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2022年1月

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大館商議所 苦難乗り越え発展を 創立70周年 コロナ下での節目に誓う

2022-01-28
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創立70周年の式辞を述べる佐藤会頭(プラザ杉の子)
 昨年8月で創立70周年を迎えた大館商工会議所(佐藤義晃会頭)の記念式典が27日、大館市のプラザ杉の子で行われた。新型コロナウイルス感染が猛威をふるう中での節目となり、経済界や商工事業者ら約160人が未曽有の苦難を乗り越え、一層発展することを誓い合った。
 1951年8月に創立。同年4月に市制施行した大館市の経済を長年けん引し、中小事業者のサポートに力を尽くしてきた。大館能代空港や日本海沿岸東北自動車道の早期建設実現に向け、要望・署名活動を行うなど県北一円の発展にも貢献。会員数は創立当時の492から大きく増加し現在は1541を数える。
 当初は式典と祝賀会を計画したが、県内でコロナ感染が急拡大したことを受け、会食を伴う祝賀会を中止。出席者数を制限するなど感染拡大防止対策を講じ、式典だけとした。
 佐藤会頭は式辞で、金融危機や東日本大震災など困難を乗り越えてきた歩みに言及。「今後は深刻な少子高齢化と加速する人口減少という高いハードルをクリアし、若い人から老いた人まですべての市民が生き生きと暮らせるまちづくりに向け、行政や関係機関と連携しながら地域に根ざした活動を展開していくと決意した。北東北の中心都市として発展するためにも、一致団結し陰に陽に汗を流すと心新たにした」などと述べた。
 功労者計18人を表彰した。記念事業として現金100万円を市に寄付し、佐藤会頭が福原淳嗣市長に目録を手渡した。「市民に愛される外構モニュメント(記念碑)」設置費用の一部に役立ててもらうという。
 来賓に猿田和三・副知事や福原市長らが出席し祝辞をした。祝い酒樽の鏡開きでは元会頭や各界の代表者らが顔をそろえ、節目を祝った。
 被表彰者は次の通り。
 ▽特別功労者=中田直文(大館製作所・前会頭)、竹村雅行(大館ヤクルト販売・元副会頭)、丸山満夫(丸山建設・元副会頭)、巽弘(巽工業所・常議員、参与)、田中寿一(田中建築設計事務所・議員)、三ツ倉和雄(大館工芸社・常議員、参与)、畠沢邦寿(前専務理事)
 ▽役員・参与・議員勤続功労者(20年以上30年未満)=鈴木泚士(花岡土建)、藤嶋鐵男(藤嶋鉄工)、佐々木公司(佐々木こうじ店)、石川博司(北秋倶楽部)、宮崎良哉(ミネ美容ルーム)、明石久和(大和産業)、千葉倉男(千葉自動車)、佐々木聡(カネショウササキ)
 ▽職員勤続功労者(30年以上)=齋藤研太(34年)、佐藤美和子(33年)、島内幸夫(32年)

高校入試 厳戒の中、前期選抜 コロナ対策徹底 北鹿全日制は144人挑む

2022-01-28
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試験官から試験の注意事項について説明を受ける受験生(鳳鳴高)
 2022年度県公立高校入学者選抜の最初の試験となる前期選抜が27日、各高校を会場に行われた。北鹿の全日制には144人が志願。県内で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、各会場では座席の間隔を確保したり、前日から教室を消毒したりと対策を徹底。受験生たちは合格を目指して学力検査や面接に臨んだ。合格発表は2月4日午後4時から、各校で行われる。
 北鹿の全日制7校14学科(くくり募集は1学科と数える)は213人の募集に対して144人が志願。大館鳳鳴普通・理数科(定員35人、志願者37人)の志願倍率が1・08倍で最高値。ほか5校はいずれも定員割れで、次に高いのは大館桂桜普通・生活科学科(募集21人、志願者20人)で倍率0・95倍となっている。小坂は普通科、産業工学科とも志願者がいなかった。
 定時制は鳳鳴普通科I部(昼間の部)、Ⅱ部(夜間の部)とも志願者がなかった。
 各校での試験は、県教委が示すガイドラインに従い、万全の感染対策の下で実施された。
 受験生にはマスク着用の徹底に加え、試験当日の「健康観察自己申告書」の提出、接触を避けるため昼食を自席で取ることなどを求めた。学力検査の教室では受験者同士の席間隔を原則1㍍以上、面接室では面接員との距離を原則2㍍確保したほか、使用する教室を前日にアルコール消毒するなど感染対策を徹底した。
 鳳鳴では受験生全員が遅れることなく到着。初めに控室で試験官から注意事項の説明を受けた後、試験を受ける教室に移動し国語、数学、英語の3教科の学力検査と面接に臨んだ。
 前期選抜終了後、一般選抜の募集人員が確定する。出願期間は2月10日から同15日正午まで。志願先変更は同17日から同21日正午まで受け付ける。学力検査などは3月8日に行い、合格発表は同16日。一般選抜終了時点で定員に満たない学科は2次募集を行う。

