、現在の花輪高校の敷地、校舎を活用して開校する方針を発表した。
 説明会には、元委員全員に開催通知を出したが、半数が都合がつかずに欠席し、10人が出席。県教委が概要を説明し、質疑応答が行われた。
 校舎の設置場所について、元委員は当時の県教委担当者の発言内容を指摘しながら、「少なくても8割以上の委員の人たちが、新しい場所に新しい高校をつくるという認識の中で、報告書にOKのサインを出したと感じている」と疑念を抱いた。別の元委員は「なぜ、こういう結果になったのか全く納得できない。能代や鷹巣、大館のような新設校が、なぜ鹿角にできないのか」と不満を口にした。
 一方、花輪高校を活用し、早期の統合校の開校を望んでいるという元委員は「エアコン設置や室内練習場など、施設設備を充実させてほしい。新しい校舎をつくらないと決めたのならば、地域住民が納得するようなものを考えてもらいたい」と要望した。
 協議会の元会長は「報告書通りではないが、既存の高校が素晴らしい高校になると、子どもたちに夢を抱かせるようにしていきたい。早く解決し、みんなで統合校をつくろうという機運が高まればいい」と、早期開校へ鹿角地域全体の結束を望んだ。
 県教委は、既存校舎活用の検討において、「十和田高校の活用も検討した。ただ、築年が経過しており、解体して新たに建設する場合は時間を要する。産業系学科の実習棟を整備するには敷地が狭い」と断念した理由を述べた。
 統合については「魅力的な学校で、生徒が充実した高校生活を送れる学校を目指している。また、国公立大学をはじめとする難関大学、鹿角地域でも問題となっている医師不足に対応できる、指導できる学校も目指している」と考えを示した。
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健康マージャンで 「男の居場所」づくり 北秋田

2019-07-19
「男の居場所づくり」で行われた健康マージャン(前田公民館)
 北秋田市の南部地域包括支援センターの「男の居場所づくり」事業が18日、前田公民館で行われた。「一緒にマージャンやらねが?」との呼びかけに男性6人と女性2人の8人が参加し、健康マージャンで交流を深めた。
 高齢者が集う場として、地域内では「いきいきサロン」が開かれているほか、公民館などでのサークル活動も行われている。しかし、男性の中には「なかなか参加しにくい」と感じている人も多いという。
 地域が抱える課題を住民とともに解決しようと設置した「協議体」では、こうした状況を変え、男性の参加促進を図っていこうと話し合いを進めてきた。「マージャンであれば参加してもらえるのではないか」との意見が出されたことから今回、初めて行うことにした。
 健康マージャンは「(酒を)飲まない」「(たばこを)吸わない」「(お金を)賭けない」をルールとしたもの。マージャンに親しんできた人たちは開始とともに卓を囲み、牌を動かした。また、初心者の人たちは牌の並べ方などの説明を受けながら、頭の体操を楽しんでいた。
 同包括支援センターは今後も、同様の取り組みを続けたいとしている。

参院選 ネット上でも舌戦展開 運動の情報発信 若年層の浸透狙う 有権者と直接対話も

2019-07-18
交流サイトなどに投稿した3候補の画面
 21日投開票の参院選で、秋田選挙区(改選数1)の候補者は若年層の取り込みを図ろうとインターネット戦略に力を入れている。投票率が低い若者の投票に結びつくか未知数だが、6年前に解禁されてから選挙戦に欠かせない発信手段の一つ。あの手この手で関心を持ってもらおうと知恵を絞っている。
 2016年5月に改正公職選挙法が施行され、ホームページやブログ、短文投稿サイト「ツイッター」、交流サイト「フェイスブック」などを使った投票呼び掛けが認められた。電子メールの利用は政党・候補者に限られ、有権者は候補者や政党から受け取ったメールを知人に転送することもできない。このほか歳未満の選挙運動を認めていない。
 自民党現職の中泉松司候補(40)は毎朝、フェイスブックで前日の運動の様子を発信している。当日の遊説日程も併せて告知。17日は「横一線を抜け出す力を貸してください。責任を持って政治を前に進めなければなりません。その仕事を任せていただきたい」と書き込んだ。
 無所属新人で野党統一の寺田静候補(44)もフェイスブックで生い立ちなどを紹介。16日は「訴える想いが本気なのかどうか判断いただきたい」と、大館市で行った街頭演説の動画とともに投稿した。サイトの特性を利用し、有権者と直接対話する「双方向性」の戦術も重視する。
 政治団体「NHKから国民を守る党」新人の石岡隆治候補(45)は遊説を行わず、動画投稿サイト「ユーチューブ」で主張を発信。受信料を払った人だけがNHKを視聴できる「スクランブル放送」の実現を掲げ、「NHKの集金に困っている人を救いたい」と訴える。
 県内全域が選挙区となる戦いで、17日間の期間中に会える有権者はごく一部。各陣営は時間や場所を問わずに政策をアピールできる戦術に工夫を凝らしている。

