本文へ移動

今日のニュース

今月のニュース
RSS(別ウィンドウで開きます) 

地域救命救急センター 24年度開設へ調査設計 大館市立総合病院 救急室棟を増築

2021-07-26
増築が予定されている救急室棟(大館市立総合病院)
 大館市立総合病院は本年度、地域救命救急センター設置に向けた調査・設計を行う。病院東側の救急室棟を増築するもので、工事は2022年度から2カ年の予定。23年度に医療機器を整備し、24年度開設を目指す。今春には循環器内科の専門医2人が配置され、これまで他地域の医療機関に頼っていた心臓カテーテル治療も可能となり、高度な専門的診療の地域内完結率が高まっている。
 救命救急センターは、重症か複数の診療科領域にわたる救急患者を24時間態勢で受け入れる施設。大館・鹿角地域では心筋梗塞や狭心症など心臓カテーテル治療が必要な患者を、青森県や岩手県の病院に搬送していた。
 県地域医療構想に大館・鹿角地域への地域救命救急センター設置を目指すことが盛り込まれ、18年の同地域医療構想調整会議で総合病院への整備が課題とされた。総合病院は20年度から県補助を受け、心臓カテーテル治療やコンピューター断層撮影(CT)検査の常時対応に必要な医療機器を整備している。
 医師については秋田、弘前両大学や県に派遣を要請し続けた結果、秋大循環器内科の専門医2人が今年4月に配置となり、虚血性心疾患の診療体制が強化された。今月16日時点で検査15件、手術12件と実績を重ねている。20年度の他病院紹介は62人だった。
 さらなる機能充実が急務となり、救急室棟の増築に向け8月までに調査設計を発注する。現状の救急車用車寄せを解体した上で、救急搬送された患者の初期治療を行う「救急処置室」は1人分から2人分、点滴などの治療を行う「時間外処置室」は5人分から10人分に増築。新たな車寄せも設ける。診察室は2部屋から4部屋(うち感染症対応1部屋)に拡大。2階部分に当直室などを新設する。
 このほか既存CT装置を22年度までに更新し、重症患者に対応するため準集中治療室の充実を図る。23年度までの概算事業費は5億1100万円。財源について県と協議している。
 病院事務局は「医師増員が早期実現したことで救命率が高まっている。年内の早い時期に24時間受け入れ態勢の整備を図りたい」としている。

肉×博の一環 小中学生参加「肉サミット」 おいしく食べ食文化発展 大館

2021-07-26
大館食の祭典協議会委員らと共に、バーベキューを体験する児童生徒(大館少年自然の家)
 「第6回肉の博覧会inおおだて(肉×博)」(6月29日~7月29日、大館食の祭典協議会主催)の一環で、大館の食文化について考え地元産の食肉を味わうイベント「肉サミット」が25日、大館少年自然の家で開かれた。小中学生16人が参加し、地元の食やイベントの発展に向けて意見を出し合った。地元産の肉を使ってバーベキューも体験し、夏休み最初の週末を楽しんだ。
 今年の「肉×博」は新型コロナウイルス感染拡大防止のため2年連続で会場イベントを中止とし、1カ月の期間を設けて代替企画を展開している。期間限定の食肉セット販売のほか、「大館の食タクシー」と連携した肉料理のPR、小学校での食育講座等を行っている。
 「肉サミット」は「食育」企画の一環として、食文化の継承・維持向上を目的に初めて開催。大館市内の8小中学校から計人が集まった。
 初めに施設内で児童生徒たちが地元の食文化、食イベントの発展に向けて意見交換した。4班に分かれ、同協議会の委員を交えてPR方法、活性化策などを出し合った。
 「看板商品を安く販売する」「マップを作る」といった声のほか、「購入した人がSNSで発信すれば割引となる仕組みに」「ポイント制にして参加を促す」など具体的な提案もあり、柔軟な発想で大館の未来について考えた。
 続いて野外炊事場に移動し、地元産の食肉を使ったバーベキューを体験。日本バーベキュー協会認定上級インストラクターの相澤武明さんから「肉は塊で焼いてから切った方がおいしい」「牛肉は表面をしっかり、鶏や豚は中まで焼いて」などと助言を受け、牛肉、豚肉、野菜などを焼き、「いい匂い」などと歓声を上げた。
 完成後には、関係者や他校の児童生徒と交流しながら試食。友人と一緒に参加した鳥潟凛さん(大館南中3年)は「お肉は焼き方も味も違っておいしかった。良い思い出になった。大館のイベントを多くの人に知ってほしいし、地元の食肉や食文化の発信に貢献したい」と語った。
 「肉×博」の杉渕孝義実行委員長は「SNSの発信方法についても学ぶ必要があり、子どもたちの意見を取り入れていきたい。将来に向けて食文化の維持向上につなげていければ」と話していた。

