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市長「公益事業は無償譲渡で」 ケアタウン従来案を強調 北秋田市9月議会・一般質問

2018-09-14
一般質問を行った北秋田市9月定例議会(議場)
 北秋田市の9月定例議会は13日、本会議を再開し一般質問を行った。在宅複合型施設「ケアタウンたかのす」を民間に無償譲渡する市の案に対し、一部議員が「無償はおかしい」と批判した。津谷永光市長は「公共の福祉サービスを引き受けてくれる法人には無償で、というのが私たちの判断」と従来の説明を繰り返した。脳ドックへの助成実施については「県内の状況を把握しながら前向きに検討したい」と述べた。
 一般質問を行ったのは福岡由巳議員(無会派)、板垣淳議員(共産党)、虻川敬議員(新創会)、久留嶋範子議員(共産党)の4人。
 ケアタウンの民間移管計画は当初2018年4月の実施を目指していたが、施設を無償譲渡する案が昨年、市議会に反対され、移管を見送った経緯がある。今年6月の市議会全員協議会で、市当局は無償譲渡する案を変えずに再度説明。今度は「合意を得られた」として19年4月の移管に必要な条例案を9月定例議会に上程している。移管先候補は市社会福祉協議会。
 板垣議員は「市議会に反対された案は手直しするべきだ」「昨年と同じ説明で、議会軽視を繰り返している」と批判した。市財政が厳しい現状を踏まえ「なぜただなのか」と質問した。
 津谷市長は無償譲渡案の内容が現在も「変わっていない」と認めた上で、庁内で再三検討を重ね「公共の福祉に資する施設を有償譲渡するのはなじまない」「無償譲渡案が最良と考え、あらためて示した」と説明。6月の全員協で「将来スケジュールも示している。反対意見はなかった」といい、この時点で合意を得たと判断。その後、移管先選定を「粛々と進めた」と述べた。
 他に、現行の人間ドック助成に加えて「脳ドックも助成する考えはないか」と久留嶋議員が質問した。津谷市長は「脳血管疾患の救急対応が現在は秋田市になっている。健診受診体制の整備は非常に重要」とし、助成実施に前向きな考えを示した。

湯夢湯夢の里 プールは「解体」方針 大館市9月議会・常任委総括質疑

2018-09-13
教育産業委の総括質疑(大館市役所)
 大館市の9月定例議会は12日、2常任委員会が福原淳嗣市長に出席を求めて総括質疑を行った。教育産業委(田村儀光委員長)では2011年度末に閉館した湯夢湯夢の里温水プール(十二所字後田)について「利活用を含めどうするのか」と質問があり、市長は「解体の方向で考えている」との方針を示した。その上で「温泉をもう一度生かせるよう取り組む」と強調した。
 温水プールは1993年1月に開設。国の「ふるさと創生事業」を活用し、25㍍6コースのほか流水プールを備え、年間を通じて楽しめるレジャー施設として人気を集めた。初年度の利用者は3万4284人。数年間は右肩上がりに利用者が増え、99年は5万4305人を数えたが、その後は施設の老朽化などで減少した。
 2008年度に行った建物の強度診断で、流水プールの屋根を支える鉄骨の腐食が見つかり、安全確保のため流水プールを廃止。この影響で利用者減に拍車が掛かり、12年3月末で閉館した。
 地球熱利活用可能性調査を実施し、キノコ類の栽培や水産物の養殖などに活用する方策も探ったが実現しなかった。13年度は総務省に対し、解体撤去の意向がある施設の一つとして回答していた。
 今月6日の現地調査で温水プールを視察した委員から「夢のある提案もあったが実を結ばず、建物がだいぶ傷んでいた。これから利活用を含めてどう考えているか」と問われ、市長は「公共施設総合管理計画にのっていないが、解体の方向で考えている」と答弁。一方で「温泉はこれから大館にとって誘客の宝になり得る。必ず何らかの活性化策がある」との考えも示した。
 市内の道の駅2カ所(やたて峠・ひない)の機能強化に向けた計画策定については「地域防災の観点で強化できる取り組みを」との意見があり、市長は「防災機能を果たす拠点として重要な場所に位置している。具体的な計画に盛り込み、国に認めてもらうよう取り組む」と述べた。

