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江戸期の坊沢村周辺 水路の貴重な古地図 所有の武藤さん 北秋田市土改区に寄贈

2019-02-20
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坊沢村の水利関係を記した古地図を寄贈した武藤さん㊥と、成田理事長㊨、藤嶋代表理事㊧(北秋田市土地改良区)
 1700年前後に作製されたとみられる旧坊沢村(現北秋田市)周辺の川や水路などが記された古地図が19日、北秋田市土地改良区(成田光弘理事長)に寄贈された。先祖が1725(享保10)年に起きた五義民事件に関わっていたとされる武藤拓自さん(75)=秋田市=が旧鷹巣町の実家で見つけたもの。水路に特化した地図は珍しいといい、武藤さんは「地元の歴史を知る一つの手掛かりになれば」と話した。
 五義民事件は江戸時代、村税や水利整備のための労役負担が大きいことを理由に坊沢村の肝いりと村人が対立したもの。藩に直訴した村人のうち、処刑された5人を「五義民」と称した。このほか村人16人と家族が村から追放される処罰を受けたとされる。
 古地図を寄贈した武藤さんの先祖は同市綴子の宝勝寺の元住職による調査から、五義民事件で追放された16人のうちの一人と判明している。1998年6月に行われた武藤さんの父親の27回忌のとき、同市大町にあった実家の仏壇の引き出しから折りたたまれた古地図を発見した。
 古地図の大きさは畳約1畳分。坊沢村を中心に川や水路が記されており、橋や水門の記号などが描き込まれている。作製時期は不明だが、武藤さんの先祖が坊沢村に住んでいた1700年前後とされる。北側には大きな「米代大川」があり、周辺の鷹巣村、糠沢村、太田新田村などが記されている。水利関係が詳細なことから、五義民事件に関わる資料とも考えられている。
 県立博物館の新野直吉名誉館長の鑑定によると、武藤家の先祖は水利事業に携わっていたという。「このような古地図が秘蔵された例は珍しいことであり、地域の歴史を知るうえで極めて貴重な資料」と鑑定書に記している。
 寄贈は、昨年11月に知人の紹介で古地図の存在を知った成田理事長と北鷹ファームの藤嶋健一代表理事が秋田市の武藤さん宅を訪れ、「農業に関わる貴重な資料なので保存に協力したい」と要望。武藤さんも「公の場所で大事に保管してほしい」と了承し、実現した。
 武藤さんは「百姓にとって水は命。水利のために住民が苦労してきたことを子どもたちにも知ってもらえたら」と話していた。成田理事長は「今も活用している水利の原点。江戸時代からきちんと水路を整備していたというのは驚く。これから解読していきたい」と述べた。古地図は市土地改良区の施設内に飾っている。

3人超の激戦か 上小阿仁村議選 沖田面から新人2人目 定数8に現・元・新11人

2019-02-20
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 4月に行われる上小阿仁村議選に、元村職員で特養ホーム施設長や診療所事務長などを務めた河村良満氏(63)=沖田面=が立候補する意向を固めた。議員空白地帯だった沖田面地区から2人目となる新人。村議選にはこれまで現職8人と元職、新人それぞれ1人が立候補する意向を示しており、8議席を11人で奪い合う激戦となる見通しとなった。
 村議選は統一地方選の後半日程として村長選と合わせて行われる。日程は4月16日告示、21日投開票となる予定。
 これまでに立候補する意向を示しているのは、現職が議席順に伊藤秀明氏(64)=仏社=、伊藤敏夫氏(72)=小沢田=、北林義髙氏(67)=五反沢=、佐藤真二氏(61)=大林=、齊藤鉄子氏(69)=仏社=、大城戸ツヤ子氏(69)=小沢田=、武石辰久氏(69)=仏社=、小林信氏(57)=小沢田=、元職は前回選挙で次点だったNPO理事長の萩野芳紀氏(70)=堂川=。新人はパート社員の山田孝誠氏(60)=沖田面=の計10人。
 河村氏の出馬により、村議選は定数8に対して11人が立候補する見通しとなった。新人はいずれも投票区別で最も有権者数が多いものの、地元選出の議員がいない空白地帯の沖田面地区から立候補することから、大票田で激しい票の奪い合いが繰り広げられることが予想される。