北陽、完封で8強へ 花輪打線に一本無く 全県少年野球 大館東は先制実らず

2021-07-26
完封勝利した北陽の藤盛聖(八橋球場)
 2日目の25日は秋田市のこまちスタジアムと八橋球場で2回戦6試合を行い、北鹿勢は大館東(大館北秋田2区)が八峰(能代山本1区)に逆転負け。北鹿対決となった北陽(大館北秋田1区)と花輪(鹿角)は北陽が花輪に完封勝利した。3日目の26日は、北陽が大曲(大曲仙北1区)との準々決勝に臨む。勝てば準決勝で桜―横手南の勝者と対戦する。
◇2回戦 【八橋球場】
花 輪 0000000 0
北 陽 101100× 3

 ▽三塁打=成田蒼(北)▽二塁打=味森(北)▽暴投=花輪1▽ボーク=花輪1
 花輪―北陽の北鹿対決は、守りから流れを引き寄せた北陽に軍配が上がった。
 北陽は初回、2四球と失策で無死満塁とすると、押し出しで1点を先制。3回は2死一、二塁で味森の左中間への適時二塁打で1点を加え、続く4回は2死二塁から成田蒼の適時三塁打でリードを広げた。
 一方、花輪は北陽の主戦・藤盛聖を攻めあぐねた。初回、四球で出塁した走者を送り1死二塁としたが、あと一本が出ず無得点。3点を追う5回は、1死から木村蒼が右前打で出塁したが得点につなげられず。6、7回は三者凡退で力尽きた。
 花輪・佐藤脩平監督の話 守備中の活発な声出しなど選手たちの成長が見られた。一方で思い切った攻撃を指示できなかったのが悔やまれる。
 北陽・髙橋俊監督の話 バッテリーを中心に、守りの野球から勝利をつかむことができた。好機で主軸に一本が出てくれたことも大きい。
2回戦 【こまちスタジアム】
大館東 1000000 1
八 峰 110200× 4

