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経済回復へ行事再開を 条件付きで開催指針示す 大館商工会議所・通常総会 懇親会含め6月1日から

2020-05-29
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地域経済の回復へ協力を求めた通常総会(プラザ杉の子)
 大館商工会議所(佐藤義晃会頭)の通常議員総会は28日、大館市のプラザ杉の子で開かれ、新型コロナウイルス感染拡大に伴い自粛が続いていた経済活動を回復させるため、県の対策を基に作成した同会議所や関係団体の各種行事の開催指針を報告した。事務局は「懇親会を含めて自粛を解いていきたい」とし、感染防止を徹底、人数制限を設けた上で、6月1日からの総会、懇親会、イベントの開催へ協力を求めた。
 開催指針によると、6月1日から18日までは、総会・役員会、昼食会・懇親会は屋内100人以内とする。イベントは屋内100人以内、屋外200人以内、収容率50%。6月19日から7月9日までは、総会・役員会、昼食会・懇親会は屋内1000人以内、イベントは「特定の地域の来場者人数を管理可能な場合は可」とする。7月10日以降は屋内1000人以内は変わらず、イベントのうち、お祭り等は全国・広域的なものは不可、地域の行事は可とした。
 感染防止の対策方針としては▽会場内の換気の励行▽会場のレイアウトは教室形式で対応▽トング、食器、箸、グラス等の共有や回しのみの禁止▽大皿料理はスタッフが最初に取り分け、直(じか)箸の使用禁止▽会食時間の短縮実施―などを挙げた。飲食店には出入り口の手指消毒液の設置、密集とならない席の配置、定期的な換気、消毒などを呼び掛ける。
 指針は26日に県が発表した対策に基づくもので、開催の目安としている。飲食を伴う懇親会・交流会、イベント等の開催は、主催する組織の長と相談することとしている。指針を作成した理由について事務局は「市中感染は出ておらず、いつまでも自粛では地域経済が死んでしまう直前まできている」と説明。佐藤会頭も「飲食業は悲鳴を上げている。この状況を打破していきたい」と理解を求めた。
 議事では、本年度事業計画、収支予算案などを承認。計画では「地域づくり」「企業づくり」「人づくり」をテーマに、コロナ対策などの重点項目を掲げた。

ゴンドラは「相席制限」 北秋田シノ森吉山 観光シーズン迎え感染対策

2020-05-29
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夏のゴンドラ運行をPRするチラシ
 例年6月に観光シーズン入りする北秋田市。新型コロナウイルスの影響が続く中、遊覧船運航が名物の太平湖では1日の湖水開きが延期になった。6日にゴンドラ運行を開始する森吉山阿仁スキー場は不特定の客同士が1台に乗るのを避ける「相席制限」を予定。市商工観光課は「感染防止策を講じながら観光客を迎え入れたい」としている。
 湖水開きは1カ月遅れの7月1日に予定している。神事の後、遊覧船運航を開始する。10月末まで続き、船の上から新緑や紅葉の風景を楽しめる。運航する「ぶなの郷あきた」(間杉政明社長)によると、緊急事態宣言が出された4月中旬の段階で延期を決定した。
 森吉山登山の客が利用するゴンドラは当初の予定通り6日から9月27日まで運行する。往復の乗車料金は大人1800円、小学生800円。幼児は無料。自然観察会は6月13日から週1回ペースで開催される。
 市商工観光課によると、昨年6~9月は約7000人が乗車。東北各地や関東地方から訪れる人も目立つ。
 本県が呼び掛ける「県外との往来自粛」は5月末で終了し、東京など5都道県との往来自粛は6月18日まで。観光分野については「6月19日からは県をまたぐ観光も感染状況に注意しながら行っても差し支えない」としており、感染確認が続く地域からの来場も予想される。
 指定管理者のNPO森吉山は「ゴンドラや駅舎内の換気」など「3密」対策を基本に、「体調に不安がある場合は来場を見合わせてほしい」などとホームページで周知。
 独自の対策として「相席制限」を予定し、ゴンドラ1台に乗車するのは同一グループ客に限る。別のグループ客との相席を避け、万が一の感染拡大を防ぎたい考え。1台に5、6人が乗り込めるが、人数制限は今のところ予定せず「臨機応変に対応したい」としている。
 NPOによると、ゴンドラ山頂駅舎付近でザゼンソウが見られ始めている。残雪が多く、高山植物の開花期は例年よりやや遅くなりそうだという。

