本文へ移動

今日のニュース

今月のニュース
RSS(別ウィンドウで開きます) 

一般会計 実質収支11億の黒字 18年度決算 審査を開始 市民税など前年度比増 大館

2019-09-20
 大館市の9月定例議会は19日、一般・特別会計決算特別委員会(石垣博隆委員長)を開き、付託された2018年度一般会計と15特別会計の決算認定案の審査を開始した。福原淳嗣市長は冒頭のあいさつで、個人市民税、法人市民税が対前年度比で増となり、ふるさと納税の寄付額も7億円を超えたことなどを紹介。監査委員は「今後とも財政の健全性を確保しながら、長期的な視野での施策推進を望む」との意見を述べた。
 18年度の一般会計は、歳入が前年度比3・5%増の391億5308万円、歳出は同3・3%増の371億749万円。差引額は20億4559万円で、19年度への繰越財源を差し引いた実質収支は11億2338万円の黒字。実質収支から前年度の実質収支を差し引いた単年度収支は5億2003万円の赤字。実質単年度収支も7億6738万円の赤字を計上した。
 国民健康保険、介護保険など15特別会計の決算総額は、歳入が6・7%減の210億607万円、歳出は6・3%減の202億7332万円。実質収支は7億3275万円の黒字、単年度収支は1億6150万円の赤字となった。 市債残高は18年度末で前年度比1億5735万円(0・5%)増の346億1276万円。公営企業会計を含む全会計の市債残高は前年度から8413万円(0・1%)増加し659億676万円。
 福原市長は歳入について、市税は都市計画税を廃止したが、個人市民税、法人市民税収入が対前年度比増となり、収納率が過去最高を更新したと説明。ふるさと納税は「返礼品の魅力向上などで寄付額が7億円を超え、地域経済への波及効果があった」と強調した。
 歳出は「子育て世代に関する市の独自事業として在宅子育て事業給付金などで負担軽減を図りつつ、待機児童対策を推進した」と強調。歴史まちづくり事業推進や交流人口の拡大を図るため秋田犬の里建築工事を実施したことなどにも触れた。
 長谷部明夫代表監査委員は審査報告で、「第6次市行財政改革大綱に基づき、歳入の確保と歳出の削減や行政の効率化などに取り組み、一定の成果を上げている」と評価しながら、「多くの事業を抱える中で、人口減少対策や少子高齢化への対応にかかる経費の増加も見込まれ、厳しい財政運営が続くと予想される。各種事業は計画内容を精査し、より効率的、効果的に推進してほしい」などと求めた。
 特別委は20日に一般会計款別審査など、24日は総括質疑などを予定している。

声良鶏銅像 駅前設置は不採択 請願・陳情 地上イージスは継続審査 鹿角市9月議会

2019-09-20
 鹿角市の9月定例議会は19日、最終本会議を開き、委員会に付託していた議案13件と決算認定案1件、追加提案の一般会計補正予算案(第5号)、議員発議の意見書案各1件を可決、認定したほか、声良鶏銅像のJR鹿角花輪駅前への設置を求めた請願を不採択、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の秋田市新屋地区への配備に反対の意思を示すよう求めた請願、陳情計3件は継続審査とした。2018年度一般・特別各会計の決算認定案6件が追加提案され、決算特別委員会を設置、閉会した。
 「声良鶏銅像を花輪駅前を離れることなく設置することを求める請願」は、鹿角花輪駅前にある銅像を歴史民俗資料館へ移設する市の方針に反対している市民団体「声良鶏銅像の設置を考える会」(奈良東一郎代表)が提出。
 吉村アイ議員が採択の立場から「市民の声の代弁者である議会として『考える会』に寄せられた700人を超える署名、市民の熱い思いをくみ取るべき」、田村富男議員が不採択の立場から「銅像移設を機に資料館をまちなか観光の目玉として生かすべき。銅像も重要だが、声良鶏の飼育・保存対策にもっと力を入れるべき」とそれぞれ討論。議長を除く16人による起立採決の結果、請願の趣旨に賛成4人、反対12人で不採択とした。
 地上イージス配備反対の請願、陳情について、戸田芳孝議員が採択の立場から「住民の生活を脅かす配備計画はあってはならない。新屋地区だけでなく県民全体の問題」、兎澤祐一議員が「根本的には国防の問題で、拙速に結論を出すべきではない。もっと議論をすべきと考えるので継続審査が妥当」とそれぞれ討論。起立採決の結果、継続審査とした総務財政委員長報告に対して12人が賛成し継続審査とした。
 追加提案の補正予算は、滞納市税不適切処理訴訟で最高裁第3小法廷が市民団体の上告を棄却し、判決が確定したことから、顧問弁護士委託料194万円(弁護士への報酬)を計上した。財源は財政調整基金を充てる。
 意見書は、森林・林業・木材関連政策の推進を政府に求める内容。

