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阿仁診療所建設場所 市長「納得いただいた」 北秋田市12月議会開会

2018-12-12
大綱質疑などを行った12月定例議会(議場)
 北秋田市の12月定例議会は11日開会した。会期を21日まで11日間と決めた後、2018年度一般会計補正予算や阿仁診療所の工事請負契約の締結など22議案を上程、大綱質疑を行って散会した。
 提出議案は、奨学資金貸し付け条例の一部改正など条例関係2件、各会計補正予算案関係11件、市過疎地域自立促進計画の変更や大太鼓の館の指定管理者の指定など単行議案9件の計22件。
 一般会計補正予算は歳入歳出とも2億8133万9000円を追加し、補正後の総額は243億2223万5000円。歳出は結婚生活応援金の報償費150万円、入院費の増加に伴う扶助費8664万7000円、除雪費用の増額に伴う道路維持費9405万3000円などを盛り込んだ。
 大綱質疑では、工事請負契約の締結に関する議案が上程された阿仁診療所の改築工事について質疑があった。新たな建物は現診療所の駐車場に建設予定で、総事業費は約5億円、20年12月に完成する見込み。
 議会報告会で阿仁庁舎付近への建設を求める住民の声を聞いたという議員が「地域住民の合意は得られていると判断してよいのか」と質問。津谷市長は「下(庁舎周辺)を根強く希望する人もいるが、(現診療所周辺への建て替えは)やむを得ないという話もあった。地元の方々との意見交換会で当局の立場を説明し、納得いただいたものとして進めている」と述べた。

21世帯、高齢化率9割でも 集い笑えば明るい地域 大館の赤石沢長瀞

2018-12-12
にぎやかに会話しながら作業する住民(赤石沢長瀞会館)
 大館市の赤石沢長瀞(ながとろ)地区の住民でつくる「高齢者元気づくりの会」(佐々木敬子代表)は、高齢化が進む地域で互いの安否確認や引きこもり防止を狙いに毎月交流の場を設けている。8日は大館アメッコ市(来年2月9、10日)の会場などに飾るジャンボ枝アメ作りに取り組み、町内会館にはにぎやかな笑い声が響いた。
 同会によると、同地区は21世帯があり、高齢化率は9割に近い。高齢者が増える中で「元気で楽しい地域にしよう」と、2013年から65歳以上の住民たちで毎月1回、町内会館に集まることにしている。
 活動は健康をテーマにした講演会、体操、恵方巻き作りなどさまざま。終了後は食事をしながら、日常生活や最近の出来事について会話するのが恒例となっている。
 会員の佐々木良子さん(72)は「好きなように遠慮しないで話せる。みんなと笑い合えてとても楽しい」と話す。
 この日は10人がジャンボ枝アメ作りに取り組んだ。包装したアメ800個を長さ3~4㍍のミズキの枝2本に取り付け、縁起札も飾り付けた。丁寧に作業しながらも分け隔てなく方言で話し、笑い、どこからともなく返事が返ってくる。にぎやかで明るい光景が広がっていた。
 佐々木代表(77)は「高齢者は街に行く手段が少なく、外出する機会も少ない。集まって笑い合うことで話題も増え、地域も明るくなってきた。みんな年のわりに若く見えるでしょ。互いを見守りながらみんなで楽しく過ごせる地域になれば」と話した。

かづの厚生病院の患者に 歌声で元気届ける 草木小がXマスコンサート

2018-12-12
合唱を披露する草木小の児童たち(かづの厚生病院)
 鹿角市草木小学校(成田勇信校長)の児童たちが11日、かづの厚生病院を訪れ、合唱やリコーダー演奏を披露し、入院患者などに元気を届けた。
 「患者の入院生活の癒やしになれば」と、毎年12月にクリスマスコンサートが開かれている。全校児童26人が訪れた。
 会場となった病院エントランスホールの壁には、サンタクロースの人形や電球が飾られクリスマスムード。入院患者、外来患者が集まった。児童は赤いサンタの帽子をかぶって登場。代表が「この日に備えて練習してきました。最後まで楽しんでください」と呼び掛けた。
 全員で校歌を斉唱した後、3、4年生が人気曲「USA」のダンスを披露。1、2年の合奏、5・6年のリコーダー演奏と続いた。最後に全員で「ふるさと」「フレンドシップ」を歌い上げると、アンコールの声が上がり、さらに1曲を披露した。
 来場者の間に児童が入り、手書きのメッセージを添えたポケットティッシュをプレゼントした。

