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2022年5月

北秋田市 友好都市・国立市長ら訪問 協定の森林整備視察 初年度は市有林22㌶間伐

2022-05-17
友好の森事業のスギの植栽地を視察する永見市長㊧と津谷市長(左から2番目)ら(北秋田市栄)
 北秋田市の友好交流都市・東京都国立市の永見理夫市長らが16日、北秋田市を訪れ、昨年3月に両市が結んだ「森林整備の実施に関する協定」に基づいて間伐が行われた市有林などを視察した。両市は森林環境譲与税を活用し、二酸化炭素(CO2)の排出量と森林整備による吸収量を相殺する「カーボンオフセット」などに取り組んでおり、永見市長は「森林保全を通してCO2削減や森林教育を進めたい」と、さらなる連携に期待した。
 協定は、北秋田市の市有林で行う間伐などの森林整備を、国立市に配分される森林環境譲与税を活用して共同で進める目的。国立市は活動で得られるCO2吸収量について、秋田県の認証を受けてCO2排出量と相殺できる。木育や人材育成、間伐材活用なども連携して取り組むとしている。
 北秋田市農林課によると、協定に基づき、初年度の21年度は市有林22・04㌶を間伐し、CO2吸収量認証は151・8㌧。「今後も20㌶前後かそれ以上の面積で間伐を進めていきたい」と話す。
 永見市長ら6人が間伐を行った市有林や、両市の小学生がスギ苗を植樹した植栽地を視察。津谷永光市長が再造林の流れやスギの生育状況などを説明した。永見市長は「『山林を守る』と口で言うのは簡単だが、幾世代にもわたる努力がなければ環境が守られないことを実感した」と感想を述べた。
 今後については、「森林環境譲与税を活用した森林保全を通して、可能な限りCO2削減に努めたい。都会の子どもたちがマタギ文化など森を育む文化を学ぶ森林教育も進めていきたい」と見据えた。
 木材利用の今後の方向性を検討するため藤島木材を訪れたほか、秋田内陸線車両基地なども視察した。
 両市は18年に友好交流都市協定を締結。森林環境譲与税を活用し、19年には「都市と山村の友好の森事業」として、両市の小学生がスギの苗木600本を植樹し、昨年100本を追加で植えた。友好の森事業は本年度も実施する方向で調整している。

大館市内の小中学校 修学旅行 対応分かれる 渡航中止や目的地変更

2022-05-17
 大館市内の小中学校は間もなく修学旅行シーズンを迎える。新型コロナウイルス対策で各地に適用されていたまん延防止等重点措置は3月に解除されたが、依然として感染状況は高止まりが続いている。昨年に引き続き国外への渡航中止や行き先の変更がみられる一方、3年ぶりに東京を目的地に設定する学校もあり、各校で柔軟な対応が求められている。
 市立の中学8校は高校受験の準備に影響が出ることを考慮して秋季へ延期せず、一律で5月中に実施する予定。17小学校は6月上旬から10月中旬にかけて、それぞれ函館や県内を行き先とする計画を立てている。
 本年度計画として、神奈川や東京など関東方面で検討していた下川沿中学校(25~27日実施)は、4月7日時点で目的地を仙台方面に変更した。山崎悟校長は「感染者数が一向に減少せず、上野や神宮球場など訪問予定先は人混みが予想される場所ばかり。やむを得ない判断」と話す。東北で感染が再拡大すれば計画を練り直さなければならないとして、「状況を注視する必要がある。子どもたちのためにも早く落ち着いてほしい」とため息を漏らす。
 県立の国際情報学院中は11月に台湾への修学旅行を計画していたが、現地の感染拡大を受けて昨年に続き中止を決めた。行き先を国内に移すとし、村上清秀校長は「具体的な内容は未定。時期に関しても、感染状況によっては2月ごろにずらすことも検討している」と説明する。
 一方、比内中(18~20日実施)は市内で唯一、東京を目的地に設定している。意向確認のため3年生や保護者を対象に実施したアンケートでは、8割以上が目的地に〝例年通り〟の「東京」を希望した。渡部鋼喜校長は「コロナ禍も3年目。少しでも前向きに取り組んでいく必要がある」と力を込め、「修学旅行は一生の思い出に残るもの。最大限の対策を講じ、心から楽しめる環境をつくりたい」と話す。当日は企業訪問など感染リスクの高い自主研修活動を取りやめ、貸し切りバスを活用した都内各所を見学するプランを組んでいるという。
 市教育委員会によると、実施可否や詳細については感染状況を精査した上で各校が判断する。長岐公二教育監は「コロナ禍以前と比べ、各校ではかなり早い段階から検討が進められている」との見方を示し、「安全対策を含め保護者の意向を確認しながら、適切な対応を取ってもらいたい」と話した。