副村長、監査委員に不同意 上小阿仁村9月議会 6月に続き再度

2019-09-20
 上小阿仁村の9月定例議会は19日、最終本会議を開き、追加提案された副村長と監査委員の選任案をいずれも、反対多数で不同意とした。秋田市新屋への地上イージス配備反対の意見表明を求める陳情は、全会一致で採択した。
 副村長は、前村長の任期中だった2018年3月末に前任者が辞職。その後は選任されず、不在が続いていた。4月の選挙で返り咲いた中田吉穂村長は、6月に臨時議会を開いて副村長、監査委員、教育長の選任案を提出。教育長は同意されたが、副村長と監査委員は反対多数で不同意となっていた。
 提出した案は、副村長が11年6月から15年4月まで副村長を務めていた加賀谷敏明氏(69)=福舘字村岱=、監査委員は11年6月から15年4月まで監査委員を務めた齊藤登氏(73)=同=。いずれも臨時議会で不同意となっていたが、中田村長は12日の議会運営委で「ともに経験豊富で最適任と考えている。信頼できる人材」と説明していた。
 伊藤敏夫議長を除く7議員で投票を行った結果、副村長は賛成2、反対5、監査委員は賛成3、反対4と、いずれも反対多数で不同意となった。議運委の際には議員から「慎重に審議し、議会として同意しなかった。再度、提案するというのはどうなのか」との声が上がっており、賛成票、反対票の数は副村長、監査委員ともに、臨時議会での採決と同じ結果だった。
 中田村長は本会議の終了後、北鹿新聞などの取材に「残念。説明は尽くしてきたのだが。いずれも前の任期の時に務めた実績がある。なぜ反対されるのか分からない」などとコメント。今後については「他の人を提案することは考えられない。対応はじっくり考えたい」と述べた。
 定例議会は、提案された2018年度各会計決算認定案や本年度一般会計補正予算案など議案20件と追加された工事請負契約の締結を、原案の通り認定・可決し、閉会した。

婚姻支援で負担を軽減 お試し勤務は企業誘致 観光産業で経済活性化 18年度大館市施策

2019-09-19
 大館市は、2018年度主要施策の執行状況と成果をまとめた。若年者婚姻支援事業は「あきた結婚支援センター登録者が18年度末で93人に達した」として経済的負担の軽減を挙げ、お試し勤務体験などのサテライトオフィス(出先拠点)事業では「企業誘致につながった」と実績を強調。地域連携DMO(観光地経営組織)形成事業は「観光の産業化で地域経済の活性化を図った」としている。
 当初予算の一般会計は331億8878万円だったが、10回の補正で43億7170万円を追加。前年度から繰り越された13億5466万円を加えた総額は389億1515万円となった。これに対する決算は歳入391億5308万円、歳出371億748万円で差引額20億4559万円。繰越事業の一般財源9億2221万円を差し引いた実質収支は11億2338万円だった。
 若年者婚姻支援事業は予算141万円に対し決算104万円。結婚支援センターの登録料(1万円)を市が全額負担する助成事業は26人、ブライダル資金利子補給は27人が活用し、婚姻に伴う経済的負担の軽減を図った。結婚新生活スタートアップ支援事業は予算360万円に対し決算297万円で10人に補助金を交付した。
 1人暮らし高齢者に緊急通報装置を貸与する事業は大館地域116台、比内地域15台、田代地域41台で予算524万円に対し決算480万円だった。
 園芸メガ団地整備事業は予算、決算ともに4854万円。ニンニク生産・出荷調整に必要な施設・機械の導入を支援し、作業の効率化を図った。
 サテライトオフィス事業は予算447万円に対し決算356万円。企業誘致につながったほか、23社54人の勤務体験を受け入れ、「活動を継続して新たなサテライトオフィス誘致を目指す」とした。
 地域連携DMO形成事業は予算1億512万円に対し決算1億442万円。観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズムを中心として訪日外国人客誘致に向けた情報発信、受け入れ体制整備など市町村の枠を超えた連携で観光の産業化による経済活性化を図った。
 歴史まちづくり事業は国登録有形文化財・桜櫓館を取得し、歴史的風致形成建造物を所有する2団体に補助金を支出した。予算9281万円に対し決算5730万円だった。
 危険空き家解体撤去補助金は予算500万円に対し決算479万円。11件に交付した。
 スポーツ・文化合宿誘致促進事業(予算333万円)は16団体365人が利用し、決算額は255万円だった。
 20年東京五輪・パラリンピックに向けたホストタウン事業は予算473万円に対し決算328万円で、タイのパラリンピックチーム事前キャンプを市内で実施することが決定、タイ脳性まひスポーツ協会と基本合意を締結した。