北秋田 老朽化に適切な処置を 市村生活環境施設組合 22年度予算案を可決

2022-01-28
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22年度一般会計予算などを原案通り可決した定例会(森吉庁舎)
 北秋田市上小阿仁村生活環境施設組合議会の2月定例会は27日、森吉庁舎で開かれ、2022年度の一般会計予算など3件を原案通り可決、21年度一般会計補正予算の専決処分を承認した。
 市村で構成する一部事務組合で、火葬場「清幸苑」と長下処分施設を管理、運営している。管理者の津谷永光市長が行った行政報告によると、本年度の施設利用状況(昨年12月末現在)は、清幸苑が人体254件、動物等97件の計351件。前年同期と比べて人体72件の増、動物等で16件の減となっている。また、外壁塗装工事と遺族控室空調入れ替え工事を昨年11月に完了している。
 処分施設の粗大ごみの受け入れは、自己搬入170㌧、家屋解体材22㌧、市村収集粗大ごみ4㌧、クリーンアップごみ等6㌧の計202㌧。主に自己搬入粗大ごみの搬入量増加で、前年同期と比べて全体で36㌧の増となっている。昨年7月には処分施設の湧水処理工事を行っている。
 運営基本方針によると、両施設とも操業開始から25年以上が経過。老朽化も進んでいるが、清幸苑の内装工事や火葬炉の計画的な修繕、処分施設の浸出水移送設備更新など、「適時適切な措置を講じて、今後も地域住民の利用に支障がないよう対応する」とした。
 22年度の一般会計当初予算は、8304万7000円で、前年度当初比で205万1000円の減額となった。衛生費は7236万6000円で、前年度比255万4000円の減。減額の主な理由は工事請負費減によるもの。
 21年度の補正予算は派遣社員の手当委託料や燃料費など計4万4000円の減額により、補正後の総額は8816万3000円。このほか11月に行った補正予算の専決処分を承認した。

累積降雪量 過去10年で2番目に 大館市 一斉除雪、出動11回 近く閉鎖の雪置き場も

2022-01-27
近く閉鎖される雪置き場(大館市柄沢)
 大館市の今冬の累計降雪量が450㌢を超え、過去10年で2014年度に次ぐ大雪となっている。除雪委託業者の7割以上が出動した回数は延べ39回に上り、排雪作業は2巡目。雪置き場の「法務局となり」(柄沢)は受け入れ許容量が迫り、今週中にも閉鎖する。除雪経費が予定を上回る見通しで、予算の追加を検討している。
 土木課によると、25日時点の累計降雪量は455㌢(消防比内分署調べ)。前年同期より138㌢多い。14年度の同時期は505・5㌢。1日あたりの降雪量は今月12日の40㌢が最も多く、最大積雪深は19日の75㌢だった。
 全ての委託業者(72社)に指示した一斉出動は11回で前年同期より3回多い。7割以上の出動は大館地域で11回、比内地域で15回、田代地域で13回となっている。
 雪置き場は長木川河川敷や米代川河川公園、犀川河川敷など14カ所に設けており、このうち「法務局となり」は高さ5㍍を超える雪の山で覆われ、今のところ30日に閉鎖する予定。利用状況を見ながら前倒しする可能性もあり、閉鎖後は鳳凰大橋下流(長木川河川敷)か松峰橋花岡側(松峰)に搬入するよう呼び掛ける。
 要望や苦情は900件近く寄せられている。主な内容は「除雪してほしい」「間口に雪を置かないで」「道路や歩道の排雪を」など。前年度は1224件で出動や路面状況に関する内容が目立った。
 除雪費・除雪関連経費は9月補正予算で4億6900万円を計上。仙台管区気象台の1カ月予報(22日~2月21日)によると、東北日本海側は平年と同様に曇りや雪の日が多い。降雪量は「平年並みか多い」確率が共に30%となっており、予算不足が生じる可能性もあるとみて追加を検討している。20年度は過去3番目に多い8億1295万円だった。

