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2021年12月

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障害者計画策定でアンケート 「情報伝わらない」半数 大館市 心のバリアフリーも課題

2021-12-04
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 大館市は本年度策定する第4次障害者計画(2022~26年度)に向けて実施した障害のある人へのアンケート調査結果をまとめた。福祉サービスの情報が「あまり伝わっていない」「伝わってこない」と感じている人が回答者の約半数を占め、市は「伝達方法の改善に取り組む必要がある」と分析。4人に1人が「差別や嫌な思いをしたことがある」と答えたことも分かった。結果を踏まえ、計画の素案作成を進める。
 計画は障害者施策の基本的な方針や目標を定めるもので、5年ごとに見直す。アンケートは計画策定の基礎資料や施策推進の参考資料とするために実施。日々の暮らしや通院、外出、サービスの利用状況、災害時の避難方法などを調査した。
 障害者手帳保持者のうち在宅の800人を無作為に抽出。身体障害者600人、知的障害者105人、精神障害者95人に9月に郵送し、回答を得た。回答者は404人で、回収率は50・5%だった。
 「福祉のサービスなどに関する情報(広報、ホームページなど)は伝わっているか」の質問では、「伝わっている」12・9%、「ある程度伝わっている」26・5%に対し、「あまり伝わっていない」29・2%、「伝わってこない」20・3%。福祉課は「伝達方法の見直し、改善に取り組む必要がある」と分析する。
 「今後(現在)も地域で生活したいか」では、「今のまま生活したい」56・2%、「グループホームなどで生活したい」3・5%、「家族と生活したい」16・1%、「一般の住宅で1人暮らしをしたい」4・0%など。「災害時にひとりで避難できるか」は、「できる」41・6%、「できない」42・1%と分かれた。
 「障害があることで差別や嫌な思いをする(した)ことがあるか」では、「ない」が58・4%、「ある」が24%、不明・無回答が17・6%。4人に1人が差別を経験している現状に、福祉課は「心のバリアフリーを推進しながら、市民の意識改革に取り組む必要がある」とし、「さらに全体を分析し、計画に反映させたい」と話した。
 計画は▽地域で健やかに生活する▽自立と生きがいを促進する▽やさしく支え合う地域づくり―を重点施策とする方針。作成した素案を来年2月に開く市障害者施策推進協議会で協議し、パブリックコメント(意見公募)などを経て、年度内に策定する。
 福祉課によると、4月1日現在の身体障害者は4004人、知的障害者は726人、精神障害者は636人となっている。

大館神明社祭典 12講の地囃子後世に 独自曲をCD収録 伝承4曲に続き初

2021-12-04
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演奏の収録に臨む新連講(ROCK INN LINDA LINDA)
 大館市歴史的風致維持向上計画に基づいて民間主体の活動を推進する「大館市文化遺産活用まちづくり実行委員会」(長谷川文悦委員長)は、大館神明社祭典で演奏される各参加講独自の地囃子(じばやし、オリジナル曲)をまとめたCDの作製を進めている。各講でそれぞれ伝承している曲を後世に残し、祭りへの関心を高める狙い。初の取り組みで、年度内の完成を目指している。
 大館神明社例祭余興奉納実行委員会によると、地囃子は祭りの魅力向上や活性化のため、昭和50~60年代に演奏され始めたとされる。祭り囃子の正調である市指定無形民俗文化財・大館囃子の伝承4曲「寄せばやし」「大館祇園ばやし」「剣ばやし」「還り山」とは異なるもの。祭典でも徐々に演奏されるようになり、独自のアレンジも加わって広がりを見せてきた。
 余興奉納実行委、大館ばやし保存会、市郷土芸能保存協会、大館・北秋田建築士会の民間4団体で組織するまちづくり実行委は、正調を後世に正確に伝え残すため、18年度に伝承4曲の教則DVDを作製。新型コロナウイルス禍で祭典の余興奉納行事が2年連続で中止となり、子どもたちの祭り離れも懸念される中、関心を高めようと地囃子をCDとしてまとめることにした。
 CDには、町内として曳山車(ひきやま)を持つ12講の24曲を収録する予定。各講が演奏し、録音は秋田市の映像制作会社に依頼した。
 収録作業は11月7、21、28日の3日間、大館市常盤木町のバー「ROCK INN LINDA LINDA」で実施。最終日は新連講、南神講、田豊講、末廣講、清豊講が順に臨んだ。音源を確認したり、リハーサルをしたりして準備を整え、息を合わせて演奏。太鼓、小太鼓、笛、三味線、鉦(かね)の音を響かせ、何度も繰り返し録音をする光景が見られた。
 新連講は9人が参加し、地囃子「朱雀」を演奏。実行責任者の小畑宣昌さん(48)は「太鼓の音の重なりや、笛の高音、テンポの速さが特徴。この曲を演奏したがる子どもも多く、目標となっている。他の講もかっこいい曲が多い。(地囃子は)演奏できると楽しいし、やる気につながる」とCD化に期待した。
 企画した余興奉納実行委渉外部の黒澤功部長は「コロナ禍で合同練習会もできず、子どもたちの祭り離れを心配している。今回集まって演奏ができ、参加講の連携、交流が深まったのは良かった。来年に向けて意識が高まるきっかけになれば」と話した。
 CDは100枚作製する計画。完成後、市内の小中高校や関係機関に配る予定。SNS(会員制交流サイト)や動画投稿サイト・ユーチューブでの音源公開も検討している。

