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石田邸、大館市に寄付 25日に贈呈式 バラ園含め観光活用

2018-09-22
大館市に寄付されることになった石田邸(三ノ丸)
 大館市の名誉市民第1号で、労働大臣などを務めた石田博英元衆院議員(1914~93)の邸宅と土地が市に寄付されることになった。8月に死去した石田よし夫人の生前からの意向で、遺族が25日に市役所を訪れて目録を贈呈する。「石田ローズガーデン」として市民に親しまれ、市は引き続き貴重な観光資源として活用する方針。
 同市字三ノ丸の邸宅は1957年建築で79年に増築した鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積255平方㍍。土地は3255平方㍍で、このうち住宅部分を除いたローズガーデン2306平方㍍はこれまで市が借り受けていた。約500種のバラはすでに寄贈されており、95年7月から市管理となっている。
 博英氏は47年の衆院選で旧秋田1区から立候補し初当選。内閣官房長官や労働大臣、運輸大臣などを歴任した。よし夫人は博英氏の死去後もバラ園のある自宅で暮らし、今年8月11日に101歳で亡くなった。市によると、生前から観光振興の用途指定で寄付する意向を示し、贈呈準備を進めていたという。25日は遺言執行者で次女の利光京子さんから福原淳嗣市長に目録を手渡す。
 石田邸は、漢学者で開国論「三策」を執筆した狩野良知(1829~1906)や、良知の次男で京都帝大文科大学長を務めた狩野亨吉(1865~1942)の生家跡でもあり、入り口付近に案内標柱が立てられている。
 ローズガーデンでは10月6日から3日間、大館バラまつりシーズン2が開かれる。6月のシーズン1に比べ花数は少ないが、寒暖の差が大きくなる秋のバラは一段と色鮮やかで香りが強くなるという。開場時間は午前9時から午後5時。

鉄道文化、保存から活用へ 日本鉄道保存協会 小坂町で研修会

2018-09-22
シンポジウムなどが行われた研修会(セパーム)
 日本鉄道保存協会の2018年度研修会が21日、全国各地の会員ら約70人が参加して小坂町のセパームで開かれた。同町が会場となるのは初めて。戦後の復興と成長を支えてきた鉄道文化遺産の保存・活用を推進する行政や団体らが意見を交換し、鉄道をまちづくりや観光へつなげる方策として、地域全体を巻き込んでの活用の重要性を理解した。
 同協会は1991年に設立し、歴史的鉄道車両、構造物、建物等を保存する国内の団体、行政など57団体、20人で組織。本県からは唯一、小坂町の小坂鉄道保存会が加盟している。毎年、持ち回りで開催している総会に続いて、研修会が行われた。
 開会行事で、代表幹事団体の菅建彦・交通協力会会長は「あと4年で日本の鉄道創業150年を迎える。欧米より半世紀も遅れたが、今では世界でトップクラスの鉄道と肩を並べる。消えていく鉄道遺産を保存しようと発足した協会も間もなく30年を迎えるが、新しい発展のきっかけをつかみたい」とあいさつした。
 細越満町長が歓迎の言葉を述べ、町が整備した小坂鉄道の関連施設を活用したテーマパークについて紹介しながら、「鉄道遺産を観光活用して保存することにより、地域をにぎやかに発展させていきたい」と意気込んだ。
 研修会のシンポジウムは、「近代化遺産としての鉄道を生かしたまちづくりと観光」をテーマに行われ、4人がそれぞれの取り組みなどを発表した。
 このうち、新潟市の新津鉄道資料館の水澤喜代志さんは、地域資源の鉄道を生かした誘客策として、▽「鉄道の街」のイメージづくり▽各組織との協働事業▽地域の発展と資料館の発展―を重点事項に掲げた。「観光は経済を伴わないといけない。リピーターを生み出す事業は発信していかないと伝わらない。資料館の発展と地域の発展は必ずリンクする。鉄道の街の中で、資料館を核の施設として続けていくのであれば生き残れる。地域との協働をキーポイントとして、将来は日本一の鉄道博物館にしたい」と意欲を示した。
 また、地元小坂鉄道保存会の千葉裕之会長は「鉄道はマニアックなので、一般知識を地域にも理解してもらい、連携していくべきだ」、コーディネーターを務めた同協会の米山淳一事務局長は「鉄道文化遺産をみんなで守ることが大事で、保存から活用へ展開することが求められる」などと述べた。