空き家活用し〝居場所〟 大館 「サロン酒こし舞」オープン 住民の交流の場に

2020-05-29
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山内さん夫妻が民舞を披露し、サロンの開所を祝った(大館市粕田)
 大館市粕田に28日、子どもから高齢者まで多世代が集う「サロン酒こし舞」がオープンした。地域住民が空き家を活用し、運営費は市の補助を受けながら、毎週土曜日に開放する。農家民宿が隣接し、国内外の観光客との交流も目指していく。市が本年度創設した補助事業を活用し、6月までに粕田を含め市内3カ所に「地域の居場所」が開設される。
 サロンを開設したのは、粕田町内会長の山内俊隆さん(75)。郷土芸能「粕田酒こし舞」保存会長も務め、自宅の古民家で農家民宿「酒こし舞」を開いている。町内に空き家が増えていく現状を憂い、「地域のみんなが元気になれる場所をつくりたい」と、住民が引っ越した隣家を購入。居間など5部屋と台所がある1階部分をサロンにし、ストーブや座布団などの備品を市の補助金を活用して用意した。
 6月から本格始動し、毎週土曜日午前10時から午後5時まで開放する予定。近隣に小学生が住んでおり、山内さんが習字教室を開くほか、住民が囲碁などを楽しみ、市の出前講座なども計画している。山内さんは「海外などから訪れる農家民宿の利用者がサロンを訪れ、住民と交流できるよう図っていきたい」と話す。
 開所式には地域住民や市の関係者ら約40人が出席。山内さんは「ひとり暮らしが増える中、矢立地域のみんなが有効に活用し、楽しく有意義な時間を過ごしてほしい」とあいさつ。福原淳嗣市長は「大館のモデルとなる取り組み」と期待した。山内さん夫妻が民舞を披露。矢立自然友の会の中村弘美会長から「吉田松陰と相馬大作」と題した講話を聴いた。
 市長寿課が本年度始めた「地域の居場所・茶の間事業」は、原則週1回以上、10人以上の高齢者が集う活動に対し、上限20万円の立ち上げ費用、月額2万円の運営費を補助する。本年度は3団体が申請。白沢で「木漏れ日お茶っこ会」が活動を開始し、6月に比内町扇田に空き家を活用したサロンの開設が予定されている。介護予防を取り入れた高齢者のサロン活動を月1~2回行う団体に補助する「通いの場づくり事業」には本年度23団体が取り組み、同課は引き続き、申請団体を募集している。

