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新型コロナで影響 林産業支援に6助成 大館市 地域材活用やICT促進 需要、販路など回復へ

2021-01-22
  大館市は、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動停滞で影響を受けている林業や木材産業関係の支援策を展開している。木材需要の回復に向け、新築や改築する住宅に地域材を活用する施主や工務店に助成するほか、林業者のICT(情報通信技術)機器導入や丸太・木材の運搬費助成など6事業を実施。林政課は「川上(林業)、川中(木材産業)、川下(建築業)への支援を行い、感染拡大のリスクに強い林産業の実現を目指したい」と話す。
 「木材需要回復支援事業」は市・県産材を活用した住宅の木造、木質化を後押しするため、住宅新築や事務所のリフォームなどを行う個人や法人を支援する。助成額は構造材や内装材などの項目があり、住宅の壁・天井に市産材を使用する場合は1平方㍍当たり3000円。施工側には「木材利用奨励金」を設け、工務店は1件につき10万円、設計者には5万円を助成している。
 市の本年度の建築確認申請状況によると、一戸建て新築住宅は10月末現在、102件で、前年同期を49件下回っている。林政課は「木材需要回復支援は昨年末で15件に交付し、地域材の利用を促すきっかけづくりにしたい」と話す。3次元カメラやVR(仮想カメラ)を活用した木造住宅の内覧会を開催する住宅の施工・販売業者に経費の助成も行っている。
 「木材製品販路回復支援事業」は、市内の木材製造・加工・販売業者を対象に、販路開拓や木材の高付加価値商品開発に対する費用を、1事業200万円を上限に助成する。これまで新製品開発など3件の申請があった。
 「林業省力化等支援事業」は、低コスト化を図るスマート林業の導入費用を助成する。森林資源や境界情報のデジタル化を行うレーザー計測器やドローン(小型無人飛行機)などの導入費用の3分の2以内、1事業につき500万円を限度に助成する。これまでに2事業者に対し約340万円を助成した。
 「木材サプライチェーン強靱(きょうじん)化事業」は、市内で伐採された樹木を原料とした丸太や建築用木材などの運送費を助成する。対象は市内に事業所がある業者。補助単価は、県内を除く東北への出荷が1立方㍍当たり700円、東北以外は同1200円など。
 林政課によると、住宅建築などの需要低迷で製材や加工業者の受注が減少し、山林からの切り出しが減るなど一時期、荷動きが低調だった。冬場に入り、丸太の値段が回復傾向にある中、各事業の利用を呼び掛けている。事業の実施期間は、木材需要回復支援事業と木材利用奨励金が3月15日まで、サプライチェーン強靱化事業は対象期間が3月末まで。そのほかは2月26日まで。

大館への分娩集約 2年経過し課題など協議 鹿角医療懇 助成金の実績報告も

2021-01-22
分娩集約後の状況などについて意見を交わした懇談会(市交流センター)
  県や鹿角市、小坂町、医療・福祉の関係機関・団体の関係者が地域医療の在り方について意見交換する「かづの地域医療懇談会」が20日夕、市交流センターで開かれた。かづの厚生病院の出産取り扱い機能が2018年10月から大館市立総合病院へ集約され、2年経過後の状況などについて報告が行われ、委員らが課題などを協議した。
 同会は鹿角地域で安定した医療サービスを将来にわたり供給できるよう、地域医療の充実に関する事項を意見交換する目的で10年に設立された。
 事務局の報告によると、19年度の大館市立総合病院の分娩(ぶんべん)取扱数は月平均49・4件。このうち鹿角市からの受け入れは同11・0件、小坂町同1・3件。20年度(4~11月)の同院の分娩取扱数は月平均45・3件、鹿角市同9・6件、小坂町同1・0件でいずれも減少している。
 鹿角市は妊婦健診の受診等にかかる交通費と、出産直前にホテル等に宿泊した場合の費用を一部助成し、妊婦の経済的、精神的な負担軽減を図っている。
 これらの助成金の実績(20年4~11月)は、交通費助成(最大1万2000円)が71件。宿泊費助成(最大1万5000円)は19年度に続いて、利用がなかった。
 県内の病院・診療所間で患者の診療情報を安全に共有できるネットワーク「あきたハートフルネット」のかづの厚生病院の登録数(20年4月~11月)は13人。
 緊急時の救急搬送がスムーズに進むために妊婦の情報を事前登録する制度「ママ・サポート119」登録は40件。救急車による搬送事例は発生していない。
 委員は「2人目以降の出産では、第1子の面倒を見てもらえるようなきめ細やかなシステムがあれば」と要望した。
 鹿角市内での出産取り扱い機能の再開を目指して市は「市出身医師やふるさと納税者などに市の状況を周知していく。市の医師修学資金等の制度周知や修学資金利用者と積極的に交流していく」と語った。
 県の医師確保計画や医師不足への対応などについても意見を交換した。