来年以降も8月11日 大館大文字まつり 昼の部内容、会場など検討へ

2018-09-22
来年以降も8月11日に開催することを決めた実行委員会(大館市北地区コミュニティセンター)
 大館大文字まつり実行委員会(小池昌平委員長)は21日、大館市北地区コミュニティセンターで第3回会合を開き、来年以降のまつりも8月11日に開催することを決めた。今年初めて従来の8月16日から変更し、一定の集客効果があったため定着させたい考え。「昼の部」の在り方や会場など、内容を検討するプロジェクトチームを今後立ち上げる方針も示した。
 事務局の市観光協会によると、まつりは昨年まで40年ほどは8月16日に開かれていた。今年の第51回はお盆の帰省開始時期に合わせることで出演者、観客の増加につなげようと8月11日に変更された。第51回の観客入り込み数(推計)は前年比1000人増の3万9000人だった。
 この日の会合で、事務局は良かった点として「夜の部」の観客が増加したことなどを報告。一方で「昼の観客が少なかったのが一番の懸念。雨の影響か、『昼の部』自体に魅力がないのか」と述べた。
 日程について「商店はお盆の前でかき入れ時のため(11日では)営業に支障がある」「周知不足では」などの意見を紹介。委員からは帰省、Uターンのピークと照らし合わせ「帰省客の効果はあった」とする声も上がった。
 賛否両論がある中で、実行委が来年以降も8月11日に開催する方針を示した。定着させることでさらなる誘客につなげる考えで、出席した委員に理解を求めた。異論は出ず、決定した。
 「昼の部」については「踊り手が少ない」「夕方から始め、そのまま夜に入った方が」などの案もあることから、事務局は会場や内容も含めて検討するプロジェクトチームを年内に立ち上げると説明。市観光協会の山城久和会長は「来年は8月11日が日曜で、帰省開始が早まることで今年以上の人出が見込める。観客の視点に立ち、楽しんでもらえるまつりにしたい」と話した。

来春の県議選 前哨戦が活発化の様相 鹿角選挙区 川口氏に続き児玉氏が表明

2018-09-21
 来春の県議選鹿角市・郡選挙区(定数2)は、現職の川口一氏(67)=自民=に続いて、新人で鹿角市議の児玉政明氏(46)が出馬を表明した。もう一人の現職、石川徹氏(54)=無所属=は現時点で態度を明らかにしていないが、川口、児玉両陣営は選挙戦となることを予想しており、今後、前哨戦が活発化しそうだ。
 川口氏は8、9月に鹿角市と小坂町の3カ所で後援会が開いた森林・林業・林産業活性化促進地方議員連盟全国連絡会議の会長就任祝賀会の席上、6選を目指して出馬を表明し、決意を新たにした。
 児玉氏は20日、市役所で会見を開き、県議選に出馬する意向を明らかにした。市議辞職の時期は後援会と相談して決めるが、12月末までは議員を続けたい考え。自民公認の申請も行う予定。
 石川氏は20日の県9月議会・一般質問でも取り上げた鹿角3高校の統合問題を挙げ「任期中にやらなければならないことを、しっかりと進めてから考えたい」とし、2期目に向けた態度を保留している。
 前回は三つどもえの選挙戦。比較的安定した地盤や固定票を持つベテラン議員の現職2人に、新人が草の根運動を軸にして挑む構図となり、現職の川口氏が5選、新人の石川氏が初当選を果たした。
 得票は川口氏7099票(鹿角市4700票、小坂町2399票)、石川氏6894票(鹿角市6171票、小坂町723票)、次点の現職6463票(鹿角市6244票、小坂町219票)だった。

