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スマート農業広がるか 鹿角で研修会 効率・省力化、収量アップも

2018-11-15
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スマート農業を学ぶ参加者たち(交流センター)
 鹿角地域スマート農業研修会が14日、同市花輪の交流センターで開かれた。先進地として知られる岩手県花巻市の担当者が具体的な取り組みを紹介、トラクターの自動操舵(そうだ)システムやドローン導入などで農作業の省力化、効率化に効果が挙がっていることを報告した。
 スマート農業は、ロボット技術や情報通信技術を活用して、作業の効率化、軽労化、収量向上へつなげる取り組み。生産者の高齢化、担い手不足の課題を解決する方策として関心を集めている。鹿角地域振興局と農業再生協議会が初めて開催。農業者、行政の関係者約30人が参加した。
 花巻市は、農業機器販売の企業と連携し、実証事業を行っている。自動操舵システムを導入するため、GPSの基地局を設置、導入費用には市単独で補助している。
 同市農政課地域農業推進室の上原拓洋主査が取り組みと効果、課題を説明。自動操舵システムにより、経験の浅い人でも真っすぐ作業を行うことができる、田植機はハンドルから手を離して苗接ぎ作業をしている、とメリットを感じていることを報告。ただ、高齢者が多い法人では活用が限定的という。
 市内の企業が開発した除草ロボットの活用、農業用ドローンによるハトムギの病害虫防除、機械の力を使って動きをサポートするアシストスーツの実演を計画している。
 鹿角地域振興局農業振興普及課の髙田宏樹技師は「スマート農業とは何か?園芸品目に活用できる技術を例に」をテーマに講話。スマート農業は「課題を解決する一つのツール」と指摘しながら、「取り入れることが普通になる時代が近い将来くるのではないか」との見通しを示した。
 最後に、岩手県中央農業改良普及センター地域普及グループの臼井智彦主査農業普及員が「岩手県におけるスマート農業の取り組み」をテーマに講話した。

海外客、前年の3倍超 大館・小坂鉄道レールバイク 欧州からも新規客

2018-11-15
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7月、レールバイクの乗車体験に訪れた台湾の団体客(大館市雪沢)=同NPO提供
 NPO法人大館・小坂鉄道レールバイク(小棚木政之理事長)は、本年度の運行状況をまとめた。4月21日から今月4日までの153日間営業し、総乗車人数は例年並みだったものの、海外客は前年度の3倍超となる237組が訪れた。小棚木理事長は「SNSで発信され、浸透してきた。他施設などと連携しながら、さらに人を呼び込みたい」としている。
 同NPOは2012年2月に設立。旧小坂鉄道の廃線を活用し、四輪自転車「レールバイク」やトロッコの乗車体験を提供している。13年8月、雪沢の清風荘周辺で常設運行を始めた。
 乗車人数・組数は▽16年度=5259人(1831組)▽17年度=6182人(2135組)―。18年度は6249人(2289組)で、前年度に比べ1%増加した。過去最多だった15年度の6810人には及ばなかった。
 一方で、海外客は近年飛躍的に増えている。16年度が18組、17年度が72組だったが、18年度は237組に上った。前年度の約3・3倍に急増した。
 国別では台湾、香港が大部分を占めるが、18年度は新たに中国、東南アジア、オーストラリア、ドイツなどからも新規客が訪れた。
 小棚木理事長は県や大館市、北鹿4市町村でつくる秋田犬ツーリズムなどのPRで、外国人観光客が増加していることが影響したとみている。海外客からは「新緑や紅葉の風景が素晴らしい」との声も聞かれ、「乗車体験を目的に大館に来る人もいる。1回体験した人がSNS等で発信し、じわじわと認知されてきた」とみている。
 海外客は今後も増加が見込まれることから、パンフレット、ホームページ、表示等の多言語化を進める方針。「スタッフの外国語対応の必要性も感じており、研修なども考えている」という。
 全国的に廃線を活用したレールバイク運行の観光資源化が進んでおり、中には大館の2倍以上の来客がある施設もあるという。「地元でも乗車経験がない人もおり、まだまだ伸びしろはある。さらにPRしていきたい」としている。
 19年度は4月20日から運行を開始する予定。