2校の授業実践など発表 北教育事務所 北秋田で学力向上推進協

2021-01-22
尾去沢小など小中2校が実践事例を発表した学力推進協議会(北秋田市交流センター)
  県北教育事務所管内の学力向上推進協議会は21日、北秋田市交流センターで開かれた。管内小中学校教諭ら90人が参加し、実践発表や授業映像の視聴を通じてより良い指導の在り方を探った。
 協議会は各校の校内研究体制の検証や改善と、児童生徒の学力向上につなげようと毎年実施している。各校で研究活動の中心となっている教員や、各市町村の教育委員会関係職員が参加した。
 開会行事で同事務所の和田渉所長は「今後は子どもたちが自立して学び、他者と協働してコミュニティーの課題解決に挑む強さを育てなければならない」とあいさつし、学校への訪問を通して感じたことを述べた。
 本年度設定した協議会のテーマは「子どもの資質・能力を育む授業研究の在り方」。同事務所の職員は学校訪問から浮かび上がった課題として、「児童生徒が物事をどのように対象を捉え、どのように対象に迫るか」を示す「見方・考え方」を働かせて学ぶ授業づくりを挙げた。このほか学校訪問でみられた成果として、リモートでの交流学習やタブレット端末による学習履歴の記録などICT(情報通信技術)の活用を紹介した。
 参加校を代表して、尾去沢小(鹿角市)と北陽中(大館市)の教員が、それぞれの学校で取り組んだ授業などについて、実践事例を発表。授業映像の視聴なども行い、参加者が各校で取り組む研究活動の推進に役立てた。

アメッコ市 作業場に甘い香り 大館の菓子店 アメ作り着々と

2021-01-21
名物「ねじりアメ」などを作る従業員たち(斎作屋菓子舗)
  大館アメッコ市(2月13、14日)を前に、大館市内の菓子店で販売用のアメ作りが始まっている。甘い香りが漂う作業場で、従業員たちが色鮮やかなアメを切り分ける作業に励み、伝統行事を盛り上げようと着々と準備を進めている。作業はイベント直前の10日ごろまで続く見込み。
 同市字中町の斎作屋菓子舗(斎藤宏作店主)では、今月5日から昔ながらの「たんきりアメ」、看板商品の「ねじりアメ」の製作を始めた。今年は観光客の減少を見越して主原料の水アメと砂糖を例年の7~8割の約1・5㌧に減らし、最大6人体制で作業に当たっている。
 鍋で水アメと砂糖を煮詰め、雪の上に置いた鉄板で冷却。適度な硬さになったら、アメ引き機で空気を含ませながら味付けをする。口溶けが良くなるようにこねた後、引き伸ばしてねじりを加えると「ねじりアメ」、球断器で成型すると「たんきりアメ」が完成する。
 時間が経過するとアメは固まってしまうため、従業員たちは手際良くこねて伸ばし、適当な大きさに切り分ける作業に励み、熟練の技で次々と完成させていた。同店では14種の味の「たんきりアメ」「ねじりアメ」を約1万袋分製作予定。このほか「からみアメ」「きなこアメ」「白ひげキャラメル」「ハチ公キャンディー」など多彩な商品を用意する。
 今年のアメッコ市は新型コロナウイルスの感染防止対策として、会場の規模を縮小するほか、販売するアメも事業者に個包装を求めるなどの措置を講じて実施する。同店でも感染予防の観点から、例年実施している量り売りを行うことができなくなり、容量ごとに150円、350円、500円の小袋での提供を計画している。同社の斎藤勇作専務(64)は「風邪封じのアメと言われているので、コロナも封じ込めてほしいという願いを込めて作業に当たっている。大館のアメを食べて喉を潤し、風邪もコロナも吹き飛ばしてほしい」と話していた。
 同店では遠方に住む人への贈答用に、2月1日からアメの発送予約を受け付ける。市の「特産品送料助成事業」の登録店のため2000円以上の購入で送料無料となる。

単純事務はロボットで 北秋田市 RPA導入へ 4業務で実証実験

2021-01-21
RPAの仕組みについて説明を受けた総務文教常任委(北秋田市役所)
  北秋田市は、単純な事務作業の一部をロボットの力で自動処理する「RPA」の導入に向け、実証実験に取り組んでいる。従来手作業していた職員に代わり、導入によって人的ミスの減少や作業の効率化が期待できるといい、今後成果を検証する。
 20日の市議会総務文教常任委員会(大森光信委員長)で総合政策課が説明した。自治体の業務は近年デジタル化が進み、RPAもその一つ。「ロボットによる手順の自動化」を意味し、全国の自治体で導入が進む。
 北秋田市は来年度以降の導入を目指し、本年度は実証実験の事業費として一般会計に240万円を計上。RPAのソフトウエアを導入し、専門業者から操作方法の習熟支援を受けてきた。ロボットに代行させる業務を各部署から洗い出した結果、同課の「ふるさと納税業務」や学校教育課の「会計年度任用職員給与支払い業務」など4つを選んだ。
 いずれもデータを端末に移し出すなど単純な作業を伴うが、量が膨大で人手も時間も要していた。これまでの手作業を、自動的に処理するようロボットに指示しておくことで入力誤りなどの人的ミスを減らせる。残業時間を削減できるなどの利点もあり、同課は「力を入れたい他の業務に、削減した時間を回すことができる」と説明した。
 他に人工知能(AI)による文字認識「AIOCR」の実証実験も実施中。報告書などの内容を高い精度で読み取れるといい、RPAと組み合わせて一層の作業効率化を図る。
 委員から「扱うデータの管理体制は」「費用対効果は」といった質問が出た。同課は実験段階であるとした上で今後、運用方法や成果を検証し、対象業務の拡大などを検討することにしている。