上小阿仁村 自動運転サービス 長期実験がスタート 運行課題検証へ 2月1日まで

2018-12-11
上小阿仁村役場前の国道交差点を渡る自動運転車両(小沢田)
 自動運転サービスの実用化を目指した国交省の長期実証実験が9日、上小阿仁村の道の駅「かみこあに」を拠点に始まった。ドライバーなしでも走る実験車両が2月1日まで村内3ルートを運行。運行管理の技術的な課題や将来的なビジネスモデルを検証する。
 実験車両はヤマハが開発した小型自動車(7人乗り)。ゴルフカートのような形状で、電気で動く。実験ではあらかじめ道路に埋められた電磁誘導線から磁力が発せられ、車両のセンサーが感知し、設定されたルートをなぞるように走る。昨年12月に村内で短期実験を行った結果、積雪路面での安全走行が「ほぼ確認された」(国交省道路局・池田豊人局長)という。
 2年目の今回は安全走行に加えて「スマートフォンなどによる予約システムの利便性」「将来の運営体制を想定した役割分担、協力体制」「道の駅への商品輸送」「事業採算制」などの課題を検証する目的で行う。
 ルートは道の駅を発着点に、村役場周辺を回る「小沢田ルート」(1周約20分)、「堂川ルート」「福館ルート」(ともに約40分)の三つで、乗車日前日までの予約制。午前と午後に各ルート1便ずつの計6便。道の駅内の実験事務局で扱うチケット(1枚20円)が必要。運行は36日間で、22日から1月9日の期間を除く。
 実験初日は今冬一番の大雪に見舞われ、村中心部は20㌢近い積雪となった。路面も凍結が心配されたが、実験車両はスタッドレスタイヤを装着し走行に支障はないという。
 正午ごろ、道の駅周辺を7分程度で1周する簡易ルートで試乗が行われた。乗務員が運転席に座っていたものの、ハンドル脇のバーに両手を添えるだけで運転操作は一部だけ。時速10㌔ほどで、国道の交差点もスムーズに渡った。道の駅内には乗車予約を受け付けるスペースも設置され、タブレットなどで操作する様子が公開された。
 試乗した村民の一人、清水俊一さん(76)は「運転免許を返納する高齢者が増えているので、自動運転サービスを『利用したい』という村民もいる。関心は高いと思う」と話し、実用化を期待した。
 実験前のセレモニーで小林悦次村長は「交通弱者が増え、外に出なくなれば健康の維持ができなくなる」と村の実情を訴え、「雪道や坂道の課題が解消することで全国どこでも通用するサービスになる」とあいさつした。本県選出の国会議員、周辺首長、行政関係者ら約60人が出席した。

 

小坂七滝ワイナリー 甘口「クリスマスヌーヴォー」  15日に発売

2018-12-11
15日から数量限定で販売される「クリスマスヌーヴォー」のロゼ㊧と白
 クリスマスの時期に合わせた日本ワインの新酒「クリスマスヌーヴォー2018」の発表会が8日夜、小坂町天使館で開かれた。町などで今秋収穫したばかりのブドウを原料に、特殊製法で仕上げた、いずれも甘口のロゼと白の2種類。15日から各1000本限定で発売する。
 町の第三セクター・小坂まちづくり会社が、昨年に続く第2弾として発表した。ロゼにヤマブドウ交配種の「ワイングランド」、白に「ナイアガラ」を使い、町のワイン製造施設「小坂七滝ワイナリー」で醸造した。
 特殊な搾汁機を使用し、自然に流れ出た果汁100%を使用した「フリーランワイン」となってる。いずれもクリスマスや年末年始のスイーツ、鶏肉料理などと相性がぴったりで、冷やして味わうことができる。
 発表会で細越満町長は「昨年は、発売からわずか3日で店頭からなくなるほどの注目を集めたクリスマスヌーヴォー。今年は生産基盤を増強し、さらに仕込み方にこだわった」とあいさつ。同社の髙橋竹見社長は「小坂ならではの醸造で、シャンパン酵母を使い低温発酵させ、香り豊かなものになった」と紹介した。
 来場者の試飲も行われ、一足早く新酒の味を堪能した。
 ワインは1本(720㍉㍑、アルコール度数9・5度)1500円(税別)。15日から町内外の酒販店、小売店で販売される。