「声掛け」や「見守り」など 北秋田市 心の健康づくりへ相談員養成講座

2018-11-15
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自殺の現状を学んだ相談員養成講座(北秋田保健所)
 北秋田市の「心のふれあい相談員養成講座」開講式が14日、北秋田保健所で行われた。男女32人が受講し、計5回の講座を通して心の健康づくりに取り組む相談員認定を目指す。
 養成講座は2005年度に始まり、悩みを抱える人への「声掛け」「見守り」などの知識を習得してもらっている。18年度は来年1月まで計5回のうち、4回の受講で相談員認定する。相談員は各地域でコーヒーサロンを開設して住民の話を聞くなどしている。受講者32人のうち15人が再受講者で、17人が新たに相談員を目指す。
 初回は22人が出席した。開講式で医療健康課の職員が18年度中に自殺対策計画を策定することなどを説明。市内の年間自殺者数は1999年の24人をピークに、一時5人まで減ったがその後再び増加。昨年は11人に上ったという。大半が高齢者で、高い高齢化率をそのまま反映しており、自殺の理由として「健康問題が一番多い」と説明した。
 こうした現状を踏まえ、市は保健師10人が75歳以上の世帯を全戸訪問し実態把握に努める計画。相談員や受講者にも「皆さんが対策を支える人材の一人」と協力を呼び掛けた。この後、「心はればれゲートキーパー養成講座」も行われた。

ヤマノイモ出荷ピーク JAあきた北 出来は「平年並み」回復

2018-11-14
ピークを迎えたヤマノイモの出荷作業(JAあきた北野菜集出荷所)
 大館市の特産品ヤマノイモの出荷がピークを迎えている。今年の生育や収穫量は平年並みで、市根下戸新町のJAあきた北野菜集出荷所では生産者や職員らが選別や箱詰め作業に追われている。
 ヤマノイモはエダマメ、アスパラガスとともにJAあきた北の最重点品目として作付けが推進されている。今年は昨年より3戸少ない39戸が20㌶で栽培した。
 出荷作業は1日に始まり、今週がピーク。収穫後、土を落とし、根を処理したヤマノイモが続々と運び込まれ、「秀」「優」「良」の3等級に選別。丸くて凹凸が少ないものが最高ランクの「秀」となり、丁寧に箱に詰めた。
 JAの担当によると、天候の影響で不作だった昨年産を見直し、今年は定植を4月下旬から6月上旬に行った。昨年より半月ほど早く定植作業を終えたことで、「葉の量など生育期間を十分に確保することができた」という。
 大半が大阪の市場に出荷され、和菓子や日本料理の高級食材になる。管内では今年から生産組織の山の芋部会の体制を一新して30歳代の3人が役員となってけん引し、因幡成弘部会長(36)は「生産者が高齢化する中、役員の若返りを図って新しいことに取り組みながら大館の特産品を育てていきたい」と語った。出荷作業は今月末まで続く。

小坂町教育長に澤口氏 臨時議会で賛成多数 元校長、任期は12月から

2018-11-14
教育長を選任する人事案に、賛成多数で同意した小坂町臨時議会(町役場)
 小坂町臨時議会は13日開き、空席となっていた教育長の人事案が再提出され、元学校長の澤口康夫氏(62)=小坂字横道=を選任する案に賛成多数で同意した。任期は12月1日から3年間。
 町は9月定例議会で、10月に任期満了を迎える秋田市出身の現職を再任する人事案を提案したが、議会の同意が得られず、改めて提案した。
 細越満町長は、澤口氏について「学校現場に精通されており、教育行政の識見も豊富であり人格、識見、経験ともに教育長として適任者であると確信している」と提案理由を述べた。
 目時重雄議長を除く11人で採決し、この結果、賛成10、反対1の賛成多数で可決された。前回は賛成4、反対7だった。
 発言を許可された澤口氏は「重責に身の引き締まる思い。歴代教育長の方々の小坂町の教育に対する熱い思いを継承するとともに、これまで学校教育に携わってきた経験を生かし、小坂町の教育のさらなる充実のために、精いっぱい力を尽くしたい」と新たな決意を示した。
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県種苗交換会 「本県農業の底力を」 9年ぶり秋田市で開幕 農作物2100点

