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2021年10月

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選挙サンデー舌戦熱く 衆院選秋田2区 2候補、支持拡大へ奔走 秋晴れに各地で訴え

2021-10-25
候補者の演説に耳を傾ける有権者(小坂町小坂)
 衆院選(31日投開票)は24日、期間中唯一の「選挙サンデー」で前半戦を締めくくった。北鹿地方を含む秋田2区の候補者2人は各地を精力的に回り、市街地や集落などで「お願いコール」を連呼。青空が広がる秋晴れの下、感染症対策で有権者とグータッチしながら支持拡大を訴え、後半戦に向けて弾みをつけた。
 秋田2区は届け出順に、自民党前職の金田勝年候補(72)と立憲民主党前職(比例東北)の緑川貴士候補(36)の一騎打ち。新型コロナウイルス対策や経済立て直しを最大争点に安全保障や人口減、社会保障、米価下落などの課題をめぐって論戦を繰り広げている。
 金田候補は公示後初めて三種町入り。琴丘地区を皮切りに山本地区、八竜地区で選挙カーを走らせた。強固な後援会組織をフル稼働して、衆院予算委員長を務めた実績などをアピールしながら「郷土を守り抜く」と訴えた。前半戦は票田の大館市を重点的に遊説しており、25日は北秋田市の阿仁地域や能代市、潟上市を回る予定。
 緑川候補は小坂町や鹿角市を走り回った。有権者を見つけるたびに駆け寄るフットワークの軽さで、対話を重視。小坂町みんなの運動公園では「暮らし目線の政治を取り戻したい」と訴え、「コロナ禍で地方に光が当たっている。希望を持って挑戦できる人生100年時代を目指す」と強調した。25日は大館市や北秋田市で遊説を予定している。
 候補者の演説を聴いた小坂町の60代男性は「公約を当選後に実行できるかどうかが重要。コロナで落ち込んだ観光や地域経済の回復策を見極めたい」と話した。
 比例東北ブロックに立候補した共産党新人の藤本友里候補(42)=北秋田市=は22日から北鹿地方を遊説しており、24日は大館市で街頭演説を行った。

露熊山峡 鍋岩見学やなべっこ楽しむ 北秋田市の荒瀬かだまり 本年度の集大成企画で

2021-10-25
巨大な鍋岩周辺を散策する参加者(露熊山峡)
 北秋田市阿仁荒瀬地区の露熊山峡で24日、「紅葉狩り&大鍋っこ会」が開かれた。景勝地復活へ整備活動に取り組む地元の住民団体「荒瀬かだまり」(佐々木修会長)が、本年度の活動の集大成として企画。地元住民やALT、活動の協力者らが参加し、山峡の自然を満喫した。
 露熊山峡は荒瀬地区の国道105号から西に約3㌔の地点にあり、奇岩や巨岩が点在する景勝地として知られていた。人が訪れなくなった山峡の再活性化に向けて昨年度、荒瀬かだまりが「露熊プロジェクト」を立ち上げて整備を進めてきた。
 4月末から始動し、メンバーらが毎月1回集まって作業を行ってきた。本年度は主にアクセス道路や登山道の整備に着手。車両が通行する林道に敷き詰めた砂利が雨で流れないようゴム板を埋め込んだほか、かつてはハイキングなどで住民らが訪れたブナ岱(標高468㍍)山頂に向かう登山道の草刈りを行った。
 この日は約50人が参加。バスで山峡に到着すると、希望者は散策路を下って高さ約30㍍の「鍋岩」へ向かった。道中には団体が「万三郎滝」と名付けた滝があり、今年6月に散策路から見学できるよう整備している。下側が水で大きく削れた鍋岩の迫力に圧倒されながら、参加者は鍋岩周辺の散策を楽しんでいた。
 旧キャンプ場で行われた鍋っこ会では、地元の食材を使っただまこ鍋や漬物などが振る舞われた。紅葉は見頃まで間もなくという状態だったものの、参加者たちは自然の中で食事を味わい交流を深めていた。このほか、かつて集落や炭鉱があった跡地や奇岩を巡るバスツアーを行った。
 活動2年目の本年度は地元のメンバー以外にも地域おこし協力隊員や地元企業が参加するなど、活動の輪が広がっているという。本年度の活動は冬囲いなどを行う月で終了予定。事務局の柏木静男さん(61)は「活動に協力する人や露熊山峡を発信する機会も増えてうれしい。今後も活動を継続したい」と話している。

