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2022年8月

ハチ公生誕100年 プロジェクトが始動 大館市 公式ロゴを発表

2022-08-09
公式ロゴ付きTシャツを着てPRする福原市長㊥(大館市役所)
 来年、生誕100年を迎える大館市生まれの秋田犬・ハチ公を祝おうと市は8日、公式ロゴマークを発表し、ホームページや交流サイト(SNS)で本番に向けたPRを本格的に開始した。ロゴは申請すれば個人や企業に無料で提供し、幅広く利用を呼びかけている。
 市役所で福原淳嗣市長が会見し、ロゴのほか、公式ホームページ(HP)や短文投稿サイト「ツイッター」のアカウント開設などを発表した。99歳を祝うプレイベントを今年11月上旬に東京都渋谷区で、本番の生誕祭を来年11月中旬に市内で開く予定も明らかにした。
 ロゴはオレンジ色の「100」の数字に、白抜きしたハチ公のシルエットが特徴。「1」の部分は、ハチ公の垂れた左耳をモチーフにしているという。東京都渋谷区で活躍するデザイナーの大橋祥さんが手がけた。図柄の配置が異なるものなど9種類を用意。オレンジ色以外にも自由に色を変えて使用でき、詳細は公式HPや実行委員会事務局の市観光課(☎0186・42・7072)。
 関連グッズを10月ごろから販売する予定。Tシャツやトートバッグ、ステッカーなど8種類。観光地域づくり法人「秋田犬ツーリズム」のサイトで販売する。
 福原市長は会見を生誕100年プロジェクト始動の場と位置付け、ハチ公を通じた縁のある渋谷区との交流を一層深める考えを示した。「単なるイベントに終わらせず、都市と農山村の交流モデルをつくる事業にしたい」と意気込んだ。ロゴのデザインについては「センスが良い」とほめた。
 ビデオメッセージで、長谷部健区長から「大館との絆を強くする機会になればと思う」などのコメントが寄せられた。
 両市区は2001年に締結した災害時相互応援協定を皮切りに、区内の小中学校給食に市産米の提供、区が観光案内所として活用していた鉄道車両「青ガエル」の譲渡・移設など交流を広げてきた。今年5月には交流促進協定を結び、観光・文化、産業、スポーツなど4項目にわたって連携・協力を約束。メインとなる生誕祭を共同で実施する。

大館市沼館 広がる支援の輪 ボランティア 活動本格化 家具搬出等に汗

2022-08-09
側溝の泥上げをする北陽中の生徒(大館市沼館)
 3日の大雨で浸水被害が多発した大館市沼館地区で、市民有志による災害ボランティア活動が本格化している。7日は秋田銀行や大館青年会議所などから66人、8日は北陽中学校生徒ら34人が参加。田畑の砂利寄せ、側溝の泥上げ、家財道具の搬出・洗浄などに汗を流しており、支援の輪が広がっている。
 大館市社会福祉協議会が5日に「災害ボランティアセンター」を立ち上げた。沼館地区で被災状況や支援のニーズを調査した後、市内在住者を対象にボランティアの受け入れ、調整を行っている。
 本格的な活動開始となった7日は秋田銀行の行員、大館青年会議所の会員、釈迦内地区の住民ら66人が参加を申し込んだ。午前9時から被災世帯で、汚れた家財道具の搬出などに励んだ。
 秋田銀行公務室の斉藤新さん(52)=秋田市=は「休日を使って参加できる社員を集めた。テレビでは見たが、日がたっているにもかかわらず大変な状況だと思った」と被災状況に驚いた様子だった。
 8日は北陽中2~3年生の有志や教職員19人が協力。3班に分かれて、スコップを使って側溝の泥を寄せて運んだり、田畑に流されてきた砂利や木の枝を集めたり、約3時間にわたって協力して作業に当たった。
 山内莉緒さん(3年)、長﨑琉夏(るな)さん(同)は「民家の壁に(冠水時の水の高さを示す)線が残っていた。身近でこんな被害が出ていると知らなかった。活動の手伝いをできて良かった」と話した。
 自宅が床上浸水の被害に遭った40歳代女性は「知人の手を借りて片付けをしているが、地域では人手が足りず、若者も少ない。助けてもらって本当にありがたい」と感謝していた。
 市社協では団体、個人を問わず随時ボランティアを募っている。市内在住者が対象。問い合わせは市社協(平日☎0186・42・8101、土日祝日☎070・7422・4238)。

