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石田邸 「大館繁栄に役立てて」 遺族が市に寄付 関連資料の展示も

2018-09-26
福原市長に目録を手渡す利光さん㊧(大館市役所)
 大館市の名誉市民第1号で、労働大臣などを務めた石田博英元衆院議員(1914~93)の邸宅と土地の贈呈式が25日、市役所で行われた。次女の利光京子さん(77)=東京都中央区=が福原淳嗣市長に目録を手渡し、「『石田ローズガーデン』の名を残して、父の業績を伝える資料も建物内に展示してほしい」と要望。市長は「約束する」と誓った。
 8月に死去した石田よし夫人の生前からの意向で、利光さんによると博英氏も議員時代から寄付の意思を示していたという。寄付は10月1日付。市は建物の現状を生かす形で改修し、宿泊やカフェを視野に入れた観光施設として利活用したい考え。関連資料は勲章や官記、掛け軸など110点に上り、今のところ市の預かりだが、ゆくゆくは寄付を受ける予定。
 市長から「観光行政推進に寄与する」と感謝状が贈られ、利光さんは「大館がもっと繁栄するよう役に立てればうれしい」と語った。
 同市三ノ丸の邸宅は1957年建築で79年に増築した鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積255・34平方㍍。土地は3255・78平方㍍で、このうち住宅部分を除いたローズガーデン2306平方㍍はこれまで市が借り受けていた。約500種のバラはすでに寄贈されており、95年7月から市管理となっている。
 博英氏は47年の衆院選で旧秋田1区から立候補し初当選。内閣官房長官や労働大臣、運輸大臣などを歴任した。よし夫人は博英氏の死去後もバラ園のある自宅で暮らし、今年8月11日に101歳で亡くなった。
 石田邸は、漢学者で開国論「三策」を執筆した狩野良知(1829~1906年)や、良知の次男で京都帝大文科大学長を務めた狩野亨吉(1865~1942年)の生家跡でもあり、入り口付近に案内標柱が立てられている。
 ローズガーデンでは10月6日から3日間、大館バラまつりシーズン2が開かれる。

 

内陸線 「さらなる対策必要」  県の三セク経営評価 赤字目標達成も

2018-09-26
  県は、25%以上出資している第三セクターの2018年度(17年度決算)経営評価を公表した。秋田内陸縦貫鉄道について、庁内各部局の次長級職員などで構成する「第三セクターのあり方に関する検討委員会」は「収入確保とコスト管理による収支改善が求められる」と評価。外部専門家(公認会計士)は「損失の縮小にはさらなる対策が必要」と指摘した。
 経営評価の対象となる法人は、株式会社13、公益法人等16の計29。▽公共的役割▽組織体制▽事業▽財務状況の4項目で、法人による自己評価と所管課評価、専門家の意見、委員会評価をまとめた。
 内陸縦貫鉄道は自己、委員会評価ともに公共的役割と組織体制がA、事業B、財務状況がC。前年度と同様だった。17年度は経常損失が1億9700万円と3年連続で目標の2億円以内を達成したが、前年度から400万円悪化。専門家は営業損失が増加したことなどを指摘しながら「このような状況が続くと厳しい。定期外は増加しているが、定期利用の減少に歯止めがかかっておらず、損失縮小にはさらなる対策が必要」とした。
 北鹿関係ではこのほか、十和田ホテルが自己、委員会のいずれも組織体制と事業がA、公共的役割と財務状況はB。17年度の経常利益は110万円で、委員会は「累積債務は年々減少しており、引き続き、コスト管理により安定した黒字経営が望まれる」とした。
 大館能代空港ターミナルビルは自己、委員会とも公共的役割と事業、財務状況がA、組織体制はB。旅客数が5期連続で増加し、14年度以降は継続的に2000万円以上の当期純利益を計上するなど「財務基盤は安定している」と評価した。
 評価はA~Cの3段階。