十和田湖が錦秋 湖畔の紅葉見頃 鹿角

2021-10-25
カヌー上から見る十和田湖の紅葉(十和田湖よどの岬の周辺)
 小坂町と青森県境の十和田湖は、湖畔一帯の紅葉が見頃を迎えている。赤や黄色に染まった木々の葉が山肌を彩り、観光客の目を楽しませている。
 青空の広がった24日、小坂町側の西湖畔を訪れた人たちは、赤や黄色など鮮やかに彩られた山並みを一望して、カメラのシャッターを切っていた。
 友人2人で訪れた40代の女性=大館市=は「初めて十和田湖の西湖畔に来た。八甲田の雪と外輪山の紅葉がきれい」と見入っていた。
 町の十和田ふるさとセンターを指定管理する「十和田湖西湖岸地域開発合同会社」によると、十和田湖の紅葉は平年並みに進んでいる。十和田湖畔と名所の奥入瀬渓流が見頃を迎えており、11月初めごろまで楽しめるという。
 カヌー体験を行っている同社の川又伸文さんは「西湖畔の水底の緑色凝灰岩(グリーンタフ)の影響でエメラルドグリーンに見える湖水と紅葉を楽しんでほしい。カヌーで湖上から眺める紅葉は格別」と話していた。

投票率の行方に注目 前回60・57% 選挙戦折り返し後半へ

2021-10-24
 19日公示、31日投開票の衆院選は24日で6日目を迎え、選挙戦の折り返し地点に差し掛かった。2区は自民党前職の金田勝年氏(72)、立憲民主党前職(比例東北)の緑川貴士氏(36)が一騎打ちを展開。北鹿地方でも連日遊説が行われ、選挙戦が激しさを増す中で投票率の行方にも注目が集まっている。
 4年ぶりの政権選択選挙となり、新型コロナウイルスへの対応や経済を立て直す成長戦略、安全保障政策の在り方、9年近く続いた安倍・菅政権の政治姿勢などが争点に挙げられている。
 金田候補は初日に大館市で第一声を上げ、北秋田市や藤里町、小坂町、能代市、鹿角市を遊説。街頭演説に力を入れ、22日は自民党の二階俊博前幹事長が大館を訪れ、応援演説を行った。フェイスブックをこまめに更新するなど会員制交流サイト(SNS)を活用して支持を訴えている。
 緑川候補も初日は事務所のある大館市で第一声。これまでに北秋田市や、能代市、藤里町、三種町を訪れた。23日は大票田となる大館市を回った。街頭演説よりも地域をこまめに回ることに徹し、有権者から困り事を聞き取るなど、対話を重視しながら支持拡大に努めている。
 平成に入ってからの本県投票率の推移をみると、上昇したのは、第1次森内閣でのいわゆる「神の国解散」による第42回(2000年6月)が前回比2・83㌽上昇の70・13%となったほか、「郵政民営化の是非」を最大の争点に有権者の関心が高まった第44回(05年9月)は、第43回を3・86㌽上回る70・60%。「政権選択」が問われ、結果的に民主党が大勝した第45回(09年8月)は73・27%を記録している。
 前回(17年10月)は、安倍政権の5年間の評価などを主な争点に行われた。師走の選挙などが影響して最低値を記録した前々回(14年12月)と比べると、4・79㌽高くなった。公職選挙法の改正に伴い、選挙権が18歳以上に引き上げられて2回目の衆院選となり、投票率の低下が指摘される若年層の動きも注目される。

北秋田 くまくま園でハロウィーン ヒグマの食事姿を観察

2021-10-24
ガラス越しに間近でヒグマの姿を観察する来場者(くまくま園)
 北秋田市の阿仁熊牧場「くまくま園」で23日、ハロウィーンイベントが始まった。来場者が普段は見ることのできないヒグマの食事姿などを楽しんだ。11月3日まで。
 今季の営業を終了する前に毎年開催しているイベント。冬眠前に餌を食べるヒグマの姿を観察できる「もぐもぐタイム」を企画し、期間中の土日祝日午後1時ごろから行っている。
 イベント初日のもぐもぐタイムにはサザエ、フネ、ケイコ、サチコと名付けられた雌4頭が参加し、運動場内にはリンゴやナスが置かれた。ヒグマはおりから運動場に入ると、地面などに置いたリンゴに引き寄せられるように来場者が集まるガラス張りの通路付近へやってきた。ガラス越しに間近で観察でき、巨大なヒグマの体やリンゴを食べる様子に子どもたちが「すごい」と声を上げていた。
 同園では期間中、来園した幼児から中学生に受付でお菓子をプレゼントする。宝探しも毎日開催し、園内に隠されたカードを見つけた人にはお菓子か、1日3個限定の缶バッジをプレゼントする。