東北道 県内初の大規模更新 十和田―小坂IC間 抜本的な老朽化対策

2019-09-19
東北道で進められているリニューアル工事(小坂川橋)
 ネクスコ東日本十和田管理事務所は、開通から33年が経過した東北自動車道の十和田インターチェンジ(IC)―小坂IC間で、抜本的な老朽化対策として橋などのリニューアル工事を進めている。18日は、小坂町の小坂川橋の施工現場を報道関係者に公開。高速道路ネットワーク機能を長期にわたって健全に保つため、必要な工事を実施していることを説明したほか、工事に伴う通行規制への協力を呼び掛けた。
 ネクスコ東日本が管理する高速道路の約4割が開通から30年以上が経過し、経年劣化によるリスクの高まりが懸念されている。
 こうした中、建設に関わる全費用(ライフサイクルコスト)の最小化や、道路の破損が大きなトラブルにならないための予防保全、さらなる性能向上のため、2015年度から「高速道路リニューアルプロジェクト」を展開。従来の部分的な補修ではなく、抜本的な補修を施している。
 具体的には劣化した床版を、耐久性の高い新しい床版に取り換えたり、トンネルの補修などを実施している。床版は路面を支える板状の鉄筋コンクリート製の構造部材。その上に舗装等を施して仕上げる。
 東北道のリニューアル工事は県内では今回が初めて。8月29日から下り線の小坂川橋(113㍍)と亀田山トンネル(1252㍍)で実施し、11月中旬に終了する予定。橋とトンネルの異なる工種の工事を同時に行うことで、通行規制の削減、工事の効率化、コスト削減などを図っている。
 このうち小坂川橋は、車両の大型化による輪荷重の繰り返しで微細なひび割れ、冬期間の凍結防止剤散布の塩分などが原因となり、床版のコンクリートの劣化や鉄筋の腐食が目立ち始めているといい、取り換え工事が進行中。
 床版1枚の大きさは長さ約11㍍、幅1・8㍍、厚さ約30㌢、重さは約14㌧。取り換え作業は大型クレーンを使って行い、これまで全53枚のうち39枚を新設した。
 同工事に伴い、周辺約3・8㌔にわたり、上下線各2車線を1車線に減少させ、上り線に集約し終日対面通行規制を行っている。期間は11月1日までの予定。
 ネクスコ東日本では安代IC―碇ケ関IC間の66㌔区間で橋5カ所、トンネル11カ所のリニューアルを計画。総事業費は約58億5000万円(税抜き)。十和田―小坂IC間の上り線は来年5月に着工予定で、その後は小坂―碇ケ関IC間、安代―鹿角八幡平IC間で工事を行う予定。
 十和田管理事務所の登坂和行所長は「床版を新しくすることにより、さらに数十年、高速道路を安全に使っていただける」とし、通行規制への協力を呼び掛けた。
RSS(別ウィンドウで開きます) 