男子 東日本実業団連10年ぶりV 十和田八幡平駅伝 女子はニトリが初優勝

2022-08-09
 夏の鹿角路をたすきでつなぐ第75回十和田八幡平駅伝(鹿角市主催)が7日、男子が十和田湖休屋から八幡平大沼までの5区間71・4㌔、女子が大湯箒畑から八幡平駐在所までの5区間28・3㌔のコースで行われた。男子は東日本実業団陸上競技連盟(東京)が10年ぶりに優勝、女子はニトリが初優勝した。
 男子19チーム、女子3チームがエントリー。男子4区の飯田貴之(東日本実業団連)、同5区の畝拓夢(同)、金子晃裕(コモディイイダ)、女子4区のツラカ・エスタ・ムソニ(ニトリ)がそれぞれ区間新記録の力走を見せた。北鹿地方から参加した大館北秋陸協Aは17位、同Bは18位でフィニッシュした。
 この日の最高気温は鹿角で28・6度を記録。男子は終盤にかけて上り坂が続く標高差828㍍の難コースで過酷なレースとなった。
 10年ぶりに栄冠を手にした男子東日本実業団連は、2区の椎野修羅(23)が先頭から21秒遅れの2位でたすきを受けたが、区間トップの走りで首位を奪還。3区で再び2位に後退するも、4区の飯田貴之(23)が区間新の力走でトップに立ち、アンカーの畝拓夢(24)も区間新で後続を1分以上引き離してゴールした。飯田は「55秒差でたすきを受けた。自分のペースを守って走れば抜けると思っていた。平たんな所で一気に追い抜いた」とレースを振り返った。
 同チームの高橋健一コーチ(鹿角市出身・富士通監督)は「地元の大会。自分のチームで出場できれば良かったが、優勝チームをサポートできた。ニューイヤー駅伝に向けて、若手に経験を積ませようと選手を選んだ。選手には今回の経験を冬の大会につなげてほしい」と期待した。
 大館北秋陸協Aのアンカーを務めた伊藤和紀(24)は「3年ぶりの大会で走れて楽しかった。今後も試合が続くのでチームを盛り上げていきたい」と抱負を述べた。

女子、ニトリは2区・鈴木から3区・小代﨑へたすきリレー(錦木地区市民センター前)
ゴールする東日本実業団陸上競技連盟のアンカー畝拓夢(鹿角市八幡平大沼)

「お帰り」3年ぶりにぎわい 大館能代空港 お盆の帰省始まる

2022-08-07
3年ぶりのにぎわいを見せた到着ロビー(6日午前、大館能代空港)
 お盆休みを古里で過ごそうという人たちの帰省ラッシュが始まった。新型コロナウイルスの感染者の増加が止まらない中、「行動制限なし」のお盆を控えた週末の6日、大館能代空港は3年ぶりのにぎわいを見せた。
 この日、午前の下り、全日空(ANA)719便は117人の客を乗せ、午前10時7分に到着。多くの出迎えが集まった到着ロビーには、大きな荷物を抱えた家族に「お帰り」「お疲れさま」などと声をかけたり、久々に再会する孫たちと抱き合いながら、笑顔で喜び合う人たちの姿があった。
 ほのぼのとした光景が広がる一方、感染症を心配してか、ロビーに長くとどまる人はほとんどおらず、再会を喜び合ったあとは、足早に立ち去る姿が目立った。
 全日空によると、お盆期間(6~16日)の増便や減便はなく、3往復を運航する予定。6日現在、12日までの上りには空席が目立つが、下りは8、9の両日以外は残席が少なくなってきた。11日の午前と午後の第1便は満席。下りのピークは10日、上りのピークは16日になる見込み。
 3往復化されてから初めてのお盆期間を迎える同空港。提供座席数の増加により予約数も伸びてはいるが、予約率については、コロナ禍前の2019年よりも低い。
 全日空の担当者は「しっかり感染対策をしながら旅を楽しもうという利用者が以前よりも増えていることは確か」とコロナ禍の経過を分析しつつ、今後の利用増に期待を寄せている。
 大館市の実家に帰省する40代男性の家族は「コロナが気になるので、乗っている時間が短い飛行機を選んだ」と話した。