台風21号の果樹被害2644万円 落果率はモモ4・6% 鹿角市9月議会常任委

2018-09-13
台風や大雨による農業被害状況等の報告を受けた市議会産業建設委(市役所)
 鹿角市9月定例議会は12日、三つの常任委員会を開き、当局から所管事項の報告を受けた後、付託議案を審査した。台風21号による市内の果樹の被害額(7日現在)は2644万円、8月15、16日の大雨による農地・農業用施設等の被害額は7766万円となっている。
 今月4日から5日未明にかけて接近した台風21号の強風に伴い、市内全域にわたってリンゴやモモの落果、倒木などが確認された。落果率はリンゴ2・1%、モモ4・6%。柴内、平元地域の被害が多い傾向にある。
 落果等の被害面積はリンゴが217㌶、モモが48㌶、被害額はリンゴが1513万円、モモが989万円。樹体の枝折れや倒木は114本(リンゴ102本、モモ12本)、被害額は141万円。果樹被害の合計では2644万円となっている。
 産業建設委員会(田中孝一委員長)では当局が「幸いにもモモ、リンゴとも甚大な被害には至っていないと捉えているが、楽観視することなく、関係機関と連携しながら今後も育成状況を注視し、樹体回復等に必要な技術の提供、指導などにより被害拡大の防止に努めていく」とした。
 一方、8月15日からの大雨による被害状況は、農業被害が農地19カ所、農業用施設26カ所(頭首工7カ所、水路15カ所、道路4カ所)。被害面積は農地3・6㌶、農業用施設313㌶、概算被害額は農地818万円、農業用施設6948万円。合計45カ所で被害面積は317㌶、概算被害額は7766万円。
 被災施設のうち頭首工、水路各3カ所は被害額が大きいため国の災害復旧事業に申請する予定。復旧工事費や復旧方法等を精査した後、11月中旬に国の査定を受ける見通し。
 また、林業被害は林道14路線でのり面崩壊、路面洗掘等が確認され、被害額は720万円となっている。
 市管理施設の応急復旧に係る経費と、農家等が行う復旧に対する補助金を盛り込んだ一般会計補正予算は、9月議会に追加提案した。国の災害復旧事業に係る工事費等は12月補正予算に計上する予定。
 3常任委員会では全議案を可決したほか、「消費税増税10%引き上げ中止を求める意見書提出の陳情」を不採択、「食糧の安全・安心を図るための農産物検査法および食品表示法の抜本的見直しを求める陳情」を趣旨採択とした。

北鷹高生が測量体験 県土整備コンサル協 最新機器で出前講座

2018-09-13
講師のアドバイスを受けて測量を体験する生徒たち(秋田北鷹高校)
 秋田県県土整備コンサルタンツ協会(伊藤隆喜会長)の測量設計出前講座が12日、北秋田市の秋田北鷹高校で開かれ、緑地環境科の2年生が最新の測量機器の操作やドローン操縦体験を通じて測量設計業務に理解を深めた。
 少子化などの影響で人材確保が難しい状況が続く中、同協会は測量業の魅力を広めようとPR活動を実施。出前講座は3年前から進路選択の一つとして高校生に関心を持ってもらおうと開催しており、県北地区では5回目。
 県北地区の協会員が来校し、講師を務めた。測量について紹介した後、実際に現場で使用している最新機器を活用した実習を行った。生徒たちは3班に分かれ、GPS(衛星利用測位システム)を使って高い精度で測量ができる機器の操作などを体験。このほか、空撮や航空測量で使用するドローンを操縦し利点を学んだ。
 同協会員で技苑コンサル(同市綴子)代表の村上能之さんは「測量は、災害が発生した場合に被災地の図面化をするなど、復興の面でも必要な仕事。測量の重要性を知ってもらい、地元技術者が増えてくれたら」と話していた。

鳳鳴が県北王者 桂桜はコールドで全県へ 秋季県北高校野球

2018-09-12
決勝の9回1死満塁、サヨナラの右越え適時二塁打を放つ鳳鳴の杉原(田代球場)
 最終日の11日は田代球場で決勝、能代球場で第3、第4代表決定戦を行い、決勝で大館鳳鳴が能代をサヨナラで破り3年ぶり7回目の頂点に立った。中盤に最大5点差をつけられたが、12安打と活発だった打線で粘り強く追撃した。第3代表決定戦は花輪が能代松陽にサヨナラ負け。第4代表決定戦は3、4回のビッグイニングで大量点を奪った大館桂桜が能代工業をコールドで退けた。
 ◇決勝 【田代球場】
能  代220600001  11
大館鳳鳴500101104× 12× 

