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北秋田市の景勝地 露熊山峡、再整備へ 住民有志がプロジェクト 奇岩巨岩、思い出の地

2020-07-07
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露熊山峡の奇岩を調べる会員たち(今年5月、露熊プロジェクト提供)
 巨岩や奇岩がそびえる景勝地・露熊山峡(北秋田市)を再整備しようと、住民団体「荒瀬かだまり」(佐々木修会長)が地域活性化のプロジェクトを展開している。隣接する阿仁荒瀬地区などの住民にとって「天然の遊び場」だった山峡(さんきょう)は現在、倒木などで人を寄せ付けない。佐々木会長は「住民の手で復活させたい」と意気込み、賛同を呼び掛けている。
 露熊山峡は秋田内陸線荒瀬駅から南西約3㌔に位置する。阿仁町史によると、室町時代の1524年ごろ、炭焼きや狩猟に従事する人が移り住み一帯を開拓したとされる。1952年7月時点で27世帯141人の集落を形成していた。
 高さ数十㍍の切り立った斜面やゴツゴツした奇岩が点在。広葉樹の紅葉が美しい景勝地として名高い。霊場やコイの養殖・販売所もあり周辺集落からの往来が盛んだったという。
 佐々木会長らも子ども時代に登山やキャンプ、貝などの化石採取をして遊んだ。大人も山菜採りに興じたという。50年ほど前に集落がなくなり、慣れ親しんだ遊び場は次第に荒れた。現在は山峡に通じる道路が一部崩れ、倒木で車両通行が困難な状態。佐々木会長が「大自然が織りなす景観を楽しんでもらい、新たなパワースポットとして開拓、復活させたい」と旧・荒瀬小学校の同級生、OBに呼び掛けて「荒瀬かだまり」を結成。本年度に「露熊プロジェクト」と称する活動を始めた。
 活動は当面9月末まで倒木の撤去や道路の草刈り、手すりや案内看板の設置、展望スペースの確保を行う予定。市の市民提案型まちづくり事業に採択され、補助金の交付決定を受けた。プロジェクトのホームページで活動の様子を紹介し賛同を呼び掛けていく。
 5日に荒瀬地区コミュニティーセンターで住民向け説明会を開催した。約15人が出席。佐々木会長は「露熊山峡へ気軽に行けるようにしたい。なんとかやり遂げたい」とあいさつした。出席者から「こんなに素晴らしい場所が埋もれてしまい、もったいないと思っていた」といった賛同の声が上がっていた。

JR花輪駅前広場 民間の力で鹿角を元気に 来月1日供用開始 団体、企業でプロジェクト

2020-07-07
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 鹿角市が整備工事を進めているJR鹿角花輪駅前広場は今月末に完成し、8月1日から供用を開始する予定だ。新型コロナウイルスの影響で地域活力の衰退が懸念される中、広場完成に合わせて、鹿角地域の団体や企業が連携し、民間の力で鹿角を元気にするプロジェクトを企画。駅前の観光案内所に協賛企業名入りのちょうちんを設置し、ライトアップする。期間は8月1日から9月中旬まで。今月17日まで協賛の申し込みを受け付けている。
 駅前広場の整備は、まちの玄関口としての魅力向上や交通結節点としての利便性、待合環境の向上、花輪ばやしやイベントによるにぎわい創出などが目的。広場の面積は従来の約2400平方㍍から3902平方㍍に拡張する。昨年9月下旬に着工し、今月31日に完成する予定。
 本来であれば、花輪ばやし(8月19、20日)の駅前行事で盛大に完成を祝う予定だったが、今年の祭りは新型コロナの影響で中止に。このため、祭りと併せた完成披露も中止を余儀なくされた。
 こうした中、鹿角で事業を展開する団体・企業が「かづの元気プロジェクト実行委員会」(岩船勝広委員長)を組織。「これ以上の衰退を防ぎ、鹿角に元気を取り戻す」ことを目的に事業を企画した。
 このうち、協賛企業名入りのちょうちんは、観光案内所の正面上部に設置する。ちょうちんは花輪ばやし祭典委員会から借用するほか、新規作成も行う。
 ちょうちん撤去後は冬季国体やインカレなど観光・イベントのPR用横断幕を設置する。場所は、ちょうちんと同じ観光案内所上部でライトアップも行う。
 協賛金額は1口1万円。申込用紙に記入の上、ファクスまたはEメールで申し込む。
 問い合わせは実行委員会事務局(花輪ばやし祭典委事務局内、電話0186・22・6088)。

