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縄文に学び未来に活かす 縄文シティサミット 8市の首長が討論

2018-09-11
北鹿地域も参加した縄文シティサミットの首長討論(コムコム)
 縄文時代の遺跡を有する全国各地の自治体が遺跡を活用した地域振興の在り方について話し合う「縄文シティサミットinきたあきた」が9日、北秋田市民ふれあいプラザコムコムで開かれた。北鹿地域からは大館、鹿角、北秋田の3市が参加。首長らが討論を行い遺跡や歴史を生かした地域づくりの在り方を探った。
 縄文遺跡を有する全国各地の自治体でつくる縄文都市連絡協議会(会長・小野寺晃彦青森市長)に加盟する青森、大館、鹿角、東松島、福島、塩尻、小矢部、北秋田の8市が参加した。
 北秋田市の縄文遺跡「伊勢堂岱遺跡」に発見当時から携わっている考古学者の小林達雄さん(国学院大学名誉教授」と秋田県出身の現代アーティスト鴻池朋子さんによる記念対談に続いて、8市の首長や教育長らが「遺跡を守り、活用する」をテーマに討論した。
 大館市の高橋善之教育長は、天然アスファルトが使用された土偶が出土した塚ノ下遺跡や、歴史を生かしたまちづくりに市を挙げて取り組んでいることなどを紹介した。鹿角市の児玉一市長は、国特別史跡「大湯環状列石」について、伊勢堂岱遺跡を含めた北海道北東北の縄文遺跡群で目指している世界文化遺産登録に「全力で取り組んでいく」と述べた。
 北秋田市の津谷永光市長は、伊勢堂岱遺跡が発見、保存に至った経緯や遺跡を中心にして行われているイベント、児童生徒による遺跡ぼガイドボランティアなどを紹介しながら「地域の宝となっている伊勢堂岱遺跡を後世に残しながら、地域のために活用していきたい」と訴えた。
 討論などを踏まえて共同宣言を取りまとめ、参加自治体の首長の連名で採択。開催地の津谷市長が代表して▽縄文人のこころとかたちを学び、縄文遺跡を都市の未来に活かす▽縄文遺跡を守り、まちづくりに活用する▽縄文都市間の連携をさらに深め、縄文文化の魅力と歴史的意義を世界に向けて発信する―の3つを実践することを宣言した。

 

鹿角市9月議会一般質問 出産集約後の体制 厚生病院 産婦人科は週4日

2018-09-11
出産集約問題などについて対応をただした9月議会の一般質問(市役所)
 鹿角市の9月定例議会は10日、本会議を再開し、5議員が一般質問を行った。かづの厚生病院の出産取り扱い機能が10月1日に大館市立総合病院へ集約されることをめぐって、議員が大学と市立病院との協議状況についてただしたのに対し、児玉一市長は集約後の医師派遣や、かづの厚生病院での診療体制の具体的な見通しを示した。
 金澤大輔(鹿真会・公明)、成田哲男(清風会)、倉岡誠(誠心会)、安保誠一郎(無会派)、黒澤一夫(鹿真会・公明)の5氏が質問。出産の集約問題は成田議員が取り上げた。
 大学と大館市立病院との協議状況について児玉市長は「県を通じて確認したところ、大館市立病院の常勤産婦人科医は現在、弘前大から4人派遣されているが、集約に伴う分娩取り扱い数の増加に対応するため、秋田大から新たに常勤医1人が派遣されることになる、とのことだった」と説明。
 また、かづの厚生病院の妊婦健診、婦人科検診、婦人科の外来診療については「大館市立病院、秋田大、岩手医科大から非常勤医が派遣され、当面週4日体制で行う予定とうかがっている」とし、集約に伴い、現在の週5日から週4日体制となる見通しを示した。
 このほか、市民から要望があった助産師が同乗する「妊婦救急車」について豊田憲雄健康福祉部長は「検討したが、体制を整備するのが難しい」と導入を見送る考えを示した。

 