 ▽三塁打=佐藤魁、山内(能)佐藤大(大)▽二塁打=柴田2(能)茂木、杉原(大)▽併殺=能代1、鳳鳴2▽捕逸=鳳鳴1▽野選=鳳鳴1
 最終回にサヨナラ適時打が生まれた鳳鳴が能代に競り勝ち3年ぶりの頂点に立った。
 鳳鳴は2点を追う初回、1死満塁から2連続四球で同点とし、さらに2死満塁から佐藤大の右越え適時三塁打で3点を追加した。しかし2回に犠飛などで2点を奪われ、4回は1死三塁から左前適時打を浴びて同点とされると、さらに長短4連打を浴びて合計6点を奪われた。
 3点を追いかける9回は、1死一、三塁から二塁への悪送球の間に1点を返し、1死満塁から押し出しで1点差まで詰め寄った。さらに杉原がサヨナラの右越え適時二塁打を放ち勝負を決めた。
 鳳鳴・齊藤広樹監督の話 9回の打席での集中力がサヨナラを生んだ。打順や守備位置を試行錯誤している中でいい収穫を得た。
◇第3代表決定戦 【能代球場】
花 輪 020000000 2
松 陽 00200000× 3

 ▽二塁打=小田嶋(花)森岡(松)▽併殺=松陽2▽暴投=松陽1▽野選=松陽1
◇第4代表決定戦 【同】
桂 桜 0145000 10
能代工 0000100  1

     (7回コールド)
 ▽三塁打=堀内、松岡(桂)▽二塁打=菅原2、高田、工藤(桂)佐々木陵(能工)
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北秋田 国立市訪れ太鼓披露 参加市民が成果報告

2018-08-04
国立市での交流活動を報告した市民ら(北秋田市役所)
 北秋田市の合川太鼓保存会(松橋勝美会長)と障害者生活支援センター「ささえ」の会員ら29人が7月下旬、同市と「交流共同宣言」した東京都国立市を訪れ、太鼓演奏などを通じて交流を深めた。3日に北秋田市役所で交流の成果を報告した。
 国立市との交流は旧合川町時代から40年近く続いている。平成の市町村合併で一時途絶えたが、2014年に再開。合川地区に伝わる「まと火」を国立で再現するため、住民有志が上京し協力してきた。
 今回は「国立まと火」(22日)の太鼓出演と演奏交流、公共施設の一角に障害者カフェを全国でいち早く開設した「喫茶わいがや」などの先進地視察を目的に交流を計画。保存会員17人、ささえ関係者12人が参加し、7月21日から3日間、「なかま交流プロジェクト2018」という名称で実施した。
 プロジェクトの実行委員長を兼ねる松橋会長ら8人が市役所を訪れ、津谷永光市長に「交流し見聞を深めてきた」と報告した。国立市の「やぼ天神太鼓」と合同演奏したり、ワークショップ形式の交流を図ったりしたという。合川中2年の佐藤琉輝さんは「自分なりに太鼓をたたくことができて良かった。また行きたい」と交流継続を期待した。
 ささえ利用者の佐藤工さんらは、文科省の「障害者のための生涯学習推進事業」の一環で参加した。将来、カフェ開設を目標にしていて「障害の有無にとらわれないカフェを開きたい」「今後の事業展開をしていく上での道しるべを仲間と共有できた」などと語った。
 津谷市長は「北秋田市の良いところをPRしてくれた」「素晴らしい報告に感謝します」と市民レベルの交流を喜んだ。
 