県が観光、飲食業支援 コロナ対策 検査体制拡充も 県議会に提案 66億円余を追加補正

2020-05-28
県議会本会議で新型コロナの医療、経済対策費について説明する佐竹知事(議場)
 新型コロナウイルス感染防止対策の影響で疲弊した県内経済の立て直しと、秋以降に予想される感染の第2波に備えた医療提供体制の拡充を図ろうと県は27日、県全域を対象にしたウイルス検査体制の増強、外出自粛などで大打撃を受けた観光や宿泊、飲食業を支援するプレミアム券の発行など、総額66億円余りの新型コロナ対策費を追加する一般会計補正予算を県議会に提案した。
 補正予算は「感染拡大防止策と医療提供体制の整備」と「県内経済を下支えする新たな経済対策」で構成。補正額は66億1848万2000円で、補正後の予算総額は6257億5266万円。
 感染防止策などについては、PCR検査体制の拡充を図るため県北、中央、県南の3カ所に大館市内の企業が部品などを製造する全自動遺伝子検査システムを導入する費用として6428万円を措置。検査の拡充に関しては、安心して出産できる環境の整備を兼ねて里帰りを含めた全ての妊婦を対象にした検査を実施する費用を盛り込んだ。
 感染拡大で影響を受けた児童福祉や介護サービス、障害者支援など幅広い分野で事業継続支援を目的にした助成、感染防止対策に要する費用の補助、国が示す「新しい生活様式」の浸透を図るためのテレワーク導入支援など幅広い分野に予算を措置した。
 経済対策は、感染防止対策の一環として行われた外出自粛や県境をまたいだ移動の制限などで、業績が大きく落ち込んでいる宿泊や飲食業を支援するプレミアム券の発行が柱。宿泊と飲食を合わせて31億8000万円を予算措置した。
 宿泊券は県内施設が利用対象。プレミアム率は50%で、額面5000円の券を2500円で販売。1人当たり購入枚数は5枚まで。20億円分の40万枚を発行する計画。
 飲食券も県内店舗が対象で、額面1000円の券を700円で販売。プレミアム率は30%。幅広い店で利用できるよう、額面を1000円にした。発行枚数は約53億円分の533万枚。1人当たり12枚まで購入可能とする。
 このほか、観光や交通団体を対象にした助成、旅行商品の造成、バスや三セク鉄道の利用に対する補助、農畜水産物や酒類など県産品の消費喚起などの予算が盛り込まれた。
 本会議の知事説明で佐竹知事は「今後も新たな感染拡大に備えつつ、医療と経済の両面で段階的に取り組みを進める。国の対策も取り込み、必要な対策を機動的に講じ、県民生活と県内経済の回復に万全を期する」などと述べた。
 このほか、個人県民税などに特例措置を講じるための県税条例一部改正も提案された。28日まで予算特別委員会などで審査し、同日午後に本会議を再開して採決する予定。

客足戻らぬ飲食店応援 「お助けチケット」第2弾 北鹿4市町村に拡大 6月5日発売

2020-05-28
概要を説明する白川会長㊧と中田会長(ニプロハチ公ドームパークセンター)
 新型コロナウイルス感染拡大に伴う休業要請の解除後も客足が戻らない飲食店を支援しようと、大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の店舗で使える「秋北飲食お助けチケット(愛称・オタチケ2)」が6月5日に販売される。消費者は店を指定して1100円分の飲食券を1000円で購入でき、店側は差額を負担するが、代金を早期に届け、経営を支える仕組み。地元の2団体が企画し、エントリー店の募集が27日に始まった。
 大館愛購会(白川懸士会長)が4月に大館市内で販売した「オタチケ」の第2弾。4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)に働き掛け、エリアを広げた。27日に大館市のニプロハチ公ドームパークセンターで会見し、概要を説明した。
 飲食券は1100円と5500円の2種類で、それぞれ1000円、5000円で販売する。差額分は店側が負担する。販売期間は6月5日~同30日で、大館商工会議所など4市町村の9カ所に販売場所を設ける。使用期間は6月5日~11月末の予定。
 エントリー店の対象は4市町村に店舗や本拠地のある事業者で、テークアウト専門店も可。手数料は無料。消費者に店を指定して飲食券を購入してもらうことで、使用したか否かを問わず、約2週間おきに代金を事業者に支払う。
 第1弾のオタチケには41店舗がエントリーし、1000円分の飲食券を800円で販売、差額分を愛好会や支援企業などが負担した。5日間で予定の1万枚、1000万円分が完売。5月中旬までに各事業者に代金が支払われた。白川会長は「200円得するというより、大好きな店を助けたいと個人や企業が購入してくれた」と振り返る。
 県内飲食店に伴う休業などの自粛要請は、7日に一部解除、14日にスナックなど全てで解除されたが、飲食店から「客足が戻らない」「数組の客のために通常通り営業すると経費負けする」などの声が愛好会に届いているという。エントリー店へのアンケートでは、回答した7割が第2弾を希望し、「差額分を店側で負担しても良い」と答えた。
 白川会長は「一度冷え込んだ消費意欲が元に戻るには時間がかかり、スピード感が大事になる。第2弾を望む声を受けて大規模に展開したい」、中田会長は「テークアウトの情報発信など地域の価値を高める取り組みを進めてきた。事業者の苦しい状況を協力して支援したい」と話した。
 エントリーする飲食店を6月2日まで募集している。問い合わせは愛好会事務局(電話0186・46・1535)、ツーリズム事務局(同070・2020・3085)。
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比内地鶏支援 CF好調、400万円超 秋田犬 ツーリズム 総菜加工品など提供