2018-10-31
9年ぶりに秋田市での開催となった県種苗交換会の展示会場(秋田拠点センター・アルヴェ)
 国内最大級の農業の祭典、第141回県種苗交換会(県農協中央会主催)が30日、秋田市で開幕した。出品農産物は前年を204点上回る2126点。7月の異常高温に加え、大雨や台風で産地が被害を受ける中、展示会場となった秋田拠点センター・アルヴェには農家が丹精込めて育てた農作物が並んだ。市協賛会は期間中の人出を、前回開催(2009年)時の105万人以上と見込んでいる。
 キャッチフレーズは「秋田から 広がる食農 つながる未来」。来月5日までの7日間、主会場のアルヴェやエリアなかいち、旧秋田空港跡地などで各種展示や行事が行われる。
 アルヴェで行われたオープニングセレモニーでは、JA秋田中央会の船木耕太郎会長が「歴史と伝統を誇る農業の祭典。多くの人に本県農業の底力を感じてもらい、食と農への理解が深まることを期待している」とあいさつ。関係者らでテープカットを行い、祭典の幕を開けた。
 出品された農産物は▽水稲55点▽畑作物及び工芸作物366点▽果樹278点▽野菜866点▽花き382点▽農林園芸加工品・工芸品91点▽畜産品及び飼料48点▽林産品40点。
 秋田市は朝から雨模様で展示会場への出足はやや鈍かったものの、徐々に来場者が増え始め、農家の努力の結晶を一品ずつ丁寧に観賞する姿がみられた。
 明治初期からの長い歴史と伝統を誇る交換会は、31日にメイン行事の談話会を県JAビルで開催。「農業者の所得増大に向けた低コスト・省力化栽培技術について」をテーマに関係者が意見を交わす。
 このほか、JA地産地消展や学校農園展、最新農業機械の展示・実演、植木・苗木市、物産販売展などが各会場で開催される。

 
 

八幡平山頂が雪化粧 アスピーテラインの一部 今季初の終日通行止め

2018-10-31
寒気の影響で、標高の高い八幡平では地面や草木が雪化粧した(蒸ノ湯ゲート周辺)
 十和田八幡平国立公園内の秋田、岩手両県にまたがる八幡平(標高1613㍍)の山頂付近で30日、寒気が流れ込んだ影響で雪が降った。鹿角市と岩手県八幡平市を結ぶ観光道路「八幡平アスピーテライン」(主要地方道大更八幡平線)は一部の区間で、今季初めて積雪による終日通行止めになった。
 アスピーテラインは全長47・2㌔。毎冬20・4㌔区間で閉鎖され、本県側の閉鎖区間は後生掛ゲートから県境付近までの9・8㌔。
 今年は夜間・早朝に路面凍結、積雪の恐れがあるため、10月15日から夜間通行止め(午後5時~翌朝8時30分まで)を行っている。
 本県側の道路を管理する県鹿角地域振興局によると、29日遅くから30日明け方にかけて雪が降り、山頂付近では5㌢ほど積もった。この影響で、本県側は標高1150㍍の蒸ノ湯ゲートから山頂の見返峠まで7㌔を、午前8時30分から終日通行止めにした。
 蒸ノ湯ゲート周辺では午前9時過ぎ、雪の降り方が強まり、地面や草木など辺り一面があっという間に雪化粧した。通行止めを知らずに訪れた愛知県豊橋市の男性(77)は「盛岡に抜けようと思っていたが、雪は予想もしていなかった」と残念そうな表情で引き返した。
 冬期間の全面通行止めは、11月5日から来年4月15日までの予定。

 
 

高校生が最新林業機械を体験 北秋田 担い手確保に学習会

2018-10-31
ベテラン作業員の指導で林業機械を操作する生徒(阿仁真木沢)
 北秋田森林・林業振興会(畠山清志会長)主催の高校生を対象にした高性能林業機械操作体験学習会が30日、北秋田市阿仁真木沢の山林で行われた。森林や林業について学習している秋田北鷹高校の生徒がプロの指導で林業機械の操作を体験した。
 林業の担い手確保などを目的に毎年行っている取り組みで、林業分野の就業を目指している高校生にとっては、ベテラン作業員からの直接指導で技術を習得する機会となっている。
 この日は緑地環境科1年の33人が参加。講師を務める山一林業の社員によるチェーンソーを使った木の伐採を見学した後、4班に分かれて機械の操作を体験した。
 チェーンソー操作では丸太の切断に挑戦。刃を木に入れた瞬間に体が引っ張られるほどの衝撃があり、生徒たちは慎重に作業することの大切さを学んでいた。
 伐採した木の枝払いと切断を行う「プロセッサ」、切断した木材を集めて運搬する「フォワーダ」などの操作体験も行われ、機械化された最新の林業現場に理解を深めていた。

 
 