十八駅伝 3年ぶり開催へ 8月7日 鹿角市 真夏の伝統のレース

2022-05-17
3年ぶりの開催が決まった十八駅伝(2018年、熊沢中継所)
 新型コロナウイルスの影響で2020、21年と2年連続で中止となった十和田八幡平駅伝競走大会の大会委員会(泉澤輝男委員長)は、今年の第75回大会について開催する方針を決めた。感染対策を徹底し、例年通り8月7日に男女各部門を実施する計画。3年ぶりとなる伝統のレースの盛り上がりに期待される。
 1948(昭和23)年から行われ、「十八(じゅっぱち)駅伝」の愛称で親しまれている。
 大会委員会の会合は今月10日、鹿角市役所で開かれ、感染対策に万全を期した上で、3年ぶりに開催する方針を確認。実施要項を決め、準備を進めることにした。参加チームは7月8日まで募集する。
 男子は十和田湖畔から八幡平大沼までの5区間、71・4㌔で、標高差828㍍におよぶ国内屈指の難コース。2018年に創設された女子は大湯箒畑から八幡平長峰までの5区間、28・1㌔で実施。
 このうち男子は1区の十和田湖和井内エリアの道路改良に伴い、これまでの71・6㌔から距離が200㍍短くなった。
 8月6日の開会式はコモッセで行う予定だが、感染状況によっては規模を縮小する場合もある。
 例年、県内外の実業団や大学など男女合わせて約30チームが参加しているが、コロナ禍で20年の第73回大会が初の中止になった。
 昨年の第74回大会は2年ぶりの開催に向けて春から準備を進めたが、全国的な感染拡大傾向などにより大会1週間前に中止を判断した。参加を申し込んでいたのは男子28チーム、女子14チーム。特に女子は19年から8チーム増の過去最多となり、盛り上がりが期待されていただけに、中止が惜しまれた。

花輪ばやし 3年ぶり開催へ熱演 今年も実演披露始まる 道の駅かづの

2022-05-16
 ユネスコ無形文化遺産、国重要無形民俗文化財に指定されている鹿角市の伝統芸能「花輪ばやし」を実演するイベントが15日、道の駅かづの「あんとらあ」の祭り展示館で始まった。昨年度に続いて行われるもので、本年度は11月まで全6回の予定。独特の手締め式「サンサ」も体験できる。8月の祭りは3年ぶりに開催する方針が決まっており、観覧客から「祭り本番を見てみたい」との声が聞かれた。
 花輪ばやしの屋台を公開している展示館のリニューアルに合わせ、昨年度始めた取り組み。
 コロナ禍で祭典が2020、21年度と2年連続で中止になった中、昨年度は6~11月に月1回、生の演奏を披露し、魅力を発信する貴重な機会となった。
 本年度も若者頭協議会を中心に、8月を除く5~11月に月1回披露する。1日2回公演。
 この日の1回目公演は約30人の観客が来場。各町内からの演奏者11人が浴衣姿で登場し、絢爛(けんらん)豪華な屋台の中で「本囃子」など伝承曲を熱演したほか、参加者と一緒に手締め式「サンサ」を行った。
 ドライブの途中で立ち寄ったという北秋田市鷹巣の男性(65)は「サンサは他の祭りにはない儀式で、なかなか面白かった。花輪ばやしは見たことがないので、屋台10台がそろったところを1回見てみたいと思った」と話していた。
 若協の藤井脩平会長は「祭りを3年ぶりに開催する方針を示すことができた上での実演披露となる。多くの方々に魅力を知ってもらい、来年、再来年の盛り上がりへとつなげていきたい」と意気込みを語った。
 公演は①午前11時~時20分②午前11時30分~11時50分―の2回で次回は6月19日。通常の祭り展示館の入館料で鑑賞できる。入館料は大人500円、中高生400円、小学生300円、未就学児無料。
 問い合わせは、かづの観光物産公社(電話0186・22・0555)。
手締め式「サンサ」を体験する観客(道の駅かづの)
代表曲「本囃子」などを披露した演奏者

