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新型コロナ 地域への影響最小限に 大館市20年度予算執行方針 発注目標、上期で85%以上

2020-04-05
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 大館市は2020年度の予算執行方針をまとめ、各部課や行政委員会事務局に通知した。当初予算は子育て支援や林業成長産業化、交流人口拡大などに重点を置いた編成。喫緊の課題として新型コロナウイルス感染症への対応が必要だとし、国の緊急対策に関する情報収集に努めながら、市民生活と地域経済への影響を最小限に食い止めるよう指示した。
 一般会計は365億7829万円で前年度当初比12・9%増。特別会計や病院など公営企業会計を含めた全会計の総額は769億2700万円で8・3%増となっている。
 第2次総合計画・後期基本計画の都市像や第2期総合戦略の基本目標に掲げた「健やかに次代を育む施策の推進」「支援連携と新たな地域社会の形成」「地域の特性を活(い)かした産業振興」「交流人口の拡大とAターン・定住促進」の達成を目指し、既存事業の廃止・休止を含めた見直しで一般財源の確保を図った。各種政策の実行に当たり、予算編成期だけでなく全庁体制で中長期の視点に立った不断の取り組みを進める。
 その上で「執行段階でも新たな財源を模索し、予算計上した施策の目的を効果的に達成できるよう取り組むとともに、人口減少・少子高齢化の克服と地方創生の深化に向けた施策について、時機を逸することなく着実に進める必要がある」と強調。「市民ニーズを的確に把握しながら行政サービスの質向上に努め、全ての施策で関係部署が情報共有し、事業効果を最大限発揮できるようにしなければならない」と明記した。
 歳入は、空き公共施設の利活用を含めた未利用資産の有効活用促進で財源確保と維持管理費の削減を図る。ネーミングライツ(市有施設の命名権)やクラウドファンディング(インターネットによる資金調達)の導入拡大、ふるさと応援寄付金の促進などにも取り組む。
 工事請負費など公共事業については「適正な設計に基づき予定価格と工期を設定し、地域経済全般に対する影響を考慮して早期発注に努めること」を指示。上半期(9月末まで)の公共事業の発注率は「85%以上」を目標とした。

花輪ばやし 開催可否、5月末に判断 鹿角で代表者会議 会長「できればやりたい」

2020-04-05
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花輪ばやしの開催可否などを検討した代表者会議(鹿角市交流プラザ)
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、鹿角市の花輪ばやし祭典委員会(戸澤正英会長)は3日夜、交流プラザで代表者会議を開き、今年8月の祭り開催の可否を5月末に判断することを決めた。会議では中止すべきとの意見は出なかった。戸澤会長は「花輪ばやしが中止となれば、市民、県民、国民が落胆する。ぎりぎりまで判断を延ばし、できればやりたい」と開催への強い思いをにじませた。
 花輪ばやしを含む全国33の祭りを一括したユネスコ無形文化遺産「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の中では、新型コロナウイルスの影響を考慮し、中止を決めた行事もある。
 祭典委は例年、8月7、8日に花輪ねぷた、同19、20日に花輪ばやしを開催しているが、代表者会議は全国の状況を踏まえながら、花輪ばやしの本年度祭典事業などについて話し合った。参加10町内の代表や、祭典委の専門部長と事務局、若者頭協議会役員合わせて約30人が出席。
 戸澤会長は「山・鉾・屋台行事に限らず、青森ねぶたは中止の方向で検討している」と影響の広がりを憂慮。東北の山・鉾・屋台行事のうち、花輪ばやし以外の祭りの4保存団体等は今月中に会議を開き、開催可否を決める見通しだといい、「4団体は人形を作るため早々と(開催可否を)決めなければならないが、花輪ばやしは祭りの形態が違うので、からくりを作る必要がない」とした。その上で「ぎりぎりまで判断を延ばし、花輪ばやしをやりたい気持ちがある」と述べた。
 出席者からは「ポスターやマガジン(ガイドブック)の製作には時間がかかる。判断は早くしてもらいたい」「桟敷席は告知の期間がないと販売が容易でない」「桟敷席なしでやったり、祭りを1日で終わるといった縮小も含めて判断したらどうか」「市から補助金を受けているので、情報を共有しながら決定していく段取りがいいのでは」「花輪ねぷたの準備は5月下旬から本格的に動き出す。それまでに判断しなければ」といった意見があった。
 戸澤会長は「規模を縮小してもお客さんは来るので、選択肢はやるか、やらないかの二つしかない」との考えを示し、祭り開催の可否は5月末に判断することを申し合わせた。