参加少なく「残念」「びっくり」 鹿角市議会 「市民と語る会」報告書まとめる

2019-02-20
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本年度の鹿角市議会報告会(昨年11月、花輪市民センター)
 鹿角市議会は、昨年11月に市内4会場で開いた本年度「議会報告会~市民と語る会~」の報告書をとりまとめた。参加者の発言やアンケートへの回答では「活発な議論がされていて次回も参加したい」「参加者が少なくて残念」といったさまざまな意見が見られた。市議会に対しては「市民の側の議員になって」「議員の活動が見えない」など叱咤(しった)激励の声があり、今後の検討課題となっている。
 報告会は市民に開かれ、信頼される議会を目指して2012年度から年1、2回開催。定例会の審議内容などの報告に続き、語る会として市政全般や議会活動について意見交換を行っている。
 本年度は昨年11月6、7日に開催。各会場(市民センター)の参加者数は十和田2人、花輪12人、尾去沢3人、八幡平1人の計18人。過去最多だった昨年度の60人を大きく下回った。参加者は全て男性で年代別では70代が11人と最も多かった。
 参加者の発言やアンケートでは参加人数の少なさについて「残念」「びっくり」と憂慮する声や、「人が集まらないのは議員の活動が見えない、魂や意気込みが感じられないなどの問題がある。それらができればもっと集まる。各自治会に出向くなど工夫も必要」との指摘があった。
 2地区のテーマとなった災害対策では「体が不自由な人を対象とした避難訓練や計画策定をしっかりとしてほしい」「深夜帯の避難情報は、現実的に避難行動に無理があるので、早い時間帯での発信が必要」などの意見があった。
 八幡平観光については「2次アクセスが不便。(十和田湖と八幡平を結ぶ予約型観光路線バスの)八郎太郎号の活用を検討してほしい」「(公衆)トイレを閉めたままのところがある」「大場谷地のクマを捕獲して(湿原の散策路に)入れるようにしてほしい」、世界文化遺産登録を目指している大湯環状列石については「イベントやガイドの企画を増やして市として盛り上げて」「案内役が不足している」「食堂、周辺案内図、子どもの楽しみ、グッズやお土産がない」などの意見が見られた。
 このほか、人口減少や市民所得向上、医師確保、世紀越えトンネル、自治会役員の担い手不足、児童生徒の通学、学校へのエアコン設置、空き家への対策、対応などについて意見を交わした。
 参加者から出された質問や意見等53項目は▽その場で回答済み▽市民からの要望事項として市に送付する▽議会自らの課題として検討する―など六つに分類して対応する。

当初予算240億円 北秋田市19年度 し尿施設建設や鷹巣中改修

2019-02-19
当初予算の特徴を説明する津谷市長(北秋田市役所)
 北秋田市は18日、2019年度当初予算案を発表した。一般会計は歳入歳出ともに239億7149万8000円。し尿処理施設建設の本格化に伴い、前年度当初より約12億円増加する見込み。新規事業として鷹巣中校舎大規模改修や、公的証明書をコンビニエンスストアで交付する事業などを盛り込んだ。
 新年度は、市総合計画の重点プロジェクト「まち・ひと・しごと創生総合戦略」(2015~19年度)が最終年度を迎え、施策ごとに設定した数値目標の達成が求められている。津谷永光市長にとっても3期目の後半に入り、選挙公約の実現に向けた「総仕上げ」の性格が濃い予算編成となった。
 一般会計の歳出で、新規事業は宮前町庁舎大規模改修(1億5800万円)、証明書コンビニ交付サービス導入(2789万円)、移住・就業支援事業費補助金(400万円)、多様な農業経営応援補助金(500万円)、森林環境譲与税を活用する事業(1578万円)、20年度に鷹巣南中と統合する鷹巣中の校舎大規模改修(4億1963万円)―など。
 主な継続事業は、し尿処理施設整備(10億8099万円)、市ホームページ更新(1189万円)、住宅リフォーム事業補助金(3000万円)、特定空家等解体撤去事業費補助金(200万円)、「ハローキティ」を活用したセールスプロモーション(1955万円)―などを盛り込んだ。
 歳入は、自主財源となる市税が30億4600万円で前年度当初に比べ2・8%、8200万円余りの増加となった。地方交付税は2億円減の98億円。市の借金にあたる市債は32億4500万円。財政調整基金から13億5700万円余りを繰り入れた。