災害ボランティアセンター 沼館支援に人手募る 大館市社協 9年ぶり設置

2022-08-07
被災した住民から要望を聞き取る大館市社会福祉協議会の職員(大館市沼館)
 3日の大雨により大館市沼館地区で浸水被害が多発したことを受け、市社会福祉協議会(宮原文彌会長)は「災害ボランティアセンター」を立ち上げた。設置は2013年8月の豪雨災害時以来、9年ぶり2回目。ボランティア活動の拠点として参加者を募り、被災世帯等で泥のかき出しや家財道具の搬出などに協力していく。
 ボランティアセンターは、災害発生時のボランティア活動の拠点となる組織で、被災地の社会福祉協議会が主体となって運営する。被災状況や支援のニーズを調査しながら、ボランティアの受け入れ、調整を担う。
 3日の大雨で大館市沼館地区では住家の床上・床下浸水が相次いだ。被害の大きさなどを踏まえ、市社協は5日にボランティアセンターを立ち上げた。同じく沼館地区で浸水被害が多発した13年8月の豪雨災害時以来となる。
 5日は市社協の職員4人が、床上浸水の被害に遭った世帯を訪問。手分けして各世帯を回り、支援のニーズを聞き取った。住宅や小屋からの泥のかき出し、汚れた家財道具の搬出・消毒、側溝の泥上げといった要望があったという。
 沼館町内会の虻川正道会長は「13年の災害時は全て片付くまで約1カ月かかった。住民から『とても助かった』という声がたくさんあった」と語る。「今回はどれほどのごみがあるのか、まだ不透明。特に高齢者世帯では、自力で家財道具を運び出すのは難しい。町内だけでは人手が足りず、協力してくれる人がいればありがたい」と話した。
 市社協の担当者は「皆さんが日常生活に戻れるよう支援していく。精神的にまいっている人もいると思うので、話を聞いていきたい。必要な作業を聞き取り、情報共有しながら進める」と応えていた。
 市社協では除雪ボランティアの登録団体に参加を呼びかけているほか、団体、個人を問わず随時ボランティアを募っている。市内在住者が対象。問い合わせは市社協(平日☎0186・42・8101、土日祝日☎070・7422・4238)。

2022年7月

営農関係の原油・資材 価格高騰で支援策 大館市 あすから申請受け付け 脱炭素も同時推進

2022-07-31
 大館市は原油価格高騰に伴い、経営状況の厳しい農業者を支援する助成制度を新設した。二酸化炭素の排出を抑制する電動型農業機械を導入したり、耐久力などの高い資材へ転換したりした場合が条件で、営農支援と同時に脱炭素社会の実現を目指す。
 助成制度は▽農業カーボンニュートラル推進事業(事業費約2450万円)▽農業高効率化推進事業(約4190万円)▽比内地鶏導入支援事業(約540万円)の三つ。農政課によると、比内地鶏については素びな導入経費を助成し、対象農家に直接周知している。他の2事業は8月1日から申請を受け付ける。
 カーボンニュートラル推進事業は価格3万円を超える農業用電動機械を導入した場合、経費の2分の1(上限なし)を助成する。電動型の例として草刈り機、耕運機、運搬車、リフト車などが挙げられる。
 対象は10アール以上の農地を耕作している市内の農業者。農産物の販売が要件で、販売実績を証明する書類が必要。同課は「助成の対象機械となるかどうか申請前に相談してほしい」と呼びかけている。募集期間は8月末まで。
 高効率化推進事業の対象は▽被覆資材転換▽出入り口等転換の2種類。耐久力や効率性に優れたビニール資材、高気密にできるハウス資材を想定している。補助率は園芸用等施設が資材費に限って全額。育苗用や自家用などの施設は2分の1。原油由来の資材を長持ちさせ、効率的に使えるようになることで営農の経費負担を抑え、環境負荷も軽減する狙いがある。
 同課は「新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、原油価格高騰に伴い厳しい経営状況の農家を支援し、脱炭素社会に向けた取り組みも進めたい」としている。詳細は生産振興係(電話0186・43・7074)。市は商工関係の中小事業者向けにも価格高騰に伴う支援策を7月から実施している。

