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2022年7月

移動サービス「モビ」 地域のニーズを検証 大館市長会見 10月から実証実験

2022-07-05
会見する福原市長(大館市役所)
 大館市の福原淳嗣市長は4日の定例会見で、新たな移動サービスの実証実験を行う「大館版mobi(モビ)プロジェクト」の国事業採択について「バリアフリー基本構想で移動を想定したことが評価された」とし、地域ニーズの検証と本格運行へ意欲を示した。学習や交流の場としての実証実験を始めたJR花輪線東大館駅舎については「有効活用する形で残していきたい」と述べた。
 プロジェクトは、中心市街地の半径約2㌔圏内で予約型・乗り合い式・定額料金のワゴン車1台を運行するもので、人工知能(AI)で配車効率を高める。国土交通省の「共創による地域交通形成支援事業」に全国で15件、県内唯一の採択となった。事業費の3分の2(上限2000万円)を補助する。
 10月から2月まで実証実験を行う予定で、7月下旬に推進協議会を設立する。タクシー会社や商工団体、福祉団体、教育関係者らで構成する予定。市長は「スポーツ少年団活動や習い事の送迎が大変という声があり、団体で法人会員になる使い方もできる。必要であれば高校生やスポ少関係者にも関わってもらいたい」と話した。
 本格運行の日程は「未定」とした上で、「インターネット社会でビジネスモデルの変化に気付けるかどうかが重要。従前の法体系や補助金の仕組みでは行動したい人のニーズに応えられなくなってきた。市場調査を行い、柔軟に地域公共交通を組み合わせていく。既存のバス・タクシー会社を否定するものではなく、既存ネットワークの良い部分を伸ばし、足りない部分を補完する」と強調した。
 常盤木町の東大館駅は築90年以上が経過し、老朽化している。JR東日本は解体した上で規模を縮小し、新たな待合室を設けるが、トイレは設置しない計画案を示した。これを受けて市はワーキンググループを設立。3月の初会合では「文化的な価値がある」として保全活用の意見が多く、今月4~29日にテーブルやいすを置いて利用してもらう実証実験を実施。8月下旬に方向性をまとめることにしている。
 市長は「歴史まちづくりを掲げる中で『意義のある建物』という声が広がった。ぜひ有効活用する形をとりたい。大館の玄関という位置付けになるよう取り組む」と述べた。

県北のキュウリ出発 鹿角市から 京浜市場へ 3JAで送り出す

2022-07-05
テープカットする関係者(JAかづの大曲集出荷場)
 県北地区の重点青果物のキュウリの本格出荷が始まった。4日、鹿角市花輪のJAかづの大曲集出荷所で出発式が行われ、かづの、あきた北、秋田たかのすのJA職員ら20人が参加し、生産・販売目標の達成を願った。
 本年度の県北地区の出荷量目標は2201㌧(昨年比104㌫)。主な出荷先は京浜市場と県内。この日は2・6㌧を出荷した。
 出発式では県北地区園芸戦略対策協議会の菅原俊二副会長が「地域一丸となり、キュウリの生産技術向上と物流改革を推進する。販売は消費宣伝活動を強化し、生産者の所得向上に向けた取り組みを進める」とあいさつした。
 来賓の鹿角地域振興局の小林文夫農林部長は「明るい展望を持ってキュウリ生産に取り組めるよう、技術や生産環境への支援を進め、スマート農業の普及に向けた取り組みをサポートする」と祝辞を述べた。
 テープカットやトラックのドライバーへの花束贈呈に続き、JAかづの阿部浩一常務理事の音頭で全員で「がんばろう」を三唱、京浜市場に向かうトラックを送り出した。