学生の県内就職促進へ ポータルサイト 「キャリピタAKITA」 秋田銀行開設

2021-12-04
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連携協力宣言に署名する関係者(県庁)
 秋田銀行(新谷明弘頭取)は3日、県内就職の推進に機能を特化させた就職ポータルサイト「キャリピタAKITA」を開設し、来年2月から運用開始すると発表した。学生の登録などについては県内3大学と連携して推進する考えで、3日に県庁で新谷頭取と3大学の学長が連携協力宣言に署名するセレモニーが行われた。
 人口減少の要因のひとつとなっている若年層の県外流出に歯止めを掛けるとともに、生産年齢人口の減少や企業経営者の高齢化、事業所の休廃業など地域経済が抱える課題を解決することが狙い。
 サイトの利用対象は、求職者は県内就職を希望する大学や短大、専門学校などの学生とAターンなどで県内就職を希望するキャリア人材。求人側は県内に事業所があり新卒者やキャリア人材の採用を検討している企業など。
 求職者はスマートフォンの無料通話アプリLINEから登録できるのが特徴。採用を考えている企業から、直接メールが届く仕組みも備える。登録は無料。企業側の登録は年間基本料5万円。全国規模で同様のサービスを展開する大手就職サイトに比べて、格段に安い料金設定という。
 求人企業は先月から、求職者は今月1日から事前申し込みの受け付けがスタート。企業の登録は2日現在、131社。年明けには企業と学生のプロフィール登録を開始する予定。新卒者向けのサービスは2月1日から開始する。キャリア人材については6月からの予定。
 連携協力宣言の署名セレモニーには、新谷頭取と秋田大学の山本文雄学長、県立大学の小林淳一理事長兼学長、国際教養大学のモンテ・カセム理事長兼学長が参加した。新谷頭取は「企業や学生にとって使いやすいサイトとなるよう工夫を重ねていきたい」などと話していた。
 サイトに関する問い合わせは、秋田銀行地域価値共創部(☎018・863・1212)。