一般会計は176億円 鹿角市19年度当初予算案 園芸メガ団地整備など

2019-02-19
会見で新年度当初予算を発表する児玉市長(市役所)
 鹿角市は18日、2019年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は176億5220万円で、前年度当初と比べて1・2%、2億780万円の減。学校給食センター整備事業の終了などが減少の主な要因。3月定例市議会に提案する。
 児玉一市長は目玉事業について、新年度予算と3月補正で前倒しした事業を合わせて、園芸メガ団地整備事業、鹿角観光ふるさと館「あんとらあ」改修事業、ふるさとライフ移住しごと支援補助金の三つを挙げた。
 園芸メガ団地は、県が産出額1億円以上の大規模園芸団地を推進している取り組み。17年度末で県内20地区で実働し、鹿角地区では今回が初となる。
 経営体は農事組合法人末広ファームの予定。市では野菜等の産出額の拡大を図るため、ネギとキャベツの集出荷施設の建設、農業用機械の導入を支援する。同法人は産地パワーアップ事業で水稲と大豆の生産にも取り組む予定で、市は国、県とともに高収益化に向けた取り組みを総合的に支援する。園芸メガ団地整備事業に1億7850万円、産地パワーアップ事業に1億740万円を計上。
 あんとらあ改修は19、20年度の2カ年で実施する計画。総事業費は11億2000万円の予定で、19年度は4億5894万円を計上し、休憩室、情報コーナー、トイレの増築工事、空調など機械設備の更新を行う。
 ふるさとライフ移住しごと支援補助金は、地方の人手不足への対応などを目的とした国の交付金を活用し、東京圏から鹿角市へ移住する人に移住経費などを最大100万円交付するもの。県のマッチングサイトに掲載した市内の中小企業等への就業などが条件。
 すこやか子育て支援事業では、10月から第1子保育料を無償化。これに伴い、一定の所得制限がかかる0~2歳児を除き、保育料が無料となる。これを受け、9月末でファーストベビー祝い金は廃止する。
 世界遺産登録推進事業では、大湯環状列石を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の登録を目指し、シンポジウムの開催や、関係自治体と連携した看板やのぼり、マップの作製などを行う。
 商店街店舗創出パワーアップ事業では、クラウドファンディング型ふるさと納税により、空き店舗を活用して起業する人への補助制度を新設する。
 通学対策事業では、小学校が統合される末広地区、草木地区で登下校に合わせたスクールバス運行業務委託料を新たに計上。
 花輪一中大規模改造に4億2691万円を計上。継続事業の2年目として残る校舎棟の改修と外構工事を行う。
 花輪二中大規模改造は21年度に統合する花輪北小と平元小の新校舎としての内外装改修等に向け、実施設計委託料587万円を計上。
 スキーと駅伝のまちづくり事業では、全日本学生スキー選手権大会、昨年台風の影響で中止となった25市町村対抗駅伝「ふるさとあきたラン」などを同市で開催する。
 このほか、鹿角花輪駅前整備事業、公営住宅建設事業(毛馬内住宅等)、地理的表示登録産品PR強化事業、シンテッポウユリ産地拡大推進事業、八幡平地域デマンド交通実証運行、認知症対応型共同生活介護事業所整備事業、新生児聴覚検査などに関する経費を計上した。
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「憩いの場の相続を」 大館の花岡温泉 地元の手で誘客目指す