かづのパワー BG、料金設定など見直し 鹿角市議会全員協 みんな電力と契約へ

2022-01-27
かづのパワーに関する説明が行われた全員協議会(鹿角市役所)
 鹿角市議会は26日、全員協議会を開き、今年4月の事業再開を目指している、市の第三セクターで地域電力小売会社「かづのパワー」について当局から説明を受けた。電力市場を巡る状況の変化などに対応するため、バランシンググループ(=BG、代表契約者制度)や電気の仕入れ方法、料金設定の見直しを図った。
 かづのパワーは、電力市場価格の急騰などに伴い昨年2月から小売電気事業を休止。市が支援をしながら今年3月末まで会社を存続させ、その間に小売電気事業の再開に向けた検討、準備を行うことにしている。
 昨年9月には市場高騰リスクを回避する事業モデルを構築し、臨時株主総会や市議会全員協議会で説明。小売電気事業などを行うHTBエナジー(福岡市)のBGに加入し、夏・冬の固定価格での仕入れや、変動単価と固定単価を組み合わせた料金メニューの導入などを計画していた。
 HTBエナジーとBG契約の交渉を進めてきたが、昨年12月下旬に同社から経営戦略の変更に伴い来年度提示できる電源価格が同9月に想定した水準(収支試算で税抜き13円に設定)を大きく上回る夏20円、冬25円が見込まれ、かづのパワーの要望に応えられないことが伝えられた。
 こうした状況を踏まえ、新たなBG候補4社とHTBエナジーを加えた5社を比較検討した結果、最も条件に合う「みんな電力」(東京都)を最有力の候補に選定した。
 みんな電力は昨年10月に「UPDATER(アップデーター)」(東京都)に社名変更。その後も「みんな電力」は電力事業のサービス名称として引き続き使用している。
 料金メニューは固定価格の電源仕入れを夏・冬のみから通年に見直した。需要が少ない春・秋も市場価格が高騰する可能性が高くなったほか、発電事業者から直接調達する相対契約が通年での購入が有利な状況となったことなどが理由。
 電気料金の設定も見直した。みんな電力からの提示価格では市内53施設全体で、東北電力の電気料金と比べ約988万円の増と見込まれる。昨年9月の収支試算では約720万円減の見込みだったが、顧客の負担が増えるため、かづのパワーの利益がマイナスにならない程度で供給手数料を0・5円引き下げる。この引き下げ分(約690万円)は市が負担する。
 これらは今月17日に開かれたかづのパワーの取締役会で決定した。
 議員は「見通しが甘い。市民の理解が得られないのでは」「再開を先送りすべき」「しっかりと方向性を示してほしい」などと指摘。これに対し花海義人産業部長は「エネルギービジョンに掲げた再生可能エネルギーを生かしたまちづくりには、要となるかづのパワーの再開が必要」と理解を求めた。近くみんな電力と契約を交わす予定。

2021年12月

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大館市内 車、歩行者とも減少続く 商議所通行量調査 コロナ禍で外出自粛か

2021-12-31
 大館商工会議所が10月中旬に実施した市内通行量調査で前年に比べ、車両が約6%減少、歩行者は約14%減少したことが分かった。新型コロナウイルス感染拡大で外出自粛傾向が顕著に表れた前年をさらに下回る結果について、商議所は「全体的に市内の通行量が減っていたところへ、引き続きコロナ禍で外出を控える傾向が反映されたのではないか」と分析している。
 市内主要地点の動向を調査することで今後の商業振興やまちづくりに役立てようと毎年実施している。10月15日(平日)と17日(休日)の午前10時から午後5時まで、調査員が数えた。
 調査地点は歩行者が御成町2丁目と3丁目、大町、扇田の4カ所。車両はこの4カ所に清水町、大田面を加えた6カ所。
 平日の歩行者は2丁目が270人(前年比29・3%減)、3丁目が345人(6・2%増)、大町が282人(4・1%増)、扇田が73人(52・3%減)だった。休日は2丁目が260人(14・5%減)、3丁目が333人(18%減)、大町203人(15・3%増)、扇田が35人(50%減)。
 減少率が2けたに上る地点が目立ち、中でも扇田は平日、休日ともにほぼ半減した。4地点の合計は平日が970人(14・2%減)、休日が831人(13・1%減)だった。
 平日の車両は清水町が5923台(前年比7・1%減)、2丁目が3117台(10・8%減)、3丁目が3852台(3%増)、大町が3681台(10・9%減)、大田面が6827台(5・5%減)、扇田が3333台(3・1%減)。
 休日の車両は清水町が6832台(0・4%減)、2丁目が2569台(7・1%減)、3丁目が3343台(11・8%減)、大町が3317台(11・5%減)、大田面が7892台(4・5%減)、扇田が2647台(4・8%減)だった。
 平日の3丁目を除き、全て減少した。6地点の合計は平日が2万6733台(5・9%減)、休日が2万6600台(5・7%減)となった。
 調査時期は新型コロナワクチン接種が進み、感染拡大が落ち着き始めたころ。商議所は「歩行者は依然と感染予防で外出を控える傾向を反映したものと考えられる」と分析。半減した扇田については地元金融機関の移転に伴い、歩行者の移動経路が変わったとみられる。
 車両については、中心市街地の御成町付近で道路整備などの工事が続いたことから「渋滞を回避するように迂回(うかい)している可能性も考えられる」とした。
 歩行者も車両も平日、休日を問わず減少傾向が続いており、コロナ禍で一層減ったとみられ、「来街者を誘導できるかが重要な課題」「今後の集客効果に期待したい」などとまとめた。