カムバック縄文サーモン 北秋田市の伊勢堂岱遺跡近く 湯車川で稚魚放流

2020-04-05
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サケの稚魚を放流する参加者たち
 北秋田市脇神の国指定史跡「伊勢堂岱遺跡」の近くを流れる湯車川で4日、サケの稚魚放流「カムバック縄文サーモン」が行われた。新型コロナウイルス対策のため参加人数を絞って実施。数年後に遡上(そじょう)することを願い、約2万匹の稚魚を川へ放した。
 遺跡ワーキンググループ、鷹巣漁業協同組合、市教育委員会が共催。湯車川は、遺跡のある高台の下を流れる小猿部川の支流で、縄文時代にもサケが遡上していたとされる。川の環境を守り、サケを観賞できる環境を整えようと実施し、10年目。
 稚魚は鷹巣漁協が男鹿市にある県漁協北浦総括支所の野村川ふ化場から体長約5、6㌢の2万匹を用意。放流したサケが遡上するまで3~4年かかるといい、10月末頃にふるさとの川へ戻ってくる。
 今回は感染予防のため小中学生のジュニアボランティアガイドらの参加を中止。市教委と漁協の計8人が稚魚をタンクからバケツに移し、一斉に放流した。稚魚は勢いよく泳ぎ回り、下流へと旅立っていった。
 佐藤昭洋教育長は「秋にサケが遡上した時には見に来てもらい、縄文時代の生活を思い描いてもらえたら」と話していた。遺跡の現地公開は25日からの予定。

市民から心配の声 「もし感染したら」「病院受診は…」新型コロナ 大館で初の感染者

2020-04-04
  大館市で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されてから一夜明けた3日、市民からは感染拡大や地域経済への影響を心配する声が広がった。感染者が市立総合病院の関係者とあって、受診をちゅうちょする人も。一方で「感染防止への意識がさらに高まった」と話す人もいた。
 大館で感染者が出たことを受け、市老人クラブ連合会は3日午前に緊急の正副会長会議を開いた。髙坂浩会長(83)は「今月に予定していた理事会、総会の対応を話し合い、『中止せざるを得ない』と一致した。高齢者は、若い人よりも危機意識が高い。もし自分が感染したら怖い、という気持ちが常にある」と語った。
 3カ月に1度、市立総合病院に通院している同市東台の団体職員女性(63)は「来週受診予定だったが、行っても大丈夫か心配。電話で相談しようと思っている。周囲では意外と深刻に受け止めていない市民が多い。高をくくらず、知らないうちにうつしたり、うつったりする可能性があることを自覚して行動しなければならない」と危機感を示した。
 感染者が病院関係者ということで、危機管理意識のなさを指摘する声も。大館市観光協会会長で、同市の自営業男性(59)は「いずれ感染者が出ると思っていたが、(欧州旅行をした研修医は)自覚が足りないと思う。一般市民も気をつけて行動しているのに、『何で医師が』とあきれている感じ」と憤った。地域経済への影響も懸念しており、「既に飲食店や小売店では売り上げ減で大変な状態。さらに自粛が進むと、厳しい状況になる。廃業する店が出てくる恐れもある」と心配する。
 大館商工会議所の佐藤義晃会頭は「各種行事や会合のキャンセルが相次いでおり、飲食・宿泊・運輸・各種サービス関連業の売り上げが激減し、経営状況は大幅に悪化していると聞く。関連事業者へのさらなる影響を危惧している」と述べた。
 大館北秋商工会の吉原秀吉会長は「特に多くの経営者が頭を抱えているのは資金繰り。商工会には融資制度に関する相談が増え続けているが、返済の見込みが立たず、ちゅうちょしている経営者も多い。国・県・市の支援策をしっかりと伝えながら金融機関と連携し、経営相談に万全を期してこの難局を乗り越えていきたい」と話す。懸念は多いが、「市内でも感染者が確認され、感染防止への意識はさらに高まった」と前を向く。
 同市の子育て支援団体「おおだてde子育て」の島田真紀子さん(43)も「学校がやっと始まると思っていた矢先だったのでがっかりしたが、感染を防ごうという気持ちがより強まった」と語る。運営する『わわわde子育てカフェ』はこれまでも感染拡大防止のため予約制としてきたが、「学校再開とともに通常体制に戻す準備をしてきたが、6日からは物販のみの対応とする」と対策を徹底していく考えだ。