展示施設 「秋田犬ファースト」確認 ネットワーク会議設立

2018-10-30
情報共有などを目的に設立された秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議(秋田市)
 秋田犬の適切で効果的な展示と情報発信のあり方などを共有しようと、県は29日、関係者らによる「秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議」を設立した。大館市が運営するJR大館駅前の「秋田犬ふれあい処」で今夏、来場者との触れ合いが原因とみられるストレスで一匹が体調を崩したことから、「秋田犬ファースト」の取り組みを進めていくことを確認した。
 秋田犬の展示を行う関係者間で情報共有を図り、適切な展示と展示情報を国内外に発信し、誘客を図るのが目的。秋田犬保存会など展示施設の事業者や運営主体の市町村、県から約20人が出席した。
 秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれた会議でははじめに、県観光振興課の成田光明課長が「近年の秋田犬人気を受け、県内でふれあい展示施設が増加する一方、予想を上回る観光客で体調を崩す犬も出てきている。犬にストレスのない形で楽しんでもらう、秋田犬ファーストの取り組みが大事になる」などとあいさつ。会則などを承認後、展示時の注意事項や情報発信について意見を交わした。
 犬との触れ合いを許可している施設は、ストレス軽減対策として「展示日数を減らしたり、スペースを拡大している」「体調面を考慮し、休憩を取っている」などと報告。県動物管理センターの須田朋洋主査は「犬の事故は秋田犬が最も多い。飼い主には忠実だが、知らない人は警戒するという気質を来場者に啓発してほしい」と呼びかけた。
 大館市観光課の石田徹主査は、秋田犬ふれあい処で雌の飛鳥(2歳)が体調を崩して休養したことを受け、「柵越しの展示に切り替え、『触る』をやめた。代わりに、秋田犬の歴史やハチ公のエピソードを伝えるなど『知る』に力を入れている」などと説明した。同施設は昨年8月のオープンから1年間で2万人を超える観光客らが来場している。
 このほか、「カメラのフラッシュは使用しない」など、各施設が来場者に呼びかけている注意事項も報告された。
 県によると、県内の秋田犬展示施設は大館市や北秋田市、秋田市などの13。会議に先立ち、秋田市内の2施設を現地視察した。

 
 

北秋田市 成田為三の命日 墓前で「浜辺の歌」を合唱

2018-10-30
成田為三の墓前で「浜辺の歌」を合唱する参加者(龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏が行われた。市内の合唱団など約50人が代表曲「浜辺の歌」を高らかに歌い、功績をたたえた。
 為三は1893年、旧森吉町米内沢生まれ。東京音楽学校で作曲を学び、「浜辺の歌」をはじめとする数々の名曲を生み出した。演奏会は1957年から始まり、現在は地元の合唱団が参加している。
 浜辺の歌音楽館少年少女合唱団、コール・もりよし、る・それいゆの地元合唱団3団体や関係者らが参加。遺影が飾られた墓の前で奥山亮修住職が読経し、参加者は静かに手を合わせていた。
 少年少女合唱団が「雨」「かなりや」、コールもりよしとる・それいゆが「ほろほろと」を歌った。最後は参加者全員で「浜辺の歌」を合唱し、ふるさとが生んだ偉大な作曲家をしのんだ。
 
 
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ハチ公サミット大館で最終回 ゆかりの4JCが発表 今後の交流発展に期待 

2018-09-25
4JCによる発表などを行ったサミット(北秋くらぶ)
 忠犬ハチ公にゆかりのある都市が交流する「ハチ公サミット2018」が23日、大館市幸町の料亭北秋くらぶで開かれた。同市での開催は4年ぶりで、今回が最終回。同市、東京都渋谷区、山形県鶴岡市、福島市の青年会議所(JC)メンバーがこれまでの経過を振り返り、今後の交流発展に期待した。
 ハチ公生誕90周年を迎えた13年、ハチ公の縁を契機に都市間の交流を促進しようと始まった。以前から友好関係にある大館と渋谷のJCが、ハチ公の飼い主だった上野英三郎博士の出身地・三重県津市、ハチ公物語を新聞社に寄稿した斎藤弘吉の出身地・鶴岡市、渋谷の商店街からハチ公のオブジェを贈られた縁がある福島県飯舘村に呼び掛け、5市村区の関係者が参集してセレモニーや首長の対談などを行った。
 その後も各地を会場に年1回続けてきたが、今回で一区切りすることになった。大館JC、東京JC渋谷区委員会、福島JC、鶴岡JCからメンバー約30人が参加した。
 各JCの担当がそれぞれの地域で開催したサミットについて、写真や動画などを使って発表。渋谷区委員会は年の諸行事を振り返り、「街の象徴が同じなのは大きい。人は変わるが、街はずっとある。さらに掘り下げることでコラボの可能性が広がる」と提案した。
 大館JCの田山洋平理事長は「今後も末永く手を取り合って交流を深めるきっかけになれば。この事業を大切にして、いろいろな形で交流していきたい」と述べた。
 来賓の福原淳嗣市長は「4JCはハチ公と銅像を巡る物語でつながっている。次にどういう物語を発信していくか楽しみにしている」と期待を寄せた。