2020-04-30
秋田比内やで製造している比内地鶏の総菜加工品(秋田比内や大館本店)
 大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は、比内地鶏の消費拡大につなげようとクラウドファンディング(CF)を行っている。開始翌日に目標の100万円を達成し、29日までに417万円を超える支援が集まっている。市内の業者が製造した総菜加工品などをセットにし、家庭でも食べやすい商品を提供。同法人では「比内地鶏のハードルを下げて味わってもらう取り組み。たくさんの人に食べてほしい」としている。期間は5月31日まで。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、需要が落ち込む比内地鶏の消費を支援しようと、購入型クラウドファンディング「#比内地鶏を食べて応援」プロジェクトを22日からスタート。1口1万円で、比内地鶏正肉、比内地鶏ステーキ、ハンバーグなど冷凍品が入った「温めるだけのお惣菜セット」と、比内地鶏スープ、親子丼の素などの常温品「調味料セット」の2種類を用意した。冷凍品は秋田比内や、本家比内地鶏、常温品はJA秋田たかのす、秋田活性化の共同出品。
 このうち、秋田比内や(武藤幸美社長)の総菜加工品は、家庭や弁当などで気軽に味わえるようにと、先月から販売を始めた商品。保存料や化学調味料を使わずに工場で一つ一つ手作りした。湯煎や電子レンジで簡単に温められる。ステーキセットは3枚で1080円(税込み)、ハンバーグセットは2個で648円(同)など、比内地鶏商品としては買い求めやすい価格となっている。
 クラウドファンディングが好調なことについて、「応援してくれる人がたくさんいることを実感した。比内地鶏のブランド力はまだまだある」と武藤社長。今後は「地元が応援していかないと守れない危機。この機会にファンを増やしていければ」と話している。
 支援の申し込みは「FAN AKITA」から。秋田比内やの商品は個別の注文も受け付ける。問い合わせは同社(電話0186・52・3886)。

県営工業団地拡張 付け替え道路の供用開始 大館市 一部舗装工事続く

2020-04-30
供用開始した市道二井田片貝沼田線の付け替え道路(大館市二井田)
 大館市は、県営大館工業団地拡張事業に伴う市道二井田片貝沼田線の一部付け替え道路の供用を開始した。拡張地造成計画の変更で工事が遅れ、当初3月完成予定だったが6月中となる見通し。一部未舗装区間があり、安全確保の上で工事を進める。6月議会に付け替え道路の市道認定案を提出する予定。
 団地内企業が生産体制増強に向け拡張地取得の意向を示したとして、既存団地との一体的利活用を図ろうと2019年度に付け替え事業に着手。拡張事業は大館第1南側4・8㌶と大館第2東側13・8㌶で16年9月に着工し、平安時代の埋没建物が屋根を残した状態で見つかった「片貝家ノ下遺跡」を含む用地は除外したため、当初より4㌶減の18・6㌶を整備した。
 ニプロ大館工場と第2拡張地の間を通る320㍍区間、拡張地南側の330㍍区間をそれぞれ付け替え、拡張地内に整備された団地内道路に接続。上水道・工業用水道管も移した。旧ルート858・3㍍から新ルート1033・2㍍となり、今月24日正午に供用開始した。
 県の造成工事は昨年11月に終える予定だったが、進出予定企業の工場増設計画との調整で大幅な変更が生じ、3月末の工期に延長。その影響で道路新設工事の舗装や既存市道の撤去工事、市有地の造成工事、電柱移転補償なども遅れた。工場増設には影響を与えないよう6月中の完成を目指している。
 市道二井田片貝沼田線は、国道285号から工業団地へのアクセス道として13~17年度に拡幅改良を実施。今回は路線付け替えのため、道路事業の国交付金の返還には該当しない見通し。市商工課によると、企業側が拡張地を取得すると大規模な投資と雇用拡大が見込まれるという。