記録的暑さ、熱中症増加 北鹿地方搬送50人 大館で今年県内初の死者

2018-08-03
 記録的な暑さに見舞われている北鹿地方で、熱中症による救急搬送が相次いでいる。北鹿3消防本部によると、今年夏に搬送された人は7月末現在で50人。昨年同時期を9人上回る。大館市では31日に県内初の死者も出た。8月も厳しい暑さが続くとみられ、消防は予防や対処法を周知しながら注意を呼び掛けている。
 秋田地方気象台によると、7月の平均気温は大館市で24・3度、北秋田市鷹巣で24・2度を記録し、どちらも7月では統計史上2番目の高さとなった。同市脇神では23・4度、鹿角市八幡平では21・1度で、共に7月の史上第1位を更新。各地で平年より1・7~2・4度も高かった。最高気温が35度を超える「猛暑日」や、30度以上の「真夏日」が連日続いた。
 「30年に1度以下の異常気象」(気象庁)と呼ばれる暑さの影響で、北鹿地方では熱中症の疑いで搬送される人が例年より増えている。大館市、北秋田市、鹿角広域の3消防本部によると、今年夏に搬送された人の数は7月31日現在で▽大館管内=25人▽北秋田管内=8人▽鹿角管内=17人―。前年同期と比べると、大館で5人増、鹿角で6人増、北秋田で2人減。
 このうち大館市では2015年以来の死者も出た。31日午後5時30分ごろ、買い物から帰ってきた男性(71)が自宅内で倒れていると家族から119番通報があった。搬送時には意識がなく、体温は42度を超えており、約1時間20分後に市内の病院で死亡が確認された。熱中症による死者は今年県内初。
 同市では重症者も2人出ている。7月中旬までは屋外での運動、作業中に体調不良を訴える人が中心だったが、猛暑が続いた7月下旬からは「屋内での発症者も増え、例年より搬送が増えている状況」という。
 大館市消防本部によると、予防のポイントは▽部屋の温度、湿度をこまめに確認する▽室温28度を超えないようエアコンや扇風機を使用する▽こまめに水分補給する▽外出時は涼しい服装で、日よけ対策をする▽屋内でも屋外でも適度に休憩を取る―など。
 暑さで体調を崩した人を発見した際は「涼しい場所に移動させ、服を緩めるなどしてほしい。屋内ではぬれたタオルで脇を冷やしたり、うちわであおいだりするのも効果がある」という。「症状が改善しない場合はいち早く119番通報するか、医療機関を受診してほしい」と訴えている。
 

県内初 ブロック塀撤去に補助 鹿角市臨時議会 補正予算に20件分

2018-08-03
2議案を可決、閉会した鹿角市臨時議会(市役所)
 鹿角市の臨時議会は2日開き、市独自のブロック塀等撤去支援事業費補助金400万円を計上した2018年度一般会計補正予算と物品購入の議案2件を原案通り可決し、閉会した。ブロック塀等撤去支援事業費補助金は県内の自治体では初の導入。来週早々にチラシを全戸配布し、13日から申請を受け付ける。
 一般会計補正予算は歳入歳出に400万円を追加し、総額を180億6597万円とした。
 ブロック塀等撤去支援事業費補助金は、大阪府北部地震を受けて、大きな地震等で倒壊する恐れのあるブロック塀の撤去を促進するため、市独自の補助制度を新設した。当初は9月議会での補正予算案提案を目指す見通しだったが、市民の安全対策を急ぎ、臨時議会で対応することにした。
 補助金の交付対象は、公道等の道路に面し、高さが基準を超える個人所有のブロック塀等を撤去または一部を撤去して基準内とする工事。補助率は10分の8、上限は20万円。今回は20件分を計上したが、申請がこれより多い場合は「補助金の追加を考える」(市)という。工事完了期限は20年3月31日。
 鉄筋等の補強の有無が目視で確認できないため、組積造の塀の構造基準を適用。厚さ10㌢で高さ60㌢以下、厚さ12㌢で高さ80㌢以下、厚さ15㌢で高さ1㍍以下、厚さ19㌢で高さ1・2㍍以下―とする。
 事業所所有の塀は対象外。修繕だけの申請はできない。塀の所有者が市外に在住していても申請できるが、周知については空き家等の調査を実施した上で対応する考え。
 議員から「危険でも持ち主から申請がなければ撤去できないのか」との質問があり、当局は「行政として強制力を持った指導はできないが、チラシの配布等で補助制度を把握していただくことになる」と答えた。
 物品購入は市消防団1分団第1部(六日町)に配備する消防ポンプ自動車。指名競争入札の結果、山口電気通信(山口茂社長)が落札。契約額は2095万2000円(税込み)。納期は来年2月15日。
 