ガソリン携行缶 給油に身元や用途確認 消防庁 ガソリンスタンドに通達 京都の放火受け

2019-08-08
車両以外への給油は専用の携行缶が必要(工藤米治商店大館西サービスステーション)
 7月に京都市のアニメ制作会社のスタジオが放火された事件を受けて消防庁は、全国のガソリンスタンドに、ガソリンを専用容器で購入する客に目的や身元を確認し、記録を保存するよう通達した。農機や冬の除雪機など北鹿地方でも携行缶による購入が見られる。通達を受けガソリンスタンドも対応している。
 ガソリンは気温が氷点下40度でも気化し、火花でも爆発的に燃焼する。ガソリンを携行する容器は消防法で定められ、プラスチック製は最大10㍑、金属製は同60㍑まで購入できる。セルフスタンドでも利用客自身が給油することはできない。車両での運搬量についても制限がある。
 事件では約70人が死傷。犯人が現場近くのスタンドで計40㍑のガソリンを携行缶で購入し、犯行に及んだとみられる。同庁が再発防止策として各店や石油商業組合など関係機関に通達。運転免許証など身分証の確認や使用目的のほか、販売記録の作成保管、不審に思った場合は警察への届け出も求めている。
 大館市消防本部によると、ガソリンは揮発性が高く、可燃性ガスは重いため拡散しにくくその場に滞留しやすい。「自宅に多量を保有するのをやめ、必要な分を貯蔵してほしい」と注意を呼び掛けている。
 市根下戸新町の工藤米治商店大館西サービスステーションでは、携行缶の購入は1日に多くて5件ほど。用途は草刈り機や田植え機など農作業が中心。通達以前にも、常連客以外や多量の購入客には使用目的を確認してきたという。
 斉藤博マネジャー(48)は「京都の事件は、ガソリンの危険性が伝わる爆発だった。利用客には事件を受けて確認が必要になったことを伝える。事件や事故の未然防止や抑止につながるよう、従業員一同で徹底する」と話した。

十和田八幡平駅伝 男子・小森が連覇果たす 1区から首位独走 女子は東北福祉大A

2019-08-08
小森コーポレーションはアンカーの馬場祐輔がゴールテープを切り連覇を決めた(鹿角市八幡平大沼)
 真夏の鹿角路でたすきをつなぐ第72回十和田八幡平駅伝競走全国大会(鹿角市主催)は7日、男子が十和田湖休屋から八幡平大沼までの5区間71・6㌔、女子が平塚果樹園から八幡平駐在所までの5区間28・1㌔のコースで開かれ、声援を一身に受けながら健脚を競った。男子は小森コーポレーション(茨城)が連覇、女子は東北福祉大学Aが優勝した。
 男子17チーム、女子6チームがエントリーした。男子は終盤にかけて上りが続く標高828㍍の難コースに加え、この日の鹿角市の気温はレース終盤に差し掛かる午前11時時点で30度を超えており、選手らにとっては過酷なレースとなった。
 男子で優勝した小森コーポレーションは1区から首位に躍り出た。外国人選手が集中した2区や花の3区では区間賞を譲ったがいずれも他に劣らぬ走りで順位を維持し、4、5区では区間賞の快走で2位に2分以上の差を付けてゴール。一度も首位を譲らぬ独走で連覇に花を添えた。
 本川一美監督(47)は「1、2区がキモだったが、よく乗り切ってくれた。昨年は本大会優勝をきっかけにニューイヤー駅伝でも踏ん張ることができた。今回の優勝で選手たちも秋以降へ一つ自信が付いたと思う」などと喜びを語った。
 北鹿勢は大館北秋陸協Aが16位、同Bが17位、関係選手2人が臨んだ秋田陸上競技協会は9位、松宮祐行(39)=花輪高出=がアンカーを務めたセキノ興産は8位だった。松宮は区間9位で、「入賞の6位まで順位を上げられず不完全燃焼」と無念の表情。しかし「地元鹿角で開催される思い入れのある大会。機会があるのならまた走りたい」と次回への意欲を見せた。