特選44点が県大会へ 大館北秋田席書大会 4119点を審査

2022-07-05
児童生徒の力作を審査した席書大会(鷹巣体育館)
 第63回大館北秋田児童生徒席書大会が4日、北秋田市鷹巣体育館で開かれた。硬筆と毛筆の2部門に計4119点が出品され、特選44点が決まった。
 大館北秋田書写書道教育研究会(出川英章会長)主催。例年8月に県立武道館で開かれる全県大会は昨年度に引き続き、本年度も新型コロナウイルスの影響で中止となった。大北大会のみの開催となるため、全県大会への推薦作品に相当する優れた作品を「特選」として表彰した。
 硬筆の部(小学1、2年)は1094点、毛筆の部(小中学生)は半紙2819点、条幅206点が応募された。児童生徒数の減少で、前年より微減した。
 体育館に作品を学年ごとに並べ、研究会員の教員や教員OB20人が審査を行った。課題に設定された「火山」や「成長」、「新しい風」などの字のバランスや力強さを確認しながら、金、銀、銅賞と入選、特選の作品を選んだ。
 特選の作品は次の通り。
 【毛筆の部】
 ◇半紙 ▽小学3年=山田ふたば(城南)わたなべさくら(同)石田丞(扇田)かね田りお(米内沢)▽同4年=石田愛瀬(桂城)上原杏音(扇田)佐藤環奈(米内沢)高堰優作(大阿仁)武田樹(東館)▽同5年=豊口心椛(有浦)花田咲陽(鷹巣)川口唯花(米内沢)木村ひかり(同)長谷部希羽(西館)▽同6年=松村佳世子(城南)木村夏琉(扇田)佐藤真希(東館)佐藤蒼星(同)佐藤暖胡(鷹巣東)▽中学1年=嘉成空河(下川沿)▽同2年=本間愛埜(比内)▽同3年=佐藤乙愛(同)畠山結月(同)
 ◇条幅 ▽小学3年=こだてりこ(有浦)髙橋美空(扇田)さいとうまかな(同)▽同4年=兜森有希(城南)三ケ田日向子(有浦)まつざきかえで(釈迦内)▽同5年=武藤こはく(有浦)成田紗彩(同)菅原里美(扇田)▽同6年=佐藤蘭奈(扇田)松嶋真央(同)田口珀(大阿仁)▽中学1年=武田さゆり(比内)▽同2年=田口椿(阿仁)▽同3年=栗谷天花(同)
 ◇硬筆 ▽小学1年=つきおりあおと(城南)さとうきさら(有浦)たけいしゆいと(上小阿仁)▽同2年=こだままさと(城南)いわやさき(同)さきょうひろや(阿仁合)

県北が6度目優勝 最終局で逃げ切る 県北支部対抗将棋大会 前回王者・大館は2位

2022-07-04
 北鹿新聞社主催の第44回日本将棋連盟県北支部対抗将棋大会が3日、大館市中央公民館で開かれ、県北支部が3年ぶり6度目の優勝を飾った。大館が準優勝。能代が3位、鹿角が4位となった。
 将棋の普及や発展、アマチュアレベル向上などを目的に、日将連各支部の協力を得て1979年から開催。2021年からは4支部の対抗戦。各支部を代表する14歳から87歳までの16棋士が4組に分かれてリーグ戦を繰り広げた。昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染防止のため無観客で行われた。
 開会式で、昨年優勝した大館支部がトロフィーを返還。あいさつで大会会長の田中厚北鹿新聞社社長は「本日は将棋を楽しむとともに、各支部の名誉をかけて対局に臨み実力を存分に発揮してほしい」と述べた。
 第2局終了時点で県北と能代が5勝で並び、4勝の大館が追う展開となった。県北は原田和人三段(52)が3戦全勝、櫻庭英隆三段(62)と御所野勝次二段(74)が2勝と続きチーム力が光った。最終局で3勝を挙げて逃げ切り、3年ぶり6度目の優勝を手にした。櫻庭支部長は「第1局から3勝して滑り出しがよかったのが勝因」と喜びを語った。
 準優勝の大館は加賀谷弥四段(24)が全勝と活躍、柴田成仁五段(61)も2勝を挙げた。中盤まで同率首位だった能代は、納谷宗樹四段(62)が全勝したが、最終局に大館に3敗を喫して後退。鹿角は小田島正一二段格(48)が孤軍奮闘し全勝したが及ばなかった。
 得点(全勝で12点)は県北が8点、大館が7点、能代が6点、鹿角が3点だった。閉会式で運営委員長の小畑勝明・大館支部長は「ほぼ全局が熱戦の好局。コロナ禍にあっても皆さんのたゆみない努力を感じさせる戦いだった」と講評した。「続くコロナ禍に負けず来年も元気な姿を見せてほしい」と話した。 
優勝した県北支部(左から高橋さん、櫻庭さん、原田さん、御所野さん)
4支部を代表する16棋士が熱戦を繰り広げた大会(中央公民館)