高齢者と食事で交流 北秋田市社福協 児童11人がボランティア

2018-08-03
調理した夕食を地域の高齢者と楽しんだ「ボラスク☆レストラン」(コムコム)
 夏休み中の小学生を対象としたボランティアスクール「レッツチャレンジ!ボランティア」が1日、北秋田市民ふれあいプラザコムコムで行われた。市内の小学4~6年生11人が高齢者との交流を通してボランティア活動に理解を深めた。
 北秋田市社会福祉協議会(髙坂祐司会長)が赤い羽根共同募金助成事業を活用して毎年開催。ボランティア活動に取り組む楽しさを知ってもらうことを目的としている。
 今回は新たな取り組みとして、参加者がメニューを調理し、高齢者を招いて一緒に夕食を楽しむ「ボラスク☆レストラン」をオープン。食事を通して高齢者と子どもたちの交流を図り、孤食の機会が増えている高齢者の社会参加を促進しようと企画した。
 参加者はケアタウンの栄養士や鷹巣地区民生委員の協力のもと、夏野菜カレーやサラダ、ゼリーの調理に挑戦。会場のコムコムにテーブルやイスを配置し、折り紙や花などで飾り付けた。
 市社福協の配食サービス利用者や周辺に住む高齢者12人を招待。コムコムに訪れた高齢者を席まで案内し、カレーなどを配膳した。児童と高齢者が席に着くと、代表児童が「みんなで楽しく食べましょう」と呼び掛けた。高齢者は児童たちとの会話を楽しみ、「あなたたちのおかげで楽しい夕食になった。ありがとう」などと笑顔を見せていた。
 このほか、児童は「いきいきサロン」の参加者との交流や血圧測定の手伝いを体験。在宅支援について学ぶなど、充実した一日を過ごしていた。
 

加害クマ捕獲で被害防止 鹿角市鳥獣対策協 人身被害受け緊急会合

2018-08-02
クマによる人身被害を受け開かれた市鳥獣被害防止対策協議会(市役所)
 31日夜に鹿角市八幡平でランニング中の男性(42)がクマに襲われ負傷した人身被害を受け、市は1日、市役所で緊急の市鳥獣被害防止対策協議会を開いた。県は被害現場周辺の調査で、クマの餌となり得る野イチゴなどがあり、クマが通ったとみられる形跡を確認したことから、出没頻度が高まることを懸念。市は襲ったクマの捕獲を視野に、対策を講じる考えを示した。
 被害状況の説明によると、男性は午後8時45分ごろ、八幡平永田上田表の国道341号を北から南へランニング中、右から飛び出してきた2頭と遭遇し、襲われた。後頭部や右足を負傷し、現在は市内の病院で治療中。命に別条はないという。
 被害防止対策について協議した。県の担当者はこの日の午前中、被害現場の周辺を調査し、「山側に野イチゴやクリの木があり、今後もクマの出没の危険性がある。単独での行動を自粛するよう周辺の集落に呼び掛けてもらいたい」と求めた。市は「現場は開けた土地。猟友会と現場やルートを確認してから、対策を考えたい。加害クマを捕獲したい」と述べた。
 このほか、市猟友会は「人を怖がらないクマが増えている。春先などの捕獲の調整を考えてほしい」と県に要望。県は「クマが岩手と秋田の県境をまたいで行動しているので、秋田も来年度以降、岩手と歩調を合わせて狩猟の時期を前倒しできればと思う」と考えを示し、「クマに生活圏を脅かされるので、圧を強めたい」とした。
 市によると、本年度のクマの目撃件数は7月末で68件(前年比39件増)、食害などの被害件数は22件(同14件増)となっている。
 
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大館・扇田病院着服事件 損害賠償交渉「和解」へ ニチイ学館1431万円支払い