日沿道鷹巣大館道路 県道の切り替え完了 北秋田市脇神 空港西線で520㍍新設

2020-04-30
縄文館側へ下る県道(左)に切り替え、通行止めにした道路(右)を鷹巣大館道路として整備(北秋田市脇神)
 日本海沿岸東北自動車道鷹巣大館道路の工事に伴い、新たな道路の付け替えが必要となっていた北秋田市脇神の県道大館能代空港西線で今月、付け替え道路約520㍍が完成した。27日に道路の切り替え作業が行われ、県道が伊勢堂岱遺跡の駐車場付近を通過するようになった。
 鷹巣大館道路の大館能代空港インターチェンジ(IC)以西は未開通区間。国交省が担当する鷹巣大館道路の大館能代空港IC―同市脇神間の接続区間(1・7㌔)と、県が担当する市脇神―今泉間の鷹巣西道路(5・25㌔)は、いずれも2020年度の供用開始を目指している。
 接続区間の一部は、これまで車両が通行していた県道を鷹巣大館道路として整備することとなる。工事期間中も県道を通行できるよう、付け替え道路を造った。
 付け替え道路の工事は国交省能代河川国道事務所が昨年11月末から着手。県道南側にあった林を切り崩し、同市脇神の川口南交差点側から伊勢堂岱縄文館側へ下る道路約520㍍を新設した。
 これまでの県道は伊勢堂岱遺跡の駐車場や伊勢堂岱縄文館より高い位置にあった。県道の切り替えにより、駐車場付近を通るほか、旧県道下にあるトンネル型の構造物(ボックスカルバート)を通過することとなった。構造物付近は大きなカーブがあり、走行には注意が必要。
 同事務所は「鷹巣大館道路事業が本年度の供用に向け大きく前進した」とし、切り替え後も現場作業などで交通規制が生じるため、「現場の誘導に従って通行してほしい」と呼び掛けている。

大館大文字まつり 大文字焼き実現目指す 5月に可否判断 その他の全行事中止

2020-04-29
大館の夏の恒例行事となっている鳳凰山大文字焼き(昨年の祭り)
 大館大文字まつり実行委員会(小池昌平委員長)は28日、大館市御成町の観光交流施設「秋田犬の里」で本年度初会合を開き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年8月の祭りの大部分を中止すると決め、鳳凰山大文字焼きについてのみ実施する方向で検討していくことを確認した。大文字焼きは「三密を避けて成立する数少ない行事」とし、感染防止対策を徹底した上で実現を目指す。時期は8月に限らず、11月までを想定している。市民の意見を集約し、5月中旬までに可否を判断する。
 委員ら約20人が出席。始めに大文字焼きを除いた行事の中止について、全会一致で決定。県内外で9月上旬までのほとんどの夏祭りが中止となっていることを踏まえ、「昼の部」や「夜の部」の打ち上げ花火などは参加者、観覧者が密集する可能性が高いことから判断した。
 大文字焼きについては、小池委員長が「三密を避けてできる行事は、暗い雰囲気を少しでも改善する役割が課せられていると思う」とし、新型コロナウイルス終息への願い、医療・救急関係者への敬意とエールを込めて実施したい考えを示した。
 実施するための条件として▽市民の賛同▽「夜の部」会場の長木川河川敷の閉鎖、警備員配置▽大人数でのパーティー等の自粛要請―などが必要であるとし、日時については感染拡大状況を考慮した上で「8~11月の間で、最適な日を考えたい」と述べた。
 委員からは「趣旨を説明すれば、市民は理解してくれると思う」などと賛成する声が目立った。一方、「人が集まる可能性がないとは言い切れないのが心配」「他県から訪れる人への対策に注意しないと」といった意見も上がった。
 実施については事務局に一任することで決定。感染拡大が収まらない場合は中止することも想定した上で、実現を目指すことにした。市民の意見を集約した後、市、市観光協会、大館商工会議所が協議して可否を正式に決める。
 インターネット中継など多くの市民が鑑賞できる方法も検討していく。市観光協会の山城久和会長は「状況が許されるなら、(新型コロナウイルス対策の)最前線で働く人、落ち込んでいる人たちに、大文字の火でエールを送りたい。市民が同時に火を見上げることで、思いを届けられれば」と話した。
 大文字焼きも含めて全面中止となれば、1987年以来33年ぶり。大文字焼きは昨秋から準備作業が始まっており、薪として使用するため鳳凰山の中腹付近に既に運んであるアカマツの処理なども課題となってくる。