除雪費 大雪で過去最多に 大館市 21年度は12億2千万円 要望・苦情は2千件超

2022-07-04
 大館市は、2021年度の除雪状況をまとめた。降雪量は累計6㍍超で前年を約180㌢上回り、委託業者の7割以上が出動したのは延べ52回。除排雪経費は過去最多の12億2891万円となった。国から臨時補助として2億226万円の交付を受けた。市民からの要望・苦情は2100件を超え、出動や路面状況に関する内容が目立った。
 土木課によると、12月中旬から2月下旬まで連続的に降雪があり、累計降雪量627㌢(消防比内分署調べ)と前年に比べ179㌢増えた。最大積雪深は15㌢増の75㌢(1月19日)で、最高気温が0度を下回る「真冬日」は30日(20年度33日)だった。
 除雪委託業者のうち大館地域(51社)で7割以上が出動したのは15回、比内地域(11社)で20回、田代地域(10社)で17回の計52回。前年より9回多かった。
 雪置き場は長木川や米代川の河川敷など14カ所に設け、このうち「法務局となり」(柄沢)が満杯となり1月末に閉鎖。2月中旬に板沢地内の河川敷に増設した。
 排雪作業は例年より早めに始めたものの、降雪が続いたことから小路などで両脇に積み上がり、車のすれ違いが難しい状況が見られた。経費の決算額は前年度比4億1596万円増となり、最多だった14年度10億3926万円を更新した。
 臨時道路除雪事業費補助金のほか、国土交通省や財務省に財政支援を要望し、特別交付税2億5900万円の繰り上げ交付を受けた。
 要望や苦情は2166件が寄せられ、前年に比べ942件増。「除雪してほしい」が394件で最も多く、間口除雪や排雪、雪押し場に関する苦情が目立った。樹木への着雪による倒木も多数。3月上旬には圧雪が緩み、路面状況の悪化に対する出動要請が相次いだ。
 17年度は1251件、18年度707件、19年度206件と減少していたが、2年連続の増加。大雪は暮らしに大きな影響を及ぼすだけに、道路の安全確保を求める声が大きくなった。市は道路や雪押し場のきめ細やかな巡回、融雪剤散布などの計画的な実施を図ることにしている。