大館市新斎場整備 測量や地質調査発注 26年度の供用開始へ 老朽化で近くに建て替え

2021-12-03
新斎場の建設予定地(大館市柄沢字丸山下)
 大館市は新斎場の整備に向け、測量や地質調査業務を発注した。小柄沢墓園内にある現斎場は築40年以上が経過して老朽化が進み、約400㍍西側に位置する墓園入り口付近(柄沢字丸山下)の民有地に建て替える計画。今月から用地測量や地質調査を行い、事業を進めるための基礎資料を作成する。市は2026年度の供用開始を目指しており、「今後も市民に説明の場を設けながら、建設を進めていきたい」と話す。
 建設地は小柄沢墓園入り口から進むと、右側に位置する民有地の農地や原野。本年度は事業を進めるための基礎となる資料を作成するため、現地測量や用地測量、ボーリングによる地質調査、不動産鑑定を計画した。
 8月に用地・現地測量業務、10月に地質調査業務の入札を行った。測量業務は奥羽測量設計(大館市)が落札し、契約額は1177万円。地質調査業務は秋田ボーリング(秋田市)が落札し、契約額は693万円。工期は来年2月末まで。
 市民課によると、農作業の終了を待って業務を開始し、土地の高低差などを図面に落とし込む現地測量に着手。地権者が立ち会い、境界を確認する用地測量は今月から1月にかけて行う。地質を調べるボーリング調査は今月中旬から1月に行う。
 今後のスケジュールは、来年度に用地買収や基本設計、23年度は実施設計、24、25年度に造成工事、建築工事を行い、供用開始は26年度を予定している。現斎場より市道に近くなるため、景観や環境面に配慮し、施設内で発生する微細な粉じんや有害物質を除去するバグフィルター装置を設置する方針が示されている。
 市民課が12月定例議会厚生常任委員会で進捗(しんちょく)状況を報告。9月に周辺町内会や事業所に本年度の事業内容を文書で通知し、「これまで住民から質問や意見は寄せられていない」と説明した。「本年度は事業を進めるための基礎となる資料を作成する。設計や工事など要所要所で市民に説明する場を設け、意見を盛り込みながら事業を進めたい」と話した。
 現斎場は1979年に供用が開始された。老朽化が著しく、2018年度に庁内の部長級職員で設置した検討委員会が「建て替え」を基本方針とした。19年度から候補地の選定作業を進め、最終的に市内各地から交通の便がよい、小柄沢墓園入り口付近に絞った。昨年7月に住民説明会を開き反対意見がなかったことから、本年度事業に着手した。

大館市消防出初め式 ハチ公通りでまとい振り 幹部会議で決定 2年ぶり屋外行事

2021-12-03
来年の大館市消防出初め式を従来通りの規模で実施することを決めた会議(大館市比内公民館)
 大館市消防団(齋藤勉団長)は1日夜、市比内公民館で団幹部会議を開き、本年度の市消防出初め式を来年1月9日に従来通りの規模で実施することを決めた。新型コロナウイルスの影響で今年中止したまとい振りなどの屋外行事も、2年ぶりにおおまちハチ公通りで行う方針。
 今年1月の出初め式は感染拡大防止のため規模を縮小し、大館神明社での無火災祈願とほくしか鹿鳴ホールでの式典のみを行った。ハチ公通りで実施しているまとい振り、分列行進、観閲式、餅まきなどの屋外行事と祝賀会を中止とし、参加人数は例年の約800人から約250人に制限していた。
 県独自の感染警戒レベルが引き下げられ、イベント開催に伴う人数制限も解除されている状況から、来年は従来通りの規模に戻す方針。祝賀会は中止とするが、このほかの行事は全て行う方向で準備を進める。今後地域で感染が拡大した場合は、状況を注視しながら変更を判断する。
 会議には第1~15分団の分団長と副分団長、団本部や市消防本部の幹部ら約60人が出席。市消防本部が来年の日程と概要を示し、異論は出ず了承された。質疑応答では、団員が詳細や変更点について確認する姿もあった。
 齋藤団長は新春恒例のまとい振りに向け、「団員が熱心に練習する姿が見られている。出初め式まで1カ月に迫った。成功につなげてほしい」と期待を込めた。
 来年は40分団から15分団に再編されて以降、初の出初め式となる。当日は午前8時30分から大館神明社で無火災祈願を実施。ハチ公通りでの屋外行事は同9時から。まとい振りは1基を新調し、第1~14分団の代表者58人が演じる。分列行進の参加車両はコロナ禍と団再編を考慮して見直し、1分団につき1台とする。式典は同10時20分から、ほくしか鹿鳴ホールで行う予定。

2021年11月

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押印手続き 来年度に原則廃止へ 福原市長が考え 福祉灯油は8500戸対象 大館市