「オリンピックオーク」除幕 後継木の寄贈受ける 鹿角市運動公園

2022-07-31
除幕式に出席した(右から)浅利名誉会長、阿部教育長、小山代表、増田さん(鹿角市総合運動公園)
 1936年のベルリン五輪で優勝者に贈られた「オリンピックオーク」。その後継木が鹿角市に贈られた。30日、植樹された市総合運動公園で除幕式が行われた。
 オリンピックオークは、同五輪の三段跳びで優勝した田島直人さんに、金メダルとともに与えられた鉢植えのドイツカシワ。出身の京都大学農学部グラウンドに植えられ、孫に当たる木を「オリンピックオークの植樹を推進する会」の小山尚元代表(岩手県滝沢市)が育て、これまでに全国各地に寄贈している。
 小山代表は鹿角紫根染・茜染研究会の関幸子会長と親交があることから、同市への寄贈が持ち上がった。東京五輪開催に合わせ、昨年10月に同公園に1本が植樹された。
 同日の浅利純子杯争奪第16回鹿角駅伝に合わせ、除幕式を行った。同大会名誉会長の浅利純子さんやスポーツジャーナリストの増田明美さんらも参加した。
 阿部義弘教育長は「オリンピックオークの木が、次の世代を担うジュニアアスリートたちに勇気と希望を与え、スポーツの競技力を高める原動力となることを期待する」とあいさつ。
 小山代表は「田島さんの文武両道の姿が人間として大切と感じて活動してきた。木が市のスポーツ振興、植物を大切にする人の力になれば」と話した。

「ボランティア広がって」 大館一中生が自主的にアルミ缶回収 夏休みに協力呼びかけ

2022-07-31
難民支援のため独自にアルミ缶回収を行っている大館一中の生徒5人(左から本多さん、谷地田さん、千葉さん、若狭さん、関口さん)=北鹿新聞社
 大館市第一中学校の生徒が、独力でアルミ缶回収のボランティア活動に取り組んでいる。3年生5人が「KRTS(カーツ)」というチーム名で企業を訪ねて回り、協力を依頼。換金して難民支援の寄付金に充てる。「ボランティア活動が地域に広がっていけば」と話している。
 取り組んでいるのは、千葉翔(かける)さん、本多剛大さん、関口正拳さん、谷地田昴さん、若狭哩惟我(りいが)さんの5人。
 千葉さんは国連児童基金(ユニセフ)のテレビコマーシャルや学校での募金活動などに触れる中で、「生活困難な難民のために寄付をしたい」という思いを募らせた。ただ現金を集めるだけでなく、生徒の手で不要な物を善意に変える方法はないか考えた。
 思いついたのがアルミ缶回収。「ロシアのウクライナ侵攻でアルミ缶の価格が高騰していると聞いた。ごみとしてよく出る物だし、軽くて持ち運べる」とSDGs(持続可能な開発目標)も意識しながら、自主的、効率的に取り組める方法に行きついた。
 友人に声をかけ、活動に勧誘。参加生徒の名前の頭文字を取って「KRTS」を結成した。6月上旬から放課後の時間を利用し、独自に企業を訪ねて協力を依頼して回っている。
 27日までに10社以上を回り、約80㌔を回収。夏休み最終日の8月24日まで協力を呼びかけるという。リサイクル会社に持ち込み換金した上で、難民支援の募金などを行うユニセフに送る予定。
 5人ともボランティア活動の経験は少なかったものの、本多さんは「難民の役に立つなら」、関口さんは「困っている人の役に立ちたい」と参加を決めた。谷地田さんは「アルミ缶回収という考えが良いと思った」、若狭さんは「新しいことに挑戦したい」と賛同した。
 千葉さんは「ボランティアは中学生でもでき、どんな人でも工夫をすればできること。活動や思いが地域に広がっていけば。アルミ缶が多くある企業や家庭があれば協力してほしい」と呼びかけている。
 アルミ缶回収の受け付けは「KRTS」のメール(krts.volunteer.4@gmail.com)