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桜櫓館耐震改修 腐食広範で工期延長 大館市 3月中旬の完成目指す

2020-12-31
耐震改修工事が行われている桜櫓館(月撮影、大館市字中城)
 大館市が所有する国登録有形文化財「桜櫓館(おうろかん)」の耐震改修工事は、当初予定していた来年1月中旬の工期を2カ月延長し、3月中旬の完成を目指している。補強は終えたものの、想定より構造材や屋根下地材の腐食などが広範囲におよび、手間がかかっていることや部材の発注で遅れが生じた。4月に見学・貸館を再開する予定。
 耐震診断で東西方向の耐力壁が不足し、窓や戸などの開口部も多いため暴風時に倒壊の恐れがあると判定。南北方向の壁量はあるものの配置バランスが悪く、地震時に建物が変形しやすいとされ、5月から改修工事を行っている。事業費は約6500万円。
 文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、できるだけ見えない位置で耐震化することを前提とし、建設当時の材料も可能な限り使用。既存の土壁は撤去し、構造用合板で耐力壁を設けた上で、再び土壁で仕上げる。屋根は既存の野地板と垂木、2階床は床板と根太の固定方法をそれぞれ確認し、想定と異なる留め金物は交換または増し打ちを行っている。土台と基礎、柱と横架材(土台・梁(はり))などの金物補強、既存梁を補強するための鉄骨梁と柱の新設なども進めている。
 過去の修繕が意匠的価値を損ねているとして、外壁や屋根の復元を図る。木製建具の組子修理やふすま・障子の張り替え、外観木部保護塗装も行う。浴室など使用していない部屋は物置に改修。電気・機械設備は更新する。庭園の樹木は剪定(せんてい)し、建物の外観が見えるよう整える。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階の和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。80年に現在地へ移転工事(曳家(ひきや))が行われ、北側の和室を解体。99年7月に登録文化財となった。
 市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は2018年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。

感染対策し新年へ 北鹿地方の神社 初詣の準備進む 「混み合う日時避けて」

2020-12-31
マスク、フェースシールドを着用して絵馬の準備作業をする学生(大館神明社)
 2020年も残すところ1日となった。新型コロナウイルスに悩まされ続けた1年の暮れを迎え、北鹿地方の神社では新年の初詣に向けた準備が大詰めを迎えている。感染防止対策にも気を配りながら、慌ただしく作業を進めている。
 毎年大勢の参拝客が訪れる大館市の大館神明社(佐藤文人宮司)では、縁起物の準備作業が進む。来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんだ巨大絵馬と同じ絵柄の絵馬や、招き猫をイメージした「開運干支土鈴」などを用意。牛の着ぐるみを着たハローキティのお守りや、コロナウイルスに関連して「疫病退散」の茅の輪守り、旅行安全御守なども並べる。破魔矢や熊手なども含めて約100種類を頒布する予定だ。
 30日は、アルバイトの高校生や大学生が説明を受けた後、絵馬に麻のひもを結ぶ作業を行った。新年に願いを込め、一つ一つ確認しながら丁寧に仕上げていた。
 初詣の感染防止対策として、縁起物を頒布する授与所ではアルバイトの巫女(みこ)らにマスク、フェースシールド、手袋を付けて接客してもらう。例年1カ所だったおみくじ売り場は2カ所に分け、密を避ける。各所に消毒液を置き、参拝客にマスク、手袋の着用、対人距離の確保を求めるため注意書きも掲示する予定。
 例年大みそかから元日にかけて24時間体制で参拝客の対応に当たっていたが、この元日午前3~7時は閉鎖して受け入れを取りやめる。
 コロナ禍の今年は分散参拝の問い合わせが複数あり、既に縁起物を買い求める人も見られるという。同神社は「感染対策をし、人との距離を保って参拝してほしい。初詣は新年初めてのお参り。新年の混み合う日時を避けて訪れてもらえれば」としている。
 駐車場は神社北側の曳山車車庫前のほか、今年境内整備事業で新設した境内北側も利用できる。約90台分を確保できる見通しで、周知している。