秋田発のガレージブランドを 大館のエンジニア・小松田さん 「ガチゼーアウトドア」

2022-05-16
テントの形をしたランタンシェードを自作した小松田さん
 大館市内で独立開業した男性エンジニアがものづくりの才能を生かし、秋田発のガレージブランド「GachizeOutDoor(ガチゼーアウトドア)」を立ち上げた。商品化第1号はミニテント(17㌢四方)の形をしたランタンシェード。緻密でユニークなデザインが話題を集めている。
 シェードはランタンの放つ強い光を和らげる覆い。覆う素材によって光を透過する具合が異なり、付け替えが可能な商品も。夜間のアウトドア活動を手軽に演出できるとして、愛好者の間で人気を集める。
 この人気に注目したのが同市字代野の小松田武さん(45)=美郷町出身。世界的なガラスメーカー「AGC」(東京)に6年間勤務し電気制御設計のスペシャリストとして活躍した経歴を持つ。Aターンした大館市内で業務経験を積み、1月にフリーランスのエンジニアとして独立した。
 本業のかたわら、趣味のキャンプで使うグッズの自作に持ち前の技術を生かしたところ、評判が良かったという。
 その延長で手作りしたシェードは木製の台座にLEDランタンを置き、本物のテント幕で覆ったもの。計算式を用いて設計し、台座に幾何学模様の穴を開ける際にはコンピューター支援設計ソフトを活用した。交流サイト(SNS)で紹介すると「一目ぼれした」「かわいい」と話題を集めた。
 人気アニメに登場する刀をモデルにした、たき火用の「火吹き棒」(非売品)もあり、遊び心でいっぱい。小松田さんは「ものづくりに専念したくて独立した。自作したアウトドアグッズを商売にするつもりはなかったが、人に喜ばれるようになり『売れるのかも』と思い付いた」と振り返る。
 ブランド名は本気を意味する「ガチ」をもじったという。規模は小さくても独自性のある商品を開発する「ガレージブランド」として確立するのが当面の目標。「秋田発のブランドとして育てたい」と語るまなざしは真剣だ。
 応援購入サービス「Makuake」で先行販売中。一般販売価格は7500円(税・送料込み)。早期割引がある。詳細は「Makuake」の専用サイト。商品を購入することで開発者を支援できる仕組みで、小松田さんが目標設定した金額20万円はすでに達成済み。6月20日まで引き続き購入支援を呼びかけている。

2022年4月

任期満了まで1年 3選へ既定路線か 福原大館市長 コロナ禍も攻めの姿勢

2022-04-30
 大館市の福原淳嗣市長(54)は2期目の任期満了まで、30日で残り1年となる。「内に優しく、外に強いまちづくり」を掲げ、子育てや暮らしの支援に注力する一方、広域連携で地域の活力維持を図ってきた。次期市長選へ態度を表明していないが、立候補は既定路線とみられる。前回選に出馬した新人も再挑戦を模索しており、水面下の動きが慌ただしくなりそうだ。
 福原市政2期目は2019年5月にスタートし、キッズデザイン(子ども・育児視点)やバリアフリーのまちづくりに着手。子育て家庭への経済的支援拡充や遊び場整備、障害の有無に関わらず移動しやすい社会の実現へ自動運転体験会を開催するなどした。
 20年は新型コロナウイルスの影響で交流人口拡大に冷や水を浴びせられたものの、収束後を見据えた観光の在り方を模索。東京・渋谷区から鉄道車両「青ガエル」を譲り受け、市観光交流施設・秋田犬の里に移設した。東京パラリンピックに向けタイとのつながりを深め、国から「先導的共生社会ホストタウン」の認定を受けた。
 市制施行70周年の節目だった21年は、ニプロハチ公ドームの活用でコロナワクチン大規模接種を進め、市内外から高い評価を受けた。官民連携でスポーツ振興に取り組む「スポーツコミッション」を設立。大館駅隣接地へ輸出入貨物の通関手続き施設を誘致しようと、インランドデポ(内陸型保税蔵置場)推進協議会も立ち上げた。
 県内初の取り組みが目立ち、コロナ禍でも攻めの姿勢を貫いた。大館の存在感を高め、市長は「人とモノの流れが集まろうとしている」と強調する。一方、人口減少に歯止めがかからず、各業界で人手不足が深刻な状況となっており、若者定住や生産性向上などが課題となっている。
 市長は就任当初から「長くても3期」と繰り返し発言しており、道半ばの政策も数多いことから、次期選挙への立候補は有力視されている。前回選で涙をのんだ新人は、取材に対し「多くの人の気持ちを確認しながら熟慮し、さまざまな機会を見据えて活動したい」と述べるにとどめた。