遺跡の価値を体感 北秋田市で縄文まつり 土偶作りに火おこしも

2018-09-09
土器作りを体験する子どもたち(縄文館の広場)
 第18回北秋田市縄文まつりが8日、国指定史跡「伊勢堂岱遺跡」のガイダンス施設「伊勢堂岱縄文館」で開かれた。地域住民らが土偶や土器の製作、火おこしなどを通じて遺跡をつくった縄文人の生活を体験。世界遺産登録を目指す遺跡の価値を確認した。
 伊勢堂岱遺跡の保存や利活用に取り組む市民グループなどでつくる実行委員会(佐藤善壽委員長)の主催。縄文時代と遺跡の魅力を広く知ってもらおうと体験型の催しを中心にしたイベントを行っている。
 縄文館周辺の広場には土器や土偶、勾玉(まがたま)の製作、縄文料理作り、火おこしなどを体験できる縄文青空教室が開設され、子どもたちは縄文人の気分になって熱心に取り組んでいた。
 土偶の製作体験では、多くの市民が伊勢堂岱遺跡のシンボルとなっている板状土偶や、市内の白坂遺跡から出土した「笑う岩偶」などをモチーフにオリジナルの土偶作りに挑戦した。
 遺跡近くの川にも遡上(そじょう)することから「縄文人も食べたのでは」とされるサケと、地元産の野菜を使った縄文大鍋が限定100食で振る舞われ、多くの人が舌鼓を打っていた。
 地元の児童生徒でつくるジュニアボランティアガイドによる遺跡の案内も行われ、訪れた人たちに世界遺産登録に向けた地域の盛り上がりを感じさせていた。

無事祈る「権現舞」 小坂町の出羽神社例大祭 舞手を若手が継承

2018-09-09
新たな舞手によって奉納された「出羽神社権現舞」(出羽神社)
 小坂町の町指定無形民俗文化財「出羽神社権現舞」が8日、上小坂にある出羽神社の秋の例大祭で奉納された。今年は舞手を若者に交代。先輩から受け継いだ若者が地域の平穏無事や無病息災、五穀豊穣(ほうじょう)を祈りながら、地域住民らの前でしっかりと舞って大役を果たした。
同神社はかつて「新山堂」と呼ばれ、本尊は木造の権現様であったといわれている。
 権現舞は春と秋の例祭に上、中、下小坂地区の有志が輪番制で奉納していたが、1965年ごろに中断。2002年に氏子有志が保存会(工藤保会長)を結成し、03年に獅子頭を新調したほか、神具、衣装、楽器などをそろえ、05年に復活させた。舞の種類は「お国入り」「四方固め」「もたろう」「米汲み」の4種類。
 今年はこれまで担当していた舞手が参加できないことから、新たな舞手として上小坂の杉原圭悟さん(23)に白羽の矢が立った。権現舞の復活後、4代目の舞手となった杉原さんは、保存会員の熱のこもった指導を受け、この日の例大祭を迎えた。
 多くの地域住民らが見守る中、杉原さんはかねや笛、小太鼓などによる軽快なはやしに合わせ、習得したばかりの「四方固め」を繰り広げた。りんとした表情で無事にやり遂げた杉原さんに、住民たちから大きな拍手が送られていた。
 「地元のために」との思いで大役を引き受けた杉原さんは「練習通りできた」とほっとした表情。「地域に伝わる貴重な伝統なので大事に引き継いでいきたい」と話した。
 保存会の工藤義幸事務局長は「出来は100点満点。こうして若者が引き継いでくれてうれしい」と笑顔だった。