持ち帰りグルメ支援 「効果あり」が7割 秋田犬ツーリズム 消費額は1300万円

2020-07-07
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 大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は、新型コロナウイルスの影響を受けた飲食店等を支援するため4、5月に行った支援事業のアンケート結果をまとめた。持ち帰り広告と持ち帰り懸賞キャンペーンに参加した店舗が対象で、7割以上が一定以上の効果があったと答えた。懸賞キャンペーンでは約1300万円の消費につながった。
 アンケートは75店舗を対象に、5月29日~6月22日に実施。回答率は48%。
 持ち帰り広告の掲載や懸賞キャンペーンの効果については、「一定の効果があった」が53%で最多。次いで「効果があった」が19%、「あまり効果がなかった」が17%、「効果がなかった」が8%。
 店内で飲食する客が、どの程度コロナ発生以前の水準に戻っているかは、「あまり戻っていない」が44%で最も多く、「ある程度戻っている」26%、「全く戻っていない」18%などと続いた。コロナ収束後も持ち帰りを継続するかについては、「はい」が89%、「いいえ」が11%だった。
 懸賞キャンペーンは、1商品につきシール1枚を受け取り、15枚集めると「秋田の枝豆」が先着、比内地鶏セットなどが抽選で当たるもので、4月25日~5月31日に実施。540件の応募があり、応募件数を基に換算すると、持ち帰り飲食で約650万円、景品用の地域産品の消費額と合わせると約1300万円の消費につながった。
 同法人では「テークアウトが文化として根付いた印象があるほか、〝地元の良い店を知ることができた〟との声も多かった。地域の外食産業の発展につながっていけば」と効果に期待している。

田んぼアート 車窓からどうぞ 秋田内陸線 沿線5カ所で9月まで

2020-07-06
車窓から眺められる田んぼアート(阿仁前田―前田南駅間)
 秋田内陸線沿線の名物「田んぼアート」が見頃を迎えている。伊勢堂岱遺跡(北秋田市)のマスコットキャラクター「いせどうくん」と市ふるさと大使「ハローキティ」が並んで〝競演〟するデザインなどが色鮮やかに出現。車窓から眺める客を楽しませている。
 沿線の田んぼアートは2012年度に始まり9年目。北秋田市役所や県北秋田地域振興局の職員、秋田内陸縦貫鉄道社員、住民ボランティアらが乗客を楽しませようと車窓から見える水田を利用して続けている。
 今年のデザインは北秋田市内の3カ所が▽「ハローキティといせどうくん」(縄文小ケ田駅)▽「ニコちゃんマークとスマイル!」(阿仁前田―前田南駅間)▽内陸線ロゴマーク(小渕―阿仁合駅間)。仙北市内2カ所は「秋田犬と上桧木内の紙風船上げ」(上桧木内駅)と「チコちゃんとキョエちゃん」(羽後太田―角館駅間)。
 6種類のアート用稲苗を5月下旬から順次植えた。成長とともに白、オレンジ、赤、黒、黄、緑の6色が濃くなりデザインを浮かび上がらせている。 
 縄文小ケ田駅前では板状土偶をモチーフにした「いせどうくん」のミステリアスな表情と、キティちゃんのかわいらしい姿がくっきり。世界遺産登録を目指す縄文遺跡の一つ「伊勢堂岱遺跡」の存在を乗客に印象付けていた。
 内陸線再生支援室によると、地区によって田植え時期が異なるため当初は色付きにばらつきがあったが、今月に入り5カ所とも見頃を迎えた。9月上旬まで楽しめるという。担当職員は「車窓からの眺めが一番きれいに見えるように植えている。ぜひ内陸線に乗ってほしい」と話した。