北鹿地方に大雪 倒木や交通に乱れ 年末年始も警戒を

2020-12-31
雪が降り積もって倒木が発生した現場(北秋田市七日市)
 冬型の気圧配置が強まった影響などで、北鹿地方は30日、大雪に見舞われた。秋田地方気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は北秋田市阿仁合で37㌢を記録。同市や鹿角市では倒木があり、道路の一時通行止めなども発生した。公共交通機関も乱れた。
 気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は鹿角市で30㌢、北秋田市鷹巣で17㌢。同時刻現在の積雪の深さは鹿角市で50㌢、阿仁合で47㌢、鷹巣で32㌢まで増えた。
 午後4時現在、北秋田市では雪の重み等のため計4カ所で倒木が発生。同市七日市の県道では、2カ所で樹木が電線に倒れかかった。国道や市道でも倒木が道路をふさぐなど影響が出た。鹿角市八幡平堀合の市道でも倒木があり、午前5時ごろから約7時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雪の影響で花輪線は午後1時30分から全線で運転を見合わせた。普通列車上下8本が運休、同2本が区間運休した。
 全日空によると、大館能代発羽田行き720便は雪のため出発が遅れ、31分遅れの午後0時41分に到着した。
 気象台によると、県内は31日から1月1日にかけても強い冬型の気圧配置が続き、大雪となる所がある見込み。31日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で平野部40㌢、山沿い50㌢。その後も雪が降り続くとみている。交通障害や建物被害への警戒、屋根からの落雪や路面・水道管凍結、なだれなどへの注意を呼び掛けている。

平日の歩行者 大町、御成町など大幅減 大館商議所通行量調査 コロナ予防で外出控え

2020-12-30
 大館市の中心市街地の人通りについて、大館商工会議所の通行量調査によると、大町と御成町2丁目、同3丁目の平日の通行量(歩行者)は前年を8~38・6%下回った。今年から新たに観測地点とした比内町扇田は、平日の通行量が休日に比べて2倍以上多い結果となった。大館商議所は「新型コロナウイルスの感染予防で外出を控える傾向が大きく反映したものと考えられる」としている。
 商業振興の研究や施策の参考にするため、10月16、18日の午前10時から午後5時まで調査。歩行者は商店街を形成する大町と御成町2、3丁目、比内町扇田の4地点、車両は大型店が立地する清水町、大田面を加えた6地点でそれぞれ計測した。両日ともに晴れや曇りで外出向きの天候だった。
 平日の歩行者は2丁目が382人(前年比8%減)、3丁目325人(38・6%減)、大町271人(18・1%減)、扇田153人の計1131人。休日は2丁目304人(28・5%減)、3丁目406人(12・3%減)、大町176人(32%減)、扇田70人の計956人。すべての地点で平日、休日ともに昨年から減少した。
 2丁目と大町、扇田で平日の通行量が休日を上回っており、銀行や病院などの利用を目的にした来街傾向が見られる。扇田については休日に銀行や病院だけでなく、商店街の多くが閉店していることも歩行者の大幅減につながったとしている。
 2丁目は「リニューアル、リノベーション事業が進む駅前地区の来街者をいかに誘導できるかが重要な課題」と分析。3丁目は「いとくショッピングセンターが目的地となっている。そこを起点に沿道の個人店などを生かし、来街者の回遊性を高める取り組みが求められる」とした。大町は「本年度は県よろず支援拠点事業による『0円改装』で、小売店やハチ公プラザの店舗リニューアルが行われ、今後の集客効果に期待」としている。
 車両の総数は平日が2万8468台、休日は2万8212台。休日の大田面が8267台(2・5%減)で最も多く、以下は▽平日の大田面7288台(2・4%増)▽休日の清水町6862台(1・7%減)▽平日の清水町6376台(0・4%増)▽平日の大町4131台(1%増)▽休日の3丁目3789台(2・2%増)▽休日の大町3750台(13・9%増)▽平日の3丁目3740台(6・4%減)▽平日の2丁目3493台(10・1%増)▽平日の扇田3440台▽休日の扇田2780台▽休日の2丁目2764台(2・1%増)―と続いた。
 7地点で増加したほか、車両・歩行者とも前年より早い時間帯に最多通行量を記録した地点が多く見られ、「遠出を控え、外出の際には車を使用して買い物や外出時間を短くする行動をとっている」と考察した。
 総括では「日沿道の大館市に関連する区間が開通し、大館能代空港や東北道を含めた広域交通網が形成され、人や物流の動きが活発になることが期待される。今後も引き続きハード整備やソフト施策が、車両・歩行者通行量に及ぼす影響を注視することが重要」とまとめた。