「マイスター」の授業見学 大館で大学教育ツーリズム 愛知など学生ら20人

2018-09-21
武石教諭の授業を参観するツーリズム参加者(扇田小)
 愛知教育大学の学生が企画した「大学教育ツーリズムin大館」が、大館市内で行われている。同大の学生ら20人が訪れ、20日は市教委認定の「授業マイスター」の授業見学や教員と意見交換。教育実習を控えた学生もおり、教員への夢に大きな刺激を受けた様子だった。
 企画したのは同大初等教員養成課程の原田梨世さん(英語選修4年)。来館時に目にした大館の教育の質の高さに驚き、地元愛知や全国の教育を見直すきっかけにしたいと参加者を募った。
 学生や愛知県教委職員らが参加。この日は扇田小で、マイスター認定を受ける武石郁子教諭による6年生の算数の授業を視察した。授業の進行役を務める学習リーダーや、児童間で考えを深め合う「ブラッシュアップタイム」などに見入り、写真や動画を撮影していた。
 武石教諭は「身の回りにある『比例』の単元。テストで100点を取るためでなく、生活に生かせるという実体験をさせたかった」などと趣旨を説明。原田さんは「事前学習のかいもあり、参加者が興味深く授業を見る姿がうれしい。自分自身も効果的な発問などためになることばかり」と話した。
 同課程の上坂茅穂さん(情報選修3年)は「先生対子どもではなく、一緒に学び合う姿が印象的。子どもの意見を取り入れる課題設定やまとめなど、初めて見ることばかり」と驚いていた。「学びは愛知の教育の向上にもつながるはず。ツーリズムの継続開催のほか、大館で教育実習もしてみたい」と夢を膨らませた。
 採用2~9年目の教員を対象にした市教委の授業力向上研修を兼ね、市内の4人も参加。比内中では青山まり子教育専門監の英語、根本大輔教諭の国語の授業も見学した。
 一行は19日から2泊3日の滞在。初日は、宿泊先の大館少年自然の家で高橋善之市教育長らから、市の教育について説明を受けた。最終日の21日は釈迦内小でヒマワリ活動の見学や体験、城南小の授業参観を予定している。
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歴史のつながり再確認 常陸大宮から城南小に児童12人 2泊3日で体験交流

2018-08-02
大館の歴史について説明する城南小の児童たち(城南小)
 大館市と友好都市協定を結んでいる茨城県常陸大宮市との教育交流事業として1日、同市大宮小学校の児童ら16人が大館市城南小学校(小林久美子校長)を訪れた。3日まで2泊3日の日程で市内に滞在し、きりたんぽ作り体験などを通じて交流する。
 同校を訪れたのは大宮小学校の5年生12人と教諭ら4人。両市の交流は、20年前に城南小児童が夏休みの自由研究で地名の「部垂(へだれ)町」を取り上げたことがきっかけ。常陸大宮市は慶長7(1602)年の国替えで、大館城代となった小場氏のかつての居城があった地。大館城周辺には城南小学区の「部垂」や「赤館」など、故郷の地名をそのまま命名したとされる場所がある。大宮小は部垂城跡の一部に建っており、歴史的に深い縁がある。2015年10月には両市間で友好都市協定が締結された。
 昨年、一昨年と城南小の児童らが常陸大宮市を訪問していたが、今回は大館市が受け入れた。城南小で開かれた歓迎会で、大宮小の鹿島優校長は「大館は初めて来たが、自然の豊かさや言葉など常陸大宮と似ている部分が多いと感じた。どこか懐かしさを感じたのは歴史的に深いつながりがあるからだと思う」とあいさつ。同校児童を代表して平塚美咲さんが「歴史的に深いつながりのある両市が交流することにロマンを感じる。交流活動で学んだことを地元に帰って伝えたい」と話した。
 両校児童の自己紹介の後、城南小の6年生14人が同校で取り組む大館の歴史・文化に関するふるさとCM制作を紹介し、常陸大宮をテーマにした過去のCMなどを上映。大宮小児童も地元の特産品や名所を紹介し、互いの市の魅力について理解を深めた。
 児童らは2日、同市曲田の陽気な母さんの店できりたんぽ作りを体験したり、長走風穴館の見学、秋田犬との触れ合い体験などを実施する予定。
 