2019-01-21
県道沿いに設置されたPR看板(大館市花岡町)
 大館市花岡町の「花岡温泉」を将来的に存続させようと、地元住民がPRを強化している。専門委員会を立ち上げ、減少傾向にあった利用客を呼び込むための方策に着手。看板、のぼり旗、チラシを製作し、場所や特徴が分かりやすいようにした。「憩いの場として存続させるため、地域全体で盛り上げていきたい」としている。
 花岡温泉は1968年の探鉱ボーリングでゆう出。その後住民有志が花岡川沿いの源泉隣接地に掘っ立て小屋を建て、「河原の湯っこ」として利用されてきた。
 95年、花岡地区町内会長連絡協議会が温泉を活用して地域活性化を図ろうと、住民からの寄付金を基に所有者から源泉を買い上げた。同時に、老朽化した小屋に代わる新施設の建設を市に要望。市が湯温上昇と湯量確保の工事、地元が寄付金や補助金を活用して施設建設を進め、2001年9月に「花岡温泉」としてオープンした。
 連絡協によると、オープン当初の01年から05年までは年間利用客数が述べ6万人を超えていたが、06年から右肩下がりとなり、17年は約3万人まで減った。「改善策を検討しないと経営維持が困難」と判断。18年5月に町内会長らで経営改善対策委員会を立ち上げ、方策を検討してきた。住民からも運営継続を望む声が多く、市内外から利用客を呼び込むためPRを強化することにした。
 趣旨に賛同してもらった地元企業からの協賛金、連絡協の予算で看板2基、のぼり旗10本、チラシ5000部を製作。18年9月に完成し、看板は県道沿いの花矢図書館近くに設置した。オレンジ色の旗は花岡川沿いの市道に並べ、温泉の場所が分かりやすいようにした。チラシは市内公民館や市観光協会などに置き、周知を図っている。
 連絡協の山本弘視会長は「地元住民の憩いの場として運営してきたが、市外からの利用を増やさないと成り立たない。課題は多いが、できる所から徐々に改善していきたい」と話す。
 今後も経営改善、運営継続に向けた取り組みを順次進める方針。「花岡総合スポーツ公園で汗を流した人が立ち寄れるような環境づくりも進めたい。地域全体で、住民の手で盛り上げていけたら」としている。
 「花岡温泉」は花岡川の川岸にあり、花岡公民館の北西約600㍍。営業時間は午前7時から午後8時まで。年中無休。入浴料は大人250円、子ども100円、幼児無料。源泉かけ流しで、湯温は41~42度。泉質はカルシウム、ナトリウム、硫酸鉛。

千歳盛の酒蔵見学 鹿角歴史民俗資料館 「鹿角の酒づくり」講座

2019-01-21
酒蔵を見学する参加者(千歳盛酒造)
 鹿角市歴史民俗資料館の講座「鹿角の酒づくり」が19日行われ、参加者16人が同市花輪の千歳盛酒造(旧かづの銘酒)の施設見学などを通して酒づくりの歴史や工程に理解を深めた。
 はじめに、酒の醸造から販売までの資料が展示されている資料館で、同酒造の田村清司さんの講話が行われた。田村さんは1872(明治5)年の創業以来、尾去沢鉱山の隆盛とともに歩んできた蔵の沿革や歴史、酒づくりの工程などを説明。
 「鹿角は秋田の中でも寒く、長い期間にわたって寒造りができる。仕込み水は奥羽山脈のシラス台地からの伏流水で発酵促進の有効成分が含まれている。恵まれたこの地に感謝しながら酒づくりに取り組んでいる」とした。
 もろみの仕込みから発酵まで、低い温度でじっくりと時間をかけることで、原料米がゆっくりと溶けるため、コメのうま味と華やかな香りが際立つという。
 この後、参加者は徒歩で同酒造に移動。新酒ができたことを知らせるため軒先に掛け替えられた「杉玉」をはじめ、傾斜地を利用した半地下構造の仕込み蔵を見学した。おかゆにこうじを入れた甘酒も試飲した。
 市内の男性(34)は「日本酒は日本の代表的な文化で世界に誇れるもの。造り方をはっきり理解していなかったので、いい機会だと思って参加した」と話していた。

「地域の絆を女性の手で」 北秋田市の森吉婦人会 合併25周年を祝う

2019-01-21
森吉婦人会の25周年記念新春婦人のつどい(森吉コミュニティセンター)
 北秋田市の森吉婦人会(小林節子会長)の合併25周年を記念した新春婦人のつどいが20日、「地域の絆を女性の手で」をテーマに森吉コミュニティセンターで開かれ、会員たちがこれまでの活動を振り返りながら、平成最後に迎えた節目を祝うとともに、さらなる活動推進に誓いを新たにした。
 森吉婦人会は旧森吉町内にあった米内沢と前田の婦人会が合併して1994年に誕生した。地域で行われるイベントなどに積極的に参加するなど地域の活性化に尽力している。
 小林会長は「この春には元号が変わり新たな時代を迎える。干支(えと)のイノシシ猪突(ちょとつ)猛進とはいかなくても、地域の一員として新たな時代に向けて一歩一歩活動を進め、女性ならではの取り組みで地域づくりに貢献していきましょう」などと呼び掛けた。
 続いて十数年にわたって会長を務めた前会長の北林カヅさんに感謝状を贈り、功績をたたえた。北林さんは「長い間皆さんのお世話になりました。婦人会とは仲間づくり。仲間が力を合わせて住みよい地域づくりに取り組むこと。新たな時代に向け明るい希望を持って頑張って」と述べた。
 秋田弁による朗読劇やお楽しみ抽選会、会員による踊りの披露が行われるなど、節目を祝う集いはにぎやかな雰囲気で進み、参加者たちは親睦を深め合っていた。