認知症への理解広めよう たすきつなぎ呼び掛け 大館、北秋田で「RUN伴」

2018-09-09
オレンジ色のTシャツを着て、大館市内を歩く参加者(大館市片山町)
 認知症を啓発しながら関係者や一般市民がたすきをつなぐ「RUN伴(ランとも)AKITA2018」(渡部勝実行委員長)が8日、県内4カ所で始まった。県北地区のスタート地点・大館市では、約20人が認知症支援の象徴であるオレンジ色のTシャツを着用して約4㌔を歩き、理解や協力を呼び掛けた。
 「RUN伴」は認知症になっても安心して暮らせる地域を目指して、支援の輪を広げようと2011年に北海道で始まったランニングイベント。NPO法人認知症フレンドシップクラブ(本部・東京都)と各都道府県の実行委の主催で、毎年北海道から沖縄まで全国を縦断する形で行われている。今年は7~11月に各地で実施され、秋田では9月8、9日の2日間で企画した。
 県内ではこの日4エリアで始まり、県北エリアは大館市からスタート。病院や介護・福祉事業所の職員、市長寿課職員、見守りボランティア、家族ら約20人が参加した。いとく大館東店に集まり、カウントダウン後に出発した。
 オレンジ色のTシャツを着て、オレンジ色ののぼり旗や横断幕も掲げながら、新町、大町、片山町を歩いた。高齢者施設に立ち寄り、利用者らから歓迎を受ける姿も。いとく片山店でゴールテープを切り、たすきを次の北秋田市の関係者に引き渡した。いとく2店では認知症サポーター養成講座などを周知するポケットティッシュを買い物客に配布した。
 続く北秋田市では関係者が約4・5㌔を歩き、能代市にたすきをつないだ。
 初めて参加した大館市立総合病院の精神保健福祉士、田畠慎さん(38)=同市比内町=は「いろいろな人が参加、協力してくれ楽しかった。オレンジ色の意味をPRする良い機会になった。認知症への理解が広まっていけば」と話した。
 9日には県内4エリアのたすきが秋田市に集まり、秋田市役所前でゴールを迎える。
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ライリーさん(花輪二)中学生民謡日本一 鹿角市初の快挙 「魅力伝えていきたい」

2018-08-28
「中学生民謡日本一」を報告するライリー咲菜さん㊧(市役所)
 2018年度「民謡民舞少年少女全国大会」(11、12日・東京都)のコンクール民謡中学生の部で鹿角市花輪第二中学校3年、ライリー咲菜さん(15)が優勝し、「中学生民謡日本一」の称号を手にした。24日は市役所を訪れ、児玉一市長に優勝報告を行った。「中学生民謡日本一」は県内で3人目、鹿角市では初の快挙。
 大会は日本民謡協会が毎年開催。民謡個人は小学1・2・3年生、同4・5・6年生(民謡小学生日本一決定戦)、中学生(民謡中学生日本一決定戦)の3部門がある。
 ライリーさんは入賞できなかった一昨年に続いて2回目の挑戦。全国各地区の予選を突破した実力者54人が出場した中学生の部で頂点に立った。
 小さい頃から歌っているという曲「秋田長持唄」で挑み、「自分も結婚式で歌えたらいいなと思いながら」抑揚などに気を付けて歌い上げた。
 ライリーさんは、歌手で民謡指導者の祖母・木村春子さん(69)=花輪=に誘われ、6歳から民謡を習っている。この民謡教室「ファミリアはるこ」は16年度に弟・ライリー大仁さん(花輪二中2年)、17年度にいとこ・木村千翔さん(花輪北小6年)と2年連続で小学生日本一を輩出しており、互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら練習に励んできた。
 ライリーさんは「民謡は残していかなければいけない日本の文化だと思う。私は日本とアメリカのハーフだけど、日本の文化に関われてうれしいし、ハーフでも歌える民謡の魅力を伝えていきたい」と話した。将来はモデルか女優志望といい、映画「デイアンドナイト」にも子役として出演した。
 児玉市長は優勝を喜びながら「ぜひ鹿角のことを発信してほしい。民謡も忘れないでやって」と今後の活躍に期待した。
 小学4・5・6年生の部で7位の木村千翔さん、10位の浅水春華さん(花輪北小6年)も同行し、入賞を報告した。