移動サービス「モビ」 推進協議会を設立 10月から実証試験 大館市

2022-07-30
実証試験の内容などを話し合った推進協議会(大館市役所)
 大館市は29日、新たな移動サービスの導入を目指す「大館版mobi(モビ)プロジェクト」の推進協議会を設立し、市役所で初会合を開いた。人工知能(AI)を活用し、予約型・乗り合い式・定額料金で配車するもので、10月から市街地の半径約2㌔圏内で実証試験を行う。市民の移動量や既存公共交通への波及効果などデータを収集・分析し、本格運行につなげたい考えだ。
 モビは、携帯電話大手・KDDIと高速バス大手・WILLER(ウィラー)の合弁会社が提供するサービス。スマートフォンのアプリか電話で乗降場所を指定すると、ワゴン車が迎えに来る仕組み。ルートが近い人との相乗りが前提となり、AIで配車効率を高める。通常料金は月5000円で何度でも利用できる。
 実証試験は国土交通省の補助事業に採択され、10月1日から来年2月28日まで秋北タクシーが運行を担う。収集するデータは▽住民移動量の変動▽エリア内施設への波及効果▽既存公共交通への影響▽市職員の業務活用―など。
 チラシやポスター、新聞広告などで周知を図り、スタンプラリーや周遊ツアーなどのイベント、きりたんぽまつりや産業祭との連携などで利用を促す。運転免許証を返納した高齢者や子どもの送り迎えなど幅広い利用を見込む。
 協議会は交通や商業、観光、金融、教育、子育て、福祉などの団体の関係者で構成。公共交通を研究している村上早紀子・福島大准教授(羽後町出身)が会長に選出された。
 事務局の都市計画課は「幅広く意見を聞きたい」として、実証運行価格を「世帯1人目2500円(月額)、2人目以降500円(同)、1回券300円」と提案したが、「バスとタクシーの中間に位置付けるとすれば安いのではないか」などの声があり、改めて協議することにした。
 市内の路線バス輸送人員は年々減少し、新型コロナウイルスの影響で2018年度から21年度にかけて27・6%減少。一方、市のアンケートで「交通手段がなく困る」との回答が47・4%を占め、移動ニーズは高まっている。
 福原淳嗣市長は「少子高齢化が進む中、地域公共交通こそが暮らしをつなぐまちづくりの要。プロジェクト実現を通じて新しい地方行政の形をつくりたい」とあいさつした。

大館市内 夏祭り 3年ぶり開催へ 一部中止も 感染対策に苦心も

2022-07-30
3年ぶりに開催する大鮎の里ふるさとまつり(2019年8月17日撮影)
 大館市で例年8月のお盆前後に開催される夏祭りや伝統行事は、7月下旬からの新型コロナウイルス感染症再拡大の影響を受けながらも、町のにぎわいを取り戻そうと各主催団体が準備を進めている。3年ぶりの開催を目指す「大鮎の里ふるさとまつり」は、8月から9月への日程変更に加え感染症対策のため場所を変えて実施する。祭りの多くはコロナ禍以来の開催となるが、人員不足から規模縮小や中止を余儀なくされるなど関係者が対応に追われている。
 例年8月中旬に同市外川原の米代川河川緑地で開かれる田代地区の風物詩「大鮎の里ふるさとまつり」は、日程と会場を変更して実施する。感染状況を鑑みて、今年は9月4日に開催日を変更した上で、場所を同市早口のグリアス田代の多目的運動広場に変えた。奈良敏夫実行委員長は「会場が広いと、出入り口の制限、検温と消毒に人を割かなくてはならない。元通りの開催を検討してきたが、人員の問題や来場者の安全を考えて祭りの形を改めた」と話した。
 比内地区では例年8月上旬から中旬にかけて「山コチンチコ」「大葛金山太鼓」「中野七夕」を開催している。いずれも参加人数を限定し3年ぶりに実施する予定。主催団体の解散で2018年夏から途絶えている送り盆行事「扇田盆踊り」は、踊りに使う太鼓を所有する市川町内会が4年ぶりの復活開催を目指している。
 お盆期間に市内各地で行われる「獅子踊り」は通常開催を目指して各団体が準備を進めている。山田獅子踊りは8月13日の本番に向けて7月下旬から踊り手の練習会が開かれている。粕田獅子踊りは、これまで通りの実施としたが、密集を避けるために獅子踊りの前に子どもたちが披露する「やっこ踊り」は昨年に続き取りやめた。
 花岡地区で例年8月中旬に開く「花矢夏まつり」は、6月下旬時点で3年連続の中止を決めた。実行委の鈴木一敬委員長は「人員不足が主な原因。飲食やステージイベント中心の催しのため、当日の運営に加えて感染症対策となると割ける人が足りない」とこぼした。