県ミニバス夏季大会 初優勝の喜び報告 女子鷹巣 選手らが市役所訪問

2019-08-08
佐藤教育長㊨に優勝を報告する長谷川主将(北秋田市役所第2庁舎)
 第32回県ミニバスケットボール夏季大会(1~2日・秋田市)で初優勝した女子鷹巣が6日、市役所第二庁舎を訪れ喜びを報告した。接戦を制してきた選手たちは東北大会(13~14日・宮城県)に向け「最後まで諦めない」を合言葉に健闘を誓った。
 県大会の準決勝で女子鷹巣は強豪・新山と接戦を演じ最後の1秒で逆転勝ち。決勝も六郷と競る展開となったが、持ち前の粘り強さを発揮し初優勝を飾った。
 この日は選手15人と出川修コーチが優勝カップを手に訪問。佐藤昭洋教育長に快挙を報告した。主将の長谷川蘭さん(6年)が「コーチから教わったことをプレーでしっかり発揮したい」と東北大会の抱負を述べた。
 他の選手たちも「最後まで諦めずに走る」「チームで協力して良い結果を出したい」などと意気込んだ。出川コーチは「県代表のプライドを持って優勝できるように頑張りたい」と決意を新たにした。
 報告を受け、佐藤教育長は「おめでとう」と祝福した。教員時代に男子のミニバスを1年間指導したことがあり、出川コーチとは師弟関係。その分喜びが大きいといい「全県で勝つことは難しい。よく勝ってくれた」と感極まった様子。「この調子で東北大会も頑張ってほしい」と激励した。

昔ながらの技息づく 東北の郷土玩具と酒 佐藤さんが開店 「若い世代に良さを」 大館市

2019-08-07
自宅の一室を改装し、店をオープンさせた佐藤さん(大館市岩瀬)
 昔ながらの技術で作られた郷土玩具と酒が並ぶ店「東北の酒と玩具MUTO」が先月、大館市岩瀬にオープンした。店主はニットブランドを主宰する佐藤孔代さん(42)。自宅の一室を改装した小さな店に、土人形や張子、こけしなどこだわりの商品を並べ、「若い世代に実際に手に取ってもらい、その良さを伝えたい」と話す。
 佐藤さんは東京の服飾メーカーに勤務後、独立しニットブランド「yourwear(ユアウェア)」を立ち上げた。2014年に帰郷し、地方から商品を発信している。
 帰郷から5年、「本業はおかげさまで順調」と佐藤さん。趣味で郷土玩具の作り手を訪ねるうちに「小規模ながら、いいものを生み出す工房がたくさんある」と知った。一方で、買える場所が少なく、「作り手が高齢化する中、このまま知られずに途絶えたらもったいないと思うようになった」と開店を決意した。
 300年の歴史を持つ「三春張子」(福島県)や、「附馬牛人形」(岩手県)など、表情豊かな玩具が並ぶ。秋田からは、90歳を超えた今も毎日こけしを作り続ける湯沢市の小南三郎さんの作品が目を引く。「昔ながらの作り方にこだわる工房を選んだ」といい、佐藤さん自ら、現地に足を運び仕入れている。
 酒は「羽後麦酒」(羽後町)のクラフトビールや果樹農家が立ち上げた亀ケ森醸造所(岩手県)のワインなど。家族が高齢になり実家の商店で酒の取り扱いをやめた後、地元から「困る」との声を受け、佐藤さんが販売の免許を取得。「小さな醸造所など玩具と通ずるラインアップになった」という。
 酒を買いに来た客が玩具に興味を示すなど「東北の手仕事がじわじわ広がっていくのが楽しみ」と話す。「若い世代に郷土玩具の良さを知ってもらい、その中からいつか仕事を引き継ぎたいと思う人が出てくれることが夢。同じ作り手として、『知ってもらう』役割を担い、次につなげていけたら」と目標を掲げた。
 兼業のため、営業は通常、金、土、日曜のみ。お盆に合わせ9~18日は店を開ける。時間は午前10時~午後4時。場所は大館市岩瀬字大柳、田代公民館岩瀬分館近く。問い合わせは☎0186・54・6306。