 ▽三塁打=永瀬、藪田(大)▽二塁打=菊地拓2(八)▽野選=大館東1

コロナ下の五輪 どう受け止めた 北鹿地方の市民の声

2021-07-25
 新型コロナウイルス禍で日に開幕した東京五輪。1年間延期され、感染防止の観点から海外客はゼロ。大半の競技は無観客で、異例ずくめの自国開催となった。五輪に否定的な意見も当初はあったが、競技が始まってみると、選手の活躍を期待する声が増している。開会式でも入場行進や、聖火リレーの最終走者を女子テニスの大坂なおみ選手が務めた姿に感動が広がった。北鹿地方の住民は開幕をどう受け止めたのか取材した。
 大館市八幡沢岱、無職、渡邉美和子さん(86)「目標をもって頑張ってきたアスリートの立場を考えると、開催してほしいと思ってきた。体操を指導しているので、体操競技が楽しみ。勝ち負けではなく、試合を一生懸命楽しむ姿を見せてほしい」
 大館市柄沢、会社員、日景海都さん(23)「正直、開幕する実感はあまり無い。無観客での開催は、現地観戦を予定していた人にとっては残念なことだと思うが、かえって記憶に残る大会になるのではないか。各国の選手の活躍を楽しみにしている」
 北秋田市米内沢、専業主婦、庄司一子さん(68)「都内で感染が急拡大している不安もあるが、行われるからには応援したい。コロナ禍の中、選手だけでなくボランティアスタッフが活動する姿を見ていると感動する。感染が広がらないことを願いつつ、テレビの前で声援を送りたい」
 小坂町小坂、無職、中村脩太郎さん(73)「開会式はコロナ禍、無観客ということで、ちょっと盛り上がらなかった気がする。復興五輪ということで立ち上がったが、どうも薄れてきていると感じる。選手たちには、与えられたチャンスに、目いっぱい頑張ってほしい」
 鹿角市八幡平、会社員、渡部大貴さん(30)「コロナ禍でも開催を目指し、こぎ着けたのだから前向きに考えて選手を応援すべき。無観客の寂しい気持ちはあるが、仕方がない。大舞台で選手たちが活躍する姿に期待する」
 北秋田市綴子、会社役員、藤本斉さん(63)「可能な限りの感染防止対策を講じて開催したのであれば、今後のために生かすしかない。スポーツの力で世の中が明るくなるよう、全ての選手のベストプレーを期待している」
 鹿角市花輪、花輪中、菅原瑚々奈さん(12)「開会式は無観客だったが、選手たちがテレビで見ている人にも笑顔を届けようとしていた。コロナ感染者が増えないか心配だが、陸上や水泳などを楽しみにしていたので、開催してくれたことはうれしい」
 大館市曲田、自営業、畠山久美さん(54)「本当に開催してよいのかという思いがあったので、感染者が増えるリスクを考えると無観客は仕方がない。ただ、大会を準備してきた人、選手の皆さんには頑張ってほしい。やるからには応援したい」

歴史まちづくり 中城の道路美装化へ 大館市 側溝改良や電柱統合 あすから通行止め

2021-07-25
側溝改良などが行われる市道城南古川町線(大館市中城)
 大館市は歴史まちづくり事業として、大館郵便局から桜櫓館(国登録有形文化財)につながる市道城南古川町線の側溝改良と電柱統合に着手した。26日から8月28日まで午前8時30分~午後5時の間、歩行者と自転車を除き全面通行止めとなる。市は上町や古川町方面の迂回(うかい)を呼び掛けている。三ノ丸地区の道路美装化は3年目に入り、側溝改良工事などを行う。
 市道城南古川町線の施工は中城地内で延長125㍍。両側の側溝を「ふたなし」から「ふた付き」に入れ替え、電柱を移設したり統合したりして道路幅を広げる。現状は郵便局脇十字路に停止車両があると進入できず、桜櫓館前の「かぎ型道路」は見通しが悪いため、車同士の接触事故が懸念されていた。
 作業時間以外は交通規制を解除するため、車両は通行できる。原則として日曜と祝日、お盆期間は工事を休止する。工期は今月16日から9月30日。市役所の来庁者には旧庁舎前駐車場の利用を呼び掛けている。市民体育館・武道館跡地の臨時駐車場を利用する場合は上町や古川町方向から進入することになり、狭い場所もあるため徐行を求めている。
 中城から上町、金坂を経て国重要文化財・大館八幡神社まで道路美装化を計画しており、2024年度完成を目指す。国の認定を受けた市歴史的風致維持向上計画の重点区域に含まれており、観光客らの回遊性を高める狙いがある。
 三ノ丸地区は、国道7号から秋田犬会館や石田ローズガーデン前を通り、保健センターに至る278・5㍍区間。19年度に現況測量と観光客向け駐車場整備を行い、20年度は電柱・電線類の統合、南側の側溝改良を実施した。本年度は北側の側溝をふた付きに入れ替え、舗装の打ち換えを予定している。年度に路面舗装を美装化したい考え。保健センター前から愛宕神社までの整備も視野に入れている。
RSS(別ウィンドウで開きます) 