世界遺産へ「仲間」と研修 北秋田・伊勢堂岱遺跡Jrガイド 御所野遺跡(岩手)で交流

2018-08-02
御所野遺跡で行われた伊勢堂岱遺跡ジュニアボランティアガイドの研修(中嶋俊彦伊勢堂岱縄文館長提供)
 北秋田市の伊勢堂岱遺跡ジュニアボランティアガイドは31日、夏休み期間中に行うガイド活動に向けた研修で、岩手県一戸町の御所野遺跡を訪れた。地元の児童でつくる御所野愛護少年団の案内で遺跡などを見学、世界文化遺産への登録を目指している縄文文化への理解を深めた。
 御所野遺跡は、伊勢堂岱遺跡とともに世界文化遺産の国内推薦候補に選定された「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成。地元の一戸南小学校の児童でつくる御所野愛護少年団が遺跡のガイドを行っている。
 研修には26人のガイドが参加。少年団との交流会では、鷹巣東小6年の田村緋咲さんがジュニアボランティアガイドの活動内容などを紹介したほか、鷹巣中1年の梶原楓華さんが「ジュニアガイドから学んだこと」と題して発表した。
 終了後は少年団の案内で遺跡を見学。同じ年代の子どもたちの活動に「お客さまへの心配りがあり、分かりやすくガイドしていた」と感心した様子。「世界遺産登録という同じ目的に向かって頑張っている仲間と交流できてよかった」などと話していた。
 ジュニアボランティアガイドによる伊勢堂岱遺跡の案内は4日から19日まで行われる。
 

「ものづくり力向上」に新たな支援 大館市が創設 職短セミナー受講に補助

2018-08-01
在職者向けの能力開発セミナー(秋田職業能力開発短大)
 企業の人手不足が深刻化する中、大館市が今春創設した「ものづくり力向上支援事業」に関心が高まっている。秋田職業能力開発短大の在職者向け能力開発セミナーにかかる受講費用を補助するもので、すでに3事業所が利用。このほか8月下旬のセミナーに数社が申し込み、要望に応じて訓練内容を組み立てる「オーダーメードセミナー」の問い合わせもあり、市は生産性向上へ広く利用を呼び掛けている。
 能力開発セミナーは短大の設備を生かし、専門技能・技術の向上を目的とした短期研修。生産工程の改善・改良や新たな技術への対応など企業が抱える課題解決を支援するため、ものづくり分野を中心に設計・開発、加工・組み立て、施工、設備保全など約40コース(受講料6500円~2万4000円)を設定している。作業の段取りや指示のポイントを学ぶ現場監督者育成などもある。
 2017年度は市内外の事業所から225人が受講し、前年に比べ52人増。このうち市内は延べ11社44人が受講した。市はこうした短大の取り組みに着目し、人口減少で労働力確保が難しい中、働く人たちの能力開発を支援することで生産性を高めようと制度化。18年度当初予算に50万円を計上した。
 1事業所あたりの補助対象は経費の2分の1以内(上限5万円)。申請回数の制限がなく、5万円に達するまで活用できる。商工課によると、5月に金属品製造業の従業員3人、7月に木材・木製品製造業の2人と建設業の4人が受講した。短大が計画したセミナーのほか、事業者の要望に応じて訓練内容や日時を個別に相談しながら実施するオーダーメードの問い合わせも複数寄せられているという。
 セミナーのコースや日程は短大ホームページ(http://www3.jeed.or.jp/akita/college/index.html)に掲載。商工課の担当者は「業務に必要な技術や知識を習得し、スキルアップにつなげてほしい」と話している。問い合わせは同課企業集積係(電話0186・43・7071)。
 

検診受診率の最下位脱却目指す 北秋田市議会市民福祉委 診療所着服で陳謝も

2018-08-01
米内沢診療所の着服問題が報告された常任委(北秋田市役所)
 北秋田市議会市民福祉常任委員会(佐藤文信委員長)は31日、市役所で開き、市民の健康増進を目的とする「データヘルス計画」(2018~20年度)について市当局の説明を受けた。県内25市町村の中で最下位(16年度実績)という子宮がん検診の受診率引き上げなどを目指す。
 従来の「けんこう北秋田21計画」を土台に、データを活用して科学的に各種健康増進事業の実効性を高めようと市が策定した計画。疾病別の医療費統計をはじめ特定健診結果、実施事業の成果目標などが盛り込まれている。
 市民の死因1位になっているがんに対し、胃や肺など5種類の検診が行われている。中でも受診率(16年度実績)が低い乳がん検診(5・3%)、子宮がん検診(8・8%)はいずれも県内最下位という。2年後の目標を各20%とした。
 委員は受診率や目標の低さを指摘した。健康福祉部によると、受診率が低い背景には「産婦人科開業医の閉院で医師が確保できなかった」「技師も足りない」などと説明した。改善策として18年度から、大館市や能代市内の開業医でも受診できるように態勢を整えた。
 他にも「より具体的な施策が必要ではないか」「医療の専門用語が分かりにくい」などの指摘があった。今後、計画の見直し時期に指摘を反映させるという。
 冒頭、健康福祉部の齊藤修部長が発言を求め、市立米内沢診療所の着服問題について経緯や再発防止策をあらためて説明。診療所を所管する市民福祉委に対し「大変ご迷惑をかけ心からおわびします」と陳謝した。
 