比内地鶏 過剰在庫ほぼ解消 官民一体で対策 一部で入荷不足も

2020-12-30
今年6月にJAあきた北青年部が開いた比内地鶏肉の販売会。生産者がおいしさをPRした。
 大館市の助成事業などを背景に比内地鶏の需要が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一時期は過剰だった在庫が11月までにほぼ解消。各種助成事業できりたんぽセットなどの販売が例年よりも好調で、事業者からは「商品発送の売り上げが伸びて助かる」といった声がある一方、一部店舗では年末の需要増も相まって在庫が不足する場面も見られる。
 比内地鶏は大館が本県の主要産地。新型コロナの影響で、主な出荷先の首都圏からの注文が激減したため、市内卸売業者は一時期多くの過剰在庫を抱えた。
 過剰在庫解消のため市は8月から、卸売業者が在庫を小売店に安価で販売した場合、差額の一部を補助する事業を行ったほか、本場大館きりたんぽ協会員を対象に比内地鶏の購入助成(1㌔当たり1500円)を行う「比内地鶏販売促進助成事業」を11月末まで展開。申請は7322㌔、助成額は約1100万円に上った。これらの効果で過剰在庫は11月までにおおむね解消された。
 このほか、市が特産品の販売事業者に対して購入客の送料を負担する「特産品送料助成事業」が好調に推移。特にきりたんぽセットなどの発送が昨年よりも増えているという。同市葛原の秋田比内や(武藤幸美社長)では、比内地鶏ハンバーグなどの冷凍商品や、正肉やスープなどが一体となったきりたんぽ鍋セットの売り上げが前年比で約2倍に。担当者は「店と客の双方が助かる事業で本当にありがたい。比内地鶏の消費拡大にもつながる」と感謝する。
 一方で、一部の店では年末の需要増で比内地鶏の入荷が追いつかない場面も。同市有浦のプラザ杉の子では、例年クリスマスの時期に需要が集中する「比内地鶏のローストチキン」(税込み5000円)の販売に影響が出た。ふるさと納税の返礼品分を含め例年並みの700羽を用意したが想定を上回る注文があり、100羽超の注文をキャンセルする事態となった。コロナ禍で忘新年会を開催しない企業から「チキンを購入して社員たちに配りたい」という注文が想定以上に多かったという。
 JAあきた北の生産部会(高橋浩司部会長)は今年の生産羽数を当初21万5000羽と計画していたが、5月から4割減産とし14万5000羽に修正した。月に開いた関係団体への報告会で高橋部会長は「行政、商工団体、地域一丸となった支援に感謝したい」と述べた。通常の生産羽数に戻せるよう今後もPR活動を続けていくとし、来年の生産は通常時から2割減の18万羽とするとしている。

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ハンターの銃声響く 北鹿地方 カモ、クマ猟など解禁

2020-11-02
解禁初日に銃を構えるハンターたち(大館市下川原)
 県内で1日、カモ類やツキノワグマなどの狩猟が解禁された。北鹿地方でもハンターたちが早朝からそれぞれの猟場に繰り出し、獲物を探しながら銃声を響かせた。
 県はクマの目撃情報や人身被害が相次ぐ中、被害防止や人里への出没抑制を狙いに、2017年からツキノワグマの狩猟を解禁。19年からは11月15日だった解禁日を、イノシシ、ニホンジカと共に2週間前倒しし、カモ類11種と同じ1日に設定した。今年も2年連続で同日解禁とした。
 大館市猟友会でも初日から多くの会員が狩猟を行った。このうち大館南支部(虻川信一支部長)の会員8人は、午前5時30分に同市下川原の猟場に集合。同所や比内前田、大子内の沼周辺3カ所を回り、カモを狙った。追い出す係、猟銃で撃つ係など役割分担し、獲物が上空に飛び立つタイミングに合わせて銃を放った。
 午前8時までに15羽を仕留めた。北秋田地方連合猟友会会長も務める虻川支部長は「カモの飛来数が少ないのか、成果は例年に比べて少ない」と語った。今後に向けて「イノシシは多くの出没情報があり、十数頭を見たという声もある。クマの生息数が増えているのも間違いない。人里から山に押し戻すという意味では、会員の果たす役割は大きい。出没情報を基に追い込みたい」と話した。
 狩猟期間は、カモ類が来年1月31日、ツキノワグマが2月15日まで。生息範囲の拡大で被害発生が懸念されるイノシシ、ニホンジカもこれまでは2月15日までだったが、今年は1カ月延長されて3月15日までとなっている。