 
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日沿道全線開通など 県北部市議会連絡協議会 県選出国会議員に要望

2018-11-29
要望事項を説明する各市議会議長ら(金田勝年議員の事務所、大館市提供)
 県北部市議会連絡協議会(会長・佐藤久勝大館市議会議長)はこのほど、中央要望活動を行い、県選出国会議員らへ「日本海沿岸東北自動車道の早期完成について」など5項目の要望書を提出した。
 協議会は、大館市と鹿角市、北秋田市、能代市の4市議会で構成。共通する地域課題について協議するとともに、相互の親睦と交流を図る目的で設置している。10月24日には大館市で本年度の総会を開き、要望活動の実施などを決定していた。
 要望したのは▽能代港を活用した地域振興について▽日本海沿岸東北自動車道の早期完成について▽八戸・能代間、北東北横断道路の整備促進について▽医師確保と地域への均衡ある医師配置について▽道路整備予算の確保について―の5項目。
 このうち、日本海沿岸東北自動車道の早期完成は「二ツ井白神IC―小繋IC(仮称)間について、道路の速達性や定時性、安全性の確保を可能とする整備を要望する」などとしたほか、道路整備予算の確保については「安定的・持続的な予算枠の確保と公共事業関係予算の大幅な増額」や「老朽化対策の推進と地方公共団体への支援」を求めた。
 要望活動には佐藤会長のほか、各市議会の議長、副議長らが参加。金田勝年衆院議員をはじめ、衆参両院の県選出議員、県出身議員の国会事務所を訪問し、要望の実現への協力を要請した。

 
 

旧正札本館解体「安全、確実に」 福原市長行政報告 大館市12月議会・開会

2018-11-28
福原市長が行政報告を行った大館市の12月定例議会本会議(市役所)
 大館市の12月定例議会は11月27日開会し、会期を12月13日までの17日間と決めたあと、福原淳嗣市長の行政報告と議案の上程、質疑を行い、散会した。市長は行政報告で、来年10月の県種苗交換会の大館市開催が決定したことや、タイの脳性麻痺(まひ)スポーツ協会との間で東京2020パラリンピックの事前キャンプに関する覚書を締結したことなどを報告。外装材の裏側からアスベストを含有する吹き付け材が見つかった旧正札竹村本館棟の解体工事については「安全に配慮しながら、確実に実施したい」などと述べた。
 市立総合病院で10月、医師と技師による酒気帯び運転が相次いで発生したことを受け、佐々木睦男病院事業管理者が本会議の冒頭で陳謝。福原淳嗣市長も行政報告に先立ち、職員の綱紀粛正を図ったことなどを説明した。
 行政報告では、県種苗交換会の大館市開催について「11月4日の県農業協同組合中央会理事会で、来年10月に予定される交換会の大館市開催が決定した。市での開催は2001年以来、18年ぶり」とした。その上で「交換会の成功に向けてJA秋田中央会およびJAあきた北と連携しながら準備を進めるとともに、農業を起点とした産業の活性化を図るため、地場産品のPRや商工業者と連携したイベントを企画するなど、鋭意取り組みたい」と述べた。
 タイとのパラリンピック事前キャンプに関する覚書の締結では「ボッチャ競技と陸上競技の事前合宿が本市で行われる。12月15日には、タイのパラリンピック委員会の会長および脳性麻痺スポーツ協会会長、ボッチャ・ナショナルチームの選手が、視察のため本市を訪れる予定」などと報告。「今後、多くの人々にボッチャに触れてもらう機会を設け、競技の普及を図るとともに、ホストタウンとしてさまざまな交流事業を進めたい」とした。
 旧正札竹村本館棟の解体工事でのアスベスト除去については「関係機関と協議した上で、安全に配慮しながら確実に実施したい」と報告。除去費用や工期延長については「定例会で詳細を説明した上で、解体工事の契約変更を追加提案したい」と述べた。
 提出したのは、一般会計などの補正予算案のほか、コンビニエンスストアでの印鑑登録証明書交付開始に伴う印鑑条例の一部改正案、指定管理者を指定する議案など、議案26件と専決処分の報告1件。
 一般会計補正予算案は、3億1967万8000円の追加で、補正後の予算総額は348億9144万円。前年同期との比較では、6億8262万4000円(1・9%)減少している。歳出の主なものは、比内地鶏大規模モデル経営体育成事業費補助金に1772万4000円、大館駅周辺整備事業負担金に3118万8000円、ふるさと応援寄付推進事業費追加に1億1749万5000円などを計上した。