2021-11-30
一般質問が行われた本会議(大館市役所)
 大館市の12月定例議会は29日、本会議を再開し、7議員が一般質問を行った。押印・署名を求めている行政手続きについて福原淳嗣市長は「来年度からの原則廃止に向け、見直し作業を進めている」と述べ、3月議会に条例改正案を提出する考えを示した。原油高騰に伴い、最終日に関連予算を追加提案する灯油購入費助成(福祉灯油)について「全非課税世帯の約8500戸への支給を見込んでいる」と述べた。
 登壇したのは田村儀光議員(活性大館)、佐々木公司議員(令和会)、阿部文男議員(同)、田中耕太郎議員(同)、栁館晃議員(同)、石垣博隆議員(同)、笹島愛子議員(共産党)。
 「行政手続きの簡素化と利便性を考えて、現状と今後の対応は」と質問があり、市長は「押印・署名を求めている手続きについて来年度からの原則廃止に向け、3月定例会に条例改正案を提出できるよう作業を進めている」と答弁した。
 福祉灯油については「前回まで非課税のうち70歳以上の高齢者、身体障害者手帳1・2級所持者、ひとり親、生活保護世帯だった条件を撤廃し、全非課税世帯への支給を見込んでいる」とし、年内支給の方針を示した。
 東京五輪・パラリンピック選手村の交流施設「ビレッジプラザ」に提供した秋田杉の集成材(24立方㍍)は、1月までに返却される予定だとして「ニプロハチ公ドームパークセンターに整備する子どもの遊び場の遊具や内装材、市内小中学校のベンチなどに使うことを検討している」と述べた。
 高齢者の免許返納に伴う交通手段の確保策では、介護保険事業として移動支援サービスを始めた田代地域のNPO法人に触れ、「同様の取り組みを検討している団体を支援したい」との考えを示した。
 扇田病院の無床診療所化方針については「病院事業経営戦略会議で建設・改修に要する初期投資と将来負担、医師確保の見通し、人口減少などを考慮した結果、入院機能維持の提案に至らなかった」と改めて説明。「療養病床を必要とする人、介護施設のサービス提供が適当と考えられる人の受け皿が課題。医療と介護施設の情報共有や連携強化に努め、今後の方向性をさらに検討したい」と述べた。

鹿角市の関市長 公約の対話行政推進 7団体70人と意見交換 灯油購入費助成など可決

2021-11-30
行政報告を述べる関市長(鹿角市役所)
 鹿角市の12月定例議会は29日開会し、2020年度各会計決算4件を全会一致で認定したほか、上程議案12件中4件を原案通り可決した。行政報告の中で関厚市長は直接市民と対話を行う「いつでも市長室」について、これまで7団体の70人と意見交換を行ったことを説明。「引き続き市民の声を伺い、市政に生かしていく」との考えを示した。
 関市長は6月の選挙戦で「市民との対話」を最重点の公約に掲げて当選。「いつでも市長室」はその具体策の一つ。地域で活動するグループや団体等を対象に、可能な限り「いつでも」「どこでも」出向いて意見を交わすこととし、9月17日の若手果樹生産者グループを皮切りにスタートした。
 これまでの内容について関市長は「廃校舎の再利用に対する意見や、子どもが実践しているSDGsなど特色ある取り組みを伺っている」と報告。その上で「こうした対話などを通して地域の課題の把握と活性化策の検討を進めることで、市民の意見を市政に生かしていく」と述べた。
 上程したのは補正予算5件、条例一部改正5件、指定管理者の指定、市道路線の認定各1件の計12件。
 このうち一般会計補正予算(第8号)1件と報酬・給与の条例改正3件を可決した。
 一般会計補正予算は歳入歳出それぞれ10億8705万円を追加し、総額を192億6264万円とするもの。
 このうち第8号補正は低所得世帯への福祉灯油購入費助成事業2097万円と子育て世帯への臨時特別給付金給付事業1億9078万円のみを計上し、初日に採決した。
 福祉灯油は灯油価格高騰の影響を軽減するため、市民税非課税世帯(福祉施設入所世帯を除く)に1世帯当たり5000円を給付する。対象は約3900世帯の見込み。
 政府が新型コロナウイルスの経済対策として行う子育て世帯への臨時特別給付金は、18歳以下の子どもに対する10万円相当の給付のうち現金5万円の給付に係る費用を計上した。
 この2件は速やかに手続きを進め、年内の支給開始を目指す。灯油購入費助成について栗山尚記議員が低所得世帯以外への助成について質問。阿部正幸産業部次長は「具体的な検討に入っていないが、県で事業者への支援を検討しており、それを勘案して検討したい」との考えを示した。
 報酬・給与の条例改正は、県人事委員会の勧告を踏まえ、議員、特別職、一般職の期末手当をそれぞれ年間0・1カ月分引き下げる内容。
 議案8件と陳情4件を常任委員会に付託し散会した。会期は12月17日までの19日間。