鹿角市18年度表彰  功労者に田中氏 文化功労者に故小笠原氏

2018-09-26
 鹿角市は、2018年度の功労者等4個人を発表した。功労者は田中專一氏(70)=花輪、文化功労者は故小笠原武氏(6月死去、享年74歳)=十和田毛馬内、一般表彰は児玉賢一氏(70)=花輪、櫻田守宏氏(79)=八幡平=の2氏が選ばれた。表彰式は10月31日午前11時から、鹿角パークホテルで開かれる。
【功労者】
 ▽田中專一氏(農業の振興) 2003年から09年までJAかづの理事、09年からは代表理事組合長として地域農業の発展に貢献。鹿角のブランド作物「北限の桃」や「淡雪こまち」の作付けと販売の拡大を図ったほか、組合員の所得向上に資する技術研修、JA出資型農業生産法人の設立、産直センターのオープンなどに取り組み、農家が安心して営農できる環境づくりに尽力した。
【文化功労者】
 ▽故小笠原武氏(保健医療の向上) 1987年から小笠原医院長として地域における医療の充実と住民の生活環境の向上に寄与。90年から今年まで十和田中学校の学校医、99年から2016年まで市保健センター運営委員、06年から鹿角市鹿角郡医師会長、11年から県学校保健連合会鹿角学校保健会長を務め、学校保健や地域医療の充実のため尽力した。
【一般表彰】
 ▽児玉賢一氏(社会福祉の向上) 1994年から2016年まで花輪地区主任児童委員として各地区担当の児童委員への援助・協力を行ったほか、関係機関と連携し、子どもや子育て家庭への支援、児童健全育成活動に尽力した。12年に全国民生委員児童委員連合会表彰、14年に県知事表彰を受賞。1995年から保護司を務め、犯罪のない地域づくりにも尽力している。
 ▽櫻田守宏氏(教育文化・社会福祉の向上) 2004年から17年まで市文化財保護審議会委員として文化財の保存・活用に努めるとともに、調査員、主任調査員として文化財調査資料の作成に尽力し、市の文化財保護に貢献。市文化財保護協会長を務めたほか、市老人クラブ連合会長、県老連理事など要職を歴任し、高齢者が活力をもって生活できる地域づくりに尽力した。

ハチ公サミット大館で最終回 ゆかりの4JCが発表 今後の交流発展に期待 

2018-09-25
4JCによる発表などを行ったサミット(北秋くらぶ)
 忠犬ハチ公にゆかりのある都市が交流する「ハチ公サミット2018」が23日、大館市幸町の料亭北秋くらぶで開かれた。同市での開催は4年ぶりで、今回が最終回。同市、東京都渋谷区、山形県鶴岡市、福島市の青年会議所(JC)メンバーがこれまでの経過を振り返り、今後の交流発展に期待した。
 ハチ公生誕90周年を迎えた13年、ハチ公の縁を契機に都市間の交流を促進しようと始まった。以前から友好関係にある大館と渋谷のJCが、ハチ公の飼い主だった上野英三郎博士の出身地・三重県津市、ハチ公物語を新聞社に寄稿した斎藤弘吉の出身地・鶴岡市、渋谷の商店街からハチ公のオブジェを贈られた縁がある福島県飯舘村に呼び掛け、5市村区の関係者が参集してセレモニーや首長の対談などを行った。
 その後も各地を会場に年1回続けてきたが、今回で一区切りすることになった。大館JC、東京JC渋谷区委員会、福島JC、鶴岡JCからメンバー約30人が参加した。
 各JCの担当がそれぞれの地域で開催したサミットについて、写真や動画などを使って発表。渋谷区委員会は年の諸行事を振り返り、「街の象徴が同じなのは大きい。人は変わるが、街はずっとある。さらに掘り下げることでコラボの可能性が広がる」と提案した。
 大館JCの田山洋平理事長は「今後も末永く手を取り合って交流を深めるきっかけになれば。この事業を大切にして、いろいろな形で交流していきたい」と述べた。
 来賓の福原淳嗣市長は「4JCはハチ公と銅像を巡る物語でつながっている。次にどういう物語を発信していくか楽しみにしている」と期待を寄せた。

 