日沿道未開通区間 早期開通へ決意新た 北秋田市同盟会が視察

2018-11-28
現場で工事概要の説明を受ける参加者(蟹沢IC)
 北秋田市日沿道建設促進期成同盟会(会長・津谷永光市長)は27日、大館能代空港IC(インターチェンジ)―小繋IC間の現場視察を行った。参加者が鷹巣西道路や、二ツ井今泉道路の起点となる小繋トンネル(仮称)などの工事の進捗状況を確認し、早期開通を目指して気持ちを新たにした。
 同市管内を含む未開通区間は、二ツ井今泉道路4・5㌔、鷹巣西道路5・3㌔、大館能代空港ICに関連するすりつけ区間1・7㌔。
 現場視察には同盟会に加入する民間団体、市議会関係者など約40人が参加。道の駅「ふたつい」で開会式が行われ、津谷市長は「高速道路はつながってこそ価値がある。一日も早く全線開通ができるよう支援や要望活動をお願いしたい」とあいさつした。
 参加者が未開通区間にあるトンネルやバイパスの工事現場4カ所をバスで視察。現場では能代河川国道事務所の須藤隆之工務二課長、県北秋田地域振興局の近藤雅企画・建設課長が説明を担当した。
 県が施工する鷹巣西道路は、翔鷹大橋から建設中の蟹沢IC(仮称、同市坊沢)までの既存道路を活用する区間と、緑が丘から小ケ田までのバイパスを新設する区間に分かれている。
 蟹沢ICでは、現道を約5㍍高くして自動車専用道路を整備。振興局によると、今後は盛り土を行った部分に舗装を行う予定で、利便性を損なわないよう生活道路を設ける工事も同時並行で実施している。参加者はICの頂上に上り、一般車両が現道を通過する隣で工事が進められている様子を見学した。