北秋田市議会 議員定数削減案を可決 2人減 来春選挙から「18」に

2021-06-30
定数を削減する条例改正案を可決した本会議(北秋田市役所)
 北秋田市議会は29日、定数を現行の20から2削減して「18」とするための条例の一部改正案を議員発議で本会議に提案、賛成多数で可決した。議会改革特別委員会で協議してきたもので、定数が減ることでのデメリットについては「議員活動を活発化することで解消できる」と説明した。来年3月の任期満了に伴う選挙から、施行される。
 2005年3月に鷹巣町、合川町、森吉町、阿仁町が合併した同市の議会は当初、旧4町の議員が在任特例で在籍。議員数は71人となっていた。翌06年3月の市議選から、当時の「上限」だった「26」の定数に変更した。
 その後、09年6月定例会には「22」へ4削減、同年月定例会には「24」へ2削減する案が提案されたが、いずれも否決。10年の市議選を経て「削減」への議論が改めて行われ、11年6月定例市議会で定数を「20」へと6削減する案を提出。賛成多数で可決され、14年の選挙から適用されてきた。
 昨年10月に設置した議会改革特別委では、常任委の任期や議会でのICT化などとともに「定数」を協議。「人口が減少している現状では減らすべき」「2人は減じる必要がある」との意見や、「広大な面積の中では、議員のいない地域が発生する懸念もある」「議員を減らすことで市民の声が届きにくくなる」などの声が上がったが、最終的に「2削減し、とする」ことで意見を集約していた。
 この日の本会議では、杉渕一弘議員(新創会)が提出者、佐藤光子議員(みらい)、中嶋洋子議員(同)、堀部壽議員(緑風・公明)、関口正則議員(同)、長崎克彦議員(無会派)、山田博康議員(同)、虻川敬議員(新創会)が賛成者に名を連ね「市議会議員の定数を定める条例の一部改正案」を本会議に提出。
 杉渕議員は「議員定数を削減することは、住民の意思が十分反映されなくなるとの意見もあるが、市の厳しい財政状況などから優先して取り組む課題と考える。定数減少のデメリットは、議員活動を活発にすることなどで解消できる」などと、提出の理由を説明した。
 質疑に続き、反対の立場から久留嶋範子議員(共産党)と福岡由巳議員(無会派)、賛成の立場から山田博康議員がそれぞれ討論。黒澤芳彦議長を除く18議員(欠席1)で起立採決の結果、賛成14、反対4の賛成多数で可決した。

20年度 剰余金は4700万円 JAかづの総代会 菅原組合長を再任

2021-06-30
2020年度事業報告などを承認した総代会(かづのJA会館)
 JAかづの(菅原俊二組合長)の第59回通常総代会が29日、鹿角市花輪のJA会館で開かれ、2020年度事業報告など議案10件を原案通り承認した。経営改善と財務の健全化に取り組んだ結果、4700万円の当期剰余金を計上。5年連続の黒字決算となった。終了後の理事会で菅原組合長(70)を再任した。
 総代会は、新型コロナウイルス感染防止のため、必要最少人数での開催となり、出席したのは28人、書面での議決は423人だった。
 財務では徹底した事業進捗(しんちょく)管理による各事業の収支改善やリスク管理体制、内部統制の充実化を図った。その結果、自己資本比率は0・32%増の12・59%、不良債権比率は0・70%減の1・08%、事業利益は1800万円となった。
 子会社の経営状況では、ガソリンスタンドや葬祭などを行うアニモは、エスポワール事業がコロナ禍による影響を大きく受けたものの、燃料事業でカバーした結果、4400万円の当期利益を計上。
 今年10月以降、テナント棟の全解体、旧Aコープの一部解体を計画している。解体による空き地を含めた駅前給油所の新築、改修工事の基本構想も策定する。
 累積赤字解消へ向け、21年度を最終年度とする再生5カ年事業計画に取り組んでいるファー夢かづのは718万円の当期利益を確保。次期繰越損失金は19万円余りとなった。
 20年度から進めている支所再編等について、菅原組合長は「見直し効果が最大限発揮されるよう今後も全力で取り組んでいく」と述べた。
 出席者からはモモの盗難防止対策やキュウリ選果機の導入などの要望があり、検討課題とした。
 役員は次の通り(○は新任)。
 ▽組合長=菅原俊二▽副組合長=小鴨健一▽常務理事=阿部浩一、中村朝光▽理事=畠山巌、似鳥勇一、畠山克久、田中博美、○木村英樹、工藤勝康、小笠原正光、栁沢誠、○奈良延浩、中村仁、石川盟子、畑澤富子▽代表監事=○戸舘三義▽常勤監事=阿部公洋▽監事=○秋本真樹、○米沢幸久、木村政義