コロナと観光の両立へ 広域連携の在り方探る 大館でフォーラム 県内外関係者200人

2020-11-01
パネル討論などが行われたフォーラム(ほくしか鹿鳴ホール)
 新型コロナウイルス対策と観光振興の両立を目指す「秋田広域観光フォーラムin大館」が31日、大館市のほくしか鹿鳴ホールで開かれた。「Go To トラベル感染症対策とウィズコロナ時代の観光を考える」をテーマに、県内外の観光関係者ら約200人が参加。講演やパネル討論を通して誘客に向けた広域連携の在り方を探った。
 国の観光支援事業「Go To トラベル」のルールづくりに携わった髙松正人さん(観光レジリエンス研究所代表)が沖縄ツーリズムEXPOジャパン会場から中継講演し、事業に登録した施設の9割前後が感染対策を徹底していると紹介。今後収束してもウイルスと共存する「ウィズコロナ」時代の到来を挙げ、観光復興のポイントとして「今来られる人、来てくれやすい人にターゲットを絞り、安売りせず『安心感』を売ること。潜在需要の顕在化に安心感は不可欠だ」と説いた。
 続いて「大館の観光を世界に発信」をテーマに、東京国立博物館の銭谷眞美館長(秋田市出身)と作家出版プロデューサーの岩中祥史さん、北鹿4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズムの中田直文会長が講演。銭谷館長は江戸~明治時代に日本海などで交易を担った「北前船」と米代川の関わりに触れ、「単に海沿いの港と関西を結ぶだけでなく内陸とも深く関わった。大館はモノの集積地で、歴史や文化を含め多様性に富んだ街だからこそ周辺と一体になった観光が重要だ」と語った。
 パネル討論のテーマは「秋田の広域観光を考える」。柳谷瑞恵函館市観光部長、市川雄次にかほ市長、菅原広二男鹿市長、門脇光浩仙北市長の4人が登壇し、福原淳嗣大館市長がコーディネーターを務めた。
 地名に「館」が付く縁で「3D(函館・大館・角館)連携」を3年前から展開しており、柳谷部長は相互交流の効果が表れていることを紹介。福原市長が「北海道南と北東北の新しい経済構造をつくりたい」と語ると、門脇市長も「物産販売で交流を図りたい」と応じた。さらに田沢湖に飛行艇が離着陸できる「水上飛行場」構想を掲げると、総括として登壇していた佐竹敬久知事が「可能性調査の準備をしている。十和田湖も可能性があるかもしれない」と明かす一幕があった。
 観光庁、北前船交流拡大機構(東京)、大館市と秋田犬ツーリズムでつくる実行委員会(委員長・福原市長)主催。市がコロナ禍の観光について考える機会をつくりたいと観光庁に相談し、実現した。東京都渋谷区や青森県弘前市、JR東日本、ANA総合研究所などが後援した。

平元小145年の校史に幕 鹿角 閉校記念式典 来春統合「柴平小」に

2020-11-01
閉校式典で呼び掛けと歌を発表する児童たち(平元小)
 鹿角市平元小学校(津幡治久校長、児童77人)の閉校記念式典が31日、同校で行われた。来春、花輪北小と統合し「柴平小」としてスタートする。保護者など約80人が出席、145年の校史を振り返りながら、新たな出発を誓った。
 1875(明治8)年4月、小枝指隆昌寺の一部を借りて設立。1907(同40)年現在地に移転した。79(昭和54)年新校舎が完成し、現在に至っている。地域との連携が特徴で、「地域による学校支援活動」が文部科学省大臣表彰を受賞。学問とともにスポーツ活動も活発で、今年は野球スポ少が全県大会に出場し、最後の年に花を添えた。
 式典は全校児童と保護者、来賓が出席。閉校記念事業実行委員会委員長でPTAの児玉宏彰会長が「地域と学校が一体となって、伝統を築いてきた。閉校は寂しいが、発展的再編。来春の柴平小でより一層活躍してほしい」と児童を激励。津幡校長、来賓の児玉一市長があいさつした。同校の卒業生という児玉市長は「私の原点といえる学びやだ」などと振り返った。
 全校児童がステージに立ち、「ありがとう 平元小学校」をテーマに呼び掛けと歌を発表。「歌よ ありがとう」を斉唱した。閉校記念事業として、9月の運動会終了後に開かれた「お楽しみ会」では花火を打ち上げ、閉校式典の当日は保護者に記念のマグカップを配布。記念誌の発行準備を進めている。

地元9社物販企画 北秋田 サニーサタデーズ 参加企業増えますます盛況

2020-11-01
格安の商品を買い求める客でにぎわう会場(北秋田市材木町)
 北秋田市内の9社が参加する物販イベント「サニーサタデーズ」が31日、同市材木町の「シード」駐車場で開かれた。衣類やジャムなどの自社製品を通常より安く提供。参加業者の技術を生かして製造した椅子の注文も受け付け、大勢の客でにぎわった。
 鷹巣地区の商店街を活気付けようと、スポーツウエアなどのプリントを手掛けるシードが経営者仲間と企画した。6月の初開催が好評で、参加業者を増やして再び開催した。
 会場には各社が扱うシャツやマスク、カッティングボードなどが通常の半値近い価格で並んだ。1袋500円の木材詰め放題や、ポートレート撮影(1000円)といったコーナーもあり、開始の午前9時30分と同時に地域住民らが来場した。
 市産ブルーベリーのジャムを販売した「たかすぎさんち」の髙杉拓磨さん(36)=同市浦田=は初出店し「地元の加工品を周知したい」と張り切っていた。
 前回お披露目していた県産クリ材のスツール(税別1万6000円)とデッキチェア(同3万円)の販売も開始した。木製家具製造・販売「holto(ホルト)」、藤島木材工業、写真撮影「アキテッジ」、コマド意匠設計室、シードの経営者ら6人が自社技術を持ち寄った力作。折りたたむことができ、軽い材質のため「子どもからお年寄りまで簡単に扱える」のが特長という。ライフスタイルブランド「TANOC(タノック)」の名称で売り出し、デッキチェアの注文が早くも入った。
 来場客は魅力的な商品を手に取り、次々と購入していた。景品が当たる抽選会にも参加し、笑顔で会場を後にした。
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来春の高卒就職 採用試験が解禁 コロナ禍で1カ月遅れ 「県内希望」高まる