北秋田市阿仁 古民家再生利用を計画 観光客回遊に期待 DMOに負担金

2018-09-25
 北秋田市阿仁地区で築100年近い「古民家」の再生利用が計画されている。本年度は市が地域連携DMO「秋田犬ツーリズム」に観光事業負担金を支払う形で「宿泊施設かカフェのような施設」(市産業部)に転用できないか調査する予定。
 市が支払う観光事業負担金は3277万円。2018年度一般会計補正予算案に計上され、9月定例議会で予算審査が行われている。古民家関連の予算案は本会議や常任委員会で議員から質疑が相次ぎ、関心を集めている。
 産業部によると、負担金のうち古民家関連は500万円。観光客が阿仁地区を回遊するための拠点づくりを目指し、どのような活用が可能か調査する。古民家改修の基本設計費用も含まれている。負担金の残り約2700万円は配車システム開発、特産品土産物開発などに使うという。
 この古民家は阿仁合地区中心部にあり、明治時代に呉服商が建てたという。阿仁鉱山と共に栄え、往時の造りをそのまま残すことから文化財的な価値も注目されている。現在は個人所有で空き家状態。
 市議会の予算審査では、民間の不動産に公費を投じる理由などが問われた。産業部は「所有者と交渉中で、無償で譲り受ける方向で詰めている」と説明。19年度に改修作業を計画している。
 カフェなどに改修した後、運営主体についても質問が相次いだ。産業部は「計画ではDMOが観光客を回遊させるための拠点にする」「いろいろな運営方法があり、検討段階」と述べるにとどめた。
 阿仁地区は鉱山で繁栄した当時の歴史文化が色濃く残る一方、閉山後は衰退が進んだ。現在は宿泊施設や飲食店も少なく、観光客が休憩に立ち寄る場が限られていた。議員は「古民家ブームだから改修は賛成だが、採算が取れる運営を慎重に進めてほしい」などと注文した。
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20歳の決意新たに 「地域に貢献できる人に」 大館市と北秋田市で成人式

2018-08-16
笑顔で記念撮影に臨む新成人(大館市民文化会館)
 大館市と北秋田市で15日、2018年度成人式が行われた。1997年4月2日から98年4月1日までに生まれた大館674人(男性326人、女性348人)、北秋田322人(174人、148人)が対象。新成人たちは恩師や家族から祝福を受け、人生の節目を迎えた。
 大館市は市民文化会館で式典などが行われ、対象者の72・7%に当たる490人が出席。会場は華やかなスーツやドレスを身にまとった新成人であふれかえり、旧友との再会を喜ぶ姿が見られた。
 式で福原淳嗣市長は「ふるさと秋田、わが大館の主役、未来をつくっていくのは皆さん。人生を夢見るのでなく夢を生き、夢をつかみとってほしい」とあいさつした。恩師を代表して成田佳教諭(当時・旧第二中、現・北秋田市森吉中)は「卒業アルバムを見返すと当時が懐かしく思い出される。節目の日を、今一度自分を見つめ直す機会に。大きく飛躍する姿を見られることを願っている」と激励した。
 新成人を代表して佐々木拓海さんは「人のぬくもりや四季折々の豊かな自然など素晴らしい魅力ある大館で育ったことに感謝。生まれ育ったことに誇りを持っている。大館を支えていく側になり、大学卒業後は秋田で地域に貢献できる人になりたい」と決意表明した。
 中学時代の恩師たちがステージに登壇して紹介されると、熱い声援や拍手が送られていた。新成人でつくる実行委(佐々木星哉委員長)は思い出の写真のスライドショーや、恩師へのインタビューなどを展開。出席者たちはそれぞれ、20年間の人生に思いをはせていた。
 