2022年6月

天然秋田杉の巨木とコブ杉 「天杉の森案内人」(仮称)養成 上小阿仁村 NPOなど始動

2022-06-30
 大館市は地球温暖化対策実行計画の策定に向け、有識者らで構成する協議会を設置するとともに、広く意見を取り入れる市民ワークショップを開催する。2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を県内で初めて宣言しており、具体的な行動や目標に反映させる。ワークショップの参加者は7月13日まで募集している。
 実行計画は国の補助金を活用し、21年度から2カ年で作り上げる。1年目は現状分析や潜在能力調査を実施。C年間排出量を56万㌧と算出し、森林が吸収するのは30万㌧、再造林しても35万㌧と推計した。このため豊富な森林資源を生かしたバイオマス発電、再エネとして微細藻類や水素の活用なども検討する。
 本年度は地域ビジョン・脱炭素シナリオ作成、再生可能エネルギー導入目標や施策の検討、ステークホルダー(利害関係者)との合意形成を図る。学識経験者や関連企業・団体の代表者らでつくる協議会は、7月7日に初会合を開く予定だ。
 目標は今のところ、▽森林整備を促進し、CO2吸収量や固定量の最大化▽再エネや次世代自動車(電気自動車、燃料電池車など)、高効率機器の導入によるCO2排出抑制▽CO2を資源と捉えたカーボンコントロール▽水素の製造と水素社会への適応▽ゼロカーボンの実現と地域社会の活性化▽エネルギー供給と物流の要衝―の6項目。世界や国内の動き、技術開発の動向を踏まえて変更する。
 ワークショップは8月と10月に開く予定で、脱炭素型の生活様式などについて話し合う。市内に在住か在学・在勤し、土曜か日曜の会議に出席できることが条件。市議や市の委員会等委員は対象外。応募用紙は環境課(本庁舎2階)で配布しているほか、市ホームページからダウンロードできる。募集人員は5人程度。問い合わせは環境企画係(電話0186・43・7049)。
 温暖化は、石炭や石油など化石燃料を大量に使うことで大気中へ排出されるCO2が増え続け、地球に熱がこもりやすくなり気温が上昇する。この影響として、干ばつによる食料や水資源の不足、海面上昇による高潮や沿岸部の洪水、熱中症や感染症のリスク増加などを引き起こす可能性が指摘されている。
森林インストラクターから説明を受けた現地実習(上大内沢自然観察教育林)
教育林の中に立つコブ杉

温暖化対策計画 策定へワークショップ 大館市が参加募集 脱炭素の方策探る

2022-06-30
 大館市は地球温暖化対策実行計画の策定に向け、有識者らで構成する協議会を設置するとともに、広く意見を取り入れる市民ワークショップを開催する。2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を県内で初めて宣言しており、具体的な行動や目標に反映させる。ワークショップの参加者は7月13日まで募集している。
 実行計画は国の補助金を活用し、21年度から2カ年で作り上げる。1年目は現状分析や潜在能力調査を実施。C年間排出量を56万㌧と算出し、森林が吸収するのは30万㌧、再造林しても35万㌧と推計した。このため豊富な森林資源を生かしたバイオマス発電、再エネとして微細藻類や水素の活用なども検討する。
 本年度は地域ビジョン・脱炭素シナリオ作成、再生可能エネルギー導入目標や施策の検討、ステークホルダー(利害関係者)との合意形成を図る。学識経験者や関連企業・団体の代表者らでつくる協議会は、7月7日に初会合を開く予定だ。
 目標は今のところ、▽森林整備を促進し、CO2吸収量や固定量の最大化▽再エネや次世代自動車(電気自動車、燃料電池車など)、高効率機器の導入によるCO2排出抑制▽CO2を資源と捉えたカーボンコントロール▽水素の製造と水素社会への適応▽ゼロカーボンの実現と地域社会の活性化▽エネルギー供給と物流の要衝―の6項目。世界や国内の動き、技術開発の動向を踏まえて変更する。
 ワークショップは8月と10月に開く予定で、脱炭素型の生活様式などについて話し合う。市内に在住か在学・在勤し、土曜か日曜の会議に出席できることが条件。市議や市の委員会等委員は対象外。応募用紙は環境課(本庁舎2階)で配布しているほか、市ホームページからダウンロードできる。募集人員は5人程度。問い合わせは環境企画係(電話0186・43・7049)。
 温暖化は、石炭や石油など化石燃料を大量に使うことで大気中へ排出されるCO2が増え続け、地球に熱がこもりやすくなり気温が上昇する。この影響として、干ばつによる食料や水資源の不足、海面上昇による高潮や沿岸部の洪水、熱中症や感染症のリスク増加などを引き起こす可能性が指摘されている。