都市計画マスタープラン 13年ぶりに見直しへ 鹿角市

2018-08-01
 鹿角市は、都市計画の基本方針を定めた都市計画マスタープランの見直し作業に着手する。社会情勢の大きな変化に対応するため本年度から2カ年で策定するもので、見直しは13年ぶり。今月、庁内会議と市民懇談会を設置する。市民アンケートや地区別説明会を予定している。
 マスタープランは、都市計画区域の整備、開発、保全について方針を明らかにし、市の都市計画分野では最上位計画に位置付けられている。都市の将来像を示し、実現のための「まちづくり方針」を盛り込む。
現 行の計画は2006年に策定。20年後の市の将来像を描く―として、土地利用の方針をはじめ交通道路網、交通施設、公共施設について整備方針を盛り込んだ。自然と地域資源を生かす方針も示している。策定に当たっては、庁内組織の策定委員会のほか、市民による地区別懇談会を設置し、「市民と行政との共動で作り上げる」ことを基本に据えた。
 策定から10年以上が経過し、地域の現況、社会経済状況が大きく変化。策定後に発生した諸課題への対応が求められている。特に、大きな課題となっている少子高齢化、人口減少に対応した都市構造への転換が重要となっている。
 見直し作業を進めるため、庁内組織として、建設部長を会長とし関係課長で構成するマスタープラン見直し会議を設置。市民から意見や提言を受ける市民懇談会を新たに設ける。市民懇談会は公募委員、地域づくり協議会などの推薦を受けた委員10人程度で構成する予定。
 本年度は、8月に庁内の見直し会議、市民懇談会を設置。市民から広く意見を募るアンケートを行う。来年度は地区別の説明会を予定している。最終的には都市計画審議会に計画を諮問、答申を受ける。
 市は市民懇談会の委員を公募している。公募委員は5人程度を予定。申込書に必要事項を記入し、市役所都市整備課に提出する。締め切りは13日。
 
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大館市の扇田市日 現在地での開催8月末で終了 会員の高齢化などで

2018-07-14
野菜や乾物などを売る店が並ぶ扇田市日(大館市比内町)
 大館市比内町扇田の「扇田市日」は、現在地・JR花輪線扇田駅近くでの開催を8月末で終了する。出店者で組織する扇田市日会(工藤正男会長)が会員の高齢化などを理由に決めた。市は300年以上の歴史を持つとされ、開催場所が現在地となってからは約45年が経過。長年地域の台所として親しまれ、市民から惜しむ声が聞かれる。市は「歴史のある市日で、続けたいという会員がいれば、新たな開催場所など相談に乗りたい」としている。
 市日は0と5の付く日に開催。江戸時代中期には開設されていたことが分かっている。比内町史によると、戦後は物資が不足し市が立たなかったが、1963(昭和38)年に小学校通りで再開された。車社会となり交通安全の面から場所を移しながら継続したが、道路上での開催を断念。1973年、現在地の私有地を借り、鉄骨造りの屋根付き出店スペースと駐車場を設けて開催されてきた。
 祖父の代から3代にわたって出店し、長年市日会の会計を務める工藤繁男さん(70)=比内町扇田=によると、ピーク時に60人いた会員は、現在22人で平均年齢は70歳超。高齢化や後継者がいないことなどを理由に、「10年ほど前から『続けられない』という声が目立ってきた」と話す。
 今後について昨年の役員会で話し合い、今年1月の総会で、9月で切れる土地の賃貸借契約を更新せず、「8月末で市日を閉める」ことで会員が同意した。
 工藤さんは「肩がぶつかるほどの人出だった時期もある。お客さんとは長い付き合いで、なくさないでという声も聞くが、土地は建物を撤収して明け渡すことが条件で、解体費用が捻出できる組織体力があるうちに終了することになった」と説明する。
 野菜や乾物、衣料品店などが並ぶ市日で買い物をしていた比内町片貝の女性(94)は「近所にスーパーがなく、毎回バスで通ってきた。店の人とのおしゃべりが楽しみだった」と話す。十二所の女性(75)は「8月で終わりと聞き、友達と久しぶりに来た。若い頃によく来た思い出があり、なくなるのは寂しい」と惜しんだ。
 比内総合支所は「別の場所でも続けたいという会員がいれば相談に乗っていきたい」と話す。市日会が行ったアンケートでは、「続けたい」と意向を示す会員がおり、工藤さんは「今後についてはこれから市と話し合っていく」としている。現在地での開催は8月30日まで。