内陸縦貫鉄道 6期連続で目標達成 20年度 経常損失 株主総会で事業報告

2021-06-30
 県などが出資する第三セクター・秋田内陸縦貫鉄道(本社・北秋田市)の第37回定時株主総会が28日、同市阿仁庁舎で開かれた。2020年度は経常損失1億8415万円を計上し、目標の「赤字2億円以内」を達成した。
 株主やオブザーバーの人が出席。事業報告によると、収入は鉄道事業が前期比5244万円減の7837万円を計上した。関連事業も減収したが、営業外収入は新型コロナ対策の補助金を受けたため6789万円増加。収入合計は前期を上回る3億4112万円(前期比102%)だった。営業費用などの支出総額5億2528万円を差し引いた経常損失は1億8415万円で、前期から406万円の改善となった。
 鉄道の輸送人員は17万9991人で、前年度の7割以下に落ち込んだ。内訳は▽定期=10万1599人(前期比6431人減)▽定期外7万8392人(同7万7250人減)―。コロナ禍のため訪日外国人客(インバウンド)の団体利用はなく、国内も前年度比36件減の171件(計5424人)だった。
 定期外利用者数は7~9月に県や国の施策、田んぼアートの効果などで地元住民の利用が活発化し、回復に向かった。一方で例年多くの団体客が訪れる10月は利用者が減り、全国での感染再拡大や記録的な大雪により前年度の半数程度の利用にとどまった。
 関連事業では車内販売の減少や休業によりレストランこぐま亭の売り上げが大きく減少。オンラインショップはサイトのリニューアルや送料無料などの販売キャンペーンの展開により、前年と比較して5倍以上の販売額となった。
 任期満了に伴う取締役の選任では吉田裕幸社長と北秋田市、仙北市の両市長3人を再任し、新たに猿田和三副知事を選任した。株主総会後の取締役会で吉田社長を代表取締役に再任。前任者が辞任した監査役には長門良幸氏(秋田銀行鷹巣支店長兼阿仁合支店長)が選ばれた。