鹿角市 新「健康都市宣言」を策定へ 市制50周年 WSスタート 10月の記念講演会で発表

2022-06-30
新「健康都市宣言」の策定に着手したワークショップ(福祉保健センター)
 鹿角市は本年度、市制施行50周年を記念し、健康寿命の延伸に向けて市民の行動宣言となる新「健康都市宣言」を策定する。宣言文などを検討するワークショップが25日、福祉保健センターで始まり、参加者が策定作業に着手した。新たな健康都市宣言は10月23日の50周年記念講演会で発表、宣言を行う予定。
 同市は1993年に「さわやか健康都市宣言」を制定。「子どもたちを明るく健やかに育み、高齢者を敬い、みんなで活力あふれるまちづくりをすすめる」ことなどをうたっている。
 今回は市制施行50周年を契機に新たな宣言を策定することにした。市民、地域、行政が一体となって健康づくりに取り組み、健康寿命の延伸を図ることが目的。
 ワークショップのメンバーは健康づくりに関係する機関・団体の代表者ら14人。福祉総務課の井上真課長が「これからの未来にふさわしい宣言を作っていきたい」と協力を呼びかけた。
 鹿角市の平均寿命や健康寿命、高齢人口の推移、食生活、運動の実施状況などの説明に続き、参加者が3班に分かれて健康に関する願いや希望などについて意見を交わした。
 ワークショップは8月まで全3回開催し、宣言文案などを取りまとめる。その後の庁議で最終決定し、10月の記念講演会で新たな「健康都市宣言」を行う計画。
 新宣言は市の広報やホームページに掲載するほか、市役所の広告塔に掲示するなどして市民への周知を図る。

補正予算など全議案可決 監査委員に佐藤氏同意 森吉山荘継続陳情は採択 北秋田6月議会

2022-06-29
全議案を可決した本会議(北秋田市役所)
 北秋田市の6月定例議会は28日、本会議を再開し、2022年度一般会計補正予算案や財産の取得など議案14件を原案の通り可決、追加提案の監査委員の選任に同意し、閉会した。
 可決したのは、各会計の補正予算案のほか、市営住宅条例の一部改正案、市消防本部の車両更新のため災害対応特殊救急車1台を3696万円で購入する財産の取得など。
 補正予算案のうち、一般会計の補正額は1億9560万円で、補正後の総額は228億5960万円。
 主な歳出は、燃料費高騰やコロナ禍の影響を受けたバスやタクシー事業者を支援する公共交通事業者事業継続支援補助金に380万円、観光バスや代行事業者を支援する観光交通事業者等事業継続支援事業補助金に115万円、秋田内陸線安全対策交付金に349万円、事業者の事業承継や新分野展開を支援する地域商業等活性化支援事業補助金に600万円、休暇を楽しみながら仕事をするワーケーションを市で推進する「北秋田でワーケーション」推進事業に240万円などを計上。
 コールセンター業の誘致企業が3月に撤退したことに伴い、雇用奨励金210万円、事業所賃借料助成金120万円を減額する。
 追加提案は改選に伴い欠員となっていた監査委員(議会選出)の選任。無記名投票で行われ、佐藤光子議員の選任に賛成多数で同意した。
 地元団体から提出された森吉山荘の営業継続を求める陳情、水田活用の直接支払交付金の見直しについての陳情など4件を採択。関係する意見書を可決した。沖縄を「捨て石」にしない安全保障政策を求める意見書の提出を求める陳情は不採択とした。
 専決処分の報告は損害賠償の額設定。2月に市道で職員が公用車を運転中、凍結路面でスリップし、対向車に衝突した事故を受け、相手と和解し、車両損害と治療費計67万2426円を支払うことを報告した。