 

北秋田市阿仁 古民家再生利用を計画 観光客回遊に期待 DMOに負担金

2018-09-25
 北秋田市阿仁地区で築100年近い「古民家」の再生利用が計画されている。本年度は市が地域連携DMO「秋田犬ツーリズム」に観光事業負担金を支払う形で「宿泊施設かカフェのような施設」(市産業部)に転用できないか調査する予定。
 市が支払う観光事業負担金は3277万円。2018年度一般会計補正予算案に計上され、9月定例議会で予算審査が行われている。古民家関連の予算案は本会議や常任委員会で議員から質疑が相次ぎ、関心を集めている。
 産業部によると、負担金のうち古民家関連は500万円。観光客が阿仁地区を回遊するための拠点づくりを目指し、どのような活用が可能か調査する。古民家改修の基本設計費用も含まれている。負担金の残り約2700万円は配車システム開発、特産品土産物開発などに使うという。
 この古民家は阿仁合地区中心部にあり、明治時代に呉服商が建てたという。阿仁鉱山と共に栄え、往時の造りをそのまま残すことから文化財的な価値も注目されている。現在は個人所有で空き家状態。
 市議会の予算審査では、民間の不動産に公費を投じる理由などが問われた。産業部は「所有者と交渉中で、無償で譲り受ける方向で詰めている」と説明。19年度に改修作業を計画している。
 カフェなどに改修した後、運営主体についても質問が相次いだ。産業部は「計画ではDMOが観光客を回遊させるための拠点にする」「いろいろな運営方法があり、検討段階」と述べるにとどめた。
 阿仁地区は鉱山で繁栄した当時の歴史文化が色濃く残る一方、閉山後は衰退が進んだ。現在は宿泊施設や飲食店も少なく、観光客が休憩に立ち寄る場が限られていた。議員は「古民家ブームだから改修は賛成だが、採算が取れる運営を慎重に進めてほしい」などと注文した。

鹿角の産婦人科を守る会 妊婦の大変さを体感 男性向け体験講座

2018-09-25
妊婦ジャケットを着用して階段を上る参加者(ホテル茅茹荘)
 住民団体の「鹿角の産婦人科を守る会」(安保大介代表)は22日、鹿角市花輪のホテル茅茹荘で男性向けの妊婦体験講座を開いた。参加者が妊婦ジャケットを着用した日常動作の疑似体験などを通じて、妊婦の大変さや不便さ、妊婦の大変さを知ることの大切さに理解を深めた。
 同会は、かづの厚生病院の出産取り扱い機能が大館市立総合病院へ集約されることを知った住民が2017年2月に設立。厚生病院での出産取り扱いの再開に向けた医師確保の運動や、市民と医療現場の距離を近くするための活動、妊婦の不安を軽減するための活動などに取り組んでいる。
 今回の講座もその一つ。タイトルは「~ママになってみるかい?~妊ママ体験講座~もうすぐパパになるあなた、いずれパパになるあなたへ~」。男性だけでなく、夫婦や女性だけの参加も歓迎し、約20人が受講した。
 妊婦体験では参加者が重さ約8㌔の妊婦ジャケットを着用。足元がよく見えない階段の上り下りや、しゃがんだりあおむけに寝てみたりしながら体が思うようにならないもどかしさなどを体感した。
市内の会社役員、男性(34)は「予想より重くて妊婦の大変さが分かった。子どもが3人いるが、妻が初出産する前に知っておけばもっと良かったと思う」と実感を込めた。
質疑応答の中で、妊婦の大変さについて「言ってくれないと分からない」という男性の意見に対し、女性から「そうじゃなく(男性に)気づいてほしい」という声が上がる場面もあり、こうした講座の意義がうかがえた。
このほか、市職員が10月以降の大館・鹿角地域の産婦人科医療体制などを説明した。
安保代表は「今後も機会をみてこのような講座等を開いていきたい」と話した。

 