アメッコ市 従来規模で開催目指す 大館市の実行委 変異株に警戒、対策講じ

2021-11-30
来年2月の開催方針を決めた実行委(北地区コミュニティーセンター)
 大館市の冬の風物詩「大館アメッコ市」の実行委員会(山城久和会長)は29日、北地区コミュニティーセンターで本年度の初会合を開き、来年2月12、13日に開催する方針を決めた。新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で、ほぼ従来通りの規模で開催を目指す。
 例年、市や大館商工会議所、市観光協会などでつくる実行委が主催している。冒頭、事務局が開催規模について「前回(今年2月)以上、前々回(昨年2月)と同規模を目指す」という案を示した。長倉から新町まで「おおまちハチ公通り」を会場とし、日程を含め出席者から異論はなかった。
 期間中の主要行事は大半が中止されていたが、今冬は実施団体と協議し「白ひげ大神巡行」「秋田犬パレード」「丸まげ行列」「からみアメサービス」を行う予定。来場者の滞留が予想されるステージイベントは引き続き中止する。
 出店業者は県内限定で募集する予定。休憩・飲食スペースを設置し、会場内での飲食を認める方針。山城会長は「海外で新たな変異株『オミクロン』株が確認されたという話もあり、感染防止対策については国や県の方針に従いたい。最悪の場合、出店はできなくなっても(名物の)枝アメ並木を設置する形で開催したい」と話した。
 県内では昨年12月から1月中旬にかけて新型コロナの陽性確認数が増加し、感染拡大の「第3波」に見舞われた。その後減少に転じ、アメッコ市を無事開催できたという。
 実行委は感染防止対策として開催規模を縮小し、主要会場を従来の長倉~新町間(約400㍍)から、大町~新町間の約245㍍に短縮。当日は会場への出入り口を4カ所に限定し、常時5000人以下になるよう入場制限した。出店数は前々回に比べ半減し、アメや食品販売を中心に42店が立ち並んだ。
 アメッコ市は1588(天正16)年に始まったとされ、「この日にアメを食べると風邪をひかない」という言い伝えが残る。

20年度決算 財政の健全性「良好」 大館市 財務4表作成で速報値

2021-11-29
 大館市は、2020年度財務書類4表(貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書)の作成を進めている。一般会計と7特別会計について、短期的な健全性と長期的な安定性を示す指標は速報値で「良好」と評価。来年2月ごろの公表を予定している。
 会計課によると、20年度決算の主な指標の速報値は、1年以内の短期的な支出に対する資産の余裕度を示す「流動比率」が133・3%だった。200%以上が理想的だが、平均は120~150%。100%以下は危険とされる。前年は速報値で125・7%だった。
 固定資産への投資が自己資本と固定負債の範囲内かどうかを表す「固定長期適合率」は98・9%。100%を下回ると健全、超えると過剰投資の状態とされる。前年の速報値は99・1%だった。
 流動比率と固定長期適合率から導き出される総合的評価で、財政の短期的な健全性と長期的な安定性を示す「資金構造適正度」は、基準の「1」を上回る1・348となり、「良好かつ健全な値」とした。前年は1・268だった。
 福原淳嗣市長は12月議会行政報告で「自治体自らの権限と責任による財政運営が求められる中、引き続き財務書類活用で資産とコストの管理を徹底し、時代を見据えた行政サービスの提供と施策展開に努める」と述べた。
 民間企業と同様の会計処理を採り入れた財務書類4表は、地方公共団体の原則である「現金主義」を補完するもので、土地・インフラ・負債・資本など全ての資産状況や減価償却費などを含めた正確な行政コストを示す。市は複式簿記の導入や固定資産台帳の整備を進め、16年度決算から統一的な基準に基づき財務書類を作成し、適正な財政運営に役立てている。
 19年度の貸借対照表による資産合計は1372億円(前年比18億円減)、負債合計は386億円(3億円減)で純資産986億円だった。市民1人あたり資産は193万円、負債54万円でいずれも前年とほぼ同額。行政コスト計算書による経常費用は324億円(前年比6億円増)、経常収益は前年とほぼ同額の9億円。不足分の315億円は税収や国・県補助金などで補った。