 

地域の繁栄を祈る 鹿角市毛馬内 川原大神楽が巡行

2018-07-14
健康などを祈り、住民の頭をかんで回る獅子(毛馬内)
 鹿角市十和田毛馬内の川原自治会(田村定靖会長)が保存伝承する民俗芸能で、市無形民俗文化財「川原大神楽」が13日、毛馬内地区を巡行、にぎやかなはやしの音色に合わせて舞い、住民の健康や地域の繁栄を祈った。
 小雨の降る中、午前9時すぎ、浴衣などを着た男女15人が川原町内会館を出発。各家や事業所の前で門付けし、かねや太鼓、小太鼓、笛の音色に合わせ、舞手2人のうち1人が獅子頭をかぶり、左手に鈴、右手に御幣を持ち勇壮な舞を披露。願掛けや厄よけとして、獅子頭で住民らの頭をかんで回った。
 息災を祈りながら、頭をかんでもらった女性(87)は「昔から見ており、本当にありがたい気持ちになる。元気で幸せに暮らしたい」と笑顔を見せた。田村会長は「後継者不足が課題だが、明るい地域になるよう守っていきたい」と話していた。
 大神楽は獅子踊りともいわれており、明暦3(1657)年に南部家重臣の桜庭光秀が毛馬内の館主になり、地元の鎮守、月山神社に奉納したのが始まり。毎年12、13日に行われている、同神社例大祭の関連行事の一つ。

 

自宅前でクマに襲われる 雪沢の70代男性が軽傷 人身被害、大館で今年初

2018-07-14
クマによる人身被害が発生したことを受け、集落内に啓発看板を設置する大館市職員(大館市雪沢)
 13日午前4時50分ごろ、大館市雪沢字茂内屋布の民家敷地内で、この家に住む無職男性(76)が散歩に出掛けようと自宅を出たところをクマに襲われ、左頰や左耳に裂傷などを負った。軽傷で命に別条はない。
 大館署によると、男性が自宅を出たところ、自宅脇のやぶから姿を現した体長約㌢のクマと遭遇。クマに爪で引っかかれ、自宅に逃げ込んだ。
妻を通じて同署大館駅前交番に通報。付近住民に市内の病院まで送り届けてもらった。左頰や左耳に裂傷を負ったほか、右肩や首に擦り傷を負った。
 クマは民家東側のやぶに去った。地元猟友会が出動したものの、発見には至らなかった。
 現場は西側を山に囲まれた集落の一角。雪沢簡易郵便局の西約150㍍、旧雪沢小(東光鉄工UAV事業部)の北東約900㍍。
 同日昼前に市農林課が現場周辺3カ所に啓発看板を設置したほか、警察などが付近を巡回して警戒した。
 クマによる人身被害は今年市内で初めて。北鹿地方では2件目、県内では5件目。

 