小中学校 予定通り6日から再開 大館市校長会

2020-04-04
小中学校 予定通り6日から再開 大館市校長会
予定通りの学校再開が発表された校長会(田代総合支所)
 大館市で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを受け、市教育委員会は3日、小中学校の再開時期について市校長会で対応を報告。予定通り6日から再開することを発表した。
 会には小中学校の校長や市教委の担当者ら約40人が出席。新学期からの学校再開に向けた対応、児童生徒の感染を防ぐための取り組みなどの確認が行われた。
 高橋善之教育長は同日時点の市立総合病院の20代男性研修医の行動歴や濃厚接触者の状況を報告した。市内に濃厚接触者のいる可能性が低いと判断。児童生徒の安全確保、感染防止対策を徹底しながら、予定通り再開していく考えを示した。高橋善之教育長は「子どもたちの存在が家族や地域全体の免疫力を高めていく。学校は希望と元気を地域社会へ発信する場所。こんな状況だからこそ笑顔を持って希望と未来を語れるようリーダーシップを発揮してほしい」と話し、経路不明の市中感染が始まり、児童生徒に感染拡大の危険がおよぶ場合はあらためて休校措置を取るように求めた。
 山本多鶴子教育監が6日の学校再開に向けた対応を説明。▽児童生徒と教職員の健康観察を徹底▽換気の悪い密閉空間、人が密集する場所、密接した距離での会話という「三つの密」を避けること▽感染拡大地域との交流の自粛▽免疫力を高めるための体力づくり、十分な栄養と睡眠を取り規則正しい生活をおくる―ように要請。始業式や入学式などの行事は感染防止対策を行い、感染のリスクを下げながら児童生徒と保護者へ配慮、工夫して各校実施するよう求めた。
 このほか、2度目の臨時休校に備えて全家庭への緊急連絡網の整備、休校になった際に児童生徒の居場所の把握と確保、日頃から生活指導を行い、教科書などを早めに配布するなど学習の準備を進めるよう指示を出した。

 
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大館市 新ポスト「理事」設置 北林総務部長を再任用 司令塔として総合的調整

2020-03-31
  大館市は2020年度から、市長部局内に新たなポストの「理事」を設置し、本年度末で定年退職する北林武彦総務部長(60)=岩瀬=を充てると30日、発表した。第2期総合戦略に基づく地方創生の取り組みを深化させるため、司令塔と各部局間の総合的な調整を図る役割を担う。発令は4月2日付。
 30日に開いた定例会見で福原市長が説明した。理事は特別職ではなく、一般職(部長級待遇)の任期付き職員。任期は22年度末までの3年間。
 北林氏は1981年4月、田代町採用。市の財政課長、教育委員会教育次長などを歴任し、2015年10月から総務部長を務めている。
 福原市長は「通常、市町村の部長は1、2年で変わるが、総務部長を4年6カ月務め、だからこそ大館市ならではの行財政運営ができた」と評価。「地方創生の取り組みの中心的役割を担ってきたため、これまでの経験を生かし、司令塔として総合的な調整を行ってほしい」と述べた。
 新年度創設する観光交流スポーツ部などの業務に触れ、「『内に優しく、外に強く』という観点からも、福祉部の長寿課や健康課の事業に、スポーツ振興課が関わってくる。横串を指さなければならない事業が増え、今まで以上に俯瞰(ふかん)の視点で特別職をサポートできるポジションが必要」と強調した。
 理事設置にあたっては県の人事を参考にしたとし、「市の観光分野は業務量が伸び、関係性が多大になっている。これまで培ってきた知見やノウハウを後進の指導に生かし、次の人材を育成するという意味でも、活躍してもらった方が組織にとって良いと考えている」と述べた。
 