ふるさと大使キティちゃん 全児童生徒にバッジ 北秋田市

2018-08-28
津谷市長㊧からバッジを着けてもらう女子児童(合川小)
 北秋田市のふるさと大使「ハローキティ」(キティちゃん)をより身近に感じてもらおうと市は27日、市内小中学生1827人にオリジナルデザイン付きバッジを贈った。
 本年度の大使就任以降、キティちゃんの絵柄と大太鼓、アジサイ、クマゲラなどを組み合わせたオリジナルデザインを制作。そのデザインを使ってバッジを作った。白地の丸形で直径5・5㌢。非売品で、過去のイベントで配布したり市職員が着用したりしているだけという。
 27日、合川小(村上光明校長)で贈呈式が行われた。津谷永光市長が児童代表・三浦光さん(1年)の胸元にバッジを着けて「休みの日や学校と関係のない日に着けてください」と述べた。三浦さんは「キティちゃんがふるさと大使になってうれしいです。大切にします」と礼を述べた。
 市によると、バッジは市内の小学生1158人と中学生669人に贈るほか、合川地区に短期留学中の児童27人にも寄贈する計画。

大館の教育、文化をPR 「サマースクール」始まる 留学や移住、将来に期待

2018-08-27
東京、大館の児童が交流を深めた自然科学体験教室(大館市中央公民館)
 大館市教育委員会が首都圏在住の親子を対象に初企画した「サマースクール」が26日、市内で始まった。大館の教育や文化を全国発信する狙い。初日は東京都の小学生と保護者10組20人が市内小学校の取り組みを学んだほか、地元児童と自然科学体験教室で交流を深め、大館について興味を深めた。
 本県の高い学力が注目され、大館の「ふるさとキャリア教育」が全国的に高い評価を受ける中、「教育の産業化」構想の一環として企画。将来的な教育留学や移住定住にもつなげるため親子参加型とした。
 29日までの3泊4日の日程で、曲げわっぱ作りやきりたんぽ作り、秋田犬見学などを設定。2017年度、優れた教育活動の実践団体等を表彰する「博報賞」に選ばれた花岡小の授業参観も盛り込んだ。農家民宿にも宿泊でき、田舎暮らしや大館の特徴を体感できる内容にした。
 参加希望者を募ったところ、あっという間に定員に達する人気ぶり。東京都の小学1~4年生と保護者計20人が参加を申し込んだ。この日に大館に到着し、各種体験をスタートさせた。
 始めに釈迦内小で開始セレモニーを実施。高橋善之教育長は「都会の皆さんにゆっくりとした時間、自然との生活を体感してほしい。大館を『第二のふるさと』と思ってもらえれば」とあいさつした。
 参加者は同校で「釈迦内サンフラワープロジェクト」の取り組みについて説明を受け、一部作業を体験した後、中央公民館に移動。東京の児童は全国的に人気の自然科学体験教室「ダヴィンチ☆マスターズ」を受講した。大館の小学1~3年生38人と共に、砂ができるまでの過程、科学者の仕事について学び、互いに交流しながら知的好奇心を高めた。
 一方、東京の保護者は、山本多鶴子教育監の講話で大館の教育について学んだ。地元の保護者との情報交換も行った。
 来館した親子は大館での体験に期待を抱いている様子。澤田直樹さん(7)=世田谷区=は「秋田には初めて来た。緑が多い印象。温泉が楽しみ」と話した。渡辺聖子さん(37)=調布市=は「秋田の教育は素晴らしいと聞き、ぜひ見たいと思った。先生や地域住民がどんな思いで子どもと接しているか知りたい」と目を輝かせた。
 この日は市内の農家民宿4軒に分かれて宿泊した。27日は曲げわっぱ作り、野外炊飯、川遊びなどを行う予定。