映画「デイアンドナイト」 県内で先行上映スタート ロケ地鹿角で山田さんら舞台あいさつ

2019-01-20
舞台あいさつを行ったキャスト・スタッフら(コモッセ)
 鹿角市がメインロケ地となった映画「デイアンドナイト」の先行上映が19日から、同市のコモッセで始まった。初日はキャスト・スタッフら5人の舞台あいさつが行われ、プロデューサーを務めた俳優・山田孝之さん(35)は「感無量」とこの映画に込めた思いを語った。全国公開は26日から。
 「デイアンドナイト」は「人間の善と悪」がテーマ。家族の命が奪われ、自らの善悪に翻弄(ほんろう)される者たちの物語で、ロケは一昨年11月、鹿角市や三種町、秋田市で行われた。地元オーディションで選ばれたキャストやエキストラ、ボランティアも参加。鹿角市では市民らでつくる実行委員会が炊き出しなどで製作を支援した。
 先行上映はコモッセや大館市の御成座など県内各地で開催。舞台あいさつは1回目の上映後と2回目の上映前に行われた。
 企画・主演の阿部進之介さん(36)は「秋田の方々がこの映画を作ったといっても過言ではない。自分事のように体感していただきたい」、共演の安藤政信さん(43)は「1年ちょっとぶりに戻ってきた鹿角の匂いが懐かしくて感動した」、監督の藤井道人さん(32)は「宝物のような映画が出来上がり、10年、20年、30年と残るように宣伝していく。この町をもっとたくさんの人たちに知っていただけるよう願っている」。
 山田さんは「鹿角の皆さんに協力していただいたおかげで本当に強い映画ができた。鹿角に戻って、皆さんに完成した映画を届けることができて感無量」と喜んだ。
 山田さんの友人で、映画館のない地域や被災地に映画を届けるプロジェクトに取り組んでいる俳優・映画監督の齋藤工さん(37)がサプライズゲストとして登場。「この映画は日本映画の礎となる素晴らしい作品」と絶賛した。
 鹿角市の女性(27)は「言葉では表せない、心の中にドンと響く映画だった。ロケ地に県外の方も来てくれればうれしい」、同市の男性(40)は「自分の家族と置き換えたら突き落とされるような映画だった。地元で撮影されてうれしいし、いろんな人が来てにぎわってほしい」と話した。

「地域の足」育てよう おおだて福祉ねっと 住民向け講演会 田代で移動サービス

2019-01-20
地域住民ら約70人が参加した講演会(田代公民館谷地の平分館)
 大館市のNPO法人おおだて福祉ねっと(藤田三壽理事長)は19日、田代公民館谷地の平分館で「地域の足を考え、みんなで育てる講演会」を開いた。昨年12月に法人設立の認証を受け、田代地域の高齢者らに対する移動サービス(自家用有償運送)を4月にも開始したい考えで、参加者は身近な「足」を持続的に確保する方策について考えた。
 地域住民ら約70人が参加。藤田理事長は「田代地域も高齢化が進み、買い物支援が大きなニーズとなっている。移動サービスを実現できるよう皆さんと前に進めたい」とあいさつした。
 弘前大学大学院客員研究員で大館市地域公共交通活性化協議会アドバイザーの村上早紀子さんが講師を務め、地域公共交通の現状や住民主体の地域交通、田代地域の「足」を育てるポイントなどを解説した。
 公共交通については「利用者の減少で維持していくことが困難な状況」とした上で、「これまで利用者だった住民が実質的な運営者として交通を動かす取り組みが芽生え始めた」と指摘。おおだて福祉ネットと同様に住民主体の地域交通が各地に広がっている現状を示した。
 持続可能な住民交通に向け、富山県氷見市八代地域や岩手県北上市口内地区など四つの事例を紹介。利用料金の独自設定や、交通サービスにとどまらない飲食店運営など多様な取り組みを挙げ、田代地域については▽既存の公共交通機関との上手な連携▽補助金に頼らないための独自的な取り組み▽利用者の声を把握し、運行に反映―などを提言した。
 藤田理事長によると、事業化に向けて運行ルートや料金設定などを協議している。住民の声を拾い上げ、バス会社の理解も得ながら進めたい考えだ。
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