Xマス・イルミネーション 電飾の光が町を彩る 小坂鉱山事務所周辺 来月1日に開幕

2021-11-29
会場には電飾が取り付けられ、1日の開幕を待つ(小坂鉱山事務所周辺)
 小坂町の冬を飾る「クリスマス・マーケットin小坂」が来月1日、小坂鉱山事務所周辺で開幕する。コロナ禍のため、マーケットは昨年に続き中止されるが、イルミネーションは2万個増やし、5万5000個で師走の夜を彩る。
 1873(明治6)年12月、小坂鉱山に赴任したドイツ人鉱山技師クルト・ネットーが小坂で行ったクリスマスに由来する行事で、2013年から開催している。
 例年、露店が並びホットビールやホットワイン、クッキー、ロールケーキ、焼きソーセージなどの飲食物を販売しているが、昨年は新型コロナの影響で、マーケットは中止、ステージイベントも取りやめた。
 イルミネーションは鉱山事務所と天使館周辺の木々などに電飾を取り付け、クリスマスムードを盛り上げる。電飾の取り付けはほぼ終了し、本番を待つばかりとなっている。時間は午後5時から同8時まで。金、土、日曜日は小坂鉱山事務所がライトアップされる。期間は1日から25日まで。
 期間中は飲食店、小売店4店舗が行事に合わせ、クリスマス限定商品、特別メニューを販売する。参加するのは赤煉瓦倶楽部(主な販売商品・ワッフル、シュトーレン)、ミートとだ(ロールケーキ、マッセ、揚げたてドーナツ)、日本料理奈良岡屋(シーフードシチュー、ローストビーフ)、明治百年堂(クリスマスグッズ、リース)。参加日や時間は店舗によって違う。
 問い合わせは小坂まちづくり会社内の実行委員会(☎0186・29・5522)。

2021年10月

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北秋田 世界遺産で永遠の愛を 伊勢堂岱遺跡 「縄文ウエディング」挙行

2021-10-13
縄文をイメージした参列者の衣装や祭壇を用意して2人を祝福した縄文ウエディング
 北秋田市脇神の伊勢堂岱遺跡で結婚式を行う「縄文ウエディング」が12日に行われた。市などの協力を得て「やってみよう!北秋田」(北秋田地域素材活用推進協議会)が遺跡の新たな活用方法を探ろうと企画した体験型イベント実証事業の一環。約4000年前に作られた環状列石が並ぶ式場で、新郎新婦が末永い愛を誓い合った。
 モニターに応募して結婚式を挙げたのは、同市米内沢に住む岩﨑一弘さん(48)=東京都出身=、一枝さん=千葉県出身=。2人は同じ観光バス会社に務めていた際に出会い、自然豊かな場所に憧れて昨年11月からそれぞれ、北秋田市へ移住した。
 式を当初予定していた5日は阿仁合駅前の「しあわせの鐘」を2人で鳴らした後、秋田縄文号に乗って縄文小ケ田駅へ到着。式直前の大雨で挙行を見送り、12日に延期していた。
 天候に恵まれたこの日は、2人が働く秋田内陸縦貫鉄道の同僚8人が遺跡での人前式に参列。式はセンティール・ラ・セゾン千秋公園(秋田市)が協力し、環状列石や自然をイメージした円形の祭壇、新郎新婦が身につけるコサージュなどの小物を用意した。
 拍手に包まれる中、新郎新婦は環状列石の周辺を歩いて「式場」へ向かった。2人で考えた誓いの言葉を述べ、結婚証明書にサイン。参列者が「おめでとう」などと声を掛けて、結婚を祝福した。
 一弘さんは「世界遺産に登録された遺跡で結婚式ができて感謝している」、一枝さんは「自然が豊かですてきな場所で式を挙げることができて、忘れられない思い出になった」と笑顔で話していた。