歴史の道5・8㌔ 鹿角・十和田地域づくり協 大柴峠トレッキング

2020-07-06
大柴峠に向けて歩を進める参加者(鹿角市十和田大湯浅繋)
 旧藩時代に幕府巡見使や南部藩主も領内巡視などの際に通行した歴史街道をたどるトレッキング「来満(らいまん)街道『大柴峠越え』を行く」が4日、鹿角市十和田大湯で行われた。市内外から22人が参加。かつて尾去沢鉱山から野辺地湊(青森)まで幕府御用銅を運ぶ輸送路「銅の道」でもあった峠道を歩き、郷土の歴史に思いをはせた。
 十和田地域づくり協議会(中村隆俊会長)の主催。10年ほど前から毎年開催し、クマ被害防止のため3年間の中断を経て昨年度に再開。地域の観光資源を再発見する「市民のチカラ事業」の一環として実施している。案内人は同事業の実行委員長で大湯郷土研究会副会長の三上豊さん。
 鹿角市から奥羽山脈を越えて青森県田子町に抜けるルートは、最も古い本道「大柴峠越え」と、支道の「来満峠越え」「不老倉峠越え」の三つ。
 トレッキングは当初、「来満峠越え」で実施していたが、7年前から本道のルート調査ややぶの刈り払いなどを進め、昨年度に「大柴峠越え」での実施が実現した。その後、場所が分からなくなっていた街道沿いのお休み処にある大明神の石碑も見つかった。
 大湯支所で開会行事を行った後、参加者はマイクロバスで移動。あいにくの雨天となったものの、浅繋から上折戸まで5・8㌔のトレッキングで歴史の道をたどった。
 花輪の女性(73)は「登山が好きで昨年参加したが、三上さんのガイドが素晴らしかったので今年も参加した。近くに住んでいても知らなかった歴史街道の価値を知ることができた」と笑顔を見せた。
 三上さんは「本市の郷土史研究家・安村二郞さん(故人)から生前、この価値ある歴史街道の保存・活用に努めてほしいと懇願されて取り組んでいる」とし、「巡見使の鹿角通行は200年間で9回。一行は総勢300人を超えていたとされるが、近年は廃道同様となっていた。今後もこの街道にスポットをあて、貴重な文化遺産として守っていきたい」と話した。
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新型コロナ 六つの事業を新たに 北秋田市 独自の経済対策第2弾