クマ対策「ゾーニング管理」 大館市などモデル地区 中山と長根山周辺で

2018-08-16
 出没が相次ぐクマ対策として、大館市で緩衝帯を設けるなどしてクマの生息域と人間の生活圏を区分する「ゾーニング管理」の取り組みが始まる。果樹食害などが発生している中山地区では県の事業で、20、21日に専門家を招いて対策を検討。被害防止計画を作り、住民主体の対策を進めていく。長根山運動公園周辺約1㌔の市道沿いでは今月中に雑木の刈り払いを行う計画で、農林課は「クマと人の活動区域の境を明確にすることで、被害や出没を軽減したい」と話す。
 ゾーニングは森林での間伐、やぶの刈り払いなどによる緩衝帯の設置や集落周辺でのクマの誘因物除去などを行うことで、人里に近づきにくい環境整備を行う手法。県は鹿角市、大館市、北秋田市、上小阿仁村の6カ所をモデル地区「クマ被害防止活動推進地区(ゾーニング管理)」に指定。大館市では、果樹栽培が盛んで、食害が発生している中山地区が選ばれた。
 今月3日には中山自治会、中山果樹組合に呼び掛け、自治会館で事前説明会が開かれた。県の担当者が、専門家がアドバイザーとして現地を見ながら各地の実情に応じた対策を考え、住民が主体となって取り組む事業内容を説明した。モデル地区での成果を検証し全県に広める方針。
 具体的には、元岩手大名誉教授の青井俊樹さんを招き、20日夜に講話を聴き、21日に現地を見回る「集落環境診断」を行い、被害防止計画を策定する。計画を基に今後、住民が取り組みを進めていく。説明会では2017、18年度に食害が発生した場所を記したマップも作製。市などに通報がなかったものも含め20件程度の被害が確認され、住民で認識を共有した。
 市街地への出没を防ぐ対策としては、市が長根山運動公園周辺に緩衝帯を整備する。場所は公園駐車場付近から陸上競技場裏のため池を通り、小柄沢墓園近くまでの市道沿い約1㌔。山側の林などを幅約30㍍、全体で約3㌶の雑雑木を刈り払い、人の背丈まで枝打ちも行う。昨年は公園周辺でクマの出没が相次ぎ、市街地への出没ルートになったとみられることから、農林課は「やぶ化している林に見通しの利く緩衝帯を設けてクマが身を隠しにくくし、市街地に近づきにくい環境にしたい」と話す。作業は今月中に終了する。
 このほか、出没が相次ぐ北陽中学校周辺では、26日に市と地元町内会が空き地などを刈り払い、緩衝帯を設ける準備を進めている。
 

バチさばき鮮やか 大湯大太鼓まつり 鹿角

2018-08-16
供養太鼓を披露する若者ら(大圓寺)
 鹿角市を代表する夏祭りの一つ「第67回大湯大太鼓まつり」が15日、十和田大湯で行われ、各町内の若者らが温泉街に勇壮な音色を響かせた。
 県の無形民俗文化財に指定されている大湯大太鼓は、藩政時代、南部藩士の士気を高揚させるために打ち鳴らしたのが始まりとされる。
 まつりは大湯大太鼓保存会員らでつくる実行委員会(中村三千夫委員長)の主催。保存と技術の向上を目的に、五穀豊穣(ほうじょう)の喜びと先祖の供養を兼ねて毎年、8月15日に開いている。
 太鼓は直径約1・2㍍、重さ30~40㌔。打ち手1人に補助員3人の4人一組で演奏する。
 この日は正午前、地域の若者らでつくる四つの若組の約40人が大湯の大圓寺に参集し、法要に臨んだ。
 続いて境内に8殻の大太鼓を並べ、はんてんに黄色いたすき、手ぬぐいを額に巻いた若者らが供養太鼓を披露。伝承曲のうち大湯第2大拍子と3拍子の2曲を演奏し、鮮やかなばちさばきで迫力満点の音色を響かせた。
 この後、地区内にある福祉施設3カ所で大太鼓の妙技を披露。利用者らを楽しませた。
夕方からの大太鼓フェスティバルは大雨のため中止した。
 

クマの人身被害で 県が北秋田で緊急対策会議 中心部の住宅地にも出没

2018-08-15
クマによる人身被害の発生を受けて開催した緊急対策会議(市役所第2庁舎)
 13日に北秋田市脇神で農作業中の男性がクマに襲われたことを受け、県は14日、同市役所第2庁舎で被害緊急対策会議を開いた。市や北秋田署、猟友会、JA鷹巣町など関係機関と情報を共有し、今後の対応について協議した。
 同市でクマによる人身被害が発生したことから県が開催。県と市が被害状況や本年度の状況を報告した後、関係機関が今後の対策などについて意見を交換した。
 市によると13日現在、本年度の市内におけるクマの目撃件数は82件で、人身被害のあった鷹巣地区が31件と最多。所有している捕獲用のおりは35基で、新たに5基を製作している。
 市は現場周辺におりを設置するほか、防災ラジオなどで地域住民に周知を図っていく。県では農作業中や、早朝、夜間の単独行動を避けるよう地域住民に注意を呼び掛ける。
 猟友会は「人や車に慣れているクマが増え、習性につかみどころがなくなった」と話した。このほか十分に育っていない稲を食べるクマがいることを紹介し、「食べるものがないため、今の時期でも水田を歩いているのでは。早朝や夜中は注意し、対策を徹底すべき」と述べた。
 人身被害のほか、13日午後には市中心部の住宅地でクマの目撃が相次いだ。北秋田署によると、同日午後2時40分ごろ、同市東横町の市道を車で走行していた青森市の40歳代男性が、道路に飛び出してきたクマ1頭を目撃した。クマの体長は約60㌢。目撃場所から鷹巣小学校まで約200㍍。
 クマはその後、宮前町など住宅地でも目撃され、米代川河川敷まで逃げ込んだ。地元の猟友会員が河川敷の茂みを探したが、発見には至らなかった。
 