大館労基署 「墜落・転落」を防げ 管内で違反率高く 建設業対象に講習

2022-06-29
建設業者を対象に、事故の事例や対策を示した講習会(大館市中央公民館)
 建設業で目立つ「墜落・転落」等の労働災害を未然に防ごうと、大館労働基準監督署は28日、大館市中央公民館で労災防止講習会を開いた。北鹿地方の建設業77事業所から代表者が参加し、各種事例を学びながら、必要な対策や法改正などについて理解を深めた。
 秋田労働局によると、2021年に県内で発生した労災(休業4日以上)は1220件で、12年以降の10年間で最多となった。このうち業種別で建設業の占める割合は近年20%前後で推移しており、高止まりしている状況。大館署管内では21年に25・7%を記録し、この5年間で最も高くなった。
 建設業の事故の型別では「墜落・転落」が最も多く、21年までの5年間で県内では379件、大館署管内では72件も発生している。職場での安全対策などを定めた労働安全衛生法の違反も多く、改善が喫緊の課題となっている。
 大館労基署は建設業での労災を防止するため毎年講習会を開催。今回は大館市のほか、北秋田市や鹿角市、小坂町、上小阿仁村の事業所も対象とした。
 秋田労働局が昨年10月に行った監督指導の結果について、同署職員が説明。県内では労働安全衛生法違反が103事業場であり、違反率は62%だったとし「大館署管内は違反率が86・4%で特に高い状況。墜落防止措置の手すり、安全帯の使用などがなされていない」と警鐘を鳴らした。
 続いて事故の事例を紹介し、必要な対策を示した。のり面、脚立、屋根、足場などからの墜落やけがを防ぐため、「ヘルメットは脱げないよう、しっかりとあごひもを締めること」「脚立の天板には乗らないこと」などと呼びかけた。高所での作業時は「足場の内側にも外側にも、手すり、中さん、高さ10㌢以上の幅木やメッシュシートを設置してほしい」と求めた。
 このほか、法改正で定められた墜落防止措置、特別教育、工事でのアスベスト使用有無の事前調査結果報告などについても説明があった。参加者はメモを取るなどしながら、真剣な表情で聴き入っていた。

2022年4月

コロナワクチン 3回目接種率は66% 北秋田市 津谷市長会見

2022-04-22
会見する津谷市長(北秋田市役所)
 北秋田市の津谷永光市長は21日の定例会見で、新型コロナウイルスワクチンの追加接種(3回目接種)について、19日現在、18歳以上の市民1万6815人が終了し、接種率は66・8%となったと報告した。12~17歳の追加接種は、今月30日から市保健センターで集団接種を開始するほか、個別接種は5月以降に市内10医療機関で実施を予定している。
 追加接種を終えた人は65歳以上が1万703人で、対象者に占める割合は83%、18~64歳は6112人で、49・7%。5~11歳の小児ワクチン接種は400人、対象者の34・4%が1回目を終了した。
 12~17歳の追加接種の集団接種は市保健センターで、今月30日、5月21日、同22日に行う。ファイザー社製のワクチンを使用する。対象者に今月11日に接種券を発送し、30日は定員に達した。
 津谷市長は「県内の新規感染者は依然として高い水準で推移し、予断を許さない状況。引き続き基本的な感染予防対策の徹底に協力をお願いしたい」と述べた。同市、上小阿仁村を管轄する北秋田保健所管内は、今月に入って新規感染者が連日1桁台で、ゼロの日もあり、「市民一人一人の意識の高さの表れ」とした上で、「大型連休で帰省する人や、県外へ出かける人はマスク会食や密を避けるなど基本的な対策を守ってほしい」と呼びかけた。
 世界文化遺産に登録された伊勢堂岱遺跡の一般公開開始を23日に控え、「本年度はすでにツアー客や修学旅行などの団体予約を多数受け付けている。5月3日から5日はジュニアボランティアガイドによる遺跡案内を予定し、多くの皆さまにお越しいただき、縄文文化を感じてほしい」と述べた。