鹿角3高校統合 説明の遅れを陳謝 県教育庁 協議会委員に説明会

2019-08-07
協議会委員への説明会(十和田市民センター)
 県教育庁は5日、「鹿角小坂地区高校統合に関する協議会」で委員を務めた人たちに対する統合校設置場所に関する説明会を、鹿角市十和田市民センターで開き、渡部克宏教育次長は、設置場所の決定について「もう少し早くに説明の場を設けるべきだった。遅くなり大変申し訳ない」と陳謝した。
 同協議会は、県教委から委嘱された花輪、十和田、小坂の3高校のPTAや同窓会、教育行政、産業団体などの委員20人で組織。統合校の設置場所などをテーマに、計3回の協議を行い、県教委へ報告書を提出した。
 県教委は報告書や市、小坂町からの意見などを踏まえた上で慎重に議論を深め、統合校の設置場所は、現在の花輪高校の敷地、校舎を活用して開校する方針を発表した。
 説明会には、元委員全員に開催通知を出したが、半数が都合がつかずに欠席し、10人が出席。県教委が概要を説明し、質疑応答が行われた。
 校舎の設置場所について、元委員は当時の県教委担当者の発言内容を指摘しながら、「少なくても8割以上の委員の人たちが、新しい場所に新しい高校をつくるという認識の中で、報告書にOKのサインを出したと感じている」と疑念を抱いた。別の元委員は「なぜ、こういう結果になったのか全く納得できない。能代や鷹巣、大館のような新設校が、なぜ鹿角にできないのか」と不満を口にした。
 一方、花輪高校を活用し、早期の統合校の開校を望んでいるという元委員は「エアコン設置や室内練習場など、施設設備を充実させてほしい。新しい校舎をつくらないと決めたのならば、地域住民が納得するようなものを考えてもらいたい」と要望した。
 協議会の元会長は「報告書通りではないが、既存の高校が素晴らしい高校になると、子どもたちに夢を抱かせるようにしていきたい。早く解決し、みんなで統合校をつくろうという機運が高まればいい」と、早期開校へ鹿角地域全体の結束を望んだ。
 県教委は、既存校舎活用の検討において、「十和田高校の活用も検討した。ただ、築年が経過しており、解体して新たに建設する場合は時間を要する。産業系学科の実習棟を整備するには敷地が狭い」と断念した理由を述べた。
 統合については「魅力的な学校で、生徒が充実した高校生活を送れる学校を目指している。また、国公立大学をはじめとする難関大学、鹿角地域でも問題となっている医師不足に対応できる、指導できる学校も目指している」と考えを示した。
RSS(別ウィンドウで開きます) 

山梨・中央市と防災協定 大館市 武将・浅利氏が縁 

2019-07-30
防災協定を締結した中央市の田中市長㊧と大館市の福原市長(中央市役所
 大館市は29日、山梨県中央市と災害時の相互応援協定を締結した。福原淳嗣市長が中央市役所を訪れ、田中久雄市長と協定書に署名。大規模災害が起きた場合、被災者を受け入れたり生活必需品を提供したりする。大館市が遠隔地自治体と防災協定を結ぶのは4件目。
 鎌倉時代から戦国時代にかけ大館地方を治めた武将・浅利氏の始祖が甲斐国(山梨県)出身という縁で、2007年から同氏をテーマとするシンポジウムを両市で交互に開催するなど交流を続けてきた。その中で大館市が協定を申し入れたところ快諾を得た。
 大地震などの災害が発生し、被災地単独で十分な対応を講じることが困難な場合、被災者の受け入れをはじめ食料や水、生活必需品の提供、復旧活動に必要な職員の派遣、救助活動車両の提供などを行う。
 締結式で福原市長は「災害の態様は近年、複雑で広域化しており単独自治体での対応が難しくなってきている中、協定は市民の安全確保と迅速な復旧に向け大きな一助になる。両市の絆がより強固となり、交流の輪が広がることを期待したい」とあいさつ。
 田中市長も「遠くの自治体との協定を常々考えていた」とした上で、「非常に心強い。災害が起きず、活動することがないことを祈るが、これからもよろしくお願いしたい」と述べた。
 中央市は06年2月に3町村が合併して誕生した。「日本列島のほぼ中央に位置する」との意味が込められている。人口3万859人、1万3173世帯(7月1日時点)。面積31・69平方㌔の約4割を農地が占める。トウモロコシやコメ、トマトなどの産地として知られ、最先端企業が集積する工業団地もあり、農業と工業の調和ある発展を目指している。16年全国住みよさランキングで31位、県内1位となった。
 合併前の豊富村周辺は、甲斐源氏の一族・浅利義成の所領だったとされる。義成は1189(文治5)年の奥羽合戦の後、源頼朝から比内地方の地頭職を与えられ、甲斐国から送り込まれたと考えられている。
 大館市は01年に東京都渋谷区、11年に兵庫県丹波篠山市、14年に茨城県常陸大宮市と防災協定を締結している。
 