ふるさと納税の使途 「子どもの成長支援」主に 大館市18年度

2018-08-15
 大館市は2017年度に市へ寄付された「ふるさと納税」について、18年度事業への充当額をまとめた。当初予算への計上分は約3億8700万円。「子どもの成長支援に関する事業」には1億2800万円が配分され、「出産祝い金地域限定商品券贈呈事業」や「待機児童解消・在宅子育て支援事業」に充てられた。担当する総務部ふるさと納税推進は「(寄付者の)希望に沿った使い道となるよう、新たなメニューも検討していきたい」としている。
 17年度の寄付件数は前年度の約1・5倍に当たる3万2097件。金額も1億7900万円増の5億5843万7582円となり、過去最高を大幅に更新した。
 インターネットの専門サイト「ふるさとチョイス」で露出度が高まる契約に変更したところ、月別は11月を除いて前年を上回った。また、返礼品の見直しで255種類を登録するとともに、寄付の下限額も1万円から6000円に変更した。1番人気はコメ、次いで曲げわっぱやきりたんぽなどの関連製品が選ばれている。
 ふるさと納税の制度では、寄付額のうち返礼品などの経費を除いた額が自治体の財源となる。大館市の18年度当初予算には、各種事業への充当額として合計3億8712万4000円が計上された。
 このうち、寄付者からの希望が最も多かった「子どもの成長支援に関する事業」には1億2800万円を配分。第1子を出産した夫婦に地域限定商品券10万円相当を支給する「出産祝い金地域限定商品券贈呈事業」に1500万円を計上したほか、在宅子育て支援給付金、育児休業支援助成金などによる本年度からの新規事業「待機児童解消・在宅支援事業」には800万円を計上した。
 「高齢者など生活弱者が安心して暮らせるまちづくりに関する事業」は3400万円を配分し、高齢者等低額フリーパス券支援事業(市得とく定期券)には1700万円を計上。在宅の1人暮らし高齢者等に緊急通報装置や電話を貸与することで、急病等の緊急時の連絡体制を確保する「高齢者安全安心体制推進事業」は、400万円を計上して進めている。
 本年度は7月までに、7866件、1億660万4000円の寄付が寄せられた。7月17日から8月31日までの期間は、寄付された額の3%分を「平成30年7月豪雨」の被災地へ寄付する取り組みも進めている。ふるさと納税に関する問い合わせは、総務部ふるさと納税推進室(電話0186・43・7027)。
 
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ブロック塀の撤去費用 補助制度を創設へ 鹿角市 児玉市長が表明

2018-07-24
会見する児玉市長(市役所)
 鹿角市の児玉一市長は23日、市役所で定例会見を開き、大きな地震等で倒壊する恐れのあるブロック塀の撤去を促進するため、市独自の補助制度を創設することを明らかにした。9月議会での補正予算案提案を目指している。
 制度の概要は、道路に接している個人所有のブロック塀の撤去費用の一部を支援するもの。事業所所有の塀は対象外とする方針。
現在、制度創設に向けた準備を進めており、補助額など具体的な内容は後日、明らかにする。児玉市長は「例えば、上限額を設けるなどリフォーム支援のような形になろうかと思う」と述べた。
 市や市教委は、大阪府北部地震を受けて市内の小中学校を含む公共施設と小中学校の通学路沿いにあるブロック塀の調査を先月から今月にかけて実施した。
 このうち公共施設では▽上ノ湯公衆浴場(大湯字上ノ湯)▽花輪定期市場(花輪字上花輪)▽まちなかオフィス(花輪字下花輪)▽出発の家(花輪字柳田)―の4カ所の塀が建築基準法で定められた基準を満たしていないことが分かり、市が撤去や補修などの準備を進めている。
 通学路沿いにあるブロック塀で注意が必要と思われる塀は計46カ所あり、19日付で児童生徒の保護者に注意を呼び掛ける通知を出したほか、各学校での安全指導などを進めることにしている。
 このほか、通学路以外の市道沿いや空き家等にあるブロック塀も調査する計画。
 民有地にあるブロック塀について市が個別対応するのは難しいといい、児玉市長は「通学路などのブロック塀の撤去に加え、道路沿いにある空き家のブロック塀についても対策が進んでほしい」と補助制度の効果に期待した。