かみこあに保育園 5月に改築工事入札 村議会全員協 設計変更点など報告

2022-04-22
かみこあに保育園の実施設計について説明を受けた村議員全員協議会(村役場)
 上小阿仁村議会は21日、村役場で議員全員協議会を開き、設計業務が進んでいる「かみこあに保育園」について村当局や設計業者から説明を受けた。園舎の設計を一部変更したことから、建設費は「現在精査中」といい、村は5月中旬ごろに建設工事の入札を予定している。
 保育園は2023年4月に新たな園舎での開園を目指し、建設実施設計業務を指名型プロポーザル方式で募集。契約した設計業者の提案内容を1月下旬に開かれた全員協で示した。議員から挙げられた意見や要望を踏まえ、保育園の設計に変更を加えたことから議員に再度説明を行った。
 実施設計と地質調査を受注した汎建築設計事務所(秋田市)によると、園舎(木造一部2階建て)の延べ床面積は1148・65平方㍍、屋外遊戯場などを含めた敷地面積は8468・42平方㍍。地質調査の結果、園舎を建設する役場周辺の土地は「安定した地盤で、そのまま基礎造りが可能」と報告した。
 園舎は傾斜の少ない無落雪屋根から傾斜があり雪が落ちる屋根に変更。村産の木材は外壁の板張りなどに使用する予定。除排雪が円滑に行えるよう、機械室などの配置を変更し、管理用通路を設ける。
 本年度当初予算に計上した保育園改築工事費は4億2000万円。議員からは「建設費は予算内で間に合うか」「予算を超えた場合、設計か予算を変更するか」と質問があり、同事務所は「原材料の高騰などの影響もあり、現在精査中。今後村と協議する」と回答。当局は「現時点では予算内で収まると思っている」とした。実施設計業務の履行期限は今月28日。期限までに建設にかかる費用が確定し、改築工事の入札は5月の大型連休明けを予定している。
 3月定例会の常任委員会では、工事費に森林環境譲与税を充てるよう村当局へ求めている。木材の確保に関する質問に村当局は、「国産、県産材も森林環境譲与税の充当の対象。設計業者が地元製材所に働きかけている」などと説明。同事務所では「村の丸太を使う予定」と答えていた。
 このほか、新たに募集する農業、林業分野の地域おこし協力隊について説明したほか、新型コロナワクチンの接種状況を報告。18歳以上のワクチン接種は先月下旬で終了し、対象者の3回目接種率は92%。5~11歳の接種は今月上旬に国保診療所で始まり、接種率は90%を超えている。
 12~17歳の3回目接種は29日、5~11歳の2回目接種は30日に実施予定で、現時点で計画している村でのワクチン接種は終了する予定。今後、接種希望者がいる場合は村を通じて北秋田市で接種することになる。

職員数適正化に苦戦 大館市 目標下回る650人 「働きがい」向上目指す

2022-04-21
 大館市は多様化する市民ニーズに対応するため、職員定員適正化計画(2020~23年度)に基づき増やす方針だが、苦戦を強いられている。今月1日時点の職員数(医療・消防職を除く)は650人で前年より11人減、22年度目標の666人を16人下回った。昨年に続き大学卒業程度の採用試験時期を早めたほか、高校訪問も計画しており、人材獲得とともに「働きがい」向上を目指す。
 職員課によると、採用人数は定年などの退職人数を見込んだ上で決めている。3月末に退職したのは計画の33人に対して45人(21年度34人)。採用は23人(同25人)、再任用11人(同13人)だった。
 増員は働き方改革の推進や年齢構成の平準化を図る狙いがあり、中長期的な視点から新規職員を採用する方針。23年度の目標は670人。19年度の652人から18人増やすことにしている。
 採用試験は21年度から、全国のテストセンターで受験できる総合適性検査「SPI3」方式で実施。今月27日まで受け付ける大卒程度の1次試験には、今のところ51人の申し込みがあった。昨年は3職種に110人が受験し、前年より55人増えた。ただ、内定者の辞退が相次ぎ、退職者が例年より多めという事情も重なって12月に異例の追加試験を行った。
 働き方改革に向けては、健康確保やワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)実現を図るために20年度から時間外勤務の上限規制を取り入れている。このほか性別に関わりなく「働きやすさ」と「働きがい」を感じられる組織を目指し、若手職員でつくる勉強会が昨年10月に発足。現状を把握するため庁内の意識調査を行い、キャリア形成支援や男性育休取得率向上などを福原淳嗣市長に提案した。本年度も活動を継続する。
 職員課は「若手職員の提言を実現するために業務の見直しを図り、効率よく働けるシステムづくりを進めなければならない。退職理由に『イメージと違う』という声もあり、就業体験など新たな取り組みも考えたい」としている。
 過去の計画では00年度から5カ年で38人、3市町合併(05年6月)後の06~10年度に118人、11~15年度に27人、16~19年度に10人それぞれ削減した。