森吉34年ぶり2度目の優勝 最優秀賞は武石選手 北鹿中学新人野球

2018-09-24
閉会式でトロフィーを受け取る森吉のメンバー(ニプロハチ公ドーム)
 北鹿新聞創刊100周年記念第64回北鹿中学校新人野球大会(北鹿新聞社、ニプロハチ公ドーム共催、大館北秋田中学校体育連盟、鹿角中学校体育連盟、大館市教育委員会後援)は23日、大館市のニプロハチ公ドームで準決勝、決勝を行った。決勝は森吉が合川を2―1で下し、34年ぶり2回目の優勝を決めた。
 閉会式で、田中厚北鹿新聞社社長が「この大会の経験が大きなプラスになると幸い。中学生はまだまだ可能性がある。近い将来、この地方のチームが甲子園で活躍し、今年のように秋田に元気と感動を与えてくれることを期待する」などとあいさつした。
 最優秀選手賞は武石圭哉選手(森吉2年)、優秀選手は金惇之介(同)、北林学人(同)、田中元輝(合川2年)の各選手に贈られた。
 決勝は森吉が先制点を守り切り、合川を僅差で下した。
 3回、森吉は1死から内野安打で一塁に走者を置くと、武石の適時打三塁打で先制。続く金の左前適時打で追加点を挙げた。合川は2~4回に敵失や暴投など相手守備の乱れを突いて走者を三塁に進めるが、あと一本が出ず。7回2死一、二塁で佐藤天の適時打で1点を返すが、反撃は届かなかった。
 森吉の主戦、武石は要所を締める投球。?奪三振と相手打線に的を絞らせず、完投した。
 森吉・成田佳監督の話 記念大会を勝ちに来て勝てたことが一番の収穫。全県につながる試合ができた。
 合川・柏木太郎監督の話 守備は頑張ったが、走塁ミスが響いた。最後は4番が意地を見せてくれた。
◇決勝 【ニプロハチ公ドーム】
森 吉 0020000 2
合 川 0000001 1

 ▽三塁打=武石(森)▽二塁打=笠井(森)三浦(合)▽併殺=▽暴投=森吉4▽捕逸=森吉1▽審判=赤石、谷地田、長崎、庄司
 ◇準決勝【同】
合 川11000005 7
大館東01000101 3

 (延長8回タイブレーク)
 ▽三塁打=田中(合)▽二塁打=小野寺(合)、工藤、大川(大)▽併殺=合川1、大館東1▽暴投=合川1、大館東1▽審判=五十嵐、庄司、谷地田、長崎
 【ニプロハチ公ドーム】
大館一00000200  2
森 吉10010001× 3

 (延長8回タイブレーク)
 ▽三塁打=熊谷(大)、金(森)▽二塁打=北林(森)▽暴投=森吉1▽ボーク=大館一1▽審判=谷地田、長崎、庄司、赤石

「ハチ公の駅」建設現場で見学会 大館の観光交流施設 オープンは来年5月

2018-09-24
建物の骨組みが姿を現した「ハチ公の駅」(大館市御成町)
 大館市御成町の旧小坂鉄道跡地で建設が進む市観光交流施設「ハチ公の駅(仮称)」の現場見学会が23日、行われた。大館生まれの忠犬ハチ公が飼い主を待ち続けた1920年代の「2代目渋谷駅」がモデルで、シンボルとなる時計台など骨組みが姿を現している。秋田犬の触れ合いコーナーや観光案内所などを設け、秋田犬の魅力を発信し、交流人口の増加を目指す。グランドオープンは来年5月8日の予定。
 建設地はJR大館駅の南側約100㍍の市有地。鉄骨造り一部2階建て、延べ床面積1246平方㍍。高さ18㍍の時計台と大きな屋根が特徴で、秋田犬と触れ合えるほか、展示コーナー、観光案内所、特産品を扱う観光物産館、多目的研修室を配置する。
 今春に着工し、進捗(しんちょく)率は約50%。見学会は2回開き、参加者が市総合戦略推進室の職員から説明を受けながら外側を一周した。正面入り口はJR大館駅側で、展示コーナーではハチ公と大館との関わりなどを紹介するほか、子どもが創作を楽しむコーナーなども設けられる。
 秋田犬は常時2匹以上が常駐しガラス張りにして展示コーナーや広場からも見学できる造り。らせん階段を上がった2階は展望デッキで大文字などを眺めることができる。入り口付近には今秋以降、大館駅前のハチ公像を移設する。
 水飲み場などを設けた芝生広場(2174平方㍍)や多目的広場(5675平方㍍)、公衆トイレも整備する計画。駐車場は112台分で、「大館駅利用者も活用してほしい」とした。周辺の旧小坂鉄道には手こぎトロッコを配置し家族連れで遊べるという。
 施設、駐車場、芝生広場は来年5月開所予定。施設は12月に完成予定で、備品搬入などを経て4月から担当職員が常駐する。多目的広場、公衆トイレを含め全面完成は2020年3月の予定。総事業費は9億7500万円。県と協働で進める「あきた未来づくりプロジェクト」の一環として国や県の交付金を活用する。
 見学会はプレオープンイベントとして、「駅―one.2018with大館駅サイト」に合わせて開催。高橋崇太さん(城南小4年)は「近くで見ると大きな建物だった。完成したら来たい」と感想。総合戦略推進室は「秋田犬は世界的に注目を浴びており、施設を知ってもらい、市民全体で秋田犬を中心に市を盛り上げていきたい」と話した。