大館囃子「正調」の保存伝承を 初の教則DVD 年度内の完成見込む

2018-11-28
演奏の収録作業に臨む保存会員(大館市民文化会館)
 大館市歴史的風致維持向上計画と連動して、民間主体の活動を推進する「大館市文化遺産活用まちづくり実行委員会」(長谷川文悦委員長)は、市指定無形民俗文化財・大館囃子の教則DVD作成事業を進めている。正調の保存・伝承と後継者育成を目的にした初の取り組みで、今後の指導などに役立てたい考え。既に演奏の収録作業を終え、本年度内の完成を見込んでいる。
 まちづくり実行委は2月に発足。大館神明社例祭余興奉納実行委、大館ばやし保存会、市郷土芸能保存協会、大館・北秋田建築士会の民間4団体で組織する。計画の充実を目指し、地域文化遺産を生かした各種事業を展開している。
 大館囃子は、400年以上続くとされる大館神明社例祭で奉納される祭り囃子の総称。京都祇園囃子の流れをくむとされる。伝承曲は「寄せばやし」「大館祇園ばやし」「剣ばやし」「還り山」の4曲。2001年8月に市の文化財指定を受けた。
 過去にはCDや譜面等の作成も行われたが、伝承は目で見て耳で聞く形が主流となっている。楽器ごとの映像や音源をまとめて残した資料はなく、後世へ正確に継承するため、神明社例祭実行委が教則DVD作成を企画、まちづくり実行委の事業として取り組むことにした。事業費は約420万円。演奏は大館ばやし保存会、撮影・録音は秋田市の映像制作会社に依頼した。
 収録作業は25日に大館市民文化会館で実施。ステージ上にマイクが置かれ、客席からカメラが向けられる中、始めに保存会員15人が大太鼓、小太鼓、笛、三味線、鉦(かね)で伝承4曲を合奏。緊張した表情を見せながら、息の合った動きで優雅な音色を奏でた。
 続いて楽器ごとの収録も行われ、演奏時の所作や指の動きなども細かく映像に収めた。
 大館ばやし保存会長も務める長谷川委員長は「参加各講でいろいろな指導、演奏方法があるが、基本となる音源・映像を記録として残すことが大事。保存伝承のため有効に活用していきたい」と話した。
 教則DVDは約100枚作成する予定。編集作業を経て、本年度内に完成する見込み。大館囃子の講習会などで活用する予定で、祭りの普及、後継者育成、指導のために役立てる。

北鹿巡るルートなど設定 函館・津軽・秋田観光推進協 秋田市で第2回会合

2018-11-27
北鹿3市町の首長らが出席した協議会(秋田市)=大館市提供
 北海道南部と北東北への観光客誘致を目指す第2回函館・津軽・秋田広域観光推進協議会が26日、秋田市のホテルメトロポリタン秋田で開かれた。大館市や北秋田市、小坂町などの首長らが出席。県内へのクルーズ船寄港増を見据えた周遊商品造成の働きかけなど、より具体的な取り組みを進めていくことを申し合わせた。
 JR東日本秋田支社の呼び掛けで北鹿3市町のほか、大館などと3D連携を進める函館市と仙北市、能代市や男鹿市、秋田市、大仙市、横手市、弘前市、JR北海道函館支社の計13団体で昨年12月に発足。道南―北東北エリアの広域的な周遊ルートを形成することで、交流人口拡大と観光流動促進を図る狙いがある。
 本年度の実績によると、夏秋に特化した広域観光パンフレット(12㌻)2万部を7月に作製し、イベントや道の駅などで配布。「周遊」の文字が目について手に取る人が多かったという。観光キャラバンは7月から11月にかけて計3回、東京都内の主要駅で展開。商品パンフレットは既存の「青函周遊の旅」に秋田・津軽エリアを追加する形で、北鹿地方などを巡る2コースを設定した。
 このほか秋田港や船川港(男鹿)、能代港に入港したクルーズ船計11隻のオプショナルツアーとして22コースを実施、計約1500人が参加した。
 次年度の取り組みとして、基本方針は▽好評だったパンフレットや観光キャラバンの内容充実、改善点を踏まえ継続▽増加傾向にあるクルーズ船観光客を取り込むため、オプショナルツアーに対する働きかけも継続▽旅行中に詳細な計画を立てない観光客向けのモデルコースボード設置や、訪日外国人向けモデルコース周知ツール作成―の3本柱。
 パンフレットは各市町からモデルコースを提案してもらい、観光消費額の増加に向けて立ち寄り時間を長めに設定。通年型で多言語化にも対応し、二次交通情報や観光スポットをより詳細に掲載する。
 観光キャラバンは年3~6回程度、首都圏の主要駅で実施する。物産展の同時開催や周遊をイメージしやすい自治体同士での共同PR、各市町のニーズに沿ったアンケート作成などに取り組む方針。首都圏駅以外での観光・物産PRも盛り込んだ。
 クルーズ船に対しては函館・角館・増田方面のツアー、五能線を利用した十二湖などへの旅行商品造成を働きかける。
 モデルコースボードは会員自治体内の主要駅に設け、観光客の周遊を支援する。周知ツールはインターネット上の専用サイトに接続するQRコード付きのチラシを作り、空港や観光案内所などで配布する。