大館商議所 飲食需要の回復を 感染対策 徹底条件に 会頭が事業所に要請

2021-10-13
懇親会で乾杯する参加者たち(北秋くらぶ)
 新型コロナウイルス禍で冷え込んだ飲食需要を回復しようと、大館商工会議所は12日、佐藤義晃会頭名で約1500の会員事業所に対し感染防止対策を徹底した上で、懇親会や宴会の再開を呼び掛けた。県独自の警戒レベルが9月30日で4から3に引き下げられたことを受け、ワクチン2回接種済みなどの条件下で実施できると判断した。
 同日の10月定例常議員会に議案として提案した。「緊急事態宣言等が解除されたことによる飲食需要回復へ向けた取り組みの要請」と題し、会頭名で▽企業・団体の昼食を挟んだ日中の会議▽知人・取引先など、親しい人との懇親会▽広い会場で感染対策を講じ、一定規模の宴会▽企業・団体のレクリエーション、親睦会の再開を呼び掛ける内容。再開の呼び掛けは今月5日、秋田商工会議所も行っている。
 大館商議所は再開に当たり、推奨する参加条件として「コロナワクチン2回接種者か、事前のPCR検査で陰性」を挙げ、いずれも「開催日前2週間以内に感染拡大区域の往来、往来者との濃厚接触がない」ことを付け加えた。
 事務局によると、市内でワクチン接種が進み、県の警戒レベルが引き下げられた後も、感染リスクを警戒して宴会参加に慎重な会員事業所がある。一方、飲食・宿泊業界からは対策を徹底した上で、経済活動の再開を求める声が上がっていた。
 席上、佐藤会頭は「会員事業所は懇親会開催に積極的に取り組んでほしい」などと述べた。終了後に早速、懇親会が開かれた。事務局によると、会食を伴う懇親会を同商議所が公式に開催するのは昨年11月の優良従業員表彰式以来11カ月ぶり。
 この日は参加条件を事前に示し、事務局を合わせ24人が出席。参加者から「従業員にも油断はせずに、懇親しましょうと呼び掛けたい」などの声が聞かれた。

20年度 不納欠損額が大幅増 鹿角市議会 決算特別委 事業所の破産など要因

2021-10-12
開会した鹿角市議会決算特別委(市役所)
 鹿角市議会決算特別委員会(浅石昌敏委員長)は11日開会し、2020年度一般・特別各会計決算認定案の審査を開始した。市税の不納欠損処分額が前年度比で3倍以上となった理由について当局は倒産・破産した事業所の未収債権が多額だったと説明。委員は改めて「公平な欠損処理」を求めた。
 市税の不納欠損額は20年度が5437万円で、19年度の1489万円から3948万円、265・2%の大幅な増加となった。
 内訳は固定資産税が4690万円で最も多く、次いで市民税605万、法人市民税74万円、軽自動車税68万円。いずれも前年度から増加している。
 事由別では「消滅時効」(5年経過により消滅時効が完成し、徴収権が消滅したもの)が321万円、「3年継続消滅」(滞納処分の執行停止が3年間継続し、納入義務が消滅したもの)が1217万円、「即時消滅」(徴収できないことが明らかなため、直ちに納入義務を消滅させたもの)が3899万円。
 大幅増について当局は「固定資産税の不納欠損額のうち1178万円は、大湯地区の旅館業と花輪地区の小売業の2事業所分が破産により即時欠損処理を行っている」と説明。その上で「不納欠損額の増減については倒産・破産による即時欠損の影響を大きく受けるため、それを見通すのは難しい」とした。
 委員は「市民負担の公平性が保たれるよう、地道な努力を続けてほしい」と公正な徴収を求めた。
 市の貯金にあたる財政調整基金について委員が「適正な金額は」と質問。これに対し当局は「法的には決まっていないが、20年度末の残高は24億円ほどある。標準財政規模のおおむね1~2割は確保して災害やコロナ対策といった緊急的なものに使える余力を残したい」との考えを示した。