田代岳 五色の滝周辺で風穴調査 風の吹き出し確認

2019-07-30
調査する会員(田代岳)
 秋田北部風穴研究会(鳥潟幸男会長)、田代岳を愛する会(渡部道雄会長)、田代岳案内人の会(吉田光伸会長)の3者は29日、大館市の霊峰・田代岳山麓の、五色の滝入り口周辺で風穴調査を行った。会員ら11人が道路脇の斜面に点在する穴から冷風が吹き出しているか確認した。
 五色の滝入り口周辺の斜面は、約50㍍にわたり岩がごろごろ転がっている。岩の隙間から冷風が吹き出ていることから3者は7月上旬、事前調査を実施。10~11度の風が穴の外側に向かって出ていることを確かめた。「冷風穴」の可能性があるとしてこの日、本格的な調査に踏み切った。
 会員らは数班に分かれ、生い茂った木や葉を寄せながら調査。20㍍ほどの斜面を登った。点在する穴から吹き出る風の温度を測り、蚊取り線香を穴の入り口に置いて風の向きを確かめた。15度前後を記録した場所もあったが、ほとんどの班が外気と大差がない18~20度を観測したため、冷風穴との断定ができなかった。煙は外側に押し出される様子が確認された。
 3者は、山中の天気が雨か曇りで風が吹いていたことから条件がそろわず、確認できなかったとしている。
 風穴研究会の鳥潟会長は「風がなく晴れていれば確認できるはず。今後1年ほどかけて調査したい。確認できれば研究などを行う『風穴サミット』の県内開催にもつなげたい」、田代岳を愛する会の渡部会長は「風穴を確認し、五色の滝周辺の自然の付加価値を高めたい。悪天候で登山できないときなどに有効活用できれば」とそれぞれ期待していた。

 

ハローキティ 8月1日からスタンプラリー 北秋田市

2019-07-30
スタンプラリーの台紙
 北秋田市は8月1日から、市のふるさと大使「ハローキティ」のデザインを使ったスタンプラリーを実施する。スタンプ数に応じて先着順でオリジナルグッズをプレゼントする。10月31日まで。
 台紙は東北地方の道の駅などに置く。スタンプが押せる施設は▽市観光物産協会(松葉町)▽大太鼓の館(綴子)▽伊勢堂岱遺跡縄文館(脇神)▽北欧の杜公園センターハウス(上杉)▽浜辺の歌音楽館(米内沢)▽四季美館(阿仁前田)▽太平湖遊覧船(森吉)▽伝承館・異人館(阿仁銀山)▽森吉山阿仁スキー場山麓駅(阿仁鍵ノ滝)▽くまくま園(阿仁打当)の市内施設。
 それぞれ異なるデザインのスタンプで、3個集めると参加賞としてポストカード(3枚組、先着3000人)、10個でクリアファイル(先着1000人)がもらえる。
 さらに抽選で▽コンプリート賞=ペアグラスと伏影のリンゴジュース(スタンプ10個、3人)▽ふるさと賞=市の特産ギフト(同6個、30人)が当たる。コンプリート賞の抽選にもれた人を対象に、サンリオピューロランドペアチケット(2人)が当たる「ダブルチャンス賞」も用意した。
 各施設には写真撮影に適したスポットを設ける予定。日帰りで楽しめるモデルコースも設定し、観光客らに周遊してもらうという。29日の定例会見で津谷永光市長が発表した。「家族や友人と市内を巡りながらお楽しみいただきたい」などと述べた。
 参加賞の配布や抽選応募の窓口は市観光物産協会、四季美館、阿仁合駅観光案内所。問い合わせは市商工観光課(☎0186・62・5370)。
 