10月のニュース

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県種苗交換会 「本県農業の底力を」 9年ぶり秋田市で開幕 農作物2100点

2018-10-31
9年ぶりに秋田市での開催となった県種苗交換会の展示会場(秋田拠点センター・アルヴェ)
 国内最大級の農業の祭典、第141回県種苗交換会(県農協中央会主催)が30日、秋田市で開幕した。出品農産物は前年を204点上回る2126点。7月の異常高温に加え、大雨や台風で産地が被害を受ける中、展示会場となった秋田拠点センター・アルヴェには農家が丹精込めて育てた農作物が並んだ。市協賛会は期間中の人出を、前回開催(2009年)時の105万人以上と見込んでいる。
 キャッチフレーズは「秋田から 広がる食農 つながる未来」。来月5日までの7日間、主会場のアルヴェやエリアなかいち、旧秋田空港跡地などで各種展示や行事が行われる。
 アルヴェで行われたオープニングセレモニーでは、JA秋田中央会の船木耕太郎会長が「歴史と伝統を誇る農業の祭典。多くの人に本県農業の底力を感じてもらい、食と農への理解が深まることを期待している」とあいさつ。関係者らでテープカットを行い、祭典の幕を開けた。
 出品された農産物は▽水稲55点▽畑作物及び工芸作物366点▽果樹278点▽野菜866点▽花き382点▽農林園芸加工品・工芸品91点▽畜産品及び飼料48点▽林産品40点。
 秋田市は朝から雨模様で展示会場への出足はやや鈍かったものの、徐々に来場者が増え始め、農家の努力の結晶を一品ずつ丁寧に観賞する姿がみられた。
 明治初期からの長い歴史と伝統を誇る交換会は、31日にメイン行事の談話会を県JAビルで開催。「農業者の所得増大に向けた低コスト・省力化栽培技術について」をテーマに関係者が意見を交わす。
 このほか、JA地産地消展や学校農園展、最新農業機械の展示・実演、植木・苗木市、物産販売展などが各会場で開催される。

 
 

八幡平山頂が雪化粧 アスピーテラインの一部 今季初の終日通行止め

2018-10-31
寒気の影響で、標高の高い八幡平では地面や草木が雪化粧した(蒸ノ湯ゲート周辺)
 十和田八幡平国立公園内の秋田、岩手両県にまたがる八幡平(標高1613㍍)の山頂付近で30日、寒気が流れ込んだ影響で雪が降った。鹿角市と岩手県八幡平市を結ぶ観光道路「八幡平アスピーテライン」(主要地方道大更八幡平線)は一部の区間で、今季初めて積雪による終日通行止めになった。
 アスピーテラインは全長47・2㌔。毎冬20・4㌔区間で閉鎖され、本県側の閉鎖区間は後生掛ゲートから県境付近までの9・8㌔。
 今年は夜間・早朝に路面凍結、積雪の恐れがあるため、10月15日から夜間通行止め(午後5時~翌朝8時30分まで)を行っている。
 本県側の道路を管理する県鹿角地域振興局によると、29日遅くから30日明け方にかけて雪が降り、山頂付近では5㌢ほど積もった。この影響で、本県側は標高1150㍍の蒸ノ湯ゲートから山頂の見返峠まで7㌔を、午前8時30分から終日通行止めにした。
 蒸ノ湯ゲート周辺では午前9時過ぎ、雪の降り方が強まり、地面や草木など辺り一面があっという間に雪化粧した。通行止めを知らずに訪れた愛知県豊橋市の男性(77)は「盛岡に抜けようと思っていたが、雪は予想もしていなかった」と残念そうな表情で引き返した。
 冬期間の全面通行止めは、11月5日から来年4月15日までの予定。

 
 