2022年6月

大館市 7月に推進協設立へ mobiプロジェクト 10月から実証試験目指す

2022-06-20
大館版mobiプロジェクトについて報告があった協議会(大館市役所)
 大館市は、人工知能(AI)を活用した移動の新サービス「大館版mobi(モビ)プロジェクト」について、7月に県や各業界の事業者で推進協議会を設立し、10月から実証試験を行う。運行区域は市街地の半径2㌔の範囲を基本に検討を進める。データを収集しながら、本格運行につなげたい考えだ。
 「mobi」は予約型・乗り合い式・定額料金のワゴン車をAIで効率的に運行するサービス。人口減少や少子高齢化で公共交通サービスの低下が懸念される中、大館市は交通空白地域の解消、高齢者等の外出促進を狙いとし、誰もが社会参加しやすい環境づくりの一環として導入を検討してきた。本格実施に向けて国の支援事業に応募し、準備を進めている。
 15日に市役所で開かれた市地域公共交通活性化協議会(会長・伊藤良晋市建設部長)で、市が今後のスケジュールや実証試験の概要などを示した。
 7月に商業・観光・金融・医療・子育て等の事業者と県などで「大館版mobiプロジェクト推進協議会」を立ち上げる予定。運行時間や利用料金など詳細について検討を進め、10月から来年2月末までの期間で実証試験を行うとした。
 市内のタクシー事業者と相談した上で、運行事業者は秋北タクシーに決定。同社に車両や運転手を用意してもらう。運行区域は大町や豊町周辺を中心とする半径2㌔を基本とし、区域外の商業店舗や子育て関連施設でも乗降できるようにする方向で考えている。
 委員からは「全国的に注目される運行形態。本格導入に向けて議論してほしい」「高齢者の移動手段の確保に向けて良い取り組み」などの意見が上がった。
 本格運行に向けては、タクシー会社各社に制度設計やデータ収集等について協力してもらう考え。市都市計画課は「マーケティングのプロの意見も聞いて、プロモーションも図っていく。皆さんの意見を頂き、より良い形で進めたい」としている。

北鹿360歳野球 ベスト8決定 二井田2本塁打で逆転 ミドル1点差まで迫るも

2022-06-20
3回、1死満塁から2点適時二塁打を放つ二井田の苗代沢
 第4日の19日はニプロハチ公ドームで2回戦4試合を行った。レイダースは大館三中クラブとの乱打戦を制し5回コールド勝ちを収めた。鷹巣野球クラブは毎回得点を挙げ、成章クラブを5回コールドで退けた。二井田ハチ公ズはミドルパワーズの追い上げをかわし、競り勝った。熊球クラブは5回に打線が爆発、粘る西館クラブを5回コールドで破った。8強が出そろい、第5日の25日は準々決勝4試合を行う。
 ◇2回戦
ミドルパワーズ
    1111003 7
    206000× 8
二井田ハチ公ズ