縄文遺跡群「力合わせ魅力発信」 北秋田市でシンポジウム 4道県の小学生が発表

2018-08-27
4道県の遺跡について小学生が発表したシンポジウム(コムコム)
 北秋田市縄文子どもシンポジウムが26日、市民ふれあいプラザコムコムで開かれた。北海道と北東北3県の小学生が自分たちの地域にある遺跡について発表し、遺跡の保護や活用法を探った。
 世界文化遺産への登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する17遺跡のうち、伊勢堂岱遺跡を有する北秋田市教育委員会が初めて開催。伊勢堂岱遺跡ジュニアボランティアのほか、3道県から招いた小学生が地元の縄文遺跡や文化財について発表した。
 発表者は各市町の教育委員会と小学生の計9人。遺跡群から大船遺跡(北海道函館市)、是川石器時代遺跡(青森県八戸市)、御所野遺跡(岩手県一戸町)、伊勢堂岱遺跡(北秋田市)の4遺跡を中心に発表。職員が遺跡の概要を紹介し、小学生がガイド活動や学習の成果を話した。
 杉本よし埜さん(八戸市根岸小5年)は是川地区の風張遺跡で発見された国宝「合掌土偶」を紹介した後、「同世代の人や外国人など多くの人を縄文ファンにしたい。一緒に力を合わせて、魅力を発信していきましょう」と呼び掛けた。
 北秋田市からは田村緋咲さん(鷹巣東小6年)が遺跡の魅力やジュニアボランティアの活動内容を発表。夏休みや大型連休中のガイド活動、サケの稚魚放流、活動報告会を兼ねたシンポジウムの開催などを挙げ、「これからも心を込めて一生懸命ガイドをしていきたい」と述べた。
 コメンテーターを務めた伊勢堂岱縄文館の中嶋俊彦館長は「自分たちの身近にある遺跡を知り、愛し、関わることが大切。これからも遺跡の素晴らしさを語り継ぐ語り部の役割を担ってほしい」と期待を込めた。

行く夏惜しみ優雅に 鹿角 「花輪町踊り」始まる

2018-08-27
はやしに合わせて踊る人たち(舟場元町)
 鹿角市花輪に初秋の気配を感じさせる県指定無形民俗文化財「花輪の町踊り」が25日夜、花輪中心部で開幕した。初日は舟場元町で行われ、老若男女がはやしに合わせて優雅な踊りを披露した。
 町踊りは幕末に江戸から伝わったとされている。小粋な江戸情緒と優雅な手ぶり、緩急に富む踊りが特徴。花輪の中心部を最も熱くさせる「花輪ばやし」の終了から中秋の名月の頃まで、花輪ばやしの参加町内を会場に繰り広げられる。
 初日の25日は、交通規制を敷いた県道で行われた。午後7時すぎに子どもの部がスタート。引き続き、8時すぎから大人の踊りが始まった。
 会場にはちょうちんがともり、幻想的な雰囲気。三味線、笛、太鼓による「本ばやし」「ぎおん」「かごまる」「甚句」などの伝承曲が演奏される中、浴衣やはんてん姿の踊り手は、細長い輪になって踊った。
 沿道には家族や住民が訪れ、伝統行事を楽しみながら、行く夏を惜しんでいた。予定では9月12日の舟場町まで続く。
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機関車運転体験 貨車牽引コースを新設 小坂鉄道レールパーク

2018-07-19
「貨車牽引コース」で活用されるホッパ車(レールパーク)
 小坂町の体験型観光施設「小坂鉄道レールパーク」は、呼び物の乗車体験メニューの中で、全国でも珍しい「ディーゼル機関車」の運転体験に、「貨車牽引コース」を新設した。小坂鉄道保存会(千葉裕之会長)が修復した貨車(ホッパ車)の「ホキ909」を活用。29日を皮切りに、本年度は全5回実施する。鉄道愛好者から注目を集めそうだ。
 機関車の運転体験は全国でも珍しいとされる目玉企画。2014年6月の開業以来、多くの人たちが訪れ、1968(昭和43)年製造の「DD130形」の運転席に乗り込み、体験している。
 本格的な運転技術を極めたい人向けの「運転士への道コース」は、規定の回数をクリアした人がステップアップでき、単体運転を5回実施した人が重連走行に進める。重連を5回終了すると、三重連を体験できる仕組み。
 現在は、駅構内路線で運転操作の簡単な説明を受けてから、すぐに運転実技ができる「お試しコース」もある。
 「貨車牽引コース」は、「運転士への道コースで機関車運転体験回数を重ねている人から、新たな体験メニューの要望があった」(レールパーク)ことから、新たに設けた。活用する貨車は、1987年12月に当時の国鉄清算事業団から購入、砕石散布に使用され、2009年の小坂鉄道の廃止まで活躍していた。同保存会は機関車がけん引する貨車として再び活躍してもらおうと昨冬修復し、今春一般にお披露目された。
 牽引コースの体験対象者は、運転士への道コースで重連走行を体験した人のみ。運行区間は、駅構内路線の約500㍍を2往復。施設の指導運転士から口頭指導を受けた後、貨車と機関車のブレーキホースの接続作業、貨車連結による貫通ブレーキ運転(自動ブレーキ弁使用、復路は貨車推進運転)、貨車と機関車のブレーキホース切り離し作業を体験する。機関車は単機、時間は約30分。
 実施日は29日、8月26日、9月23日、10月28日、11月18日。定員はいずれも午前2人(10時~11時)、午後4人(1時~3時)。体験料は3万円。
 レールパークは「エンジンのついていない貨車を機関車で実際に引っ張ったり、推したり、動かせるのが魅力」と話している。
事前予約制で申し込みは、レールパーク(電話0186・25・8890)。