ニプロ 大館に第7工場を増設 23年秋の稼働目指す ダイアライザー量産へ

2021-06-29
第7工場の完成予想図(ニプロ提供)
 医療機器製造のニプロ(本社・大阪市)は、大館市二井田の大館工場敷地内に新工場を増設する。主力製品の人工腎臓(ダイアライザー)の生産体制増強を図るためで、7月中旬に着工し、2022年12月末の完工、23年10月からの稼働開始を目指す。投資額は約650億円、建物の延べ床面積は約9万平方㍍で、将来的な新規雇用は約280人を見込む。同工場関連ではいずれも過去最大規模となる。
 ニプロによると、透析療法で血液から老廃物を取り除くダイアライザーは、同社が世界シェアの24%。大館工場が国内唯一の生産拠点で、海外工場を含めても全体の75%以上を大館で製造する。高い品質などが評価されて国内外からの需要は高まる一方で、供給が追いつかないほどの受注が舞い込んでいる。
 このため生産体制の増強を図ることにし、同工場隣接地の県営大館工業団地第2拡張地を取得することにした。市が工場敷地と拡張地の間を通る市道の付け替え事業を18~20年度に実施し、既存敷地と一体的に利活用できるようになったため、20年9月に拡張地の分譲用地(約11・7㌶)のうち、約5・4㌶を取得した。
 新たに建築する第7工場は、鉄骨造一部3階建てで、延べ床面積約9万平方㍍。原料からダイアライザー生産までを一貫して行う製造ラインを設置し、新たな設備も導入することで効率性を上げ、高品質の製品をより低コストで提供する体制を整える。大館工場関連での工場増設は、12年11月に第6工場が稼働開始して以来、約9年ぶりとなる。
 大館のほか、今後は中国、ベトナムの海外工場でも生産体制の増強を図る予定で、生産能力は将来的に従来の約1・8倍まで引き上げる計画という。新規雇用は23~25年度で約280人を計画している。
 28日は現地で地鎮祭を行った。同社や県、市、施工業者から33人が出席し、工事の安全を祈った。小林京悦・常務生産事業部長兼大館工場長は「大規模な投資となるが、地域住民の協力を得ながら事業を成功させたい。大館の生産技術、ノウハウを海外に広げ、世界に展開していく」と述べた。

コロナワクチン 大規模な集団接種計画 鹿角市 8月からホテル鹿角で

2021-06-29
大規模な集団接種の会場となるホテル鹿角(鹿角市十和田大湯)
 鹿角市は、64歳以下の市民を中心とした新型コロナウイルスワクチンの大規模な集団接種を8月から9月にかけて実施する。十和田大湯のホテル鹿角を会場とし、土日に全8回を集中的に行う計画。希望する市民の接種完了は当初11月末を目標としていたが、大規模集団接種による加速化により、10月末に前倒しできる見通し。
 大規模な集団接種は、8、9月の土曜、日曜に各4回、計8回実施する計画。土曜は1000人ずつ、日曜は2000人ずつの規模となる。具体的な日程は今後、周知する。
 高齢者を対象とした集団接種は現在、かづの厚生病院エントランスホールで毎週土曜に行っているが、屋外が受け付けや待機場所となっているのが現状。このため、大規模集団接種の会場は空調管理が十分で、待機場所も確保できるホテル鹿角を選定した。1階の式典会場を使用し、宿泊客の妨げにならないよう接種を行う。
 大規模集団接種の導入により、市内の1週間当たりの平均接種人数は現行の2000人から3500人に拡大する。医療関係者や市職員らスタッフ体制は、現在の77人から90人に増員する。
 市は会場借り上げ料などの経費について、今月16日に補正予算を専決処分した。
 同市のワクチン接種は4月5日から医療従事者等を皮切りに開始。高齢者接種は同19日から施設入所者と職員を優先して実施した。
 施設入所者を除く高齢者の接種は、市内10医療機関での個別接種が5月13日から順次開始、かづの厚生病院での集団接種は同日から行っている。個別接種は引き続き実施するが、厚生病院での集団接種は7月31日で終了となる。
 これまでに高齢者の約6割が1回目の接種を行い、約4割が2回目の接種を終えている。65歳以上の希望者の接種は計画通り7月末に完了する見通し。まだ申し込みをしていない高齢者は8月以降でも接種できる。
 12~64歳の市民1万5193人の接種券は7月上中旬にかけて発送する予定。
印刷に関するご案内
ご案内
広告に関するお問い合わせ
お問い合わせ
購読のお申し込み
購読お申し込み
掲載写真のご購入
ご購入お申し込み
後援のお申し込み
資料請求
記事・写真等2次使用について
資料請求
株式会社 北鹿新聞社

〒017-0895
秋田県大館市字長倉79
TEL.0186-49-1255(総務課)
FAX.0186-43-3065(総務課)
 
*日刊新聞発行および一般印刷*
TOPへ戻る