山菜採りシーズン クマに気を付けて 鹿角市が看板など設置 死亡事故現場など封鎖

2020-04-29
バリケード、死亡事故発生の看板を取り付ける市職員ら(鹿角市十和田大湯熊取平)
 山菜採りシーズンのクマによる事故を防ごうと鹿角市農林課などは28日、2016年に死亡事故が発生した十和田高原地区の市道と、国有林に通じる林道約60カ所に車が通行できないようバリケードや「入山禁止」と書かれた看板を設置した。〝3密〟に該当しないことから今年は入山者数が増えるとみられ、設置でさらに注意を促す。設置箇所の道路は11月20日まで封鎖する。
 タケノコの産地として知られる市十和田大湯の熊取平や田代平を含む同地区では16年5月から6月にかけて、クマによる4件の死亡事故が発生。市内では昨年、死亡事故はなかったが、4件で6人がけがを負った。
 市は16年以降、現場周辺の市道や山林に入りやすい私有地などに看板やロープを設置。シーズンが本格化する前のこの時期から雪が降る頃まで封鎖して呼び掛ける。担当者によると、事故周知で一時入山者が減少。これに伴い、クマの生息数が増えた可能性があるという。一方で、ロープを乗り越える入山者も確認している。
 この日は農林課、危機管理課の職員計11人や鹿角署員が5班に分かれ、作業を進めた。死亡事故現場に通じる市道は、バリケードを設置。「この先でクマによる死傷事故発生!」と書かれた看板も合わせて掲示し、土のうでしっかり固定した。農林課の小野寺裕一農地林務班長は「事故から年数はたったが、依然危険な状態が続いているとみられ、引き続き地区での山菜採り自粛を呼び掛けたい。警察と連携して休日を中心に見回りを実施したい」と話していた。
 市内では今月3日、尾去沢の住宅地で例年より6週間早くクマが目撃された。暖冬で山の雪解けも早く、山菜採りシーズンが長期化すると危惧。市は5月中旬ごろからパトロールを行う。
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新人は2人が初当選 小坂町議選 12人の顔ぶれ決まる 投票率は前回下回る76%

2020-03-24
トップ当選を決め万歳をする菅原氏㊧と妻智子さん(古館の事務所)
 任期満了に伴う小坂町議会議員選挙は23日、投票が行われ、即日開票の結果、新議員12人の顔ぶれが決まった。現職11人、新人3人の計14人が2人オーバーの激戦を展開。新人は2人が初陣を飾り、菅原明雅氏がトップ当選を果たした。現職は10人が議席を守ったが、1人が涙をのんだ。
 国政、地方選挙の投票は日曜に行われるのが一般的だが、小坂町議選は期日前投票の浸透や経費節減などを理由に、前々回、前回に続いて平日の選挙となった。
 現職12人のうち1人が今期で勇退する中、現職11人に加え、新人3人が参戦した。
 経済・雇用対策や少子高齢化、人口減少への対応など、町を取り巻く課題が山積する中、多くの陣営が後援会組織や地縁・血縁を駆使した集票はもとより、新たな支持層の取り込みを目指して選挙戦に突入。
 新型コロナウイルスの影響を考慮し、町民との握手を控えるなど異例の申し合わせを行った上で運動を展開し、「活力ある町政を皆さんと共に」「つくります 小坂の元気」「生まれ育った小坂町のために」「世代をつなごう」「ONE TEAM(ワンチーム)で安心・安全な町づくり」といったキャッチフレーズを掲げて支持を訴えた。
 当選した12人は自治会連絡協議会単位の地区別で中央9人、七滝3人。党派別では公明、共産各1人、無所属10人。
 投票率は前回の80・25%を4・21ポイント下回る76・04%。期日前投票は5・87ポイント上回る46・29%だった。
ただ1人400票台 新人・菅原氏トップ当選 新人で元高校長の菅原明雅氏(65)がただ1人400票台を獲得、トップで初当選を決めた。
 角館南高、大館鳳鳴高の校長を歴任。現在は町国際交流協会の会長。団塊世代が後期高齢者になる「2025年」への関心を高めたい、と立候補を決意した。
 本格的に動き始めたのは今月に入ってから。「出遅れて苦戦したが、同僚や先輩のご指導で徐々に浸透できた」と振り返る。
 選挙戦で訴えのは、「2025年」に備えたまちづくり。「私は新人。まじめに政策を訴えるだけ」と街頭演説を積極的にこなした。介護医療に携わる人材の確保・育成の大切さを力説した。議員定数の削減を主張し、関心を集めた。
 当選の報を受け、支持者に感謝の言葉を述べた後、トップ当選について、「驚いている。期待が大きいことを感じる。当選はゴールではなくスタート。1期4年間、全力で問題に取り組みたい」と抱負を語った。