 

ありがとう20周年 大館能代空港 記念イベント多彩に

2018-07-23
普段は立ち入ることのできない制限区域内で飛行機の離陸を見学する参加者(大館能代空港)
コンサートや木製飛行機の展示が行われた野外広場
 北秋田市の大館能代空港で22日、開港20周年を記念したイベントが開かれ、空港に関わる事業所が企画した多彩な催しが行われた。野外広場でのコンサートや木製飛行機の展示のほか、普段は入ることのできない制限区域内の見学も実施され、多くの親子連れでにぎわった。
 開港20周年を記念し、利用者への感謝の気持ちを伝えようと、県の管理事務所や利用促進協、空港ターミナルビルなど4事業所で構成する実行委員会が主催。各事業所がイベントを企画した。
 同空港ターミナルビル周辺では「大空市」が開催され、野菜や農産加工品、軽食などを販売する屋台がずらり。野外広場のステージでは、鷹巣祇園太鼓や吹奏楽団など市内外の5団体が演奏や歌で会場を盛り上げた。
 鷹巣技術専門校(同市綴子、永澤亮校長)製作による木製飛行機も野外広場に展示。機体は、世界初の有人動力飛行に成功したとの説がある航空技師グスターヴ・ホワイトヘッドの単葉機を復元したもの。会場には撮影台も設けられ、利用者は撮影や搭乗体験を楽しんでいた。
 今回は、これまで実施したことのなかった空港の制限区域内を見学するイベントも複数企画。事前に参加を募り、飛行機の出発作業や離着陸、滑走路や空港施設の見学を受け付けた。
 離着陸の見学は午前中の発着便に合わせて2回実施。参加者はバスで制限区域内に入場し、離着陸する飛行機が見えやすいポイントで降車した。出発便を見学する回では、参加者が滑走路へと向かう飛行機を見守り、離陸の瞬間を待った。飛び立つ飛行機のごう音や大きさを間近で体感し、子どもたちは「すごい」と笑顔を見せていた。
 ターミナルビル内では航空教室や子どもを対象に航空券が当たるスタンプラリーが行われた。

移住者ら交流広がる 大館と鹿角 初の「顔合わせ」企画

2018-07-23
浴衣姿の参加者らが桂城公園周辺を巡った(桂城橋)
 大館市への移住者らの交流会「大館びとの会」(会長・塩崎泰良市地域おこし協力隊)とNPO法人かづのclassy(木村芳兼理事長)の初のコラボレーション企画「かづの、おおだて、かお合わせ。」が22日、大館市の国指定有形文化財・桜櫓館などで行われ、両市の会員ら17人が交流した。
 同会は移住者や移住希望者に日頃の不安や悩みを気軽に相談する場、友達づくりや交流を広げる場として活用してもらうことを目指している。月1回ほど、テーマを変えて会を開いている。
 同法人は2016年に元鹿角市地域おこし協力隊(移住コンシェルジュ)のメンバーを中心に立ち上げた。移住者のサポートや地域を元気にする活動を行っている。
 両団体は移住相談会などで以前から交流があり、共催での開催を希望していた。塩崎会長によると、移住を考える人は秋田、東北などのエリアでとらえている人が多く、近隣自治体がつながることで、できることも増えるのではといい、互いの市について知り、友達づくりにつなげようと初めて開催した。
 この日は大館について知ろうと、桂城公園周辺を歩く「大館プチ歴まち散歩」と花善(御成町)の弁当を味わいながら交流するランチ懇親会を企画。
 参加者は夏らしい浴衣や甚平で参加。市まちづくり課の職員から歴史や文化、伝統について説明を受けながら、桜櫓館や桂城公園、秋田犬会館などを巡った。懇親会では子育てや暮らしなどについて意見を交わしたり、情報を交換したりした。
 塩崎会長は「多くの人が参加してくれてよかった。小さい子を連れた家族連れもおり、場が和み、参加者同士が打ち解けられた。今後は鹿角におじゃまして企画できたらいいと個人的に考えている」と話した。
 大館びとの会では8月の企画として、17日午後7時半から、大館少年自然の家で「STAR GAZING~大人の星空観察~」を開催する。先着18人。無料。申し込み、問い合わせは市移住交流課内事務局(電話0186・43・7149)。