 

北鹿初 スクランブル交差点 大館、鹿角市で 利便性向上目指し

2018-07-19
交差点のスクランブル化に伴い地元業者が新たに白線を引いた(大館市御成町)
 県警は児童や高齢歩行者の安全性や利便性の向上を狙いに、年内で県内6市11箇所の交差点をスクランブル方式に切り替える。皮切りは18日、北鹿初となる大館、鹿角2市の2カ所で斜めの横断歩道が増設され、供用を開始した。
 県警交通規制課によると、県内には既存のスクランブル交差点が9カ所にあり、最北は能代市。交差点の歩行者用信号四つが同時に変わる「歩車分離式信号交差点」では、対角した歩道に行くには主道路と従道路の横断が必要。これまで、歩行速度が遅い子どもや高齢者が1回で渡りきれなかったり、スクランブルと勘違いして斜め横断したりするケースも見られたという。
 分離式交差点を対象に、県内各署に車と歩行者の交通量など調査を依頼。スクランブル化の要望があった2市を含む全6市11箇所で増設することにした。
 大館市内の分離式は3カ所ある。このうち、スーパーや商店街、銀行などが点在し、小中高校の通学路でもある県道大館十和田湖線の御成町3丁目の交差点をスクランブル化の対象にした。
 18日午後1時から地元業者が1時間半ほどかけて交差点の対角線にライン引き。2時半過ぎから供用を開始した。同交差点の歩行者信号の点灯時間は現在約21秒。実情を調査しながら、必要に応じて延長も検討するという。
 大館署の佐藤慎也交通課長は「高齢歩行者の交通事故が多発傾向にある。子どもを含め歩行者に優しい環境づくりに努めたい」と話した。近隣学校の児童生徒らに周知するため、同署員がこの日夕方と19日朝の登校時間に合わせて交差点に付く。
 鹿角市ではJR花輪駅前交差点の国道282号上にラインが引かれた。中央、県南のほか4市9カ所については道路管理者などとの調整の上、年内に施工する計画。

 