鷹巣技術専門校 ホワイトヘッドの木製飛行機を復元 空港20周年イベントで公開

2018-07-13
木製飛行機の復元に取り組む訓練生(鷹巣技術専門校)
 北秋田市綴子の県立鷹巣技術専門校(永澤亮校長)は大館能代空港の開港20周年に合わせて、ライト兄弟より前に世界初の有人動力飛行に成功したといわれているグスターヴ・ホワイトヘッドの木製飛行機の復元に取り組んでいる。復元した機体は22日に同空港で開かれる開港20周年記念イベントで公開する。
 ホワイトヘッドはドイツ生まれの航空技師。1901年、アメリカのコネティカット州で単葉機「No.21」を高度15㍍で800㍍ほど飛行させたとされる。飛行中の写真など正式な記録は残っていないが、03年のライト兄弟による初飛行より早い世界初の有人動力飛行とする説がある。
 同校は地元の技術専門校としてものづくりで地域に貢献しようと、空港20周年に合わせた作品の製作展示を昨年から計画。日本で知名度が低いホワイトヘッドの製作した飛行機の復元に挑戦することを決めた。
 機体の復元には住宅建築科と建築工芸科の1、2年生計7人と職員が参加。4月末から設計を開始し、5月中旬から本格的に製作に取り掛かった。
 アメリカで作られたレプリカの写真や記録などを参考にしながら、構造を忠実に再現。細部に関してはレプリカを展示している同州の航空博物館に問い合わせて確認した。
 会場までトラックで運べるよう実物の9割程度の大きさになるよう設計した。全長8・5㍍、幅9・2㍍、マストまでの高さは2・7㍍。胴体は秋田杉をメインに、補強のため合板材も使用。翼は竹を骨組みに使い、住宅用の防水シートを貼る。飾り用のプロペラは秋田杉の板を7枚重ねて削り、手作業で滑らかに仕上げている。
 機体はほぼ完成しており、現在は翼にシートを貼るための調整などを行っている。製作作業に参加している1年生の日景恵美梨さん(16)は「自分で思っていた以上に大きな機体で驚いた。見た人に感動を与えられるような作品にしたい」と話していた。
 復元機は22日、記念イベントが行われる大館能代空港の野外広場で公開される。時間は午前10時から午後3時。機体への搭乗も可能で、記念撮影を楽しむことができる。

 

里の木で県内最大級 鹿角市花輪 金澤家の大グリ 東北巨木調査研究会が視察

2018-07-13
幹周り4・3㍍の「金澤家の大グリ」(花輪鶴田)
 幹周りが約4・3㍍と、里にあるクリの木では県内最大級といわれる巨木が鹿角市花輪鶴田にある。巨木愛好家らでつくる東北巨木調査研究会の会員らが12日、現地を視察し、あらためてその大きさや生育状態を確認した。
 同研究会は東北にある巨木の調査・研究を通して、地域への助言・提言などを行い、巨木を取り巻く環境の保護や向上に取り組んでいる。
クリの巨木があるのは鶴田の金澤一男さん(69)方の庭。一部に枝枯れが発生するなどしたため、金澤さんから相談を受けた同研究会秋田支部長で民俗学フィールドワーカーの五十嵐洋さん(54)=大館市=と樹木医の熊谷良政さん(75)=鹿角市花輪=が視察に訪れた。
 この巨木は同研究会が2016年に測定し、環境省の巨樹・巨木林データベースに「金澤家の大グリ」として登録。それによると、地上高1・3㍍の幹周りが4㍍35㌢、樹高18㍍、樹齢は不明。県内では奥山にある木も含めて5番目、里では2番目の太さだが、里で1位だった能代市の「太夫栗」(幹周り5㍍52㌢)は「腐敗して原形をとどめていない」(五十嵐さん)といい、「金澤家の大グリ」が実質的に里で県内最大とされる。これに次ぐ木は大館市比内町扇田のいとく裏にあるという。県内一は仙北市の「白岩岳のクリ」(8㍍13㌢)。
 「金澤家の大グリ」について金澤さんは「私が生まれた頃はすでに大木だった。以前、花輪の旅館前にあった樹齢200年というクリの木を見たことがあるが、それより大きい」と樹齢の長さを示唆する。
 クリの実は「(日本一粒が大きいとされる仙北市西木の)西明寺栗に勝るとも劣らない大きさで、甘みもある」という。主幹の充実ぶりに目を付けた県外の業者に伐採して売ってくれと言われたこともあるが、「先祖代々の引き継ぎ物だから、そう簡単には売れないと断った」と金澤さん。
金澤さん方を訪れた五十嵐さんと熊谷さんは木の大きさを測った後、剪定(せんてい)の方法や時期などに関する相談を受け、樹勢を改善するためのアドバイスを送った。
 この巨木は市道から50㍍ほどしか離れていないが、その存在は市内ではほとんど知られていない。五十嵐さんは「付近の市道が急カーブになっていて、家の屋根も高いので気付きにくいのでは」とし、「普通の民家にこれだけの巨木があるのは珍しく、地域住民にも意識してもらいたい。保育園児に見学に来てもらったり、大グリの子を増やして喫茶店等のメニューにして出すなどすれば付加価値になるのでは」と地域資源としての魅力や価値を話した。

 
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