大館城跡発掘調査 木杭28本が現存 外敵への 警戒、防御か 外堀に打ち込み跡も

2021-12-31
二ノ丸の端で見つかった杭の打ち込み跡「杭列」(大館郷土博物館提供)
 大館市が本年度に行った大館城(同市字中城)跡の発掘調査で、外堀付近の地中から杭(くい)を打ち込んだ跡「杭列」と、木杭28本が見つかった。外堀の設置経緯などから、外敵の侵入を防ぐ機能を高める目的で、江戸時代初期に設けられたとみられる。歴史的資料の少ない大館城を知る貴重な手掛かりとして、市は引き続き調査し全容解明を進める。
 大館城は中心部の本丸から外に向かって内堀、二ノ丸、外堀、三ノ丸といった構造になっている。杭列は外堀と接する二ノ丸の南端から見つかった。現在解体している旧本庁舎の駐車場付近に位置する。
 発掘範囲の約18㍍内には、東西に伸びる外堀と平行に50~70㌢の間隔を開けて杭列が見つかった。木杭は先端が尖り、地中に突き刺さった状態だった。最も長いもので約90㌢、太さは直径約10㌢。
 調査した大館郷土博物館によると、外敵の侵入を防ぐ柵のような役割を果たしたと考えられる。地上部分は残っておらず、杭の全長や年代、樹種などは調査中。埋蔵文化財専門職員の馬庭和也さんは「外堀を本格的に発掘する調査は今回が初めて。外堀について、具体的な構造の手掛かりを得ることができたのが成果」と話す。
 大館城は北側に崖や長木川があり、地形に守られている。一方、南側は比較的平たん。地の利が少ない分、守りを固める役目として江戸時代の初期、慶長年間に外堀が設けられたという。馬庭さんは「幕府誕生当時はまだ不安定な時期で、軍事的緊張感が残っていた。大館城は津軽や南部の勢力を警戒する城と考えられ、木杭は外堀の防御性を高めたのではないか」と分析。今後の調査で全容解明に期待した。
 調査は市本庁舎建設に伴って実施している。2014年度から一帯を試掘し、16年度から文化財保護法に基づく発掘に取り掛かった。対象は16~18年度が新本庁舎側、19年度が旧・市民体育館側。1年を置いて本年度から3年計画で旧本庁舎側に着手した。
 本年度は当初、3カ所計653平方㍍で計画したが、対象を計340平方㍍に絞って実施した。調査結果は県の報告会(来年3月5日・秋田市)で発表予定。大館市内での特別展も検討している。

大館 スノーレンジャー始動 高齢者宅で除雪作業 年越し前に「安心を」

2021-12-31
屋根から落ちた雪を片付けるスノーレンジャー(大館市下綱)
 大館市の除雪ボランティア「ハチ公スノーレンジャー」が30日、今冬の活動を開始した。下綱の高齢者世帯に市内の社会福祉法人の職員が出動し、屋根から落ちてガラス窓に迫った雪を片付けた。実施主体の市社会福祉協議会によると、連日の降雪で相談が入り始めており、活動は年明けに本格化するとみられる。
 1995年度から続く活動。高齢者や障害者など除雪が困難な世帯を対象に、屋根から落ちた雪の撤去や排気口など危険箇所の雪を片付ける。本年度は企業や福祉施設、高校など38団体、1349人がボランティア登録。対象世帯数は前年度比44世帯減の163世帯となっている。
 88歳と84歳の夫婦宅で社会福祉法人水交苑の職員3人のほか、社協職員、町内会役員計6人が活動。㌢ほど積み上がった屋根からの落雪をスコップで崩し、スノーダンプで運んだ。家主の男性は今年の夏に入院してから、腰に力が入らず、長時間立っていられないといい、「昨年までは自分で除雪ができたが、今年は困っていた。隣家に迷惑がかかると気になっていたのでありがたい」と感謝した。
 担当した水交苑指定居宅介護支援事業所の石垣直人さん(41)は、「地域の人のためにと休日にボランティアで参加している。年を越す前に除雪ができ、安心した様子を見ることができてよかった」と笑顔を見せた。社協担当者は「雪の日が多いが、除雪の相談は3件ほどにとどまっており、年明けに増えるのではないか。ボランティアは経験者が多く態勢は整っているので、今後の依頼に応じていきたい」と話した。