高卒地元就職 25日に情報交換会 鹿角雇用連絡会議 生徒100人超、55事業所参加

2019-07-18
地元就職情報交換会の開催などを話し合った雇用対策連絡会議(ハローワーク鹿角)
 鹿角地域雇用連絡会議が17日、同市花輪のハローワーク鹿角で開かれ、来春卒業予定の高校3年生を対象にした「高卒者地元就職情報交換会」を25日に開くことを確認した。
 会議は本年度3回目。県地域振興局、市、町、かづの商工会の担当者が出席。あいさつしたハローワーク鹿角の小野寺利一所長は、来春高卒予定者の就職へ向けた活動が動き出すことを指摘した上で、「若い労働力に対する期待は大きいものがある。対策を着実に行っていきたい」と述べ、理解と協力を求めた。
 協議事項は、▽管内の労働市場動向▽高卒者地元就職情報交換会の開催▽職場見学会の実施▽障害者雇用―など。
 情報交換会は、来春卒業を予定している高校3年生と進路指導担当教諭、地元企業の担当者が一堂に会し、それぞれの立場で情報を交換。将来の地域を支える新卒者の地元就職促進や、早期離職防止を図ることを目的に毎年開いている。
 今年は25日午後1時45分から、花輪のエスポワールかづので開かれる。事業所は昨年より2社多い55社の参加が見込まれている。参加する生徒は7校合わせて100人を超える見通しとなっている。
 管内5月の有効求人倍率は、前月から0・03㌽アップし、1・71倍。依然高水準で推移している。職種別では建設・土木が6・13倍と高く、人手不足感が続いている。

キャッシュレス決済学ぶ 北秋田市商工会 導入に向け基本講座

2019-07-18
キャッシュレス決済のセミナー(コムコム)
 北秋田市商工会は17日、市民ふれあいプラザコムコムで「消費税増税対策 キャッシュレス決済基本講座」を開催した。経営情報管理研究所(秋田市)の杉舘俊彦さんから、事業者ごとの特徴や導入時の注意点などについて学んだ。
 政府は10月に予定する消費税率の引き上げに合わせ、キャッシュレス決済時のポイント還元を実施する方針。新規参入も相次ぐなど、事業者間の競争も激化している。今回の講座は、会員事業者のキャッシュレス決済対応を支援しようと開催した。
 杉舘さんは「クレジットカード、電子マネーのほか、最近はQRコード決済が増加している」ことを説明。「国は、消費税増税後の景気減速を防止したい考え」「キャッシュレス決済端末を導入する際にも、支援が行われる」などと述べた。
 その上で、各事業者の特徴や決済手数料の違いを比較。先進事例を挙げながら、導入の方法などを紹介した。
 軽減税率に対応する経理処理セミナーも行われた。

時間外手当 支給総額は3億円 大館市18年度 前年を3千万円下回る

2019-07-17
 大館市が職員に支給した2018年度時間外手当は、総額で3億840万8768円だったことが職員課のまとめで分かった。前年度に比べ約3200万円の減。1人当たりの平均支給額は48万387円、所属課別では職員課の125万1816円が最高だった。
 病院を除いた42課についてまとめた。支給対象の職員は642人で前年度を6人上回った。時間外勤務の合計は12万3956時間で1万238時間減、支給総額も3215万7039円下回った。1人当たりの平均時間外勤務は193時間で17時間減、平均支給額は5万5093円減少した。
 課別でみると、支給額が増えたのは税務や水道、まちづくりなど20課。一方で減少したのは観光や財政、土木など22課だった。
 職員課の支給総額は1250万1816円で前年度に比べ318万7110円減、平均支給額は49万3033円減少した。同課に次いで平均支給額が多かったのは▽観光課121万7887円(前年度比7万7843円減)▽財政課115万578円(4万1894円減)▽農林課113万9698円(102万2833円減)▽土木課85万2945円(39万3141円減)▽都市計画課78万4245円(49万3540円減)。前年度トップの農林課が大幅に減少したため、相対的に職員課の順位が上がった。上位6課は順位の入れ替わりがあるものの、同じ顔ぶれとなった。
 税務課はシステム更新に伴う対応などで平均77万4707円と前年度より23万8939円増。歴史文化課は本庁舎建て替えに伴う発掘調査などで平均64万4950円と24万409円増えた。
 平均支給額が最も少なかったのは議会事務局の1万8992円(前年度比1万1446円増)。時間外勤務の平均は6時間だった。
 市は長時間労働の是正に向け、本年度中に時間外勤務の上限規制を設ける方向で検討している。
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