2020-10-17
採用試験が解禁され、試験に臨む生徒(伊徳)
 来春卒業予定の高校生を対象にした企業の採用試験が16日、解禁された。今年はコロナ禍で選考が1カ月遅れでスタート。北鹿地方の企業でも内定を目指し、市内外の生徒が筆記や面接試験に臨んだ。8月末時点でのハローワーク大館管内(鷹巣出張所を含む)の求人倍率は3・87倍と売り手市場は変わらず。県内就職希望が高まる傾向を機に、企業は人材確保に一層力を入れている。
 このうち、スーパーを展開する大館市の伊徳では、解禁日に1次募集分の選考を行った。16日は市外の生徒6人、17日は市内の生徒7人の計13人の選考を行い、2次募集と合わせ計20人程度の採用を見込んでいる。この日は、感染症対策のため一定の距離を確保しながら、午前に自己紹介、午後に適性試験、一般常識、作文などの筆記を行った。緊張感に包まれる会場で生徒らが真剣な表情で試験に臨んだ。
 人事部の担当者は「選考日程が1カ月延びたことで、学校との日程調整が難しかった。コロナ禍で県内就職のニーズが高まる中、県内で活躍してくれる人材の確保に引き続き力を入れていきたい」と話した。
 ハローワーク大館によると、管内で就職を希望する生徒は218人。このうち県内希望者は前年比42人減の137人。4月の数字のため、実際は県内希望が増加しているとみられる。8月末までに出された求人は131事業所から530人で、前年同期と比べ21事業所62人少ない。販売、サービス業でやや減少しているが、コロナ禍の影響は大きく目立っていない。
 

コロナ対策やDX推進 大館市21年度予算 福原市長が編成方針 経済低迷で歳入厳しく

2020-10-17
予算編成方針が示された調整会議(大館市役所)
 大館市の2021年度当初予算編成が始まるのを前に、福原淳嗣市長は16日、管理職を集めた調整会議で編成方針を示した。新型コロナウイルスの影響に伴う地域経済の低迷や人口減などで歳入が厳しく、義務的経費を除く通常経費の要求は20年度当初に比べ「一般財源ベースで5%減」。基本方針に「コロナ感染症の拡大防止と地域経済、暮らしへの対策」など4点を設定した。
 19年度一般会計決算について市長は「投資的事業の平準化と市債の繰り上げ償還に努めた結果、健全化指標の実質公債費比率と将来負担比率は前年度と同水準を維持した」と説明。今後の見通しは「市税収入について新型コロナウイルス感染症による地域経済の低迷や人口減少の影響が見込まれ、地方交付税は21年度からの普通交付税の合併算定替えの終了などで、臨時財政対策債を含めた実質的な交付額は減少が続く」とした。
 歳出面は「少子高齢化に伴う社会保障関係費の増大、公共施設・道路・橋りょうなど既存の社会資本の整備更新、長寿命化にかかる経費の増加などが見込まれる」とし、「さらなる歳入の確保策や歳出の適正化策を推し進め、持続可能な財政基盤を確立していく必要がある」と強調した。
 基本方針は▽新型コロナ感染防止と地域経済、暮らしへの対策▽デジタルニューディールによる持続可能な地方自治運営▽施策・事業の検証とスクラップ・アンド・ビルドの徹底による財源確保▽総合計画と総合戦略の一層の推進。
 コロナ対策は「新しい生活様式の推進を支援する」とした上で、「引き続き地域経済と市民の暮らしを感染症リスクに対応できるよう強靱(きょうじん)なものとする」と述べた。
 デジタルニューディールについては「感染症拡大の経験を踏まえマイナンバーカード活用も含めた行政サービスのデジタル化・オンライン化をはじめ、リモートワーク(遠隔勤務)・サテライトオフィス(出先拠点)、AI(人工知能)・RPA(ロボットによる業務自動化)などの『デジタルトランスフォーメーション(DX)』を推進し、新たな日常を実現する運営に取り組む」とした。
 歳入の一般財源は「20年度決算見込みと比較して5%減」と試算。「市民要望を踏まえ、暮らしの満足度を高める施策に重点的に対応し、新しい日常を実現するため地域を越えた連携深化と英知結集で課題を克服したい」との考えを示した。
 20年度当初予算の一般会計は365億7829万円。市長選に伴う骨格型だった前年度より12・9%増で過去最大だった。
 