2020-06-25
 北秋田市は、新型コロナウイルス感染症に伴う市独自の緊急経済対策の第2弾を実施する。「市スーパープレミアム付応援チケット」や「市宿泊者半額応援」など6事業。スーパープレミアム付応援チケット事業では、市内の事業者を対象に「加盟店」も募集している。
 スーパープレミアム付応援チケットは、1セット1万5000円分のチケットを1万円で販売するもの。購入できるのは6月23日時点で市に住民登録のある世帯で、1世帯当たり5セットまで。対象世帯に郵送した購入申込書に、希望セット数を記入して申請する。申し込みの締め切りは7月3日(当日消印有効)。申し込み多数の場合は抽選となる。利用できる期間は7月13日から8月31日まで。
 市では7月2日までの期間で、市内事業者を対象に応援チケットの取り扱い加盟店を募集している。募集締め切り後も申請は受け付けるが、加盟店一覧(チラシ)への掲載ができなくなることから注意を呼び掛けている。加盟の申込書は市役所第二庁舎の新型コロナウイルス感染症緊急経済対策室で配布するほか、市のホームページ(https://www.city.kitaakita.akita.jp/)に掲載する。
 「市宿泊者半額応援事業」は、市内の宿泊施設に「半額」で宿泊できるもので、対象は「秋田県民」。県プレミアム宿泊券と併用することもできる。利用できる期間は7月1日から8月31日。市内の宿泊施設に宿泊し、アンケートに答えた県民には、比内地鶏関連商品をプレゼントする「泊まってもらおう!地場産品消費応援事業」が行われる。
 また「市が誇る観光文化施設無料招待事業」は、7月1日から8月31日までの期間で▽太平湖遊覧船▽森吉山阿仁スキー場ゴンドラ▽くまくま園▽伝承館・異人館▽マタギ資料館▽大太鼓の館―が無料となるもので、全ての来場者が対象。通年無料としている▽伊勢堂岱遺跡縄文館▽浜辺の歌音楽館―と合わせ、多くの来場・利用を呼び掛けている。
 市内の事業所を対象とした対策では、「『新しい生活様式』への対応支援事業」を用意。対象の事業所が「新しい生活様式」を実践するために要した経費から2万円を引いた額(最大3万円)を補助する。対象の品目は▽マスク▽消毒用アルコール▽キャッシュレス機器▽非接触型体温計▽テークアウト・デリバリー容器▽アクリル板・ビニールカーテン―など。
 このほか、事業継続支援金は対象業種に理容業、美容業、あん摩マッサージ指圧、はり、きゅう、柔道整復業を新たに追加した。
 各事業についての問い合わせは、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策室(電話0186・84・8567)。

鹿角市 花輪の渋滞緩和を要望 県振興局と意見交換 大堰改修や観光振興も

2020-06-25
鹿角地域振興局と鹿角市との意見交換会(市役所)
 県鹿角地域振興局と鹿角市との意見交換会が23日、市役所で開かれた。市から振興局に対し、花輪市街地の国道282号の交通混雑緩和や、花輪大堰の堰向通りの早期改修、新型コロナウイルスの影響を受けている観光業の振興などの要望があった。また、大湯環状列石を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録に向けた手続きが新型コロナの影響で1年先送りとなる見込みも示された。
 それぞれが本年度の重点事項を説明した後、各分野の取り組みについて意見を交わした。
 花輪市街地の混雑緩和対策は市が国や県に毎年要望している重点課題。振興局では2018、19年度に自動車の走行速度や交通量などを調査し課題を整理している。
 児玉一市長は「冬季に高速道路が通行止めになると交通渋滞が発生する。国体もあるので早期の予算化をお願いする」とし、駅前交差点と扇ノ間交差点の改良等を要望。
 振興局の佐藤朋章建設部長は「この場で予算化は断言できないが、改良の必要性を含め、具体的に何が困っているのか、地域の声を聞きながら地域課題として考えていきたい」と答えた。
 花輪大堰は老朽化に伴い、2017年度から県が大規模な改修工事を進めている。区間は花輪浄水場付近から振興局付近までの約3・5㌔。このうち秋田銀行花輪支店裏付近の堰向通りで、大雨時に越水が度々発生している。
 児玉市長は、今月19日の大雨でも周辺の5軒で床下浸水があったとし、「改修は今年から町部に取りかかるようだが、秋銀付近をできるだけ早くやっていただきたい」と求めた。これに対し、振興局の長谷部毅農林部長は「本年度の工事箇所は決まっている。秋銀付近は21年度の工事として予算要求したい」と答えた。
 阿部一弘副市長は観光振興対策として「県のスケールメリットを生かした交流人口の拡大に取り組んでいただきたい」と要望。岡崎佳治振興局長は「今年は北海道からの教育旅行は来ないと言われているので、隣県の青森、岩手で誘致活動を進めたい」との考えを示した。
 縄文遺跡群の世界遺産登録に向け、加藤卓市教育部長は「本来であれば9月にイコモスによる現地調査、来年5月に勧告、夏ごろにユネスコ世界遺産委員会で審議が行われ、決定という予定だったが、1年先送りとなる見込み」と新型コロナの影響に言及。その上で、引き続き関係機関が一体となって連携していく必要性を強調した。