2021年9月

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「内陸線音頭」 鉄道の旅、踊りで表現 北秋田市の松踊会 振り付け考案し周知

2021-09-19
振り付けを考えた松岡代表㊧と松踊会のメンバー
 秋田内陸線の旅などをイメージし、北秋田市七日市出身の民謡歌手・池上朝子さん(72)=神奈川県在住=らが昨年制作した「内陸線音頭」。今月12日に予定していた制作発表会が新型コロナウイルスの影響で中止となった一方、振り付けを考えた北秋田市の舞踊団体・松踊(しょうよう)会が市内で音頭を広めている。
 内陸線音頭は音楽で秋田の地域活性化を図ろうと、作詞・歌担当の池上さんと作曲・補作詞担当の小竹一臣さんが制作。角館から鷹巣まで列車で旅をする様子や車窓の景色などを歌っている。市や秋田内陸縦貫鉄道に完成した音頭を披露した昨年末、秋田らしい音頭を作ろうと地元の舞踊団体に振り付けを依頼することにした。
 振り付けを考案したのは鷹巣や米内沢地区で活動する松踊会の代表で、日本舞踊藤蔭流の名取・師範、松岡時子さん(72、芸名・藤蔭静季代)=同市米内沢=。松岡さんは森吉山ダム湖をPRする「四季美湖音頭」の振り付けを作った経験があることから、秋田内陸縦貫鉄道の吉田裕幸社長を通じて担当した。
 松岡さんによると、「子どもからお年寄りまで誰でもその場ですぐ踊れるような簡単な振り」を心掛けた。歌詞の「いつまでも どこまでも」の部分には、「列車がトコトコと先へ進んでいく軽快な様子」をイメージした振り付けも取り入れている。
 振り付けは4月に予定していた制作発表会に合わせて作成。発表会は2度の延期を経て12日に開催予定だったが、県内の感染急拡大で中止を決めた。池上さんによると地元から開催を要望する声も多く、来年以降の新型コロナ収束後に改めて開催を検討している。振り付けについて池上さんは「歌詞にぴったりの踊りで、列車に乗っている気分。盆踊り大会で踊ってもらえたら地域活性化にもつながると思う」と話していた。
 松踊会では老人クラブの会員らが健康増進を図ろうと、日本舞踊やさまざまなレクリエーションダンスを楽しんでいる。内陸線音頭は開始前の体操代わりに毎回踊るほか、婦人会などで披露したという。松岡さんは「発表会の中止は残念だが、音頭を仲間や小学生にも広めて盛り上げていきたい」と話している。
 内陸線音頭の振り付けは、動画共有サービス・ユーチューブに動画を投稿している。

青ガエル 経済効果は17億円 福原市長が推計示す 「渋谷と強固な絆」 大館市

2021-09-18
一般・特別会計決算委の総括質疑(大館市役所)
 大館市の9月定例議会は17日、一般・特別会計決算特別委員会(阿部文男委員長)が福原淳嗣市長に出席を求めて総括質疑を行った。東京・渋谷区から譲り受けた鉄道車両「青ガエル」について、市長は経済波及効果17億円との推計を明らかにし、「今後もさまざまなプロジェクトが生まれる」と見通しを示した。各決算認定案の採決が行われ、いずれも「認定すべき」と決した。
 青ガエルを観光交流施設・秋田犬の里(御成町)に移送し、全面塗装を行った事業費は約3200万円。委員から「どう活用するのか」と問われ、市長は「市民が大館に来てくれて良かったと思えるよう取り組む」と答弁。その上で「数字以上の相乗効果が出ている」とし、「渋谷区と政策を協議する場が非常に増えた。これほどまで強固な絆を構築したのは全国で大館だけと考えている。連携することでさまざまなプロジェクトが生まれる」と続けた。
 秋田犬の里運営費の約4000万円について「新型コロナウイルスの影響で指定管理の参考数字にならない。通常営業の結果を見てからでも遅くない。指定管理に誰も手を挙げないと困るのではないか」との質問に対しては、「今は緊急事態なので柔軟性を持って対応したい」と答えた。一方で「(平昌五輪フィギュアスケート女子金メダリストの)アリーナ・ザギトワさんが5月に来てくれたことで話題が豊富。魅力的な施設と見る企業も多い」と含みを持たせた。
 地方交付税の減少傾向などで「収支均衡を保つことが今まで以上に困難になるのではないか」との問いには、「財政規律を厳しく見ていかなければならないが、国が示す健全化基準を下回っている。この点を踏まえ経済対策で循環の輪をつくり出していく議論も重要だ」と強調した。
 コロナ禍に伴うイベント縮小・中止で不用額が生じたことについては「インターネット上の情報発信に切り替えるなど、地域経済の波及効果に結びつける柔軟な発想で見直すべきだ」との考えを示した。
 北東北や北海道南の輸出入貨物を集約し、大館駅隣接地に保税蔵置場などを整備した上で長距離輸送をトラックから鉄道に転換する「インランドデポ(物流拠点)構想」については「世界へ日本のものづくりを輸出することに貢献できる街は歴史的意義が大きい。ビッグプロジェクトになる」と述べた。