まきは身近な再生可能エネ 鹿角市 普及図る「道場」開く

2018-07-23
黒沢会長㊨からおのの使い方を学ぶ参加者(鹿角市十和田毛馬内の事務所前)
 木質バイオマスとして見直されているまきの割り方を学ぶ「薪割り道場」が22日、鹿角市十和田毛馬内で行われた。市民など約20人が参加、まき供給の活動をしている市民団体の関係者から指導を受けた。
 道場を主催したのは、まきを生産・供給する活動をしている共助組織「MAKIKORI(まきこり)」(事務局・同市十和田毛馬内字城ノ下、黒沢彰会長)。
 再生可能エネルギーの活用をテーマにした資源エネルギー庁の「まちエネ大学」が2015年から2年間、鹿角市を会場に開かれた。再生可能エネルギーを地域経済の活性化に結び付けるのが目的で、受講者たちが昨年3月、MAKIKORIを設立した。
 同会は、未利用森林などの所有者から依頼を受けて木を伐採し、労力の対価としてまきを手に入れる共助組織として活動している。会員は鹿角市を中心に26人。大館市や岩手県二戸市からも参加している。
 まきは自然エネルギーとして見直されている一方で、まきストーブ生活を始めようとしても「まきはどこから手に入れるの」などと踏み切れない人も。
 道場は、まきへの関心を高める機会にするため、初めて開いた。会場は十和田市民センター近くにある同会の事務所。機械とおのによる割り方、まきの積み方などが指導された。小坂町から参加した男性(58)は10年ほど前からまきストーブ生活を始め、会員ではないが「参考になれば」と受講した。
 黒沢会長がおのを持つ手の位置、木の芯を意識すること、足腰の使い方などを指導。参加者は、おのを振り下ろし、すぱっと割れると、気持ちよさそうな表情をしていた。
 作業の後は秋田杉を使った「プランク・バーベキュー」を楽しんだ。黒沢会長は「まきは近くにあり、手っ取り早く使えるエネルギー。作業のノウハウを覚えてもらい、まきの普及のきっかけにしたい」と話した。

鳳鳴、サヨナラで散る 夏の甲子園予選 主戦、杉原気迫の投球も

2018-07-22
鳳鳴は2回、髙橋の右前適時打で2点目を挙げる(こまちスタジアム)
 第8日の21日は、秋田市のこまちスタジアムで準々決勝2試合を行い、北鹿勢は大館鳳鳴が明桜と対戦した。鳳鳴は2回に先制点を挙げるも終盤に追い付かれ、最後はサヨナラ負けを喫した。6年ぶりの4強入りはならず、北鹿勢は全て姿を消した。
 ◇準々決勝【こまち球場】
大館鳳鳴020000000  2
明  桜010000101× 3

 ▽二塁打=藤盛樹(鳳)▽併殺=鳳鳴3▽暴投=鳳鳴1▽捕逸=明桜1▽守備妨害=明桜1
終盤に攻守で粘りを欠いた大館鳳鳴は明桜にサヨナラ負けを喫した。
 2回、鳳鳴は2死から杉原、齊藤の連打で一、三塁の好機をつくると、古谷の中前適時打で先制。続く髙橋も右前にしぶとく適時打を放ち、2点目を挙げた。
 1点リードの鳳鳴は7回、四球と安打で無死一、三塁のピンチを迎えると、捕手の二盗への送球が乱れる間に三走が生還し、同点に追い付かれた。8回の攻撃では重盗などで1死二、三塁とするも後が続かず。9回は1死満塁で押し出しを与え、試合を決められた。
 鳳鳴・齊藤広樹監督の話 なかなか決定打が出なかった。杉原はすばらしい、苦い経験をしたのでは。大きなステップアップのきっかけにしてほしい。
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