3年目の森林経営管理事業 本年度は田代4区域で調査 大館市 回答者7割「市に委ねる」

2021-12-30

 手入れが行き届かない私有林を集約して管理する大館市の森林経営管理事業は3年目に入り、所有者への意向調査や市の経営管理権取得が進んでいる。本年度は田代4区域で意向調査を行い、回答者の7割超が「市に管理を委ねる」と回答し、ドローン(小型無人機)などを活用した現地調査を行った。これまで146㌶の管理が市に委託されており、民間事業者へ再委託する準備を進めている。
 2019年4月施行の森林経営管理法に基づく制度。所有者が適切な管理を行う責務を明確化し、管理が難しい場合、市町村が伐採・木材販売・造林を行う権利を預かり、意欲のある林業経営者に貸し出す。採算が厳しく林業に適さない私有林は市町村が間伐や植林を行う。
 3年目の本年度は、5月に十ノ瀬区域250人、蛭沢区域166人、杉ノ沢区域158人、保滝沢区域105人の計679人に意向調査票を送付。6月には対象地区で座談会を行った。林政課によると、11月末現在、56・1%にあたる381人が回答。回答者の73・2%を占める279人が「市に管理を委ねる」と回答した。
 市に委ねたいと答えたものの、森林の境界など状況が分からない所有者も多く、ドローンやタブレット端末を活用した現地調査を行っている。
 初年度の19年度は花岡など、20年度は花岡や田代地域で意向調査を行い、これまでに129件、146㌶で経営管理権集積計画を策定し、市が経営管理権を取得した。このうち花岡地区の1・18㌶を今年4月、民間事業者に再委託した。
 林政課によると、本年度内に新たに50件ほどの経営管理権取得を目指して所有者と協議しており、「順調に進んでいる」と話す。また、19、20年度意向調査分の経営管理権を取得した森林のうち、2件、約20㌶を民間事業者に再委託する準備を進めている。
 林政課の担当は「制度の理解が進んできて、市に管理を任せたいという人が増えていると感じる。市内の対象森林を20年1周期のスパンで事業を行っているが、見直しながらできるだけ前倒しできるよう進めたい」と話した。
 市では総面積の79%を森林が占め、そのうちの17%、私有人工林の約1万2000㌶が事業の対象となる。対象の私有林を20分割し、意向調査を実施しながら、20年を1周期として事業を進める方針。森林環境譲与税を財源とし、本年度は約8000万円が配分される予定。

独特の歯ごたえ人気 鹿角市 芦名沢 年越しそば作りがピーク

2021-12-30
「芦名沢そば」を打つ成田さん(鹿角市十和田山根の作平食品工房)
 鹿角市十和田山根の芦名沢地区に伝わる名物「芦名沢そば」作りが繁忙期を迎えている。伝統の味を守るために地元の成田一博さん(65)と邦子さん(65)の夫妻が2009年に立ち上げた「作平食品工房」では、27日から友人10人ほどで深夜まで作業を続ける。
 「芦名沢そば」は、昭和初期に十一面観音を祭った芦名沢神社の祭典で参拝客をもてなすために茶屋を設け、そばを振る舞ったのが始まりとされる。
 そば作りは毎年11月下旬から翌年3月中旬まで。繁忙期の年末は10人ほどで1日に約800食を打つ。そば打ちから袋詰めまでの一連の作業が、連日深夜まで及ぶ。
 成田さんの畑で生産したそば粉とナガイモを使用し、少量のつなぎを使った十割そばに近い「十一そば」。独特の歯ごたえや風味が根強い人気となっている。
 妻の邦子さんは「そば打ちは重労働だが友人に協力してもらい続けたい」として、「おいしい芦名沢の手打ちそばを届けたい」と話した。
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