8月のニュース

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2社目の風力発電構想 周辺環境に配慮を 鹿角市環境審

2018-08-07
2社目の風力発電事業構想が説明された環境保全審議会(市役所)
 鹿角市環境保全審議会は6日、市役所で開き、(仮称)田子町風力発電構想などについて説明を受けた。事業区域は青森県田子町が中心で、一部が鹿角市十和田大湯を含む。同じ場所ではすでに風力発電構想が動き出しており、2社目。委員からは環境や生態系への配慮を求める意見があった。
 新たな風力発電事業を計画しているのは、融雪事業などを展開するユニ・ロット(大阪市)。提出された計画段階環境配慮書によると、事業想定区域は約1457㌶。区域の大部分は田子町で、一部鹿角市が含まれている。最大出力は8万キロワットで、風力発電機は30基程度を計画。
 構想段階であり、変電施設、送電線などの具体的な内容や着工、営業開始年次は検討中としている。配慮書は先月6日から今月13日までの日程で、市役所本所と大湯支所で縦覧されている。
 同じ場所では、日立造船(大阪市)が(仮称)鹿角・田子風力発電構想を明らかにし、手続きを進めている。最大出力はユニ・ロットの2・6倍の21万4000キロワットを計画。両構想の事業区域は重複している。委員からは、事業区域には天然のシラカバが分布しているなどとして環境や生態系への配慮を求める意見があった。
 2017年度事業報告や18年度事業計画が報告された。空き家対策について市当局は、実態調査を実施することを説明。委員からは「相続放棄した空き家をめぐって、自治会は苦慮している」という意見があった。
 任期満了に伴い、委嘱状の交付式があった。任期は2年(◎会長、〇副会長)。
 ◎金澤文好(識見者)〇阿部浩一(JAかづの常務)柳澤康隆(鹿角青年会議所理事長)山本由実(識見者)黒澤正(米代川源流自然の会事務局)髙橋健一(鹿角工業振興会理事)齋藤吉之(北秋田地域振興局大館福祉環境部地域環境専門員)
 

移住定住「PR工夫を」 北秋田市議会総務文教委 ネットワークセンター視察

2018-08-07
総務文教委の所管事務調査(北秋田市移住定住ネットワークセンター)
 北秋田市議会の総務文教委員会(大森光信委員長)は6日、市の移住定住対策などについて所管事務調査を行った。前年度の移住実績は市総合戦略に掲げた目標値を上回っており、議員らは「予想以上に好調」と評価。その上で、移住の導入部となる対外的なPRに力を入れるよう求めた。
 阿仁に開設した市移住定住ネットワークセンターを視察した後、移住定住対策を担当する総合政策課から移住の実績や市の取り組みについて説明を受けた。
2 017年度の移住実績は36世帯43人で、総合戦略で目標に掲げた年間3世帯10人を大幅に上回った。18年度も7月末までに2世帯6人が移住している。委員からは「実績をみると、よくやっていると言える」と市の取り組みを評価する声が上がった。
 移住を進める際の課題について、総合政策課は「仕事と住まい」と説明。住まいに関しては、移住希望者の多くは阿仁地区に賃貸住宅やアパートなどが少ないため住宅探しに苦労するのが現状で、「空き家バンクの登録を増やすなどしてニーズに応えられるようにしたい」と話した。
 移住の導入部となる相談会などで配布するチラシやパンフレットについては、北秋田への移住のメリットが一目で分かるよう工夫して作成する必要があると指摘する声が上がった。
 このほか委員から「移住者の生活が安定するまで、市が補助するような制度が必要」「農林業など地域特性に特化した移住対策も必要ではないか」「センターと同様の機能を持つ施設を他地区にも整備できないか」などとする意見が出された。
 