大館市の各地区文化祭 コロナ下での開催どうする 前向きに検討の公民館も

2021-09-18
前年の文化祭の様子(長木公民館、同館提供)
 大館市の中央・地区公民館は新型コロナウイルス感染症の影響が収まらない中、10月下旬から11月上旬に予定する地区文化祭の開催可否について検討している。会場の3密回避が難しく、作品展示のみとしたり、2年連続中止を決めたりと対応が分かれる中、開催を前向きに考えている地区もある。
 公民館を利用するサークルなどの活動成果を披露する場として例年開催。近隣小学校のステージ発表、作品展示のほか、食堂開設や農産物販売など多くの催しが行われる。
 前年は釈迦内公民館や下川沿公民館など5館が、新型コロナウイルスの影響で中止を決めた。二井田公民館や田代公民館など4館は作品展示のみ、中央公民館(老壮大学文化祭)、長木公民館、花岡公民館の3館は展示と、人数制限を設けて芸能発表を行った。
 今年は県内での感染者増加に伴い、8月にコロナ感染警戒レベルが3から4に上昇。県からイベント規模縮小や中止が要請される中、大館保健所管内でも感染者が発生している。
 例年10月中旬に文化祭を行う下川沿公民館は、7月下旬の実行委員会で中止を決めた。会合の場では「展示だけでもあれば作り手側としてはうれしい」といった声が上がる中、「検温や消毒に人手が必要で大変」「ニュースなどを見ると死者も多く今は控えるべき」といった慎重論が多く、開催を見送った。佐藤正平係長は「中止は残念だが、地域住民の判断を尊重したい」と話した。
 花岡公民館は9月上旬の実行委員会で、前年同様に芸能発表と展示で日程を分けて文化祭を開催することを決めた。感染リスク回避のため食堂開設は見送った。武田吉輝係長は「公民館は市民の学習と発表の場。コロナで敬老会が中止になるなど発表機会が減って、張り合いがないとの声も聞かれる。市民に生涯学習に励んでもらえるようできる限りのことはしたい」と話した。
 他の公民館も10月上旬までに、感染状況を見極めて開催可否を判断する見通し。直前での中止もあり得るとしながらも、前向きに検討を重ねている。
 矢立公民館は今月中の実行委員会で可否を判断する。旧矢立中学校の校舎1階を芸能発表の会場と控室、2階を展示会場として動線を分ける予定。若松俊一館長は「市民のワクチン接種率が7割以上と高く、地域を限定してやる分には開催は十分可能。地域のつながりを維持する点からも前向きに考えている」と語った。