2018-07-31
市立病院の報告を受けた厚生委員会(市役所)
 大館市議会の厚生委員会(小畑淳委員長)は30日、市役所で開き、市立扇田病院で発生した外来診療費着服事件の対応状況について当局から報告を受けた。ニチイ学館(本社・東京)との間で進めてきた損害賠償交渉では、同社側から示された「解決金として1431万2915円を支払う」との提案を受け入れる方針であることを説明。「早期解決を図りたい」などと述べた。
 事件は昨年8月に発覚。2008年3月から昨年4月まで、患者から納付された外来診療費自己負担金の一部、1億1792万円が病院会計に納入されていなかった。窓口業務を担当した元従業員の女性は、今月9日に業務上横領の容疑で逮捕、30日付で起訴された。
 ニチイ学館に対しては、08年3月から業務委託契約が終了した10年6月までの不明金1276万201円と、遅延損害金として年5%の利率で計算した額を請求。同社からは昨年10月12日付で「元金全額は支払う」としたものの「遅延損害金とその他経費の支払いには応じられない」との回答があり、交渉を継続していた。
 この日の委員会で病院は、今月5日に同社の常務執行役員本部長ら2人と、病院側3人が面談したことを報告。席上、同社から「着服元金と遅延損害金を一括した解決金として1431万2915円を支払うことで和解したい」との提案があったことを説明した。遅延損害金は年1・5%の利率で計算したもので、金額は155万2714円。市が請求していた5%の場合の517万5718円と比べると、362万3004円少なくなった。
 病院は「この内容で合意したい」との方針を示した。遅延損害金の減額を受け入れることについては「不法行為があった08年3月から10年6月までの期間で、扇田病院が金融機関から一時借り入れした際の利率が平均1・5%だった」ことなどを理由に挙げ「早期解決を図りたい」などと述べた。当初の利率5%は、民法に基づいて設定していた。
 9月定例議会には、遅延損害金の減額などに伴う権利放棄の議案を提出。認められれば、同社との間で合意に基づいた契約を締結し、解決金の支払いを受けるとしている。
 委員会ではこのほか、東北ビル管財(本社・大館市)と元従業員女性に対し損害賠償を求める民事訴訟も報告。今月30日に第3回の弁論準備手続きが開かれたことなどを報告した。
 

大館、北秋田で36・5度 30日の北鹿地方 熱中症で搬送3件

2018-07-31
水遊びを楽しむ子どもたち(二ツ山総合運動公園)
 北日本が高気圧に覆われた影響で、30日の北鹿地方は猛烈な暑さに見舞われた。秋田地方気象台によると、大館市の最高気温は36・5度(午後2時31分)で猛暑日となり、今年最高の暑さとなった。
 同気象台によると、北鹿地域7観測地点で最高気温が35度を上回り、全ての地点で今年の最高気温となった。北秋田市鷹巣で36・5度(同2時43分)、鹿角市で34・6度(同1時42分)を記録。平年より5~7度高かった。
 大館市餅田の二ツ山総合運動公園では、今月上旬に整備工事が完了した水遊び施設で涼を取る親子連れの姿が見られた。2歳の子どもを連れて訪れた30歳代の女性は「毎日本当に暑いので、冷たい水で遊ぶと気持ちがいい」と話していた。
 北鹿3消防本部によると、午後5時現在、熱中症疑いの搬送が北秋田市、鹿角市で合わせて3件あった。いずれも屋外で作業をしていた40~80歳代の男女3人が救急搬送された。このうち北秋田市阿仁の60歳代の男性は、屋外を歩行中にめまいや頭痛を訴え搬送された。鹿角市の80歳代の女性は畑仕事中に倒れ救急搬送。県外から仕事で鹿角市を訪れていたトレーラー運転手の40歳代男性は、荷下ろし後の運転中に吐き気やけいれんを訴え搬送された。いずれも軽症とみられる。
 同気象台によると、31日も高気圧に覆われるため晴れるが、気圧の谷の影響で明け方までは曇る見込み。今後も高温が続くことから、引き続き熱中症に注意するよう呼び掛けている。
 

〝化粧直し〟始まる 鹿角市本庁舎の外壁 2カ年で改修工事

2018-07-31
本年度から2カ年で改修工事が行われる鹿角市役所の外壁(花輪字荒田)
 鹿角市は、市役所本庁舎外壁の改修工事を始めた。2018、19年度の2カ年で全面的に実施する計画。18年度は庁舎正面玄関がある南面と国道側の東面を中心に実施し、19年度は北面と西面の改修を進める。総事業費は約3億円の見込み。
 本庁舎は1985年の竣工(しゅんこう)から30年余りが経過し、外壁などの経年劣化が目立ち始めている。
 こうした中、市は昨年度、市内業者に委託して外壁劣化調査を実施したところ、外壁タイル全体の約8%に浮き、はく離の発生が確認された。また、タイル表面上のひび割れは全体の約10%に及んでいて、「これ以上、タイルのはく離等が進行すると、外壁の崩落等のリスクも高まる」との指摘を受けたため、本格的な改修工事を実施することになった。
 本年度は1期工事として庁舎1、2階の南面、東面、3、4階の全面合わせて2064平方㍍の壁を改修する。工期は来年1月11日まで。来年度は2期工事として北面と西面で実施する。
 工法は、既設タイルをはく離防止ネットで固定し、防水性等に優れた自然石調の合成樹脂を塗って仕上げる計画。
 市によると「従来のタイル仕上げと比べ、タイルの更新や洗浄などの対応が長期間不要であるため、管理コストはほとんど発生しない」という。
着工にあたって「工事期間中は庁舎周りに大掛かりな足場が設置されるため、市役所を利用される皆さんにご不便をお掛けします」と理解と協力を呼び掛けている。なお、正面玄関などは通常通り出入りができる。
 