上小阿仁村長選 投開票は11月29日 村選管 予定者説明会は今月23日

2020-10-17
 上小阿仁村選挙管理委員会(小林宏委員長)は16日、村役場で開き、中田吉穂村長の死去に伴う村長選の日程や立候補予定者説明会の開催日などを決めた。選挙は11月24日告示、29日投開票。説明会は今月23日午前10時から、村開発センターで開く。委員会ではこのほか、新型コロナウイルスの感染防止対策に努めることも確認した。
 中田村長は12日午前9時、入院先の秋田市内の病院で死去。村長職務代理者の田村秀幸総務課長からは14日に同選管へ死去が通知され、選管は同日付で受理した。公職選挙法では、受理日から50日以内に選挙を行うことが定められている。
 委員会は非公開で行われ、終了後に小林委員長が取材に答えた。
 告示日の11月24日は午前8時半から午後5時まで、村開発センターで立候補届を受け付け。期日前投票は25日から28日まで、開発センターで行われる。29日は村内8カ所の投票所で午前7時から午後7時(八木沢は午後6時)まで投票。午後8時から、村健康増進トレーニングセンターで即日開票される。
 説明会は今月23日に開催。出席は義務ではないが、例年であれば立候補を予定する人たちが顔を合わせる場となっている。
 村長選はこれまで、村議会議員選とともに統一地方選の日程で行われてきた。今回は、村長の死去によって緊急的に行われることになる。小林委員長は「チラシを配布するなど、村民への周知を図っていく」と述べた。
 また、新型コロナの感染症対策について事務局は「県選管から、来年の知事選に向けて示された通知に基づき対応したい」などと説明。「消毒液の設置やマスクの着用、ついたての設置などを予定している」とした。
 9月1日現在の選挙人名簿登録者数は男975人、女1065人の計2040人。
 

スポーツで地域活性化 大館市SC第1回検討委 来年3月の設立目指す

2020-10-16
SC設立へ向け地域のスポーツ資源などに理解を深めた(タクミアリーナ)
 第1回大館市スポーツコミッション(仮称、SC)設立検討委員会は16日、大館市のタクミアリーナで開かれた。市民の健康づくり、スポーツによる街づくりなどを目的とする官民連携組織の設立に向けた最初の会合で、委員長に県体育協会テクニカルアドバイザーの花岡伸明氏を選任した。今後、3回検討委員会を開き、来年3月の設立を目指す。
 委員は地元スポーツ団体、観光関連団体などの20人。説明では、日本スポーツツーリズム推進機構事務局長の中山哲郎さんSCの取り組みを紹介。全国では、大規模大会で使用された会場の新しい活用法を探ったり、プロチームと連携してホームタウンを観光地化する動きもあるという。千葉県銚子市では、廃校の校舎を合宿専用施設に再生した事例もあり、「地域が抱えている資源を掛け合わせ、地域社会の外に出していくことが求められる」とした。
 同市は山田記念ロードレース大会がスポーツツーリズムに位置付けられ、ニプロハチ公ドーム、タクミアリーナ、高館テニスコート、天然温泉、田代岳や五色湖などが資源に挙げられる。事務局では東京五輪・パラリンピックのタイのホストタウンとしてスポーツへの関心の高まりに期待した。花岡委員長は「市民の皆さんに有益なスポーツの種をまいていきたい」と述べた。
 今後は2月までに検討委員会を3回開き、基本方針案、名称案、事業計画などを決め、3月に設立総会とシンポジウムの開催を予定している。
 SCは、スポーツ大会やイベント、合宿を誘致し、スポーツを通じた交流促進等による地域活性化と市外からの誘客を目指す官民一体型の組織で、スポーツと観光を組み合わせた「スポーツツーリズム」推進のために行政とスポーツ、観光産業、各種団体が連携して取り組む。スポーツ庁が2015年から活動を支援する事業を実施しており、19年10月時点で全国に118の組織がある。21年度末までに170まで拡大する目標を掲げている。県内では由利本荘市で「由利本荘市ヘルス・スポーツコミッション」が運営されている。
 

八幡平に初雪 オオシラビソに霧氷 鹿角

2020-10-16
オオシラビソの枝葉に付いた霧氷と雪(山頂自然探勝路)
 北日本上空に寒気が流れ込んだ15日、鹿角市と岩手県八幡平市にまたがる八幡平(1613㍍)の山頂付近で初雪が降った。オオシラビソ(アオモリトドマツ)の枝葉などには一時的に霧氷が見られ、観光客らの目を楽しませた。
 自然公園財団八幡平支部によると、初雪は山頂レストハウス付近で15日午前9時ごろから30分ほど降り続いた。風に乗って雪が舞っている状態で、道路や駐車場に積もるまでには至らなかったという。
 その後も断続的に降雪があり、山頂付近に群生するオオシラビソをはじめとする草木には一時的に霧氷が付着。山頂自然探勝路では登山者や観光客が盛んに写真を撮る光景が広がった。初雪の時期はほぼ平年並み。
 温泉旅行で訪れた神奈川県横浜市の男性(62)は「すぐ登れると聞いて山頂まで行ってみた。時折、視界が開けると、樹木に付いた霧氷がシルバーに輝いて見えてきれいだった。寒かったが、楽しめた」と話していた。
 両市を結ぶ県道大更八幡平線(通称・八幡平アスピーテライン)は、ふけの湯ゲート~岩手・御在所間が19日から夜間(午後5時~翌午前8時半)通行止めとなる。県鹿角地域振興局では16日以降の通行規制については状況を見て判断することにしている。
 
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