大館路 春風とともに駆ける 山田記念ロード 3年ぶりに通常開催 ドーム発着、新コース

2022-04-30
軽快な走りを見せる中学生たち(ニプロハチ公ドーム前)
 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに通常開催した大館の春の風物詩「山田記念ロードレース大会」は、県内外のランナー1035人がエントリーし、902人が完走した。今年から発着点が長根山陸上競技場からニプロハチ公ドームに変わり、参加したランナーからは「新鮮な気持ちで走ることができた」などの声が上がった。
 レース前の開始式で、大会会長の福原淳嗣大館市長は「山田記念がリニューアルして戻ってきました。このコロナ禍でスポーツこそが私たちを未来へと導く玄関口だと感じている」とあいさつ。ゲストランナーでオリンピック出場経験もある瀬古利彦・日本陸連副会長は「山田敬蔵さんは生涯で38万㌔以上も走ったと聞いている。皆さんも80歳を超えても元気でいられるように、走ることを通して健康でいてほしい」と参加者たちにエールを送った。
 午前8時45分号砲の男女5㌔を皮切りに、ハーフ、10㌔、1・5㌔、3㌔の順で次々と走者がスタート。沿道の市民から「がんばれ」「もう少しだ」など温かい声援を受け、ランナーたちは記録更新や完走を目指して力走した。
 ハーフでは大場直樹さん(秋田県庁・大館鳳鳴高出)が40歳未満男子で優勝し、30歳未満での記録も含めて通算8連覇を遂げた。40歳代男子で尾崎紀幸さん(鹿角市)、女子は鈴木絵里さん(能代山本陸協・花輪高出)が共に4連覇。
 大会は1953年度のボストンマラソンを当時の世界記録で制した故・山田敬蔵さん=大館市出身=の偉業をたたえ、国際的なランナーの輩出を願って毎年4月に開催されている。新型コロナの影響で過去2年の大会は中止や規模の縮小を余儀なくされていた。

子グマ「かわいい!」 北秋田市 阿仁打当 くまくま園オープン

2022-04-30
生まれたばかりの子グマと触れ合う来場者(くまくま園)
 北秋田市阿仁打当の熊牧場「くまくま園」(小松武志園長)で29日、今季の営業が始まった。生まれたばかりのツキノワグマと触れ合えるコーナーが人気を集め、開園から間もなく親子連れなどでにぎわった。
 同園は2014年にヒグマ舎を備えてリニューアルオープン。4月1日現在、ツキノワグマ44頭、ヒグマ15頭の計59頭が飼育されている。園内には1~3歳の子グマ、雄、雌、ヒグマのコーナーがある。ヒグマ舎が現在修繕中のため、ヒグマは見ることはできない。
 この日は大型連休初日と重なり、開園から続々と来場者の姿があり、午前中は約130人が訪れた。中でも人気を博したのが、今年1月に生まれたツキノワグマの子グマ2頭と触れ合えるコーナー。間近で見て触れるだけに、子どもたちも夢中になって「かわいい」「すごい、立った」などと歓声を上げた。頭や体をなでたり愛らしい姿をカメラに収めたりしている来場者の姿も見られた。
 家族と友人5人で訪れたという同市綴子の佐藤恭平さん(30)は「コロナの影響で外出する機会が少なかったので、子どもの楽しそうな姿を見ることができてよかった」と笑顔。長女の希音(みお)さん(6)は「子グマは小さくてかわいかった。なでてみたら毛がふさふさで気持ちよかった」と話した。
 今季は11月3日まで営業予定。開園は午前9時から午後4時(最終入園午後3時30分)まで。園は子グマ2頭の名前を募集中で、5月31日までヒグマ舎2階の応募箱またはホームページから応募できる。名前の公表は7月。