鹿角市でトークイベント 関係人口どう増やす? 講話やパネル討論

2018-07-30
田中さん(右から2人目)を交えて行われたパネル討論(湯の駅おおゆ)
 鹿角市は29日、「観光以上、定住未満で地域と関わる人たち」を示す「関係人口」を増やす取り組みに理解を深めてもらおうと、ローカル・ジャーナリストの田中輝美さんを招いたトークイベント「関係人口を学ぶ」を開いた。会場は大湯温泉夏まつりでにぎわう道の駅「湯の駅おおゆ」イベント広場。市民ら約40人が参加し、地域づくりの新たな担い手として注目されている関係人口に関する講話やパネル討論に耳を傾けた。
 鹿角市は本年度、総務省から委託された関係人口創出のモデル事業に取り組む。事業費500万円で「『みんなの鹿角家(かづのけ)』づくり事業」を実施し、同市に縁のある人をターゲットに「鹿角家」の「家族」(会員)を募集する。会員数の目標は500人。
 今回のイベントは鹿角家事業の手始めとなるもの。田中さんは島根県生まれ。大学卒業後、山陰中央新報社に入社し、記者として古里で働く喜びに目覚める。2014年に退社し独立。島根を拠点に活動している。近著に「関係人口をつくる」(木楽舎)。
 田中さんは「関係人口という提案」と題して講話。関係人口が求められてきた前提として、本格的な人口減少時代の到来のほか、地域の役に立ちたいというソーシャルな若者の増加や田園回帰といった変化を挙げた。
 定住人口でもなく交流人口でもない関係人口について「第3の道としてどの地域も増やせる。都市の人の力も生かせて双方にウィンウィンなので注目を集め始めている」と強調。その上で「移住・定住がゴールではないが、関係人口が増えれば結果として定住人口は増える」と述べた。
 パネル討論は「鹿角版関係人口」がテーマ。パネリストは田中さん、道の駅おおゆ駅長の淺利裕子さん、かづの商工課女性部副部長の兎沢三果さん、かづの若者会議代表の阿部朗人さんの4人、コーディネーターはNPO法人かづのclassy理事長の木村芳兼さんが務めた。
 この中で、北限の桃やかづの牛のオーナー制度など関係人口創出のきっかけとなっている先進事例が話題となり、田中さんは「関係人口は行政がつくろうと言っているが、頑張っている地域の人たちの営みの中から自然と生まれてくるものではないか」との認識を示した。
 鹿角家事業では今後、首都圏で「家族会議」と称する交流イベントや、市内で「実家暮らし体験ツアー」などを開催する予定。

 
 

グッドモーニングラン 北秋田市 走ることで豊かな生き方

2018-07-30
朝のランニングを楽しむ参加者(北秋田市松葉町)
 朝のグループランを通して参加者同士が交流を深める「Good Morning RUN in 北秋田」が29日、北秋田市の鷹巣地区で開かれた。参加者21人が4・3㌔の市街地コースを走ったほか、ゴール後には朝食を楽しんだ。
 走ることを通じて豊かな生き方の提案や、新たな秋田の価値を生み出すことを目指す「Good Morning RUN in AKITA」(木村志帆代表)の主催。2016年度から秋田市内で月1回程度のグループランを開催し、本年度から活動範囲を県内全域へと拡大している。
 県北地区での開催は北秋田市が初。鷹巣駅前のコミュニティーステーション「KITAKITA(キタキタ)」に親子など参加者21人が集まった。木村代表が「体調に気をつけて楽しく走りましょう」とあいさつし、全員でキタキタを出発した。
 コースは商店街を通り、米代川周辺を走ってキタキタに戻る4・3㌔。タイムの計測などは行わずに、会話を楽しみながらゆっくりと約1時間かけて走り、爽やかな汗を流していた。参加者は途中の米代児童公園でヨガストレッチも行った。
 ランニング後は、「昔懐かしい夏休み」をテーマに地元の女性たちが作ったおにぎりやみそ汁などが朝食として提供された。

 
 
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