 (ミ)齊藤渡、長崎―阿部聡
 (二)湊―安藤淳、畠山俊
 ▽本塁打=小畑裕、佐藤(二)
 ▽三塁打=齊藤勝(ミ)
 ▽二塁打=谷屋、仲谷、阿部聡(ミ)、苗代沢(二)
 ▽併殺=二井田1▽暴投=ミドル1▽捕逸=ミドル1
 ▽審判=菅原、畠山、谷地田、庄司和
 二井田ハチ公ズは3回に2本の本塁打で逆転し、その後も相手の追い上げをかわして勝利を収めた。
 初回に先制を許した二井田はその裏、1死二、三塁から安藤淳が2点適時打を放って勝ち越した。しかし、その後3回、4回と1点ずつ失い逆転を許した。1点差を追う3回、1死満塁から苗代沢の適時二塁打で2点。なおも続く二、三塁の好機で小畑裕、佐藤が連続本塁打を放ち4点を追加して一気に突き放した。
 ミドルパワーズは4点を追う最終回、1死満塁から敵失で1点を反撃。なおも2死満塁の好機に阿部聡の適時二塁打で2点を奪って1点差まで迫ったが、後が続かず力尽きた。
 ミドルパワーズ・阿部聡監督の話 全員野球で逆転を狙ったが粘り負けた。来年こそはリベンジをしたい。
 二井田ハチ公ズ・松田友昭監督の話 立ち上がりは悪かったが、3回に打線がつながって流れをつかめた。
レイダース
      70405 16
      00117 9
大館三中クラブ
      (5回コールド)
成章クラブ
       02013  6
      10211× 14
鷹巣野球クラブ
     (5回コールド)
西館クラブ
      02301 6
      23017× 13
熊球クラブ
     (5回コールド)

鹿角市 「いちごまつり」初開催 毛馬内商店街 詰め放題に長蛇の列

2022-06-20
イチゴの詰め放題を楽しむ来場者(旧やましち)
 鹿角市十和田の毛馬内商店街で19日、空き店舗を活用した「いちごまつり」が初開催された。イベントを通じて地域を活性化させようと、住民有志でつくる団体「ケマカツ」(赤坂勲代表)が企画。鹿角産イチゴの詰め放題などは長い行列ができる人気ぶりで、多くの住民らでにぎわった。
 ケマカツの名称は毛馬内商店街活性化活動団体の略。商店街の中心的な店舗だった「スーパーやましち」の閉店をきっかけに、昨秋立ち上げた。
 5月に第1弾の地域活性化イベント「こどもの日ホコ天&ワークショップ」を毛馬内商店街で開催。大きな盛り上がりを見せた。
 第2弾の今回は旬の農産物であるイチゴがテーマ。旧やましちなどを会場に活用した。
 1パック300円のイチゴ詰め放題は予想以上の盛況。午前9時の開始前に50人ほどが列をつくり、その後も地域住民が次々と訪れた。密を避けるため入場者は20人ずつに制限した。
 イチゴは当初用意した30㌔と追加で仕入れた20㌔を含めて1時間で完売。さらに35㌔を再入荷するなど対応に追われる人気ぶりだった。
 このほか、イチゴを使ったクレープ、ショートケーキ、ミニパフェといったスイーツの販売や、イチゴが描かれたパネルで飾られたブースで写真を撮影して投稿するフォトコンテストなども行われた。
 家族3人で訪れた花輪の男性(59)は「毛馬内商店街は人通りが少なく、こみせを再現した商店街通りがもったいない。活性化イベントは周りの店も連動し、どんどんやったほうがいい」と話した。
 赤坂代表(43)は「詰め放題のお得感とイチゴの魅力で多くの方が訪れたと思う。地元のおいしいイチゴの知名度が上がることで、農家になりたい人が増えたり、現役農家のモチベーションの向上につながってほしい」と期待した。
 来月は浴衣の着付けを学ぶイベントを予定している。