大館能代空港 東京便3往復化始まる 帰省や観光客ら到着 利用促進へキャンペーン

2022-04-29
到着客を着ぐるみが出迎え、グッズを配布した(大館能代空港)
 大館能代空港(北秋田市)の東京羽田線の1日3往復運航が28日、始まった。国交省の「羽田発着枠政策コンテスト」で3往復目の配分を受けたもので、午後2時台に発着する2便が増便された。初日は到着した帰省客や観光客に同空港利用促進協議会がPRグッズを配布し、周辺自治体の着ぐるみが出迎えた。大型連休期間中と5月の金~日曜に3往復運航され、協議会は「これを契機に、さらなる利用促進、地域観光の活性化に努めたい」と話す。
 大館能代―羽田間は全日空(ANA)がこれまで1日1~2往復運航。3往復化は国交省が地方空港に新たな発着枠を配分する政策コンテストを経て決定した。当初は20年10月25日からおおむね2年半、最長4年半の増便予定だったが、コロナ禍で見送られてきた。
 大型連休に合わせて、初めて3往復化が実現した。増便されたのは、羽田午後1時5分発、大館能代同2時15分着と大館能代午後2時55分発、羽田同4時10分着の2便。ANA秋田支店によると、初日の到着便には98人が搭乗。出発便は33人の予約があった。
 周辺自治体や関係機関で組織する同協議会の関係者が「スタートイベント」を行い、到着客出口では、大館市や鹿角市、北秋田市などの観光キャラクター、PRキャラクターの着ぐるみがお出迎え。うちわや周辺のガイドブックなどをプレゼントした。利用を促すため県や市町村は運賃助成を行っており、PRするチラシも配布された。
 藤里町の実家に帰省するため、東京から家族で利用した清水理々香さん(35)は「3往復化になったことを知らずに予約したが、買い物をしたり、見たいところに寄ってゆっくり帰れるちょうどいい便」と感想。一方、大館能代を出発した会社員の三縁孝太朗さん(22)=千葉県=は北秋田市での仕事を終えて帰路に就き、「いつも午後便に乗るが、到着は8時前。午後4時に着けば、羽田から余裕を持って家に帰れる」と笑顔を見せた。
 ANA秋田支店の小谷浩支店長は「ようやく3往復化がスタートし、関係人口、交流人口を増やしていきたい。乗り継ぎがよくなり、首都圏以外の遠方のお客さまも迎え入れたい。午前便が満席になった際に利用できる便にもなる」と話した。
 同協議会長の福原淳嗣大館市長は「今後の本格的な3往復化に向け多くの搭乗を期待する。このような時だからこそ北東北で空路のハブとなるよう取り組んでいく必要がある」とコメントした。
 3往復運航が決まっているのは、28日~5月8日と、5月13~15日、20~22日、27~29日。

コロナ禍3度目の大型連休 交通機関の予約回復傾向 バス5倍、飛行機2・7倍

2022-04-29
 新型コロナウイルス禍で3度目の大型連休は、公共交通機関の予約状況が回復基調にある。前年同期に比べて予約数は高速バスで約5倍、飛行機で約2・7倍、新幹線で2~3倍に増加。一方、コロナ禍前に比べると需要は落ち込んでおり、感染再拡大の影響は続いている。
 秋北バス(本社・大館市)によると、能代・大館―大宮・池袋間で運行する夜行高速バス「ジュピター号」の大型連休期間(4月20日~5月10日)の予約数は、前年同期の506%と大幅に回復した。一方でコロナ禍前の2019年と比べると32%にとどまるという。
 担当者は「昨年に比べると回復基調にあるが、コロナ禍前と比べるとまだまだ」と話す。まん延防止等重点措置は全面解除されたが、「地方での感染拡大もあり、帰省控えがあるのでは」との見方を示す。
 「今年は夏祭りの開催も多いとの情報なので、収束に向かって利用が増えることを願うばかり」とする。3月に福島県沖で発生した地震を受け、交通インフラ確保のため毎日運行を続けてきたが、連休明けからは週末限定に戻す計画。「燃料費の高騰などもあるが、地域住民の足としてなんとか維持していきたい」と語る。
 新幹線や空の便の需要も回復傾向にある。JR東日本によると、28日から5月8日までの指定席予約数(25日現在)は、東北新幹線「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」が28万2000席で、前年同期比200%。秋田新幹線「こまち」が3万6000席で、同302%。前年からは大きく伸びたが、18年同期比では51~56%に沈んでいる。
 全日空によると、29日から5月8日までの大館能代空港発着便の座席予約数(21日現在)は4197席で、前年同期の277%まで回復。提供座席数(9960席)に対する予約率は42・1%で、前年同期比16・2㌽増。19年同期比では予約数は23・9%減、予約率は39・7㌽減となっており、同秋田支店は「依然としてコロナ感染再拡大の影響は続いている」としている。
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