高校生が最新林業機械を体験 北秋田 担い手確保に学習会

2018-10-31
ベテラン作業員の指導で林業機械を操作する生徒(阿仁真木沢)
 北秋田森林・林業振興会(畠山清志会長)主催の高校生を対象にした高性能林業機械操作体験学習会が30日、北秋田市阿仁真木沢の山林で行われた。森林や林業について学習している秋田北鷹高校の生徒がプロの指導で林業機械の操作を体験した。
 林業の担い手確保などを目的に毎年行っている取り組みで、林業分野の就業を目指している高校生にとっては、ベテラン作業員からの直接指導で技術を習得する機会となっている。
 この日は緑地環境科1年の33人が参加。講師を務める山一林業の社員によるチェーンソーを使った木の伐採を見学した後、4班に分かれて機械の操作を体験した。
 チェーンソー操作では丸太の切断に挑戦。刃を木に入れた瞬間に体が引っ張られるほどの衝撃があり、生徒たちは慎重に作業することの大切さを学んでいた。
 伐採した木の枝払いと切断を行う「プロセッサ」、切断した木材を集めて運搬する「フォワーダ」などの操作体験も行われ、機械化された最新の林業現場に理解を深めていた。

 
 

展示施設 「秋田犬ファースト」確認 ネットワーク会議設立

2018-10-30
情報共有などを目的に設立された秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議(秋田市)
 秋田犬の適切で効果的な展示と情報発信のあり方などを共有しようと、県は29日、関係者らによる「秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議」を設立した。大館市が運営するJR大館駅前の「秋田犬ふれあい処」で今夏、来場者との触れ合いが原因とみられるストレスで一匹が体調を崩したことから、「秋田犬ファースト」の取り組みを進めていくことを確認した。
 秋田犬の展示を行う関係者間で情報共有を図り、適切な展示と展示情報を国内外に発信し、誘客を図るのが目的。秋田犬保存会など展示施設の事業者や運営主体の市町村、県から約20人が出席した。
 秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれた会議でははじめに、県観光振興課の成田光明課長が「近年の秋田犬人気を受け、県内でふれあい展示施設が増加する一方、予想を上回る観光客で体調を崩す犬も出てきている。犬にストレスのない形で楽しんでもらう、秋田犬ファーストの取り組みが大事になる」などとあいさつ。会則などを承認後、展示時の注意事項や情報発信について意見を交わした。
 犬との触れ合いを許可している施設は、ストレス軽減対策として「展示日数を減らしたり、スペースを拡大している」「体調面を考慮し、休憩を取っている」などと報告。県動物管理センターの須田朋洋主査は「犬の事故は秋田犬が最も多い。飼い主には忠実だが、知らない人は警戒するという気質を来場者に啓発してほしい」と呼びかけた。
 大館市観光課の石田徹主査は、秋田犬ふれあい処で雌の飛鳥(2歳)が体調を崩して休養したことを受け、「柵越しの展示に切り替え、『触る』をやめた。代わりに、秋田犬の歴史やハチ公のエピソードを伝えるなど『知る』に力を入れている」などと説明した。同施設は昨年8月のオープンから1年間で2万人を超える観光客らが来場している。
 このほか、「カメラのフラッシュは使用しない」など、各施設が来場者に呼びかけている注意事項も報告された。
 県によると、県内の秋田犬展示施設は大館市や北秋田市、秋田市などの13。会議に先立ち、秋田市内の2施設を現地視察した。

 
 

北秋田市 成田為三の命日 墓前で「浜辺の歌」を合唱

2018-10-30
成田為三の墓前で「浜辺の歌」を合唱する参加者(龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏が行われた。市内の合唱団など約50人が代表曲「浜辺の歌」を高らかに歌い、功績をたたえた。
 為三は1893年、旧森吉町米内沢生まれ。東京音楽学校で作曲を学び、「浜辺の歌」をはじめとする数々の名曲を生み出した。演奏会は1957年から始まり、現在は地元の合唱団が参加している。
 浜辺の歌音楽館少年少女合唱団、コール・もりよし、る・それいゆの地元合唱団3団体や関係者らが参加。遺影が飾られた墓の前で奥山亮修住職が読経し、参加者は静かに手を合わせていた。
 少年少女合唱団が「雨」「かなりや」、コールもりよしとる・それいゆが「ほろほろと」を歌った。最後は参加者全員で「浜辺の歌」を合唱し、ふるさとが生んだ偉大な作曲家をしのんだ。
 
 
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