新型コロナ 営業継続へ緊急要望書 旅館ホテル組合鷹巣阿仁支部

2020-03-31
津谷市長㊧に要望書を提出する種倉支部長㊥(北秋田市役所)
 県旅館ホテル生活衛生同業組合(松岡讓裕理事長)は30日、北秋田市役所で新型コロナウイルス感染症に伴う宿泊事業の継続危機を乗り越えるための緊急要望書を提出した。宿泊施設への感染防止や経営悪化に対する支援など2項目を求め、津谷市長は「スピード感を持って対応したい」と述べた。
 同組合によると、県内の宿泊業を営む旅館やホテルでは、歓送迎会の自粛や外国人訪日客の宿泊予約のキャンセルによる影響が出ている。現状が続いた場合は「営業の継続が困難となる事業者が現れ、地域経済に深刻な影響を及ぼすことが懸念される」とし、宿泊事業の存続と地域経済の維持に向けて、県内各市町村に要望書を提出している。 
 要望は2項目の計3点。宿泊施設における感染防止の支援は、マスクや消毒薬など宿泊事業の維持継続に不可欠な物資の円滑な供給に対し、できる限りの支援策を講ずるよう求めるもの。
 宿泊客の減少やイベント自粛に伴う経営悪化に対する支援については、事業者に対する税負担の減免を要望。このほか住民活動が過度に萎縮することのないよう適切な情報発信や、感染の沈静化後に市内宿泊施設で利用可能な割引クーポンの発行など、交流人口の回復に向けた「機動的で柔軟性のある取り組み」の実施を求めた。
 同市では5施設が加盟する同組合鷹巣支部と10施設が加盟する阿仁支部が要望書を提出。種倉耕一・阿仁支部長と持地茂樹・鷹巣支部長代理、県組合の塚本民雄副理事長ら4人が市役所を訪れ、種倉支部長が津谷市長に要望書を手渡した。
 種倉支部長は「想像を超える痛手。今までにない状況でどうすればいいか見当が付かない」と深刻な現状を話し、支部として「ご助力をお願いしたい」と述べた。終息後の対応については、他市町村の取り組みに埋もれない対策や、宿泊施設ごとに均等な支援を要望した。
 津谷市長は、据え置き期間の保証料と利息の全額を市が補助する特別融資制度を4月1日から運用開始することなどを説明。「国や県の動向を見ながらスピーディーに対応する。力を合わせ、地域に元気を取り戻せるよう頑張りたい」と話した。

 