障害のある人 活動支援サロン開設 大館市総合福祉センター 「相談」「機能訓練」も集約

2021-10-12
地域活動支援センター内にキッチンなどを整備(大館市総合福祉センター)
 大館市が市総合福祉センター(三ノ丸)内に整備した障害がある人向けのサロンを併設した地域活動支援センターが11日、オープンした。キッチンやパソコンコーナーなどを設置し、教室や機能訓練を行うほか、日中気軽に集う場とする。基幹相談支援センターや障害者就業・生活支援センターも移転して同日から業務を開始し、相談や活動の場が集約された。
 5月の市本庁舎開庁に伴って福祉部が移転後、総合福祉センターを利活用し、「相談機能を集約させた福祉サービスの拠点づくり」を目指している。床の改修やトイレの洋式化、オストメイト対応の設置工事を行った。
 2階の福祉課あとには、18歳以上の身体、精神、知的障害者を対象とした「地域活動支援センター」事業の機能を強化し、サロンを併設。「障害者自立生活センター」と合わせ、職員3人で対応する。
 作業台やいすを並べ、キッチンや読書コーナー、パソコン2台を備えたコーナーを配置。パソコン教室を開くほか、創作活動や機能訓練、料理作りなどの社会適応訓練も提供予定。サロンは平日午前10時から午後4時に開放し、事前に名前などを登録して利用する。教室参加者と一緒に活動するなど交流を深める。
 パーティションで仕切った隣のフロアには、市が大館圏域ふくし会に委託する障害者の総合窓口「基幹相談支援センター」や、ふくし会が運営する「障害者就業・生活支援センター」が移転。各センター3人で相談に応じる。
 初日は福原淳嗣市長が視察し、「車いすで利用できる広々とした、くつろげるスペースで、多くの市民に利用してほしい。福祉分野の連携が進むことが期待される」と話した。
 このほか2階には、市社会福祉協議会の相談部門が上川沿公民館から移転し、先月27日に業務を開始。ひきこもり相談室、福祉まるごと相談支援室も合わせて移転した。子ども発達相談室も設置されている。

ソバの収穫が盛ん 「そばの里」推進の鹿角市 今年の作柄は上々

2021-10-12
盛んに行われているソバの収穫作業(鹿角市八幡平黒沢)
 「そばの里」づくりを推進している鹿角市でソバの収穫が盛んに行われている。作柄は良好といい、風味豊かな新そばが今年も楽しめそうだ。
 同市八幡平の農事組合法人・大里ファーム(安保春喜代表理事、構成農家50戸)は、市が「そばの里プロジェクト推進事業」を始めた2009年度から、ソバを栽培している。
 ユネスコ無形文化遺産の「大日堂舞楽」をモチーフにした乾麺「大日堂そば」を製造・販売するなど6次産業化にも取り組んでいる。
 作付面積は年々拡大し、今年は225㌶。内訳は田55%、畑45%。田は転作田で、畑は原野化していた耕作放棄地と遊休農地を活用している。
 夏ソバとの二期作にも取り組んでいるが、作付けのメインは秋ソバ。主力品種は「にじゆたか」。実が大きく、風味も定評があるという。
 収穫は8月下旬に始まり、11月中旬まで行う予定。現在はピークを迎えており、作業員がコンバインで刈り取りを進めている。今年は45㌧の収量を見込み、県内に出荷する。
 浅石昌敏副理事長は「青い実が少なく、今のところ1等級」と笑顔を見せた。一方でソバの単価は「(一大産地の)北海道で昨年、豊作だったことや、コロナ禍で飲食店の需要が減少し、下がり気味」と厳しい状況だという。
 同法人は毎年9月、ソバの花を見ながら新そばを食べる「新そば祭り」を開催していたが、コロナ禍で昨年に続いて今年も中止を余儀なくされた。
 こうした中、玄ソバの袋に世界遺産に登録された大湯環状列石など市内の文化財を記して紹介。地場産のソバをPRしている。
 浅石副理事長は「文化財と同じように農地を守っていくことも大事。今後もできる範囲で耕作放棄地等の解消に努めたい」と話していた。
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