アンドレアさん退任あいさつ 鹿角市の国際交流員 「世界遺産アピールしたい」

2021-09-18
退任のあいさつを行ったアンドレアさん㊧(鹿角市役所)
 鹿角市の国際交流員(CIR)、ダンコー・アンドレアさん(42)=ハンガリー=が17日、市役所で関厚市長に3年間の任用期間満了に伴う退任のあいさつを行った。帰国後は「鹿角の世界遺産をアピールしたい」と東北ツアーの企画などに携わりたい考え。
 鹿角市は姉妹都市のハンガリー・ショプロン市との交流をさらに広げようと、2017年に東京五輪のハンガリーのホストタウンに登録された。
 アンドレアさんは18年8月、鹿角市のホストタウン推進事業の一環として、自治体国際化協会の「語学指導等を行う外国青年招致事業」(JETプログラム)を通じてCIRに任用された。
 ショプロン市との連絡調整や翻訳、鹿角国際交流協会と連携した国際交流イベント、小中学校訪問、市広報やフェイスブック、ラジオでの情報発信などに取り組んできた。
 アンドレアさんは「楽しかったことも大変なこともあった3年間だった。多くの人と知り合い、多くの写真をとり、思い出を作ることができた。これからも鹿角のことをサポートしていきたい」とあいさつ。
 関市長は「ダンコーさんのおかげでハンガリーへの市民の関心も高くなった。今後も鹿角とのご縁を大事にしていただきたい」とねぎらい、「JET絆大使」任命書を手渡した。この任命書は総務省がJETプログラムの終了者を対象に、今後も母国との友好関係を推進してもらおうと交付している。
 アンドレアさんは「盆地の周りに見える山、黄金色に輝く田んぼなど鹿角のきれいな景色や、地元の人、市職員とイベントを準備し開催したことが印象に残っている」と話した。
 新型コロナウイルス感染拡大のため一部行事ができなかったホストタウン推進事業について「企画は素晴らしかった。最後のイベントは実現できず残念だったが、フレーム切手の作成や応援レターなどの取り組みはできた」と一定の成果を挙げた。
 今月末に帰国予定で「ハンガリーにない北日本や東北のツアー企画、通訳や翻訳の仕事に何らかの形で携わりたい」と話した。
 この日の夜は「鹿角の未来に 国際交流のメッセージ」と題した講演会をホテル茅茹荘で行い、地域住民に3年間の活動を報告したほか、国際交流への思いを語った。

主要施策の成果 コロナ影響の市民支援 20年度 大館市 子育て世帯の負担軽減

2021-09-17
 大館市は、2020年度主要施策の執行状況と成果をまとめた。新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ地域経済の振興策に取り組み、子育て支援は家庭の経済的負担を軽減。本庁舎建設工事が完成した。渋谷区から譲り受けた鉄道車両「青ガエル」を移設し、観光交流施設・秋田犬の里の魅力向上を図った。
 当初予算の一般会計は365億7829万円だったが、17回の補正で150億9089万円を追加。前年度から繰り越された8億9772万円を加えた総額は525億6691万円となった。
 国の特別定額給付金は市民7万887人に一律10万円を支給し、外出や往来の自粛、休業要請などで影響を受けた家計の支援を図った。休業・営業時間短縮に協力した427件に対し、県協力金に20万円を上乗せ。減収した事業者には一律20万円の応援金(1回目244件、2回目996件)を給付した。
 基礎免震構造で鉄骨造り6階建ての本庁舎は12月に完成。建設事業の決算額は34億1892万円だった。
 若年者婚姻支援事業は「あきた結婚支援センター登録者が14年度の事業開始から134人に達した」とし、単年度で28人分の登録料(1万円)を全額助成。登録者が結婚し、1年を経過した夫婦に対して地域限定商品券を初めて贈呈した。
 すこやか子育て支援事業は保育料の補助金と減額分を合わせて7607万円。副食費は2064万円を助成し、安心して子どもを産み育てる環境整備を図った。
 コロナ禍で販売が低迷した比内地鶏について、高齢者施設や病院などの購入、割引販売への支援などで農家所得の回復に寄与した。市・県産材活用による住宅の木造・木質化、高付加価値商品の開発などを支援。地域経済振興策として「食タクシー」や特産品送料助成などを展開した。
 花岡工業団地を拡張するため、用地を1億2427万円で購入。釈迦内産業団地で17年度から進めていた排水路が完成し、市道かさ上げと調整池整備も行った。
 地域連携DMO(観光地経営組織)形成事業は秋田犬ツーリズムを中心とし、訪日外国人客誘致に向けた情報発信や受け入れ体制整備、石田ローズガーデン改修工事などを実施した。
 道路管理費は4億9870万円を投じて舗装補修や側溝しゅんせつなどを行い、交通安全の確保と生活環境の改善を図った。
 歴史まちづくりは国登録有形文化財・桜櫓館の耐震改修、三ノ丸地区と幸町地区の道路美装化、大館城下町名標柱設置に取り組んだ。大館神明社に補助金を交付し、約半世紀ぶりに境内で例祭余興報告祭の開催が可能となった。
 児童生徒1人1台のタブレット端末と校内のWi-Fi環境を整備。「スポーツを通じて人と地域をつなぐまち大館」の実現に向けスポーツコミッションを設立した。
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