し尿受け入れ施設 24年春の供用目指す 大館市 建設工事を発注 資源化まで一貫体制

2022-06-19
し尿受け入れセンターの完成予想図(大館市提供)
 大館市し尿受け入れセンター整備事業は、川口地内への建設工事を発注した。7月に機械・電気設備工事、2023年度に場内整備工事をそれぞれ発注する見通しで、24年4月の供用開始を目指す。県米代川流域下水道大館処理センターと汚泥資源化施設の敷地内に建てるため、循環型社会に向けた一貫体制が構築される。
 し尿処理場(松木)の老朽化に伴うもので、事業期間は20年度から4年間。日本下水道事業団(東京)に委託し、初年度は基本設計や測量・地質調査、2年目に実施設計と環境影響調査を行った。
 建設工事は秋田・花岡特定建設共同企業体が受注し、敷地面積2529平方㍍に鉄筋コンクリート造地上2階・地下1階を建てる。施設内に受け入れ槽や前処理設備、貯留槽などを配置する。契約額は約8億円。工期は24年1月19日まで。施設処理能力は1日当たり102㌔㍑。
 大館処理センターは市内の下水道終末処理場として配置され、下水の浄化や汚泥処理を担っている。敷地6・2㌶のうち北西側を下水道施設・汚泥資源化施設の建設用地として確保してきたが、人口減少を踏まえた下水道施設規模の縮小と、施設配置計画の変更で受け入れセンター建設用地として使用可能となった。
 下水・し尿・浄化槽汚泥・農業集落排水汚泥を共同処理し、県北地区広域汚泥資源化施設で土壌浄化補助材などに加工することで、施設建設費・運転管理費の低減と省エネルギーの実現を目指している。
 し尿処理場は、合併前の大館・比内・田代3市町で構成した大館広域市町村圏組合が1984年に建設、85年4月から稼働している。処理能力は1日当たり160㌔㍑。耐用年数の25年を過ぎ、修繕などで対処しているものの老朽化が進行、設備の維持が困難な状況となっている。新施設の供用開始後は休止する見通し。
 受け入れセンターが稼働すれば処理、資源化まで一貫して行うことが可能となり、市下水道課は「市民の暮らしを維持することはもちろん、循環型社会の実現に向け大きく貢献する」としている。

北鹿360歳野球 8強へまずは4チーム かづのクは不戦勝で

2022-06-19
ニプロは延長8回1死二、三塁、金野の適時二塁打で鈴木がホームに生還する
 第3日の18日はニプロハチ公ドームで2回戦3試合を行った。北秋アローズは毎回得点で大湯リバーズに5回コールド勝ち。大館メジャーズは、2019年第69回王者の大館マリナーズに逆転勝利した。第3試合は中止となり、かづのクラブが秋田MAJESTICに不戦勝。第4試合は延長タイブレークにもつれ込み、ニプロが扇田クラブとの接戦を制した。第4日の19日は2回戦4試合を予定しており、8強が出そろう。
 ◇2回戦
  【ニプロハチ公ドーム】
ニプロ
   02000043 9
   10010311 7
扇田クラブ
 (延長8回タイブレーク)
 (ニ)虻川、野呂―戸嶋
 (扇)渡部―高橋
 ▽本塁打=曲田(扇)
 ▽三塁打=本間、戸嶋(ニ)
 ▽二塁打=戸嶋、金野(ニ)、荒谷(扇)
 ▽暴投=扇田2▽ボーク=扇田1▽野選=ニプロ1
 ▽審判=青山、庄司和、長崎、石戸谷
 延長タイブレークまでもつれ込んだ熱戦は、終盤に得点を重ねたニプロが扇田クラブを振り切って勝利した。
 1点を先制されたニプロは2回、本間の適時三塁打などで2点を奪って逆転。しかし、6回までに再び逆転され、3点を追う展開で終盤を迎えた。
 7回は無死一、二塁で、戸嶋が右翼線に適時三塁打を放って2得点。さらに暴投などで2点を加え、1点のリードを奪った。
 その裏に1点を返されて同点となり、試合は延長タイブレークに突入。8回1死満塁から始まり、ボークで1点勝ち越し。さらに金野が左翼に2点適時二塁打を放って勝負を決めた。
 扇田は序盤から足を使った攻撃を仕掛け、小刻みに加点。6回には曲田にランニング本塁打が飛び出すなど優位を保った。守っては先発・渡部が熱投を続け、6回までニプロを被安打2に抑える好投。しかし7、8回に相手打線に捉えられ、惜しくも敗れた。
 ニプロ・畠山公雄監督の話 相手も強くて良いゲームができた。1勝できてホッとしている。
 扇田・佐藤武主将の話 みんな諦めずによく頑張ったが、最後に力尽きた。
  【ニプロハチ公ドーム】
大湯リバーズ00000 0
北秋アローズ2513× 11
     (5回コールド)
  【ニプロハチ公ドーム】
大館マリナーズ
    1000201 4
    000043× 7
大館メジャーズ
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