産前・産後の母親支援 自宅訪問し相談相手に 大館市が県内初 孤立防ぐサポーター配置

2019-07-29
 大館市は妊婦や出産直後の母親の孤立を防ごうと、「産前・産後サポーター」を配置し、自宅を訪問して育児の悩みを聞くなど、話し相手となる事業を開始する。県内の市町村では初の取り組み。育児ストレスなどで支援が必要な家庭には、家事代行サービスの利用料を補助する事業も新たに行う。両事業は8月から開始。健康課は「妊娠から出産、子育てまで切れ目のない支援を充実させたい」と話す。
 市は、子育て世代包括支援センター「さんまぁる」を2016年、市保健センター内に開設。市健康課の保健師3人と嘱託の助産師、保健師の計5人体制で、相談を受け付けている。出産先の病院への「病棟訪問」、妊娠34週と生後2週に電話をかける「電話訪問」で直接悩みを聞く市独自のプログラムを提供し、継続的な支援につなげている。
 さんまぁるが2018年度に受け付けた相談は、病棟・電話訪問を含め1622件。健康課によると、初妊婦や若年者を中心に「子育てが不安」「転勤で移住し、身近に知り合いがいない」「夫の帰宅が遅く、頼れる家族がいない」などの相談が多く、子育てを1人で背負う母親の姿が浮き彫りになった。「相談体制は整ってきたが、生後2カ月まではつなげる先のサービスが不足している」とし、新規事業を立ち上げた。
 「産前・産後ママサポート事業」は、県子育て支援員の資格を持つ嘱託職員1人を配置。母親の依頼を受け、自宅を訪問して話し相手となり、悩みを傾聴する。子育てサークルに付き添うなど外出のきっかけづくりも行う。市に住所がある妊婦と生後12カ月までの子どもを育てる母親が対象で、1回1~2時間。利用日の1週間前までに連絡する。
 「養育支援訪問事業」は、妊娠期から子どもが産後3カ月までの間の支援を必要とする家庭が対象。家事代行サービス1回1時間(3000円分)の無料利用券を8回分交付し、市の委託業者が食事の準備や洗濯、掃除などを行う。年80人の利用を見込み、申請後、市が審査し、利用決定する。
 健康課は「出産後は体の回復まで2カ月はかかるとされ、家事代行利用で母親の心身の休養を確保し、適切な養育につなげたい。1人で子育てに悩まず、気軽に産前・産後サポートを利用してほしい」と呼び掛けている。
 問い合わせはさんまぁる(電話0186・43・7101)。

鷹南ナイン、雨に泣く 全県少年野球 6回に先制も最終回に逆転喫す

2019-07-29
鷹巣南は6回、暴投の間に三走の竹村が生還し先制(八橋球場)
 第4日の28日は、秋田市の八橋球場で準決勝を行った。北鹿勢は、鷹巣南が秋田北と対戦。5回まで拮抗(きっこう)し、6回に相手のミスを突いて先制するも、最終回に逆転されて初の決勝進出を逃した。これで北鹿勢は姿を消した。
 ◇準決勝【八橋球場】
秋田北 0000009 9
鷹巣南 0000010 1

 ▽二塁打=菅原(秋田北)、戸澤(鷹巣南)▽併殺=秋田北1▽暴投=秋田北2、鷹巣南2
 鷹巣南は終盤に先制点を挙げるも、最終回に投手陣が乱れて逆転負け。
 5回まで両者無得点で試合が動いたのは6回。鷹巣南は先頭の竹村が四球で出塁すると、佐藤聖の犠打で1死二塁に。続く藤島の内野ゴロの間に三進し、暴投で貴重な先制点を挙げた。
 しかし最終回の守りは、1死から四死球や内安打で満塁のピンチを招き、押し出しで同点に。その後2点適時打を浴びてリードを広げられると、投手陣の制球が定まらず、4連続四死球を与えるなど、この回9点を奪われ、力尽きた。
 鷹巣南・佐藤謙吾監督の話 1点勝負を予想していた。今まで取り組んできたミスを突く走塁で大事な1点を取れたが、雨のタイミングが悪すぎた。
印刷に関するご案内
ご案内
広告に関するお問い合わせ
お問い合わせ
購読のお申し込み
購読お申し込み
掲載写真のご購入
ご購入お申し込み
後援のお申し込み
資料請求
記事・写真等2次使用について
資料請求
株式会社 北鹿新聞社

〒017-0895
秋田県大館市字長倉79
TEL.0186-49-1255(総務課)
FAX.0186-43-3065(総務課)
 
*日刊新聞発行および一般印刷*
TOPへ戻る