大館市山田 「ジンジョ様」首都圏へ 美術施設の開館記念 「文化伝承し発信を」

2020-06-25
展示用の「ジンジョ様」を製作する住民たち(旧山田小学校体育館)
 「ジンジョ様」が首都圏へ―。大館市山田地区内にまつられ、奇祭「地蔵祭」で使用される男女一対の道祖神「ジンジョ様」が、今年秋に首都圏で予定されている展示会に出品される。全国各地の民俗信仰や妖怪等をテーマにした企画展の一環として、県内の他の6地区の道祖神と共に並べられる。21日に旧山田小学校体育館で展示用人形の製作が行われ、住民からは「伝統文化を伝承し、発信する良い機会」と期待する声が聞かれた。
 企画展は、首都圏の美術施設が今年秋に開館を記念して行うもの。全国各地の民俗信仰や妖怪等をテーマにしており、会期は11月上旬から来年2月末までの予定。
 山田地区は、県内の道祖神について調査し、本も出版している「秋田人形道祖神プロジェクト」(秋田市)を通じて出展の依頼を受けた。「集落内8カ所それぞれの入り口に人形が男女一対でまつられ、道祖神の古い形態を残している」「当番宿を設けて人形の製作を行う風習は県内で珍しい」とされ、新たに人形を作るよう打診された。
 集落内では現在、毎年人形を製作するのが8常会のうち2常会のみで、「この機会に集落全体で人形の作り方の伝承につなげよう」と引き受けた。今年1月に山田部落会(赤坂実会長)を中心に準備委員会を立ち上げ、各常会に声を掛けた。
 21日、60~80歳代の25人が参加して展示用人形を製作。午前7時から2班に分かれて作業し、指導役の住民が手ほどきしながら進めた。わらの束をより合わせ、約5時間かけて高さ約1・5㍍、幅約1㍍の男女1体ずつの人形を作り上げた。
 製作した人形は7月中に首都圏の美術施設に運ばれる。秋田人形道祖神プロジェクトの小松和彦さん(43)=秋田市=は「山田集落の皆さんに全面協力してもらえてうれしい。新型コロナウイルスが流行する今だからこそ、疫病を追い払う意味合いのある道祖神を、日本、世界に向けて遺産として発信したい」と話す。
 山田部落会によると、「ジンジョ様」が県外で展示されるのは初めて。赤坂会長は「集落に伝わる伝統行事、文化を多くの人に知ってもらいたい。伝承、PRの機会にもなると思うので、地域を勢いづける活動になれば」と期待を込めた。
 【地蔵祭】600年以上前に京都から伝わったとされ、旧暦10月末日の前日に行う伝統行事。各町内入り口にあるお堂に道祖神の人形「ジンジョ様」をまつる。感謝を込めて古い人形を焼き、当番宿で新しい人形を作り、町内を巡行した後でお堂に納める。男女のシンボルをかたどった人形同士を町内の境でぶつけ合うため、奇祭として知られる。