旧正札本館の解体工事 ハチ公小径は通行可 大館市と業者が説明

2018-07-18
旧正札竹村本館棟の解体工事説明会(市営中町住宅内の集会所)
 大館市が本年度から着手した大町の旧正札竹村本館棟の解体工事が本格化するのを前に、市と工事の施工業者による説明会が17日、市営中町住宅内の集会所で開かれた。施工業者は工程のほか、ハチ公小径は工事期間中も通行が可能であることや工事車両の出入り口は大町側とすること、騒音・振動計と数値の表示板を設置することなどを説明。8月1日のハチ公小径側への仮囲い設置から、現地での作業が開始される。
 旧正札竹村ビルは2001年の倒産に伴って閉鎖されていたが、外壁崩落の危険があったことなどから、市が05年12月までに土地と建物を計2580万円で購入した。その後、1961年建設と最も古く、劣化も進んでいた旧館棟は解体しハチ公小径として活用。新館棟には、あきた結婚支援センター北センターや自衛隊秋田地方協力本部大館出張所などが入居している。
 本年度、解体されることになった本館棟は大町の道路側に面した建物で、69年12月の建設。鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地下1階、地上9階建てで、延べ床面積は6223平方㍍。敷地面積は784平方㍍。
 市は17年度に、解体工事に向けた実施設計とアスベストの含有調査を進めた。アスベストは一部の建材に使用が見つかったが、除去に多大な費用が必要となる吹き付け材への使用は無いことを確認している。
 実施設計に基づき、本年度の一般会計当初予算には解体工事費3億7710万8000円を計上。入札の結果、伊藤羽州建設(本社・大館市、石山清武社長)と3億2508万円で契約した。
 工事説明会は、市建設部まちづくり課と伊藤羽州建設の主催。近隣の住民や事業者を対象に工事の概要などを説明しようと、この日の午前と夕方の2回、開催した。
 10人が出席した午前の説明会では、市建設部まちづくり課の担当者が工事の概要を紹介したのに続き、伊藤羽州建設の担当者が、解体前の作業や建物の解体手順、安全対策などを説明した。
 この中で、馬喰町と中町をつなぐハチ公小径は「本館棟側の一部を小路エリアとして使用するものの、歩行者は通り抜けできるようにする」としたほか、工事車両の出入り口については「大町側に設置し、その部分のアーケードは解体し撤去する」と説明。騒音、振動計と表示板を設置することも明らかにした。
 また、建物の解体手順では「大型の重機をクレーンで屋上につり上げ、建物の上部から解体を進める」ことを紹介。「お盆や神明社祭典、大館アメッコ市などの際には、工事を休む。安全には十分に配慮しながら進めたい」などと述べ、理解を求めた。
 工期は来年12月20日まで。建物本体の解体は11月ごろから始まる見通しで、1カ月に1階分ずつのペースで進める計画という。

松栄の桜伐採始まる 北秋田市 8月末までに終了予定

2018-07-18
大きく張り出した枝から順に伐採した作業(松栄)
 北秋田市を代表する観桜名所「松栄桜並木」(同市松栄)で17日、老朽に伴う伐採作業が始まった。樹齢60年余りの歴史を感じさせる大枝や幹が慎重に切り落とされ、並木の終わりを迎えようとしている。
 生涯学習課によると、国道105号沿いの約800㍍間に現存する桜59本全部と杉1本の計60本を伐採する計画。桜の木の多くが枯れたりテングス病にかかったりしているためで、地元自治会の要望を受けて伐採の手続きを進めていた。工事は当初18日に開始予定だったが、業者の都合で1日早めたという。
 初日は午前8時30分ごろから、並木中央付近に位置する松栄自治会館脇で作業を開始。高さ10㍍近い桜の枝を、重機のワイヤでつるすように支え、作業員がチェーンソーで切断した。観桜名所として歴史を刻んできただけあって、枝は前後左右に大きく張り出した状態。最後に幹を切り倒すまで1時間近くかけるケースもあり、周辺の安全に配慮しながら慎重に作業が進められた。
 8月末までに伐採を終える予定。1日3、4本ペースで進めるという。伐採後の枝や幹の処理は未定で、希望者がいれば提供や売却を検討する。
 並木は1952(昭和27)年、地元青年会が苗木を植えた。最も多い時期で177本が立ち並び、開花期は「桜のトンネル」と親しまれた。近年はまばらにしか咲かなくなっていた。

清流にホタル舞う 鹿角市花輪 東山の福士川周辺

2018-07-18
幻想的な光を放つゲンジボタル(花輪東山)
 鹿角市花輪東山地区の福士川周辺で、近年にないほど多くのホタルが飛び交い、住民を楽しませている。
 福士川は花輪スキー場付近が源流の清流。地元の男性(61)は「5年前の大雨で川に茂っていたアシが流され、翌年はホタルが全く見られなくなった」と振り返る。
 その後、「原因は分からないが、ホタルが年々増えてきた」という。今年は6月22日からゲンジボタルの発生が確認され、現在は「今までいなかった所まで生息域が広がっている。私が小学生の頃の50年前と同じぐらい多い。環境が良くなったのではないか」と話し、ホタルが飛び交う幻想的な光景を楽しんでいる。
 男性によると、ホタルが多く生息しているのは総合運動公園の下流から幸稲荷神社下流付近まで。今月末まではゲンジボタル、その後はヘイケボタルが発生するという。
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