ANA協力隊員と連携 地域の魅力、発信力強化 ユーチューブやラジオ活用 大館

2022-04-21
田鍋さん㊧と松尾さん(左から2人目)と一緒に動画撮影に臨む大館市観光課の職員ら(農家民宿酒こし舞)
 官民協働で体験型観光のメニューづくりに取り組む大館市まるごと体験推進協議会(石垣一子会長)は、動画投稿サイト「ユーチューブ」やラジオ番組を通した情報発信を強化する。本年度事務局が旧移住交流課から観光課に移ったことを契機に、同課所属で全日空(ANA)グループから派遣されている地域おこし協力隊員の女性2人と連携。発信力を高め、大館の魅力をアピールしていく。
 同協議会は会員制交流サイト(SNS)で情報発信をするほか、動画制作などを通じて大館の農家民宿や教育旅行、各種体験、イベントをPRしてきた。一方で定期的に動画、メディアでアピールする機会は少なかった。
 事務局の移転を契機に、ANAグループの客室乗務員で隊員の田鍋栞さん(28)=福岡県出身、松尾樹(みき)さん(25)=北秋田市出身=と連携して活動することに。2人は昨年7月からユーチューブチャンネルで週2~3回観光情報や地域の人々を紹介するほか、今月からはコミュニティーFM「ラジオおおだて」で毎週日曜の冠番組を抱える。2人に協力してもらうことで発信力強化につなげていく。
 18日は田鍋さん、松尾さんが観光課職員5人と大館市粕田の農家民宿「酒こし舞」を訪れ、山内俊隆オーナーと共にラジオ番組の収録、ユーチューブ投稿動画の撮影に臨んだ。
 ラジオ収録は田鍋さんと松尾さんが山内オーナーにインタビューする形で行い、オーナーの人柄、大館の魅力を紹介。動画撮影では民宿内を案内してもらい、宿泊客からのメッセージ、多彩な体験内容についてアピールした。2人は慣れた様子で進行し、明るい声で和気あいあいとした雰囲気を盛り上げていた。
 事務局・市観光課物産振興係の佐藤元係長は「2人と協力することで協議会がより身近になり、発信力が強まると思う。市内外の人に大館の体験型観光の魅力を知ってもらい、好きになってもらえたら」と話している。

小坂町 「地域の宝を誇りに」 劇団「ゆめいろ」 藤田座長が町長表敬

2022-04-21
細越町長を表敬訪問した藤田さん㊥。右は川阪社長(役場)
 小坂町の芝居小屋・康楽館で21日開幕する劇団ゆめいろ公演の座長・藤田弓子さんが20日、役場に細越満町長を表敬訪問した。藤田さんは康楽館の印象について、「人間の力強さを感じた。地域の人たちが大事にしてきた気持ちが、そのまま残っており、感動した」と話した。
 藤田さんは東京都出身。NHK連続テレビ小説「あしたこそ」のヒロインでデビュー、その後、数々の舞台やテレビに出演している、おなじみの俳優。現在は、静岡県伊豆の国市で市民劇場の座長を務め、地域に貢献している。「笑いを大事する劇団」という。
 常打芝居の開幕を飾る劇団ゆめいろ公演は、5月8日まで。演目は1部が喜劇「ザ・マネー~人間万事お金の世の中~」、2部がショー「桜花爛漫」。藤田さんは19日に来町し、20日、所属するエム・ケイ・ツーの川阪実由貴社長らとともに役場を訪れた。
 康楽館は今回が初登場。明治の芝居小屋の印象について、「素晴らしい。回り舞台などが手動で感動した」と、昔ながらの姿で残る建物の感想を語った。地域の人たちが、大事にして後世に残していることを強調しながら、「ちゃらちゃらしたものではなく、人間が持っている本当の力強さを感じる。このような宝物があることを誇りにしてほしい」と話した。
 公演では「酒屋の女主人」役を演じる。「最初は憎まれ役。最終的には、拝金主義時代への警鐘」とし、「お客さんと、すてきな時間を共有したい」と話した。
 公演は午前10時半からと午後2時からの1日2回。問い合わせは康楽館(☎0186・29・3732)。
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