学生応援ふるさと便 市長「全ての学生対象に」 大館市6月議会・総括質疑 市内外問わず支援へ

2020-06-24
総務財政委の総括質疑(大館市役所)
 大館市の6月定例議会は23日、前日に続いて2常任委員会が総括質疑を行った。総務財政委(武田晋委員長)では新型コロナウイルス対策の「学生応援ふるさと便事業」について質疑があり、福原淳嗣市長は「北東北以外ではなく、全ての学生を対象にしたい」との考えを示した。関連予算は25日の最終日に提案する。
 ふるさと便事業は当初、北東北3県以外の大学・大学院・短大・専門学校・予備校などに在学し、帰省を控えている市出身の学生に地元産コメ5㌔と比内地鶏製品2品(配送用箱、送料込み4000円相当)を送る予定だったが、委員から「分け隔てなく支援してほしい」と要望が出ていた。
 質疑でも「首都圏から相当数が帰省している。その学生たちも対象に」「ぜひ将来は帰郷を―という思いを届けるべきだ」などの声があり、市長は「暮らしている地域でくくるのではなく、市内外問わず将来の宝である全ての学生を支援したい」と答えた。
 申請は学生の保護者が行い、提供食品以外も買い足して一緒に詰め込める仕組み。7月中旬に発送したい考え。
 このほか、市空き公共施設利活用促進条例に基づく指定事業者の東光鉄工(同市)への旧雪沢小学校売却について「市民が実態を分かっていない」として説明を求める質疑があり、市長は「新規雇用が5人の計画だったことなどから減額措置を講じた。賃貸借は9割減の年74万円、譲渡額は約1200万円。市が維持して改修、解体すると1億円を超える。そうした意味でも決して安価な譲渡ではない」と述べた。

経済対策の第2弾など 全議案を可決、同意 北秋田市6月議会・閉会

2020-06-24
全議案を可決、閉会した北秋田市の6月定例議会本会議(市役所)
 北秋田市の6月定例議会は23日、最終本会議を開き、初日に提出した議案13件と追加提出した一般会計補正予算案の計14件を原案の通り可決、この日追加した監査委員の選任など人事案3件に同意し閉会した。新型コロナウイルス感染症に伴う緊急経済対策の第2弾となる補正予算では、「スーパープレミアム付き応援チケット」など六つの事業を計上した。
 可決したのは、2020年度一般会計補正予算2件と市職員の特殊勤務手当に関する条例および市消防職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正、工事請負契約の締結など。
 一般会計補正予算のうち初日に提出したものは、2億5056万9000円の追加で総額は268億5222万円。歳出には、地域おこし協力隊事業費591万1000円、校内通信ネットワーク導入事業1億1132万円などを計上。市内全ての児童・生徒用の学習用コンピューター(タブレット端末)1428台を整備する学習者用コンピューター購入費には7452万6000円を措置した。
 また、16日に追加提出した一般会計補正予算は、新型コロナウイルス感染症に伴う市独自の緊急経済対策の第2弾。歳入歳出にそれぞれ7億132万9000円を追加し、総額を275億5354万9000円とした。
 主な歳出は、中小企業事業継続支援事業補助金4992万5000円、宿泊者半額応援事業補助金5388万円、市が誇る観光文化施設無料招待事業補助金1586万2000円、地場産品発送業務委託2524万5000円、スーパープレミアム付き応援チケット事業交付金5億2500万円、新しい生活様式への対応支援事業補助金1275万円など。
 工事請負契約の締結は、鷹巣中央小と鷹巣南小を統合して開校する小学校の校舎となる旧鷹巣南中の大規模改造工事。一般競争入札により、芳賀工務店(北秋田市旭町、芳賀喜弘社長)との間で2億4365万円で契約する。
 この日追加提案した人事案のうち、市監査委員の選任は山形聡伸氏(64)=松葉町=に同意。市農業委員の任命は檜森正氏(78)=鷹巣字上家下=ら37人、坊沢財産区管理委員の選任は長崎正史氏(73)=坊沢字大野尻=ら7人にそれぞれ同意した。
 陳情は▽教職員定数改善と義務教育費国庫負担割合2分の1復元をはかるための、2021年度政府予算に係る意見書採択の陳情について▽日米地位協定の抜本的な見直しを求める意見書の採択▽地方財政の充実・強化を求める意見書提出についての陳情▽県主要農作物種子条例の制定を求める陳情書―の4件を採択した。
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