大館「肉×博」 2日間で5万8千人 家族連れどっと、店に列

2018-08-06
最終日も多くの人でにぎわった肉の博覧会(ニプロハチ公ドーム)
 大館市のニプロハチ公ドーム(大館樹海ドーム)で開催された第4回肉の博覧会(肉×博)が5日、閉幕した。雨が降ったりやんだりのあいにくの天気となったが、県内外から大勢の家族連れらが来場。タクミアリーナ(樹海体育館)を使った同時開催のスポーツイベントと合わせて夏のひとときを思い思いに過ごした。
 72店の屋台が並び、比内地鶏の串焼きやフランクフルト、馬肉煮込み、うさぎ汁、タンロースト、秋田牛厚切りステーキなどを販売。初日の4日は曇り空で時折雨が降り、入場者は少なめだった。一部店舗で長蛇の列ができたものの、多くの出店者は苦戦した。
 最終日は朝から雨が降り、客足が心配されたが、正午には駐車場500台分が埋まるほどの混雑ぶり。各店に行列ができ、一時的に商品が売り切れる店舗も見られた。
 肉料理の早食い大会「フードファイト」が行われ、高校生を含む男性5人が挑戦。牛ステーキ300㌘やフランクフルト3本、馬肉のホットサンドを食べきる予選で2人に絞り込まれ、おにぎり5個分とハンバーグやハムカツなどの「特製ライスバーガー」で決勝に臨んだ。出場者は時折苦しい表情になりながらも、次々と?張っていた。
 スポーツイベントはドーム内でリアル野球盤、アリーナで男子プロバスケットボール・秋田ノーザンハピネッツ交流イベント、屋外ステージでアームレスリング大会を展開した。ボードゲームを再現したリアル野球盤は、内外野にヒットやアウトのエリアを設定、ピッチングマシンが放つボールを打つゲームで、子どもから大人まで快音を響かせた。アームレスリングは小中学生と一般男女合わせて県内外から37人が参加し、腕力自慢が真剣勝負を繰り広げた。
 主催した大館食の祭典協議会(白川懸士会長)によると、期間中の来場者は5万8000人。初日が2万1000人、2日目3万7000人と発表した。駐車場利用者750台のナンバーを調べたところ、県内が75%で最も多く、青森18%と続いた。北海道や岩手、山形、福島、関東方面のナンバーもあった。
 虻川洋行実行委員長は「多くの人が来て、多彩な肉料理に満足してもらえたと思う。県外客も見られ、大館の食文化を発信できたのではないか」と話していた。
 

悲恋の男女しのぶ 鹿角・錦木塚まつりで謡曲奉納

2018-08-06
錦木塚の前で行われた神事(錦木塚伝説公園)
 若い男女の悲恋物語が語り継がれている鹿角市十和田の錦木塚伝説公園などで5日、「錦木塚まつり」が開かれ、神事や謡曲「錦木」の奉納などが行われた。
 その昔、古川の政子姫に恋した草木の若者が姫の家の前に毎日、縁結びの「錦木」を立てかけたが、あと1日で成就する1000束になるという日に死んでしまい、姫も後を追うようにこの世を去った。この二人を夫婦として1000束の錦木とともに葬ったのが錦木塚とされる。室町時代に世阿弥が創作した謡曲「錦木」で世に広がった。
 まつりは「錦木を考える会」(安保晋会長)が毎年開催。地元の高校生が扮(ふん)する政子姫など関係者約30人が参加し、公園内にある塚の前で神事を行った。観世流「広謡会」の会員による謡曲「錦木」の奉納は、雨天のため錦木地区市民センターで実施した。
 まつりと同時開催される恒例行事「錦木塚伝説ウオーキング」も雨で中止になったが、高校生扮する若者が政子姫に1000束目の錦木を手渡すセレモニーは同市民センターで行い、若者と姫をしのんだ。
 

阿仁合駅で読み聞かせ 北秋田・秋田内陸線 乗務員が情感込めて

2018-08-06
秋田内陸線の駅舎で開かれた絵本の読み聞かせ会(こぐま亭カフェ)
 秋田内陸線阿仁合駅舎内のカフェで5日、内陸線アテンダントによる絵本の読み聞かせが行われ、地元住民が実話を基に制作したクマと人との関わりを描いた「アンとばさまのものがたり」が披露された。
 「アンとばさまのものがたり」は、阿仁合地区に住む佐藤稔さんが家の近くに出没したクマを題材に制作した物語。「アン」と名付けられた赤毛のクマと地域住民との関わり、年老いたクマとの交流などを描いている。佐藤さんが撮影したクマの写真なども掲載されている。
 読み聞かせ会には親子連れなど約30人が参加。観光案内などを行っている内陸線アテンダントの加賀谷美由樹さんが読み手を務め、方言でつづられた「ばさま」のクマに対する優しい気持ちを情感たっぷりに朗読した。
 
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