大里ファーム 全国そば優良生産表彰 放棄地解消や6次産業化

2020-03-31
児玉市長㊧に受賞を報告する浅石副理事長(鹿角市役所)
 鹿角市八幡平の農事組合法人・大里ファーム(安保春喜代表理事、構成農家50戸)が、2019年度の全国そば優良生産表彰を受賞した。北鹿地方では初めての受賞。30日は浅石昌敏副理事長が市役所を訪れ、児玉一市長に喜びの報告を行った。
 表彰事業は日本蕎麦(そば)協会が1989年度から毎年実施。日本の伝統食、健康食であるソバの栽培について、生産性の向上または経営改善の面から創意工夫を行い、他の範となる生産農家・集団を表彰している。
 31回目の今回は、農林水産大臣賞をはじめ7種類の各賞に12個人・団体が選ばれた。このうち大里ファームは日本麺類業団体連合会会長賞を受賞。
 大里ファームは、市が「そばの里プロジェクト推進事業」を始めた2009年度から、ソバづくりに取り組んでいる。
 作付面積は年々拡大し、19年度は184㌶。内訳は田93㌶、畑91㌶。田は転作田で、畑は原野化していた耕作放棄地16㌶と遊休農地75㌶を活用している。
 毎年9月にはソバの花を見ながら新そばを食べる「新そば祭り」を開催。ユネスコ無形文化遺産の「大日堂舞楽」をモチーフにした乾麺「大日堂そば」の製造販売による6次産業化や、生産効率(単収、質)の向上を図る取り組みも進めている。今回の受賞はこうした取り組みが評価された。
 受賞報告を受けた児玉市長は「長年の耕作放棄地等の解消や6次産業化に向けて、ファームの皆さんが頑張った成果。市としても所得向上につながるよう引き続き応援していきたい」と期待した。
 浅石副理事長は「高齢化やトラクターが壊れたといった理由で、借りていた畑を返す生産者が増えている。遊休農地だった畑75㌶をソバ栽培に活用していなければ、その半分は耕作放棄地になり〝アカシア畑〟になっていたと予想される」と強調。「今後もできる範囲で耕作放棄地等の解消に努めたい」と話した。

 

「きょうの秋田犬」 動画投稿サイトで公開 臨時休館中の楽しみを

2020-03-30
秋田犬のさまざまな表情をカメラに収め、動画を公開している(秋田犬の里)
 秋田犬を飼育する大館市の地域おこし協力隊が、動画投稿サイト・ユーチューブで「きょうの秋田犬」を公開している。秋田犬の里が臨時休館中のため、来館できない人に少しでも秋田犬の魅力を伝えようと企画。散歩の様子など、展示だけでは見ることができない一面を伝えている。
 22日に「秋田犬ふれあい隊in秋田犬の里」のチャンネルを開設し、市で飼育している犬のほか、展示に参加している秋田犬保存会会員の犬の動画を紹介している。
 29日の撮影では、会員の「純」(雌5歳)と「明」(同10カ月)を撮影。散歩で元気いっぱいに走り回る姿や芝生の上でくつろぐ姿など、さまざまな表情をカメラに収めた。
 隊員の加藤瞳さんは「毛色の違いは見た目で分かるけれど、性格は写真だけでは伝わらない。動画で犬の個性を伝えていきたい」と話している。
 今後は秋田犬とともに館内の紹介なども予定している。
 

ネギに続いては キャベツ詰め放題 鹿角市の末広ファーム

2020-03-30
協力してキャベツを詰め込む親子(鹿角市十和田末広)
 鹿角市十和田の農業組合法人・末広ファーム(柳沢義一代表理事)は29日、同所末広字村下の畑で詰め放題のイベント「雪の下キャベツ収穫祭」を開いた。専用の袋を購入した市民らが収穫したてのキャベツを袋いっぱいに詰め込み、抱えるようにして運ぶ姿が見られた。
 地域貢献の一環で実施。昨年12月にネギの詰め放題も行い、2回目のイベント。借り受けた畑2・4㌶にキャベツを植え付けた。暖冬の今年は〝雪の下〟とは言えないものの、数回の積雪と冷え込みがあったことで、甘く、歯ごたえの良いものに仕上がったという。コメ1斗分が入るビニール袋を一つ500円で販売し、購入者が収穫、袋詰めを行った。
 会場の畑は午前10時の開始を前にカッパなどを着た市民らでにぎわった。袋を購入しキャベツを品定め。鎌や包丁の刃を入れて収穫した。揺すったり、伸ばしたりしてスペースを確保した袋に、ぎゅうぎゅうに詰め込んでいた。きょうだいや親戚と分けるという大館市の70歳代女性は「1袋に15玉も詰めることができた。収穫の催し物はなかなかないので楽しい。サラダやロールキャベツなど、毎日キャベツ料理にして、スリムになりたい」と笑顔だった。
 柳沢代表は「思った以上に来場者があり、喜んでもらえてよかった。詰め放題は本年度から始めた事業。若手社員の意見を取り入れるなどして今後も続けていきたい」と話していた。

 
 
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