住宅設備の供給に遅れ 新型コロナ 4月のシーズンに影響 水回り品が納期未定

2020-03-24
レンジフードが納品されず、引き渡しが遅れている現場(大館市内)
 新型コロナウイルス感染拡大により、中国などで生産活動が停滞していることから、国内の製造業に影響が及んでいる。住宅業界では、特に水回り品の納期が未定となっており、4月からの新築、リフォームシーズンへ与える打撃は避けられない状況。北鹿地方の工務店では、納期について顧客に理解を求めながら、在庫や納品の見通しが立っている商品を提案するなどし、対応している。
 このうち、建築資材を販売する大館市の三浦木材(三浦功達社長)では、2月中旬頃に住宅設備メーカーから「納期未定」の連絡が入り始めた。システムキッチン、システムバス、トイレ、洗面台、レンジフードなどの水回り品が中心で、全く納品がないわけではないが、日に日に対象商品が増えており、明らかな供給の遅れがあるという。中国で製造しているとみられる部品が入荷せず、メーカーの生産が滞る状態が深刻化している。
 4月からは市の住宅リフォーム支援事業の申請受け付けが始まるなど、これから新規注文が増える時期。同社では例年、3月にメーカーを招いた展示会を開催しているが、今年は予約制の現品販売会として規模を縮小しており、繁忙期への影響を懸念している。「一番怖いのは先が見えないこと」と三浦社長。中国以外にも欧米など世界中で感染者が増加する中、どの部品がどこで製造されているか全て把握できないため、「これから水回り以外の商品も入ってこなくなるのか、全く読めない」と不安を語る。
 新築は受注ペースを落とすことも検討しているというが、リフォームは水回り以外で、外壁、サッシの交換、床材の張り替えなど出来るところから進めていく。水回りは受注再開のめどが立った商品も一部出てきている。三浦社長は「お客さんが希望する以外の商品も提案しなければいけなくなるが、納期も含め、丁寧に状況を説明していくしかない」と話している。
 

健康福祉部長に石崎氏 北秋田市異動 水道局長は建設部長兼務

2020-03-24
 北秋田市は23日、4月1日付発令の定期人事異動を発表した。異動規模は前年度より44人増の226人。女性職員の幹部登用を推し進めたほか、子育て世代包括支援センターや水道局を創設した。
 部長級は健康福祉部長に石崎賢一・産業部政策監を充て、新たなポストの水道局長を浅村武則・建設部長が兼務する。産業部政策監に米澤田茂・会計課長、会計管理者に小坂竜也・総務課長、消防長に長岐篤市・消防次長がそれぞれ昇格した。
 新規採用は一般職11人、消防2人の計13人。退職者は26人。4月1日時点の職員数は462人、再任用19人の計481人の予定。
 今回の特徴について市は「幹部職員への女性登用」など5点を挙げる。総務部総務課長に初めて女性を起用した。会計課長も女性が務める。
 機構改革に関連したものでは子育て世代包括支援センターを健康福祉部医療健康課の係として設置する。妊娠期から子育て期にわたり切れ目なく総合的な相談、支援を行う狙いがあり健康推進係の職員3人を兼務配置する。
 水道局は水道課10人態勢。機構改革に伴い建設部上下水道課は廃止し、これまでの業務係と水道係の業務は水道課に引き継ぐ。下水道係の業務は建設部都市計画課に移管する。
 一部事務組合の市周辺衛生施設組合解散に伴い、組合職員3人を市職員として採用する。あいかわ保育園の民間移管に伴い、園職員12人は他園に異動した。
 第2次総合計画後期基本計画などの策定に当たる総合政策課政策係、新たなし尿処理業務に当たる生活課環境係をそれぞれ増員した。
 

北秋田市 合併から15周年迎える 広報に特集 市民病院やコムコムオープン

2020-03-23
広報「きたあきた」の合併15年特集
 北秋田市は22日に、合併から15周年を迎えた。この間に、北秋田市民病院の開院や市民ふれあいプラザコムコムのオープンなど、さまざまな事業を進めてきた。現在は、伊勢堂岱遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群の世界文化遺産登録に向けた取り組みや阿仁マタギの日本遺産登録を目指す活動なども行われている。市は3月号の広報「きたあきた」に特集ページを掲載した。
 鷹巣、合川、森吉、阿仁の4町が合併した北秋田市は、2005年3月22日に発足。平成の大合併では、県北第1号となった。合併前日の3月21日時点の人口は4万989人。世帯数は1万4897世帯。今年2月末現在では、人口3万1369人、世帯数は1万4002世帯となった。人口は9620人、世帯数は895世帯それぞれ減少している。
 合併を巡っては03年6月、鷹巣町が3町と上小阿仁村に呼び掛け、準備会を立ち上げたのが始まり。同村は初回から参加を見送ったが、4町は同年9月に任意合併協議会を発足。04年2月に法定合併協に移行した。05年1月に総務省が北秋田市設置を告示し、正式に合併が決定した。
 合併直後の05年3月28日には、構造改革特区として阿仁マタギ特区が認定され、「どぶろく」の製造と提供が可能となった。13年11月には、旧阿仁町に限定されていた区域を市全域に拡大する申請が認定されている。
 10年4月1日には、公設民営方式による北秋田市民病院が開院。地域の医療を支える存在となった。11年4月1日からは、公立米内沢病院の閉院に伴い市立米内沢診療所が開所。施設の改修などを経て、12年5月に開所式が行われた。
 また、16年4月には市民ふれあいプラザコムコムがオープン、18年4月には「クリーンリサイクルセンターエネルギー回収推進施設」が竣工(しゅんこう)、今年4月には新鷹巣浄水場や新たなし尿処理場、新阿仁診療所の開所など、大型事業が続いてきた。
 このほか、第59回全国植樹祭(08年)、国際樹氷サミット(19年)が開かれたほか、伊勢堂岱遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群の世界文化遺産登録に向けた活動も推進。阿仁マタギは、日本遺産への登録を目指して申請を行うなど、観光や文化面での施策も進められている。
 市は15周年に合わせ、広報で特集を掲載。「誕生15年、北秋田市の魅力再発見」として、歩みをまとめた年表や新たなランドマーク、市章、市民歌などを紹介している。

小坂町議選 きょう投開票 当落判明は午後9時前

2020-03-23
 任期満了に伴う小坂町議選は23日、投開票が行われ、町民の負託を受けた12人の新選良が決まる。投票は町内10カ所で午前7時に始まり、午後7時(十和田湖地区は午後5時)に終了。午後8時から向陽体育館で開票が行われ、同8時45分ごろには大勢が判明する見通し。選挙戦最終日の22日は朝から雨が降る中、各候補者が「最後のお願い」に駆け回った。
 今回は現職11人、新人3人の計14人が立候補した。党派別では公明、共産各1人、無所属12人。地区別では中央9人、七滝4人、十和田湖1人。
 現職は12人のうち中央地区の1人が勇退。新人は中央2人、七滝1人。中央地区を中心に、選挙戦の構図が塗り替えられることになったが、新人の戦いぶりが注目された中で、現職がどれだけ票を上積みできるかが当落のカギとなりそうだ。
 選挙期間中、各候補者は新型コロナウイルスの影響を考慮し、町民との握手を控えるなど異例の申し合わせを行った上で運動を展開。
 町選管は感染予防策として、期日前と当日の投票所の入り口にアルコール消毒液を設置するとともに、事務従事者や立会人はマスクを着用し、定期的に換気も実施。投票者が多い役場とセパームの投票所では、接触防止を図るため記載台を1台増設するなどして対応する。
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